JP2007147023A - 自動変速機のセレクトアシスト装置 - Google Patents

自動変速機のセレクトアシスト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007147023A
JP2007147023A JP2005344819A JP2005344819A JP2007147023A JP 2007147023 A JP2007147023 A JP 2007147023A JP 2005344819 A JP2005344819 A JP 2005344819A JP 2005344819 A JP2005344819 A JP 2005344819A JP 2007147023 A JP2007147023 A JP 2007147023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
select
relative displacement
assist
automatic transmission
drive command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005344819A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Kobayashi
真也 小林
Yukitsugu Hirota
幸嗣 廣田
Masaharu Nagano
雅春 永野
Kensuke Nagamura
謙介 長村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2005344819A priority Critical patent/JP2007147023A/ja
Priority to EP06833244A priority patent/EP1959170A1/en
Priority to US12/085,363 priority patent/US20090082932A1/en
Priority to PCT/JP2006/323440 priority patent/WO2007063773A1/ja
Publication of JP2007147023A publication Critical patent/JP2007147023A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/32Electric motors actuators or related electrical control means therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/32Electric motors actuators or related electrical control means therefor
    • F16H2061/323Electric motors actuators or related electrical control means therefor for power assistance, i.e. servos with follow up action
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/32Electric motors actuators or related electrical control means therefor
    • F16H2061/326Actuators for range selection, i.e. actuators for controlling the range selector or the manual range valve in the transmission
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20012Multiple controlled elements
    • Y10T74/20018Transmission control
    • Y10T74/20085Restriction of shift, gear selection, or gear engagement
    • Y10T74/20104Shift element interlock

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】 セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作力特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供する。
【解決手段】 コントローラ3は、相対変位量と起動閾値を比較することにより起動停止判定を行う起動停止判定部31と、起動開始時は所定値とし、起動後は0に向けて徐々に減少する目標相対変位量を設定する目標相対変位設定部32と、目標相対変位量に相対変位量を近づけるよう駆動指令値を演算する駆動指令値演算部33とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動変速機を備えた車両において、ドライバのセレクトレバーの操作に応じて、自動変速機のセレクト位置を制御で切り換える自動変速機のセレクトアシスト装置の技術分野に属する。
従来、自動変速機のセレクトレバーは、ロッドやケーブル等の操作力伝達手段を介して自動変速機のマニュアルバルブと機械的に連結されている。セレクトレバーに入力されるドライバの操作力は、操作力伝達手段を介してマニュアルバルブに伝達され、操作量に応じてセレクト位置が切り換えられる(例えば、特許文献1参照)。
一方、セレクトレバーとマニュアルバルブとが電気的に接続された、いわゆるシフトバイワイヤ技術を用いたものが知られている。この従来技術は、マニュアルバルブを作動するアクチュエータを設け、セレクトレバーの回動操作を電気信号に変化してアクチュエータを駆動することにより、セレクト位置を切り換えるものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−323559号公報 特開2003−97694号公報
セレクトレバーの操作時には、操作力伝達手段のフリクション、ディテントの抵抗等、機械的な操作反力が発生するため、大きな操作力が要求される。よって、ドライバの必要操作力を小さくするために、セレクトレバーの長さを十分な梃子力が得られる長さに設定する必要がある。
したがって、上記従来技術のうち前者にあっては、セレクトレバーの長さに起因して形状が大きくなるため、設置場所に制約が多く、車室内におけるレイアウト自由度が低いという問題があった。
一方、後者では、アクチュエータの採用によってセレクトレバーを短く設計でき、前者と比較してレイアウト自由度は高くなる。ところが、セレクトレバーとマニュアルバルブとが機械的に連結していないため、フェール時にレンジ切り換えが不能となる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置では、セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、前記アシスト制御手段は、前記アシストアクチュエータの起動直後の急峻な駆動を抑制した、ことを特徴とする。
本発明では、セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結を保持しつつ、ドライバのセレクトレバーの操作に応じて自動変速機のセレクト位置切換装置の切り換えを制御駆動で行うことにより、フェール時のレンジ切り換え操作の確保と、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を共に達成できる。
以下に、本発明の自動変速機のセレクトアシスト装置を実現する実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の自動変速装置の構成を示す側面図、図2はセレクト部の細部構造を示す要部斜視図である。
実施例1の自動変速装置は、図1に示すように、セレクト部1、アシストアクチュエータ2、コントローラ3、コントロールケーブル4、自動変速機5を主要な構成としている。
セレクト部1は、セレクトレバー11、セレクトノブ12、第1回転部13(第1連結部材に相当する)、チェック機構部14、ウォームホイール16、第2回転部17(第2連結部材に相当する)、ケーブル取付レバー18、支点軸19からなる。
セレクトレバー11は、運転席から操作可能な位置に設けられ、セレクトレバー11の先端には、セレクト操作時にドライバが把持するためのセレクトノブ12が付設されている。セレクトレバー11は、第1回転部13に取り付けられ、第1回転部13は支点軸19を中心に回動操作される。結果的にセレクトレバー11は、回動操作可能となる。セレクトレバー11は、従来の一般的なセレクトレバーよりも250mm短い100mmに設定されている。
さらに、支点軸19には、回転自在に第2回転部17を設ける。第2回転部17は、第1回転部13と同軸となるが、相対回転可能な構造にする。
第2回転部17の一端側には、ウォームホイール16を設け、このウォームホイールと反対側には、ケーブル取付レバー18を設ける。このケーブル取付レバー18にコントロールケーブル4の端部を取り付け、反対側の端部を自動変速機5の制御アーム51に取り付ける。
同じ回転軸(支点軸19)に対して相対回転が可能な第1回転部13と第2回転部17において、第1回転部13には、円周方向に対して所定の長さである遊び溝131を設ける。第2回転部17には、遊び溝131内に位置するよう突起171を設ける。これにより、第1回転部13と第2回転部17の相対回転は遊び溝131の間を突起171が移動できる範囲となる。(第1回転部13の遊び溝131と第2回転部17の突起171で相対変位許容連結機構である遊び連結機構を構成する)
アシストアクチュエータ2は電動モータであり、その出力軸には、ウォーム21を設けて、ウォームホイール16と係合させてウォームギアを構成し、アシストアクチュエータ2により第2回転部17を回転駆動させる構造にする。
さらに、支点軸19の部分には、第1回転部13に対する第2回転部17のストローク角度、もしくは、第2回転部17に対する第1回転部13のストローク角度を検出する位置センサ6(相対変位量検出手段に相当する)を設ける。
さらに、第1回転部13のセレクトレバー11の反対側には、チェック機構部14を設けている。チェック機構部14は、第1回転部13から外周側に突出させたピン141と、ピン141に係合する溝部142からなる。ピン141は詳細には図示しないが内部から先端を突出方向にバネで付勢する構造である。このピン141の先端を溝部142に係合させる。溝部142は、5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部142aを形成するよう波形状にしたものである(図には、省略して4つの溝を示している)。このチェック機構部14により、選択されたセレクト位置が保持されるようにし、操作を伴わない例えば車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトの入力を防止する。
コントローラ3(アシスト制御手段に該当する)は、検出された相対位置に基づいて、アシストアクチュエータ2の指令値を設定し、電動モータの出力デューティ比をPWM制御する。
図3にコントローラ3の制御ブロック図を示す。
セレクト部1において、レンジ切り換え操作されたセレクトレバー11のストローク変化は、第1回転部13と第2回転部17の相対回転変化となり、遊び溝131と突起171との相対変位量の変化となる。この相対回転の変化は位置センサ6で検出され、コントローラ3へ出力される。
コントローラ3は、起動停止判定部31、目標相対変位設定部32、駆動指令値演算部33を主要な構成としている。
起動停止判定部31は、相対変位量が起動閾値を超えたとき、起動開始と判定し、相対変位量が起動閾値を超えないとき、起動停止と判定し、判定結果を出力する。
目標相対変位設定部32は、起動開始と同時に、所定値から0に向けて徐々に減少する目標相対変位量(目標相対角)を設定する。ここで、目標相対変位量の所定値とは、例えば、起動開始時の相対変位量(起動閾値)にゲインを乗ずることで、任意に決定する。
駆動指令値演算部33は、目標相対変位量に相対変位量を近づける(差を0に近づける)ように駆動指令値を演算し、出力する。
モータ駆動制御部34は、駆動指令値に従って、アシストアクチュエータ2を駆動する。
次に、目標相対変位設定部32について、さらに説明する。
図9は、目標相対変位設定部32のブロック図である。
目標相対変位設定部32は、記憶部321、乗算器322,325,326、スイッチ323,328、加算器324,327、演算部329で構成される。
記憶部321は、相対変位量としての「0」を記憶し、出力する。
乗算器322は、起動開始時の目標相対変位を任意に変えるために設定したゲインを、相対変位量に乗じて出力する。
スイッチ323は、起動停止判定信号により、起動ならば記憶部321の出力を出力し、停止ならば乗算器322の出力を出力するよう切り替えを行う。
加算器324は、スイッチ323の出力からスイッチ328の出力を減算する。
乗算器325は、1/αの演算として10を乗じる処理を行う。
乗算器326は、サンプリング周期Tsを乗じる処理を行う。
加算器327は、乗算器326の出力とスイッチ328の出力を加算する処理を行う。
スイッチ328は、起動停止判定信号により、起動ならば演算部329の出力を出力し、停止ならば乗算器322の出力を出力するように切り替えを行う。
演算部329は、1/Z、つまり1演算前の加算器327の出力を出力する。
次に、自動変速機5のディテント構造について説明する。
図4は、自動変速機5のディテント構造を示す斜視図である。
制御アーム51には回転シャフト52が設けられ、この回転シャフト52にディテントプレート53が支持されている。ディテントプレート53の上端には、カム山53aの間に5つのレンジ(P・R・N・D・L)に対応した谷部53bが形成されている。そして、この谷部53bにバネ板54の先端に形成されたディテントピン55を係合させ、選択されたセレクト位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
すなわち、アシストアクチュエータ2の作動力又はセレクトレバー11の操作力により回転シャフト52が回動し、この回動に応じてディテントプレート53がディテントピン55に対して相対移動する。このとき、ディテントピン55がカム山53aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部53bと係合し、係合状態がバネ板54の弾性力により保持される。この弾性力がセレクト操作する際の主要な負荷力となる。
なお、ディテントプレート53には、パーキングロッド56の一端が回動自在に連結されている。このパーキングロッド56は、セレクトレバー11をPレンジに移動させたとき、カム状プレート57を介してパーキングギア58の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングロッド56を咬む力として作用する。
実施例1では、自動変速機5とセレクト部において、それぞれディテント力(チェック力)が働くようにしている。
次に作用を説明する。
[自動変速機のセレクト位置制御処理]
図5は、コントローラ3で実行されるセレクト位置制御処理の基本処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、位置センサ6からの相対位置変位量信号を入力して、相対位置の変位量を読み込む。
ステップS2では、読み込んだ相対位置から、相対位置の中点からの偏差を演算する。
ステップS3では、相対位置の中点からの偏差から、モータトルク指令値を設定する。
ステップS4では、モータトルク指令値に従ってアシストアクチュエータ2の電動モータを駆動する。
[自動変速機の操作反力特性]
図6は、P→Rレンジ方向におけるアシストアクチュエータ2の出力軸に発生する操作反力、及び連結状態においてセレクトノブ12に発生する操作反力を示す特性図である。この操作反力特性は、出力軸における操作反力[N]及びセレクトレバー11における操作反力[N]をセレクトレバー11の操作位置(ストローク角度)と対比させたものである。
なお、セレクトレバー11の操作力が自動変速機5へ伝達される場合には、セレクトレバー11における操作反力は、上述したセレクト部1におけるディテントで発生する負荷力に機構の摩擦力等を合成したものである。よって、レンジ切り換え制御中、レンジ切り換え操作を行う場合には、この操作反力以上の手動操作を必要とする。
また、アシストアクチュエータ2の電動モータの出力軸における操作反力は、上述した自動変速機5のディテントで発生する負荷力に、コントロールケーブル4の摩擦力、電動モータのイナーシャ等を合成したものである。よって、アシストアクチュエータ2によるレンジ切り換えは、この操作反力以上の駆動力が必要となる。
図6に示すように、セレクトレバー11をP→Rレンジ方向に操作したときに発生する操作反力は、各レンジ間において、初めにセレクトレバー11の操作方向、又はアシストアクチュエータ2の駆動方向と逆方向(D→Nレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(P→Rレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。この特性は、ディテントピン55又はピン141が、カム山53a又は溝部142のカム山を乗り越える際に発生する負荷力に起因している。すなわち、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えるまでは、バネ板54又はピン141を付勢する図示しないバネの付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えた後は、ディテントピン55又はピン141が次のカム山53aの溝又は溝53bに落ち込んで引き込み力(慣性力)が発生するためである。
[自動変速機のレンジ切り換え制御]
実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、操作前の状態の例として、第1回転部13と第2回転部17は非連結状態であり、遊び溝131内において、突起171は相対位置が中点の位置、つまり、どちらの操作方向に対しても余裕分を有する状態となっている(図8(a)参照)。
この状態から、例えばセレクトレバー11を操作し始めると、この遊び溝131と突起171の相対変位量が変化する。しかし、非連結状態における位置範囲内であるので、コントロールケーブル4に動きはない。この相対変位量の変化は、位置センサ6で検出され、駆動指令値演算部33でその相対位置の偏差に応じたモータ駆動制御指令値が設定されて、アシストアクチュエータ2の電動モータが駆動される。アシストアクチュエータ2の駆動出力は、ウォーム21によりウォームホイール16に伝達され、第2回転部17が回転し、コントロールケーブル4を介して自動変速機5の制御アーム51が駆動されて自動変速機のセレクト位置が切り換えられる。
なお、第2回転部17の回転によりコントロールケーブル4が進退することにより、遊び溝131と突起171の相対位置は、中点近傍に復帰する。
つまり、駆動指令値演算部33の制御により相対位置変位量を、相対位置の中点近傍に保持することにより、図8(a)〜(c)に示すようにセレクトレバー11の操作による動きに追従させて自動変速機の制御アーム51を駆動して、セレクト位置を切り換えることになる。
この動きは、あたかもセレクトレバー11と自動変速機5の制御アーム51がコントロールケーブル4で接続されているかのような動きとなる。
なお、例として、PレンジからRレンジに移動させる際の相対位置の変化状態を図7に示す。セレクトレバー11に入力される角度を操作角、制御アーム51の角度を作動角とした場合、操作角と作動角の関係は、非連結状態を保ちつつ図7に示すような状態となる。つまり、制御開始当初は、操作角に対して作動角が遅れて追従し、ディテントによる次レンジへの吸い込み力によって、制御後半は、操作角に対して作動角が先行するのである。
[操作フィーリングの向上作用]
実施例1では、上記に説明したように通常の制御が行われている場合、第1回転部13の遊び溝131と、第2回転部17の突起171の相対位置が中点に保たれるため、操作の途中で、第1回転部13と第2回転部17が機械的伝達系として接続して、そのショックがセレクトレバー11に伝達されて操作フィーリングを低下させてしまうことがない。
これにより、実施例1における操作フィーリングは、セレクト部1のチェック機構部14のみによって生成されることになる。よって、溝部142とピン141におけるカム山の形状、大きさ、ばねの強さ等を、従来に対して小さいセレクトレバー11の軽い操作フィーリングを非常に良好にする構成にできるのである。
[急な坂道における発進時の操作フィーリングの向上作用と小型軽量化]
急な坂道を発進しようとしてPレンジからDレンジへセレクト操作する場合には、パーキングロッドを引き抜く力が大きくなるため操作力が重くなる。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、このように負荷が大きい場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力を加算してパーキングロッド56を引き抜くため、操作フィーリングとしては軽い操作となり、システムとしては、電動モータの定格を小さくできシステムの小型軽量化となる。
[急激なシフト操作における操作フィーリングの向上作用とコスト低減作用]
本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置において、急激なセレクト操作をした場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力が加算される。よって、操作フィーリングとしては軽快な操作となり、システムとしては、電動モータへの応答性の要求が緩和され、モータの定格小型化となる。
[セレクトレバーと自動変速機の制御アームの機械的連結]
さらに、実施例1において、フェール時には、セレクトレバー11を、非連結状態の位置範囲を超えて操作すれば、その操作方向において、可動量つまり遊び量がなくなり、連結状態となって、コントロールケーブル4を介して、その操作力によって、自動変速機5の制御アーム51を操作することができる。
[起動開始時の振動について]
自動変速機のセレクトアシスト装置では、限界相対変位量となって、遊び溝131の端部に突起が当接しないように、制御が成される。
アシスト制御の起動開始時において、この限界相対変位量による当接がない場合であっても、相対変位量が所定値を超えて、アシスト制御の起動開始がされた時、相対変位量は大きく発生しており、急激に大きな駆動指令値が発生し、アシストアクチュエータ2の急激な駆動の立ち上がりにより、振動が発生する。
この振動は、相対変位量が限界相対変位量による当接状態でなくとも、他の部分を介して、セレクトレバー11へ伝達される。
すると、ドライバの手に制御起動時に振動が伝わり、操作フィーリングを悪化させることになる。
これに対して、実施例1では、この問題を解決している。
[アシスト制御処理]
図10に示すのは、実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行されるアシスト制御処理の流れを示すフローチャート図であり、以下各ステップについて説明する。なお、このフローチャートは、図5の基本的な流れに対し一部重複しているが、実施例1について特徴的に説明するものである。
ステップS11では、位置センサ6が検出する相対変位量を入力し、ステップS12へ進む。
ステップS12では、起動停止判定部31からの状態信号を入力し、ステップS13へ進む。
ステップS13では、前回の状態が起動であったかどうかを判断し、起動であるならばステップS14へ進み、停止であるならばステップS19へ進む。
ステップS14では、現在の状態が起動であったかどうかを判断し、起動であるならばステップS15へ進み、停止であるならばステップS19へ進む。
ステップS15では、目標相対変位tdxを、tdx=tdx(-1)×{1-Ts/α}の式により計算する。
ステップS16では、目標相対変位に相対変位量を近づけるよう駆動指令値を演算する。
ステップS17では、現在の状態が起動であったかどうかを判断し、起動であるならばステップS18へ進み、停止であるならばステップS20へ進む。
ステップS18では、最終駆動指令値を駆動指令値とし、出力する。
ステップS19では、最終駆動指令値を0とし、出力する。
[振動緩和作用]
実施例1では、起動停止判定部31により起動停止と判断していることにより(ステップS13,S14)、目標相対変位設定部32のスイッチ323,328の入力として、乗算器322により相対変位にゲインを乗じたものを選択する。そのため、加算器324において、相対変位にゲインを乗じたものから同じものを減算するため、0となり、加算器327で0と相対変位にゲインを乗じたものが加算されて、結果として、相対変位にゲインを乗じたものが停止判定時の出力となる(ステップS19)。この場合のゲインKは、0<K<1の範囲で設定される。
次に、起動停止判定部31により起動開始と判断されると(ステップS13,S14)、目標相対変位設定部32では、スイッチ323の入力が0となり、スイッチ328の入力が演算部329の1演算前の出力となる。
すると、目標相対変位設定部32では、現在の値を直前の相対変位量にゲインを乗じた値とし、その後の入力値を0とし、時定数を有するローパスフィルタとなり、徐々に0に近づく値となる(図12(b)参照)。
この目標相対変位量に近づくように駆動指令値が駆動指令値演算部33により演算されると、起動開始時及び起動開始時直後には、目標相対変位量と相対変位量の差が小さいものとなるため、偏差入力は小さくなり駆動指令値が小さくなることから、アシストアクチュエータ2の立ち上がりは、緩やかなものとなる(図12(a)参照)。
そのため、図12(b)に示すように、アシストアクチュエータ2の駆動による作動位置の動きが緩やかになり、振動が非常に抑制されるようになる。
このような目標相対変位の設定をすることなく、目標相対変位量を0にしておくと、図11に示すように、起動時の駆動指令値が非常に大きくなることにより、作動位置の動きが急峻となり、振動が生じてセレクトレバー11を介してドライバに伝達する。
図13は自動変速機のセレクトアシスト装置において、目標相対変位量を0一定とした場合の操作位置、作動位置、相対変位量、モータ回転角速度の試験結果のタイムチャートである。
図14は実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置の操作位置、作動位置、相対変位量、モータ回転角速度の試験結果のタイムチャートである。
図13に示す試験結果からも、目標相対変位量が0一定の場合には、駆動開始時に大きな相対変位量が生じ、それに対して、アシストアクチュエータ2が急峻な駆動を行なうため、アシストアクチュエータ2のモータ回転角速度が急変して振動をもたらしていることがわかる。
これに対し、図14に示す実施例1においては、目標相対変位量を起動時の相対変位量に近い値にすることで、起動開始時のアシストアクチュエータの駆動指令値を小さくして、緩やかに立ち上げるため、アシストアクチュエータ2のモータ回転角速度の急変が抑制され、振動が緩和されていることがわかる。
次に効果を説明する。
本実施の形態の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)セレクトレバー11は従来のセレクトレバーよりも車室内空間への突出量が150mm程度少なく、さらに、セレクトレバー11と制御アーム51は遊び量を持ってコントロールケーブル4を介して連結されているため、従来品よりも車室内レイアウトの自由度が大きく、インストルメントパネル等、車室内の任意箇所にセレクトレバー11を設定できる。
また、セレクトレバー11と制御アーム51がコントロールケーブル4によって、遊び量を有して機械的に連結されているため、アシストアクチュエータ2やコントローラ3がフェールした場合でも、ドライバは手動でセレクト位置を切り換えることができる。
また、第1回転部13の遊び溝131、第2回転部17の突起171の係合により非連結状態と連結状態とを設け、設定遊び量内で中立状態を保持するため、通常の操作の際に非連結状態から連結状態となることによる違和感を生じないようにできる。
また、実施例1においては、通常の状態を非連結状態とするため、連結状態の際に受ける後段の摩擦抵抗を受けることなく、セレクトレバー11の小型化に合わせた軽い力で操作する良好な操作フィーリングをセレクト部1のチェック機構部14で生じさせることができる。
また、実施例1においては、非連結状態の遊び量を有するため、セレクトレバー11側と自動変速機5側の組付の際に互いに同期させる調整等を簡略化でき、車両への組付性を向上させることができる。
また、セレクト操作系の負荷が過大となる急な坂道での発進や急激なセレクト操作の際には、ドライバの操作力にモータのアシスト力が加わり、操作を軽快にできる。また、操作力を伝達できるために、システムとしてモータ定格の小型化やモータへの応答性要求の緩和化ができる。
さらに、本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置におけるシフトバイワイヤシステムに対する有利な作用効果について、比較して説明する。
上記に挙げた作用効果において、(A)通常時は、手動操作力を自動変速機に伝達することなくアクチュエータの作動力によりレンジ切り換えを行う。(B)フェール時は、アクチュエータの作動力を用いることなく、手動操作力によりレンジ切り換えを行う。(C)過大な負荷が生じる場合には、手動操作力とアクチュエータの作動力を加算したものによりレンジ切り換えを行う(アシスト状態)。特に(B),(C)は、シフトバイワイヤシステムに対し有利な作用効果である。
さらに、(A)と(C)の状態も可変であることが有利である。つまり、本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、走行状況に応じて、ドライバの操作力とアシストアクチュエータによるアシスト力の比率を変えることができる。例えば、走行速度が高い時にRレンジからPレンジにシフトしようとする場合に、モータのアシスト力を弱めることにより、ドライバの操作力を高くして(操作を重くして)フィンガータッチの誤セレクトによって車が急停止することが防止できる。このように、操作フィーリングの向上に加えて、誤セレクトの防止や、それにつながるものを抑制することが操作を重くすることで実現できるのである。
さらにシフトバイワイヤシステムと比較すると、ポテンショメータ(位置センサ)のゼロ点の経時移動や電源電圧の変動、回路入力電圧のドリフトなどの外乱に対して、シフトバイワイヤシステムでは制御系の応答性や位置決め精度が劣化しやすい。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、制御系に多少の変動があってもドライバはメカリンクを通じてその変動分を吸収して操作できるためシステムのロバスト安定性に優れている。
さらに、シフトバイワイヤシステムがシステムダウンした際には、非常用レバーを探して通常と異なる操作をする必要がありパニックに陥ったドライバには負担が大きい。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では操作力が重くなるものも通常と同様のセレクト操作のまま平常心で運転を続けられる。
さらに、実施例1では、コントローラ3は、アシストアクチュエータ2の起動直後の急峻な駆動を抑制したため、起動開始時に手に伝わる振動を緩和することができ、良好な操作フィーリングにすることができる。
(2)コントローラ3は、相対変位量と起動閾値を比較することにより起動停止判定を行う起動停止判定部31と、起動開始時は所定値とし、起動後は徐々に減少する目標相対変位量を設定する目標相対変位設定部32と、目標相対変位量に相対変位量を近づける駆動指令値を演算する駆動指令値演算部33とを備えるため、目標相対変位量により起動開始時の急激な駆動指令値の発生を抑制し、起動開始時に手に伝わる振動を緩和することができ、良好な操作フィーリングにすることができる。
実施例2は、操作位置に対して作動位置を追従させるよう制御し、起動時の操作位置よりも小さい所定値から操作位置へ向けて徐々に変化する目標作動位置を設定するようにした例である。
構成を説明する。
図15は実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラのブロック図である。
実施例2では、支点軸19の部分に、固定部材に対する第1回転部13のストローク角度、つまりセレクトレバー11の操作角度を検出する位置センサ61(操作位置検出手段に相当する)を設け、さらに支点軸19の部分には、固定部材に対する第2回転部17のストローク角度、つまり、コントロールケーブル4を介して自動変速機5の制御アーム51の回転位置を検出する位置センサ62(作動位置検出手段に相当する)を設ける。位置センサ61で検出した操作位置と、位置センサ62で検出した作動位置の偏差を演算することにより、相対変位量を得ることができる。
加算器35は、操作位置と作動位置の差から相対変位量を演算して出力する。
目標作動位置設定部36は、起動開始時の目標作動位置は、起動開始時の操作位置よりも小さい所定値とし、その後、操作位置に向けて徐々に増加させる目標作動位置を設定し、出力する。
駆動指令値演算部37は、目標作動位置に作動位置を近づける(作動位置と目標作動位置との差が0に近づける)ように駆動指令値を演算する。なお、起動停止時には、0を出力する。
図16は実施例2における目標作動位置設定部36のブロック図である。
目標作動位置設定部36は、スイッチ361,368、加算器362,364,367、記憶部363、乗算器365,366、演算部369で構成される。
スイッチ361は、起動停止判定信号により、起動ならば検出した操作位置を出力し、停止ならば加算器362の出力を出力するよう切り替えを行う。
加算器362は、操作位置から所定値Kを減算し、出力する。
記憶部363は、所定値Kを記憶し、出力する。
加算器364は、スイッチ361の出力からスイッチ368の出力を減算する。
乗算器365は、1/αの演算として10を乗じる処理を行う。
乗算器366は、サンプリング周期Tsを乗じる処理を行う。
加算器367は、乗算器366の出力とスイッチ368の出力を加算する処理を行う。
スイッチ368は、起動停止判定信号により、起動ならば演算部369の出力を出力し、停止ならば加算器362の出力を出力するように切り替えを行う。
演算部369は、1/Z、つまり1演算前の加算器367の出力を出力する。
その他構成は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[アシスト制御処理]
図17に示すのは、実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行されるアシスト制御処理の流れを示すフローチャート図であり、以下各ステップについて説明する。なお、実施例1の図10に示すフローチャートと同様の処理を行うステップについては、同じ符号を付し説明を省略する。
ステップS21では、位置センサ61で検出する操作位置を入力する。
ステップS22では、位置センサ62で検出する作動位置を入力する。
ステップS23では、操作位置から作動位置を減じて、相対変位量を演算する。
ステップS24では、目標作動位置をtx2、操作位置をx1、サンプリング周期をTs、ローパスフィルタの時定数をαとして、tx2=x1・Ts/α+tx2(-1){1-Ts/α}の式により、目標作動位置tx2を演算する。
ステップS25では、目標作動位置を、操作位置-Kの式により、演算する。
ステップS26では、目標作動位置に作動位置を近づけるように駆動指令値を演算する。
[振動緩和作用]
実施例2では、起動停止判定部31により起動停止と判断していることにより(ステップS13,S14)、目標作動位置設定部36のスイッチ361,368の入力として、加算器362により操作位置から所定値Kを減じたものを選択する。そのため、加算器364において、操作位置から所定値Kを減じたものから同じものを減算するため、0となり、加算器367で0と操作位置から所定値Kを減じたものが加算されて、結果として、操作位置から所定値Kを減じたものが停止判定時の出力となる(ステップS25)。
次に、起動停止判定部31により起動開始と判断されると(ステップS13,S14)、目標作動位置設定部36では、スイッチ361の入力が操作位置となり、スイッチ368の入力が演算部369の1演算前の出力となる。
すると、目標作動位置設定部36では、現在の値を直前の操作位置から所定値Kを減じた値とし、その後の入力値を操作位置とし、時定数を有するローパスフィルタとなり、徐々に操作位置に近づく値となる(図18(a)参照)。
この目標作動位置に近づくように駆動指令値が駆動指令値演算部37により演算されると、起動開始時及び起動開始時直後には、目標作動位置と作動位置の差が小さいものとなるため、偏差入力は小さくなり駆動指令値が小さくなることから、アシストアクチュエータ2の立ち上がりは、緩やかなものとなる(図18(a)参照)。
そのため、図12(b)に示すように、アシストアクチュエータ2の駆動による作動位置の動きが緩やかになり、振動が非常に抑制されるようになる。
効果を説明する。
実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、以下の効果を有する。
(3)セレクトレバー11の操作位置を検出する位置センサ61を設け、自動変速機5の制御レバー51の作動位置を検出する位置センサ62を設け、操作位置に作動位置が追従するようアシストアクチュエータ2の駆動を制御するコントローラ3を設け、コントローラ3は、操作位置と作動位置の差により起動停止判定を行う起動停止判定部31と、起動開始時は操作位置よりも小さい所定値とし、起動後は操作位置に向けて徐々に増加する目標作動位置を設定する目標作動位置設定部36と、目標作動位置に作動位置を近づける駆動指令値を演算する駆動指令値演算部37とを備えるため、目標作動位置により起動開始時の急激な駆動指令値の発生を抑制し、起動開始時に手に伝わる振動を緩和させることができ、良好な操作フィーリングにすることができる。
その他作用効果は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例3は、駆動指令値の変化速度を所定の範囲に抑えるようレートリミッタ部を設ける例である。
構成を説明する。
図19は実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラのブロック図である。
駆動指令値演算部38は、相対変位量が0に近づくように駆動指令値を演算する。なお、停止時には、0を出力する。
レートリミッタ部39は、駆動指令値の変化速度と、前回の変化速度の偏差を演算し、偏差が所定範囲を超えた場合、変化量を所定範囲の最大値とし、偏差が所定範囲を超えない場合、変化量を偏差とし、変化量と前回駆動指令値変化速度との和を積分したものを最終的な駆動指令値として出力する。
図20はレートリミッタ部のブロック図である。
レートリミッタ部39は、演算部391,400,401、加算器392,399、記憶部393,394、比較器395,396、スイッチ397,398により構成されている。
演算部391は、伝達関数500s/(s+500)により駆動指令値の変化速度を演算する。
加算器392は、演算部391の出力から演算部400の出力を減算して、駆動指令値の変化速度の偏差を演算する。
記憶部393は、所定範囲の最大値5000を記憶し、出力する。
記憶部394は、所定範囲の最小値−5000を記憶し、出力する。
比較部395は、加算器392の出力と所定範囲の最大値を比較して比較結果を出力する。
比較部396は、加算器392の出力と所定範囲の最小値を比較して比較結果を出力する。
スイッチ397は、加算器392の出力が所定範囲を超えないならば、その出力(偏差)をそのまま出力し、所定範囲を超えるならば最大値5000を出力する。
スイッチ398は、加算器392の出力が所定範囲を超えないならば、スイッチ397の出力をそのまま出力し、所定範囲をマイナス方向に超えるならば、最小値−5000を出力する。
加算器399は、1演算前の変化速度、つまり演算部400の出力とスイッチ398の出力を加算する。
演算部400は、1演算前の変化速度を遅延演算の結果として出力する。
演算部401は、伝達関数1/sにより、積分演算を行い、駆動指令値の変化速度を駆動指令値に変換して最終的な出力とする。
その他構成は実施例1と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[アシスト制御処理]
図21に示すのは、実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行されるアシスト制御処理の流れを示すフローチャート図であり、以下各ステップについて説明する。なお、実施例1の図10に示すフローチャートと同様の処理を行うステップについては、同じ符号を付し説明を省略する。
ステップS31では、位置センサ6で検出する相対変位量を入力し、ステップS32へ進む。
ステップS32では、起動停止判定部31により起動停止の判断を行い、ステップS33へ進む。
ステップS33では、相対変位量が0に近づくよう駆動指令値を演算し、ステップS17へ進む。なお、停止の場合には、0を出力とする。
ステップS34では、駆動指令値の変化速度の前回値との偏差を演算し、ステップS35へ進む。
ステップS35では、偏差がプラス方向の最大値を超えるかどうかを判断し、超えるならばステップS37へ進み、超えないならばステップS36へ進む。
ステップS36では、偏差がマイナス方向の最大値を超えるかどうかを判断し、超えるならばステップS38へ進み、超えないならばステップS39へ進む。
ステップS37では、変化速度の量を最大値とする。
ステップS38では、変化速度の量を最小値とする。
ステップS39では、変化速度の量を偏差とする。
ステップS40では、変化速度の量の偏差と前回値から駆動指令値を演算する。
[振動緩和作用]
実施例3では、起動開始と判定された際に、駆動指令値演算部38は、ステップS33の処理により、相対変位量を0に近づけるように駆動指令値を演算する。
そして、演算された駆動指令値をレートリミッタ部39に通すようにする。
レートリミッタ部39では、ステップS34〜S40の処理により、入力された駆動指令値を演算部391により駆動指令値の変化速度にし、前回値との偏差を演算して、前回値との偏差が所定範囲内の場合には、そのままの値、範囲外の場合には、正負方向の最大ちとなるように、記憶部393,394、比較器395,396、スイッチ397,398によりリミッタをかけるようにする。
その後に、加算器399で前回値に偏差を加え、演算部401で積分演算することで、駆動指令値として出力する。
これにより、出力される駆動指令値は、所定の変化の範囲に抑えられることになる。
図22は、自動変速機のセレクトアシスト装置において、レートリミッタ部を設けない場合の位置、変位、モータ回転角速度、駆動指令値の試験結果を示すタイムチャートである。
図23は、実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置における位置、変位、モータ回転角速度、駆動指令値の試験結果を示すタイムチャートである。
レートリミッタ部39を設けずに、相対変位量を0に近づける制御を行う場合の起動開始時では、図22に示すように駆動指令値の立ち上がりが急峻であり、そのため、モータ回転加速度も起動開始時に急峻な駆動を行なっている。
実施例3では、図23に示すように駆動指令値の変化が抑制されることにより、駆動指令値の立ち上がりは急峻なものとならず、緩やかな立ち上がりとなる。
そのため、図23に示すように、アシストアクチュエータ2の駆動が緩やかになり、振動が非常に抑制されるようになる。
効果を説明する。
実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、以下の効果を有する。
(4)コントローラ3は、相対変位量と起動閾値を比較することにより起動停止判定を行う起動停止判定部31と、相対変位量が小さくなるように駆動指令値を演算し、且つ起動停止判定結果が停止の場合には、駆動指令出力を略0とし、起動停止判定結果が起動の場合には、駆動指令出力を駆動指令値とする駆動指令値演算部38と、レートリミッタにより駆動指令出力の変化速度が所定範囲内に収まるようにするレートリミッタ部39とを備えるため、駆動指令値をレートリミッタに通すことで、急峻な駆動指令値の変化が抑制され、起動開始時に手に伝わる振動を緩和させることができ、良好な操作フィーリングにできる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態を実施例1〜実施例3に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
セレクトレバー11の形状や大きさは任意であり、指先で操作可能なスイッチ形状としてもよい。
位置センサの例として、ブラシと基板の接触位置が可変するポテンショメータを例として挙げておく。
また、相対変位量検出手段として、支点軸19の部分に、固定部材に対する第1回転部13のストローク角度、つまりセレクトレバー11の操作角度を検出する位置センサ61(操作位置検出手段に相当する)を設け、さらに支点軸19の部分には、固定部材に対する第2回転部17のストローク角度、つまり、コントロールケーブル4を介して自動変速機5の制御アーム51の回転位置を検出する位置センサ62(作動位置検出手段に相当する)を設けてもよい。位置センサ61で検出した操作位置と、位置センサ62で検出した作動位置の偏差を演算することにより、相対変位量を得る。その場合には、位置センサ61または位置センサ62との組み合わせで、相対変位量と作動位置を直接または演算で得ることができる。
実施例1〜実施例3では、相対変位許容連結機構の例として遊び連結機構を示したが、遊び連結機構以外であっても、例えば、限界弾性変位量までの弾性変位を許容しつつ両連結部材と連結する弾性連結機構であってもよい。
弾性連結機構について具体的に説明すると、実施例1において、第1回転部13の遊び溝131に係合して遊び溝131内に位置する突起171に対し、遊び溝131の両端側から中点位置に向かって突起171を付勢するようにバネを両側に設ける。チェック機構部14は設けない。すると、自動変速機5のディテント力によりコントロールケーブル4を介して作動位置に回転して位置する第2回転部17の突起171によりバネが伸縮され、バネ力により第1回転部13つまり、セレクトレバー11の位置が決まる。弾性連結機構では、このようにバネを介して自動変速機側のディテントを伝達することでセレクトレバー11への操作反力が生成される。また、制御は、同様に遊び溝の中点位置、つまり弾性変位量を0にするよう制御されることで、セレクトレバー11の操作に自動変速機5の作動が追従する動きをさせるのである。この弾性連結機構も相対変位許容連結機構の例である。
実施例1〜実施例3では、遊び連結機構の例として、遊び量を許容する溝と
突起、アシストアクチュエータをセレクト部に設けたが、図24に示すように、第2回転部17及びアシストアクチュエータを自動変速機5に設けるようにしてもよい。図24を参照して具体的に説明すると、自動変速機5の制御アーム51を第2回転部17に接続して設け、第2回転部17の回転によって制御アーム51がレンジ位置を切り換える構造にする。この第2回転部17には、ウォームホイール16を設け、アシストアクチュエータ2のウォーム21を係合させる。よって、アシストアクチュエータ2は自動変速機5側に設ける。セレクトレバー11が設けられた第1回転部13の遊び溝131内を移動する突起171には、コントロールケーブル4の一端を取付け、他端を第2回転部17に取り付ける。このような構成であってもよい。
また、遊び連結機構の例として、遊び連結機構、アシストアクチュエータをコントロールケーブルの途中に設けた例を図25、図26に示す。
この例においては、遊び連結機構は、コントロールケーブル8aとコントロールケーブル8bの接続部分で形成されるとともに、位置センサ71によりその相対変位量が検出される。セレクトレバー11側のコントロールケーブル8bは、ジョイント91により入力レバー92に接続し、自動変速機5側のコントロールケーブル8eは、ジョイント96により出力レバー95に接続する。この入力レバー92と出力レバー95は、同一の回転軸となる出力軸94に接続した構造にする。出力軸94には、ウォームホイール93を設け、アシストアクチュエータの電動モータ97の出力軸にウォーム98を設けてウォームホイール93と係合させる。このようにコントロールケーブルの途中に遊び連結機構、アシストアクチュエータを設ける構成にしてもよく、また、遊び連結機構における相対位置変位量が発生する部分で直接、変位量を検出するようにしてもよい。
実施例1〜実施例3における振動の緩和による良好な操作フィーリングの達成は、遊び溝131に対する突起171の当接が基本的には生じないよう、相対変位量の中点への追従機能もしくは、操作位置に対する作動位置の追従機能を充分に確保した上でのさらなる操作フィーリングの向上の課題解決を行っているのである。基本的な性能を充分に満たしていることは、図14、図23等から明らかである。よって、実施例1〜実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置は、単に、起動開始時の振動を緩和したものではなく、追従性能を満たしつつ、さらに起動開始時の振動という課題解決を行って良好な操作フィーリングを達成するものである。
第1実施例の自動変速機の構成を示す側面図である。 アクチュエータの細部構造を示す要部斜視図である。 コントローラの制御ブロック図である。 自動変速機のディテントの構造を示す斜視図である。 コントロールユニットで実行されるレンジ切り換え制御の処理の基本的な流れを示すフローチャートである。 P→Rレンジ方向においてセレクトレバーに発生する操作反力を示す特性図である。 P→Rレンジへの操作におけるセレクトレバーの操作角とアクチュエータの作動角、及び相対位置の特性を示す説明図である。 セレクトレバーの操作とアクチュエータの動作を示す説明図である。 目標相対変位設定部32のブロック図である。 実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行されるアシスト制御処理の流れを示すフローチャート図である。 自動変速機のセレクトアシスト装置の動作状態を示す説明図である。 実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置の動作状態を示す説明図である。 自動変速機のセレクトアシスト装置において、目標相対変位量を0一定とした場合の操作位置、作動位置、相対変位量、モータ回転角速度の試験結果のタイムチャートである。 実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置の操作位置、作動位置、相対変位量、モータ回転角速度の試験結果のタイムチャートである。 実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラのブロック図である。 実施例2における目標作動位置設定部のブロック図である。 実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行されるアシスト制御処理の流れを示すフローチャート図である。 実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置の動作状態を示す説明図である。 実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラのブロック図である。 レートリミッタ部のブロック図である。 実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置のコントローラで実行されるアシスト制御処理の流れを示すフローチャート図である。 自動変速機のセレクトアシスト装置において、レートリミッタ部を設けない場合の位置、変位、モータ回転角速度、駆動指令値の試験結果を示すタイムチャートである。 実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置における位置、変位、モータ回転角速度、駆動指令値の試験結果を示すタイムチャートである。 実施例の自動変速機のセレクトアシスト装置の他の例を示す図である。 実施例の自動変速機のセレクトアシスト装置の他の例を示す図である。 実施例の自動変速機のセレクトアシスト装置の他の例のリンク部分を示す図である。
符号の説明
1 セレクト部
11 セレクトレバー
12 セレクトノブ
13 第1回転部
131 遊び溝
14 チェック機構部
141 ピン
142 溝部
142a 谷部
16 ウォームホイール
17 第2回転部
171 突起
18 ケーブル取付レバー
19 支点軸
2 アシストアクチュエータ
21 ウォーム
3 コントローラ
31 起動停止判定部
32 目標相対変位設定部
321 記憶部
322 乗算器
323 スイッチ
324 加算器
325 乗算器
326 乗算器
327 加算器
328 スイッチ
329 演算部
33 駆動指令値演算部
34 モータ駆動制御部
35 加算器
36 目標作動位置設定部
361 スイッチ
362 加算器
363 記憶部
364 加算器
365 乗算器
366 乗算器
367 加算器
368 スイッチ
369 演算部
37 駆動指令値演算部
38 駆動指令値演算部
39 レートリミッタ部
391 演算部
392 加算器
393 記憶部
394 記憶部
395 比較部
396 比較部
397 スイッチ
398 スイッチ
399 加算器
400 演算部
401 演算部
4 コントロールケーブル
5 自動変速機
51 制御アーム
52 回転シャフト
53 ディテントプレート
53a カム山
53b 溝(谷部)
54 バネ板
55 ディテントピン
56 パーキングロッド
57 カム状プレート
58 パーキングギア
6 位置センサ
7 イグニッションスイッチ
61 位置センサ
62 位置センサ
8a コントロールケーブル
8b コントロールケーブル
8e コントロールケーブル
91 ジョイント
92 入力レバー
93 ウォームホイール
94 出力軸
95 出力レバー
96 ジョイント
97 電動モータ
98 ウォーム

Claims (4)

  1. セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、
    前記アシスト制御手段は、
    前記アシストアクチュエータの起動直後の急峻な駆動を抑制した、
    ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、
    相対変位量を検出する相対変位量検出手段を設け、
    前記アシスト制御手段は、
    相対変位量と起動閾値を比較することにより起動停止判定を行う起動停止判定手段と、
    起動開始時は所定値とし、起動後は徐々に減少する目標相対変位量を設定する目標相対変位量設定手段と、
    前記目標相対変位量に前記相対変位量を近づける駆動指令値を演算する駆動指令値演算手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  3. 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、
    前記セレクトレバーの操作位置を検出する操作位置検出手段を設け、
    前記セレクト位置切換装置の作動位置を検出する作動位置検出手段を設け、
    前記操作位置に前記作動位置が追従するよう前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、
    前記アシスト制御手段は、
    前記操作位置と前記作動位置の差により起動停止判定を行う起動停止判定手段と、
    起動開始時は操作位置よりも小さい所定値とし、起動後は操作位置に向けて徐々に増加する目標作動位置を設定する目標作動位置設定手段と、
    前記目標作動位置に前記作動位置を近づける駆動指令値を演算する駆動指令値演算手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  4. 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、
    相対変位量を検出する相対変位量検出手段を設け、
    前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、
    前記アシスト制御手段は、
    相対変位量と起動閾値を比較することにより起動停止判定を行う起動停止判定手段と、
    相対変位量が小さくなるように駆動指令値を演算する駆動指令値演算手段と、
    起動停止判定結果が停止の場合には、駆動指令出力を略0とし、起動停止判定結果が起動の場合には、駆動指令出力を駆動指令値とする駆動指令切替手段と、
    レートリミッタにより駆動指令出力の変化速度が所定範囲内に収まるようにするレートリミッタ手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
JP2005344819A 2005-11-30 2005-11-30 自動変速機のセレクトアシスト装置 Withdrawn JP2007147023A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344819A JP2007147023A (ja) 2005-11-30 2005-11-30 自動変速機のセレクトアシスト装置
EP06833244A EP1959170A1 (en) 2005-11-30 2006-11-24 Automatic transmission select assist device
US12/085,363 US20090082932A1 (en) 2005-11-30 2006-11-24 Select Assist Device for Automatic Transmission
PCT/JP2006/323440 WO2007063773A1 (ja) 2005-11-30 2006-11-24 自動変速機のセレクトアシスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344819A JP2007147023A (ja) 2005-11-30 2005-11-30 自動変速機のセレクトアシスト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007147023A true JP2007147023A (ja) 2007-06-14

Family

ID=38092108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005344819A Withdrawn JP2007147023A (ja) 2005-11-30 2005-11-30 自動変速機のセレクトアシスト装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20090082932A1 (ja)
EP (1) EP1959170A1 (ja)
JP (1) JP2007147023A (ja)
WO (1) WO2007063773A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255687A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Mitsubishi Electric Corp 変速機の制御装置
JP2021038838A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 川崎重工業株式会社 変速機付き車両

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112467176B (zh) * 2020-12-04 2022-12-06 上海燃锐新能源汽车技术有限公司 一种燃料电池发动机***的氢气压力控制方法及装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2672214B2 (ja) * 1991-08-28 1997-11-05 株式会社クボタ コンバイン等の設定定速度走行作業車
JPH0968274A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Kubota Corp 作業車の走行変速構造
JPH09323559A (ja) 1996-06-05 1997-12-16 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機の操作装置
JP4183111B2 (ja) 2001-09-27 2008-11-19 ジヤトコ株式会社 シフトバイワイヤシステム
DE602004001880T2 (de) * 2003-01-07 2007-04-05 Calsonic Kansei Corp. Wählhebel für Automatikgetriebe
JP2005054916A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Calsonic Kansei Corp 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2005331080A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Calsonic Kansei Corp 自動変速機のセレクトアシスト装置
US7313980B2 (en) * 2004-10-15 2008-01-01 Calsonic Kansei Corporation Operating position select device for automatic transmission

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255687A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Mitsubishi Electric Corp 変速機の制御装置
JP2021038838A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 川崎重工業株式会社 変速機付き車両
JP7216626B2 (ja) 2019-09-05 2023-02-01 カワサキモータース株式会社 変速機付き車両

Also Published As

Publication number Publication date
US20090082932A1 (en) 2009-03-26
EP1959170A1 (en) 2008-08-20
WO2007063773A1 (ja) 2007-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007147023A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2007085411A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2007225056A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006112552A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006194420A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2007285421A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006200722A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006077818A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2008002554A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006064003A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006123726A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006064163A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006077817A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006161864A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006132716A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006077821A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006077819A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006170355A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006076363A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006123727A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2007078018A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006076364A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2005098428A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006138394A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置
JP2006064164A (ja) 自動変速機のセレクトアシスト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081127

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20091030