JPH0230606Y2 - - Google Patents

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JPH0230606Y2
JPH0230606Y2 JP1982027754U JP2775482U JPH0230606Y2 JP H0230606 Y2 JPH0230606 Y2 JP H0230606Y2 JP 1982027754 U JP1982027754 U JP 1982027754U JP 2775482 U JP2775482 U JP 2775482U JP H0230606 Y2 JPH0230606 Y2 JP H0230606Y2
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yoke
hole
magnet
ferromagnetic plate
door
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JP1982027754U
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JPS58134562U (ja
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  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は永久磁石を使用したキヤビネツト等の
ドア用キヤツチヤー、就中扉の開閉を一連の円滑
な動作として、扉の開閉に際しての衝撃の発生を
極力抑止するようになすと共に一旦開放された扉
等の再吸着を防ぐようにしたドア用キヤツチヤー
の開示に係わる。
〔従来技術〕
従前におけるこの種の扉に装着使用されるキヤ
ツチヤーは吸着面を構成する永久磁石部分が、扉
面側に設けられる強磁性板等に吸着した状態で突
出して、その突出する力をもつて扉に慣性を与
え、吸着力に抗して扉前方に押し開くようにした
ものであつて、扉の突き放しに多分の突出力を必
要とし、又吸着面の離脱において扉面に相当の衝
撃の発生を誘起し、磁石部分が直接吸着部を構成
するものであるため、一旦突き放した扉が揺り戻
つて再度磁石面に吸着する問題がある。
この問題を解決するために、吸着部を永久磁石
と該磁石に摺接自在に添設されるヨークとで構成
し、該ヨークを扉の突き出し方向に移動させ磁石
より遠ざけることでヨークの磁力線を疎にし、再
磁着を起こさないようにしたドア用キヤツチヤー
が存した。
〔考案が解決しようとする課題〕
かゝる従前例におけるキヤツチヤーにあつて
は、表裏に磁極を有する所謂板状磁石がそのまゝ
用いられているため、その磁極面に摺接自在に添
設される該ヨークによつて多くの磁力線の連絡を
受けながら、且つ扉の突き出し方向に移動させよ
うとする場合、該ヨークの摺動移動は磁極面上に
おいてなされるものとなり、かゝる場合にあつて
は、その摺動々作自体が磁力線の影響を受けて阻
害されるものとなる。しかも、これら相互部材が
面的に摺接されているような場合にあつては、こ
の弊害が一層顕著となり、該ヨークを強く突き出
すための機構が必要とされた。
又、扉側に向けて突き出し動作されるヨークの
添装される磁石にあつては、該磁石の磁極面は扉
側に設けられる強磁性板等の被吸着部材の面に対
し垂直位置に設定されてしまうことから、該磁極
面をもつて被吸着部材を直接吸着することができ
ず、被吸着部材の吸着力はヨークを介して連絡さ
れる磁力線にのみ依存され磁石の持つ磁力を最大
限に活用することができないものであつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、かゝる従前例における不都合に鑑み
案出されたものであり、かゝる諸特性の奏効を期
くべくその構成を、一方の磁極面より他方の磁極
面に向けて孔1aが開設された磁石1の一方磁極
面に、該磁石1の孔1aに連通する孔3aを有す
る強磁性板3を添装止着し、該永久磁石1の孔1
aにヨーク2が前記強磁性板3の孔縁3a′と摺接
されるよう出没自在に嵌挿されており、前記ヨー
ク2を、該ヨーク2の押動操作時に係合が解かれ
て突き出し、且つ該ヨーク2の再押動操作時に押
入れ位置で係合する構成からなる一方吸着具本体
aと、ドア側に取付けられ、且つ該吸着具本体a
に磁着される強磁性板bとからなる点に置いた。
〔作用〕
吸着具本体aの動作によりヨーク2が該吸着具
本体aの動作以上に突出することにより、先ず吸
着具本体aで押していた扉がヨーク2により段階
的に突き出し加速され、このヨーク2の突出と共
に、該ヨーク2の当接頂端と磁石1とを遠ざける
ようになし、該ヨーク2の当接頂端を通過する磁
力線数を著しく減少させ、吸着力を低減させる。
即ち、一方においてはヨーク2の突出をもつて
扉の開きを加速すると同時に他方で吸着能力を弱
め、該ヨークの突出終端においては殆ど扉を吸着
する磁場が残されないものとされ、扉を押し込む
ことによつてヨーク2の当接頂端を磁石1に近づ
け、該部の磁力線数を増し、吸着力を徐々に増大
させ扉の再吸着をなす。
〔実施例〕
以下本考案に係るキヤツチヤーの典型的な一実
施例を添附の図面について説明するに、1は吸着
主体としての永久磁石を、2は該磁石1における
磁極面を連絡するヨークを、4はこれ等の磁石
1、ヨーク2等を取付けるためのキヤツチヤー本
体を示すものであり、該磁石1は一方の磁極面よ
り磁極面他方に向けて孔1aが開設され、その一
方の磁極面に強磁性板3を添装して強磁性又は非
磁性素材よりなるケース5をもつて、これ等の磁
石1と強磁性板3とが抱持一体となされ吸着具本
体aを構成する。
尚、強磁性板3は先の磁石1の孔1aに連通す
る孔3aを有し、しかも該強磁性板3の孔3aの
内周縁を孔1a方向に折り込んで該孔1a面に当
接する孔縁3a′とし、磁石1の孔1aに出没され
るヨーク2が強磁性板3の孔縁3a′と摺接される
ようになし、磁石1より強磁性板3に連絡された
磁力線を該孔1aを介してヨーク2に集束させ
る。
又、ケース5は概ね倒皿状をなすものとし、底
面に先の孔1aに連通する孔5aを設けるように
なすと共に、開口縁に折曲げ用の爪5bを設けて
強磁性板3、取付け脚部材6等の係止をなす。
かゝる吸着具本体aに設けられる脚部材6は、
該吸着具本体aの前後動を約束するものとしてキ
ヤツチヤー本体4に開設された摺動溝4aに爪6
aを係合して前後の動き幅を規制させると共に、
キヤツチヤー本体4よりの抜け出しを防止して吸
着具本体aのキヤツチヤー本体4に対する取付け
を図るようにした。
尚、この取付け脚部材6は、前記孔1aに連通
する孔6b′を円盤部6bに開設されると共に該円
盤部6bの周縁を強磁性板3とケース5間に介入
する如く起立して、立上り縁鍔6cとし、脚部材
6の確実な止着並びにケース5が強磁性部材であ
る場合における強磁性板3との磁気的間隙の構成
を意図するようにしたものである。
又、脚部材6の脚部6dは、前記円盤部6bに
より対をなして突出される弾発性を有するものと
し、吸着具本体aの無理のない前後動が確実にな
されるよう該脚部6dの外周面をキヤツチヤー本
体4の動作口4b内に弾発摺接している。
かゝる吸着具本体aに対し、磁石1の孔1aに
嵌挿されるヨーク2は該孔1aより出没自在にキ
ヤツチヤー本体4側に設けられるスプリング7を
もつて弾装されているものであり、該ヨーク2端
の押動操作をもつて内側方に押し込まれることに
より係合を脱し、先のスプリング7をもつて吸着
具本体aより突出し、次いでなされるヨーク2の
押し込み動作をもつて内側方に押し込まれ、吸着
具本体aと面一の状態より更に若干押し込んで戻
すことにより再係合し、スプリング7の力に抗し
て係着されるようにしたものである。
しかして、かゝるヨーク2の動作手法には種々
の構成が予定されたものであり、図示例にはその
典型的な実施例としてヨーク2の取付け基部方に
操作駒8を用意し、該操作駒8をスプリング7を
もつて常時吸着具本体a方向に弾発せしめるよう
になすと共に、駒8に設けた溝9に操作桿10を
係合して、該駒8の前後動と、前後動操作時にお
ける係合並びに係合状態の離脱とをなすようにし
たものであり、該溝9に係合される前記桿10
は、先端部が−状に曲折されるものであつて、そ
の先端部が常時溝9の内底面に圧接するようにス
プリング11をもつてキヤツチヤー本体4に止着
されており、溝9の底面に沿つて順次移動された
ものである。
尚、前記駒8の溝9は、図示する如くヨーク2
の如上一連の動作をなすべく9a部より直線的に
9b部に向けて漸次深くなるように構成した溝9
を反転して9c部、9d部と更に深くなるように
構成すると共に、9c部より9d部に向けて再反
転する如く溝9を平面V状として、押し込んだ桿
10を9b部より9c部に案内し、該9c部にお
いて係合状態を確保する。
かゝる状況において再度ヨーク2を押し込むこ
とによつて桿10は、溝9の低い方、即ち9d方
向に導かれると共に該押動を解くことにより9e
に沿つて9f方向に案内され、スプリング7をも
つて急速に9a点に押し戻される。
尚9eより溝9は漸次浅いものとされ、9fと
の接点においては9fよりも溝9の深さを浅いも
のとして桿10の一方向に向けたサークラインを
構成するようにした。
〔考案の効果〕
本考案に係るキヤツチヤーは如上における特長
ある構成より、扉側の強磁性板bにヨーク2が当
接磁着して磁気閉回路を構成する状態において
は、該ヨーク2が磁石1の磁極面間に介圧される
ようになし、強磁性板3と、扉側の強磁性板bと
の間に構成された磁場を連絡して強い吸着力を発
現させると共に、該ヨーク2の突き出し状態にお
いては強磁性板bとの再吸着はなく、扉の押し込
み再吸着操作に際しても徐々に吸着力が増大され
ることから、特に円滑な再吸着を可能とした。
就中、本考案においてはヨーク2の摺接の予定
される吸着主体として一方の磁極面より他方の磁
極面に向けて孔1aが開設されている磁石1を用
い、該磁石1の孔1aにヨーク2を出没自在に嵌
挿することにより、該磁石1の磁極面が、扉側に
設けられる強磁性板bと面的に当接するようにな
し、磁石1からの直接的な磁力線をもつて吸着力
の増強が可能とされた。
又、ヨーク2に対する磁力線の連絡が一方の磁
極面に添装される強磁性板3の孔縁3a′を介して
なされるため、該孔縁3a′と接触するヨーク2の
全周面より磁力線の連絡を受けることが可能とさ
れ、一方向に向けた磁力線の集束が積極的になさ
れ、しかも、扉側の強磁性板bと対峙する他方の
磁極面とヨーク2との間には間隙が構成されるこ
とから、該部の磁力線は一旦強磁性板b側におい
て磁場を構成した後ヨーク2に案内され、その当
接端面に使用磁石1の磁力線の殆どが集束される
ようになし、この磁力線の集束による強い吸着力
を発現させる。
更に、ヨーク2は磁石1の夫々の磁極面に直交
するように開設される孔1a内に嵌挿され該ヨー
ク2が磁極面に対する摺接を回避し得る構成とさ
れるものであることから、磁極面の直接的な磁力
線によつてその摺動々作が阻害されることを回避
し、良好な突き出し動作並びに押し込み動作がな
し得るようにした。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案に係るキヤツチヤーの
動作を示す要部断面図、第4図は駒8の平面図、
第5図は同A−A線断面図、第6図は同B−B線
断面図である。 尚、図中1……永久磁石、2……ヨーク、3…
…強磁性板、4……キヤツチヤー本体、5……ケ
ース、6……脚部材、7……スプリング、8……
操作駒、9……溝、10……操作桿、11……ス
プリングを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の磁極面より他方の磁極面に向けて孔1a
    が開設された永久磁石1の一方磁極面に、該磁石
    1の孔1aに連通する孔3aを有する強磁性板3
    を添装止着し、該磁石1の孔1aにヨーク2が前
    記強磁性板3の孔縁3a′と摺接されるよう出没自
    在に嵌挿されており、前記ヨーク2を、該ヨーク
    2の押動操作時に係合が解かれて突き出し、且つ
    該ヨーク2の再押動操作時に押入れ位置で係合す
    る構成からなる一方吸着具本体aと、ドア側に取
    付けられ、且つ該吸着具本体aに磁着される強磁
    性板bとからなることを特徴とするドア用キヤツ
    チヤー。
JP2775482U 1982-02-27 1982-02-27 ドア用キヤツチヤ− Granted JPS58134562U (ja)

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JPS58134562U JPS58134562U (ja) 1983-09-10
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JP2007153155A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Toyota Motor Corp リッド構造

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