JP2007154955A - 直動アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】フレクスプラインに出力軸を結合すると直動アクチュエータが軸方向に長くなってしまう。
【解決手段】直動アクチュエータ10は、内周面にねじ溝40を有するサーキュラスプライン28、外周面にねじ山38を有するサーキュラスプライン28の内側に配置されたフレクスプライン26およびフレクスプライン26を非円形に撓めてサーキュラスプライン28に部分的に噛み合わせる波動発生器20を備え、ねじ山38およびねじ溝40がサーキュラスプライン28とフレクスプライン26の相対回転によりサーキュラスプライン28の軸方向変位を生ぜしめるように形成される波動歯車装置と、波動発生器20を回転駆動するモータ12と、サーキュラスプライン28の一端に結合され、サーキュラスプライン28と同軸上に軸方向に滑動可能に保持された出力軸32と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】直動アクチュエータ10は、内周面にねじ溝40を有するサーキュラスプライン28、外周面にねじ山38を有するサーキュラスプライン28の内側に配置されたフレクスプライン26およびフレクスプライン26を非円形に撓めてサーキュラスプライン28に部分的に噛み合わせる波動発生器20を備え、ねじ山38およびねじ溝40がサーキュラスプライン28とフレクスプライン26の相対回転によりサーキュラスプライン28の軸方向変位を生ぜしめるように形成される波動歯車装置と、波動発生器20を回転駆動するモータ12と、サーキュラスプライン28の一端に結合され、サーキュラスプライン28と同軸上に軸方向に滑動可能に保持された出力軸32と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、サーキュラスプライン、フレクスプラインおよび波動発生器を有する波動歯車装置を備えるアクチュエータに関する。
サーキュラスプライン、フレクスプラインおよびフレクスプラインを非円形に撓めてサーキュラスプラインに部分的に噛み合わせる波動発生器を備える波動歯車装置は、大きい減速比を得るために利用される。例えば、特許文献1には、フレクスプラインの外周面および固定されたサーキュラスプラインの内周面に歯およびねじ溝を設けて、2つの波動発生器の回転を操作することによりフレクスプラインをその軸方向および周方向に変位させる技術が開示されている。この技術は、大幅に減速された周方向の運動を得るとともに、軸方向の運動をも得ることができ、直動アクチュエータにも利用できる点で有用であるといえる。
実公平6−38195号公報
上記特許文献1の技術において、出力軸はフレクスプラインと連結している。出力軸を安定した状態に維持するためには、出力軸を少なくとも2点で支持しなければならないが、フレクスプラインは剛性が低くフレクスプラインに支持点を設けることができないため、剛性のある出力軸の少なくとも2箇所に支持点を設ける必要がある。また、このとき、出力軸の安定という観点から、これらの支持点の間にある程度の距離を確保する必要もある。従って、これらの必要性の下に設計される直動アクチュエータの出力軸は軸方向に長いものとなってしまう。さらに、フレクスプラインとサーキュラスプラインとの間に、出力軸が軸方向に移動するためのストローク代を確保することをも考慮すると、直動アクチュエータ全体としても軸方向に長くなる。その結果、スペース上の問題から直動アクチュエータの取付箇所が制限されてしまう。
本発明は上述の事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、直動アクチュエータを軸方向に短縮し、直動アクチュエータ全体の小型化を図ることにある。
本発明の一態様は、直動アクチュエータに関する。この直動アクチュエータは、内周面にねじ溝を有するサーキュラスプラインと、サーキュラスプラインの内側に配置された外周面にねじ山を有するフレクスプラインと、フレクスプラインを非円形に撓めてサーキュラスプラインに部分的に噛み合わせる波動発生器とを備え、サーキュラスプラインとフレクスプラインの相対回転によりサーキュラスプラインの軸方向変位を生ぜしめるようにねじ溝およびねじ山が形成される波動歯車装置と、波動発生器を回転駆動するモータと、サーキュラスプラインの一端に結合され、サーキュラスプラインと同軸上を軸方向に滑動可能に保持された出力軸と、を備える。
この態様では、出力軸は剛性の高いサーキュラスプラインに結合されている。そのため、サーキュラスプラインにおける1点および同じく剛性の高い出力軸における1点に支持点を設けて、これら2点において出力軸およびそれと結合されたサーキュラスプラインを支持することが可能となる。これによって、支持点の距離をある程度確保して出力軸の安定した状態を維持しつつ、出力軸における支持点の数を1点とする分、直動アクチュエータの軸方向の長さを短縮できる。また、出力軸が軸方向に移動するための十分なストローク代を確保できる。
この直動アクチュエータは、サーキュラスプラインの外周の少なくとも一部に設けられ、サーキュラスプラインの回転を規制しつつ軸方向の移動を許容する回転規制部材をさらに備えてもよい。この態様によれば、波動発生器が回転してフレクスプラインとサーキュラスプラインとが噛み合う位置が周方向に移動しても、回転支持部材によりサーキュラスプラインの回転が規制される。これによって、サーキュラスプラインを回転させずに軸方向に移動させることが可能となる。
この直動アクチュエータは、フレクスプラインの表面に貼付され、フレクスプラインの歪みを検出する歪ゲージをさらに備えてもよい。これによって、フレクスプラインの歪ゲージにより歪みを検出し、歪みが検出されたときに、その歪みを減少させるような処理を実行してラチェッティングを回避できる。
この直動アクチュエータは、前記波動発生器とともに回転し、前記フレクスプラインの内径方向への所定量以上の撓みを規制するストッパをさらに備えてもよい。フレクスプラインに対してその軸方向に荷重がかかった場合、フレクスプラインは剛性が低いため、その軸方向のみならず内径方向にも撓む。これによって、フレクスプラインとサーキュラスプラインにおけるねじ溝の噛み合わせが外れてラチェッティングが生じる可能性がある。そこで、フレクスプラインの内径方向への撓みを規制するようなストッパを設けた。これにより、フレクスプラインが内径方向に所定量以上撓んだとき、フレクスプラインの内周面はストッパに当接するので、フレクスプラインがそれ以上内径方向に撓むことを抑制できる。その結果、ねじ溝が外れることを抑制でき、ラチェッティングを回避できる。また、フレクスプラインが内径方向に撓まない限りストッパがフレクスプラインの内周面と接触することはない。
本発明の車両制動装置によれば、直動アクチュエータの小型化を実現できる。
本実施の形態では、まず、従来の直動アクチュエータにおける問題点について説明した後、第1の実施形態および第2の実施形態においてその問題点が解消された直動アクチュエータを説明する。
図6は、従来の直動アクチュエータの軸方向の断面図である。直動アクチュエータ210は、モータ212の回転を出力軸232の軸方向の出力として取り出すためのアクチュエータである。直動アクチュエータ210においてはモータ212と波動発生器220が一体化されている。モータ212は、ロータ216が中心軸214に取り付けられたステータ218を周方向に囲むように配置されて構成されている。
図6は、従来の直動アクチュエータの軸方向の断面図である。直動アクチュエータ210は、モータ212の回転を出力軸232の軸方向の出力として取り出すためのアクチュエータである。直動アクチュエータ210においてはモータ212と波動発生器220が一体化されている。モータ212は、ロータ216が中心軸214に取り付けられたステータ218を周方向に囲むように配置されて構成されている。
波動発生器220は、楕円形状のウェーブコア222および軸受224を含む。ウェーブコア222は、軸受224を介してフレクスプライン226を楕円形状に撓めて変形させる。フレクスプライン226の外周面にはねじ山238が形成されており、サーキュラスプライン228の内周面にはねじ山238と噛み合うねじ溝240が形成されている。楕円形状に変形されたフレクスプライン226のねじ山238は、楕円長軸上の2点でねじ溝240と噛み合う。ウェーブコア222の内側にはロータ216が取り付けられている。モータ212が回転駆動されると、ロータ216が回転するとともにウェーブコア222が回転する。ウェーブコア222が回転するとねじ山238およびねじ溝240の噛合の位置が周方向に移動する。噛合の位置の移動により、ねじ山238およびねじ溝240の作用によりフレクスプライン226は軸方向に移動する。フレクスプライン226の一端には出力軸232が結合されており、フレクスプライン226の移動とともに出力軸232も軸方向に移動する。なお、サーキュラスプライン228は固定されており、周方向へ回転することもなく、また、軸方向へ移動することもない。
なお、上述した出力軸を軸方向に移動させる直動アクチュエータは既知である。
なお、上述した出力軸を軸方向に移動させる直動アクチュエータは既知である。
出力軸232を安定した状態で支持するためには、少なくとも2点で支持する必要がある。直動アクチュエータ210では、剛性の低いフレクスプライン226に出力軸232が結合されている。ここで、フレクスプライン226は剛性が低いので、フレクスプライン226には支持点を設けることができない。このため、出力軸232を安定した状態に保つには、図6に示すように、出力軸232にブッシュ234およびブッシュ236の2つのブッシュを取り付けて出力軸232を支持しなければならない。ブッシュ234およびブッシュ236の間には、出力軸232を安定させるために十分な距離が確保されている。以下、2つの支持点間の軸方向の距離を「出力軸支持スパン」とも表記する。図6には、ブッシュ234およびブッシュ236の間隔を出力軸支持スパンとして示している。
また、直動アクチュエータ210においては、図6に示すようにフレクスプライン226が軸方向に移動可能な距離、すなわちストローク代をある程度確保する必要もある。従来の直動アクチュエータ210のように出力軸232をフレクスプライン226に結合させると、同図に示すように出力軸支持スパンおよびストローク代は直列して位置しているため、直動アクチュエータ210は軸方向に長くなってしまう。これにより、スペースという観点から直動アクチュエータ210の取付可能な箇所が制限されてしまうという問題が生じていた。
さらに、直動アクチュエータ210においては、フレクスプライン226に出力軸232が結合しているため、波動発生器220はモータの回転を伝達しながらフレクスプライン226とともに軸方向に移動する必要があり、直動アクチュエータ210の構造が複雑になるという問題も生じていた。
以下、第1の実施形態および第2の実施形態において、上述した従来の直動アクチュエータの問題点を解消するような直動アクチュエータについて説明する。
さらに、直動アクチュエータ210においては、フレクスプライン226に出力軸232が結合しているため、波動発生器220はモータの回転を伝達しながらフレクスプライン226とともに軸方向に移動する必要があり、直動アクチュエータ210の構造が複雑になるという問題も生じていた。
以下、第1の実施形態および第2の実施形態において、上述した従来の直動アクチュエータの問題点を解消するような直動アクチュエータについて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる直動アクチュエータ10の軸方向の断面図である。直動アクチュエータ10は、駆動源であるモータ12の回転を、出力軸32の軸方向の出力として取り出すためのアクチュエータである。直動アクチュエータ10は、サーキュラスプライン28、フレクスプライン26およびフレクスプライン26を楕円形に撓めてサーキュラスプライン28に部分的に噛み合わせる波動発生器20を含む。ここで、サーキュラスプライン28、フレクスプライン26および波動発生器20により波動歯車装置が構成される。なお、本実施の形態では、波動発生器20はフレクスプライン26を楕円形に撓めることとしたが、これに代えて、波動発生器20は、フレクスプライン26を略三角形に撓めてもよい。
図1は、第1の実施形態にかかる直動アクチュエータ10の軸方向の断面図である。直動アクチュエータ10は、駆動源であるモータ12の回転を、出力軸32の軸方向の出力として取り出すためのアクチュエータである。直動アクチュエータ10は、サーキュラスプライン28、フレクスプライン26およびフレクスプライン26を楕円形に撓めてサーキュラスプライン28に部分的に噛み合わせる波動発生器20を含む。ここで、サーキュラスプライン28、フレクスプライン26および波動発生器20により波動歯車装置が構成される。なお、本実施の形態では、波動発生器20はフレクスプライン26を楕円形に撓めることとしたが、これに代えて、波動発生器20は、フレクスプライン26を略三角形に撓めてもよい。
モータ12は、回転軸14、ロータ16およびステータ18を含む。モータ12において、回転軸14の軸周りにロータ16が取り付けられ、ロータ16を周方向に囲むようにステータ18が配置される。ロータ16とステータ18との間における磁気作用によりロータ16が回転し、回転軸14からその回転を出力として取り出すことができる。なお、モータ12は、図示しない電源により駆動される。
波動発生器20は、ウェーブコア22および軸受24を含み、楕円形状のウェーブコア22の外周に可撓性の軸受24を嵌合してなる。ウェーブコア22は、剛性の低いフレクスプライン26を軸受24を介して楕円形状に撓める。モータ12の回転軸14はウェーブコア22と同軸上で連結されており、波動発生器20は回転軸14とともに回転する。
フレクスプライン26の外周面の一部にはねじ山38が形成されており、サーキュラスプライン28の内周面の一部には、ねじ山38と噛み合うねじ溝40が形成されている。ここで、ねじ山38とねじ溝40とはねじれ角が異なっている。楕円形状に変形されたフレクスプライン26のねじ山38は、その楕円の長軸上の2点でねじ溝40と噛み合う。波動発生器20が回転するとその噛合の位置が周方向に移動する。具体的には、例えば波動発生器20がモータ12の側から見て反時計方向に回転すると、噛合の位置は時計方向に移動する。回転軸14の回転に起因して噛合の位置が移動すると、フレクスプライン26とサーキュラスプライン28とは相対回転し、ねじれ角の異なるねじ山38およびねじ溝40の作用によって、サーキュラスプライン28はその軸方向に移動する。このとき、後述するように、サーキュラスプライン28の回転は規制されているので、サーキュラスプライン28は回転しない。なお、フレクスプライン26は、その軸方向には移動しないよう固定されている。
直動アクチュエータ10は、図1に示すように、その駆動源であるモータ12、および波動歯車装置および出力軸32をハウジング30で覆うことにより形成されている。サーキュラスプライン28は円筒形状をしており、片側が天板で塞がれている。出力軸32は、そのサーキュラスプライン28の天板に結合され、サーキュラスプライン28と同軸上に軸方向に滑動可能に保持されている。これにより、出力軸32は、サーキュラスプライン28とともに軸方向に移動する。なお、図1に示したストローク代は、サーキュラスプライン28および出力軸32の軸方向に移動可能な距離である。
ここで、サーキュラスプライン28および出力軸32は、それぞれの外周においてブッシュ34およびブッシュ36により支持されている。ここで、ブッシュ34およびブッシュ36の間には、出力軸32を安定させるために十分な出力支持スパンが確保されている。図1には、ブッシュ34およびブッシュ36の間隔を出力軸支持スパンとして示している。なお、サーキュラスプライン28および出力軸32は、高い剛性を有するように厚み、太さをもって形成されている。
ブッシュ34およびブッシュ36は、サーキュラスプライン28および出力軸32の軸方向の移動は許容しつつ、周方向の回転を規制する。つまり、ねじ山38とねじ溝40の噛合の位置が周方向に移動すると、サーキュラスプライン28には上述した軸方向の力とともに周方向に回転する力も働くが、ブッシュ34およびブッシュ36によってその回転が規制されるのでサーキュラスプライン28および出力軸32が回転することはない。
フレクスプライン26の外周面には複数個の歪ゲージ42が貼付されている。図1には、説明の便宜上1個の歪ゲージ42のみを図示している。後述するように、歪ゲージ42は、フレクスプライン26に対して軸方向にかかる荷重に起因するフレクスプライン26の歪みを抵抗値の変化として検出する。
波動発生器20の同軸上には、波動発生器20とともに回転する楕円盤状のストッパ46が配置されている。ストッパ46は、波動発生器20の外周より小さい外周を有しており、図1に示すように、フレクスプライン26とストッパ46との間には隙間が設けられる。ストッパ46は、図2を用いて後述するように、フレクスプライン26の内径方向の撓みを抑制して、ラチェッティングの発生を抑制する役割を担う。ここでは、ストッパ46の形状を楕円盤形状であるとしたがストッパ46の形状はこれには限られず、例えば、楕円形状の波動発生器20の長軸上に配置され、長軸より若干短い長さを有する長方形状であってもよい。つまり、ストッパ46の形状はフレクスプライン26の長軸方向における内径方向への撓みを抑制できる形状であればよい。
図2は、図1の一部を拡大した図である。図2において、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。ここでは、図2を用いて、ラチェッティングの回避について説明する。
まず、ラチェッティングの生じる原因を説明する。サーキュラスプライン28に出力軸32を介して矢印Aの方向に過大な荷重がかかったとする。すると、ねじ溝40とねじ山38のそれぞれの表面が当接し、ねじ山38およびねじ溝40を介してフレクスプライン26にも矢印Aの方向の荷重がかかり、フレクスプライン26が軸方向に歪む。
また、ねじ山38およびねじ溝40のそれぞれの表面は、図2に示すように、フレクスプライン26およびサーキュラスプライン28の外周面のそれぞれに対して斜めになるよう形成されている。そのため、フレクスプライン26に対してその内径方向、つまり矢印Bの方向にも荷重がかかり、サーキュラスプライン28の軸方向に荷重がかかるとフレクスプライン26は矢印Bの方向にも撓む。フレクスプライン26は剛性が低いのでその撓みは比較的大きい。軸方向の歪みおよび内径方向の撓みによりねじ山38とねじ溝40の噛み合わせが外れるとラチェッティングが生じる。
まず、ラチェッティングの生じる原因を説明する。サーキュラスプライン28に出力軸32を介して矢印Aの方向に過大な荷重がかかったとする。すると、ねじ溝40とねじ山38のそれぞれの表面が当接し、ねじ山38およびねじ溝40を介してフレクスプライン26にも矢印Aの方向の荷重がかかり、フレクスプライン26が軸方向に歪む。
また、ねじ山38およびねじ溝40のそれぞれの表面は、図2に示すように、フレクスプライン26およびサーキュラスプライン28の外周面のそれぞれに対して斜めになるよう形成されている。そのため、フレクスプライン26に対してその内径方向、つまり矢印Bの方向にも荷重がかかり、サーキュラスプライン28の軸方向に荷重がかかるとフレクスプライン26は矢印Bの方向にも撓む。フレクスプライン26は剛性が低いのでその撓みは比較的大きい。軸方向の歪みおよび内径方向の撓みによりねじ山38とねじ溝40の噛み合わせが外れるとラチェッティングが生じる。
図2に示すように、ストッパ46とフレクスプライン26の間にはわずかに隙間が空く。ここで、矢印Bの方向にフレクスプライン26がある程度撓んだときにフレクスプライン26はストッパ46と当接し、それ以上撓むことはない。ストッパ46とフレクスプライン26との隙間を、ねじ山38とねじ溝40の噛み合わせが外れない程度の間隔となるようにストッパ46を配置すれば、フレクスプライン26が撓んでもねじ山38とねじ溝40の噛み合わせが外れることはないため、ラチェッティングの発生を回避できる。例えば、隙間の間隔をねじ山38の高さおよびねじ溝40の深さより小さく設定することで、ラチェッティングを回避できる。
また、ストッパ46とフレクスプライン26の間に隙間を設けることにより、フレクスプラインが内径方向に撓まない限りストッパがフレクスプラインの内周面と接触することはない。
また、ストッパ46とフレクスプライン26の間に隙間を設けることにより、フレクスプラインが内径方向に撓まない限りストッパがフレクスプラインの内周面と接触することはない。
フレクスプライン26の外周面に貼付された歪ゲージ42は、フレクスプライン26の軸方向の歪みの量を抵抗値の変化として検出する。検出された歪みの量に基づいてラチェッティングが生じるか否かを判定して、ラチェッティングが生じると判定されたときに、ラチェッティングを回避するための制御を実行できる。その制御については、図3および図4を用いて後述する。
なお、本実施の形態では、歪ゲージ42はフレクスプライン26の外周面に貼付されることとしたが、歪ゲージ42の位置はこれには限られず、フレクスプライン26の表面であればよい。つまり、歪ゲージ42を貼付する位置はフレクスプライン26の歪みを検出できる位置であればよい。
なお、本実施の形態では、歪ゲージ42はフレクスプライン26の外周面に貼付されることとしたが、歪ゲージ42の位置はこれには限られず、フレクスプライン26の表面であればよい。つまり、歪ゲージ42を貼付する位置はフレクスプライン26の歪みを検出できる位置であればよい。
図3は、歪ゲージ42を用いたラチェッティングを回避するための制御を説明するための制御ブロック図である。
上述のように歪ゲージ42が歪みを検出すると、その検出結果である抵抗値の変化が図1および図2に示されないリード線を介してストレンアンプ50に入力される。ストレンアンプ50は、ブリッジ回路と電流増幅器を含んでおり、検出された抵抗値の変化に相当する出力電圧を出力する。制御部52は、この出力電圧を用いて軸方向の荷重を算出し、算出された値に応じて、ラチェッティングを回避すべく、フレクスプライン26に対する軸方向の荷重が減少するようモータ12の回転を制御する。
上述のように歪ゲージ42が歪みを検出すると、その検出結果である抵抗値の変化が図1および図2に示されないリード線を介してストレンアンプ50に入力される。ストレンアンプ50は、ブリッジ回路と電流増幅器を含んでおり、検出された抵抗値の変化に相当する出力電圧を出力する。制御部52は、この出力電圧を用いて軸方向の荷重を算出し、算出された値に応じて、ラチェッティングを回避すべく、フレクスプライン26に対する軸方向の荷重が減少するようモータ12の回転を制御する。
制御部52は、荷重計算部54、閾値保持部56、判定部58および作動部60を含む。荷重計算部54は、ストレンアンプ50から出力された電圧値を用いてフレクスプライン26の軸方向にかかった荷重を算出する。閾値保持部56は、荷重の程度を判定するための第1閾値および第2閾値の2つの閾値を保持している。第2閾値は、第1閾値よりも大きい。第1閾値は、モータ12の回転を停止させれば、ラチェッティングを回避できるような程度の荷重の値である。第2閾値は、モータ12の回転を停止させるだけでなく、モータ12を反転させなければラチェッティングを回避できないような程度の荷重の値である。判定部58は、荷重計算部54により算出された荷重の値と閾値保持部56に保持されている第1閾値および第2閾値のそれぞれとを比較し、モータ12の回転制御を実行するか否か、実行するのであればどのように制御を実行するかを判定する。作動部60は、判定部58の判定結果に応じてモータ12の回転を制御する。なお、車両に搭載されるECU(Electronic Control Unit)が制御部52として機能する。
図4は、ラチェッティングを回避するためのモータ12の回転制御の過程を示すフローチャートである。歪ゲージ42により歪み、すなわち抵抗値の変化が検出されると(S10)、ストレンアンプ50によりその抵抗値の変化に相当する出力電圧が出力される(S12)。荷重計算部54が、その出力電圧を用いてフレクスプライン26の軸方向にかかる荷重を算出する(S14)。算出された荷重が第1閾値より大きく(S16のY)、かつ第2閾値より大きいとき(S18のY)、作動部60は、モータ12を反転、すなわちそれまで回転させていた方向とは逆の方向に回転させた後、停止させる(S20)。荷重が第1閾値より大きく、第2閾値より小さいとき(S18のN)、作動部60は、モータ12を反転させることなく停止させる(S22)。一方、荷重が第1閾値より小さい場合(S16のN)、作動部60は、モータ12を停止させることも反転させることもない。
第1の実施形態によれば、剛性が比較的高いサーキュラスプライン28および出力軸32のそれぞれにおいて、ブッシュ34およびブッシュ36による支持点を設けることにより、出力軸32を安定させるための十分な出力軸支持スパンを確保しつつ、直動アクチュエータ全体の軸方向の長さを短縮できる。具体的には、図1に示すように出力支持スパンとストローク代をこれらが重複する位置で確保できるため、その重複した分、図6に示した出力支持スパンとストローク代とが重複しない従来の直動アクチュエータ210と比較して、アクチュエータ全体の軸方向の長さが短縮され、小型化を実現できる。また、このとき、出力軸32が軸方向に移動するためのストローク代も十分に確保できる。
また、従来のフレクスプラインに出力軸を結合するような構造においては、波動発生器はモータの回転を伝達しながらフレクスプラインとともに軸方向に移動する必要があった。第1の実施形態では、フレクスプライン26が軸方向に移動することはないので、波動発生器20も移動することはない。これにより、直動アクチュエータ10の構造を簡便なものとできる。さらに、歪ゲージ42およびストッパ46を設けたので、上述したようにラチェッティングの発生を抑制できる。
直動アクチュエータ10は、例えば、車両の操舵装置や懸架装置に取り付けることができる。この場合、直動アクチュエータ10によりステアリングロッドの長さを調整してトー角を制御したり、直動アクチュエータ10によりアッパーアームの長さを調整してキャンバ角を制御したりすることができる。また、直動アクチュエータ10は、車輪と車体の間の距離を変化させ車高の調整に用いることもできる。上述したように直動アクチュエータ10は軸方向の長さが短縮されて小型化されているため、従来の直動アクチュエータと比較してスペース上の観点から取付が容易となる。
第1の実施形態では、2個のブッシュにより、サーキュラスプライン28およびブッシュ36を支持したが、これらを支持するためのブッシュは3個以上設けてもよい。これによっても出力軸32を安定させることができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態にかかる直動アクチュエータ110の軸方向の断面図である。直動アクチュエータ110においても、第1の実施形態と同様にねじ山138およびねじ溝140が楕円長軸上の2点で噛み合っており、噛合の位置が周方向に移動するとサーキュラスプライン128が軸方向に移動するとともにサーキュラスプライン128の一端に結合された出力軸132も軸方向に移動する。サーキュラスプライン128および出力軸132がそれらの外周のそれぞれに設けられたブッシュ134およびブッシュ136を介してハウジング130に支持されてる点も第1の実施形態と同様である。このとき、出力支持スパンとストローク代とは重複しており、図6に示した直動アクチュエータ210と比較して直動アクチュエータ全体の長さが短縮されている。歪ゲージ142およびストッパ146が設けられている点も第1の実施形態と同様である。
図5は、第2の実施形態にかかる直動アクチュエータ110の軸方向の断面図である。直動アクチュエータ110においても、第1の実施形態と同様にねじ山138およびねじ溝140が楕円長軸上の2点で噛み合っており、噛合の位置が周方向に移動するとサーキュラスプライン128が軸方向に移動するとともにサーキュラスプライン128の一端に結合された出力軸132も軸方向に移動する。サーキュラスプライン128および出力軸132がそれらの外周のそれぞれに設けられたブッシュ134およびブッシュ136を介してハウジング130に支持されてる点も第1の実施形態と同様である。このとき、出力支持スパンとストローク代とは重複しており、図6に示した直動アクチュエータ210と比較して直動アクチュエータ全体の長さが短縮されている。歪ゲージ142およびストッパ146が設けられている点も第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態では、モータ112と波動発生器120が一体化されている点で第1の実施形態と異なる。また、第2の実施形態では、ロータ116が中心軸114に取り付けられたステータ118の周方向に回転するようなモータ112を用いる点で、ステータ18の内側でロータ16が回転するモータ12を用いた第1の実施形態とは異なる。
図5に示すように、モータ112は、波動発生器120のウェーブコア122の内側に配置されている。具体的には、楕円形状のウェーブコア122の内側にロータ116が圧入されている。軸受124を介して楕円形状に撓められたフレクスプライン126のねじ山138が、その楕円の長軸上の2点でねじ溝140と噛み合う。ロータ116とともにウェーブコア122が回転すると、その噛合の位置が周方向に移動する。その結果、サーキュラスプライン128および出力軸132が軸方向へ移動する。
出力軸132には、円筒状の空洞152が同軸に形成され、この空洞152内に中心軸114の一端が侵入するようになっている。中心軸114と空洞152との間には鋼製の転動体150が図5に示すように複数嵌合している。これによって、中心軸114に対して出力軸132が直動するとき、出力軸132の内周面が転動体150を介して中心軸114と接触しながら移動するので出力軸132を滑らかに移動させることができる。また、重量のあるステータ118が嵌合された中心軸114が両持ちで支持されるので、中心軸114を安定させることができる。
また、中心軸114の外周に環状の転動路を複数形成し、この転動路内を移動する転動体を嵌合してもよい。あるいは、ボールねじのように螺旋状の溝を中心軸114の外周および出力軸132の内周に形成し、これらの溝で形成される転動路に転動体を配置するようにしてもよい。これによっても、同様に、出力軸132の滑らかな移動および中心軸114の安定を実現できる。
また、中心軸114の外周に環状の転動路を複数形成し、この転動路内を移動する転動体を嵌合してもよい。あるいは、ボールねじのように螺旋状の溝を中心軸114の外周および出力軸132の内周に形成し、これらの溝で形成される転動路に転動体を配置するようにしてもよい。これによっても、同様に、出力軸132の滑らかな移動および中心軸114の安定を実現できる。
モータ112と波動発生器120を一体化させることにより、第1の実施形態の直動アクチュエータ10と比較して、波動発生器20の幅の分だけさらに直動アクチュエータを軸方向に短縮でき、これにより直動アクチュエータ全体のさらなる小型化を実現できる。このとき、出力軸32を安定させるための出力軸支持スパンおよびストローク代を十分に確保できる。なお、ウェーブコア122の内側にロータ116を圧入するのではなく、ロータ116自体を楕円形状に形成し、その外周に軸受124を嵌合させてもよい。
第2の実施形態においても、フレクスプライン126は軸方向に移動しないため、波動発生器120も軸方向に移動しない。これによって、直動アクチュエータ110の構造を簡便なものとできる。また、直動アクチュエータ110には、歪ゲージ142およびストッパ146が設けられているので、第1の実施形態と同様にラチェッティングを抑制できる。
第2の実施形態では、2個のブッシュにより、サーキュラスプライン128および出力軸132を支持したが、これらを支持するためのブッシュは3個以上設けてもよい。これによっても、出力軸132の安定させることができる。
10 直動アクチュエータ、 12 モータ、 14 回転軸、 16 ロータ、 18 ステータ、 20 波動発生器、 22 ウェーブコア、 24 軸受、 26 フレクスプライン、 28 サーキュラスプライン、 30 ハウジング、 32 出力軸、 34 ブッシュ、 36 ブッシュ、 38 ねじ山、 40 ねじ溝、 42 歪ゲージ、 46 ストッパ、 50 ストレンアンプ、 52 制御部、 54 荷重計算部、 56 閾値保持部、 58 判定部、 60 作動部、 150 転動体、 152 空洞。
Claims (4)
- 内周面にねじ溝を有するサーキュラスプラインと、サーキュラスプラインの内側に配置された外周面にねじ山を有するフレクスプラインと、フレクスプラインを非円形に撓めてサーキュラスプラインに部分的に噛み合わせる波動発生器とを備え、サーキュラスプラインとフレクスプラインの相対回転によりサーキュラスプラインの軸方向変位を生ぜしめるように前記ねじ溝および前記ねじ山が形成される波動歯車装置と、
前記波動発生器を回転駆動するモータと、
前記サーキュラスプラインの一端に結合され、該サーキュラスプラインと同軸上を軸方向に滑動可能に保持された出力軸と、
を備えることを特徴とする直動アクチュエータ。 - 前記サーキュラスプラインの外周の少なくとも一部に設けられ、該サーキュラスプラインの回転を規制しつつ軸方向の移動を許容する回転規制部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の直動アクチュエータ。
- 前記フレクスプラインの表面に貼付され、該フレクスプラインの歪みを検出する歪ゲージをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の直動アクチュエータ。
- 前記波動発生器とともに回転し、前記フレクスプラインの内径方向への所定量以上の撓みを規制するストッパをさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の直動アクチュエータ。
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