JP2007161091A - 車両用シートのサイドエアバッグ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイドエアバッグ内蔵のシートバックにおけるその前後厚の抑制を、クッション性の低下を伴うことなく、また構成の複雑化等を伴うことなく、実現可能とする。
【解決手段】 折りたたまれたエアバッグ12を、シートバック前方へのその膨出を可能にシートバック16の側部空間18内に配設してなり、そのエアバッグのための起動装置であるインフレータ14を、当該エアバッグから分離して側部空間以外のシートバックの内部位置に設け、所定の連通手段30によってこのインフレータ、エアバッグ間を連結することにより、このインフレータからの高圧ガスを当該エアバッグ内に供給可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、その前方に膨出可能なエアバッグを、シートバックの側部空間内に配設してなる車両用シートのサイドエアバッグ構造に関する。
衝突等の事故の際におけるその膨張、突出(膨出)により、着座者の受ける衝撃を軽減しようとする、いわゆるエアバッグ装置が、自動車等に装備される保護装置として、近年広く提供されている。そして、この種のエアバッグ装置として、たとえば、シートバックの側部空間内に配設され、衝撃の発生時におけるその前方外方、つまりは着座者側方へのエアバッグの膨出、介在によって、着座者をドア等の壁面から隔離し保護する、いわゆるサイドエアバッグ装置が知られている。
たとえば特開2004−338708号公報に開示されているように、この種の一般的なサイドエアバッグ装置においては、エアバッグが、インフレータと称される起動装置(ガス発生装置)を内部に有して形成され、インフレータの前方側でのその折りたたみ状態において、シートバックの側部空間内に配設されている。そして、自動車の衝突等での衝撃を衝撃センサで検出したとき、インフレータでのガスの発生(噴射)および点火によって、シートバックの側部空間内部から所定の開口を介してその前方に膨出するように、このサイドエアバッグ装置は構成されている。
ところで、公知のサイドエアバッグ装置においては、通常、エアバッグに内包されたインフレータが、シートバックの側部空間内でその軸線をシートバックの上下方向に延ばす形態で配置、固定される。そして、このインフレータを内包したエアバッグが、そのインフレータの前側位置で折りたたまれるため、公知の構成においては、シートバックの側部空間にそれ相応の前後長が要求されることになるとともに、この側部空間前方には、着座感の低下を伴わないよう、シートパッド等のクッション体を配設することから、この側部空間は必然的にシートバックの後方側に延ばされることになる。
つまり、この公知の構成においては、シートバックの前後厚の増大化が避けられないことから、サイドエアバッグ装置の内蔵されたシートバックにおけるその前後厚の薄型化が容易に行えない。
特開2004−338708号公報
解決しようとする問題点は、インフレータの内包されたエアバッグをシートバックの側部空間内に配設すると、シートバックの前後厚の増大を伴いやすいという点である。
本発明の請求項1に係る車両用シートのサイドエアバッグ構造は、エアバッグのための起動装置であるインフレータを、当該エアバッグから分離して側部空間以外のシートバックの内部位置に設け、所定の連通手段によってこのインフレータ、エアバッグ間を連結することにより、このインフレータからの高圧ガスを当該エアバッグ内に供給可能としたことを、その最も主要な特徴としている。
また、本発明の請求項2に係る車両用シートのサイドエアバッグ構造は、エアバッグのための起動装置であるインフレータを、当該エアバッグから分離して設け、所定の連通手段により、このインフレータからの高圧ガスをエアバッグ内に供給可能とするとともに、このインフレータを、シートバックの左右方向にその軸線を延ばす形態で、当該シートバックの骨格をなすシートバックフレームの下部フレームに配置、固定したことを、その最も主要な特徴としている。
本発明の請求項1および請求項2に示す車両用シートのサイドエアバッグ構造においては、インフレータをシートバックの側部空間から除外して配設するため、その側部空間は折りたたまれたエアバッグのみを収納可能とする前後長を持てば足りる。つまり、側部空間の前後長が確実に低減できるため、サイドエアバッグ装置を備えたシートバックであっても、その前後厚の抑制が十分に可能になるという利点が、この請求項1および請求項2によれば得られる。
そして、この発明の請求項2によれば、インフレータをシートバックフレームの下部フレームに配置、固定しているため、シートバックフレームの前後厚の増加を伴うことなく、またクッション性の低下を伴うことなく、シートバックフレームに対するインフレータの配置、固定を行うことができるという利点がある。
サイドエアバッグ内蔵のシートバックにおけるその前後厚の抑制を、クッション性の低下を伴うことなく、また構成の複雑化等を伴うことなく、実現可能とした。
図1、図2は、本発明の車両用シートのサイドエアバッグ構造を示す、シートバックの概略部分断面図、およびシートバックフレームの概略部分背面図であり、これらを見るとわかるように、この発明においては、サイドエアバッグ装置10を構成する、エアバッグ12のためのインフレータ14が、当該エアバッグから分離して設けられている。
図1を見るとわかるように、シートバック16の側部には、エアバッグ収納用の側部空間18が予め規定されており、この側部空間内に、所定形状に折りたたまれたエアバッグ14が配設されている。
このエアバッグ14は、たとえば、ホルダ20を介してシートバックフレーム22のサイドフレーム22aに一体的に固定される。そして、このシートバックの側部空間18を、弾性体であるシートパッド24等と共にトリムカバー26で被覆することにより、サイドエアバッグ装置10の内蔵されたシートバック16が形成される。
なお、この種のサイドエアバッグ装置10の基本構成自体はこの発明の主旨でなく、たとえば特開2004−338708号公報等に開示の公知のものと何等変わりないため、このサイドエアバッグ装置の基本構成に対する詳細な説明は、ここでは省略するものとする。
ここで、この発明においては、エアバッグ12の内部から分離、除外されたインフレータ14が、シートバックフレーム22のうちの、エアバッグの設けられたサイドフレーム22a以外の箇所、たとえば下部フレーム22bに配置、固定されている。
図1、図2に示すように、この構成においては、インフレータ14が、シートバック16の左右方向にその軸線を延ばす形態で、シートバックフレームの下部フレーム22bに、たとえばホルダ28を介して固定される。そして、このインフレータ14は、エアバッグ12への高圧ガスの供給を可能に、所定の連通手段30により連結されている。
この連通手段30としては、ホース、チューブ、パイプのいずれを用いてもよく、図1に示すように、その先端放出口30aは、エアバッグ12の内部に挿入、連通されている。なお、この連通手段30は、エアバッグ12の配置されたシートバックのサイドフレーム22aの外面側から、たとえば、このサイドフレームの挿通孔等を介して、このシートバックフレームの内方側に引き込まれる。
通常、この種のサイドエアバッグ装置10においては、自動車の車体側に設けられた衝撃センサ(図示しない)による衝撃の検出により、インフレータ14の起動、つまりは高圧ガスの発生および点火が行われる。そして、この高圧ガスの発生および点火に伴って膨張したエアバッグ12は、トリムカバー26の特定箇所、たとえばその前方の縫合部32の開裂を伴って、ドア等の壁面34に沿ったその前方に膨出される(図1の二点鎖線参照)。
上記のように、この発明においては、インフレータ14をシートバック16の側部空間18から除外して配設するため、その側部空間は折りたたまれたエアバッグ12のみを収納可能とする前後長を持てば足りる。つまり、側部空間18の前後長が確実に低減できるため、サイドエアバッグ装置10を備えたシートバック16であっても、その前後厚の抑制が十分に可能となる。
また、インフレータ14をエアバッグ12から分離、除外して設けるとはいえ、このインフレータからの高圧ガスはパイプ等の連通手段30を介してエアバッグ内に供給されるため、サイドエアバッグ装置10としての機能性を損なうことなく、シートバック16の前後厚の抑制が十分に可能となる。
さらに、連通手段30を介してエアバッグ12に連結されたインフレータ14を、ホルダ28等によってシートバックフレーム22に固定すれば足りるため、エアバッグからのインフレータの分離、およびそれによるシートバックの前後厚の抑制をはかるにあたっても、その構成の複雑化を伴うことはない。
そして、この発明においては、エアバッグ12から分離したインフレータ14をシートバック16の内部位置に配しているため、サイドエアバッグ装置10はシートバック16内で完結される。つまり、シートバック16のリクライニング揺動やその角度等がサイドエアバッグ装置に悪影響を与えることもないため、その作動の確実性が容易に維持される。
ここで、この実施例においては、インフレータ14をシートバックフレーム22の下部フレーム22bに配置、固定しているが、側部空間18以外のシートバック16の内部位置に配置、固定すれば足りるため、これに限定されず、たとえば、外面側にエアバッグ12の配設されたシートバックのサイドフレーム22aの内面側等に、インフレータを配置、固定する構成としてもよい。
しかしながら、この実施例のように、インフレータ14をシートバックフレームの下部フレーム22bに配置、固定すれば、シートバック16のクッション性に対する悪影響も防止できるため、シートバックのクッション性の低下を伴うことのない前後厚の抑制が十分、かつ容易に可能となる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
この実施例においては、トリムカバー縫合部の開裂によってエアバッグを膨出させる、いわゆる開裂式のものを、エアバッグの膨出構造として具体化しているが、側部空間を開閉可能なリッドによって覆い、このリッドの開放によってエアバッグの膨出をイ行う、いわゆるリッド式のものに、この発明を応用してもよい。
この発明に係る車両用シートのサイドエアバッグ構造を示す、シートバックの概略部分断面図である。 車両用シートのサイドエアバッグ構造を示す、シートバックフレームの概略部分背面図である。
符号の説明
10 サイドエアバッグ装置
12 エアバッグ
14 インフレータ
30 連通手段

Claims (2)

  1. 折りたたまれたエアバッグを、シートバック前方へのその膨出を可能にシートバックの側部空間内に配設してなる車両用シートのサイドエアバッグ構造において、
    上記エアバッグのための起動装置であるインフレータを、当該エアバッグから分離して上記側部空間以外のシートバックの内部位置に設け、所定の連通手段によってこのインフレータ、エアバッグ間を連結することにより、このインフレータからの高圧ガスを当該エアバッグ内に供給可能としたことを特徴とする車両用シートのサイドエアバッグ構造。
  2. 折りたたまれたエアバッグを、シートバック前方へのその膨出を可能にシートバックの側部空間内に配設してなる車両用シートのサイドエアバッグ構造において、
    上記エアバッグのための起動装置であるインフレータを、当該エアバッグから分離して設け、所定の連通手段により、このインフレータからの高圧ガスを当該エアバッグ内に供給可能とするとともに、
    このインフレータを、上記シートバックの左右方向にその軸線を延ばす形態で、当該シートバックの骨格をなすシートバックフレームの下部フレームに配置、固定したことを特徴とする車両用シートのサイドエアバッグ構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001001857A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Toyota Motor Corp 頭部保護エアバッグ装置
JP2001080445A (ja) * 1999-09-10 2001-03-27 Suzuki Motor Corp サイドエアバッグの取付構造
JP2004090906A (ja) * 2002-07-08 2004-03-25 Honda Motor Co Ltd サイドエアバッグ装置

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