JP2007153140A - 洗車機の洗車方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、被洗車対象の車両の先端部の形状が、ラウンド形状であるときでも、洗い残しが少ない洗車機の洗車方法を提供することを目的とする。
【解決手段】一対のサイドブラシ7を閉じた状態として洗車機本体を前進させ、一対のサイドブラシ7が車両4の前面に接触して車両4の前面に作用する面圧が、所定面圧となったことにより、前記前進を停止させ、一対のサイドブラシ7を左右に開いて車両4の前面を洗浄する動作と、前記面圧が所定面圧未満となったことにより、一対のサイドブラシ7の開き動作を停止し、前記前進を再開させる動作とを繰り返す。これにより、所定面圧で、車両4の前面形状に沿ってサイドブラシ7が移動され、車両4の前面の全体が形状に合わせて連続して洗浄され、車両4の先端部の形状がラウンド形状であるときでも、洗い残しが発生することを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗車機の洗車方法、特にサイドブラシによる被洗車対象の車両前面の洗車方法に関するものである。
従来、洗車機では、サイドブラシによる被洗車対象の車両前面の洗車方法として、特許文献1に記載されている方法が知られている。
すなわち、左右の両サイドブラシ(側面ブラシ)を回転駆動させるとともに互いに接近動させ、左右のサイドブラシが閉じた状態で洗車機本体を前進させる。そして、洗車機本体の前進に伴い、両サイドブラシは、被洗浄車両の前面に接触し、洗車機本体の走行方向と反対方向に押されて傾斜する。これにより、サイドブラシの駆動軸が前進方向へ傾斜(揺動)し、この揺動がリミットスイッチにより検出される。そして、前記リミットスイッチの検出によって、洗車機本体の前進が停止され、両サイドブラシが互いに離間動(開き動作)されて車両の前面が洗浄される。
特開2003−11794号公報
しかし、最近、図9に示すように、被洗車対象の車両61の先端部の形状が、ラウンド形状のものが多くなっている。このような車両61の場合、従来の洗車機の洗車方法では、上記リミットスイッチの検出によって洗車機本体が走行停止した状態が継続され、両サイドブラシ62が互いに離間動して車体前面を洗浄することから、一対のサイドブラシ62が車両61の前面を洗浄するとき、車両61の先端部の側面に近い辺りに洗い残しが発生するという問題があった。
そこで、本発明は、被洗車対象の車両の先端部の形状が、ラウンド形状であるときでも、洗い残しを防止できる洗車機の洗車方法を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、洗車機本体内に、被洗車対象の車両の前後面と両側面を洗浄する左右一対のサイドブラシを、前記車両の前後方向とは直角な左右方向に移動自在で、かつ前記車両の前後方向に揺動自在に備え、前記洗車機本体と前記車両との少なくともいずれか一方を他方に対して相対的に移動して洗車を行う洗車機の洗車方法であって、前記一対のサイドブラシを閉じた状態として、前記洗車機本体と前記車両を相対移動させ、前記一対のサイドブラシが前記車両の前面または後面に接触して車両の前面または後面に作用する面圧が、所定面圧となったことにより、前記相対移動を停止させ、前記一対のサイドブラシを左右に開いて前記車両の前面または後面を洗浄する動作と、前記面圧が所定面圧未満となったことにより、前記一対のサイドブラシの開き動作を停止し、前記相対移動を再開させる動作とを繰り返すことを特徴とするものである。
上記方法によれば、サイドブラシが車両の前面または後面に接触して車両の前面または後面に作用する面圧が所定面圧となると、相対移動が停止されて一対のサイドブラシの開き動作(離間動)が実行され、サイドブラシの開き動作に伴い、面圧が所定面圧未満となると、開き動作が停止され、再び相対移動が実行され、再び面圧が所定面圧となると、相対移動が停止されてサイドブラシの開き動作が実行される。よって、所定面圧で、車両の前面または後面の形状に沿ってサイドブラシが移動され、車両の前面または後面の全体が形状に合わせて連続して洗浄され、被洗車対象の車両の先端部の形状がラウンド形状であるときも、洗い残しが発生することが防止される。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記面圧が所定面圧であるかどうかの確認を、前記サイドブラシが前記車両の前面または後面に接触して前後の中立位置から前後いずれか一方へ揺動し、その揺動角度が、所定角度となったことにより行うことを特徴とするものである。
上記方法によれば、サイドブラシの揺動角度が所定角度となったことにより、前記面圧が所定面圧となったことが検出される。また所定角度の設定を変更することにより、所定面圧の設定が容易に変更され、任意の面圧で車両の前面または後面の洗車が可能となる。
また請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記サイドブラシが前記車両の前面または後面に接触して前後の中立位置から前後いずれか一方へ揺動し、その揺動角度が、異常角度に達したことを確認すると、前記洗車機本体と前記車両の相対移動を停止させることを特徴とするものである。
上記方法によれば、サイドブラシの揺動角度が異常角度に達すると、緊急に相対移動が停止される。よって、面圧がかかり過ぎて車両が損傷する恐れが回避される。
本発明の洗車機の洗車方法は、所定面圧で被洗車対象の車両の前面または後面の形状に沿ってサイドブラシが移動され、車両の前面または後面の全体が形状に合わせて連続して洗浄されることにより、車両の前面または後面の先端部の形状がラウンド形状であるときでも、洗い残しを無くすことができ、洗浄性を向上することができる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図8において、1は門型状の洗車機本体であり、床レール2に支持案内されて前後方向へ往復走行自在に構成されている。上記洗車機本体1には、洗車機本体1を走行駆動させる走行駆動装置3(走行駆動用モータ等)と、被洗車対象の車両4の車高を検出するソニックセンサ5(車高検出手段)と、車両4の上面を洗浄するトップブラシ6と、車両4の両側面および前後面を洗浄する左右一対のサイドブラシ7と、両サイドブラシ7を駆動させるサイドブラシ駆動手段8と、車両4の両側面下部および車輪9を洗浄する左右一対のロッカーブラシ10と、車両4に乾燥用の空気を噴射する複数の乾燥用ノズル13と、洗浄水や洗剤等を噴射する噴射装置(図示せず)と、操作盤11と、制御装置12(制御手段)等が設けられている。なお、洗車機本体1が走行する前後方向に直角な方向を左右方向(洗車機本体1の幅方向)としている。
[サイドブラシの構成]
上記サイドブラシ7は、縦軸心16周りに回転自在なブラシ軸17と、このブラシ軸17の外周部に植設されたブラシ体18とで構成されている。
また、上記サイドブラシ駆動手段8は、案内用レール19に支持案内されて左右方向へ移動自在な左右一対の可動体20と、上記両サイドブラシ7を互いに接近離間動させる左右一対の移動装置21と、両サイドブラシ7を縦軸心16周りに回転駆動させる回転駆動装置22とで構成されている。
上記案内用レール19は、左右方向に長く形成され、洗車機本体1の上部に設けられており、案内用レール19の両端からフランジ23a,23bを介して支軸24が突出しており、両支軸24を洗車機本体1側に設けた軸受け25を介して支持することにより、上記案内用レール19を横軸心26(左右方向軸心;図6参照)周りに回動自在としている。なお、図4,図6,図7に示すように、上記案内用レール19の回動は、フランジ23a,23bと洗車機本体1との間に取り付けられた前後一対のばね27に抗して行われる。
また図4,図5に示すように、上記両可動体20には、案内用レール19に沿って転動する上下複数のローラ29と、上記ブラシ軸17を回転自在に支持する筒軸受け30と、上記回転駆動装置22とが設けられている。なお、上記回転駆動装置22は、モータ31と、このモータ31とブラシ軸17とを連動連結するスプロケット32,33およびチェン34とで構成されている。これによると、モータ31の駆動により、スプロケット32、チェン34、スプロケット33を介してブラシ軸17が回転し、両ブラシ体18が縦軸心16周りに回転する。
上記移動装置21は、洗車機本体1側に設けられた左右揺動自在なアーム35と、このアーム35を揺動させるシリンダ装置36と、上記アーム35の遊端部と上記可動体20との間に相対揺動自在に連結されたリンク37とで構成されている。なお、両可動体20は、ワイヤ38を介して接続されたウェイト39によって、洗車機本体1の左右中央部に設定された閉限位置Sへ接近動するように付勢されている。これによると、図4に実線で示すように、両シリンダ装置36のピストンロッド36aが退入することにより、ウェイト39の付勢力に抗して、両可動体20が左右外方へ向かって移動するため、両サイドブラシ7が互いに離間動して両サイドブラシ7の間隔が開く。また、図4に仮想線で示すように、上記ピストンロッド36aが突出することにより、ウェイト39の付勢力も加わって、両可動体20が左右内方へ向かって移動するため、両サイドブラシ7が互いに接近動して両サイドブラシ7の間隔が閉じる。
なお、上記両サイドブラシ7は、案内用レール19が横軸心26周りに回動することにより、前後揺動自在となっている。また、上記ばね27は、案内用レール19の回動の中立を弾性的に維持するものであり、両サイドブラシ7を前後中立位置Nに付勢する付勢手段の一例である。
また図4〜図7に示すように、両サイドブラシ7の前後方向への揺動角度を測定する揺動角度測定装置42(傾きセンサ;検出手段の一例)と、両サイドブラシ7が離間動(開動作)して開限位置Oとなったことを検出する開限センサ44と、両サイドブラシ7が接近動(閉動作)して閉限位置Sとなったことを検出する閉限センサ45と、上記揺動角度が予め設定された異常角度θに達したことを検出する異常検出センサ47(異常検出手段の一例)とが設けられている。
上記揺動角度測定装置42は、案内用レール19の一方の支軸24に、その横軸心26上に回転軸が連結されたロータリエンコーダにより構成されており、ロータリエンコーダから出力されたパルスをカウントすることにより、両サイドブラシ7が中立位置Nのときの揺動角度を0°として、前後方向のプラスとマイナスの揺動角度θが求められる。
また上記開限センサ44は、可動体20(サイドブラシ7)が開限位置Oに移動したことを検出しており、案内レール19上に配置された近接センサから構成され、上記閉限センサ45は、可動体20(サイドブラシ7)が閉限位置Sに移動したことを検出しており、案内レール19上に配置された近接センサから構成されている。
また上記異常検出センサ47は、リミットスイッチ48と、このリミットスイッチ48のオンオフを切換える切換片49とを有している。上記リミットスイッチ48は洗車機本体1に取り付けられている。また、上記切換片49は、前後一対の縦板部51を有するU形状に形成されており、上記案内用レール19の一端部にブラケット52を介して取り付けられ、案内用レール19の回動によって前後へ揺動する。尚、上記異常角度θは後述する面圧を設定する面圧設定角度θ,θよりも大きな角度に設定されている(例えば、異常角度θ=12°)。
また図8に示すように、上記制御装置12には、上記ソニックセンサ5、揺動角度測定装置42、開限センサ44、閉限センサ45、異常検出センサ47、操作盤11の各キーが接続され、さらに走行駆動装置3とモータ31とシリンダ装置36とトップブラシ6の駆動装置(図示せず)とロッカーブラシ10の駆動装置(図示せず)等が接続されている。制御装置12は、上記センサ44,45,47、揺動角度測定装置42から入力される検出データ、各キーの操作データに基づいて、走行駆動装置3とモータ31とシリンダ装置36とトップブラシ6の駆動装置(図示せず)とロッカーブラシ10の駆動装置(図示せず)等を制御し、洗車を実行する。上記操作盤11の各キーは、洗車内容の異なる複数の洗車コースの中から希望の洗車コースを選択する複数の洗車コース設定キー、車両4の車種を選択する複数の車種設定キー、車両4にリヤミラー等の装備品があれば選択する複数の装備品設定キー、スタートキー、ストップキー等である。
このような制御装置12による、車両4の前面をサイドブラシ7により洗浄するときの洗車方法を、図2のフローチャートにしたがって説明する。
なお、制御装置12は、上述したように、揺動角度測定装置(ロータリエンコーダ)42から出力されたパルスをカウントすることにより、両サイドブラシ7が中立位置Nのときの揺動角度を0°として、前後方向のプラスとマイナスの揺動角度θを求めている。なお、サイドブラシ7が前進方向へ傾斜(揺動)したときをプラスとする。
そして、求めた揺動角度θにより、一対のサイドブラシ7が車両4の前面または後面に接触して車両4の前面または後面に作用する面圧が、最適かどうか(所定面圧かどうか)を検出している。すなわち、サイドブラシ7が車両4の前面に接触して前進方向へ傾斜(揺動)し、プラスの揺動角度θが、車両4の前面への最適の面圧である第1面圧設定角度θとなったこと検出し、第1面圧検出信号(制御装置内部信号)を出力している。またサイドブラシ7が車両4の後面に接触して後進方向へ傾斜(揺動)し、マイナスの揺動角度θが、車両4の後面への最適の面圧である第2面圧設定角度θとなったことを検出し、第2面圧検出信号(制御装置内部信号)を出力している。また第1面圧設定角度θと第2面圧設定角度θとはそれぞれ、任意に設定可能としている。このように、揺動角度測定装置42と制御装置12により面圧検出手段が構成されている。
またサイドブラシ7が車両4の前面または後面に接触して揺動し、揺動角度θの絶対値が、サイドブラシ7により車両4に損傷が発生する恐れがある異常設定角度θとなったとき、異常停止信号(制御装置内部信号)を出力している。なお、θ>θ,θ>|θ|である。
また洗車に際して、車両4が所定の停止位置に停止され、操作盤11の各キー操作により、洗車コース、車種が選択され、スタートキーが操作される。
ステップ−1〜4
モータ31を駆動してブラシ軸17を縦軸心16周りに回転させ、シリンダ装置36を駆動して両サイドブラシ7を接近動させ、閉限センサ45が動作すると、シリンダ装置36を停止する。これにより、両サイドブラシ7が回転されて閉限位置Sに移動し、閉じた状態とされる。
ステップ−5
走行駆動装置3を駆動して洗車機本体1を前進走行させる。
これにより、洗車機本体1が前進し、閉限位置Sに移動した両サイドブラシ7が、車両4の前面の左右中央部に前方より接触し、車両4により押されて中立位置Nから前進方向へ揺動(傾斜)し、車両4の前面に作用する面圧が最適面圧(所定面圧)となったことが、サイドブラシ7の揺動角度θが第1面圧設定角度θとなったことにより検出されて第1面圧検出信号が出力される。
ステップ−6,7
第1面圧検出信号(オン)を確認すると、走行駆動装置3を停止して洗車機本体1の前進走行を停止させる。
ステップ−8,9
シリンダ装置36を駆動して両サイドブラシ7を閉限位置Sから開限位置Oへ向けて互いに離間動(開動作)させ、両サイドブラシ7が開限位置Oまで移動したかどうか、すなわち開限センサ44が動作したかを確認する。開限センサ44が動作していないとき、ステップ−6へ戻る。
両サイドブラシ7を離間動(開動作)させると、車両4の前面が両サイドブラシ7によって洗浄されるが、車両4の前面形状がラウンド形状になっていると、両サイドブラシ7の傾斜が次第に緩くなり、つまり揺動角度が0°へ戻り始め、揺動角度θが第1面圧設定角度θより小さくなり、第1面圧検出信号がオフとなる。
ステップ−10,11
上記ステップ−6において、第1面圧検出信号がオフとなったことを確認すると、シリンダ装置36を停止して両サイドブラシ7の離間動を停止させ、走行駆動装置3を再駆動して洗車機本体1を前進走行させ、ステップ−6へ戻る。
上記ステップ−9において、開限センサ44が動作すると、終了する。
なお、上記ステップの実行中に、異常停止信号(制御装置内部信号)を確認すると、洗車機本体1を停止させる。
上記洗車方法による作用を、図1を参照しながら説明する。なお、車両4の前面形状がラウンド形状になっているものとする。
両サイドブラシ7が回転されて閉限位置Sへ移動され、洗車機本体1が前進されると、両サイドブラシ7は、車両4の前面の左右中央部に前方より接触し、車両4により押されて中立位置Nから前進方向へ揺動(傾斜)され、車両4に作用する面圧が最適面圧(所定面圧)となったことが、サイドブラシ7の揺動角度θが第1面圧設定角度θとなったことにより検出され、第1面圧検出信号が出力される。
すると、洗車機本体1は停止され、両サイドブラシ7が閉限位置Sから開限位置Oへ向けて互いに離間動(開動作)される。両サイドブラシ7を離間動(開動作)させると、車両4の前面が両サイドブラシ7によって洗浄されるが、車両4の前面形状がラウンド形状になっていることから、両サイドブラシ7の傾斜が次第に緩くなり、つまり揺動角度が0°へ戻り始め、揺動角度θが第1面圧設定角度θより小さくなり、第1面圧検出信号がオフとなる。
すると、シリンダ装置36が停止されて両サイドブラシ7の離間動が停止され、走行駆動装置3が再駆動されて洗車機本体1を再び前進走行させる。そして、両サイドブラシ7は、再び車両4により押されて前進方向へ揺動(傾斜)され、車両4に作用する面圧が最適面圧(所定面圧)となったことが、サイドブラシ7の揺動角度θが第1面圧設定角度θとなったことにより検出され、第1面圧検出信号が出力される。これにより、再び洗車機本体1は停止され、両サイドブラシ7は再び開限位置Oへ向けて互いに離間動(開動作)される。
このような、[第1面圧検出→洗車機本体停止→サイドブラシ離間動]→[第1面圧未検出→サイドブラシ離間動停止→洗車機本体前進]→[第1面圧検出…]の繰り返し動作により、両サイドブラシ7がラウンド形状の前面に沿って移動され、よって車両4の前面の全体が形状に合わせて連続して洗浄され、被洗車対象の車両4の先端部の形状がラウンド形状であるときでも、洗い残しが無くなる。
なお、車両4の後面を、洗車機本体1を車両4の後方より後進させて、洗浄するときの動作も、上記前面を洗浄するときの動作と同様であり、説明を省略する。なお、このとき、第1面圧検出信号に代えて、第2面圧検出信号を使用する。
以上のように本実施の形態によれば、一対のサイドブラシ7を閉じた状態として洗車機本体1を移動させ、一対のサイドブラシ7が車両4の前面または後面に接触して車両4の前面または後面に作用する面圧が、最適な面圧(所定面圧)となったことにより、前記移動を停止させ、一対のサイドブラシ7の離間動(開動作)を実行して車両4の前面または後面を洗浄する動作と、前記面圧が所定面圧未満となったことにより、一対のサイドブラシ7の離間動を停止し、前記移動が再開される動作とを繰り返すことにより、最適面圧で、両サイドブラシ7がラウンド形状の前面に沿って移動され、車両4の前面または後面の全体が連続して洗浄され、被洗車対象の車両4の先端部の形状がラウンド形状であるときでも、洗い残しを無くすことができ(防止することができ)、洗浄性を向上することができる。
また本実施の形態によれば、サイドブラシ7の揺動角度θが(前進時)第1設定角度θ、または(後進時)第2設定角度θとなったことにより、前記面圧が最適面圧となったことを検出することにより、設定角度θ,θを調整することで、車両4へ作用する面圧の設定を容易に調整することができ、任意の面圧で車両4の前面または後面を洗車できる。また前進時の第1設定角度θと後進時の第2設定角度θを別々に設定可能としたことにより、車両4の前面の形状、後面の形状に合わせた最適な調整を行うことができる。
また本実施の形態によれば、異常停止信号(制御装置内部信号)を確認すると、すなわちサイドブラシ7の揺動角度θが異常角度に達すると、緊急に洗車機本体1が停止されることにより、面圧がかかり過ぎて車両4が損傷する恐れを回避することができる。
なお、上記実施の形態では、サイドブラシ7の揺動角度θの検出手段を揺動角度測定装置(ロータリエンコーダ)42により構成しているが、磁気検出器と遮蔽板とにより構成することも可能である。すなわち、遮蔽板を磁性体とし、一方のフランジ23aまたは23bに取り付け、案内用レール19の回動によって前後へ揺動するようにする。そして、磁気検出器は、接近した遮蔽板の磁気を検出するものであり、洗車機本体1側に取り付け、遮蔽板の揺動角度が上記第1設定角度θに達した場合、磁気検出器は遮蔽板の磁気を検出せず、第1設定角度θ未満の場合、磁気検出器は遮蔽板の磁気を検出するように構成する。また揺動角度測定装置(ロータリエンコーダ)42に代えて、案内用レール19が傾斜されることにより検出部(例えば、ダイヤフラム面)が作用される圧力センサとすることもできる。
また上記実施の形態では、前後走行可能な洗車機本体1を挙げているが、地上に固定された据置き型の洗車機本体にサイドブラシ7を備え、搬送装置で車両4を搬送しながら洗車する形式の洗車機であってもよい。また洗車機本体1と車両4を同時に移動しながら洗車する形式の洗車機であってもよい。
本発明の実施の形態における洗車機の洗車方法の説明図である。 同洗車機の洗車方法を示すフローチャートである。 同洗車機の側面図である。 同洗車機のサイドブラシとサイドブラシ駆動手段の平面図である。 同洗車機の図4におけるX−X矢視図である。 同洗車機の案内用レールの一端部の図である。 同洗車機の案内用レールを中立位置に付勢するばねの図である。 同洗車機の制御ブロック図である。 従来の洗車機の課題の説明図である。
符号の説明
1 洗車機本体
3 走行駆動装置
4 車両
7 サイドブラシ
12 制御装置(制御手段)
31 モータ
36 シリンダ装置
42 揺動角度測定装置(検出手段)
44 開限センサ
45 閉限センサ
47 異常検出センサ(異常検出手段)
θ 第1面圧設定角度
θ 第2面圧設定角度
θ 異常設定角度
N 中立位置
O 開限位置
S 閉限位置

Claims (3)

  1. 洗車機本体内に、被洗車対象の車両の前後面と両側面を洗浄する左右一対のサイドブラシを、前記車両の前後方向とは直角な左右方向に移動自在で、かつ前記車両の前後方向に揺動自在に備え、前記洗車機本体と前記車両との少なくともいずれか一方を他方に対して相対的に移動して洗車を行う洗車機の洗車方法であって、
    前記一対のサイドブラシを閉じた状態として、前記洗車機本体と前記車両を相対移動させ、
    前記一対のサイドブラシが前記車両の前面または後面に接触して車両の前面または後面に作用する面圧が、所定面圧となったことにより、前記相対移動を停止させ、前記一対のサイドブラシを左右に開いて前記車両の前面または後面を洗浄する動作と、前記面圧が所定面圧未満となったことにより、前記一対のサイドブラシの開き動作を停止し、前記相対移動を再開させる動作とを繰り返すこと
    を特徴とする洗車機の洗車方法。
  2. 前記面圧が所定面圧であるかどうかの確認を、前記サイドブラシが前記車両の前面または後面に接触して前後の中立位置から前後いずれか一方へ揺動し、その揺動角度が、所定角度となったことにより行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機の洗車方法。
  3. 前記サイドブラシが前記車両の前面または後面に接触して前後の中立位置から前後いずれか一方へ揺動し、その揺動角度が、異常角度に達したことを確認すると、前記洗車機本体と前記車両の相対移動を停止させること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗車機の洗車方法。
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