JP2007160160A - 劣化保温材の可搬型破砕機 - Google Patents
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Abstract
【課題】保温材解体場所で効率よく破砕作業ができる劣化保温材の可搬型破砕機を提供する。
【解決手段】人力で運搬できる程度の質量で、かつ、エレベータに乗せることのできる大きさで、キャスター18を備え、保温材解体場所まで運搬ができ破砕物5を直接投入し破砕作業ができるようにした。
【選択図】図3
【解決手段】人力で運搬できる程度の質量で、かつ、エレベータに乗せることのできる大きさで、キャスター18を備え、保温材解体場所まで運搬ができ破砕物5を直接投入し破砕作業ができるようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は、火力発電所や石油プラントなどのプラント機器および配管の外表面に熱の放散を防ぐため、多くの保温材が使用されており、点検箇所の保温材は外され、点検後に新たな保温材で復旧されるため、外された保温材の多くは最終処分場で埋め立て処分としていたが、破砕作業までのステップ上の袋詰め作業および運搬等を無くし、破砕することでコスト削減につながりかつリサイクル可能な使用用途に供することが可能である保温材破砕に係わり、保温材解体場所まで人力で運搬できることが可能な小型・軽量の劣化保温材の可搬型破砕機に関するものである。
火力発電所や石油プラントなどのプラント機器および配管の外表面には熱の放散を防ぐため、多くの保温材が使用されており、点検箇所の保温材は外され、その多くの保温材は一旦袋受けされ、破砕機およびロールプレス機設置場所まで運搬し、破砕または減容または取り外されたままにて最終処分場まで運搬し埋め立て処分を実施していた。破砕については、例えば、下記特許文献1に記載されている。
しかしながら、最終処分場の受入余裕量の減少や環境マネジメントの拡大からプラントから排出される保温廃材は安易に廃棄処分ができなくなってきており、リサイクル化のための破砕処理上でのランニングコストを抑えるべく破砕作業までのステップ上の袋詰め作業および運搬等を無くし、直接破砕処理ができることがコスト低減上重要である。
本発明の目的は、前記したような問題点を解決するもので、保温材解体場所で効率よく破砕作業ができる劣化保温材の可搬型破砕機を提供することにある。
本発明では、円筒ドーナツ形の直角断面形状が五面台形部の外周回転軸上に複数掘り込みを形成し、正方形立方体の工具鋼の切削刃を頂点方向に配置し五面台形外周径より突起させボルトで固定した切削刃を回転軸に横配列し、円周方向に位相を変えた配置とした回転刃と、回転刃に動力を伝達するチェーンおよび電源ケーブルから供給できる交流電源もしくは電源供給用ケーブル無しで電源を直接供給できる可搬型発電機を搭載でき、これら二電源のどちらでも回転可能とした電動機と、破砕物が自重で回転刃方向に下降するような傾斜をなし、角形もしくは円形もしくは多角形をなす投入口と高所作業時は破砕機に直接保温材を投入口まで導けるよう伸縮性の良い筒状物をつなぎ合わせ直接投入できるような導入筒と、破砕物が自然落下するよう回転刃下方かつ破砕機下面より外周側に破砕片が排出されるよう1面の傾斜面を長くした形状に配置し、破砕物の受け容器もしくは袋を破砕機下方外面に設置できる排出口とし、袋受け、運搬作業等の作業ステップを無くし、人力で運搬できる程度の質量であり、かつ、エレベータに乗せることのできる大きさで、キャスターを備えており、保温材解体場所まで運搬ができ破砕物を直接投入し破砕作業ができる、劣化保温材の可搬型破砕機により解決できる。
本発明によれば、リサイクル化のための破砕処理上でのランニングコストを抑えるべく破砕作業までのステップ上の袋詰め作業および運搬等を無くし、保温材解体場所まで運搬でき破砕物を直接投入し破砕作業ができコスト低減がはかれる。
本発明を実施するための最良の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明が適用される劣化保温材の可搬型破砕機の回転刃および固定刃の概略断面図である。
図1において、劣化保温材の可搬型破砕機の回転体3は円筒ドーナツ形の直角断面形状が五面台形部の外周回転軸上に複数掘り込みを形成し、正方形立方体の工具鋼の切削刃を頂点方向に配置し五面台形外周径より突起させた配置とした回転刃1とすることで破砕物5の形状が一定でなく常に隣り合った回転刃1の軌跡にラップを生じる。ボルト4で固定した回転刃1の回転体3を回転軸2に挿入配置し、回転刃1と、破砕物5が自重で回転刃方向に下降するような傾斜をなした下方部位にせん断効果を持たせるべく工具鋼材を回転刃1における回転軌跡形状(のこぎり刃形状)に加工した固定刃6を回転刃1とせん断効果が図れるような調整用長穴7とし、固定ボルト8で固定されている。
図2は、本発明が適用される回転刃の平面展開配置図である。
図2において、回転刃1は直角断面形状が五面台形円筒ドーナツ形の回転体3を横に7列配置し、隣り合った回転体3は円周方向に約30°位相を変え配置してある。
図3は、本発明の位置実施例を示す可搬型破砕機の構成図である。
図3において、回転刃1の回転体3を回転軸2に動力を伝達するチェーン9および電源ケーブル10から供給できる交流電源もしくは電源供給用ケーブル無しで電源を直接供給できる可搬型発電機11を搭載でき、これら二電源のどちらでも回転可能とした電動機12と、破砕物5が自重で回転刃1方向に下降するような傾斜をなし、角形もしくは円形もしくは多角形をなす投入口13と高所作業時は破砕機に直接破砕物5を投入口13まで導けるよう伸縮性の良い筒状物をつなぎ合わせ直接投入できるような導入筒14と、破砕物5が自然落下するよう回転刃1下方かつ破砕機下面より外周側に破砕片15が排出されるよう1面の傾斜面を長くした形状に配置し、破砕片15の受け容器16もしくは袋を破砕機下方外面に設置できる排出口17とし、人力で運搬できる程度の質量であり、かつ、エレベータに乗せることのできる大きさで、キャスター18を備えており、保温材解体場所まで運搬ができ破砕物5を直接投入し破砕作業ができる。
劣化保温材の可搬型破砕機における回転刃1動作のスイッチ19は正転および逆転を具備しており通常破砕時は正転で回転するが、万が一破砕物が噛み込みすぎた場合に逆転で回転し破砕物5を排出することができ、破砕物5が逆転により排出口17に落ちることの無いよう回転体3上面に破砕片15が通過可能な程度の隙間を配したガイド20を設置してある。
このように、本発明はリサイクル化のための破砕処理上でのランニングコストを抑えるべく破砕作業までのステップ上の袋詰め作業および運搬等を無くし、保温材解体場所まで運搬でき破砕物を直接投入し破砕作業ができコスト低減が図れる。
1…回転刃、2…回転軸、3…回転体、4…ボルト、5…破砕物、6…固定刃、7…調整用長穴、8…固定ボルト、9…チェーン、10…電源ケーブル、11…可搬型発電機、12…電動機、13…投入口、14…導入筒、15…破砕片、16…受け容器、17…排出口、18…キャスター、19…スイッチ、20…ガイド。
Claims (2)
- 円筒ドーナツ形の直角断面形状が五面台形部の外周回転軸上に複数掘り込みを形成し、正方形立方体の工具鋼の切削刃を頂点方向に配置し五面台形外周径より突起させボルトで固定した切削刃を回転軸に横7列配置し、円周方向に約30°位相を変えた配置とした回転刃とすることで破砕物形状が一定でなく常に隣り合った回転刃軌跡にラップが生じ破砕させる可搬型破砕機であって、前記回転刃に動力を伝達するチェーンと、電源ケーブルから供給できる交流電源もしくは電源供給用ケーブル無しで電源を直接供給できる可搬型発電機を搭載でき、これら二電源のどちらでも回転可能とした電動機と、前記破砕物が自重で前記回転刃方向に下降するような傾斜をなし、角形もしくは円形もしくは多角形をなす投入口と高所作業時は前記破砕機に直接保温材を投入口まで導けるよう伸縮性の良い筒状物をつなぎ合わせ直接投入できる導入筒と、前記破砕物が自然落下するよう前記回転刃下方かつ前記破砕機下面より外周側に破砕片が排出されるよう1面の傾斜面を長くした形状に配置し、前記破砕物の受け容器もしくは袋を破砕機下方外面に設置できる排出口とし、袋受け、運搬作業等の作業ステップを無くし、人力で運搬できる程度の質量であり、かつ、エレベータに乗せることのできる大きさで、キャスターを備えており、前記保温材の解体場所まで運搬ができ前記破砕物を直接投入し破砕作業ができることを特徴とする劣化保温材の可搬型破砕機。
- 請求項1において、前記回転刃を動作させるスイッチは、通常破砕時に前記回転刃を正転させ、前記破砕物が噛み込みすぎた場合に逆転で回転させて前記破砕物を排出することができ、前記破砕物が逆転により排出口に落ちることの無いよう回転体上面に破砕片が通過可能な程度の隙間を配したガイドを設置してあることを特徴とする劣化保温材の可搬型破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005357095A JP2007160160A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | 劣化保温材の可搬型破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005357095A JP2007160160A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | 劣化保温材の可搬型破砕機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007160160A true JP2007160160A (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=38243668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005357095A Pending JP2007160160A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | 劣化保温材の可搬型破砕機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007160160A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010110659A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | San-Ai Eco System Co Ltd | 破砕処理装置 |
CN112221629A (zh) * | 2020-09-10 | 2021-01-15 | 嘉善县鸿翔资源再生利用有限公司 | 一种建筑固体废弃物回收再生用拌料*** |
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2005
- 2005-12-12 JP JP2005357095A patent/JP2007160160A/ja active Pending
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JP2010110659A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | San-Ai Eco System Co Ltd | 破砕処理装置 |
CN112221629A (zh) * | 2020-09-10 | 2021-01-15 | 嘉善县鸿翔资源再生利用有限公司 | 一种建筑固体废弃物回收再生用拌料*** |
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