JP2007146475A - 窓ガラスの検出機構および中間ストッパ装置 - Google Patents

窓ガラスの検出機構および中間ストッパ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007146475A
JP2007146475A JP2005342011A JP2005342011A JP2007146475A JP 2007146475 A JP2007146475 A JP 2007146475A JP 2005342011 A JP2005342011 A JP 2005342011A JP 2005342011 A JP2005342011 A JP 2005342011A JP 2007146475 A JP2007146475 A JP 2007146475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
detection
window glass
spring
detection lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005342011A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuma Ishida
琢磨 石田
Takahiro Shinkai
孝浩 新開
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hi Lex Corp
Original Assignee
Hi Lex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hi Lex Corp filed Critical Hi Lex Corp
Priority to JP2005342011A priority Critical patent/JP2007146475A/ja
Publication of JP2007146475A publication Critical patent/JP2007146475A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】 窓ガラスの昇降検知を確実なものとし、しかも窓ガラスの昇降にとって大きい負荷とならない検出機構を提供する。
【解決手段】 キャリアプレート2の表裏に互いに上下に離して設けられた第1小片4aおよび第2小片4bと、第1小片4aおよび第2小片4bに押動されてそれぞれ中立位置を境に上下に回動し、回動後はリターンスプリング13によって中立位置に戻る第1検出レバー9および第2検出レバー12と、それらの検出レバー9、12の回動に基づいて窓ガラスの開閉を外部に伝達する保持レバー11と、その保持レバー11の回動/拘束を制御するブレーキスプリング14およびスプリングカバー8とを備えた窓ガラスの検出機構A。
【選択図】 図1

Description

本発明は自動車、電車、船舶の側面部等に開閉可能に取り付ける窓ガラスの検出機構およびそれを用いたスライドドアの中間ストッパ装置に関する。
特開2001−288960号
自動車のドアまたはスライドドアには、窓ガラスが昇降自在に取り付けられている。この窓ガラスを閉め忘れると、盗難または子供が身体を乗り出したりする危険がある。またスライドドアの窓ガラスの場合、窓ガラスを降ろしたままスライドドアを開けると、身体や物がこのスライドドアの窓枠に差し込まれたまま車体との間に挟まれて負傷したり損傷したりする危険がある。このような危険をドライバーに知らせたり、スライドドアを開けないように拘束したりするために窓ガラスの開閉を検知することは、安全の確保のために有益である。そこで、スライドドアのウインドレギュレータにガラス昇降検知機構を設け、窓が開いているときにドアの開動作を途中で強制的に停止するスライドドアの中間ストッパ装置が提案されている。
特許文献1には、上述したようなスライドドアのガラス昇降検知機構の例として、図9aに示す中間ストッパコントロール機構が開示されている。この中間ストッパコントロール機構は、図9bに示すウインドレギュレータ100の作動状態を検知し、スライドドアの作動を規制するものである。このウインドレギュレータ100は、スライドドアのインナーパネルに取り付けられるガイドレール101と、そのガイドレール101上をスライドするキャリアプレート(スライダベース)102と、そのキャリアプレートに係止され、ループ状に配索されるケーブル103と、そのケーブルをキャリアプレート102の昇降方向に交互に駆動するためのドラム104と、そのドラム104を回転駆動するための駆動モータMとを備えている。前記キャリアプレート102には窓ガラス105の下端が固定されており、ガイドレール101の途中に、キャリアプレート102の位置を検出する窓ガラス位置検知機構106が設けられている。
図9aに示すように、キャリアプレート102には上下一対の押圧部材107a、107bが設けられている。そして、前記窓ガラス位置検知機構106は、ガイドレール101に固定されるベース108と、そのベースに軸109により枢着されるコントロールレバー110と、そのコントロールレバー110を中立位置を境にして左右に回転付勢するオーバーセンターバネ111と、前記コントロールレバー110の一端に係止されたインナーワイヤ112と、他端に設けられ、前記押圧部材107a、107bと係合する上方腕部113aおよび下方腕部113bとを有する。インナーワイヤ112の他端は、スライドドアの開方向の移動を拘束する中間ストッパ(図示していない)に連結されて、全体として中間ストッパコントロール機構が構成される。符号114はインナーワイヤ112を摺動自在に案内するアウターケーシング(導管)であり、インナーワイヤと共にコントロールケーブルを構成する。
このように構成される窓ガラス位置検知機構106においては、窓ガラス105が所定の位置まで下降すると、キャリアプレート102の下側の押圧部材107bが下方腕部113bを下方に押動する。それにより前記コントロールレバー110は軸109を中心として反時計方向に回転し、途中からオーバーセンターバネ111の付勢力で下限ストッパ115bに当接するまで回動し、その状態が維持される。そのためインナーワイヤ112が引き操作され、図示しない中間ストッパを拘束位置に作動させる。窓ガラス105が所定の位置まで上昇すると、上側の押圧部材107aが上方腕部113aを上向きに押動することにより、前記コントロールレバー110は時計方向に回転し、オーバーセンターバネ111によって上限ストッパ115aまで回転する。そのためインナーワイヤ112を引く力が緩められ、中間ストッパが非拘束位置まで作動する。
従来技術では、腕部の誤作動を防止するためには、オーバーセンターバネのバネ定数を大きくするか、バネの変位量を大きくする必要がある。しかし、バネ定数を大きくしたのでは、窓ガラスの昇降の負荷となる。また、バネの変位量を大きくしたのでは、腕部の回動半径が大きくなる。そこで本発明は、オーバーセンターバネによらないでも、誤作動を防止でき、かつ、窓ガラスの昇降に負荷にならない窓ガラスの中間ストッパを提供することを技術課題とする。
本発明の窓ガラスの検出機構(請求項1)は、窓ガラスの開閉に応じて往復運動するキャリアプレートに設けられた小片と、その小片に押動されて中立位置を境に一方および他方に回動し、回動後は中立位置に戻る検出レバーと、その検出レバーの前記一方および他方の回動により、一方と他方に回動して窓ガラスの開閉を外部に伝達する保持レバーと、前記検出レバーの回動によって前記保持レバーを回動させるときは保持レバーの回動を許し、検出レバーの回動によらないで保持レバーが回動しようとするときは保持レバーの回動を拘束するブレーキ手段とを備えていることを特徴としている。
このような検出機構においては、前記ブレーキ手段が、コイル状のスプリング本体およびそのスプリング本体の末端からそれぞれ延びるスプリング端部を有し、前記検出レバーによりスプリング端部が押動されてスプリング本体の中心周りに回動するブレーキスプリングと、そのブレーキスプリングのスプリング本体の直径が拡がるのを規制するスプリングカバーとからなり、前記検出レバーが回動するとき、スプリング本体の直径を縮めるようにスプリング端部が押動され、かつ、保持レバーが検出レバーによらないで回動しようとするとき、スプリング本体の直径を拡げるようにスプリング端部が押動されるものが好ましい(請求項2)。
さらに前記小片がキャリアプレートの開寄りに配置される第1小片と、閉寄りに配置される第2小片とからなり、前記検出レバーが第1小片と当接して回動する第1検出レバーと、第2小片と当接して回動する第2検出レバーとを備え、前記第1検出レバーおよび第2検出レバーが第1小片と第2小片の間に配置される中立状態を経た後に窓ガラスが開くときは第2小片が第2検出レバーを押動して保持レバーを一方に回動させ、かつ、窓ガラスが閉じるときは第1小片が第1検出レバーを押動して保持レバーを他方に回動させるものが好ましい(請求項3)。
また、前記第1検出レバーおよび第2検出レバーが同軸まわりに回動自在に支持されているものが好ましい(請求項4)。
本発明の中間ストッパ装置(請求項5)は、前記いずれかの窓ガラスの検出機構と、その検出機構の保持レバーにより窓ガラスの開閉が伝達され、窓ガラスが閉のときにスライドドアが開くのを許すと共に、窓ガラスが開のときはスライドドアが開くのを途中で阻止する中間ストッパを備えていることを特徴としている。
本発明の窓ガラスの検出機構の第2の態様(請求項6)は、ガイドレールに沿って窓の開位置と閉位置との間で往復移動するキャリアプレートの状態を検出する窓ガラスの検出機構であって、閉位置に対応する一端から他端側にいくらか離れた位置で、ガイドレールの側方に回動自在に設けられると共に、回動中心から略上向きに延び、キャリアプレートが上昇するときに上昇端に至るまでキャリアプレートの一部に押され、ガイドレールから離れる方向に回動するアームを備えている検出レバーと、その検出レバーをガイドレールに近づく方向に付勢する付勢手段とを備えていることを特徴としている。
本発明の中間ストッパ装置の第2の態様(請求項7)は、前述の検出機構の第2の態様と、その検出機構の検出レバーの回動位置に基づいて窓ガラスの開閉状態が伝達され、窓ガラスが閉のときにスライドドアが開くのを許すと共に、窓ガラスが開のときはスライドドアが開くのを途中で阻止する中間ストッパとを備えていることを特徴としている。
本発明の窓ガラスの検出機構(請求項1)は、キャリアプレートが開方向に移動して検出レバーが中立位置から一方に回動するとブレーキ手段が作動せずに保持レバーも検出レバーと共に回動する。キャリアプレートの小片が通り過ぎると検出レバーは中立位置に復帰するが、そのときは保持レバーはブレーキ手段により拘束され、回動状態が保持される。キャリアプレートが開状態から閉方向に移動して検出レバーが中立位置から他方に回動すると、保持レバーも他方に回動し、前述と同様に検出レバーが戻ってもその回動状態が保持される。
また、前記ブレーキ手段が、コイル状のスプリング本体およびそのスプリング本体の末端からそれぞれ延びるスプリング端部を有し、前記検出レバーによりスプリング端部が押動されてスプリング本体の中心周りに回動するブレーキスプリングと、そのブレーキスプリングのスプリング本体の直径が拡がるのを規制するスプリングカバーとからなり、前記検出レバーが回動するとき、スプリング本体の直径を縮めるようにスプリング端部が押動され、かつ、保持レバーが検出レバーによらないで回動しようとするとき、スプリング本体の直径を拡げるようにスプリング端部が押動される検出機構(請求項2)の場合は、ブレーキスプリングとスプリングカバーにより容易に前述のブレーキ手段を構成することができる。
前記小片がキャリアプレートの開寄りに配置される第1小片と、閉寄りに配置される第2小片とからなり、前記検出レバーが第1小片と当接して回動する第1検出レバーと、第2小片と当接して回動する第2検出レバーとを備え、前記第1検出レバーおよび第2検出レバーが第1小片と第2小片の間に配置される中立状態を経た後に窓ガラスが開くときは第2小片が第2検出レバーを押動して保持レバーを一方に回動させ、かつ、窓ガラスが閉じるときは第1小片が第1検出レバーを押動して保持レバーを他方に回動させる場合(請求項3)は、窓ガラスが開きかけて途中から閉じる場合、あるいは閉じかけて途中から開く場合に、誤作動を生じにくい。
すなわち、検出レバーが一本の場合は、キャリアプレートの閉から開への作動により検出レバーが中立位置から途中まで回動した後、キャリアプレートが通過せずに閉位置側に戻ると、保持レバーは途中まで検出レバーと一緒に回動し、その状態に保持されてしまう。そのため、窓ガラスの状態を誤って外部に伝える場合がある。しかし前述のように検出レバーを2本とし、キャリアプレートに第1片と第2片とを設ける場合は、第1小片と第1検出レバーの係合で保持レバーが途中まで回動し、その位置から閉位置側に戻る場合でも、第2小片が第2検出レバーと係合して保持レバーをもとの閉位置に戻す。そのため、誤検出が生じない。逆にキャリアプレートが開から閉に作動する途中で開側に戻るとき、第2検出レバーにより保持レバーが途中まで回動しても、第1検出レバーにより保持レバーが開位置に戻されるので、誤検出が生じない。
前記第1検出レバー、第2検出レバーおよび保持レバーが同軸まわりに回動自在に支持されている場合(請求項5)は、レバー同士の相互の関連がつけやすく、省スペースになる。そして省スペースであるため、ドア内部などの狭いスペースに設置するのが容易となる。前述のブレーキスプリングを備えている場合も、そのブレーキスプリングを各レバーと同軸に設けると、省スペースとなる。
前記本発明の中間ストッパ装置(請求項5)は前述の検出機構を備えているので、検出が確実で、負荷が少ない。
本発明の窓ガラスの検出機構の第2の態様(請求項6)は、キャリアプレートが閉位置側に移動すると検出レバーの検出アームがキャリアプレートに押され、検出レバーが付勢手段の府勢力に抗して回動する。そしてキャリアプレートが開位置側に移動すると、検出アームを押さなくなり、付勢手段によって検出レバーがキャリアプレート側に回動する、このように検出機構の第2の態様では、キャリアプレートの位置に応じて検出レバーの角度が定まるので、保持レバーやブレーキ手段が不要である。さらに検出レバーが一本であっても、検出レバーが途中で戻る場合がない。したがって構成がシンプルで検出が確実である。
本発明の中間ストッパ装置の第2の態様(請求項7)は、前述の検出機構の第2の態様を備えているので、構成がシンプルで検出が確実である。
つぎに図面を参照しながら本発明の窓ガラスの検出機構の実施形態を説明する。図1は本発明の検出機構の一実施形態を示す一部切り欠き正面図、図2はその検出機構の分解斜視図、図3はその検出機構のレバー部を示す分解斜視図、図4はその検出機構におけるキャリアプレートの一実施形態を示す斜視図、図5は本発明の検出機構を用いたウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図、図6および図7はそれぞれ図1の検出機構における窓ガラス下降時および窓ガラス上昇時の作動状態を示す概略図、図8aおよび図8bはそれぞれ本発明の検出機構の他の実施形態におけるキャリアプレート下降時および上昇時の状態を示す正面図である。
はじめに、図5を用いて本発明の検出機構が用いられるウインドレギュレータを説明する。そのウインドレギュレータWは、ガイドレール1と、そのガイドレール1によりガイドされ窓ガラスを支えるキャリアプレート2と、そのキャリアプレート2の位置および昇降の方向を検知する検出機構Aと、前記キャリアプレート2を昇降させるためループ状に配索されるインナーケーブルPと、そのインナーケーブルPの向きを方向転換するため、ガイドレール1の上端および下端に設けられたプーリ3と、インナーケーブルPを巻き取るドラムを回転駆動する駆動モータMとを備えている。
前記インナーケーブルPは通常はキャリアプレート2を上向きに引っ張る上昇用インナーケーブルP1と下側に引っ張る下降用インナーケーブルP2とからなり、それぞれ一端がキャリアプレート2に、他端がドラムに係止される。そして、プーリ3とドラムとの間は、インナーケーブルPを摺動自在に収納する導管Dによって連結されている。
図4は前記キャリアプレート2を示す。そのキャリアプレート2は、窓ガラスを取り付けるための孔を備えており、ガイドレールと摺動する摺動部およびインナーケーブルP1、P2の端部を係止する係止部(図示していない)と、それぞれ側面から突出し、上下方向に離れて配置される2つの小片4、4、すなわち下側の第1小片4aおよび上側の第2小片4bとを備えている。キャリアプレート2に使用される材料は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)またはPET(ポリエチレンテレフタレート)が好ましく、特にPOM(ポリオキシメチレン)のような摺動性のよい材料が好ましい。なお、前記小片4a、4bはキャリアプレートの成形時に同時に成形すると、成形にかかる工程を省くことができる。
前記第1小片4aおよび第2小片4bのうち一方は、表面寄りに、他方は裏面寄りに、互い違いになるようにズレて突出している。この実施形態ではキャリアプレート2の側面の下方に配置された第1小片4aはキャリアプレート2の裏面に突出しており、前記側面の中間付近まで達し、昇降方向に縦長のブロック状である。前記第2小片4bはキャリアプレート2の側面の上方に配置され、表面に突出する段部を形成している略ブロック状である。すなわち、第1小片4aと第2小片4bは、キャリアプレート2に段違いに設けられている。そのため、キャリアプレート2の昇降に伴い、それぞれの移動経路が交わることがない。
次に、図1および図2を用いて検出機構Aを説明する。図1に示すように検出機構Aはキャリアプレート2の通過範囲でガイドレール1の上方から1/3〜1/4程度の位置(図5参照)に固定されるベース5と、そのベース5に枢支される複数のレバーからなるレバー部6と、そのレバー部6をベース5上に枢支するシャフト7と、前記レバー部6の上方を覆うスプリングカバー8とからなる。
図2に示す前記ベース5は、金属板などの板状の部材を折り曲げて形成される。そのベース5は、ガイドレール1と接続するための接続板5aと、その接続板5aの一端から前記キャリアプレート2の第1および第2小片4a、4bの上部を覆うように延びる天板5bと、その天板5bから下方に向かって垂直に延びる垂板5cと、その垂板5cから垂直に前記天板5bと平行に反対向きに延びる底板5dと、その底板5dからさらに下方に向けて陥没するよう形成されたカップ状の収納部5eとからなる。また、前記天板5bから垂壁5c、底板5dおよび収納部5eにかけて、開口部5fが形成されている。
前記レバー部6は、前記収納部5eの内底面に固定されるシャフト7の周囲に回動自在に設けられている。そのレバー部6は、収納部5eの内底面を矢印R1および矢印L1方向に回動する第1検出レバー9と、その第1検出レバー9の上側でスリーブ10を介在して設けられ、矢印L3およびR3方向に回動する保持レバー11と、その保持レバー11の上側で、前記第1検出レバー9とで保持レバー11を挟み込み、矢印L2方向とR2方向に回動する第2検出レバー12とを有している。前記第1および第2検出レバー9、12は保持レバー11の表と裏の両側の面をそれぞれ摺動面として回動する。前記第2検出レバー12の上部には、コイル状の部分をシャフト7(図2参照)の周囲に装着して、第1検出レバー9と第2検出レバー12を互いに引き離すように付勢するリターンスプリング13が配置されている。さらに、コイル状のスプリング本体14aが第1および第2検出レバー9、12の外周に摺動自在に設けられ、矢印L4および方向とR4方向に回動するブレーキスプリング14が配置されている。
ここから図3を用いて詳述する。前記第1検出レバー9は、シャフト7の周囲と嵌合する孔を備えた円形の基部9aと、その基部9aから半径方向外向きに、第1小片4aの移動経路上まで突出する腕部9bとを有する。さらに前記基部9aから、腕部9bに対してほぼ90度の位置から外向きに、扇状に拡がる扇状部9cが突出している。その扇状部9cの上面には、リターンスプリング13を係止する係止穴9dが形成されている。さらに、前記扇状部9cの上面には、扇状部9cを一回り小さくして階段状に盛り上げて形成された段部9eがある。その扇状の段部9eは、腕部9bに近い側で、係止穴9dの上面を避けるように切り欠かれている。また、前記段部9eの腕部9bから遠い側、すなわち第1検出レバー9が矢印L1方向に回動するときに先頭側になる端部は、後ほど詳述するブレーキスプリング14を押動する押え9fである。
次に、第2検出レバー12について説明する。この第2検出レバー12は、第1検出レバー9とほぼ同様であるので共通する部分はその説明を省略する。第2検出レバー12はシャフト7に嵌合する孔を備えた円柱状の基部12aと、その基部12aから半径方向外向きに延びて前記第2小片4bの移動経路上まで達する腕部12bと、前記基部12aから腕部12bから−90度の向きで外側に広がるように配置される扇状部12cを有している。その扇状部12cの上面には、扇状の段部12eがある。その段部12eの上面には、前記リターンスプリング13の他方の端部を係止する係止穴12dが形成されている。さらに、前記扇状の段部12eの腕部12bから遠い側、すなわち第2検出レバー12が矢印R2方向に回動するときに先頭端になる端部は、後述するブレーキスプリング14の端部を押動する押え12fである。
前記リターンスプリング13はバネ鋼線などの金属素線を巻いて形成されたコイル状のスプリング本体13aと、その素線の両端をそれぞれ下方に折り曲げて形成した足13b、13bとからなる。そのリターンスプリング13は、スプリング本体13aを前記第2検出レバーの円柱状の基部12aの周囲に装着し、次いで、足13b、13bをそれぞれ第1検出レバー9および第2検出レバー12の係止穴9d、12dに係止する。
前記保持レバー11はシャフト7と嵌合する円環状の基部11aと、その基部11aからそれぞれ半径方向外向きに延びる板状で幅広の腕部11bと、その幅広の腕部11bと基部11aに対して反対側に配置される断面が扇状で上方に向かって延びる垂壁11cと、その垂壁11cの近辺で、基部11aから外側に向かって大きくせり出している伝達アーム11dとからなる。伝達アーム11dの先端側には、保持レバー11の回動状態を中間ストッパに伝達するようにコントロールケーブルなどが取り付けられる。前記幅広の腕部11bは、その先端部の両端に、第1検出レバー9が矢印L1方向に回動するときにその腕部9bと係合する下方に延びた当接片11eと、第2レバー12の矢印R2方向の回動によりその腕部12bと係合する上方に延びた当接片11fとを有している。さらに前記当接片11e、11fには、ゴムまたは合成樹脂製のクッション部材がそれぞれ被覆され、または嵌め込まれており、第1検出レバー9および第2検出レバー12との接触の衝撃を和らげるようにしている。
前記伝達アーム11dの先端には、その伝達アーム11dの傾きを外部に伝達するためのインナーケーブルを係止するケーブル係止部11gが形成されている。そのケーブル係止部11gは保持レバー11の矢印R3方向の回動によりインナーケーブルを引き操作し、外部のスイッチ類をONあるいはOFFさせて伝達アーム11dの傾きを外部へ出力する。
ブレーキスプリング14は、バネ鋼線などの金属素線をコイル状に巻いて形成されるスプリング本体14aと、その両端をコイルの中心部に向けて折り曲げたスプリング端部14b、14bとからなる。この実施形態ではスプリング本体14aは右ネジの向きに巻かれており、上下のスプリング端部14b、14b同士は略90°の角度で開いている。上側のスプリング端部14bおよび下側のスプリング端部14bは、それぞれ第1検出レバー9の押さえ9eおよび第2検出レバー12の押え12fと係合する。
ブレーキスプリング14は、スプリング本体14aの内周面が第1および第2検出レバーの段部9e、12eおよび保持レバーの垂壁11cの外周面に沿うように配置する。それにより、スプリング本体14aは、それら段部9e、12eおよび垂壁11cに沿って摺動し、矢印L4方向およびR4方向に回動することができる。また、このとき、図1に示すように、保持レバー11の垂壁11cは2本のスプリング端部14b、14bの間、すなわち、第1検出レバー9の押え9fと第2検出レバー12の押え部12fとの間に挿入される。これにより、上方のスプリング端部14bは第1検出レバーの押え9fと保持レバーの垂壁11cの側端面との間に配置される。一方、下側のスプリング端部14bは第2検出レバーの押え12fと保持レバーの垂壁11cの側端面との間に配置される。
また、前記リターンスプリング13は、取り付け時に第1検出レバー9と第2検出レバー12の腕部9a、12a同士を離す方向の付勢力を与えるようにしてもよい。その場合はブレーキスプリング14のスプリング端部14b、14bが第1検出レバー9および第2検出レバー12が大きく開きすぎないように、ストッパとして作用する。なお、図1では第1検出レバー9の腕部9aと第2検出レバー12の腕部12は少し開いた角度で配置されている。
前記ブレーキスプリング14は、保持レバー11の回動により垂壁11cの側端が2つのスプリング端部14b、14cのどちらかに当接する。その当接の方向は、垂壁11cが前記スプリング端部14b、14cと当接するとスプリング本体14aはその直径を拡げる向きである。一方、前記第1および第2検出レバーの押え9f、12fは、スプリング端部14b、14bを挟んで垂壁11cと反対から当接し、スプリング本体14aの直径を小さくする向き、すなわちスプリングを巻き方向に縮めるように当接する。
図2に示すように、前記スプリングカバー8はベース5に取り付けるためのプレート部8aと、その中央から突出するカップ部8bとを有する。そのカップ部8bはスプリング本体14aの外周を覆うように配置され、その内径寸法はブレーキスプリングのスプリング本体14aの外径より少し小さいか、ほぼ等しいものが用いられる。そのため、スプリング本体14aの直径が大きくなるとスプリングカバー8の内面に接触し、ブレーキスプリング14は回動ができなくなる。一方、スプリング本体14aの直径が小さくなると、スプリングカバー8に邪魔されないで、回動することができる。
このように形成された検出機構Aが作動する様子を図6および図7を用いて説明する。なお、図6および図7では、それぞれのレバーの配置を明確にするために、第1検出レバー9と第1小片4aにハッチングを施している。またリターンスプリング13は図示していない。
まず図6を用いて前記キャリアプレート2が下降していく様子を示す。図6の状態S1では、第1および第2検出レバー9、12はリターンスプリング13により互いに引き離すように付勢されており、第1検出レバーの腕9bが当接片11eに当接している。このとき、キャリアプレート2の昇降を検出するセンサは窓ガラスが閉であることを検出している(状態S1)。
次いで、キャリアプレート2が下降すると、第1小片4aが第1検出レバー9と当接し、第1検出レバー9を矢印R1方向に回動させる。第1検出レバー9の押え9fはスプリング端部14bから離れるように回動する。さらに、保持レバー11は、第1検出レバー9の矢印R1方向の回動に当接する当接片を有していないので、保持レバー11は回動せず、状態S1のままである。
一方、第2検出レバー12は第1小片4aの移動経路上からズレているので第1小片4aと当接しない。第2検出レバー12はリターンスプリング13により第1検出レバー9と連結されているため矢印R1方向に少し回動する(状態S2)。この状態S2は第1検出レバー9が矢印R方向に回動するも保持レバー11を回動させない「空振り」の状態である。
さらにキャリアプレート2が下降すると、第1小片4aが第1検出レバー9を矢印R1方向に回動させて、そのまま下方に通り抜ける。一方、第2検出レバー12は第1小片4aと移動の経路が異なるため、そのまま素通りする。しかし、第2小片4bには下方から接近している。このままキャリアプレート2が下降して第2検出レバー12と小片第4bが当接すると、保持レバー11が矢印R3方向に回動して、センサが窓ガラスの閉を感知するが、ここでは、第1検出レバー9が「空振り」して、第1小片4aの上方に配置されたことに特徴がある。すなわち、2本の検出レバー9、12が2つの小片4a、4bの間に配置されているので、キャリアプレート2が上昇あるいは下降しようとも、どちらの動きも検知することができる。このようなどちらの動きも検知できる状態を経た後に、2つの小片のどちらかにより、それに対応する検出レバーが回動するので、例えば、窓ガラスが開きかけて途中から閉じる場合などに誤作動を生じにくい(状態3)。
その後、さらにキャリアプレート2が下降すると、第2検出レバー12は第2小片4bと当接して矢印R2方向に回動し、第1検出レバー9は第2検出レバー12の矢印R2方向の回動に伴ってリターンスプリング13を介して矢印R1方向に少し回動する(状態S4)。
次いで、第2小片4aにより第2検出レバー12が矢印R2方向に回動すると、第2検出レバーの腕部12bは保持レバーの当接片11fと当接して、保持レバー11を矢印R3方向に回動させる。保持レバー11が矢印R3方向に回動することにより、伝達アーム11dの傾き角度が大きく変化する。そして、その傾きの変化をセンサなどが検知することにより、キャリアプレート2が下降したことが検出される。このとき、第2検出レバーの押え12fはスプリング本体のスプリング端部14bを押動する。前記スプリング本体14aは、第1検出レバーの段部9eおよび第2検出レバーの段部12eの外周(図3参照)に沿って矢印R4方向に回動し、スプリング端部14bを垂壁11cの矢印R4側の側端近傍に配置する。
前記第1および第2小片4a、4bが、第1および第2検出レバー9、12の下方に到達すると、第2検出レバー12の腕12bは当接片11eと当接し、第1検出レバー9は、リターンスプリング13により付勢され中立している。また、ブレーキスプリング14は状態S5のままである(状態S6)。
前記状態S6では、保持レバー11を矢印L3方向に回動することができない。すなわち、保持レバー11を矢印L3方向に回動しようとすると、保持レバーの垂壁11cの矢印L3方向の側端がスプリング端部14bに当接する。そのスプリング端部14bは、保持レバーの垂壁11cにより押動されようとするときに、スプリング本体14aを拡げる向きに配置されている。スプリング本体14aの拡径はスプリングカバー8により規制されているので、スプリング本体14aは回動できない。そのため、保持レバー11もスプリング端部14bに邪魔されて回動することができない。
このように、一旦、保持レバー11の矢印R3方向の回動によりキャリアプレート2の下降が検出されると、保持レバー11の矢印L3方向の回動が規制され、矢印R3方向の回動の状態が保持される。そのため、回動方向を維持するためにオーバーセンターバネなどの付勢力を利用する必要がないので、回動時の負荷を小さくすることができ、かつ、確実に保持状態を維持することができる。
次に、図7を用いてキャリアプレート2が上昇するときの検出機構Aの作動する様子を説明する。このときの検出機構Aの作動の様子は、図6を用いて説明した下降時の場合と反対の動作であるので共通する部分が多い。そのため、重複する箇所には同じ符号を付して、その説明を省略する。第1および第2小片4a、4bが第1および第2検出レバー9、12の下方に配置されている。このとき、キャリアプレート2の昇降を検出するセンサは窓ガラスが開であることを検出している(状態S6)。なお、図7の状態S6は、図6で説明した状態S6と同様である。
次いで、第2検出レバー12が下方から第2小片に当接する。その当接により、前記第2検出レバー12は矢印L2方向に回動する。第2検出レバーの押え12fはブレーキスプリングのスプリング端部14bから離れるように回動する。さらに、保持レバー11は、第2検出レバー12の矢印L2方向の回動に当接する当接片を有していないので、回動せず状態S6のままである。一方、第1検出レバー9は第2小片4bの移動経路上からズレているので第2小片4bと当接しない。第1検出レバー9はリターンスプリング13により第2検出レバー12と連結されて中立位置を保っている(状態S7)。この状態S7は第1および第2検出レバー9、12が矢印L方向に回動するも保持レバー11を回動させない「空振り」の状態である。
前記第2小片4bがさらに上昇すると、第2検出レバー12を矢印L2方向に回動させて、そのまま上方に通り抜ける。第1検出レバー9は移動経路が異なるため、そのまま素通りする。このように、2本の検出レバー9、12が2個の小片4a、4bの間に配置されていると、キャリアプレート2が上昇あるいは下降する際に必ず小片が2本の検出レバー9、12のどちらかと当接する。それら検出レバー9、12が回動すると、保持レバー11も回動する。このように、保持レバー11は、どちらの方向にも回動できる状態(状態S8)を経た後に回動するので、窓ガラスを閉めかけて途中から開く場合に誤作動を生じにくい。なお、この状態S8は前述した状態S3と同様である。
次いで、キャリアプレート2がさらに上昇すると、第1検出レバー9は第1小片4aと当接して矢印L1方向に回動する(状態S9)。
次いで、第1検出レバー9が矢印L1方向に回動し、第1検出レバーの腕部9bが保持レバーの当接片11eと当接する。そして、保持レバー11を矢印L3方向に回動させる。保持レバー11が矢印L3方向に回動することにより、伝達アーム11dの傾き角度が大きく変化する。その傾きの変化をセンサなどが検出することにより、キャリアプレート2が上昇したことが検知される。このとき、第1検出レバーの押え9fはスプリング端部14bを押動する。前記スプリング本体14aは、第1検出レバーの段部9eおよび第2検出レバーの段部12eの外周(図3参照)に沿って矢印L4方向に回動し、スプリング端部14bを垂壁11cの矢印L4側の側端近傍に配置する(状態S1)。
前記状態S1では、保持レバー11を矢印R3方向に回動することができない。すなわち、保持レバー11を矢印R3方向に回動しようとすると、保持レバーの垂壁11cの矢印R3方向の側端がスプリング端部14bに当接する。そのスプリング端部14bは保持レバーの垂壁11cにより押動されようとすると、スプリング本体14aを拡げる向きに配置されている。スプリング本体14aの拡径はスプリングカバー8により規制されているので、スプリング本体14aは回動できない。そのため、保持レバー11はスプリング端部14bに邪魔されて回動することができない。
このように検出機構Aは、保持レバー11を作動させる前に、図6および図7に示した状態S3およびS8を経由する。その状態S3およびS8では、第1および第2検出レバー9、12が2本とも第1小片4aと第2小片4bの間に配置されている。そのため、保持レバー11が一方に回動してセンサの接点をONにする前に、既に他方に回動してセンサの接点のOFFにするための配置の準備が整えられている。すなわち、窓ガラスを閉めかけて途中から開くような中途半端な動作による保持レバー11の誤作動が生じても、すぐにその誤作動を窓ガラスの昇降状態に応じた正しい作動に戻すことができる。
また、本実施例では、第1小片4aと第2小片4bの間に第1および第2検出レバー9、12が配置される状態を経た後、保持レバー11が回動する。しかし、これとは反対に、第1および第2小片4a、4bをキャリアプレート2のほぼ同じ位置で、表面と裏面から互い違いに突出させ、かつ、第1および第2検出レバー9、12の腕を大きく伸ばして、そのそれらレバーの腕部9bと12bの間に第1および第2小片4a、4bが配置される状態を経由してから、保持レバー11を回動させてもよい。
図8を用いて、検出機構Aの他の実施形態について説明する。図8に示す検出機構Bは、前記検出機構Aと共通するので、共通する部分については、同じ符号を付してその説明を省略する。図8aに示す検出機構Bは、キャリアプレート2の昇降方向に長い小片4と、その小片4の昇降範囲に配置されてキャリアプレート2の昇降を検知する静止側の部材とからなる。
その静止側の部材は、ガイドレール1に係止されたベース5と、そのベース5に回動自在に枢支されたレバー17と、そのレバー17を前記小片4の移動経路上に付勢するスプリング15と、前記レバー17の回動により接点をオンまたはオフして窓ガラスの開閉を検知するリミットスイッチ16とからなる。前記レバー17は、ベース5に枢軸され、一方の端部を開口部5fから延ばして小片4の移動経路上まで到達する腕17aと、その腕17aと反対側に延びて前記スプリング15によって引張られる足17bと、レバー17の枢軸されている付近から外側に延びて前記リミットスイッチ16を押し操作するリミットスイッチ押さえ17cとからなる。
このように形成される検出機構Bはキャリアプレート2が下降しているときには、足17bがスプリング15に引っ張られることにより、腕17aが小片4の移動経路を斜めに横切っている。つまり、キャリアプレート2が所定に位置より下方にあるときには、腕17aが常に小片4の移動経路上に位置するため、腕17aと小片4の当接が確実である。また、このときリミットスイッチ押さえ17cはリミットスイッチ16の接点から離れているのでオフの状態である。
次いで、図8bに示すように、キャリアプレート2が上昇すると、小片4が前記斜めに配置されている腕17aの根元部に近い位置に当接し、キャリアプレート2の上昇に伴って次第に先端側と当接していく。それによりレバー17は、スプリング15の付勢力に抗して矢印L5方向に回動する。そうすると、リミットスイッチ押さえ17cがリミットスイッチ16の接点をオンにして窓ガラスの昇降を検知することができる。
また、このとき昇降方向に縦長の小片4を用いているので、キャリアプレート2が所定の位置から上に上がると腕17aは常に小片4に当接し続ける。すなわち、本実施例によれば、一旦、リミットスイッチがONとなれば、キャリアプレートの昇降中は常にリミットスイッチはONとなる。そのため、誤作動を起こしようにも、腕17aの回動が規制され続けているため、リミットスイッチがOFFになるように回動できない。
本発明の検出機構の一実施形態を示す一部切り欠き正面図である。 その検出機構の分解斜視図である。 その検出機構のレバー部を示す分解斜視図である。 その検出機構におけるキャリアプレートの一実施形態を示す斜視図である。 本発明の検出機構を用いたウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図である。 図1の検出機構における窓ガラス下降時の作動状態を示す概略工程図である。 図1の検出機構における窓ガラス上昇時の作動状態を示す概略工程図である。 図8aおよび図8bはそれぞれ本発明の検出機構の他の実施形態におけるキャリアプレート下降時および上昇時の状態を示す正面図である。 従来の検出機構の一例を示す正面図である。
符号の説明
1 ガイドレール
2 キャリアプレート
3 プーリ
4a 第1小片
4b 第2小片
5 ベース
5a 接続板
5b 天板
5c 垂壁
5d 底板
5e 収納部
5f 開口部
6 レバー部
7 シャフト
8 スプリングカバー
9 第1検出レバー
9a 基部
9b 腕部
9c 扇状部
9d 係止穴
9e 段部
9f 押え
10 スリーブ
11 保持レバー
11a 基部
11b 腕部
11c 垂壁
11d 伝達アーム
11e 当接片
11f 当接片
11g 取付部
12 第2検出レバー
12a 基部
12b 腕部
12c 扇状部
12d 係止穴
12e 段部
12f 押え
13 リターンスプリング
13a 足
13b 足
14 ブレーキスプリング
14a スプリング本体
14b スプリング端部
15 スプリング
16 リミットスイッチ
17 レバー
17a 腕
17b 足
17c リミットスイッチ押さえ
D 導管
M 駆動モータ
W ウインドレギュレータ
P インナーケーブルケーブル
P1 上昇用インナーケーブル
P2 下降用インナーケーブル
A 検出機構
B 検出機構
L1 第1レバーのL方向の回動
R1 第1レバーのR方向の回動
L2 第2レバーのL方向の回動
R2 第2レバーのR方向の回動
L3 保持レバーのL方向の回動
R3 保持レバーのR方向の回動
L4 ブレーキスプリングのL方向の回動
R4 ブレーキスプリングのR方向の回動
L5 レバーのL方向の回動
R5 レバーのR方向の回動

Claims (7)

  1. 窓ガラスの開閉に応じて往復運動するキャリアプレートに設けられた小片と、
    その小片に押動されて中立位置を境に一方および他方に回動し、回動後は中立位置に戻る検出レバーと、
    その検出レバーの前記一方および他方の回動により、一方と他方に回動して窓ガラスの開閉を外部に伝達する保持レバーと、
    前記検出レバーの回動によって前記保持レバーを回動させるときは保持レバーの回動を許し、検出レバーの回動によらないで保持レバーが回動しようとするときは保持レバーの回動を拘束するブレーキ手段とを備えている窓ガラスの検出機構。
  2. 前記ブレーキ手段が、コイル状のスプリング本体およびそのスプリング本体の末端からそれぞれ延びるスプリング端部を有し、前記検出レバーによりスプリング端部が押動されてスプリング本体の中心周りに回動するブレーキスプリングと、
    そのブレーキスプリングのスプリング本体の直径が拡がるのを規制するスプリングカバーとからなり、
    前記検出レバーが回動するとき、スプリング本体の直径を縮めるようにスプリング端部が押動され、かつ、保持レバーが検出レバーによらないで回動しようとするとき、スプリング本体の直径を拡げるようにスプリング端部が押動される請求項1記載の窓ガラスの検出機構。
  3. 前記小片がキャリアプレートの開寄りに配置される第1小片と、閉寄りに配置される第2小片とからなり、
    前記検出レバーが第1小片と当接して回動する第1検出レバーと、第2小片と当接して回動する第2検出レバーとを備え、
    前記第1検出レバーおよび第2検出レバーが第1小片と第2小片の間に配置される中立状態を経た後に窓ガラスが開くときは第2小片が第2検出レバーを押動して保持レバーを一方に回動させ、かつ、窓ガラスが閉じるときは第1小片が第1検出レバーを押動して保持レバーを他方に回動させる請求項1記載の窓ガラスの検出機構。
  4. 前記第1検出レバー、第2検出レバーおよび保持レバーが同軸まわりに回動自在に支持されている請求項3記載の窓ガラスの検出機構。
  5. 請求項1、2、3または4記載の窓ガラスの検出機構と、その検出機構の保持レバーにより窓ガラスの開閉が伝達され、窓ガラスが閉のときにスライドドアが開くのを許すと共に、窓ガラスが開のときはスライドドアが開くのを途中で阻止する中間ストッパを備えたスライドドアの中間ストッパ装置。
  6. ガイドレールに沿って窓の開位置と閉位置との間で往復移動するキャリアプレートの状態を検出する窓ガラスの検出機構であって、
    閉位置に対応する一端から他端側にいくらか離れた位置で、ガイドレールの側方に回動自在に設けられると共に、回動中心から略上向きに延び、キャリアプレートが上昇するときに上昇端に至るまでキャリアプレートの一部に押され、ガイドレールから離れる方向に回動するアームを備えている検出レバーと、
    その検出レバーをガイドレールに近づく方向に付勢する付勢手段とを備えている窓ガラスの検出機構。
  7. 請求項6記載の窓ガラスの検出機構と、その検出機構の検出レバーの回動位置に基づいて窓ガラスの開閉状態が伝達され、窓ガラスが閉のときにスライドドアが開くのを許すと共に、窓ガラスが開のときはスライドドアが開くのを途中で阻止する中間ストッパとを備えたスライドドアの中間ストッパ装置。
JP2005342011A 2005-11-28 2005-11-28 窓ガラスの検出機構および中間ストッパ装置 Withdrawn JP2007146475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005342011A JP2007146475A (ja) 2005-11-28 2005-11-28 窓ガラスの検出機構および中間ストッパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005342011A JP2007146475A (ja) 2005-11-28 2005-11-28 窓ガラスの検出機構および中間ストッパ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007146475A true JP2007146475A (ja) 2007-06-14

Family

ID=38208198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005342011A Withdrawn JP2007146475A (ja) 2005-11-28 2005-11-28 窓ガラスの検出機構および中間ストッパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007146475A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057126A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Shiroki Corp 中間ストッパ機構を有するスライドドア
US8353129B2 (en) 2010-07-05 2013-01-15 Magna Closures Inc. Window interlock
JP2017008483A (ja) * 2015-06-16 2017-01-12 株式会社ハイレックスコーポレーション 対象物移動装置
CN114109202A (zh) * 2021-11-22 2022-03-01 石俊 一种具有dop检测的洁净传递窗

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057126A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Shiroki Corp 中間ストッパ機構を有するスライドドア
US8353129B2 (en) 2010-07-05 2013-01-15 Magna Closures Inc. Window interlock
JP2017008483A (ja) * 2015-06-16 2017-01-12 株式会社ハイレックスコーポレーション 対象物移動装置
CN114109202A (zh) * 2021-11-22 2022-03-01 石俊 一种具有dop检测的洁净传递窗

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7959202B2 (en) Vehicle tray having an open-prevention mechanism
US10669751B2 (en) Apparatus for hood latch of vehicle
JP2011094436A (ja) ドアハンドルストローク切替構造
JP2009257007A (ja) 車両用ドアロック装置
JP2014009588A (ja) 車両ドア開閉装置
CN114278170A (zh) 具有集成的门开启器和远程致动器的闩锁
JP2007146475A (ja) 窓ガラスの検出機構および中間ストッパ装置
JP2018028185A (ja) 車両開閉体操作装置
JP2006103656A (ja) 個人idカードシステム用ステアリングコラムロック
KR102006290B1 (ko) 차량용 플러쉬 도어핸들 조립체
JP2018188838A (ja) 車両ドアラッチ装置
WO2007004618A1 (ja) スライドアクチュエータ
JP2004099014A (ja) スライドドアの中間ストッパ装置および窓ガラスの検出機構
JP2001288960A (ja) スライドドア
JP4234493B2 (ja) 窓ガラス開閉検知機構
JP2001288961A (ja) スライドドア
JP2007154656A (ja) 車両用スライドドアの窓部開閉装置
JP2001277855A (ja) スライドドアのストッパ機構
JP3706285B2 (ja) スライドドア
JPS6237192B2 (ja)
JP3785177B2 (ja) ウインドガラスの下降量検出機構
JP4220356B2 (ja) スライドドア
JP2000130059A (ja) シャッター装置
JP2006232455A (ja) エレベータドアの安全装置
JP5132969B2 (ja) 車両における中間ストッパ機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100317