JP2007147761A - カラーフィルタ、および、液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コモンショートを十分に抑制できるカラーフィルタ及び液晶表示装置を提供する。
【解決手段】基板100と、基板100上に設けられた透明電極層102と、透明電極層102上に設けられたブラックマトリクス103及び透明着色層104R,104G,104Bと、を備えるカラーフィルタCFである。
【選択図】図2
【解決手段】基板100と、基板100上に設けられた透明電極層102と、透明電極層102上に設けられたブラックマトリクス103及び透明着色層104R,104G,104Bと、を備えるカラーフィルタCFである。
【選択図】図2
Description
本発明は、カラーフィルタ、および、液晶表示装置に関する。
従来より、図1のようなTFT液晶表示装置用のカラーフィルタCFが知られている。すなわち、透明または不透明な基板100上に、直接もしくは反射板を介してブラックマトリクス103および透明着色層104R,104G,104Bとが形成され、必要に応じてブラックマトリクス103及び透明着色層104R,104G,104B上に透明なオーバーコート層105が形成され、さらに、オーバーコート層105上に透明電極層102が形成され、さらに透明電極層102上に柱状スペーサ106が形成されている。カラーフィルタCF上に、TFTアレイを有するTFT型液晶駆動基板が積層され、カラーフィルタCFとTFT型液晶駆動基板との間に液晶が充填されることによりTFT型の液晶表示装置が完成する。
そして、近年のTFT型の液晶表示装置では、液晶の高速駆動による表示性能の向上を図るため、カラーフィルタと、TFT型液晶駆動基板とのギャップを可能な限り狭くする工夫が行われている。
特開平5−27115号公報
特開2002−357828号公報
特開2002−350888号公報
しかしながら、カラーフィルタと液晶駆動基板とのギャップが狭くなった場合、カラーフィルタ基板とTFT型液晶駆動基板との間に存在する導電性の異物によりカラーフィルタとTFT型液晶駆動基板との間での短絡現象が起こり易くなる。このような短絡現象がおきると、該異物が存在する部分で正常な表示ができなる。このようなトラブルは、コモンショートと呼ばれる。
当該トラブルを防止すべく、製造現場における徹底的な異物除去対策が講じられているが、ギャップが小さくなるにつれて当該トラブルの抑制は一層困難となっており、根本的な解決が望まれている。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、コモンショートを十分に抑制できるカラーフィルタ及び液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係るカラーフィルタは、基板と、この基板上に設けられた透明電極層と、この透明電極層上に設けられたブラックマトリクス及び着色層と、を備える。
本発明によれば、ブラックマトリクス及び着色層の下に、透明電極層上が設けられている。したがって、このようなカラーフィルタと、TFT型液晶駆動基板とを、スペーサを挟んで積層した場合に、これらの間に導電性の異物があったとしても、TFT型液晶駆動基板の画素電極と、カラーフィルタの透明電極層との短絡現象を抑制できる。
ここで、ブラックマトリクス及び着色層上にさらにオーバーコート層を備えることが好ましい。これによれば、表面を平坦化できて好ましく、また、このオーバーコート層により、導電性の異物によるTFT型液晶駆動基板の画素電極等と、カラーフィルタの透明電極層との短絡現象をより一層抑制することができる。
透明電極層の材料としては、酸化インジウム錫、又は、酸化インジウム亜鉛であることが好ましい。
また、ブラックマトリクスの材料は樹脂であることが好ましい。また、本カラーフィルタはTFT型液晶表示装置に適する。
本発明に係る液晶表示装置は、上述の液晶用カラーフィルタと、TFT型液晶駆動基板と、を備える液晶表示装置である。
本発明によれば、コモンショートを十分に抑制できるカラーフィルタ及び液晶表示装置が提供される。
本発明に係るカラーフィルタ及び液晶表示装置について説明する。
本発明にかかるTFT液晶用のカラーフィルタは、図2に示すように、透明または不透明な基板100と、基板100上に設けられた透明電極層102と、透明電極層102上に設けられたブラックマトリクス103及び透明着色層104R,104G,104Bと、ブラックマトリクス103及び透明着色層104R,104G,104B上に設けられたオーバーコート層105と、オーバーコート層105上に設けられたスペーサ106とを備えている。
透明または不透明の基板100の材料は、とくに限定されないが、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミケイ酸塩ガラス、表面をシリカコートしたソーダライムガラス等の無機ガラス類、人工石英ガラス等のリジット材、あるいは樹脂フィルムまたはシート、光学用樹脂板等のフレキシブル材が好ましく、透明な石英ガラス、透明な樹脂フィルムがとくに好ましい。
透明電極層102の材料としては、とくに制限はないが、酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化錫(SnO)等、およびその合金等が好ましく、とくに好ましくは酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)である。
透明電極層102の厚みは特に限定されないが、例えば、100〜300nm(好ましくは150nm)とすることができる。
透明電極層102の形成方法には、とくに制限はなく、例えば、スパッタリング法、真空蒸着法、CVD法、塗布法等の一般的な成膜方法で形成することができる。
ブラックマトリクス103の形状は特に限定されないが、透明電極層102上に、格子(マトリクス)状、又は、縞(ストライプ)状に形成されていることが好ましい。
ブラックマトリクス103の材料は、とくに制限されないが、遮光性粒子(例えば、カーボン微粒子や金属酸化物粒子等)を含む樹脂材料、例えば、熱硬化性樹脂材料(ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等)や感光性樹脂材料が好ましい。樹脂であると、絶縁性が高いので後述する短絡抑制効果も高い。また、ブラックマトリクス103の材料として、酸化クロム及び/又は窒化クロム等のクロム化合物層と、クロム層と、の積層体を用いてもよい。このような積層体は、スパッタリング法、真空蒸着法等により容易に形成できる。
ブラックマトリクス103は、例えば、透明電極層102上に、遮光性粒子を含む樹脂層、又は、クロム層及びクロム化合物層を積層した積層体を形成し、これをパターニングすることにより形成できる。
ブラックマトリクスの厚みは特に限定されないが、樹脂製のブラックマトリクス103の場合には、その厚みを例えば1.0〜2.0μm(好ましくは1.2μm)とすることができ、クロム及びクロム化合物の層を積層したブラックマトリクス103の場合には、その厚みを例えば100〜200nmとすることができる。
透明着色層104R,104G,104Bは、ブラックマトリクス103の開口内、例えば、格子内や縞の間に配置されている。
透明着色層104R,104G,104Bの材料は、とくに制限されないが、赤色顔料、紫色顔料、青色顔料、黄色顔料、緑色顔料等が含まれていてもよい熱硬化性樹脂材料や感光性樹脂材料が好ましい。樹脂であると、絶縁性が高いので後述する短絡抑制効果も高い。
透明着色層104R,104G,104Bに用いられる着色用の有機顔料としては、とくに限定されないが、カラーインデックス(The Society of Dyers and Colourists社発行)においてピグメント(Pigment)に分類されている化合物でよく、好ましくは、C.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー3、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー185等のイエロー系ピグメント、C.I.ピグメントレッド1、C.I.ピグメント2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントレッド177などのレッド系ピグメント、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー15:6等のブルー系ピグメント、およびC.I.ピグメントバイオレット23:19、C.I.ピグメントグリーン36等およびカーボンブラックの黒色色材が例示される。
透明着色層104R,104G,104Bの厚みは特に限定されないが、十分な短絡抑制効果をもたらすべく、1.0〜2.0μmとすることが好ましい。
なお、ブラックマトリクス103は、互いに異なる色の透明着色層の端部同士を重ねることにより形成してもよい。
透明着色層104R,104G,104B及びブラックマトリクス103の具体的な製造方法は特に限定されず、例えば、レリーフ染色法、顔料分散法、電着法、印刷法、インクジェット法、電子写真法、銀塩法、等が適用できる。
オーバーコート層105は、透明着色層104R,104G,104B及びブラックマトリクス103上に形成されており、カラーフィルタCFの表面の平坦化に寄与する。
オーバーコート層105の材料は、透明かつ絶縁性の膜となるものであれば特に限定されないが、例えば、ポリビニルアルコール、アクリレート系コポリマー等にスチリルピリジウム基やスチルバゾール基等をペンダント化させた樹脂等、公知の酸素遮断性を有する樹脂が好ましい。
オーバーコート層105の厚みは特に限定されないが、例えば、ブラックマトリクス103及び透明着色層104R,104G,104Bの上において1.0〜2.0μm(好ましくは1.5μm)とすることが好ましい。
オーバーコート層105の製造方法は特に限定されず、公知の塗布、乾燥法等が適用できる。なお、オーバーコート層105が無くても実施は可能である。
スペーサ106は、オーバーコート層105上に設けられている。スペーサ106はいわゆる柱状のものであり、感光性樹脂材料等を用いてフォトリソグラフィー法等により製造できる。スペーサ106の高さは特に限定されないが、2.5〜6.0μm程度が好ましい。
続いて、本発明に係るTFT型の液晶表示装置LCDについて図3を参照して説明する。
この液晶表示装置LCDは、主として、カラーフィルタCFと、TFT型の液晶駆動基板TAと、を備える。
カラーフィルタCFは、上記において説明したものであるが、オーバーコート層105上にはポリイミド系樹脂等から形成された配向膜108が設けられている。
また、TFT型液晶駆動基板TAは、透明基板200上に画素電極(TFTアレイ)201が設けられ、さらに、画素電極201上にポリイミド系樹脂等の配向膜202が設けられたものである。
TFT型液晶駆動基板TAとカラーフィルタCFとのギャップはスペーサ106によって規定されている。また、TFT型液晶駆動基板TAとカラーフィルタCFとの間には液晶300が充填されている。
本発明によれば、カラーフィルタCFにおいて、透明電極層102が、ブラックマトリクス103及び透明着色層104R,104G,104Bの下、さらには、オーバーコート層105の下にある。したがって、カラーフィルタCFとTFT型液晶駆動基板TAとを重ね合わせる際に、カラーフィルタCFと液晶駆動基板TAとの間に導電性の異物が混入したとしても、液晶駆動基板TAの画素電極201等と、カラーフィルタCFの透明電極層102との間が短絡することを十分に抑制できる。したがって、コモンショートのトラブルの殆どないTFT型液晶表示装置を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず様々な変形態様が可能である。例えば、ブラックマトリクス103や透明着色層104のパターン形状は任意であり、一枚の透明電極層102の上に、任意のパターニングがなされたブラックマトリクス103及び透明着色層104が設けられていればよい。
以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
(実施例1)
外形寸法370mm×470mmであり厚みが0.5mmのコーニング社製液晶用イーグル2000ガラス基板の上に、透明電極層として酸化インジウム錫をスパッタリング法により150nm形成した。次いで、透明電極層を形成したガラス基板に非スピン式コート法により東京応化工業製ブラックマトリクス用機能性樹脂材料(CFPR-BK8000型)を均一に塗布し、フォトリソグラフィー法によりパターニングし、ブラックマトリクスを1.2μmの厚みで形成した。さらに、ブラックマトリクスを形成したガラス基板に、住友化学製赤色カラーレジストNF−R301、緑色カラーレジストNF−G22M、青色カラーレジストNF−B016Mを用い、スピンコートによる塗布法及びフォトリソグラフィー法によるパターニングを行い、顔料分散樹脂から形成された、パターニングされた透明着色層を1.2μmの厚みで形成した。次いで、ブラックマトリクス及び透明着色層を形成したガラス基板にJSR製オーバーコート材SS−6808をスピンコート法により塗布し、乾燥させてオーバーコート層を1.5μmの厚みで形成し、さらに、オーバーコート層上にJSR製スペーサ材料NN750Gを用いてフォトリソグラフィー法により高さ3.5μmの柱状スペーサを形成し、TFT型液晶表示装置用のカラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタと、TFT型液晶駆動基板とを用いて公知の方法によりTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
外形寸法370mm×470mmであり厚みが0.5mmのコーニング社製液晶用イーグル2000ガラス基板の上に、透明電極層として酸化インジウム錫をスパッタリング法により150nm形成した。次いで、透明電極層を形成したガラス基板に非スピン式コート法により東京応化工業製ブラックマトリクス用機能性樹脂材料(CFPR-BK8000型)を均一に塗布し、フォトリソグラフィー法によりパターニングし、ブラックマトリクスを1.2μmの厚みで形成した。さらに、ブラックマトリクスを形成したガラス基板に、住友化学製赤色カラーレジストNF−R301、緑色カラーレジストNF−G22M、青色カラーレジストNF−B016Mを用い、スピンコートによる塗布法及びフォトリソグラフィー法によるパターニングを行い、顔料分散樹脂から形成された、パターニングされた透明着色層を1.2μmの厚みで形成した。次いで、ブラックマトリクス及び透明着色層を形成したガラス基板にJSR製オーバーコート材SS−6808をスピンコート法により塗布し、乾燥させてオーバーコート層を1.5μmの厚みで形成し、さらに、オーバーコート層上にJSR製スペーサ材料NN750Gを用いてフォトリソグラフィー法により高さ3.5μmの柱状スペーサを形成し、TFT型液晶表示装置用のカラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタと、TFT型液晶駆動基板とを用いて公知の方法によりTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
(比較例1)
比較例1では、積層順番を異ならせる以外は実施例1と同様に行った。具体的には、ガラス基板にブラックマトリクス及び着色樹脂層を形成し、次いでブラックマトリクス及び着色樹脂層上にオーバーコート層を形成し、さらにオーバーコート層上に、酸化インジウム錫を形成した。得られたカラーフィルタを用いて実施例1と同じ方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置は、異物として混入した微小金属の影響によるコモンショートのトラブルがあった。
比較例1では、積層順番を異ならせる以外は実施例1と同様に行った。具体的には、ガラス基板にブラックマトリクス及び着色樹脂層を形成し、次いでブラックマトリクス及び着色樹脂層上にオーバーコート層を形成し、さらにオーバーコート層上に、酸化インジウム錫を形成した。得られたカラーフィルタを用いて実施例1と同じ方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置は、異物として混入した微小金属の影響によるコモンショートのトラブルがあった。
(実施例2)
実施例2では、コーニング社製液晶用1737ガラス基板(370×470mm)の上に、透明電極層として酸化インジウム亜鉛を公知のスパッタリング法により160nm形成した。次いで、透明電極層を形成したガラス基板に、住友化学製赤色カラーレジストNF−R301、緑色カラーレジストNF−G22M、青色カラーレジストNF−B016Mを用い、スピンコート法による塗布及びフォトリソグラフィー法によるパターニングにより各色の透明着色層を厚さ1.2μmで形成し、それぞれの透明着色層の端部10μmについて重ね合わせて重ね合わせブラックマトリクスを形成した。次いで、透明着色層及びブラックマトリクスを形成したガラス基板上に、JSR製オーバーコート材SS−5808を塗布して乾燥させ、オーバコート層を1.5μmの厚みで形成した。さらに、JSR製スペーサ材料NN750Gを用いてフォトリソグラフィー法により柱状スペーサを高さ4.0μmで形成し、TFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
実施例2では、コーニング社製液晶用1737ガラス基板(370×470mm)の上に、透明電極層として酸化インジウム亜鉛を公知のスパッタリング法により160nm形成した。次いで、透明電極層を形成したガラス基板に、住友化学製赤色カラーレジストNF−R301、緑色カラーレジストNF−G22M、青色カラーレジストNF−B016Mを用い、スピンコート法による塗布及びフォトリソグラフィー法によるパターニングにより各色の透明着色層を厚さ1.2μmで形成し、それぞれの透明着色層の端部10μmについて重ね合わせて重ね合わせブラックマトリクスを形成した。次いで、透明着色層及びブラックマトリクスを形成したガラス基板上に、JSR製オーバーコート材SS−5808を塗布して乾燥させ、オーバコート層を1.5μmの厚みで形成した。さらに、JSR製スペーサ材料NN750Gを用いてフォトリソグラフィー法により柱状スペーサを高さ4.0μmで形成し、TFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
(比較例2)
比較例2では、積層順番を異ならせる以外は実施例2と同様に行った。具体的には、ガラス基板にパターニングされた透明着色層および重ね合わせブラックマトリクスを形成し、次いでオーバーコート層を形成し、さらに酸化インジウム亜鉛を形成し、その上に、柱状スペーサを形成した。得られたカラーフィルタを用いて実施例2と同じ方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置は、異物として混入した微小金属の影響によるコモンショートのトラブルがあった。
比較例2では、積層順番を異ならせる以外は実施例2と同様に行った。具体的には、ガラス基板にパターニングされた透明着色層および重ね合わせブラックマトリクスを形成し、次いでオーバーコート層を形成し、さらに酸化インジウム亜鉛を形成し、その上に、柱状スペーサを形成した。得られたカラーフィルタを用いて実施例2と同じ方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置は、異物として混入した微小金属の影響によるコモンショートのトラブルがあった。
(実施例3)
コーニング社製液晶用1737ガラス基板の上に透明電極層として酸化インジウム錫をCVD法により150nm形成した。次いで、透明電極層を形成したガラス基板に実施例1と同様の方法によりブラックマトリクスを形成した。次いで、C.I.ピグメントレッド254を微粒子化した赤色インク、C.I.ピグメントグリーン36を微粒化した緑色インク、及び、C.I.ピグメントブルー15を微粒化した青色インクを用いてインクジェット法により透明着色層を形成した。次いで、ブラックマトリクス及び透明着色層を形成したガラス基板に実施例1と同様にしてオーバーコート層を形成し、さらにオーバーコート層上に実施例1と同様にして柱状スペーサを形成し、TFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
コーニング社製液晶用1737ガラス基板の上に透明電極層として酸化インジウム錫をCVD法により150nm形成した。次いで、透明電極層を形成したガラス基板に実施例1と同様の方法によりブラックマトリクスを形成した。次いで、C.I.ピグメントレッド254を微粒子化した赤色インク、C.I.ピグメントグリーン36を微粒化した緑色インク、及び、C.I.ピグメントブルー15を微粒化した青色インクを用いてインクジェット法により透明着色層を形成した。次いで、ブラックマトリクス及び透明着色層を形成したガラス基板に実施例1と同様にしてオーバーコート層を形成し、さらにオーバーコート層上に実施例1と同様にして柱状スペーサを形成し、TFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
(実施例4)
実施例4では、実施例3におけるインクジェット法の代わりに、C.I.ピグメントレッド254を微粒子化した赤色インク、C.I.ピグメントグリーン36を微粒化した緑色インク、及び、C.I.ピグメントブルー15を微粒化した青色インクを用いてを用いた印刷法により透明着色層を形成し、その他は実施例3と同じ方法でTFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
実施例4では、実施例3におけるインクジェット法の代わりに、C.I.ピグメントレッド254を微粒子化した赤色インク、C.I.ピグメントグリーン36を微粒化した緑色インク、及び、C.I.ピグメントブルー15を微粒化した青色インクを用いてを用いた印刷法により透明着色層を形成し、その他は実施例3と同じ方法でTFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
(実施例5)
実施例5では、実施例3におけるインクジェット法の代わりに、C.I.ピグメントレッド254を微粒子化した赤色電子トナー、C.I.ピグメントグリーン36を微粒化した緑色電子トナー、及び、C.I.ピグメントブルー15を微粒化した青色電子トナーを用いて電子写真法により透明着色層を形成し、その他は実施例3と同じ方法でTFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
実施例5では、実施例3におけるインクジェット法の代わりに、C.I.ピグメントレッド254を微粒子化した赤色電子トナー、C.I.ピグメントグリーン36を微粒化した緑色電子トナー、及び、C.I.ピグメントブルー15を微粒化した青色電子トナーを用いて電子写真法により透明着色層を形成し、その他は実施例3と同じ方法でTFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
(実施例6)
実施例6では、実施例1におけるコーニング社製液晶用イーグル2000ガラス基板の代わりに透明ポリエチレンナフタレート系フィルムを用いて、加熱温度150℃以下に保つ以外は実施例1と同様にしてTFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
実施例6では、実施例1におけるコーニング社製液晶用イーグル2000ガラス基板の代わりに透明ポリエチレンナフタレート系フィルムを用いて、加熱温度150℃以下に保つ以外は実施例1と同様にしてTFT液晶用カラーフィルタを得た。得られたカラーフィルタを用いて公知の方法でTFT液晶表示装置を製作した。当該液晶表示装置はコモンショートによる表示欠陥はなかった。
100…基板、102…透明電極層、103…ブラックマトリクス層、104R,104G,104B…透明着色層、105…オーバーコート層、106…柱状スペーサ、CF…カラーフィルタ、TA…液晶駆動基板、LCD…液晶表示装置。
Claims (6)
- 基板と、
前記基板上に設けられた透明電極層と、
前記透明電極層上に設けられたブラックマトリクス及び透明着色層と、
を備えるカラーフィルタ。 - 前記ブラックマトリクス及び透明着色層上にさらにオーバーコート層を備える請求項1に記載のカラーフィルタ。
- 前記透明電極層の材料は、酸化インジウム錫、又は、酸化インジウム亜鉛である請求項1または2に記載のカラーフィルタ。
- 前記ブラックマトリクスの材料は樹脂である請求項1から3のいずれか記載のカラーフィルタ。
- TFT型液晶表示装置用である請求項1〜4のいずれかに記載のカラーフィルタ。
- 請求項1から5のいずれか記載のカラーフィルタと、
TFT型液晶駆動基板と、を備える液晶表示装置。
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2005
- 2005-11-24 JP JP2005339187A patent/JP2007147761A/ja active Pending
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