JP2007149832A - ダイボンディング方法 - Google Patents

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Akiyuki Harada
昭如 原田
Hideo Kageyama
秀生 蔭山
Takeru Nakagawa
長 中川
Masaharu Yoshida
正治 吉田
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Abstract

【課題】ダイボンディング方法において、電子部品自体の損傷を引き起こすことなく、ダイシングテープから個々の電子部品を剥離機構にて迅速に且つ精度良く剥離させるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明は、搬送工程において、吸着パッド10の吸着側を電子部品1の平面形状と略同程度に形成すると共に、剥離される電子部品1を第一の吸着パッド10にて吸着保持し、更に、この状態で、剥離工程において、剥離機構5には、該剥離側を軟質部23で形成し且つ軟質部23以外を軟質部23よりも硬い硬質部24で形成する剥離促進部材21を備えると共に、軟質部23を変形させることにより、ダイシングテープ3から電子部品1の剥離状態を促進させるように設定されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品の基板における所定位置に、個別にダイシングされたIC等の半導体チップ(電子部品)を、ダイシングテープから剥離してダイボンド材を介して装着するダイボンディング方法の改良に関するものである。
従来のものとして、IC等の半導体チップ(電子部品)の基板に、ダイボンド材、例えば、ダイボンド用粘着テープ(剥離テープ付の両面粘着テープ)を用いて貼付ける貼付装置、並びに、電子部品をダイボンド材を介して基板の所定位置に装着するダイボンド装置を開示している(例えば、特許文献1参照。)。
この貼付装置では、まず、ダイボンド用粘着テープを所要の大きさに切断して剥離フィルム付の粘着フィルムを係着手段で係着した状態で、基板の所定位置に供給セットする仮圧着工程を行う。
次に、基板に供給セットした粘着フィルムを圧着手段で圧着させるようにして、基板の所定位置に粘着フィルムを貼付ける本圧着工程を行う。
次に、剥離用の接着テープを用いて基板上の剥離フィルムに押圧して接着テープに剥離フィルムを接着させることにより、基板上から剥離フィルムを除去して基板上に粘着フィルムのみを残存させるピール工程を行う。
この後、前述した貼付装置における仮圧着工程、本圧着工程、ピール工程完了後に、ダイボンド装置では、個別にダイシングされたIC等の半導体チップ(電子部品)を、ダイシングテープから剥離してダイボンド材を介して基板の所定位置に装着する従来のダイボンディング方法を連続的に行うことができるものである。
この従来のダイボンディング方法とは、ダイシングテープで貼付された個々の電子部品を該電子部品用の剥離機構にて該電子部品剥離位置から剥離する剥離工程と、剥離される電子部品を吸着パッドにて吸着した状態で、基板側に搬送する搬送工程と、搬送された電子部品を吸着パッドにて基板の所定位置にボンディングするボンディング工程と、を少なくとも行うものである。
ところで、近年、基板のコストダウン化の傾向が高まっていることから、一枚の基板上に大量のチップ(電子部品)を装着する、マトリックス型の基板が多くなっている。
そして、このマトリックス型の基板に装着されるチップも薄小化し、更に、チップを鉛直方向に積層させる積層型のチップ構造間にダイボンド材を介在させることがある。
このことから、マトリックス型の基板の所定位置に粘着テープ(粘着フィルム)を介して装着させる薄小化した大量のチップに対応して、該電子部品用の剥離機構にてダイシングテープから迅速に且つ精度良く剥離させることが重要になってくる。
従って、この具体的手段として挙げられる該電子部品用の剥離機構には、ダイシングテープから個々の電子部品を迅速に且つ精度良く剥離させることができる、前述した剥離工程を行うペレットピックアップ装置を開示している(例えば、特許文献2参照。)。
即ち、このペレットピックアップ装置のバックアップホルダ上部中央にピックアップ対象となる所定の半導体ペレット(電子部品)より大きいサイズの外形を持ち、ピックアップすべき所定の半導体ペレットがバックアップホルダに載置されたときに所定の半導体ペレットの外周端がその上に配置される溝部を所定の半導体ペレットの外周辺に沿って形成する。この溝部内を真空引きすることにより所定の半導体ペレットをダイシングテープから剥がす。即ち、半導体ぺレットをその周端部から剥がし、更に、ピックアップホルダ中央部を可動状態とする可動軸にて半導体ペレットの剥離を促進させることも行われているものである。
特開2005−252114号公報 特開2000−353710号公報
しかしながら、従来の剥離工程を行うペレットピックアップ装置によれば、後述するダイボンディング上の諸問題が発生することが考えられる。
つまり、ピックアップ対象となる所定の半導体ペレットが薄小化することからも、該ペレット自体が湾曲することがある。このように、該ペレットの湾曲現象によって、コレットでピックアップ対象となる該ペレットを吸着できずに該ペレットを落下させること、或は、コレットにて吸着できたとしても、湾曲状態の該ペレットや歪んだ状態の該ペレットを基板の所定位置におけるダイボンド材を介して供給セットするので、電子部品を装着するボンディング工程を精度良く行うことは困難になる。これに加えて、この湾曲状態の該ペレットや歪んだ状態の該ペレットが積層型のチップ構造であれば、ボンディング工程後の、例えば、ワイヤボンディング工程、モールディング工程等の後工程に悪影響を及ぼすことが懸念される。
また、従来の可動軸における単一部材、或は、多段部材にて突き上げると、ピックアップ対象となる所定の半導体ペレットと隣接する該ペレットも略同時に持ち上げてしまうこともあり、各ペレットの損傷を引き起こすことが考えられる。この隣接ペレットの持ち上げ現象は、前述した可動軸を突き上げる方法において、頻繁に発生するものである。
ここで、従来の可動軸は単一の材料を用いており、例えば、硬質性材料で構成されているものは、ダイシングテープを介在して該ペレットを突き上げてはいるが、該ペレットにかかる応力集中を増大させ、その反面、軟質性材料で構成されているものは、該ペレットをダイシングテープから剥離させるまでに、可動軸の鉛直方向における制動距離が長くなるので、ピックアップ対象となる該ペレットや隣接ペレットを損傷させることが大いに考えられる。
更には、ピックアップ対象となる該ペレットを吸着するコレットが該ペレットの平面形状よりも小さいこともあいまって、より一層、ピックアップ(吸着)不良を増大させることが考えられる。
以上のことから、従来の剥離工程において、電子部品自体の損傷を引き起こすことなく、ダイシングテープから個々の電子部品を迅速に且つ精度良く剥離させるようにする、ダイボンディング方法を提供することを目的とするものである。
そこで、前記技術的課題を解決するための本発明の請求項1に係わるダイボンディング方法とは、ダイシングテープ3に貼付された個々の電子部品1を電子部品用の剥離機構5にて電子部品剥離位置4から剥離する剥離工程と、剥離される電子部品1を吸着パッド10にて吸着した状態で、基板6側に搬送する搬送工程と、搬送された電子部品1を吸着パッド11にて基板6の所定位置7にボンディングするボンディング工程と、を少なくとも行うダイボンディング方法であって、
搬送工程において、吸着パッド10・11の吸着側を電子部品1の平面形状と略同程度に形成すると共に、剥離される電子部品1を吸着パッド10にて吸着保持し、更に、この状態で、剥離工程において、剥離機構5には、剥離側を軟質部23で形成し且つ軟質部23以外を軟質部23よりも硬い硬質部24で形成する剥離促進部材21を備えると共に、軟質部23を変形させることにより、ダイシングテープ3から電子部品1の剥離状態を促進させるように設定されていることを特徴とする。
また、前記技術的課題を解決するための本発明の請求項2に係わるダイボンディング方法とは、剥離工程において、剥離機構5には、剥離促進部材21の外周囲に吸着剥離部材25を備えると共に、吸着剥離部材25にて軟質部23の外周囲におけるダイシングテープ3を吸着することによりダイシングテープ3から電子部品1の剥離状態を促進させるのと略同時に、吸着剥離部材25によるダイシングテープ3への吸着状態に対応して軟質部23を変形するように設定されていることを特徴とする。
また、前記技術的課題を解決するための本発明の請求項3に係わるダイボンディング方法とは、剥離工程において、剥離促進部材21をダイシングテープ3から突き出すことによりダイシングテープ3から電子部品1の剥離状態を促進させるのと略同時に、剥離促進部材21によるダイシングテープ3への突き出し状態に対応して軟質部23を変形するように設定されていることを特徴とする。
また、前記技術的課題を解決するための本発明の請求項4に係わるダイボンディング方法とは、剥離工程において、剥離促進部材28を第一とし、更に、第二の剥離促進部材29を第一の剥離促進部材28の外周囲に備えると共に、まず、第一及び第二の剥離促進部材28・29を略同時に突出し、次に、第二の剥離促進部材29を保持した状態で第一の剥離促進部材28のみを更に突出すことによりダイシングテープ3から電子部品1の剥離状態を促進させるのと略同時に、剥離促進部材28・29によるダイシングテープ3への突出し状態に対応して第一及び第二の軟質部31・32を夫々変形するように設定されていることを特徴とする。
また、前記技術的課題を解決するための本発明の請求項5に係わるダイボンディング方法とは、搬送工程において、電子部品剥離位置4から基板6の所定位置7までにプレアライナ機構9を介在させると共に、まず、電子部品剥離位置4からプレアライナ機構9(26)までを第一の吸着パッド10にて電子部品1を搬送し、次に、プレアライナ機構9(27)から基板6の所定位置7までを第二の吸着パッド11にて電子部品1を搬送し、最終的に、ボンディング工程において、第二の吸着パッド11にて搬送された電子部品1を基板6の所定位置7にボンディングするように設定されていることを特徴とする。
なお、前記した符号は、説明の便宜上付したものであり、本発明を図面に示される実施の形態に限定するものではない。
本発明によれば、電子部品自体の損傷を引き起こすことなく基板の所定位置におけるダイボンド材を介して電子部品を迅速に且つ精度良く装着させるので、電子部品装着サイクルをより一層向上させることができるダイボンディング方法を提供することができると云う優れた効果を奏する。
即ち、本発明に係わるダイボンディング方法について、図例にて説明する。
図1(1)は、本発明に係わるダイホンディング方法を行うダイボンド装置の概略平面図、図1(2)は、図1(1)に対応する前記装置におけるボンディングユニットの概略側面(一部断面)図を示す。
図1(1)に示すダイボンド装置100とは、IC等の半導体チップ1(電子部品)をウェーハテーブル2におけるダイシングテープ3における電子部品剥離位置4から個々の該チップ1を各別に剥離させる電子部品用の剥離機構5と、基板6の所定位置7を認識する第一の認識カメラ8と、第一の認識カメラ8にて認識された基板6の所定位置7にダイボンド材を介して、剥離された該チップ1を吸着した状態で、まず、電子部品剥離位置4からプレアライナ機構9までを移送する第一の吸着パッド10と、次に、プレアライナ機構9から基板6の所定位置7に移送して供給セットする第二の吸着パッド11と、を備えたボンディングユニット50、及び/又は、該チップ1を供給セットされた基板6の所定位置7にダイボンド材を介して該チップ1を圧着させるようにして装着する、或いは、電子部品保護用のフィルム(図示なし)を該チップ1の表面に被覆させた状態で、該チップ1を圧着させるようにしてボンディング(装着)する圧着手段(図示なし)を備えたアフタプレスユニット60、を含む構成となる。
例えば、ダイボンド材としては、ダイボンド用粘着テープ(剥離テープ付の両面粘着テープ)における粘着フィルム12を用いる。
即ち、粘着フィルム12を基板6の所定位置7に貼付ける貼付装置とは、特許文献1に開示されているように、剥離フィルム付の粘着フィルム12(個片)をダイボンド用の粘着テープから所要の大きさに切断する切断機構と、基板6の所定位置7を認識する撮像手段と、撮像手段にて認識された基板6の所定位置7に粘着フィルム12を係着させるようにして供給セットする係着手段とを備えた仮圧着ユニット、及び、粘着フィルム12を供給セットされた基板6の所定位置7に粘着フィルム12を圧着させるようにして貼付ける圧着手段を備えた本圧着ユニット、及び/又は、基板6の所定位置7に粘着フィルム12を介して設けられた剥離フィルム(剥離部材)を、剥離フィルム除去用の接着テープに接着させることにより、基板6から剥離フィルムを除去して基板6上に粘着フィルム12のみを残存させる剥離フィルム除去手段を備えたピールユニットを含む構成となる。
なお、本発明に用いられる粘着テープ(粘着フィルム12)は、粘着フィルム12部分と剥離フィルム部分とを総称して個片として示す二層構造を採用しているが、粘着フィルム12部分のみの一層構造、或いは、粘着フィルム12の両面側に剥離フィルムを各別に設ける三層構造を採用してもよい。また、仮圧着ユニットにおける粘着テープ(粘着フィルム12)構造に換えて、図示していないが、ディスペンサーノズルを備えるディスペンサーユニットを配設する構成に変更可能となる。
基板6の搬送手段としては、図1(1)に示すように、図例の左右方向に略直線上に二本の搬送レール13(13a・13b)が取付けられており、搬送レール13の鉛直方向の面形状は、コの字型で形成される(図1(2)参照)。
そして、コの字部分の凹みに基板6の厚み部分を嵌入し、搬送レール13に備えた基板チャック機構(図示なし)にて、貼付装置及びダイボンド装置100における各ユニットとして、この場合、仮圧着ユニット・本圧着ユニット・ピールユニット・ボンディングユニット50・アフタプレスユニット60を、一体化して連続的に、基板6を搬送・停止させることができるように構成される。
また、各ユニットの他には、図示していないが、粘着フィルム12(個片)貼付前の基板6を収納して仮圧着ユニットへ基板6を移送する貼付装置の仮圧着ユニット側に備えたインマガジンユニットと、一方には、インマガジンユニットから仮圧着ユニット、本圧着ユニット、ピールユニット、ボンディングユニット50、アフタプレスユニット60へと基板6を順次搬送し、最終的に、粘着フィルム12を介して該チップ1(電子部品)を装着された基板6を、ダイボンド装置100のアフタプレスユニット60側に備えたアウトマガジンユニットへ基板6が搬送されて収納することができるように構成される。
これに加えて、各ユニットは、貼付装置及びダイボンド装置100内にて適宜に取捨選択して備えることができるように構成される。
ボンディングユニット50には、図1(1)及び図1(2)に示すように、前述したウェーハテーブル2、剥離機構5、第一の認識カメラ8、プレアライナ機構9、第一及び第二の吸着パッド10・11と、第一の吸着パッド10を上下方向に自在に移動させる昇降機構15付の第一の移動レール14と、第一の認識カメラ8と第二の吸着パッド11とを移動させる第二の移動レール16と、該チップ1の剥離機構5における電子部品剥離位置4での剥離状態を認識する第二の認識カメラ17と、プレアライナ機構9に移送される該チップ1の移送状態を認識する第三の認識カメラ18と、該チップ1を供給セットさせる供給セット台19と、を備える。
ウェーハテーブル2は、図例における上下・左右方向に移動可能に構成されると共に、ウェーハテーブル2に付設されたエキスパンド上に、ウェーハ(図示なし)を切断分離された所要複数個の該チップ1をダイシングテープ3に粘着固定された状態で収容するウェーハプレート全体を載置するように構成される。なお、エキスパンド及びウェーハプレートは、所要複数個の該チップ1を下部からダイシングテープ3を介して剥離機構5にて剥離することができるように貫通して構成される。そして、ウェーハプレート上に該チップ1が無くなると、図例の右方向におけるカセットエレベータ機構20に、空のウェーハプレートを収納し、その後、所要複数個の該チップ1を収容されたウェーハプレートが、左方向におけるエキスパンド上に移動することができるように構成される。
最終的に、カセットエレベータ機構20において、ウェーハプレート上に完全に該チップ1が無くなると、ダイボンド装置100外に取出して新しい所要複数個の該チップ1を収容されたウェーハプレートを所要複数枚、収納することができるように構成される。
剥離機構5は、図1(2)に示すように、ウェーハテーブル2における貫通したエキスパンド上に載置された所要複数個の該チップ1、つまりは、ウェーハプレートにダイシングテープ3を介して粘着固定された該チップ1を下部から剥離させる剥離促進部材21と、剥離促進部材21を略中央部分に配置し且つ上下方向に貫通させて移動自在にした支持台22と、を備える。
剥離促進部材21は、該剥離側を軟質部23で形成し且つ軟質部23以外を軟質部23よりも硬い硬質部24で形成すると共に、支持台22は、ダイシングテープ3を略水平状態に装着保持する構成としている。
第一及び第二の吸着パッド10・11は、該チップ1の平面形状と略同程度に形成される該チップ1平面との当接部分に、例えば、複数の貫通穴を有する弾性材料或は多孔質材料等を用いる構成としている。この該チップ1の平面形状と略同程度に形成される吸着パッド10・11の構造により、該チップ1のピックアップ(吸着)不良を効率良く防止する構成となっている。
軟質部23は、硬質部24上に着脱可能に構成されており、ダイシングテープ3の変形状態に応じて自在に変形されると共に、ダイシングテープ3の変形状態が解除されると略同時に、軟質部23の変形状態も解除されて復元され、例えば、ゴムを用いることが望ましい。このゴムの変形により、ダイシングテープ3を介して、更に、該チップ1(電子部品)における取り扱いを十分に考慮した構成となっている。
つまり、該チップ1をダイシングテープ3から剥離促進部材21にて剥離させる場合には、略水平状態で剥離される該チップ1を第一の吸着パッド10にて吸着保持し、更に、この状態で、剥離促進部材21における軟質部23を変形させることにより、第一の吸着パッド10に該チップ1を迅速に且つ精度良く受渡しできるよう構成される(図1(2)参照)。
更に、剥離機構5には、剥離促進部材21における軟質部23の外周囲に吸着剥離部材25を備えると共に、吸着剥離部材25にて軟質部23の外周囲におけるダイシングテープ3を吸着することによりダイシングテープ3からの該チップ1(電子部品)の剥離状態を促進させるのと略同時に、吸着剥離部材25によるダイシングテープ3への吸着状態に対応して軟質部23を変形するように構成される(図1(2)参照)。
第一の移動レール14は、第一の吸着パッド10に対して、昇降機構15にて図1(2)に示す上下方向に自在に昇降させ、且つ、移動レール14上にて図1(2)に示す左右方向に、少なくとも電子部品剥離位置4からプレアライナ機構9における電子部品待機位置26まで、該チップ1を移送させるように構成される。
プレアライナ機構9は、前述した第一の吸着パッド10にて移送された該チップ1が電子部品待機位置26に到達すると略同時に、該機構9における回動テーブルにて該チップ1を回動テーブルに装着固定した状態で180度回動して、基板6側の電子部品準備位置27に装着保持される。そして、電子部品待機位置26に該チップ1が無くなると、次に剥離機構5にて剥離される該チップ1を第一の吸着パッド10に吸着保持させて、昇降機構15付の第一の移動レール14にて移送される構成となっている。
また、第二の移動レール16は、プレアライナ機構9の電子部品準備位置27に該チップ1を装着保持されると、第二の吸着パッド11にて、移動レール16上にて図1(2)に示す左右方向に、少なくとも電子部品準備位置27から基板6の所定位置7(7a〜7h)まで、該チップ1を移送させるように構成される。
このとき、第一から第三の認識カメラ8・17・18の相互の認識結果に基づいて、第一及び第二の吸着パッド10・11が、夫々の第一及び第二の移動レール14・16を自在に移動することができるように構成される。
なお、第二の移動レール16は、貼付装置における仮圧着ユニットの部品構造と共有化できる構成となっており、第一の認識カメラ8と第二の吸着パッド11とを独立し且つ同軸上に設けており、さらに、図1(1)に示す搬送レール13(13a・13b)とは略直交(上下)方向に該カメラ8・パッド11が衝突しないように移動できると共に、該カメラ8・パッド11は、各別に且つ略同時的に、ボンディングユニット50における該チップ1(電子部品)を供給セットすることができるように構成される。
従って、ダイボンド装置100におけるボンディングユニット50において、図1(2)に示すように、まず、ダイシングテープ3に粘着固定され且つ剥離させる該チップ1の電子部品剥離位置4まで、ウェーハテーブル2におけるウェーハプレートを移動させ、次に、剥離機構5における支持台22が、剥離させる該チップ1に対して、ダイシングテープ3を介して電子部品剥離位置4で水平状態にて支持すると略同時に、第一の吸着パッド10にて該チップ1を吸着保持し、次に、支持台22に収納された吸着剥離部材25が、軟質部23の外周囲におけるダイシングテープ3を吸着することによりダイシングテープ3からの該チップ1(電子部品)の剥離状態を促進させるのと略同時に、吸着剥離部材25によるダイシングテープ3への吸着状態に対応して軟質部23を変形し、次に、ダイシングテープ3から剥離させる該チップ1を第一の吸着パッド10に吸着保持して該チップ1をダイシングテープ3から完全に剥離させる。
次に、該チップ1が吸着保持された第一の吸着パッド10にて昇降機構15付の第一の移動レール14に沿って移動し、次に、プレアライナ機構9の電子部品待機位置26に該チップ1を装着保持し、次に、プレアライナ機構9の回動テーブルが180度回動して該チップ1を電子部品準備位置27に回動させて装着保持する。
次に、電子部品準備位置27に装着保持された該チップ1が第二の吸着パッド11にて第二の移動レール16に沿って移動し、最終的に、基板6の所定位置7(7a〜7h)の夫々に対して、第二の吸着パッド11にて該チップ1を粘着フィルム12を介して供給セットすることができるように構成される。
ここで、基板6の所定位置7、例えば、図1(1)に示すように、八箇所の所定位置7(7a〜7h)に形成する基板6を対象として説明する。
なお、基板6の所定位置7(7g、7h)側から見ている図が、図1(2)である。
この八箇所の所定位置7(7a〜7h)に粘着フィルム12を夫々に貼り付ける貼付装置とは、特許文献1に開示されているように、まず、仮圧着ユニットにおいて、ダイボンド用粘着テープを所要の大きさに切断して剥離フィルム付の粘着フィルム12を係着手段で係着した状態で、基板6の所定位置7に供給セットする仮圧着工程を行い、次に、本圧着ユニットにおいて、基板6に供給セットした粘着フィルム12を圧着手段で圧着させるようにして、基板6の所定位置7に粘着フィルム12を貼付ける本圧着工程を行い、次に、ピールユニットにおいて、剥離用の接着テープを用いて基板6の剥離フィルムに押圧して接着テープに剥離フィルムを接着させることにより、基板6から剥離フィルムを除去して基板6に粘着フィルム12のみを残存させるピール工程を行うように設定される。
この貼付装置における仮圧着工程、本圧着工程、ピール工程を順次行った後、ダイボンド装置100では、個別にダイシングされた該チップ1(電子部品)を、ダイシングテープ3から剥離してダイボンド材(粘着フィルム12)を介して基板6の所定位置7に装着する本発明に係わるダイボンディング方法を連続的に行うことができるものである。
このダイボンディング方法とは、図1(1)及び図1(2)に示すように、ダイシングテープ3で貼付された個々の該チップ1(電子部品)を電子部品用の剥離機構5にて電子部品剥離位置4から剥離する剥離工程と、剥離される該チップ1を第一の吸着パッド10からプレアライナ機構9を介して第二の吸着パッド11にて吸着した状態で基板6側に搬送する搬送工程と、搬送された該チップ1を第二の吸着パッド11にて基板6の所定位置7にボンディングするボンディング工程と、を少なくとも行って、この該チップ1のボンディング状態を、基板6における所定位置7(7h)にて示している。
さらに、図示していないが、該チップ1を基板6の所定位置7(7a〜7h)の八箇所にボンディングされた基板6が、搬送レール13(13a・13b)に沿って搬送され、次に、アフタプレスユニット60において、該チップ1を供給セットされた基板6の所定位置7(7a〜7h)に圧着手段にてダイボンド材(粘着フィルム12)を介して該チップ1を圧着させるようにして装着する、或いは、電子部品保護用のフィルム(図示なし)を該チップ1の表面に被覆させた状態で、該チップ1を圧着させるようにしてボンディング(装着)することができる。
ここからは、ボンディングユニット50におけるダイボンディング方法、特に、本発明の特徴部分となる剥離機構5を用いた剥離工程を主として、剥離工程、搬送工程、ボンディング工程を図1(1)及び図1(2)に加えて、図2(1)〜図2(3)、図3(1)〜図3(3)、図4(1)〜図4(3)を用いて詳細に説明する。
図2(1)〜図2(3)、図3(1)〜図3(3)における各六段階は、図1(2)に対応する剥離機構5における剥離工程(一部、搬送工程を含む。)を段階的に示す概略側面(一部断面)図である。
まず、図2(1)に示すように、剥離工程において、ダイシングテープ3に粘着固定され且つ剥離させる該チップ1の電子部品剥離位置4まで、ウェーハテーブル2におけるウェーハプレートを移動させると共に、剥離機構5における支持台22が、剥離させる該チップ1に対して、ダイシングテープ3を介して電子部品剥離位置4の直下部まで上動する。このとき、支持台22に収納された剥離促進部材21における軟質部23及び吸着剥離部材25の該テープ3側は、この場合は、支持台22天面と略同一平面位置にあるが、若しくは、支持台22の天面よりも低い位置で待機させる。
一方、搬送工程において、第一の吸着パッド10にて剥離させる該チップ1を吸着するために、電子部品剥離位置4の直上部まで昇降機構付15の第一の移動レール14に沿って、第一の吸着パッド10を移動(下動)させる。
次に、図2(2)に示すように、剥離工程において、剥離機構5における支持台22が、剥離させる該チップ1に対して、ダイシングテープ3を介して電子部品剥離位置4で水平状態にて支持すると略同時に、搬送工程において、第一の吸着パッド10にて該チップ1を吸着保持する。このとき、剥離機構5における吸着剥離部材25が、軟質部23の外周囲におけるダイシングテープ3への吸着状態を開始させる。
次に、図2(3)、及び、図1(2)にも示すように、剥離工程において、支持台22に収納された吸着剥離部材25が移動(下動)して、軟質部23の外周囲におけるダイシングテープ3を吸着することによりダイシングテープ3からの該チップ1(電子部品)の剥離状態を促進させるのと略同時に、吸着剥離部材25によるダイシングテープ3への吸着状態に対応して軟質部23を変形させる。この軟質部23の変形により、該チップ1のダイシングテープ3による粘着固定状態を迅速に且つ精度良く剥離させることができる。
次に、図3(1)に示すように、図2(3)に示す剥離工程を維持した状態で、搬送工程において、第一の吸着パッド10にて該チップ1を吸着保持した状態で上昇させる。
このとき、剥離させる該チップ1を、該チップ1の平面形状と略同程度の該パッド10の平面部位を形成しているので、ピックアップ(吸着)不良による該チップ1の位置ずれや落下、並びに、この湾曲状態の該チップ1や歪んだ状態の該チップ1による該チップ1の損傷を効率良く防止することができる。
次に、図3(2)に示すように、搬送工程においては、剥離させる該チップ1を、昇降機構付15の第一の移動レール14に沿ってプレアライナ機構9における電子部品待機位置26まで移送させると共に、剥離工程においては、次に剥離させる該チップ1に対して剥離機構5における支持台22が、ダイシングテープ3を介して電子部品剥離位置4の直下部まで下動して待機する。
このとき、剥離機構5における剥離促進部材21の軟質部23は、吸着剥離部材25の吸着状態を解除するのに応じて、軟質部23の変形状態を解除(復元)させる。つまり、この解除状態は、剥離工程における図2(1)とほぼ同様の状態に戻ることになる。
次に、図3(3)に示すように、搬送工程において、先の該チップ1を電子部品待機位置26に装着保持すると、次に剥離させる該チップ1を吸着するために、第一の吸着パッド10を、電子部品剥離位置4の直上部まで昇降機構付15の第一の移動レール14に沿って移動(下動)させる。つまり、搬送工程における図2(1)とほぼ同様の状態に戻ることになる。
一方の剥離工程においては、ダイシングテープ3に粘着固定され且つ剥離させる次の該チップ1の電子部品剥離位置4まで、ウェーハテーブル2におけるウェーハプレートを移動させると共に、剥離機構5における支持台22が、剥離させる該チップ1に対して、ダイシングテープ3を介して電子部品剥離位置4の直下部で待機するものである。
図4(1)〜図4(3)における各三段階は、図1(2)に対応する剥離機構5とは別の剥離促進部材(第一の該部材28、第二の該部材29)を備えた剥離機構5における剥離工程を段階的に示す概略側面(一部断面)図である。
なお、図1から図3と同様に用いるものについては、同一符号を付すか或は一部省略し、新たなものについては、後述にて詳細に説明する。
まず、図4(1)に示すように、剥離工程において、剥離機構5における支持台22が剥離させる該チップ1に対して、ダイシングテープ3を介して電子部品剥離位置4で水平状態にて支持した状態で、第二の剥離促進部材29の外周囲に備えた吸着剥離部材25を支持台22の貫通穴30から、第二の剥離促進部材29に形成される軟質部32の外周囲におけるダイシングテープ3を吸着することによりダイシングテープ3からの該チップ1(電子部品)の剥離状態を促進させると略同時に、搬送工程において、第一の吸着パッド10にて該チップ1を吸着保持する。
このとき、支持台22に収納された第二の剥離促進部材29における軟質部32及び第一の剥離促進部材28における軟質部31、並びに、吸着剥離部材25のダイシングテープ3側は、この場合、支持台22天面と略同一平面位置にあるが、若しくは、支持台22の天面よりも低い位置で待機させる。
更に、第一及び第二の剥離促進部材28・29との隙間からダイシングテープ3を吸着することによりダイシングテープ3からの該チップ1(電子部品)の剥離状態を促進させる作用を付加することが実施可能である。
次に、図4(2)に示すように、図4(1)に示す剥離工程を維持した状態で、第一及び第二の剥離促進部材28・29を夫々略同時に突き出すことによりダイシングテープ3から該チップ1の剥離状態を促進させる。この突出状態に追随して、搬送工程において、第一の吸着パッド10にて該チップ1を吸着保持した状態で上昇させる。
このとき、第一及び第二の剥離促進部材28・29におけるダイシングテープ3を突出すことによりダイシングテープ3からの該チップ1(電子部品)の剥離状態を促進させるのと略同時に、第一及び第二の剥離促進部材28・29によるダイシングテープ3への突出し状態に対応して第一及び第二の軟質部31・32を夫々、若干程度に変形させる。
なお、図例においては、二個の剥離促進部材28・29の構造にしているが、単一構造での突出し状態であっても問題なく、例えば、図2(3)の状態から図3(1)の状態の間に、剥離促進部材21を突出すように設定することも適宜に可能である。その他に、三個以上の剥離促進部材を備えることも適宜に可能である。一方、吸着剥離部材25も一重構造ではなく、所要複数構造に設定することも適宜可能である。
次に、図4(3)に示すように、図4(2)に示す剥離工程における第二の剥離促進部材29を保持した状態で、第一の剥離促進部材28のみを更に突き出すことによりダイシングテープ3から該チップ1の剥離状態をより一層促進させる。この突出し状態に追随して、搬送工程において、第一の吸着パッド10にて該チップ1を吸着保持した状態で上昇させて、最終的に、搬送工程において、剥離させる該チップ1を昇降機構15付の第一の移動レール14に沿ってプレアライナ機構9の電子部品待機位置26まで移送させる。
このとき、剥離工程において、第一及び第二の剥離促進部材28・29におけるダイシングテープ3を突出すことによりダイシングテープ3からの該チップ1(電子部品)の剥離状態を促進させるのと略同時に、第一及び第二の剥離促進部材28・29によるダイシングテープ3への突出し状態に対応して第一及び第二の軟質部31・32を夫々変形させる。この第一及び第二の軟質部31・32の変形によって、該チップ1のダイシングテープ3による粘着固定状態を迅速に且つ精度良く剥離させることができる。
また、一方の搬送工程において、剥離させる該チップ1を、該チップ1の平面形状と略同程度の該パッド10の平面部位を形成しているので、ピックアップ(吸着)不良による該チップ1の位置ずれや落下、並びに、この湾曲状態の該チップ1や歪んだ状態の該チップ1による該チップ1の損傷を効率良く防止することができる。
従って、図2(1)〜図2(3)、図3(1)〜図3(3)における各六段階、並びに、図4(1)〜図4(3)における各三段階における剥離工程(一部、搬送工程を含む。)を、連続的に或は断続的に適宜に実施し、次に、図1(2)に示すように、搬送工程において、該チップ1を吸着保持された第一の吸着パッド10にて昇降機構15付の第一の移動レール14に沿って移送し、次に、プレアライナ機構9の電子部品待機位置26に該チップ1を装着保持し、次に、プレアライナ機構9の回動テーブルが180度回動して該チップ1を電子部品準備位置27に回動させて装着保持する。
次に、搬送工程において、電子部品準備位置27に装着保持された該チップ1を第二の吸着パッド11にて第二の移動レール16に沿って移送し、最終的に、ボンディング工程において、基板6の所定位置7(7a〜7h)の夫々に対して、第二の吸着パッド11にて該チップ1を粘着フィルム12を介して供給セットすることができる。
なお、本実施形態において、基板6の所定位置7に貼付ける粘着テープ(粘着フィルム12)を二層構造で説明してきたが、前述した一層構造の粘着テープであれば、貼付装置におけるピールユニットを設けずに、仮圧着・本圧着ユニットのみ、或いは、仮圧着ユニットと本圧着ユニットとを一つのユニット構成で実施してもよい。
一方、ボンディングユニット50、及び、アフタプレスユニット60においても、アフタプレスユニット60を設けずに、ボンディングユニット50のみの構成でもよく、このボンディングユニット50にアフタプレスユニット60の構成要素を含んだユニット構成で実施してもよい。
また、本実施形態における基板6の所定位置7における粘着フィルム12に該チップ1を装着するフェイスアップ型の基板6(ワイヤボンディング基板)に対応したダイボンド装置100の他にも、例えば、フェイスダウン型の基板6(フリップチップ基板)をバンプ(接続電極)を介して該チップ1を装着するようものに適宜に実施可能である。
更に、フェイスアップ型、及び/又は、フェイスダウン型の基板6に粘着フィルム12を介して装着された該チップ1上に粘着フィルム12を貼付けて、ダイボンド装置100で二枚目の該チップ1を装着するような該チップ1及び粘着フィルム12が所要複数枚、各別に重なった構造となる積層型の基板6においても適宜に実施可能である。
図1(1)は、本発明に係わるダイボンディング方法に用いるダイボンド装置の平面図、図1(2)は、図1(1)に対応する前記装置におけるボンディングユニットの概略側面(一部断面)図を示す。 図2(1)から図2(3)は、図1(2)に対応する剥離機構における剥離工程(一部、搬送工程を含む。)を段階的に示す概略側面(一部断面)図である。 図3(1)から図3(3)は、図1(2)に対応する剥離機構における剥離工程(一部、搬送工程を含む。)を図2(3)に引き続き段階的に示す概略側面(一部断面)図である。 図4(1)から図4(3)は、図1(2)に対応する別の剥離促進部材を備えた剥離機構における剥離工程(一部、搬送工程を含む。)を段階的に示す概略側面(一部断面)図である。
符号の説明
1 半導体チップ(電子部品)
2 ウェーハテーブル
3 ダイシングテープ
4 電子部品剥離位置
5 剥離機構
6 基板
7(7a〜7h) 所定位置
8・17・18 認識カメラ
9 プレアライナ機構
10・11 吸着パッド
12 粘着フィルム(ダイボンド材)
13(13a・13b) 搬送レール
14・16 移動レール
15 昇降機構
19 供給セット台
20 カセットエレベータ機構
21・28・29 剥離促進部材
22 支持台
23・31・32 軟質部
24 硬質部
25 吸着剥離部材
26 電子部品待機位置
27 電子部品準備位置
30 貫通穴
50 ボンディングユニット
60 アフタプレスユニット
100 ダイボンド装置

Claims (5)

  1. ダイシングテープに貼付された個々の前記電子部品を該電子部品用の剥離機構にて該電子部品剥離位置から剥離する剥離工程と、前記した剥離される電子部品を吸着パッドにて吸着した状態で、基板側に搬送する搬送工程と、前記した搬送された電子部品を前記吸着パッドにて前記基板の所定位置にボンディングするボンディング工程と、を少なくとも行うダイボンディング方法であって、
    前記した搬送工程において、前記吸着パッドの吸着側を前記電子部品の平面形状と略同程度に形成すると共に、前記した剥離される電子部品を前記吸着パッドにて吸着保持し、更に、この状態で、前記した剥離工程において、前記剥離機構には、該剥離側を軟質部で形成し且つ前記軟質部以外を軟質部よりも硬い硬質部で形成する剥離促進部材を備えると共に、前記軟質部を変形させることにより、前記ダイシングテープから電子部品の剥離状態を促進させるように設定されていることを特徴とするダイボンディング方法。
  2. 前記した剥離工程において、前記剥離機構には、前記剥離促進部材の外周囲に吸着剥離部材を備えると共に、前記吸着剥離部材にて前記軟質部の外周囲におけるダイシングテープを吸着することにより前記ダイシングテープから電子部品の剥離状態を促進させるのと略同時に、前記吸着剥離部材によるダイシングテープへの吸着状態に対応して前記軟質部を変形するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のダイボンディング方法。
  3. 前記した剥離工程において、前記剥離促進部材をダイシングテープから突き出すことにより前記ダイシングテープから電子部品の剥離状態を促進させるのと略同時に、前記剥離促進部材によるダイシングテープへの突き出し状態に対応して前記軟質部を変形するように設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイボンディング方法。
  4. 前記した剥離工程において、前記剥離促進部材を第一とし、更に、第二の剥離促進部材を前記第一の剥離促進部材の外周囲に備えると共に、まず、前記第一及び第二の剥離促進部材を略同時に突き出し、次に、前記第二の剥離促進部材を保持した状態で前記第一の剥離促進部材のみを更に突出すことにより前記ダイシングテープから電子部品の剥離状態を促進させるのと略同時に、前記剥離促進部材によるダイシングテープへの突き出し状態に対応して前記第一及び第二の軟質部を夫々変形するように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のダイボンディング方法。
  5. 前記した搬送工程において、前記電子部品剥離位置から基板の所定位置までにプレアライナ機構を介在させると共に、まず、前記電子部品剥離位置からプレアライナ機構までを第一の吸着パッドにて前記電子部品を移送し、次に、前記プレアライナ機構から基板の所定位置までを第二の吸着パッドにて前記電子部品を移送し、最終的に、前記したボンディング工程において、前記第二の吸着パッドにて移送された前記電子部品を前記基板の所定位置にボンディングするように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のダイボンディング方法。
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