JP2007154669A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】エンジンの低負荷運転時におけるポンピングロスの低減及び燃費の向上を図る。
【解決手段】吸気バルブを閉じるタイミングを変更するバルブタイミング可変機構10と、気筒毎に燃料を供給するインジェクタ56と、エンジンの低負荷運転時に、インジェクタ56により所定の一部の気筒に対する燃料供給を停止すると共に、バルブタイミング可変機構10による所定の気筒の吸気ポートを閉じるタイミングを遅延させる遅閉じ制御を実行するECU51とを備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、アイドル運転時を含むエンジンの低負荷運転時において燃費を向上させるエンジンの制御技術に関する。
一般に、エンジンの低負荷運転時(特に、アイドル運転時)においては、圧縮工程におけるポンピングロスが大きくなるため燃費が悪化する。このため、特定の単数又は複数の気筒に対する燃料供給を停止すると共に、当該気筒の吸排気弁の作動を停止し吸排気を遮断することが行われている(特許文献1参照)。
特開昭54−57009号公報
上記特許文献1では、前述のように油圧駆動式の動弁機構により吸気弁の作動を停止させている。この油圧駆動式の動弁機構は高い要求作動油圧を必要とし、この作動油圧をエンジンにより駆動される油圧ポンプから得ており、弁を完全に閉じた位置で停止さるためには通常、アイドル回転数よりも高い回転数、例えば1500rpm以上のエンジン回転数が必要である。ところが、エンジンが低回転(700〜800rpm程度)、低負荷のアイドル運転時にあってはエンジン回転数が低いため、油圧ポンプから必要な作動油圧が得られないという課題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、エンジンの低負荷運転時におけるポンピングロスの低減及び燃費の向上を図ることができる技術を実現することである。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る第1の形態は、吸気ポートを閉じるタイミングを変更するタイミング変更手段と、気筒毎に燃料を供給する燃料供給手段と、エンジン負荷が所定値未満の低負荷運転時に、前記燃料供給手段による所定の一部の気筒に対する燃料供給を停止すると共に、前記タイミング変更手段による所定の気筒の吸気ポートを閉じるタイミングを遅延させる遅閉じ制御を実行する制御手段と、を具備する。
この形態によれば、先ず、低負荷運転時に特定気筒に対する燃料供給が停止される。
これに伴いトルクが低下することから、同一トルクを維持するためには、スロットル開度等を制御若しくは乗員によるアクセル操作により空気量が増加させられる。
これによって、吸気ポート及び気筒内部の圧力が上昇(負圧が減少)する。
更に、吸気ポートの閉じタイミングが遅延される。
これに伴い気筒内から吸気ポートに吸気が吹き返され、トルクが低下することから、同一トルクを維持するためには、スロットル開度等を制御若しくは乗員によるアクセル操作により空気量が増加させられる。
これによって、吸気ポート及び気筒内部の圧力が上昇(負圧が減少)する。
従って、この形態によれば、これら燃料供給停止と吸気ポートの遅閉じに伴う両者の空気量増加によって、吸気ポート及び気筒内部の圧力が大きく上昇(負圧が減少)するため、低負荷運転時に大きくなる傾向があるポンピングロスを低下でき、燃費を向上できる。
また、第2の形態では、前記タイミング変更手段は、油圧駆動式のバルブタイミング可変機構を備え、前記制御手段は、アイドリング時を含む前記エンジンの低負荷運転時に、前記燃料供給手段による前記所定の一部の気筒に対する燃料供給を停止すると共に、前記タイミング変更手段による前記所定の気筒に対する吸気ポートの遅閉じを実行する。この形態によれば、要求作動油圧の低いバルブタイミング可変機構により吸気ポートの遅閉じを実行させることで、エンジンの低回転領域でも遅閉じを行うことができ、燃費の改善効果をアイドル時を含む低回転領域まで拡大することができる。
また、第3の形態では、前記遅閉じされる所定の気筒は、前記燃料供給が停止された気筒及び当該気筒以外の燃料が供給される気筒の少なくともいずれかを含む。この形態によれば、燃料供給が実行される気筒以外又は当該気筒に加えて、燃料供給が停止された気筒のポンピングロスを低下できるので、更なる燃費の向上を図ることができる。
また、第4の形態では、加速要求の有無を検出する加速検出手段を更に備え、前記制御手段は、加速要求の度合が所定値以上の急加速時において、前記燃料供給手段による燃料供給の停止を解除すると共に、前記タイミング変更手段による前記所定の気筒に対する吸気ポートの遅閉じを中止し、前記加速要求の度合が前記所定値より小さい緩加速時には、前記燃料供給手段による燃料供給の停止のみを解除する。この形態によれば、急加速時には高トルクを得て加速性を高め、緩加速時には燃費と加速性の両立を図ることができる。
また、第5の形態では、前記制御手段は、前記エンジンの急加速時において、前記特定気筒に対する燃料供給停止を先に解除し、その後に前記吸気ポートの遅閉じを中止するよう前記燃料供給停止手段及び前記タイミング変更手段を制御する。この形態によれば、燃料供給の再開と遅閉じの解除とを同時に実行する場合に比べて、急激なトルク変動によるトルクショックを低減できる。
また、第6の形態では、前記制御手段は、前記エンジンが低負荷運転時に、前記燃料供給手段により前記燃料供給を停止すると共に、前記タイミング変更手段により前記所定の気筒の吸気ポートの遅閉じを実行し、更に燃料が供給される気筒に対する空燃比を理論空燃料比より希薄化するように制御する。この形態によれば、燃料供給の停止と遅閉じにより吸気量が増加し燃焼安定性が向上することから、空燃比を希薄化し、更なる燃費の向上を図ることができる。
本発明によれば、エンジンの低負荷運転時におけるポンピングロスの低減及び燃費の向上を図ることができる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
[第1の実施形態]
以下に、本発明に係る第1の実施形態としてレシプロエンジンに適用した場合について説明する。
<バルブタイミング可変機構の説明>
第1の実施形態が前提とするレシプロエンジンは、本発明を実現するためのバルブタイミング可変機構を備える。
図1乃至図6は、本発明に係る第1の実施形態のレシプロエンジンに搭載されるバルブタイミング可変機構を示す図、図7は本実施形態のオイルコントロールバルブの詳細な構成を示す図、図8は本実施形態のバルブタイミング可変制御を示すタイミングチャートである。
先ず、図1及び図2において、1はシリンダヘッド、2は吸気バルブを開閉作動させる吸気側カム軸、3は排気バルブを開閉作動させる排気側カム軸である。各カム軸2,3は、長手方向に配列された複数の軸受4により回転可能に支持されている。また、各カム軸2,3の一端部にはカムプーリ5,6が取り付けられている。これらカムプーリ5,6には、クランク軸7に固着されたクランクプーリ8との間にタイミングベルト9が張架され、このタイミングベルト9によってクランク軸7の回転力がカムプーリ5,6を通じて各カム軸2,3に伝達され、同期回転される。タイミングベルト9は、シリンダブロック13の端部に設けられたアイドラプーリ11とテンショナ12とによって所望の張力に調整される。尚、17は各シリンダの燃焼室に連通されて、不図示の点火プラグが装着されるプラグホールである。
吸気側カム軸2の一端部には、後述する如くカム軸2とカムプーリ5とを油圧力により相対的に回動させて、カム軸2のクランク軸7に対する回転位相を変更するバルブタイミング可変機構10が設けられている。
図3乃至図6において、バルブタイミング可変機構10は、シリンダヘッド1の上方に配設されるシリンダヘッドカバー30内部に配置される。吸気側カム軸2の端部には、ロータ31が連結され、このロータ31の外部に嵌装された円筒状のケーシング32が、ロータ31に対して相対的に回転可能に連結されている。ケーシング32は、吸気側カム軸2に対して相対的に回転可能に設けられたカムプーリ5に連結される。
ロータ31は、円筒状のボス部の外周から径方向外方に突出する4つのベーンが略等間隔に設けられており、座金33及びボルト34によりカム軸2に取り付けられる。一方、ケーシング32は中空円筒状に形成され、円盤状の蓋部材35と共にボルト36によりカムプーリ5に取り付けられている。また、上記ロータ31及びケーシング32は、吸気側カム軸2の軸線z1を中心とする同心位置に位置付けられ、ロータ31のベーンとケーシング32の突出壁部とが周方向に交互に配置されていて、各ベーンの先端面がケーシング32の内周面に摺接する一方、各突出壁部の先端面がロータ31のボス部の外周面に摺接しており、それらのベーン及び突出壁部の各先端面に、オイルシール37が配設されている。
即ち、上記カムプーリ5、ロータ31及びケーシング32の間には、ロータ31のベーンとケーシング32の突出壁部とにより周方向に並んで8つの受圧室10a,10bが区画形成されている。この8つの受圧室10a,10bのうち、ロータ31の各ベーンに対し吸気側カム軸2の回転方向側に位置付けられた4つの受圧室(遅角側受圧室)10aは、それぞれロータ31のボス部内に形成された油路31aに連通されており、この油路31aを介して供給される作動油圧が増大すれば、ロータ31がケーシング32に対しカム軸2の回転と反対側に回動され、これにより、吸気バルブの作動タイミングが遅角側に変更される。
一方、上記ロータ31の各ベーンに対して遅角側受圧室10aの反対側に位置付けられた4つの受圧室(進角側受圧室)10bは、それぞれ、ロータ31のボス部内に形成された油路31bに連通されており、この油路31bを介して供給される作動油圧が増大すれば、ロータ31はケーシング32に対しカム軸2の回転する側に回動され、吸気バルブの作動タイミングが進角側に変更される。
更に、上記カムプーリ5には、当該カムプーリ5及びロータ31に係合してそれらの相対的な回動を阻止するストッパピン80が設けられている。ストッパピン80は、先端部がカムプーリ5の凹部82から突出してロータ31の嵌合孔81に内嵌され、それらの相対的な回動を阻止する回動阻止状態(同図に示す状態)と、基端部から先端部までが全て上記凹部82内に収容されて、上記ロータ31とカムプーリ5との相対的な回動を許容する回動許容状態とのいずれか一方に切替られるようになっている。
上記嵌合孔81は、バルブ85を介して連通路86により進角側受圧室10bに連通される一方、当該バルブ85を介して連通路87により遅角側受圧室10aに連通されている。これにより、各受圧室10a,10b内の作動油圧は上記嵌合孔81内に導かれて、回動阻止状態になっているストッパピン80の先端面に作用し、各受圧室10a、10b内の作動油圧が所定以上に上昇すると、ストッパピン80がスプリング83の押圧力に抗して嵌合孔81から押し出され、回動許容状態に切り替えられるのである。尚、上記バルブ85は各連通路86,87から嵌合孔81内への作動油の流通のみを許容し、当該各連通路同士、即ち進角側受圧室10b及び遅角側受圧室10aの相互の連通は阻止するものである。
従って、エンジン停止中には、進角側及び遅角側受圧室10b,10a内の作動油圧は略大気圧になっているので、ストッパピン80はスプリング83の押圧力により回動阻止状態に保持されており、このことで、バルブタイミング可変機構10のロータ31とケーシング32とが互いに相対的に回動不能な状態にされて、それらの衝突等による騒音発生が防止される。また、上記回動阻止状態では、上記ロータ31はケーシング32に対してカム軸2の回転と反対側に最大限に偏った位置、即ち最遅角位置に位置している。一方、エンジン始動後に上記進角側又は遅角側受圧室10b,10a内の作動油圧が所定以上に上昇すれば、即ち、ストッパピン80をスプリング83の押圧力に抗して回動許容状態に切替える程度に作動油圧が高まれば、上記ロータ31とケーシング32とは互いに相対的に回動可能な状態にされる。
上記バルブタイミング可変機構10への作動油圧の供給は、シリンダブロック15の外部に設けられたオイルパイプを含む作動油供給経路により行われる。即ち、不図示のオイルポンプによりシリンダブロック15内のオイルギャラリから圧送される作動油は、図3に示すオイルジョイント38と、エンジン外周に設けられたオイルパイプ39とを経由して、シリンダヘッドカバー30上面に設けられたバルブケース40に送られる。そして、オイルジョイント41を介してユニオンボルト42内の油路に至り、ここからオイルフィルタ43を介して電磁式のオイルコントロールバルブ(以下、「OCV」という)44に供給される。
上記OCV44は、図7に示すように、コイル45及びプランジャ46を有する電磁ソレノイド47と、一端部が上記プランジャ46に連結される一方、他端部がスプリング48により押圧されるスプール49と、当該スプール49を収容するケーシング50とを備えている。また、上記ケーシング50には、供給される圧油を受け入れる供給ポート50aと、バルブタイミング可変機構10側に接続されて作動油を給排する一対のアクチュエータポート50bと、バルブタイミング可変機構10側から戻ってきた戻り油を排出するドレンポート50cとが設けられている。そして、上記電磁ソレノイド47に後述のECU51からの信号が入力されると、スプール49がスプリング48の押圧力に抗して作動されて、オイルギャラリ側から供給される作動油の流量及び方向を調整するようになっている。
上記OCV44により油圧調整された作動油は、中間部材52及び1番ジャーナルの軸受部4内に形成された油路により吸気側カム軸2に供給され、当該カム軸2内に形成された油路を流通してバルブタイミング可変機構10の各受圧室10a,10bに供給される。
上記吸気側カム軸2には、その回転位置を検出するカム角センサ15が設けられている。このカム角センサ15は例えば電磁ピックアップ等からなり、吸気側カム軸2に設けられたセンシングプレート14に対し、その外周位置に対応するようにシリンダヘッドカバー30に配設されていて、上記センシングプレート14の外周から突出する3つの突起の通過に対応して信号を出力するようになっている。尚、75はバルブタイミング可変機構10を吸気側カム軸2に固定するボルト34内に形成されたリターン通路である。
上記のように構成されたバルブタイミング可変機構10において、吸気バルブの開閉作動タイミングを遅角側に変更するときには、OCV44のデューティ制御により遅角側の受圧室10aへの作動油圧を増大させる。これにより、ロータ31がケーシング32に対し吸気側カム軸2の回転と反対側に回動され、吸気バルブの作動タイミングが遅角側に変更されて、給排気のオーバーラップ量が小さくなる。
また、反対に、吸気バルブの作動タイミングを進角側に変更して給排気のオーバーラップ量を大きくするときには、前記と反対の向きに作動油を供給して、進角側受圧室10bの作動油圧を増大させるようにする。
本実施形態では、コントロールユニット(Electronic Control Unit;以下、「ECU」という)51が、エンジンの運転状態に応じてOCV44をデューティー制御して、OCV44からバルブタイミング可変機構10へ供給する作動油圧を変更調整することで、図8に示すように、吸気バルブの開閉作動タイミングを最遅角位置から最進角位置まで連続的に変更するようにしている。
<制御ブロックの説明>
図9は本実施形態のエンジンの制御装置のブロック図である。
図9において、ECU51は、カム角センサ15からのカム角検出信号、カム角センサ15と同様に構成されたクランク角センサ52からのクランク軸7の所定の回転位置に対応するクランク角(エンジン回転数)検出信号、エンジンの吸気通路に設けられたスロットル開度センサ53からのスロットル開度検出信号、同じくスロットル弁上流に設けられたエアフローセンサ54からの吸気量検出信号、排気通路中に設けられた排気ガス中の酸素含有量を検出するO2センサ55からの酸素濃度検出信号が夫々入力される。
ECU51は、クランク角検出信号からエンジン回転数、スロットル開度検出信号からスロットル弁開度変化量、吸気量検出信号から吸入空気量、酸素濃度検出信号から空燃比(Air/Fuel)を夫々演算し、これらの演算結果に基づいてエンジン負荷を表す値として、例えば全気筒の平均有効圧力Peを演算する。
そして、ECU51は、上記平均有効圧力Pe及びスロットル弁開度変化量(加速要求度合)等に基づいてエンジンの運転領域を判定し、その判定結果に応じて下記(1)〜(3)又はこれらを組み合わせたエンジン制御を実行する。
(1)空燃比制御
ECU51は、上記酸素濃度検出信号から求められた空燃比に基づいて、インジェクタ56へ制御信号を出力して各気筒毎に供給すべき燃料噴射量を調整すると共に、スロットル弁57へ制御信号を出力してスロットル開度を制御し吸気量を調整することで、上記平均有効圧力Pe及びスロットル弁開度変化量等に応じて決定される空燃比での制御を実行する。
(2)バルブタイミング可変制御
ECU51は、カム角検出信号及びクランク角検出信号に基づいて、クランク軸7に対する吸気側カム軸2の回転位相差(以下、「バルブ進角量ΔVT」という)を演算し、このバルブ進角量ΔVTに基づいてOCV44へ制御信号を出力してOCV44の開度を調整することで、吸気バルブの開閉タイミングをゼロより遅角側へ変化させる遅閉じタイミング制御、ゼロより進角側へ変化させる早閉じタイミング制御、遅角も進角もしないでバルブ進角量ΔVTをゼロとする通常タイミング制御を選択的に実行する。
尚、バルブ進角量ΔVTの値は、吸気側カム軸2の回転位置が最遅角位置になって吸気バルブの開閉タイミングが最も遅くなり、吸気及び排気のバルブオーバーラップがなくなった状態をバルブ進角量=0とする。
図11は、通常タイミング制御領域と遅閉じタイミング制御領域とをエンジン回転数とエンジントルクとの関係で示すマップである。
(3)燃料噴射制御
ECU51は、インジェクタ56へ制御信号を出力して特定の気筒に対する燃料噴射を停止する(減筒制御)、又は当該減筒制御は行わず、全ての気筒に対する燃料噴射を実行する(全筒制御)。図12は、全筒制御領域と減筒制御領域とをエンジン回転数とエンジントルクとの関係で示すマップである。
尚、上記(2)のバルブタイミング可変制御において、制御対象となるのは、上記(3)の減筒制御によって燃料噴射が停止された気筒、及び当該気筒以外の燃料が供給される気筒のいずれか、望ましくはその両方の気筒である。
尚、ECU51は、上記各検出信号を用いた演算処理を行うCPU,後述するエンジン制御を実行するプログラムを格納するROM,演算結果等を保持するRAM等を有し、ROMに格納された制御プログラムを実行することで上記各エンジン制御を実現する。
<制御フローの説明>
図10は本実施形態のエンジン制御を示すフローチャートである。
図10において、ECU51は、各センサ15,52〜55から各検出信号を読み込み、クランク角検出信号からエンジン回転数、スロットル開度検出信号からスロットル弁開度変化量、吸気量検出信号から吸入空気量、エンジン水温検出信号からエンジン水温を夫々演算し、これらの演算結果に基づいて全気筒の平均有効圧力Peを演算する(S11)。
次に、ECU51は、エンジンが低負荷領域で運転されているか判定する(S13)。ここでは、上記平均有効圧力Peが50%以下のときにエンジンが低負荷運転であると判定する。
上記S13でエンジンが低負荷運転されている場合、ECU51は、加速状態で運転されているか判定する(S15)。ここでは、加速要求の有無として上記スロットル開度変化量(加速要求度合)が所定値α以上のときに加速状態であると判定する。
上記S15で加速状態であった場合、ECU51は、上記(1)の空燃比制御及び上記(3)の全筒制御を実行する(S17)。つまり、特定気筒への燃料噴射を停止する減筒制御は実行しない。
次に、ECU51は、急加速状態で運転されているか判定する(S19)。ここでは、加速要求の有無として上記スロットル開度変化量(加速要求度合)が所定値β(α<β)以上のときに急加速状態であると判定する。
上記S19で急加速状態ではない緩加速時(S19でNO)、或いは上記S19で急加速状態であっても急加速判定後所定時間が経過するまでは(S21でNO)、ECU51は、上記(2)のバルブタイミング可変制御で遅閉じタイミング制御を実行する(S25)。つまり、減筒制御が実行されていた場合には減筒制御のみを解除し、吸気バルブの開閉タイミングをゼロより遅角側へ変化させ、吸気ポートの閉じタイミングを遅延させる。
また、ECU51は、上記S19で急加速判定後所定時間が経過した場合(S21でYES)、上記(2)のバルブタイミング可変制御で通常タイミング制御を実行する(S23)。つまり、遅閉じタイミング制御が実行されていた場合には中止して吸気ポートの閉じタイミングの遅延をゼロ又は進角させる。また、減筒制御が実行されていた場合には解除し、全筒制御に切り替える。即ち、ここでは、上記(1)の空燃比制御及び(3)の全筒制御を実行する。
このように、急加速では、S17で減筒制御が先に解除され、S23で急加速判定後所定時間が経過した場合、例えばエンジン回転数が1〜2回転した後に遅閉じタイミング制御を中止させれ、通常タイミング制御が実行される。これにより、全筒制御の再開(減筒制御の解除)と通常タイミング制御への切替(遅閉じタイミング制御の中止)とを同時に実行する場合に比べて、急激なトルク変動によるトルクショックを低減できる。
また、ECU51は、上記S15で加速状態でない場合(S15でNO)、上記(1)の空燃比制御及び上記(3)の減筒制御を実行する(S27)。つまり、特定気筒への燃料噴射を停止する。
次に、ECU51は、スロットル弁57へ制御信号を出力してスロットル開度を増加して吸気量を増加する(S29)。
次に、ECU51は、上記(2)のバルブタイミング可変制御で遅閉じタイミング制御を実行し(S31)、吸気ポートの閉じタイミングを遅延させる。
更に、ECU51は、エンジンがアイドル領域で運転されているか判定する(S33)。ここでは、上記スロットル開度及びスロットル開度変化量が略ゼロ(スロットル弁が全閉)で且つエンジン回転数が700〜800rpmのときに加速状態であると判定する。
上記S33でアイドル運転状態であった場合、ECU51は、インジェクタ56へ制御信号を出力して燃料噴射される気筒に供給すべき燃料噴射量を調整すると共に、スロットル弁57へ制御信号を出力してスロットル開度を制御し吸気量を調整し、燃料が供給される気筒に対する空燃比を理論空燃料比より希薄化(リーン化)する(A/F>14.7)。
また、上記S13で低負荷運転されていない場合(S13でNO)、ECU51は、上記(1)の空燃比制御であって上記(3)の全筒制御及び上記(2)の通常タイミング制御を実行する(S37、S39)。つまり、減筒制御及び遅閉じタイミング制御が実行されていた場合にはそれらを解除する。
<効果の説明>
上記実施形態によれば、エンジンが低負荷領域且つ非加速状態で運転されている場合に(S13→S15→S27)、特定気筒に対する減筒制御を実行することで燃費を改善する一方、スロットル開度を増加し(S29)遅閉じタイミング制御を実行して(S31)吸気量を増加させることでトルクの低下を抑制する。この結果、吸気ポート内部及び気筒内部の圧力が上昇(負圧が減少)するため、低負荷運転時に大きくなる傾向があるポンピングロスを低下でき、燃費を向上できる。
詳しくは、先ず、低負荷運転時に特定気筒に対する燃料供給が停止される(減筒制御)。これに伴いトルクが低下することから、同一トルクを維持するためには、スロットル開度等を制御若しくは乗員によるアクセル操作により空気量が増加させられる。これによって、吸気ポート及び気筒内部の圧力が上昇(負圧が減少)する。
更に、吸気ポートの閉じタイミングが遅延される(遅閉じタイミング制御)。これに伴い気筒内から吸気ポートに吸気が吹き返され、トルクが低下することから、同一トルクを維持するためには、スロットル開度等を制御若しくは乗員によるアクセル操作により空気量が増加させられる。これによって、吸気ポート及び気筒内部の圧力が上昇(負圧が減少)する。
従って、これら減筒制御と遅閉じタイミング制御に伴う両者の空気量増加によって、吸気ポート及び気筒内部の圧力が大きく上昇(負圧が減少)するため、低負荷運転時に大きくなる傾向があるポンピングロスを低下でき、燃費を向上できる。
また、要求作動油圧の低いバルブタイミング可変機構により遅閉じタイミング制御を実行することで(S25)、エンジンの低負荷、低回転領域でも遅閉じを行うことができ、燃費の改善効果をアイドル時(S33)を含む低回転領域まで拡大することができる。
また、エンジンの低負荷領域における上記遅閉じタイミング制御(S31)では、燃料供給が実行される気筒以外又は当該気筒に加えて、減筒制御される気筒のポンピングロスを低下できるので、更なる燃費の向上を図ることができる。
また、急加速時(S19→S21→S23)には全筒制御及び通常タイミング制御の下で空燃比制御を実行して高トルクを得て加速性を高め、緩加速時(S19→S25)には全筒制御及び遅閉じタイミング制御の下で空燃比制御を実行して燃費と加速性の両立を図ることができる。
また、エンジンが低負荷領域且つ非加速状態で運転されている場合に(S13→S15→S27)、燃料供給の停止と遅閉じにより吸気量が増加し燃焼安定性が向上することから、アイドル時の空燃比を希薄化し(S33→S35)、更なる燃費の向上を図ることができる。
[第2の実施形態]
以下に、本発明に係る第2の実施形態としてロータリエンジンに適用した場合について説明する。
<吸気タイミング可変装置の説明>
第2の実施形態が前提とするロータリエンジンは、本発明を実現するための吸気タイミング可変装置を備える。
図13は、本発明に係る第2の実施形態のロータリエンジンの吸気装置を示す系統図である。
図13において、112は吸入空気を浄化するエアクリーナであり、このエアクリーナ112の吸気入口部には第1フレッシュエアダクト113と第2フレッシュエアダクト14とが連通して接続されている。第2フレッシュエアダクト114内にはアクチュエータにて開閉制御されるフレッシュエアバルブ116が設けられている。エアクリーナ112の浄化空気出口部にはエアフローセンサ117が取り付けられると共に、当該出口部にはエアインテークホース118を介してスロットルボディ119が配設される。スロットルボディ119の下流側にはエクステンションマニホールド120が取り付けられ、このエクステンションマニホールド120を第1合流部121を介して2つの通路122,123に分岐して形成している。そして、このエクステンションマニホールド120は上述の吸気マニホールド104に取り付けられている。
エアクリーナ112の内部にはそのアッパケースとロアケースとでエレメント124が挟持される一方、スロットルボディ119内にはスロットル弁125が設けられている。
エンジン本体101はフロントサイドハウジング126と、ロータハウジング127と、インタミディエイトハウジング(中間サイドハウジング)128と、ロータハウジング129と、リヤサイドハウジング130とを一体化したもので、2つのロータハウジング127,129内の各作業室131にはエキセントリックシャフトにて駆動されるロータ132,133が配設されて、2ロータ構造のロータリエンジン(2気筒のロータリピストンエンジン)を構成している。
上述のインタミディエイトハウジング128には前後の各作動室131に連通するように吸気ポートとしてのプライマリポート134,135が形成され、フロントサイドハウジング126には第1気筒の作動室131(フロント側の作動室で、図13では不図示)に連通するようにセカンダリポート136と、補助ポート137とが形成され、サイド吸気ポート式として、補助ポート137内には筒部材138に開口部139(いわゆる窓部)が形成された補助ポートバルブ(APV)140が設けられている。
同様に、リヤサイドハウジング130には第2気筒の作動室131(リヤ側の作動室)に連通するようにセカンダリポート141と、補助ポート142とが形成され、サイド吸収ポート式として、補助ポート142内には筒部材143に開口部144が形成された補助ポートバルブ(APV)145が設けられている。
一方、上述のエクステンションマニホールド120における第1合流部121の上流には分岐部146から2つの補助吸気通路147,148が分岐形成され、これら各補助吸気通路147,148をスロットルボディ119の下流側に連通させている。
フロント側の第1気筒において、プライマリポート134とエクステンションマニホールド120の通路122とを連通する第1吸気通路149を設け、セカンダリポート136に連結した第2吸気通路150の上端を第1吸気通路149の上流部にて合流させて第2合流部151を形成している。また補助ポートバルブ140を介して補助ポート137と連通する第3吸気通路152を設け、この第3吸気通路152をフロント側の補助吸気通路147に連結している。
同様に、リヤ側の第2気筒において、プライマリポート135とエクステンションマニホールド120の通路123とを連通する第1吸気通路153を設け、セカンダリポート141に連結した第2吸気通路154の上端を第1吸気通路153の上流部にて合流させて第2合流部155を形成している。また補助ポートバルブ145を介して補助ポート142と連通する第3吸気通路156を設け、この第3吸気通路156をリヤ側の補助吸気通路148に連結している。
各作動室131の第1吸気通路149,153と第2吸気通路150,154とが合流する第2合流部151,155と、前後の作動室131の吸気通路の第1合流部(気筒間の合流部)121との間には、前後の作動室131の吸気通路(この実施形態では第2合流部151,155よりも上流側の第1吸気通路149,153の上端部相互間)を連通する連通路157と、この連通路157をエンジンの運転状態に応じて遮断、開放するロータリバルブ型のVDI弁158とが設けられている。
上述の連通路157はVDI弁158の内部に一体的に形成されると共に、このVDI弁158はアクチュエータ及びソレノイド弁から構成される。
160は2つの第2吸気通路150,155をエンジンの運転状態に応じて同時に開閉するロータリ式のシャッタ弁である。
上述の補助ポートバルブ140,145は吸気のポートタイミングを可変して、出力を得るためのバルブであって、これらの各補助ポートバルブ140,145はアクチュエータ159を介して同時に開閉駆動される。
<制御ブロックの説明>
図14は本実施形態のエンジンの制御装置のブロック図である。
図14において、ECU181は、不図示の点火プラグに接続されたディストリビュータ182からの点火検出信号、スロットル開度センサ183からのスロットル開度検出信号、エアフローセンサ117からの吸気量検出信号、O2センサ184からの酸素濃度検出信号が夫々入力される。
ECU181は、点火検出信号からエンジン回転数、スロットル開度検出信号からスロットル弁開度変化量、吸気量検出信号から吸入空気量、酸素濃度検出信号から空燃比を夫々演算し、これらの演算結果に基づいてエンジン負荷を表す値として、例えば全気筒の平均有効圧力Peを演算する。
そして、ECU181は、上記平均有効圧力Pe及びスロットル弁開度変化量等に基づいてエンジンの運転領域を判定し、その判定結果に応じて下記(4)〜(6)又はこれらを組み合わせたエンジン制御を実行する。
(4)空燃比制御
ECU181は、上記酸素濃度検出信号から求められた空燃比に基づいて、インジェクタ185へ制御信号を出力して各作動室131毎に供給すべき燃料噴射量を調整すると共に、スロットル弁125へ制御信号を出力してスロットル開度を制御し吸気量を調整することで、上記平均有効圧力Pe及びスロットル弁開度変化量等に応じて決定される空燃比での制御を実行する。
(5)吸気タイミング可変制御
ECU181は、上記平均有効圧力Pe及びスロットル弁開度変化量等に基づいてAPV140,145へ制御信号を出力してAPV140,145の閉じタイミングを調整することで、各作動室131への吸気タイミングを遅角側へ変化させる遅閉じタイミング制御、APV140,145を非作動とする(閉じたままの)通常タイミング制御を選択的に実行する。本実施形態での通常タイミング制御領域及び遅閉じタイミング制御領域は、図11に示したエンジン回転数とエンジントルクとの関係と同様である。
(6)燃料噴射制御
ECU51は、インジェクタ185へ制御信号を出力していずれかの作動室131に対する燃料噴射を停止する(減筒(片ロータ)制御)、又は当該減筒制御は行わず、両方の作動室131に対する燃料噴射を実行する(全筒(全ロータ)制御)。本実施形態での全筒制御領域及び減筒制御領域は、図12に示したエンジン回転数とエンジントルクとの関係と同様である。
尚、上記吸気タイミング可変制御において、制御対象となるのは、上記(6)の減筒制御によって燃料噴射が停止された作動室、及び当該作動室以外の燃料が供給される作動室のいずれか、望ましくはその両方の作動室である。
尚、ECU181は、第1の実施形態と同様に、上記各検出信号を用いた演算処理を行うCPU,後述するエンジン制御を実行するプログラムを格納するROM,演算結果等を保持するRAM等を有し、ROMに格納された制御プログラムを実行することで上記各エンジン制御を実現する。
<制御フローの説明>
第2の実施形態でのエンジン制御は、前述した図10のフローにおいて、(1)の空燃比制御を上記(4)の空燃比制御、(2)のバルブタイミング可変制御を上記(5)の吸気タイミング可変制御、(3)の燃料噴射制御を上記(6)の燃料噴射制御に夫々置き換えて実行することで実現される。
<効果の説明>
上記実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果が得られる。
特に、図15に示すように、従来の弁停止の場合に比べて、本実施形態の減筒(片ロータ)制御と遅閉じタイミング制御との相乗効果によって作動室内の圧力(負圧)が約2倍に上昇するため、ポンピングロスが改善される。
また、図16に示すように、全筒(2ロータ)制御と比べて、減筒(片ロータ)制御と遅閉じタイミング制御とにより吸気量が増加するため、燃焼安定性が向上し、アイドリング時の回転変動が減少(回転安定性が向上)することから、アイドル時の空燃比を希薄化することで(図10のS33→S35)、更なる燃費の向上を図ることができる。
本発明に係る第1の実施形態のレシプロエンジンの概略構成を示すシリンダヘッドカバーを取り除いた状態の平面図である。 本発明に係る第1の実施形態のレシプロエンジンの概略構成を示す正面図である。 本発明に係る第1の実施形態のレシプロエンジンの概略構成を示すシリンダヘッドカバーを装着した状態の平面図である。 本発明に係る第1の実施形態のレシプロエンジンに搭載されるバルブタイミング可変機構を示す図3のI−I断面図である。 図4のII−II断面図である。 図4のIII−III断面図である。 第1の実施形態のオイルコントロールバルブの詳細な構成を示す図である。 第1の実施形態のバルブタイミング可変制御を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態のエンジンの制御装置のブロック図である。 第1の実施形態のエンジン制御を示すフローチャートである。 バルブタイミング可変制御領域をエンジン回転数とエンジントルクとの関係で示すマップである。 燃料噴射制御領域をエンジン回転数とエンジントルクとの関係で示すマップである。 本発明に係る第2の実施形態のロータリエンジンの吸気装置を示す系統図である。 第2の実施形態のエンジンの制御装置のブロック図である。 本実施形態の減筒(片ロータ)制御及び遅閉じタイミング制御によるポンピングロス低減効果を、従来の弁停止の場合と比較して示す図である。 本実施形態の減筒(片ロータ)制御及び遅閉じタイミング制御によるアイドル回転安定性を、全筒(2ロータ)制御と比較して示す図である。
符号の説明
1 シリンダヘッド
2 吸気側カム軸
3 排気側カム軸
4 軸受
5,6 カムプーリ
7 クランク軸
8 クランクプーリ
9 タイミングベルト
10 バルブタイミング可変機構
11 アイドラプーリ
12 テンショナ
13 シリンダブロック
14 センシングプレート
15 カム角センサ
17 プラグホール
30 シリンダヘッドカバー
44 オイルコントロールバルブ
101 エンジン本体
131 作動室
132,133 ロータ
134,135 プライマリポート
136,141 セカンダリポート
140,145 補助ポートバルブ(APV)
51,181 ECU
52 クランク角センサ
53,183 スロットル開度センサ
54,117 エアフローセンサ
55,184 O2センサ
56,185 インジェクタ
57,125 スロットル弁

Claims (6)

  1. 吸気ポートを閉じるタイミングを変更するタイミング変更手段と、
    気筒毎に燃料を供給する燃料供給手段と、
    エンジン負荷が所定値未満の低負荷運転時に、前記燃料供給手段による所定の一部の気筒に対する燃料供給を停止すると共に、前記タイミング変更手段による所定の気筒の吸気ポートを閉じるタイミングを遅延させる遅閉じ制御を実行する制御手段と、を具備することを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記タイミング変更手段は、油圧駆動式のバルブタイミング可変機構を備え、
    前記制御手段は、アイドリング時を含む前記エンジンの低負荷運転時に、前記燃料供給手段による前記所定の一部の気筒に対する燃料供給を停止すると共に、前記タイミング変更手段による前記所定の気筒に対する吸気ポートの遅閉じを実行することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記遅閉じされる所定の気筒は、前記燃料供給が停止された気筒及び当該気筒以外の燃料が供給される気筒の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置。
  4. 加速要求の有無を検出する加速検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、加速要求の度合が所定値以上の急加速時において、前記燃料供給手段による燃料供給の停止を解除すると共に、前記タイミング変更手段による前記所定の気筒に対する吸気ポートの遅閉じを中止し、
    前記加速要求の度合が前記所定値より小さい緩加速時には、前記燃料供給手段による燃料供給の停止のみを解除することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記急加速時において、前記燃料供給手段による前記燃料供給の停止を先に解除し、その後に前記タイミング変更手段による前記吸気ポートの遅閉じを中止するよう制御することを特徴とする請求項4に記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記エンジンが低負荷運転時に、前記燃料供給手段により前記燃料供給を停止すると共に、前記タイミング変更手段により前記所定の気筒の吸気ポートの遅閉じを実行し、更に燃料が供給される気筒に対する空燃比を理論空燃料比より希薄化するように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置。
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