JP2007155193A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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和久 角田
Koichi Yamaguchi
山口  広一
Masaaki Sato
全秋 佐藤
Hajime Ono
一 小野
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Abstract

【課題】ジメチルエーテルと二酸化炭素の非共沸混合冷媒を使用し、安全性を向上させた冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】本冷凍サイクル装置は、冷媒としてジメチルエーテルと二酸化炭素の混合冷媒を使用するとともに、圧縮機の冷凍機油として、運転中の二酸化炭素の初期封入量に対する溶け込み量の重量比率をK1、ジメチルエーテルの初期封入量に対する溶け込み量の重量比率をK2としたとき、K1<K2になる特性を有する冷凍機油を使用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は冷凍サイクル装置に係り、特にジメチルエーテルと二酸化炭素からなる混合冷媒を使用するのに適する冷凍サイクル装置に関する。
従来、ヒートポンプ式給湯システム等の冷凍サイクル装置の冷媒として、HCFC冷媒であるR22冷媒が一般に用いられていたが、近年、自然冷媒である二酸化炭素(CO)冷媒が使用されている。
このCO冷媒は高圧であるため、高圧に対する安全性確保のために冷凍サイクル装置及びその構成要素に耐圧強化などの対策が必要であり、ジメチルエーテル(DMEという。)とCOの非共沸混合冷媒を使用し、使用圧力を低下させることができかつ、高効率な冷凍サイクルを実現させる開発がなされている。
一方、圧縮機内には、潤滑性の維持及び圧縮部のシール性の確保のために冷凍機油が封入されている。
この冷凍機油の特性によっては、上記冷媒が混合冷媒であるため、冷媒の冷凍機油への溶解度に違いが生じる場合がある。例えば、CO側の冷凍機油への溶解度が一方的に高いと、混合冷媒中のDMEの混合比率が上昇し、可燃の危険性が高まるという問題が発生する。
なお、特許文献1には、CO冷媒を使用した冷凍サイクル装置に関する記載があり、特許文献2には、特定な炭化水素類とCOからなる混合冷媒を用いた冷凍サイクル装置に関する記載がある。
特開2001−201177号公報 特開2005−15633号公報
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、ジメチルエーテルと二酸化炭素の非共沸混合冷媒を使用し、安全性を向上させた冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器を備えた冷凍サイクル装置において、冷媒としてジメチルエーテルと二酸化炭素の混合冷媒を使用するとともに、前記圧縮機の冷凍機油として、運転中の二酸化炭素の初期封入量に対する溶け込み量の重量比率をK1、ジメチルエーテルの初期封入量に対する溶け込み量の重量比率をK2としたとき、K1≦K2になる特性を有する冷凍機油を使用したことを特徴とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、ジメチルエーテルと二酸化炭素の非共沸混合冷媒を使用し、安全性を向上させた冷凍サイクル装置を提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る冷凍サイクル装置について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る冷凍サイクル装置の構成図である。
図1に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置1は、アキュムレータ2を設けた圧縮機3、放熱器としての凝縮器4、膨張装置5、蒸発器6を備えている。
冷凍サイクル装置1において、図1中矢印で示すように、圧縮機3から吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器4で凝縮された後、膨張装置5で減圧され、蒸発器6に流入し蒸発し、蒸発器6と熱交換する空気を冷却する。
また、冷凍サイクル装置1は冷媒としてDMEとCOの混合冷媒を使用し、圧縮機3はケーシング3aに収容されたロータリ式圧縮機部3bとこのロータリ式圧縮機部3bを駆動する電動機部3cを備え、さらに、ケーシング3a内にはロータリ式圧縮機部3bの可動部分の潤滑性を維持し、シール性を確保するための冷凍機油Oを封入し、底部に貯油する。
以下、DME/CO混合冷媒について詳述する。
図2はDME/CO混合冷媒中におけるDME濃度と燃焼性との関係を示し、DMEが12重量%未満では不燃域であり、12重量%以上、35重量%未満では弱燃域であり、35重量%以上では強燃域であることを示している。
図3はDME/CO混合冷媒中におけるCO濃度と混合冷媒圧力との関係を示し、混合冷媒封入時のCOの初期濃度が増加するに連れて冷凍サイクル装置1内の圧力が増加することを示している。
DME/CO混合冷媒は、圧縮機2への封入後、冷凍機油へ溶け込む量に違いが生じる場合がある。
CO冷媒の初期封入量に対する冷凍機油への溶け込み量の重量比率が、DME冷媒のその比率より大きい場合には、溶け込まずに残存する混合冷媒中のDMEの濃度は増大する結果となる。図2からもわかるように、この残存混合冷媒中のDMEの濃度が35重量%を超えると強燃性ガスとなり、燃焼や爆発の危険性が大きくなる。
そこで、本発明の冷凍サイクル装置1は、このような危険を回避するため、冷凍機油の溶解度特性を規制する。
すなわち、冷凍機油には、運転中のCOの初期封入量に対する溶け込み量の重量比率をK1、DMEの初期封入量に対する溶け込み量の重量比率をK2としたとき、K1≦K2になる特性を持たせている。
具体例を示せば、K1=5%、K2=10%となる溶解度特性を有する冷凍機油が挙げられる。
サイクル装置1ヘの初期封入時のCOとDMEの混合比を弱燃域となる8:2(DME重量比率20%で図2の弱燃域に入る)とし、全体で1kgの混合冷媒を冷凍サイクル装置1に用いた場合、COの冷凍機油への溶け込み量は1kg×0.8×0.05=0.04kg、DMEの冷凍機油への溶け込み量は1kg×0.2×0.1=0.02kgとなる。
したがって、サイクル装置1中の混合冷媒のうち、COが1kg×0.8−0.04kg=0.76kg、DMEが1kg×0.2−0.02kg=0.18kgとなる。
この時のCOとDMEの混合比率は、
[数1]
(0.76/(0.76+0.18)):(0.18/(0.76+0.18))
≒8.09:1.91
このCO:DME≒8.09:1.91を図2に当てはめてみると、初期封入時のDME重量比率20%から19.1%に減少しており、燃性の危険性は初期の位置より不燃側にシフトしており、冷凍機油への溶け込み後により安全になっていることがわかる。
また、好ましくは、K1とK2との差が10%以下である。これにより、混合冷媒の特性の変化、圧力を所定の範囲に収めることができる。K1とK2との差が10%を超えると、混合冷媒の組成、特性が変化し、冷凍サイクル装置として所定の性能を得ることができなくなり、また、図3に示すように、DME/CO混合冷媒は、混合冷媒中のCO濃度が高くなるに連れて、圧力が高くなる特性を有するため、混合冷媒中のCO濃度が高くなって圧力が高くなり、冷凍サイクル装置及びその構成要素に大きな耐圧強度が必要となる。
さらに、図2からもわかるように、混合冷媒中のDMEの初期比率が35重量%未満の混合冷媒を使用することにより、常時強燃域になることを防止でき、安全性を高めることができる。初期比率が35重量%を超えると、常時強燃域になり、危険性が増す。
このように、本冷凍サイクル装置は、運転中に混合冷媒中のDMEの重量比率が35%を超えて強燃性ガスとなり、燃焼や爆発の危険性が大きくなるのを防止するために、冷凍機油の溶解度特性をK1≦K2になるように規制するものである。
本実施形態の冷凍サイクル装置によれば、ジメチルエーテルと二酸化炭素の非共沸混合冷媒を使用し、安全性を向上させた冷凍サイクル装置が実現される。
なお、上記実施形態においては、圧縮機から吐出された高圧側の冷媒が放熱器としての凝縮器により凝縮される例で説明したが、本発明は高圧側の冷媒が凝縮状態となるものに限らず、より高い圧力で超臨界状態、すなわち、圧縮機からの吐出冷媒の状態がモリエル線図(圧力−エンタルピ線図)上における飽和液線と飽和蒸気線との交点における圧力と温度以上となるものであっても良い。
本発明の一実施形態に係る冷凍サイクル装置の構成図。 本発明の一実施形態に係る冷凍サイクル装置用いられるDME/CO混合冷媒中のDME濃度と燃焼性の相関図。 本発明の一実施形態に係る冷凍サイクル装置用いられるDME/CO混合冷媒中のCO濃度と混合冷媒圧力の相関図。
符号の説明
1…冷凍サイクル装置、3…圧縮機、4…凝縮器、5…膨張装置、6…蒸発器。

Claims (3)

  1. 圧縮機、放熱器、膨張装置、蒸発器を備えた冷凍サイクル装置において、冷媒としてジメチルエーテルと二酸化炭素の混合冷媒を使用するとともに、前記圧縮機の冷凍機油として、運転中の二酸化炭素の初期封入量に対する溶け込み量の重量比率をK1、ジメチルエーテルの初期封入量に対する溶け込み量の重量比率をK2としたとき、K1≦K2になる特性を有する冷凍機油を使用したことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記冷凍機油はK1とK2との差が10%以下であることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記混合冷媒中のジメチルエーテルの初期重量比率が35%未満であることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
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