JP2007170137A - バルコニーの軒天見切構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】1枚の金網で通気孔から軒裏への虫や雨水の浸入を阻止すると共に施工用隙間から軒裏への虫や雨水の浸入を同じ金網を用いて阻止すること。
【解決手段】軒側見切材3Aの水平片5の途中に逆U字状部7を形成し、少なくとも軒天井2と対向する逆U字状部7の内側面7bに通気孔9を形成し、逆U字状部7の内側面7bと軒天井2との間に通気用隙間12を形成すると共に、軒側見切材3Aの内側水平部分5aと軒天井2との間に施工用隙間13を形成する。軒側見切材3Aの少なくとも逆U字状部7の上端面7aから内側水平部分5aに至るように金網14を斜めに張設して通気用隙間12を該金網14で仕切る共に該金網14に軒天井2の軒側端部2aを当接させることで施工用隙間13を該金網14で仕切るようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、バルコニーの軒天見切構造に関し、詳しくはバルコニーの軒天井を化粧する軒天見切縁の構造に関するものである。
従来、一般には建物のバルコニーの軒天井と建物外壁とのコーナー部に、特許文献1に見られるような断面略L字形の壁際見切材を設けた構造が知られている。さらにバルコニーの幕板の下端縁とこれに対向する軒天井の端部とのコーナー部にも、断面略L字形の軒側見切材を設けた構造が知られている。
一般に、軒側見切材には軒裏に空気を送りこむための通気孔を設けることにより、軒裏の換気を行なっているが、小動物や昆虫などの虫が通気孔から軒裏に入り込んだり、或いは、雨天時に強い風に乗って雨水が通気孔から軒裏に浸入することがある。そこで、従来、通気孔を金網で塞ぐことが一般的である。
ところで、断面略L字形の軒側見切材の水平片とこれに対向する軒天井の下面との間に所定の施工用隙間を設けるようにしている。施工用隙間を設ける必要性は、軒天井の反りや厚み寸法のばらつき、施工誤差等が原因で、軒天井の下面に軒側見切材の水平片を隙間なく密着させることが困難であること、及び、壁際見切材の横片の長手方向の端部を軒側見切材の水平片の上面に重ねて施工用隙間に入り込ませることで外観良く施工できるようにすることである。ところがこのような施工用隙間を設けた場合にあっては、そこから特に虫が入り込みやすくなるという問題があった。
特開平8−158470号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、1枚の金網で通気孔から軒裏への虫や雨水の浸入を阻止できると共に、壁際見切材の横片の長手方向の端部を施工用隙間に入り込ませて外観良く施工できるようにした場合でも、施工用隙間から軒裏への虫や雨水の浸入を同じ金網を用いて効率良く阻止できるバルコニーの軒天見切構造を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、バルコニー1の下端を覆う軒天井2の外周部に軒天見切縁3を配設し、軒天見切縁3が、建物外壁21と軒天井2の端部とのコーナー部を仕舞う断面略L字形の壁際見切材3Bと、バルコニー1の幕板4の下端縁4aとこれに対向する軒天井2の端部とのコーナー部を仕舞う断面略L字形の軒側見切材3Aとを備えたバルコニーの軒天見切構造において、上記断面略L字形の軒側見切材3Aの水平片5の途中に、下方に開口し且つ水平片5よりも上方に突出した逆U字状部7を形成すると共に、逆U字状部7の上端面7aを軒天井2を支持する野縁8に取り付け、軒側見切材3Aの逆U字状部7よりも軒天井2側の内側水平部分5aが軒天井2の端部下面と対向しており、少なくとも逆U字状部7の軒天井2と対向する内側面7bに屋外に通じる通気孔9を形成し、逆U字状部7の内側面7bとこれに対向する軒天井2との間に上記通気孔9と軒裏10とを連通させる通気用隙間12を設け、上記軒側見切材3Aの逆U字状部7よりも軒天井2側の内側水平部分5aとこれに対向する軒天井2の下面との間に、上記通気用隙間12と連通する施工用隙間13を形成し、施工用隙間13は、上記壁際見切材3Bの横片20の長手方向の端部20aが軒側見切材3Aの内側水平部分5aの上面に重ねて施工可能な厚みを有しており、上記軒側見切材3Aの少なくとも逆U字状部7の上端面7aから内側水平部分5aに至るように金網14を斜めに張設して通気用隙間12を該金網14で仕切ると共に該金網14に軒天井2の端部を当接させることで施工用隙間13を該金網14で仕切るようにしたことを特徴としている。
このような構成とすることで、軒側見切材3Aの通気孔9から入った小動物や昆虫などの虫は、通気用隙間12を仕切るように斜めに張設された金網14にて止められ、また、風雨時に通気孔9から入った雨水は斜めに張設された金網14を伝って内側水平部分5aに流れ落ちて軒下へと排水されるようになる。一方、壁際見切材3Bの横片20の長手方向の端部20aを施工用隙間13に入り込ませて外観良く施工できるようにした場合でも、施工用隙間13から入った雨水や虫を、同じ金網14を用いて侵入を阻止できるようになる。
本発明のバルコニーの軒天見切構造にあっては、軒側見切材の少なくとも逆U字状部の上端面から内側水平部分に至るように金網を斜めに張設して通気用隙間を該金網で仕切ると共に該金網に軒天井の端部を当接させることで施工用隙間を該金網で仕切るようにしたので、1枚の金網で通気孔から軒裏への虫や雨水の浸入を阻止できる効果が得られると同時に、壁際見切材の横片の長手方向の端部を施工用隙間に入り込ませて外観良く施工できるようにした場合でも、施工用隙間から軒裏への虫や雨水の浸入を同じ金網を用いて効率良く阻止できる効果が得られる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1及び図2は、階下の屋根の上に構築される屋根上バルコニー1Aの軒天見切構造を示し、図3は同上の軒側見切材3Aに配設される金網14の斜視図であり、図4は同上の軒天見切縁3の配置状態を示す平面図である。
屋根上バルコニー1Aは、図2に示すように、1階の屋根の上にバルコニー床を構築し、建物外壁21から張り出したバルコニー床の下端を短尺の軒天井2にて下方から覆っている。図中の70は樋受梁、71は天井断熱材、76は雨樋、80は屋内天井、81は野縁である。この屋根上バルコニー1Aでは屋根裏11(図2(a))を換気する換気通路が設けられ、屋外の空気が後述の通気孔9・施工用隙間13→金網14→通気用隙間12→軒裏10を介して換気通路に送り込まれるようになっている。
以下、屋根上バルコニー1Aと対応する軒天見切縁3を説明する。軒天見切縁3は例えば押出成形品からなり、図1、図4に示すように、建物外壁21と軒天井2の壁側端部2bとのコーナー部を仕舞う1本の長尺状の断面略L字形の壁際見切材3Bと、バルコニー1の幕板4の下端縁4aとこれに対向する軒天井2の端部(以下、「軒側端部2a」という)とのコーナー部を仕舞う長尺状の断面略L字形の軒側見切材3Aとで構成されている。なお幕板4は、図2に示すバルコニー1の腰壁パネル16の下端の前方に配置されており、幕板4の裏面は受材17を介してバルコニー前梁18に固定支持されている。
上記断面略L字形の壁際見切材3Bは、建物外壁21に取り付けられる縦片19と、軒天井2の壁側端部2bを下方から覆う横片20とが一体形成されている。
上記断面略L字形の軒側見切材3Aは、軒天井2の軒側端部2aを前方から覆う垂直片6と、軒天井2の軒側端部2aを下方から覆う水平片5とが一体形成されている。本例では軒先と両サイドをそれぞれ覆う複数本の軒側見切材3A〜3Aで構成されている。
ここで、軒側見切材3Aの水平片5の途中には、水平片5の略全長に亘って下方に開口し且つ水平片5よりも上方に突出した逆U字状部7が形成されている。逆U字状部7の上端面7aは軒天井2を支持する野縁8に取り付けられる野縁取付面となっていると共に、軒側見切材3Aの逆U字状部7よりも軒天井2側の内側水平部分5aが軒天井2の端部下面と対向している。さらに、逆U字状部7の軒天井2と対向する内側面7b、及び、軒天井2とは反対側の外側面7cには、それぞれ、屋外に通じる通気孔9が形成されている。なお通気孔9は例えばドリルで孔開け加工される。さらに、逆U字状部7の内側面7bとこれに対向する軒天井2との間には、上記通気孔9と軒裏10とを連通させるための通気用隙間12が設けられている。
また、上記軒側見切材3Aの水平片5における逆U字状部7よりも軒天井2側の内側水平部分5aとこれに対向する軒天井2の下面との間には、施工用隙間13が形成されている。この施工用隙間13は通気用隙間12と連通していると共に、図3に示す壁際見切材3Bの横片20の長手方向の端部20b(20a)を軒側見切材3Aの内側水平部分5aの上面に重ねて施工できる程度の厚み(例えば7〜8mm程度)を有している。
一方、軒先と両サイドをそれぞれ覆う軒側見切材3Aには、それぞれ、金網14が配設されている。金網14は、空気の流通を遮ることなく、小動物や昆虫等が軒裏10に侵入を阻止する防虫機能と水切り機能とを併せ持っている。本例の金網14は例えばステンレス製メッシュで構成されており、逆U字状部7の全長とほぼ同じ長さ寸法と、軒側見切材3Aの垂直片6の内面から逆U字状部7の上端面7aを介して内側水平部分5aの上面に達することができる幅寸法とを有している。ここでは、1枚の金網14の一端を軒側見切材3Aの垂直片6の内面に接着剤で接着すると共に垂直片6の内面から逆U字状部7の上端面7aに亘って水平に張設し、さらに逆U字状部7の上端面7aから通気用隙間12を仕切って内側水平部分5aの上面に至るように斜めに張設してあり、金網14の他端を内側水平部分5aの上面に接着剤で接着してある。なお、金網14は接着に限らず、ネジビス止めその他の方法で取り付けられてもよい。さらに上記斜めの金網部分14aの途中には軒天井2の軒側端部2aが当接するようになっており、これにより1枚の金網14は、通気用隙間12を仕切る役割と施工用隙間13を仕切る役割とを果たすものである。
次に施工手順の一例を説明する。先ず、野縁8をバルコニー1の下端側に固定し、壁際見切材3Bの縦片19を建物外壁21に固定した後に、軒天井2の壁側端部2bを壁際見切材3Bの横片20の上面に掛け渡した状態で、軒天井2を野縁8に取り付ける。その後、軒先と両サイドをそれぞれ覆う軒側見切材3Aを軒天井2の軒側端部2a(壁側端部以外の3辺)に沿って取り付ける。
ここで、軒先と両サイドをそれぞれ覆う複数本の軒側見切材3Aは同じ断面形状を有しており、以下、図4に示す一方サイドの軒側見切材3A、他方サイドの軒側見切材3A,軒先側の軒側見切材3Aとして説明する。各軒側見切材3A〜3Aの上面には金網14を予め接着しておく(図3の状態)。
その後、軒天井2の一側部に配置される一方サイドの軒側見切材3Aの壁側端部を壁際見切材3Bの横片20の長手方向の一端部20aの下面に重ね合わせて、壁際見切材3Bの横片20の一端部20aを施工用隙間13に入り込ませた状態(図2(b)の状態)とし、軒側見切材3Aの逆U字状部7の上端面7aから野縁8にタッピングネジを打ち込んで、軒側見切材3Aを野縁8に固定する。また、軒天井2の他側部に配置される他方サイドの軒側見切材3Aも同様な方法で、壁際見切材3Bの横片20の他端部20bを施工用隙間13に入り込ませた状態で、軒側見切材3Aを野縁8に固定する。また、軒天井2の軒先端部に配置される軒先側の軒側見切材3Aの長手方向の一端部と軒側見切材3Aの軒先端部とが突き合されるコーナー部において、その突き合わせ面25(図4)は同じ断面形状をしているため、例えば、両見切材3A,3Aの内面にそれぞれ設けた係止片23(図1)にL形ジョイント金具(図示せず)を嵌め込んで係止連結する。同様にして、軒側見切材3Aの長手方向の他端部と軒側見切材3Aの軒先端部との突き合わせ面24(図4)をL形ジョイント金具にて連結する。その後、軒側見切材3Aの逆U字状部7の上端面7aから野縁8にタッピングネジ26(図1)を打ち込んで、軒側見切材3Aを野縁8に固定する。なお、上記各軒側見切材3A〜3Aの上端縁はそれぞれ、幕板4の受材17の前面にあてがった状態でコーキング材22で防水処理される。
上記のように各軒側見切材3A〜3Aを取り付けた状態では、各軒側見切材3A〜3Aにそれぞれ取り付けられている金網14のうち、斜めの金網部分14aが軒天井2の下面の先端角部に当接することで、軒天井2と内側水平部分5aとの間の施工用隙間13が軒天井2の下面より下側の斜めの金網部分14aにて仕切られた状態となる(図1の状態)。
上記構成によれば、屋外の空気は、図1の矢印a,bで示すように、各軒側見切材3A(3A〜3A)において、逆U字状部7の通気孔9及び施工用隙間13から軒裏10に送り込まれて屋根裏11の換気が行なわれるが、通気孔9から入った小動物や昆虫などの虫は、通気用隙間12を仕切る斜めの金網部分14aにて止められると共に、風雨時に通気孔9から吹き込んだ雨水は斜めの金網部分14aを伝って内側水平部分5aへと流れ落ち、そこから軒下へと排水される。一方、施工用隙間13は軒天井2の下面より下側の斜めの金網部分14aにて仕切られているので、施工用隙間13から入った虫や雨水もその金網部分14aにて止められ、雨水は金網部分14aを伝って流れ落ち、さらに軒下へと排水されるようになる。この結果、各軒側見切材3A〜3Aにおいて、それぞれ、1枚の金網14により通気用隙間12及び施工用隙間13において防水・防虫効果が得られる利点がある。また本例では水平の金網部分14bが軒側見切材3Aの垂直片6から逆U字状部7の上端面7aに跨って配置されているので、逆U字状部7の外側面7cにも通気孔9を設けた場合でも、その通気孔9からの虫や雨水の侵入を防止できる利点がある。
また、金網14を予め軒側見切材3Aに取り付けておき、軒側見切材3Aを野縁8に固定するだけで、斜めの金網部分14aが軒天井2の軒側端部2aに押し当てられて通気用隙間12と施工用隙間13の両方が仕切られた状態となるので、施工の手間を大幅に削減できる利点がある。
さらに、軒側見切材3Aの水平片5の一部に、通気孔9が形成される逆U字状部7を折曲形成したことで、軒側見切材3Aの補強性(保形性)が向上する利点があり、また、逆U字状部7の上端面7aを野縁取付面とすることで、逆U字状部7の上端面7aをタッピングネジ26を打ち込むためのスペースとして利用でき、さらにタッピングネジ26の頭部が軒下から目立たないように隠すことができる利点もある。
ところで、前記屋根上バルコニー1Aに対応する軒側見切材3Aの逆U字状部7にドリルで通気孔9を孔開け加工したものを用いたが、図5に示すように、建物外壁21から突出して構築される持出しバルコニー1Bにおいては、前記屋根上バルコニー1Aとは異なり換気は必ずしも必要としないものであるから、ドリルで通気孔9を孔開け加工しない成形品をそのまま持ち出しバルコニー1Bの軒側見切材3Aとして使用可能である。従って、本発明の軒天見切縁3は、屋根上バルコニー1Aと持ち出しバルコニー1Bの両方に共用できるので、2種類の異なる形状の軒天見切縁を作製する手間とコストを削減できる利点がある。なお図5中の70は樋受梁、72はバルコニー床受梁、73は軒天井下地材、74は吊木、75は吊木受である。
また、前記実施形態では、軒側見切材3Aの垂直片6の内面から逆U字状部7の上端面7aに至る金網部分14bを水平に張設したが、この金網部分14bを斜めに配置してもよい。その一例を図6に示す。この例では、逆U字状部7の外側面7cの通気孔9から入った雨水も斜めの金網部分14bを伝って軒下へと排水されるようになるので、雨水が軒側見切材3Aの内側に溜まることを防止できる。
本発明の他の実施形態を図7に示す。バルコニー1の腰壁パネル16(図5)の表面及び幕板4の表面に、例えば、タイル31(或いはレンガ等)を貼ったものがあるが、この場合、軒側見切材3Aの外表面が凹んでタイル調腰壁パネル16及びタイル調幕板4の意匠が、軒側見切材3Aにおいて連続せずに分断されてしまい、住宅建物を全体的に見た場合、重厚感・本物感が得られず、かえって安っぽくなることがある。
そこで、本例では図7に示すように、軒側見切材3A(図4に示した軒側見切材3A、3A,3A)のそれぞれの屋外側に、タイル調腰壁パネル16及びタイル調幕板4と連続するタイル見切材3Cを被嵌させている。タイル見切材3Cの前面部30はタイル調幕板4と面一となっている。なお、タイル見切材3Cの前面部30の上端縁30aは、幕板4の前面下端に位置するタイル31の裏面においてタッピングネジ32で幕板4に固着されている。なお図7中の33はコーナー部で突き合されるタイル見切材3Cの端部同士を連結するL形ジョイント金具係止用の係止片、34は軒側見切材3Aの水平片5を下から支える突部、36は軒側見切材3Aの逆U字状部7下端の突起35に引っ掛け可能なフック部である。
しかして、軒側見切材3Aをタイル見切材3Cで覆うと共に、タイル見切材3Cの前面部30をタイル調幕板4の表面と略面一にすることで、タイル調腰壁パネル16とタイル調幕板4とタイル見切材3Cとが連続した外観仕上げとなり、全体として重厚感・本物感・高級感が得られるようになる。また、タイル見切材3Cの下端部のフック部36を軒側見切材3Aの逆U字状部7下端の突起35に引っ掛けた状態で、タイル見切材3Cの上端部をタッピングネジ32で幕板4に固着するだけでよく、タイル見切材3Cの取り付け作業が簡単にできる利点もある。
本発明の一実施形態の軒天見切縁の施工状態を示し、図2(a)のM部の断面図である。 (a)は同上の軒天見切縁が使用される屋根上バルコニーの断面図、(b)は(a)のN部の拡大図である。 同上の金網の張設状態、及び、軒側見切材と壁際見切材のコーナー部の配置状態の説明図である。 同上の軒側見切材と壁際見切材の施工状態の概略平面図である。 同上の軒天見切縁が使用される持ち出しバルコニーの断面図である。 図5の軒天見切縁の施工状態の断面図である。 本発明の他の実施形態のタイル見切材を説明する断面図である。
符号の説明
1 バルコニー
2 軒天井
2a 軒側端部
2b 壁側端部
3 軒天見切縁
3A 軒側見切材
3B 壁際見切材
4 幕板
4a 下端縁
5 水平片
5a 内側水平部分
7 逆U字状部
7a 上端面
7b 内側面
8 野縁
9 通気孔
10 軒裏
12 通気用隙間
13 施工用隙間
14 金網
20 横片
20a 端部

Claims (1)

  1. バルコニーの下端を覆う軒天井の外周部に軒天見切縁を配設し、軒天見切縁が、建物外壁と軒天井の端部とのコーナー部を仕舞う断面略L字形の壁際見切材と、バルコニーの幕板の下端縁とこれに対向する軒天井の端部とのコーナー部を仕舞う断面略L字形の軒側見切材とを備えたバルコニーの軒天見切構造において、上記断面略L字形の軒側見切材の水平片の途中に、下方に開口し且つ水平片よりも上方に突出した逆U字状部を形成すると共に、逆U字状部の上端面を軒天井を支持する野縁に取り付け、軒側見切材の逆U字状部よりも軒天井側の内側水平部分が軒天井の端部下面と対向しており、少なくとも逆U字状部の軒天井と対向する内側面に屋外に通じる通気孔を形成し、逆U字状部の内側面とこれに対向する軒天井との間に上記通気孔と軒裏とを連通させる通気用隙間を設け、上記軒側見切材の逆U字状部よりも軒天井側の内側水平部分とこれに対向する軒天井の下面との間に、上記通気用隙間と連通する施工用隙間を形成し、施工用隙間は、上記壁際見切材の横片の長手方向の端部が軒側見切材の内側水平部分の上面に重ねて施工可能な厚みを有しており、上記軒側見切材の少なくとも逆U字状部の上端面から内側水平部分に至るように金網を斜めに張設して通気用隙間を該金網で仕切ると共に該金網に軒天井の端部を当接させることで施工用隙間を該金網で仕切るようにしたことを特徴とするバルコニーの軒天見切構造。
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