JP2007175842A - 切削工具 - Google Patents

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Abstract


【課題】 高速切削可能であり、簡単な構成でカートリッジの飛散を防止する切削工具を提供する。
【解決手段】 切削工具1は、工具本体4とカートリッジ2と固定部材5とを含み、各固定部材5は、工具本体4の各取付面部9がカートリッジ2の各当接面部11にそれぞれ当接した状態で、工具本体4に形成されるねじ孔10とカートリッジ2に形成される貫通孔12とに挿通して設けられ、各当接面部11を各取付面部9に向かって押圧して、固定すするので、カートリッジ2に作用する遠心力などの応力によって、カートリッジ2が工具本体4から離脱して飛散するなど不所望に変位することを防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被削材を高速で加工する切削工具に関し、特に非鉄金属の切削に好適に用いられる切削工具に関する。
アルミニウム(Al)合金のような軟質材料の切削には、高精度の加工および高い生産性が求められ、これらを実現するための技術が種々開示されている。鋼材の切削に比べて軟質材料であるAl合金のフライス加工では、高速回転による高能率切削が望まれており、切削工具の回転数が高速化されている。Al合金のフライス加工には、超硬合金チップ、コーティングチップ、およびPCD(焼結ダイヤモンド)チップなどの高硬度のチップが用られている。たとえばPCDチップを用いることによって、切刃へのアルミニウム成分の溶着を防止することができ、仕上げ精度が向上し、高速切削に十分耐えることができる。
切削工具の高速回転で高能率な切削加工を行なう場合、切削工具の外周部に大きな遠心力が作用し、このためスローアウェイチップおよび保持部品が外部に飛散するおそれがある。このような問題を解決する従来の技術の転削工具が開示されている(特許文献1参照)。この転削工具では、先端外周部に凹溝が形成され、凹溝には先端にスローアウェイチップを備えたカートリッジが装着される。カートリッジは、ボルトで工具本体に固定される。カートリッジには、ボルトよりも先端側の位置でスローアウェイチップの近傍に、スローアウェイチップの上面と交差する方向にカートリッジの本体から突出する板状の突出部が形成される。突出部は、凹溝の底面に当接し、工具本体の径方向で突出部を貫通するねじ挿通穴が形成される。工具本体には、ねじ挿通穴の開口部に臨み径方向内側に向かうねじ孔が形成される。クランプねじは、ねじ挿通穴に挿通され、ねじ孔に螺合してカートリッジが工具本体に固定される。このようなクランプねじによって、カートリッジの先端部分が工具本体の径方向外側に変位することが抑制されている。
特開2000−288819号公報
前述の従来の技術の転削工具では、ボルトおよびクランプねじによってカートリッジが工具本体の半径方向に対して固定されているので、切削時の振動などによる緩みは、両方の部材に同様に影響を与える。したがって切削時の回転数を大きくすると、振動によってボルトおよびクランプねじが不所望に回転してカートリッジから離脱するおそれがある。したがって従来の技術の転削工具は、高速切削加工に適していない。また前記カートリッジには、突出部が設けられるので、構成が複雑であり製造コストが高いという問題がある。
したがって本発明の目的は、高速切削可能であり、簡単な構成でカートリッジの飛散を防止する切削工具を提供することである。
本発明は、工具本体と、
前記工具本体の外周面部に装着され、切刃が設けられたカートリッジと、
前記工具本体の先端部から前記切刃が突出した状態で、カートリッジを工具本体に固定する複数の固定部材とを含む切削工具であって、
工具本体には、工具本体の外周面部に複数の取付面部が形成され、各取付面部は平面を有し、各取付面部の平面に直交する方向に沿って、前記固定部材が螺合可能なねじ孔が各取付面部毎に形成され、
カートリッジには、カートリッジの外周面部に複数の当接面部が形成され、各当接面部は平面を有し、各当接面部は各取付面部にそれぞれ当接可能であり、各当接面部の平面に直交する方向に沿って、固定部材が挿入可能な貫通孔が各当接面部毎に形成され、
各固定部材は、各当接面部が各取付面部にそれぞれ当接した状態で、各貫通孔に挿通するとともに、各ねじ孔に螺合することを特徴とする切削工具である。
また本発明は、前記各取付面部は、互いに直交する平面をそれぞれ有し、
前記各当接面部は、互いに直交する平面をそれぞれ有することを特徴とする。
さらに本発明は、工具本体と、
前記工具本体の外周面部に装着され、切刃が設けられたカートリッジと、
カートリッジの少なくも切刃を除く残余の部分を覆う圧着部材と、
前記工具本体の先端部から前記切刃が突出した状態で、カートリッジを工具本体に固定する複数の固定部材とを含む切削工具であって、
カートリッジは、圧着部材によって工具本体に狭着され、
工具本体には、工具本体の外周面部に複数の取付面部が形成され、各取付面部は平面を有し、各取付面部に直交する方向に沿って、前記固定部材が螺合可能なねじ孔が各取付面部毎に形成され、
カートリッジには、カートリッジの外周面部に複数の当接面部が形成され、各当接面部は平面を有し、各当接面部は各取付面部に当接可能に形成され、
圧着部材には、圧着部材の外周面部に複数の装着面部と複数の開放面部と複数の圧着面部が形成され、
各装着面部は、平面を有し、工具本体に装着時に各取付面部に対向するよう形成され、
各開放面部は、各装着面部に対向して形成され、
各圧着面部は、当接面部を除く残余のカートリッジの外周面部に当接可能に形成され、
各装着面部に直交する方向に沿って、前記固定部材が挿入可能な圧着孔が各開放面部毎に形成され、
各固定部材は、各当接面部が各取付面部に当接し、各装着面部が各取付面部に対向した状態で、各圧着孔に挿通するとともに各ねじ孔に螺合することを特徴とする切削工具である。
本発明によれば、切削工具は、工具本体とカートリッジと固定部材とを含んで構成される。各固定部材は、工具本体の各取付面部がカートリッジの各当接面部にそれぞれ当接した状態で、カートリッジに形成される貫通孔に挿通し、工具本体に形成されるねじ孔に螺合する。したがって固定部材が螺進することによって、各当接面部を各取付面部に向かって押圧して、固定することができる。ねじ孔と貫通孔とは、各取付面部および各当接面部(以下、「各面部」ということがある)の各平面に直交する方向に沿って設けられるので、各取付面部に対して、カートリッジを直交する方向に固定部材によって押圧することができる。
複数の取付面部に対して各当接面部をそれぞれ当接した状態で、固定部材をねじ孔に対して螺進させることによって、カートリッジを押圧して固定することができるので、1つの面部に押圧して固定するよりも、切削時にカートリッジに作用する遠心力などの応力によって、カートリッジが工具本体から離脱して飛散するなど不所望に変位することを防ぐことができる。したがって被削材が非鉄金属から成り、高速切削してカートリッジが工具本体から離脱する方向への力が大きくなった場合であっても、複数の固定部材によって各取付面部にそれぞれ固定部材による押圧力が作用しているので、カートリッジが工具本体から離脱することを確実に防止することができる。また複数の取付面部に各当接面部がそれぞれ当接して固定されるので、工具本体に対するカートリッジの位置決め精度を高くすることができる。これによって被削材の加工面に対して切刃が傾いて当接することを防ぎ、切削時におけるカートリッジの変位に起因した面粗さの悪化を抑制することができ、被削材を高精度に加工することができる。また各面部に設けられる各孔は、各面部の平面に直交する方向に設けられるので、各面部に対して傾斜している孔よりも加工が容易で、かつ高精度に加工することができる。したがって複雑な構成でなくても、工具本体にカートリッジを固定する構成を実現することができる。
また本発明によれば、前記各取付面部は、互いに直交する平面をそれぞれ有し、前記各当接面部は、互いに直交する平面をそれぞれ有する。各面部の平面が直交するように形成することによって、各面部の平面が互いに傾斜して形成されるよりも加工を容易にすることができる。したがって本発明を実現するためのコストを低減することができる。また各取付面部に固定部材が螺進することによって作用する押圧力の合力を、工具本体の回転軸線に直交する方向となるように、各面部を形成することによって、切削時に作用する遠心力に対して、強固に工具本体にカートリッジを固定することができる。
さらに本発明によれば、切削工具は、工具本体とカートリッジと圧着部材と固定部材とを含んで構成される。工具本体の各取付面部が、カートリッジの各当接面部に当接し、圧着部材の各装着面部に対向し、圧着部材の圧着面部がカートリッジの外周面部に当接した状態で、複数の固定部材によって固定される。各固定部材は、圧着部材の圧着孔と工具本体のねじ孔に挿通して設けられ、各固定部材は、各当接面部を各取付面部に向かって押圧して、固定する。圧着孔は、各装着面部に形成されるとは限らず、各開放面部毎に形成される。ねじ孔および圧着孔(以下、「各孔」ということがある)は、各取付面部および各装着面部(以下、「各面部」ということがある)の平面に直交する方向に沿って設けられるので、各取付面部に対して、直交する方向に固定部材を螺進させてカートリッジを工具本体に押圧することができる。
複数の取付面部に対して各当接面部をそれぞれ当接した状態で、固定部材をねじ孔に対して螺進させて、カートリッジを押圧して固定するので、1つの面部に押圧して固定するよりも、切削時にカートリッジに作用する遠心力などの応力によって、カートリッジが工具本体から離脱して飛散するなど不所望に変位することを防ぐことができる。また各固定部材は、圧着部材がカートリッジの外周面部を覆った状態で、圧着孔を挿通して、カートリッジを取付面部に向かって押圧して、カートリッジを工具本体に固定するので、カートリッジが工具本体から離脱することを、圧着部材によって確実に防止することができる。
したがって被削材が非鉄金属から成り、高速切削してカートリッジが工具本体から離脱する方向への力が大きくなった場合であっても、複数の固定部材によって各取付面部にそれぞれ固定部材による押圧力が作用し、カートリッジが圧着部材によって覆われていることから、カートリッジが工具本体から離脱することを確実に防止することができる。また複数の取付面部に各当接面部がそれぞれ当接して固定されるので、工具本体に対するカートリッジの位置決め精度を高くすることができる。
これによって被削材の加工面に対して切刃が傾いて当接することを防ぎ、切削時におけるカートリッジの変位に起因した面粗さの悪化を抑制することができ、被削材を高精度に加工することができる。また各面部に設けられる各孔は、各面部の平面に直交する方向に沿って設けられるので、各面部に対して傾斜している孔よりも加工が容易で、かつ高精度に加工することができる。したがって複雑な構成でなくても、工具本体にカートリッジを固定する構成を実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図1は、本発明の第1の実施の一形態の切削工具1を簡略化して示す斜視図である。図2は、切削工具1の一部を拡大して示す正面図である。図3は、切削工具1の一部を拡大して示す側面図である。図1では、理解を容易にするため、切削工具1を構成するカートリッジ2を1個だけ示し、他のカートリッジ2を省略して示す。切削工具1は、切刃3が形成された複数のカートリッジ2、カートリッジ2を着脱可能に装着する工具本体4、およびカートリッジ2を工具本体4に固定するための複数の固定部材5を含んで構成される。本実施の形態では、カートリッジ2は、多数、具体的には4つのカートリッジ2が装着可能に構成される。以下、4つのカートリッジ2は、互いに同様の構成であるので、1つのカートリッジ2に関して説明し、残余のカートリッジ2の説明は省略する。
切削工具1は、フライス盤に保持される。フライス盤は、クランプした被削材と、保持した切削工具1とを相対的に移動駆動する移動駆動手段と、保持した切削工具1を軸線L1まわりに回転駆動する回転駆動手段とを含む。切削工具1は、工具本体4の軸線L1まわりに回転しながら被削材に接触することで、カートリッジ2に形成される切刃3が被削材を断続切削する。これによって被削材を予め定める形状に切削することができる。たとえば切削工具1を用いて、被削材に仕上げ加工などを施すことができる。切削工具1は、カートリッジ2の切刃3が摩耗または折損した場合には、新しいカートリッジ2に取り替えることによって、切削能力を回復することができる。
工具本体4は、たとえばアルミニウム合金またはスチール合金などで略円筒状に形成される。工具本体4の軸線L1が延びる方向である軸線方向の基端部にはフライス盤に保持される被保持部が形成される。また工具本体4の軸線方向の先端部の外周面部には、カートリッジ2の切刃3が先端部から突出した状態でカートリッジ2を保持する装着部6が形成される。切削工具1は、工具本体4にカートリッジ2が複数の固定部材5によって固定され、装着された状態で構成される。カートリッジ2の工具本体4に対する装着位置の調整は、図3に示す調整ねじ7を回動して行なわれ、カートリッジ2に調整ねじ7のヘッドを当接させて、調整ねじ7を工具本体4に対して、回動させることで位置決めされる。
カートリッジ2は、大略的に四角柱状に形成される。カートリッジ2は、たとえば、WCoを含む超硬合金等の基台に、PCD(焼結ダイヤモンド)またはCBN(立方晶窒化硼素焼結体)が切刃3(図1では省略して示す)としてロウ付けされたものが用いられる。以下、カートリッジ2が延びる方向を長手方向Bと称する。またカートリッジ2の長手方向Bに対して垂直な方向を、図1に示すように、厚み方向A、幅方向C、とそれぞれ称する。カートリッジ2の長手方向B一端部には、切刃3が形成される。カートリッジ2の長手方向B他端部には、前述した調整ねじ7のヘッドが当接する。カートリッジ2は、装着部6に複数、本実施の形態では2つの固定部材5によって固定される。カートリッジ2は、カートリッジ2の長手方向Bと工具本体4の軸線方向とが平行であり、軸線方向に直交する半径方向と、厚み方向Aおよび幅方向Cが直交するように、工具本体4に装着される。
カートリッジ2が工具本体4に装着された状態では、カートリッジ2が、工具本体4の装着部6を除く残余の外周面部を含む仮想平面の半径方向内方となるように厚み方向Aおよび幅方向Cの寸法が設定される。したがってカートリッジ2は、図1および図2に示す仮想線より、半径方向内方となるように構成され、仮想線から半径方向外方に突出しないように装着される。
各固定部材5は、カートリッジ2が工具本体4の装着部6に当接した状態で、カートリッジ2を互いに異なる押圧方向に装着部6に向かって押圧して、固定する。各固定部材5は、円柱状であって、外周面部に外ねじが刻設される。各固定部材5の軸線方向一端部には、半径方向外方に突出するフランジ部8がそれぞれ形成される。
工具本体4の装着部6は、工具本体4の外周面部にカートリッジ2の装着可能な数に応じて形成され、本実施の形態では4つの装着部6が形成される。各装着部6は、工具本体4の外周面部から半径方向内方に凹となるように設けられ、複数の取付面部9を含む。各取付面部9は平面を有し、各平面に直交する方向には、固定部材5が螺合可能なねじ孔10がそれぞれ形成される。本実施の形態では、2つの取付面部9の平面が、直交するように形成される。一方の取付面部9である第1取付面部9aは、長手方向Bおよび厚み方向Aを含む仮想平面に平行となるように形成され、他方の取付面部9である第2取付面部9bは、長手方向Bおよび幅方向Cを含む仮想平面に平行となるように形成される。
第1取付面部9aに形成されるねじ孔10である第1ねじ孔10aは、幅方向Cに沿って形成され、内周面部に内ねじが刻設される。第2取付面部9bに形成されるねじ孔10である第2ねじ孔10bは、厚み方向Aに沿って形成され、内周面部に内ねじが刻設される。各ねじ孔10に刻設される内ねじは、固定部材5の外周面部に刻設される外ねじに螺合可能に構成される。したがって各固定部材5は、各ねじ孔10に螺合させて各取付面部9に対して回動させることによって、各取付面部9に垂直な方向に移動可能である。第1ねじ孔10aは、工具本体4の軸線方向先端側に形成され、第2ねじ孔10bは、工具本体4の軸線方向の後端側に形成される。換言すると、第1ねじ孔10aは、長手方向一端寄りに形成され、第2ねじ孔10bは、長手方向他端寄りに形成される。第1ねじ孔10aと第2ねじ孔10bの長手方向の間隔は、カートリッジ2の長手方向の寸法より小さくなるように形成される。
カートリッジ2は、各取付面部9にそれぞれ当接可能な複数の当接面部11が形成される。各当接面部11は、平面を有し、本実施の形態では、2つの当接面部11が、直交するように形成される。一方の当接面部11である第1当接面部11aは、カートリッジ2の幅方向一方側の面部であり、他方の当接面部11である第2当接面部11bは、カートリッジ2の厚み方向一方側の面部である。第1取付面部9aの厚み方向Aの寸法は、カートリッジ2の第1当接面部11aの厚み方向Aの寸法よりも大きく形成され、第2取付面部9bの幅方向Cの寸法は、カートリッジ2の第2当接面部11bの幅方向Cの寸法よりも大きく形成される。また第1および第2取付面部9a、9bの長手方向Bの寸法は、カートリッジ2の第1および第2当接面部11a、11bの長手方向の寸法よりも大きく形成される。
各当接面部11の平面に直交する方向に固定部材5が挿入可能な貫通孔12がそれぞれ形成される。第1当接面部11aに形成される貫通孔12である第1貫通孔12aは、幅方向Cに沿って形成される。第2当接面部11bに形成される貫通孔12である第2貫通孔12bは、厚み方向Aに沿って形成される。貫通孔12は、カートリッジ2を工具本体4に固定するための孔となり、円筒状に形成される。各貫通孔12は、固定部材5が緩やかに挿入可能および回動可能に構成される。各貫通孔12の当接面部11と反対側の端部には、固定部材5のフランジ部8が収納可能な収納空間12cが形成される。したがって各貫通孔12に、固定部材5をそれぞれ挿通して挿入させることによって、固定部材5のフランジ部8が収納空間12cに収納され、フランジ部8の螺進方向への変位が規制される。フランジ部8は、収納空間12cにすべて収納されるように構成され、カートリッジ2からフランジ部8が不所望に突出しないように構成される。
第1貫通孔12aは、第1ねじ孔10aと同軸となるように形成され、第2貫通孔12bは、第2ねじ孔10bと同軸となるように形成される。したがって第1貫通孔12aは、工具本体4の軸線方向一端側である先端側に形成され、第2貫通孔12bは、工具本体4の軸線方向の他端側である後端側に形成される。換言すると、第1貫通孔12aは、長手方向一端寄りに形成され、第2貫通孔12bは、長手方向他端寄りに形成される。第1貫通孔12aと第2貫通孔12bとの長手方向Bの間隔は、第1ねじ孔10aと第2ねじ孔10bの長手方向Bの間隔と等しくなるように構成される。
各固定部材5は、各取付面部9が各当接面部11にそれぞれ当接した状態で、ねじ孔10と貫通孔12とに挿通して設けられ、各当接面部11を各取付面部9に向かって押圧して、固定する。一方の固定部材5である第1固定部材5aは、第1ねじ孔10aおよび第1貫通孔12aに挿通して、螺進することによって、カートリッジ2を幅方向C一方に向かって、第1押圧力F1で押圧する。他方の固定部材5である第2固定部材5bは、第2ねじ孔10bおよび第2貫通孔12bに挿通して、螺進することによって、カートリッジ2を厚み方向A一方に向かって第2押圧力F2で押圧する。したがって各固定部材5は、互いに異なる方向に、カートリッジ2を工具本体4に向かって押圧する。各固定部材5は、幅方向C一方および厚み方向A一方に向かってそれぞれ押圧するので、第1押圧力F1および第2押圧力F2の押圧方向は、互いに直交する。第1押圧力F1および第2押圧力F2の合力F3の向きは、工具本体4の半径方向内方となる。したがって工具本体4が回転すると、遠心力が工具本体4の半径方向外方に向かって作用するが、前述したように各固定部材5による合力F3を、この遠心力の反対方向に配置することができる。
以上説明したように本実施の形態の切削工具1は、工具本体4とカートリッジ2と固定部材5とを含んで構成される。各固定部材5は、工具本体4の各取付面部9がカートリッジ2の各当接面部11にそれぞれ当接した状態で、工具本体4に形成されるねじ孔10とカートリッジ2に形成される貫通孔12とに挿通して設けられ、各当接面部11を各取付面部9に向かって押圧して、固定する。ねじ孔10と貫通孔12とは、各取付面部9および各当接面部11(以下、「各面部」ということがある)に直交する方向に沿って設けられるので、各取付面部9に対して、直交する方向に固定部材5によって押圧することができる。
複数の取付面部9に対して各当接面部11をそれぞれ当接した状態で、カートリッジ2を固定部材5によって押圧して固定するので、1つの面部に押圧して固定するよりも、切削時にカートリッジ2に作用する遠心力などの応力によって、カートリッジ2が工具本体4から離脱して飛散するなど不所望に変位することを防ぐことができる。したがって被削材が非鉄金属から成り、高速切削してカートリッジ2が工具本体4から離脱する方向への力が大きくなった場合であっても、複数の固定部材5によって各取付面部9にそれぞれ固定部材5による押圧力F1,F2が作用しているので、カートリッジ2が工具本体4から離脱することを確実に防止することができる。また複数の取付面部9に各当接面部11がそれぞれ当接した固定されるので、工具本体4に対するカートリッジ2の位置決め精度を高くすることができる。これによって被削材の加工面に対して切刃3が傾いて当接することを防ぎ、切削時におけるカートリッジ2の変位に起因した面粗さの悪化を抑制することができ、被削材を高精度に加工することができる。また各面部に設けられる各孔は、各面部の法線方向に設けられるので、各面部に対して傾斜している孔よりも加工が容易で、かつ高精度に加工することができる。したがって複雑な構成でなくても、工具本体4にカートリッジ2を固定する構成を実現することができる。
また複数の取付面部9に対して各当接面部11をそれぞれ当接した状態で、カートリッジ2を固定部材5によって押圧して固定するので、各固定部材5に作用する切削時の振動などの起因する固定部材5の緩みは、各固定部材5で互いに異なるように作用する。したがって各固定部材5が、同様に緩むことを防ぐことができる。
前述の従来の技術の転削工具では、ボルトおよびクランプねじによってカートリッジが工具本体4の半径方向に対して固定しているので、切削時の振動などによる緩みは、両方の部材に同様に影響を与える。したがって切削時の回転数を大きくすると、振動によってボルトおよびクランプねじが不所望に回転してカートリッジから離脱するおそれがある。したがって従来の技術の転削工具は、高速切削加工に適していない。また前記カートリッジ2には、突出部が設けられるので、構成が複雑であり製造コストが高いという問題がある。
また本実施の形態では、工具本体4には、装着部6に形成される取付面部9は、互いに直交する2つの平面を有し、カートリッジ2には、前記取付面部9に当接する当接面部11が、互いに直交する2つの平面を有するよう形成される。3つ以上の各面部を形成するよりも、2つの各面部を形成することが容易であり、また各面部の平面が直交するように形成することによって、各面部の平面が互いに傾斜して形成されるよりも加工を容易にすることができる。したがって切削工具1を実現するためのコストを低減することができる。
また各取付面部9に固定部材5によって作用する押圧力の合力F3を、工具本体4の回転軸線に直交する方向となるように、各面部の平面が形成される。したがって切削時に作用する遠心力に対して、強固に工具本体4にカートリッジ2を固定することができる。
また本実施の形態では、カートリッジ2が工具本体4に装着された状態では、カートリッジ2が、工具本体4の装着部6を除く残余の外周面部を含む仮想平面の半径方向内方となるように厚み方向Aおよび幅方向Cの寸法が設定される。したがって切削工具1が高速に回転した場合に、カートリッジ2による空気抵抗を低減することができ、びびりおよび振動を抑制するため、優れた仕上げ面精度が得られる。
図4は、本実施の形態の切削工具1Aの他の例の一部を拡大して示す正面図である。前述の切削工具1では、カートリッジ2が工具本体4に装着された状態では、カートリッジ2が、図1および図2に示す仮想線から半径方向外方に突出しないように装着されているが、本例の切削工具1Aでは、カートリッジ2が工具本体4に装着された状態では、カートリッジ2の一部が、工具本体4の装着部6を除く残余の外周面部を含む仮想平面の半径方向外方に突出するように厚み方向Aおよび幅方向Cの寸法が設定される。このような構成であっても、本実施の形態と同様の作用および効果を達成することができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態の切削工具1Bの一部を拡大して示す正面図である。前述の実施の形態では、1つの装着部6に形成される取付面部9および該取付面部9に当接する当接面部11は、それぞれ2つであったが、本実施の形態では、1つの装着部6に形成される取付面部9および該取付面部9に当接する当接面部11がそれぞれ3つであることに特徴を有する。
装着部6は、前述の実施の形態の第1取付面部9aと第2取付面部9bの交差部に面取り加工を施し、第3取付面部9cを含む。第3取付面部9cに形成されるねじ孔10である第3ねじ孔10cは、工具本体4の半径方向に沿って形成され、内周面部に内ねじが刻設される。
またカートリッジ2は、第3取付面部9cに当接可能な第3当接面部11cを含んで構成される。したがってカートリッジ2は、大略的に六角柱状に形成される。第3当接面部11cは、その平面に直交する方向に固定部材5が挿入可能な第3貫通孔12cが形成される。第3貫通孔12cは、工具本体4の半径方向に沿って形成される。
複数の固定部材5として、第1固定部材5a、第2固定部材5bおよび第3固定部材5cが用いられ、第3固定部材5cは、第3取付面部9cが第3当接面部11cに当接した状態で、第3ねじ孔10cと第3貫通孔12cとに挿通して、第3ねじ孔10cに螺合する。
したがって第3固定部材5cは、第3ねじ孔10cに沿って、半径方向内方に向かって螺進させて、半径方向に向かってカートリッジ2を第3押圧力F4で押圧する。これによって第1〜第3押圧力F1,F2,F4の合力F3の向きは、工具本体4の半径方向内方となる。したがって工具本体4が回転すると、遠心力が工具本体4の半径方向外方に向かって作用するが、前述したように各固定部材5による合力F3を、この遠心力の反対方向に配置することができる。したがって第3固定部材5cによって、より強固にカートリッジ2を工具本体4に固定することができる。また本実施の形態では、3つの固定部材5を用いることによって、より強固にカートリッジ2を工具本体4に固定することができる。
このような固定部材5の数は、カートリッジ2の各方向の寸法が、大きくなるにつれて、増やしてもよく、これによってより強固にカートリッジ2を工具本体4に固定することができる。
図6は、本発明の第3の実施の一形態の切削工具1Cを簡略化して示す斜視図である。図7は、切削工具1Cの一部を拡大して示す正面図である。図6では、理解を容易にするため、切削工具1Cを構成するカートリッジ2を1個だけ示し、他のカートリッジ2を省略して示す。本実施の形態の切削工具1Cは、圧着部材13をさらに含んで構成され、カートリッジ2が圧着部材13と工具本体4とで挟着される点に特徴を有する。
カートリッジ2は、圧着部材13に覆われた状態で、固定部材5によって工具本体4に装着される。カートリッジ2が圧着部材13に覆われた状態で、前述の実施の形態のカートリッジ2の形状および寸法が等しくなるように、本実施の形態のカートリッジ2および圧着部材13は構成される。換言すると、本実施の形態のカートリッジ2は、前述の実施の形態のカートリッジ2よりも小さい形状で構成される。
カートリッジ2は、大略的に四角柱状に形成される。カートリッジ2は、装着部6に1つの固定部材5によって固定される。カートリッジ2は、カートリッジ2の長手方向Bと工具本体4の軸線方向とが平行であり、軸線方向に直交する半径方向と、厚み方向Aおよび幅方向Cが直交するように、工具本体4に装着される。
カートリッジ2は、少なくとも1つの当接面部11の平面に直交する各法線方向に固定部材5が挿入可能な貫通孔12がそれぞれ形成される。本実施の形態では、第1当接面部11aにだけ、貫通孔12である第1貫通孔12aが形成される。第1貫通孔12aは、第1ねじ孔10aと同軸となるように形成される。
圧着部材13は、大略的に四角柱状に形成され、たとえばアルミニウム合金またはスチール合金などで形成される。圧着部材13の長手方向一端部には、カートリッジ2が収容可能な収容空間13aが形成される。圧着部材13は、圧着部材13の外周面部に複数の装着面部14と複数の開放面部17と複数の圧着面部15が形成される。各装着面部14は、平面を有し、工具本体4に圧着部材13を装着時に各取付面部9a,9bに対向するよう形成される。各開放面部17は、各装着面部14a,14bに対向して形成される。圧着面部15は、カートリッジ2の当接面部11を除く残余の外周面部に当接可能に形成される。カートリッジ2が収容可能な収容空間13aで、厚み方向Aおよび幅方向Cに臨む面部が、圧着面部15となる。
各圧着面部15は、平面を有し、一方の圧着面部15である第1圧着面部15aは、カートリッジ2の幅方向他方側に当接する面部であり、他方の圧着面部15である第2圧着面部15bは、カートリッジ2の厚み方向他方側の面部に当接する面部である。本実施の形態では、第1圧着面部15aの厚み方向Aの寸法は、カートリッジ2の厚み方向Aの寸法よりも間隙δ1だけ小さく形成され、第2圧着面部15bの幅方向Cの寸法は、カートリッジ2の幅方向Cの寸法よりも間隙δ2だけ小さく形成される。また第1および第2圧着面部15bの長手方向Bの寸法は、カートリッジ2の長手方向Bの寸法と等しく形成される。
各装着面部14は、平面を有し、本実施の形態では、2つの装着面部14が、直交するように形成される。一方の装着面部14である第1装着面部14aは、圧着部材13の幅方向他方側の面部であり、他方の装着面部14である第2装着面部14bは、圧着部材13の厚み方向他方側の面部である。第1取付面部9aの厚み方向Aの寸法は、圧着部材13の第1装着面部14aの厚み方向Aの寸法よりも大きく形成され、第2取付面部9bの幅方向Cの寸法は、圧着部材13の第2装着面部14bの幅方向Cの寸法よりも大きく形成される。また第1および第2取付面部9bの長手方向Bの寸法は、圧着部材13の第1および第2装着面部14bの長手方向の寸法よりも大きく形成される。
各開放面部17は、本実施の形態では、2つの開放面部17が、直交するように形成される。一方の開放面部17である第1開放面部17aは、圧着部材13の幅方向一方側の面部であり、他方の開放面部17である第2開放面部17bは、圧着部材13の厚み方向一方側の面部である。第1開放面部17aは、第1装着面部14aに対向して形成される。第2開放面部17bは、第1装着面部14bに対向して形成される。各開放面部17は、各装着面部14に直交する方向に沿って、固定部材5が挿入可能な圧着孔である圧着孔16がそれぞれ形成される。
各装着面部14の平面に直交する各法線方向に固定部材5が挿入可能な圧着孔16がそれぞれ形成される。第1装着面部14aに形成される圧着孔16である第1圧着孔16aは、幅方向Cに沿って形成される。第2装着面部14bに形成される圧着孔16である第2圧着孔16bは、厚み方向Aに沿って形成される。圧着孔16は、圧着部材13およびカートリッジ2を工具本体4に固定するための孔となり、円筒状に形成される。各圧着孔16は、固定部材5が緩やかに挿入可能および回動可能に構成される。
第1圧着孔16aは、第1貫通孔12aおよび第1ねじ孔10aと同軸となるように形成され、第2圧着孔16bは、第2ねじ孔10bと同軸となるように形成される。したがって第1圧着孔16aは、工具本体4の軸線方向先端側に形成され、第2圧着孔16bは、工具本体4の軸線方向の後端側に形成される。換言すると、第1圧着孔16aは、長手方向一端寄りに形成され、第2圧着孔16bは、長手方向他端寄りに形成される。第1圧着孔16aと第2圧着孔16bとの長手方向Bの間隔は、第1ねじ孔10aと第2ねじ孔10bの長手方向Bの間隔と等しくなるように構成される。
各固定部材5は、各取付面部9が各当接面部11に当接し、各装着面部14に対向し、圧着面部15がカートリッジ2の外周面部に当接した状態で、少なくともねじ孔10と圧着孔16とに挿通して設けられ、各当接面部11を各取付面部9に向かって押圧して、固定する。本実施の形態では、第1固定部材5aは、第1ねじ孔10a、第1貫通孔12aおよび第1圧着孔16aに挿通して、螺進することによって、カートリッジ2を幅方向C一方に向かって、第1押圧力F1で押圧する。第2固定部材5bは、第2ねじ孔10bおよび第2圧着孔16bに挿通して、螺進することによって、カートリッジ2を厚み方向A一方に向かって第2押圧力F2で押圧する。したがって前述の実施の形態と同様に、カートリッジ2に合力F3が作用するので、カートリッジ2が遠心力によって不所望に工具本体4から離脱することを防ぐことができる。
また本実施の形態では、第1圧着面部15aの厚み方向Aの寸法は、カートリッジ2の厚み方向Aの寸法よりも間隙δ1だけ小さく形成される。したがって圧着部材13を第2固定部材5bによって、厚み方向一方に向かって押圧して、カートリッジ2を間隙δ1だけ弾性変形させて、カートリッジ2を固定することができる。これによってカートリッジ2をより強固に固定することができる。
また本実施の形態では、第2圧着面部15bの幅方向Cの寸法は、カートリッジ2の幅方向Cの寸法よりも間隙δ2だけ小さく形成される。したがって圧着部材13を第1固定部材5aによって、幅方向一方に向かって押圧して、カートリッジ2を間隙δ2だけ弾性変形させて、カートリッジ2を固定することができる。これによってカートリッジ2をより強固に固定することができる。
また前述の実施の形態のカートリッジ2と比べて、本実施の形態のカートリッジ2の形状を小さくすることができる。カートリッジ2より圧着部材13の方が、低コストの材料で製造することができるので、圧着部材13を用いることによってカートリッジ2の製造コストを低減することができる。加えて、カートリッジ2より圧着部材13を、軽量にすることで、切削工具全体の質量を低減できるため、アルミニウムなどを被削材とする高速切削において、切削速度のより速い切削にも耐えうる優れた切削工具が得られる。
なお、本実施の形態では、第1固定部材5aは、第1ねじ孔10a、第1貫通孔12aおよび第1圧着孔16aに挿通して、カートリッジ2を幅方向C一方に向かって、第1押圧力F1で押圧する形態を示したが、第1貫通孔12aを形成せず、第1固定部材5aが、第1ねじ孔10aおよび第1圧着孔16aにのみ挿通して、カートリッジ2を幅方向C一方に向かって押圧してもよい。換言すると、カートリッジ2に第1貫通孔12aを形成せず、圧着部材13をカートリッジ2に押付けて、圧着部材13を工具本体4に装着して、カートリッジ2を固定してもよい。このような形態においても、カートリッジ2を2方向から押圧することが可能であり、カートリッジ2の飛散防止が図れる。
以上説明したように、本実施の形態の切削工具1Cでは、各固定部材5が、圧着部材13がカートリッジ2の外周面部を覆った状態で、圧着孔16を挿通して、カートリッジ2を取付面部9に向かって押圧して、カートリッジ2を工具本体4に固定する。したがってカートリッジ2が工具本体4から離脱することを、圧着部材13によって確実に防止することができる。
本発明の第1の実施の一形態の切削工具1を簡略化して示す斜視図である。 切削工具1の一部を拡大して示す正面図である。 切削工具1の一部を拡大して示す側面図である。 本実施の形態の切削工具1Aの他の例の一部を拡大して示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態の切削工具1Bの一部を拡大して示す正面図である。 本発明の第3の実施の形態の切削工具1Cを簡略化して示す斜視図である。 切削工具1Cの一部を拡大して示す正面図である。
符号の説明
1 切削工具
2 カートリッジ
3 切刃
4 工具本体
5 固定部材
6 装着部
7 調整ねじ
8 フランジ部
9 取付面部
10 ねじ孔
11 当接面部
12 貫通孔
13 圧着部材
14 装着面部
15 圧着面部
16 圧着孔
17 開放面部

Claims (3)

  1. 工具本体と、
    前記工具本体の外周面部に装着され、切刃が設けられたカートリッジと、
    前記工具本体の先端部から前記切刃が突出した状態で、カートリッジを工具本体に固定する複数の固定部材とを含む切削工具であって、
    工具本体には、工具本体の外周面部に複数の取付面部が形成され、各取付面部は平面を有し、各取付面部の平面に直交する方向に沿って、前記固定部材が螺合可能なねじ孔が各取付面部毎に形成され、
    カートリッジには、カートリッジの外周面部に複数の当接面部が形成され、各当接面部は平面を有し、各当接面部は各取付面部にそれぞれ当接可能であり、各当接面部の平面に直交する方向に沿って、固定部材が挿入可能な貫通孔が各当接面部毎に形成され、
    各固定部材は、各当接面部が各取付面部にそれぞれ当接した状態で、各貫通孔に挿通するとともに、各ねじ孔に螺合することを特徴とする切削工具。
  2. 前記各取付面部は、互いに直交する平面をそれぞれ有し、
    前記各当接面部は、互いに直交する平面をそれぞれ有することを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  3. 工具本体と、
    前記工具本体の外周面部に装着され、切刃が設けられたカートリッジと、
    カートリッジの少なくも切刃を除く残余の部分を覆う圧着部材と、
    前記工具本体の先端部から前記切刃が突出した状態で、カートリッジを工具本体に固定する複数の固定部材とを含む切削工具であって、
    カートリッジは、圧着部材によって工具本体に狭着され、
    工具本体には、工具本体の外周面部に複数の取付面部が形成され、各取付面部は平面を有し、各取付面部に直交する方向に沿って、前記固定部材が螺合可能なねじ孔が各取付面部毎に形成され、
    カートリッジには、カートリッジの外周面部に複数の当接面部が形成され、各当接面部は平面を有し、各当接面部は各取付面部に当接可能に形成され、
    圧着部材には、圧着部材の外周面部に複数の装着面部と複数の開放面部と複数の圧着面部が形成され、
    各装着面部は、平面を有し、工具本体に装着時に各取付面部に対向するよう形成され、
    各開放面部は、各装着面部に対向して形成され、
    各圧着面部は、当接面部を除く残余のカートリッジの外周面部に当接可能に形成され、
    各装着面部に直交する方向に沿って、前記固定部材が挿入可能な圧着孔が各開放面部毎に形成され、
    各固定部材は、各当接面部が各取付面部に当接し、各装着面部が各取付面部に対向した状態で、各圧着孔に挿通するとともに各ねじ孔に螺合することを特徴とする切削工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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