JP2007157121A - 情報処理装置及びプレビュー表示方法 - Google Patents

Abstract

【課題】文書データを入力してからできる限り早いタイミングで、正確な印刷プレビューを画面上に迅速に表示する機能を可能にする情報処理装置を提供する。
【解決手段】文書データを印刷装置が解釈可能な印刷データに変換して印刷装置に出力する前に印刷プレビューを表示する情報処理装置であって、入力された文書データを中間データとして保存する文書データ保存手段と、指定された印刷方法に基づき、出力用紙上の文書データの配置をレイアウト情報として決定するレイアウト決定手段と、保存された文書データに基づき、コンピュータ画面上に印刷プレビューを表示するプレビュー表示手段と、文書データを印刷データに変換する印刷データ生成手段とを備える。
【選択図】図１

Description

本発明はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に関し、特に、文書データを印刷装置が解釈可能な印刷データの形式に変換して、印刷装置に出力する前に、印刷結果を示す印刷プレビューをコンピュータ画面上に表示する情報処理装置に関する。

パーソナルコンピュータ等の情報処理装置において、入力された文書データをプリンタが解釈可能な形式に変換するプログラム（プリンタドライバ）の主な役割は、アプリケーションから送られてきた文書データをプリンタが解釈可能な印刷データ（例えば、ＰＤＬ（Printer Description Language））に変換して、プリンタに送信することにより、アプリケーション上で表示されている文書イメージ通りの印刷物を生成することである。

アプリケーション上で表示されている文書イメージ通りの印刷物を生成するために、プリンタドライバは、給紙、排紙トレイ指定、両面印刷指定、フィニッシング指定等、プリンタ機器の様々な設定を可能とする他、拡大印刷、縮小印刷、１枚の用紙上に複数の文書データを配置する集約印刷、任意の画像を文書ページ上に重ねて印刷するスタンプ印刷等の機能を提供することができる。

このようにプリンタドライバにより、アプリケーション上で表示されている文書イメージ通りに印刷する以外に、様々な機能が提供される。しかし、プリンタドライバが提供する機能を使用することで、ユーザが想像していた文書イメージと異なる印刷結果が生成される場合がある。そこで、印刷を行う前に印刷結果を予め画面上で確認するプレビュー機能が求められている。

アプリケーションによっては、アプリケーション自体がプレビュー機能を有する場合があり、印刷結果の文書イメージを確認することは可能である。しかし、上述したようなプリンタドライバに固有の機能を施した結果を、アプリケーションのみによって反映させることはできない。

このため、プレビュー機能を有するプリンタドライバ（または、プリントシステム）を提供するという要求が高まっており、実際にプレビュー機能を有するプリンタドライバも少なからず提案されている。

通常、プリンタドライバでプレビュー機能を実現するには、以下の２つの方式が考えられる。第１の方式は、実際にＰＤＬデータを生成し、生成したＰＤＬデータを画面上に表示する方式である。この場合、実際にプリンタに送信されるＰＤＬデータをプレビュー表示するため、実際の印刷結果と同一の表示を行うことができる。

ところが、第１の方式はＰＤＬデータへの変換処理（場合によっては、縮小、位置の移動、回転処理等も伴う）を行うため、文書データを入力してから画面に表示されるまでにかなりの時間が費やされる。また、プレビュー表示の結果がユーザが想像した文書イメージと異なる場合、再度ＰＤＬデータを生成し直す必要がある。この場合にも、ＰＤＬデータの生成開始から画面へのプレビュー表示までに時間を要する。

第２の方式は、アプリケーションから入力された描画データをＰＤＬデータに変換する前の状態（変倍等の処理を施す前の状態）のまま一旦蓄積し、描画データを画面上に表示する方式である。第２の方式の場合、ＰＤＬデータへの変換処理を行わないため、比較的早いタイミングで画面上に表示することが可能である。

ところが、第２の方式の場合、画面上に最終的な印刷イメージを表示する際に、プレビュー表示部が予め、ＰＤＬデータへの変換処理で行われる動作を想定して表示イメージを生成する必要がある。ＰＤデータＬへの変換処理の動作仕様が変更された場合に、プレビュー表示部もその変更に合わせて変更する必要がある。

そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、文書データを入力してからできる限り早いタイミングで、正確な印刷プレビューを画面上に迅速に表示する機能を可能にする情報処理装置を提供することを目的とする。

上述した課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、文書データを印刷装置が解釈可能な印刷データに変換して印刷装置に出力する前に印刷プレビューを表示する情報処理装置であって、入力された文書データを中間データとして保存する文書データ保存手段と、指定された印刷方法に基づき、出力用紙上の文書データの配置をレイアウト情報として決定するレイアウト決定手段と、保存された文書データに基づき、コンピュータ画面上に印刷プレビューを表示するプレビュー表示手段と、文書データを印刷データに変換する印刷データ生成手段とを備えることを特徴とする。

本発明の情報処理装置は、アプリケーションから入力された文書データをハードディスク等の記憶装置に一旦中間データとして保存し、出力用紙上の文書データの配置を決定するレイアウト決定部と、文書データをＰＤＬデータ等の印刷データに変換する印刷データ生成部とを備え、レイアウト決定部からのレイアウト情報をプレビュー表示部が受け取ることにより、実際の印刷結果と同じ印刷イメージを印刷プレビューとしてコンピュータ画面上に表示する。

上記の情報処理装置は、前記文書データ保存手段が、入力された文書データの描画データ部分を中間データとして保存する構成とすることができる。

上記の情報処理装置は、前記文書データ保存手段が、入力された文書データを中間データの形式に変換して、文書ページ単位で記憶装置に保存する構成とすることができる。

上記の情報処理装置は、前記レイアウト決定手段が入力された文書データのうち、印刷設定情報と文書ページ情報とを抽出して、出力用紙上の文書データの配置を決定する構成とすることができる。

上記の情報処理装置は、前記レイアウト決定手段が、前記印刷設定情報に基づき出力用紙上の文書ページの位置、回転方向、変倍率を含む配置情報を算出し、前記レイアウト情報として出力する構成とすることができる。

上記の情報処理装置は、前記プレビュー表示手段が、前記中間データと前記レイアウト情報とに基づいて出力画像を生成し、コンピュータ画面に表示する構成とすることができる。

上記の情報処理装置は、前記印刷データ生成手段が、前記レイアウト情報に基づいて前記中間データを印刷データに変換する構成とすることができる。

また、上述した課題を解決するために、本発明のプレビュー表示プログラムは、文書データを印刷装置が解釈可能な印刷データに変換して印刷装置に出力する前に印刷プレビューを表示するプレビュー表示方法をコンピュータに実行させるためのプレビュー表示プログラムであって、前記プレビュー表示方法が、入力された文書データを中間データとして保存する文書データ保存手順、指定された印刷方法に基づき、出力用紙上の文書データの配置をレイアウト情報として決定するレイアウト決定手順、保存された文書データに基づき、コンピュータ画面上に印刷プレビューを表示するプレビュー表示手順、及び文書データを印刷データに変換する印刷データ生成手順を有することを特徴とする。

本発明の情報処理装置によれば、文書データを印刷装置において解釈可能な印刷データに変換して印刷装置に出力する前に、正確な印刷プレビューを迅速に表示することが可能である。

以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。

図１は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。図２は、図１の情報処理装置に設けたプリンタドライバの構成を示すブロック図である。

図１に示すように、情報処理装置２００は、プリンタドライバ１０と、アプリケーション３と、ハードディスク装置４と、表示装置６と、及びＬＡＮを介して接続されたプリンタ装置１００とを備えている。

図１及び図２に示すように、この実施形態のプリンタドライバ１０は、プリンタドライバＵＩ部１１と、プリンタドライバ描画部１２と、プレビュー表示部１５とを備えている。あるいは、プレビュー表示部１５をプリンタドライバ１０とは別のソフトウェアモジュールとして構成してもよい。

プリンタドライバＵＩ部１１は、プリンタドライバ１０を構成するソフトウェアモジュールの１つであり、プリンタ装置やプリンタドライバが具備する各種印刷設定を行う機能を有するグラフィカルユーザインターフェースである。

プリンタドライバ描画部１２は、アプリケーション３から入力された文書データを受け取り、印刷装置が解釈可能な印刷データ（たとえば、ＰＤＬデータ）に変換するモジュールである。

プリンタドライバ描画部１２において、データ受信部２１は、予めＯＳにより規定されたＩ／Ｆによりアプリケーション３から文書データを受信する。文書データ保存部２２は、文書データから描画データを抽出し、描画データを中間データとしてハードディスク装置４に文書ページ単位で保存する。レイアウト決定部２３は、文書データから文書ページ情報、出力用紙情報、各種印刷設定値を抽出し、これら抽出した情報に基づいて、出力用紙上の文書データの配置（レイアウト）を決定することによりレイアウト情報を生成する。印刷データ生成部２４は、レイアウト決定部２３が生成したレイアウト情報に基づいて、ハードディスク装置４に保存された描画データの移動、変倍、回転等の処理を行い、印刷データ（ＰＤＬデータ）に変換してプリンタ装置１００へ送信する。

プレビュー表示部１５は、プリンタドライバ描画部１２がハードディスク装置４に蓄積した文書データと、レイアウト決定部２３が生成したレイアウト情報とに基づいて、印刷イメージ（印刷プレビュー）を生成し、表示装置６上に表示するモジュールである。

プレビュー表示部１５において、画像生成部５１は、蓄積された文書ページデータを読み込み、レイアウト情報に基づいて画面表示用の印刷イメージを生成する。画像表示部１５２は、画像生成部５１が生成した印刷イメージを印刷プレビューとして表示装置６の画面上に表示する。印刷制御部５３は、蓄積された文書ページデータとレイアウト情報を再度プリンタドライバ描画部１２に送信し、最終的な印刷処理を行う。

図３は、プレビュー表示を行わずに通常印刷を行う場合に、図２の情報処理装置が実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。

図３に示すように、プリンタドライバ描画部１２のデータ受信部２１は、アプリケーション３から入力された文書データから出力用紙情報、印刷設定情報を受信して、レイアウト決定部２３に送信する（Ｓ１）。

この実施形態では、出力用紙情報と印刷設定情報を別個の印刷情報単位として処理しているが、出力用紙情報と印刷設定情報とを含む単一の印刷情報単位として処理することもできる。

次に、プリンタドライバ描画部１２は、入力された文書データから文書ページ情報を受信して、レイアウト決定部２３に送信する（Ｓ２）。

次に、レイアウト決定部２３は、文書ページ情報、出力用紙情報、印刷設定情報に基づいて、出力用紙上の文書データの配置（レイアウト）を決定し、レイアウト情報を生成する（Ｓ３）。レイアウト決定部２３は、生成したレイアウト情報とを印刷データ生成部２４に送信する（Ｓ４）。また、プリンタドライバ描画部１２は、アプリケーション３から入力された該当文書ページの描画データを順次印刷データ生成部２４に送信する（Ｓ４）。

印刷データ生成部２４は、レイアウト決定部２３が生成したレイアウト情報から得られる該当ページの描画位置情報に基づき、受信した描画データの移動、変倍、回転等の処理を行い、ＰＤＬデータに変換する（Ｓ５）。印刷データ生成部２４は、ＰＤＬデータをプリンタ装置１００に送信する（Ｓ６）。

次に、プリンタドライバ描画部１２は、該当ページの描画データに対応する印刷データの送信処理が終了したか否かを判定する（Ｓ７）。終了するまで、上記のステップＳ５とＳ６の処理が繰り返される。

さらに、プリンタドライバ描画部１２は、入力された文書データの最終ページの描画データに対応する印刷データの送信処理が終了したか否かを判定する（Ｓ８）。終了するまで、上記のステップＳ２−Ｓ７が繰り返される。

図４は、プレビュー表示を行う場合に、図２の情報処理装置が実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。

図４に示すように、プリンタドライバ描画部１２のデータ受信部２１は、アプリケーション３から入力された文書データから出力用紙情報、印刷設定情報を受信して、レイアウト決定部２３に送信する（Ｓ１）。

この実施形態では、出力用紙情報と印刷設定情報を別個の印刷情報単位として処理しているが、出力用紙情報と印刷設定情報とを含む単一の印刷情報単位として処理することもできる。

次に、プリンタドライバ描画部１２は、入力された文書データから文書ページ情報を受信して、レイアウト決定部２３に送信する（Ｓ２）。

次に、レイアウト決定部２３は、文書ページ情報、出力用紙情報、印刷設定情報に基づいて、出力用紙上の文書データの配置（レイアウト）を決定し、レイアウト情報を生成する（Ｓ３）。また、レイアウト決定部２３は、生成したレイアウト情報をプレビュー表示部１５に送信する（Ｓ３）。

次に、プリンタドライバ描画部１２は、アプリケーション３から入力された該当文書ページの描画データを順次文書データ保存部２２に送信し、文書データとしてハードディスク装置４上に中間ファイルとして蓄積する（Ｓ４）。

次に、プリンタドライバ描画部１２は、該当ページの描画データの蓄積が終了したか否かを判定する（Ｓ５）。終了するまで、上記のステップＳ４の処理が繰り返される。

さらに、プリンタドライバ描画部１２は、入力された文書データの最終ページの描画データの蓄積処理が終了したか否かを判定する（Ｓ６）。終了するまで、上記のステップＳ２−Ｓ５が繰り返される。

全ページの処理が完了した時点で、プリンタドライバ描画部１２は、各種情報（出力用紙情報、レイアウト情報その他）をプレビュー表示部１５へ送信する（Ｓ７）。そして、プレビュー表示部１５が起動される。

プレビュー表示部１５の画像生成部５１は、レイアウト情報を読み込み、蓄積された文書ページの描画データをハードディスク装置４の中間ファイルから読み込む（Ｓ８）。画像生成部５１は、レイアウト情報に基づいて画面表示用の印刷イメージ（印刷プレビュー）を生成する（Ｓ９）。

画面表示部５２は、画像生成部５１が生成した印刷イメージ（印刷プレビュー）を表示装置６の画面上に表示する（Ｓ１０）。ユーザが、画面上に表示された印刷プレビューを確認し、印刷実行指示を入力すると、印刷制御部５３は、レイアウト情報と描画データを順次、印刷データ生成部２４に送信する（Ｓ１１）。

次に、印刷データ生成部２４は、プレビュー表示部１５から受信したレイアウト情報から得られる該当ページの描画位置情報に基づき、プレビュー表示部１５から受信した描画データの移動、変倍、回転等の処理を行い、ＰＤＬデータに変換する（Ｓ１２）。印刷データ生成部２４は、ＰＤＬデータをプリンタ装置１００に送信する（Ｓ１３）。

次に、レイアウト情報の書式例について説明する。

図５は、図２の情報処理装置のレイアウト決定部が生成するレイアウト情報の書式例とそのプレビュー表示例を示す図である。

図５（ａ）は、レイアウト情報の書式例を示す。図５（ａ）において、Ｐａｐｅｒ１、Ｐａｐｅｒ２は、出力用紙を表す。Ｐａｐｅｒ１の後に続く、ｗｉｄｔｈ，ｈｅｉｇｈｔは、出力用紙のサイズ（幅、高さ）を表す。Ｐａｐｅｒ１内には、用紙上に配置される文書ページの情報が記述される。各文書ページ情報は、ｐａｇｅ１〜Ｎとして記述される。ここで、Ｎの数値は、集約印刷指定のページ数に基づいて決定される。

各ｐａｇｅ内には、ｏｆｆｓｅｔ、ｓｃａｌｅ、ｒｏｔａｔｅ等の配置情報が記述される。ｏｆｆｓｅｔは該当文書ページの出力用紙上の原点座標、ｓｃａｌｅは該当文書ページの変倍率、ｒｏｔａｔｅは該当文書ページの回転方向をそれぞれ表す。

図５（ｂ）は、レイアウト情報が図５（ａ）の書式である場合のプレビュー表示例を示す。

レイアウト決定部２３は、集約印刷指定情報、文書ページサイズ、出力用紙サイズ（ユーザにより指定された印刷方法）に基づいて、このレイアウト情報を生成する。印刷データ生成部２４は、このレイアウト情報に基づいて、描画データからＰＤＬデータを生成する。

プレビュー表示部１５は、このレイアウト情報に基づいて、描画データから印刷イメージデータを生成する。すなわち、レイアウト決定部２３が生成したレイアウト情報が変更された場合（例えば、集約印刷時の画像の向きの変更等）にも、プレビュー表示部１５は、このレイアウト情報の書式のみ知っていれば、基本的動作を変更する必要はない。

図６は、プレビュー表示後にレイアウトを変更する場合に、図２の情報処理装置が実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。

図６のフローチャートにおいて、ステップＳ１−Ｓ１３の処理は、上述の図４のフローチャートのステップＳ１−Ｓ１３の処理と基本的に同一であるので、これらステップの処理についての説明を省略する。

図６に示したように、ステップＳ１０で、画面表示部５２が画像生成部５１が生成した印刷イメージ（印刷プレビュー）を表示装置６の画面上に表示した後に、プレビュー表示部１５は、ユーザからレイアウト変更指示を受け取ったか否かを判定する（Ｓ２１）。

ユーザが、表示装置６の画面上に表示された印刷プレビューを確認し、印刷プレビューに対しレイアウト変更指示を入力すると、プレビュー表示部１５は、次のステップＳ２２に移行する。

ステップＳ２２において、プレビュー表示部１５は、ユーザからのレイアウト変更指示に応じて、プリンタドライバ描画部１２から受信したレイアウト情報を変更し、上述のステップＳ７−Ｓ１０の処理を再度実行する。

ステップＳ２１において、ユーザからのレイアウト変更指示の入力がない場合には、プレビュー表示部１５は、次のステップＳ１１に移行する。図４のフローチャートのステップＳ１１−Ｓ１３と同一の同様の処理が実行される。

従って、図６の処理手順によれば、レイアウト決定部２３が生成したレイアウト情報をユーザが変更した場合にも、ユーザからのレイアウト変更指示に迅速に対応することができる。すなわち、プレビュー表示部１５は、レイアウト決定部２３が生成したレイアウト情報の書式をすでに受信していれば、受信したレイアウト情報の書式の一部のみ変更するだけで、ユーザからのレイアウト変更指示に対応することができる。

図７は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。

図７に示すように、情報処理装置２００は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータで構成される。情報処理装置２００においては、各種演算を行ない、装置各部を集中的に制御するＣＰＵ７１と、ＲＯＭやＲＡＭからなるメモリ７２がバス７０によって接続されている。バス７０には、所定のインターフェイスを介して、ハードディスク装置（ＨＤＤ）４と、マウスやキーボードなどで構成される入力装置７３と、ＬＣＤやＣＲＴなどの表示装置６と、プリンタ装置１００と、情報処理装置２００がＬＡＮ等のネットワーク７５上の外部装置と通信を行うための所定の通信インターフェイス７４が接続されている。

図７の情報処理装置２００において、図２で説明したプリンタドライバ１０は、メモリ７２のＲＯＭに予め記録されている。情報処理装置２００の起動時に、ＲＯＭに予め記録されたプリンタドライバ１０が読み出され、メモリ７２のＲＡＭにロードされることにより、図４又は図６の処理手順（プレビュー表示プログラム）がＣＰＵ７１の制御により実行される。

図７の情報処理装置２００において、ＣＰＵ７１は、プレビュー表示プログラムを実行することにより、文書データ保存手段、レイアウト決定手段、プレビュー表示手段、及び印刷データ生成手段として機能する。文書データ保存手段は、アプリケーションにより入力された文書データを中間データとしてＨＤＤ４に保存する。レイアウト決定手段は、入力装置７３により指定された印刷方法に基づき、出力用紙上の文書データの配置をレイアウト情報として決定する。プレビュー表示手段は、保存された文書データに基づき、表示装置６の画面上に印刷プレビューを表示する。印刷データ生成手段は、レイアウト情報に基づいて中間データをＰＤＬデータ等の印刷データに変換する。

図７に示した構成の場合、メモリ７２のＲＯＭに予め記録されているプリンタドライバ１０が、本発明の一実施形態であるプレビュー表示プログラムを構成する。

あるいは、上記のプリンタドライバ１０を予め記録したＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体から、記録媒体読取装置（図示なし）を用いて読み出し、メモリ７２のＲＡＭ又はＨＤＤ４にプリンタドライバ１０をインストールすることも可能である。このインストールにより、情報処理装置２００は、前述の図４又は図６の処理手順を実行可能な状態となる。この場合、メモリ７２のＲＡＭ又はＨＤＤ４にインストールされたプリンタドライバ１０が、本発明の一実施形態であるプレビュー表示プログラムを構成する。

あるいは、情報処理装置２００は、通信インターフェイス７４を介して、インターネット等のネットワーク７５上の外部装置と接続可能であるので、本発明の一実施形態であるプレビュー表示プログラムをネットワークを介しダウンロードして、メモリ７２のＲＡＭ又はＨＤＤ４にインストールすることも可能である。このダウンロードにより情報処理装置２００は、前述の図４又は図６の処理手順を実行可能な状態となる。

なお、このプレビュー表示プログラムは、所定のＯＳ上で動作するものであってもよい。また、特定のアプリケーションの一部を構成するプログラムモジュールであってもよい。

以上説明したように、本発明の情報処理装置は、アプリケーションから入力された文書データをハードディスク等の記憶装置に一旦中間データとして保存し、出力用紙上の文書データの配置を決定するレイアウト決定部と、文書データをＰＤＬデータ等の印刷データに変換する印刷データ生成部とを備え、レイアウト決定部からのレイアウト情報をプレビュー表示部が受け取ることにより、実際の印刷結果と同じ印刷イメージを印刷プレビューとしてコンピュータ画面上に表示する。したがって、本発明の情報処理装置によれば、文書データを印刷装置において解釈可能な印刷データに変換して印刷装置に出力する前に、正確な印刷プレビューを迅速に表示することが可能である。

本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図１の情報処理装置に設けたプリンタドライバの構成を示すブロック図である。 プレビュー表示を行わずに通常印刷を行う場合に、図２の情報処理装置が実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。 プレビュー表示を行う場合に、図２の情報処理装置が実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。 図２の情報処理装置のレイアウト決定部が生成するレイアウト情報の一例とそのプレビュー表示例を示す図である。 プレビュー表示後にレイアウトを変更する場合に、図２の情報処理装置が実行する処理手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。

符号の説明

２００ 情報処理装置
１００ プリンタ装置
１０ プリンタドライバ
１１ プリンタドライバＵＩ部
１２ プリンタドライバ描画部
３ アプリケーション
４ ハードディスク装置
６ 表示装置
１５ プレビュー表示部（プレビュー表示手段）
２１ データ受信部
２２ 文書データ保存部（文書データ保存手段）
２３ レイアウト決定部（レイアウト決定手段）
２４ 印刷データ生成部（印刷データ生成手段）
５１ 画像生成部
５２ 画像表示部
５３ 印刷制御部

Claims (11)

1. 文書データを印刷装置が解釈可能な印刷データに変換して印刷装置に出力する前に印刷プレビューを表示する情報処理装置であって、
   入力された文書データを中間データとして保存する文書データ保存手段と、
   指定された印刷方法に基づき、出力用紙上の文書データの配置をレイアウト情報として決定するレイアウト決定手段と、
   保存された文書データに基づき、コンピュータ画面上に印刷プレビューを表示するプレビュー表示手段と、
   文書データを印刷データに変換する印刷データ生成手段と
   を備えることを特徴とする情報処理装置。
2. 前記文書データ保存手段は、入力された文書データの描画データ部分を中間データとして保存することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
3. 前記文書データ保存手段は、入力された文書データを中間データの形式に変換して、文書ページ単位で記憶装置に保存することを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
4. 前記レイアウト決定手段は、入力された文書データのうち、印刷設定情報と文書ページ情報とを抽出して、出力用紙上の文書データの配置を決定することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
5. 前記レイアウト決定手段は、前記印刷設定情報に基づき出力用紙上の文書ページの位置、回転方向、変倍率を含む配置情報を算出し、前記レイアウト情報として出力することを特徴とする請求項４に記載の情報処理装置。
6. 前記プレビュー表示手段は、前記中間データと前記レイアウト情報とに基づいて出力画像を生成し、コンピュータ画面に表示することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
7. 前記印刷データ生成手段は、前記レイアウト情報に基づいて前記中間データを印刷データに変換することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
8. 文書データを印刷装置が解釈可能な印刷データに変換して印刷装置に出力する前に印刷プレビューを表示するプレビュー表示方法をコンピュータに実行させるためのプレビュー表示プログラムであって、前記プレビュー表示方法は、
   入力された文書データを中間データとして保存する文書データ保存手順、
   指定された印刷方法に基づき、出力用紙上の文書データの配置をレイアウト情報として決定するレイアウト決定手順、
   保存された文書データに基づき、コンピュータ画面上に印刷プレビューを表示するプレビュー表示手順、及び
   文書データを印刷データに変換する印刷データ生成手順
   を有することを特徴とするプレビュー表示プログラム。
9. 前記文書データ保存手順において、入力された文書データの描画データ部分を中間データとして保存することを特徴とする請求項８に記載のプレビュー表示プログラム。
10. 前記レイアウト決定手順において、入力された文書データのうち、印刷設定情報と文書ページ情報とを抽出して、出力用紙上の文書データの配置を決定することを特徴とする請求項８に記載のプレビュー表示プログラム。
11. 前記レイアウト決定手順において、前記印刷設定情報に基づき出力用紙上の文書ページの位置、回転方向、変倍率を含む配置情報を算出し、前記レイアウト情報として出力することを特徴とする請求項１０に記載のプレビュー表示プログラム。

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