JP2007146382A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉体が支持部材からの押圧力により破損してしまったり、支持部材の耐久性が低下してしまうのを防ぐことができる開閉装置を提供する。
【解決手段】 開閉体10を外周面に止着した巻取体20と、該巻取体20をその下方から回動可能に支持する支持部材24とを備え、開閉体10を巻取体20により巻き取ったり繰り出したりするようにした開閉装置において、前記開閉体10には、貫通状の通過口11b1を備えるとともに、該通過口11b1を開閉するように、該通過口11b1及び該通過口11b1の周囲部分に可撓性シート材からなる扉部16が重ね合わせられ、前記支持部材24は、前記通過口11b1及び前記扉部16を開閉体幅方向へ避けるようにして配設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可撓性シート材からなる扉部を有する開閉体により空間を仕切ったり開放したりする開閉装置、特に所謂スクリーンシャッター装置として好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載されたもののように、開閉体(耐火性シート6)を巻き取ったり繰り出したりする巻取体(巻取部4)を、その軸方向の中央近傍において、下方側から一対のローラ(28,28)により受けるようにした建物用シャッターがある。
この従来技術によれば、巻取体(巻取部4)を下方から受ける構造としているため、巻取体をその両端部のみで支持する構造と比較し、巻取体(巻取部4)の軸方向中央側が下方へ撓んでしまうのを抑制することができ、特に、巻取体(巻取部4)の軸方向寸法が比較的長い場合に効果的である。
しかしながら、上記従来技術において、開閉体(耐火性シート6)に、避難等のための通過口および該通過口を開閉する可撓性シート材の扉部を設けるようにした場合には、巻取体(巻取部4)に開閉体(耐火性シート6)を巻き取った際に、その巻き取られた開閉体(耐火性シート6)が前記扉部の箇所で巻太りしてしまうため、その巻太り箇所が一対のローラ(28,28)に接触することで、開閉体(耐火性シート6)が各ローラ(28)から強い押圧力を受けて損傷したり、各ローラ(28)の耐久性が低下してしまったり等するおそれがある。
特開2000−303762号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体が支持部材からの押圧力により破損してしまったり、支持部材の耐久性が低下してしまうのを防ぐことができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、開閉体を外周面に止着した巻取体と、該巻取体をその下方から回動可能に支持する支持部材とを備え、開閉体を巻取体により巻き取ったり繰り出したりするようにした開閉装置において、前記開閉体には、貫通状の通過口を備えるとともに、該通過口を開閉するように、該通過口及び該通過口の周囲部分に可撓性シート材からなる扉部が重ね合わせられ、前記支持部材は、前記通過口及び前記扉部を開閉体幅方向へ避けるようにして配設されていることを特徴とする。
ここで、本発明に係わる開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)や、開閉体が開放動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ脱出等の目的で開放されるシャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体には、その略全体が可撓性シート材により形成されている態様や、その一部分が可撓性シート材により形成されている態様、その略全体が所謂スラットや、パイプ材、パネル状部材等によって構成されるとともに、上記扉部材のみが可撓性シート材により構成されている態様等を含む。
この開閉体は、軽量化等の観点より、少なくともその一部が可撓性シート材により構成された態様であることが好ましい。
また、上記通過口とは、上記開閉体本体を貫通した開口部であって、上記開閉体が閉鎖状態の際に人や物等の通過物を通過可能な状態であればよい。
この通過口には、上記通過口が予め通過物を通過可能に所定の面積でもって開口している態様や、通過物の通過に伴って開口する部分が通過口となる態様等を含む。
すなわち、後者の態様の具体例としては、上記可撓性シート材に切り込み部(スリット)を形成し、該切り込み部が通過物の通過の際に押し広げられて通過口となるようにした態様や、上記可撓性シート材に略上下方向の切り込み部と、該切り込み部の下端側に連続する略左右方向の切り込み部とを設け、これら両切り込み部に沿う部位が通過物の通過に伴い押し広げられて略三角形状の通過口となるようにした態様等が挙げられる。
また、上記扉部は、上記通過口を開放したり閉鎖したりする可撓性シート材からなる扉状の部材であり、上記開閉体に設けられ、その開閉体の開閉動作と一体的に開閉方向へ動作する部材である。
この扉部は、一つの通過口に対し一つだけ設けられた態様であってもよいし、一つの通過口に対し複数設けられた態様であってもよい。
後者の態様には、一つの通過口に対し扉部が開閉体厚さ方向へ重なり合うように複数配設される態様と、一つの通過口に対し扉部が開閉体幅方向へ複数配設される態様と、これら開閉体厚さ方向と開閉体幅方向との双方へ複数配設される態様とがあるが、何れの態様であっても構わない。
また、上記扉部および上記通過口の開閉体幅方向の配設数は、単数であっても複数であってもよい。
また、上記「該通過口及び該通過口の周囲部分に可撓性シート材からなる扉部が重ね合わせられ」という構成には、上記扉部を上記通過口の周囲部分の一部に対し重ね合わせるようにした態様と、上記扉部を上記通過口の周囲部分の全周にわたって重ね合わせるようにした態様との双方を含む。
また、この構成における重ね合わせ部分には、上記扉部を上記通過口の周囲部分の一部に重ね合わせて止着するようにした箇所や、上記扉部を上記通過口の周囲部分の一部に止着することなく重ね合わせている箇所等を含む。
また、上記扉部の好ましい具体例としては、少なくとも下端部側を自由端部とした吊り下げ状に止着され、押す、引く、捲る等することで上記通過口を開放し、自重により上記通過口を閉鎖する態様とする。より具体的に説明すれば、その上端部が固定されて、左右の側辺部側および下端部側が開放されるようにした態様や、上端部と一方の側辺部とを固定して、他方の側辺部側と下端部側とが開放されるようにした態様等とする。
また、上記扉部の他の具体例としては、その一方の側端部側が上記開閉体本体に止着され、その他の部位が略開き戸状に開閉される態様とすることも可能である。
また、上記巻取体には、略円筒状に構成された態様や、略籠型状に構成された態様等を含む。この巻取体は、前記形態に構成された単一の部材であってもよいし、前記形態に構成された部材を軸方向に複数連結してなる部材であってもよい。
また、「前記支持部材は、前記通過口及び前記扉部を開閉体幅方向へ避けるようにして配設されている」とは、より具体的に説明すれば、上記開閉体が上記巻取体に巻き取られた際に、上記開閉体における上記通過口及び扉部の部分が、上記支持部材に接触することがないように、上記支持部材を開閉体幅方向へずらした構成のことである。
また、上記支持部材は、上記巻取体を回動自在に受け、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体に接触する部分の表面形状及び材質が摩擦係数の小さなものであることが好ましく、この支持部材には、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体を受けて回動するローラ状の態様や、上記巻取体や該巻取体に巻き取られた開閉体を下方側から受けて滑らせるようにした態様等を含む。
また、第二の発明では、上記支持部材を上記巻取体の軸方向へわたって所定間隔置きに複数設けるとともに、各支持部材を上記巻取体の外周面に接触して回動可能な一対のローラにより構成し、これら複数の支持部材の内、上記通過口及び上記扉部に最も近い支持部材について、一対のローラにおけるローラ間隔を、他の支持部材を構成する一対のローラにおけるローラ間隔よりも狭くしたことを特徴とする。
なお、この第二の発明には、独立した発明として作用効果を発する技術思想が含まれている。
すなわち、この独立した発明は、空間を仕切ったり開放したりする開閉体と、該開閉体を巻き取ったり繰り出したりする巻取体と、該巻取体をその下方側から支持する複数の一対のローラとを備えた開閉装置において、前記複数の一対のローラの内、他の一対のローラよりも巻取体から受ける荷重が大きい一対のローラについて、そのローラ間隔を、他の一対のローラよりも狭くしたことを特徴とする。
ここで、「他の一対のローラよりも巻取体から受ける荷重が大きい一対のローラ」は、具体的には、開閉体の扉部に最も近い一対のローラや、巻取体の軸方向中央側に近い一対のローラ等とすることができる。
前記構成によれば、巻取体に巻き取られた開閉体における扉部に対応する箇所で巻太りが生じ、その巻太り箇所に近い一対のローラにかかる荷重が比較的大きくなったり、巻取体の撓みにより巻取体の軸方向中央側に近い一対のローラにかかる荷重が比較的大きくなったり等した場合でも、一対のローラを構成する各ローラにかかる荷重を軽減することができる。
なお、前記一対のローラは、好ましくは二つのローラとするが、三つ以上のローラとすることも可能である。
また、第三の発明では、上記巻取体が複数の巻取体構成部材を軸方向へ連結してなり、上記支持部材は、前記複数の巻取体構成部材の内の各々に対し、複数設けられていることを特徴とする。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするために移動する方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、支持部材が通過口及び扉部を避けた位置に配置されているため、開閉体を巻取体に巻き取った際に、通過口及び扉部に対応する巻太り部分が支持部材によって比較的強く押圧されてしまうのを防ぐことができる。ひいては、開閉体における扉部近傍の部分や、可撓性シート材からなる扉部等が破損してしまったり、巻取体を支持する支持部材の耐久性が低下してしまったり等するのを防ぐことができる。
更に、第二の発明によれば、以下の作用効果を奏する。
巻取体を支持する複数の支持部材について、通過口及び扉部を避けるようにして配置すると、巻取体軸方向における所定距離あたりの支持部材の配設数が、通過口及び扉部に近い部分で少なくなる。そのため、通過口及び扉部に近い支持部材は、他の支持部材と比較し、巻取体から受ける荷重が大きくなる。
そこで、本発明では、複数の支持部材の内、通過口及び扉部に最も近い支持部材について、該支持部材を構成する一対のローラにおけるローラ間隔を、他の支持部材を構成する一対のローラにおけるローラ間隔よりも狭くし、一対のローラを構成する各ローラが巻取体から受ける荷重を軽減している。
したがって、本発明によれば、巻取体を支持する支持部材の耐久性を、一層向上することができる。
更に、第三の発明によれば、開閉体幅方向へ長尺な開閉装置の生産性を向上することができる上、開閉体における扉部近傍の部分や、可撓性シート材からなる扉部等が破損してしまったり、巻取体を支持する支持部材の耐久性が低下してしまうのを防ぐという作用効果を、特に効果的に発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置であって、特に、開閉体の略全域を可撓性シート材によって形成しているスクリーンシャッター装置として好ましい開閉装置ついて説明する。
この開閉装置は、可撓性シート部11を有する開閉体10と、可撓性シート部11の開放方向端部側を外周面に止着した巻取体20と、該開閉体10をその幅方向の両端部で開閉方向へ案内するガイドレール(図示せず)とを具備し、開閉体10を巻取体20により巻き取ったり繰り出したるするように構成してある。
開閉体10は、該開閉体10の略全域を構成している可撓性シート部11と、該可撓性シート部11の開閉体開放方向側の端部に設けられた止着部材12(図2参照)と、該可撓性シート部11の開閉体閉鎖方向側の端部に設けられた座板部材15とを備えている。
可撓性シート部11は、後述する巻取体20を構成する複数の巻取体構成部材21にそれぞれ対応するように、複数のシート部構成部材11a,11bを開閉体幅方向へ連設し、隣り合うシート部構成部材11a,11b間を着脱可能な止着手段13によって接続するとともに、その接続箇所において開閉体幅方向の撓みを形成している。
各シート部構成部材11a(又は11b)は、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等、難燃性又は不燃性等の耐火性を有する可撓性シート材料からなる。
このシート部構成部材11a(又は11b)は、略矩形帯状のシート材を複数連接するように縫い付けて構成してもよいし、一枚のシート材を略矩形状に裁断することで構成してもよい。
各シート部構成部材11a(又は11b)の開閉体開放方向側の端部は、開閉体幅方向へわたって止着部材12が挿入されるように、縦断面略袋状に形成にされている。
また、複数(図示例によれば三つ)のシート部構成部材11a,11b,11aの内の何れかのシート部構成部材には、貫通状の通過口11b1、および該通過口11b1を開閉可能に閉鎖する扉部16が、シート部構成部材11bと一体的に具備されている。
なお、これら通過口11b1および扉部16は、図示例によれば、開閉体幅方向の中央側のシート部構成部材11bに設けるようにしているが、両側のシート部構成部材11a,11aの内の一方に設けるようにしてもよい、可撓性シート部11に対し複数設けるようにしてもよい。
通過口11b1は、人や物等を通過可能な開口部であり、図示例によれば正面視略矩形状に形成されている。
この通過口11b1は、正面視三角形状や、円形状、切り込み(スリット)、その他の形状とすることも可能である。
扉部16は、上記シート部構成部材11a,11bと同様の難燃性の可撓性シート材からなり、図示例によれば正面視略矩形状に形成される。
この扉部16は、その周縁をシート部構成部材11bにおける前記通過口11b1の周囲部分に重ね合わせるようにして、その上辺部がシート部構成部材11bに止着されることで、自重により垂れ下がって、通過口11b1を閉鎖しいる。
したがって、この扉部16を開放する際には、該扉部16の下端側を捲り上げたり、該扉部16の側部を捲ったり等すればよい。
なお、この扉部16は、シート部構成部材11bの一方の面に配設された態様としてもよいし、シート部構成部材11bの両方の面に配設された態様としてもよいが、開閉体10による閉鎖性を良好にするためには、後者の態様とするのが好ましい。
そして、隣り合うシート部構成部材11a,11bは、その幅方向の端部側同士が重ね合わせられ、その重なり合い部分11a1を、開閉体幅方向の張力を逃がすように開閉体幅方向に撓みを有する状態で、止着手段13によって止着している。
前記重なり合い部分11a1は、隣り合う巻取体構成部材21,21の間の空間部分に入り込むように、適度に撓ませてある。
この構成によれば、風圧や振動等に起因して、可撓性シート部11に開閉体幅方向の張力が作用したとしても、その張力を、前記重なり合い部分11a1の撓みによって緩和することができ、ひいては可撓性シート部11の損傷等を防ぐことができる。
また、止着手段13は、例えば、凹状部材と凸状部材とを嵌め合わせるようにした所謂スナップや、ボタン体をボタン孔に通して係止するようにした所謂ボタン等の構成とすることができる。
止着手段13を前記スナップとした場合には、隣り合うシート部構成部材11a,11aを接続する際の作業性が良好であり、また、開閉体10を閉鎖した際の閉鎖遮蔽性を有効に確保することができる。しかも、接続された状態の前記凹状部材と前記凸状部材とを比較的容易に外すことができるため、例えば、非常時等に、開閉体10が閉鎖状態であっても、凹状部材と凸状部材とを外して避難用等の開口部を容易に形成することができ、また、突風等により可撓性シート部に強大な張力が発生した際等には、その際の張力により凹状部材と凸状部材とが外れるため、可撓性シート部11の損傷を防ぐことができる。
また、止着手段13を前記ボタンとした場合には、前記ボタン体の開閉体幅方向へ移動をボタン孔の変形によってある程度許容できるため、可撓性シート部11に作用する開閉体幅方向の張力を緩和することができる。
なお、止着手段13の他例としては、面ファスナーやスライドファスナー、ボルトとナット、磁石、ステープル、その他の係脱部材とすることも可能である。
また、上記各シート部構成部材11aの開閉体開放方向側の縦断面略袋状の部分には、止着部材12が挿入されている。
この止着部材12は、巻取体20の巻取体構成部材21と略同一長さの棒状の部材であり、図示した好ましい一例によれば、縦断面矩形棒状の部材としている。
この止着部材12の材質は、剛性材料であればよく、特に、耐火性を向上する観点より、鋼材やステンレス材等の金属材料とするのが好ましいが、硬質剛性樹脂材料や、木材、石材等とすることも可能である。
また、巻取体20は、開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに配設された複数の巻取体構成部材21を、それぞれ内部側から中子23(図2参照)および軸部材22により支持するとともに連結することで構成されている。
巻取体構成部材21は、比較的軽量な金属材料からなる略円筒状の部材であり、その外周面には、止着部材12を嵌め合わせるための凹部21aが、該巻取体構成部材21の軸方向へわたって形成されている。
この巻取体構成部材21の材質は、巻取体20全体の軽量化のために、例えばアルミニウム合金等の軽量金属材料とするのが好ましい。
また、中子23は、各巻取体構成部材21の軸方向の両端側に配置され、各巻取体構成部材21の内周面に嵌合されている。
この中子23は、上記巻取体20の巻取体構成部材21よりも耐火性の高い材料、より具体的には、巻取体構成部材21よりも融点の高い金属材料によって形成されている。
例えば、巻取体構成部材21をアルミニウム合金から形成した場合、中子23の材質は、アルミニウム合金よりも融点の高い金属材料、例えば鋼材やステンレス材等とされる。
また、各軸部材22は、隣り合う巻取体構成部材21,21間にわたって配設され、これら巻取体構成部材21,21間で隣り合う中子23,23に貫挿され固定されている。
この軸部材22の材質も、強度や耐火性等の観点より、鋼材やステンレス材等とするのが好ましい。
そして、上記のように内側から中子23により支持された巻取体構成部材21には、その外周面の凹部21aにシート部構成部材11aの上端側および止着部材12が嵌め合わせられ、これらシート部構成部材11aおよび止着部材12に止着具14(例えば、鋼材やステンレス材等からなる耐火性を有するネジやボルト等)が挿通され、該止着具14の先端が中子23に螺合される。
この構成によれば、仮に火災時等の過剰な温度上昇により巻取体構成部材21が溶融したとしても、シート部構成部材11aおよび止着部材12が、止着具14によって、巻取体構成部材21よりも融点の高い中子23に止着されているため、これら巻取体構成部材21および中子23の落下を防ぐことができる。
そして、上記構成の巻取体20は、その下方側に開閉体幅方向へわたって複数配置された支持部材24,24’によって、回動自在に受けられており、軸方向端部側に設けられた駆動源25(例えば電動モータやエアーモータ、手動回転機構等)によって正逆方向へ回転する。
各支持部材24は、略水平に配置された一対のローラ24a,24bを、ブラケット24cによって回動自在に支持してなる。
この支持部材24は、開閉体幅方向の両側の巻取体構成部材21,21について、その各々に対し、巻取体軸方向へわたって所定間隔置きに複数(図示例によれば三つ)設けられ、ブラケット24c下方側の固定部位に固定されている。
前記一対のローラ24a,24bは、その一方のローラ24aの中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線と、その他方のローラ24bの中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線との角度θ1が、適宜に設定されている。
同様にして、各支持部材24’は、略水平に配置された一対のローラ24a’,24b’を、ブラケット24c’によって回動自在に支持してなる。
この支持部材24’は、開閉体幅方向の中央側の巻取体構成部材21に対し、巻取体軸方向へわたって所定間隔置きに複数(図示例によれば二つ)設けられ、ブラケット24c下方側の固定部位に固定されている。
この支持部材24’の配置について詳細に説明すれば、この支持部材24’は、巻取体20に開閉体10の可撓性シート部11が巻き取られた際に、通過口11b1及び扉部16を開閉体幅方向へ避けるように、これら通過口11b1及び扉部16の両側に配置されている。
そして、前記一対のローラ24a’,24b’のローラ間隔は、他の支持部材24を構成する一対のローラ24a,24bにおけるローラ間隔よりも狭く設定されている。
換言すれば、前記一対のローラ24a’,24b’は、その一方のローラ24a’の中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線と、その他方のローラ24b’の中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線との角度θ2が、上記支持部材24における角度θ1よりも小さくなるように配置されている。
例えば、前記角度θ1は角度60度とされ、前記角度θ2は角度60度よりも小さい値に設定される。
上述したローラ24a,24b,24a’,24b’の配置によれば、一対のローラ24a’,24b’が巻取体構成部材21から受ける荷重を、一対の一対のローラ24a,24bが巻取体構成部材21から受ける荷重よりも小さくすることができる。
この作用について詳細に説明すれば、図4(a)(b)に示すように、ローラ間隔が比較的広い一対のローラ24a,24bと、ローラ間隔が比較的狭い一対のローラ24a’,24b’とでは、巻取体構成部材21から受ける荷重が異なってくる。
すなわち、図4(a)(b)において、巻取体構成部材21の重量は双方とも略同じであり、同じ長さの下方向きのベクトルVで表すことができる。
そして、図4(a)においては、一対のローラ24a,24bが、巻取体構成部材21から受ける荷重は、ベクトルVの分力であり、それぞれベクトルv1,v1として表すことができる。
同様に、図4(b)においては、図4(a)においては、一対のローラ24a’,24b’が、巻取体構成部材21から受ける荷重は、ベクトルVの分力であり、それぞれベクトルv2,v2として表すことができる。
前記ベクトルv1とベクトルv2とを比較すると、ベクトルv1,v1間の角度θ1よりも、ベクトルv2,v2間の角度θ2の方が小さいため、ベクトルv2の方がベクトルv1よりも短くなる。
したがって、ローラ間隔が狭い一対のローラ24a’,24b’の方が、ローラ間隔の広い一対のローラ24a,24bよりも、各ローラが受ける荷重が小さくなる。
本願発明者は、一対のローラ24a,24b間の角度θ1を角度60度とした場合を基準にして、その角度を約50度とした場合には、各ローラ24aが受ける荷重を約4.4%軽減でき、更に、その角度を約40度とした場合には、各ローラ24aが受ける荷重を約7.8%軽減できることを実験的に確認している。
なお、図4によれば、上記作用を明瞭に示すために、ローラ24a,24bのローラ間隔を実際よりも広く図示し、ローラ24a’,24b’のローラ間隔を実際よりも狭く図示している。
而して、上記開閉装置によれば、支持部材が通過口11b1及び扉部16を避けた位置に配置されているため、可撓性シート部11を巻取体20に巻き取った際に、可撓性シート部11が通過口11b1及び扉部16に対応する位置で巻太りし、その巻太り部分が支持部材24によって比較的強く押圧されてしまうのを防ぐことができる。
また、上記構成によれば、通過口11b1及び扉部16に対応する巻取体構成部材21(図1における中央側の巻取体構成部材21)を受ける支持部材24’の数が、他の巻取体構成部材21を受ける支持部材24の数よりも少なくなるが、上述したように一対のローラ24a’,24b’のローラ間隔を適宜に設定することで、各支持部材24a’が巻取体構成部材21から受ける荷重を軽減している。
したがって、開閉体幅方向へ配置された複数の支持部材24,24’が巻取体20から受ける荷重を均等化することができ、支持部材24’の箇所で、部分的にシート部構成部材11bが破損したり支持部材24’の耐久性が低下したり等するのを防ぐことができる。
なお、支持部材24,24’の各々は、上記一対のローラ24a,24b(又は24a’,24b’)に置換して、各巻取体構成部材21をその下方側から受けて滑らすようにした構造とすることも可能である。
本発明に係わる開閉装置の一例を模式的に示す正面図である。 同開閉装置の縦断面図である。 (a)は図1における(a)−(a)断面図であり、(b)は図1における(b)−(b)断面図である。 一対のローラが支持部材から受ける荷重を示すようにした模式図であり、(a)はローラ間隔が比較的広い場合を示し、(b)はローラ間隔が前記(a)よりも狭い場合を示す。
符号の説明
10:開閉体
11:可撓性シート部
11a,11b:シート部構成部材
20:巻取体
21:巻取体構成部材
24,24’:支持部材
24a,24b,24a’,24b’:一対のローラ
11b1:通過口
16:扉部

Claims (3)

  1. 開閉体を外周面に止着した巻取体と、該巻取体をその下方から回動可能に支持する支持部材とを備え、開閉体を巻取体により巻き取ったり繰り出したりするようにした開閉装置において、
    前記開閉体には、貫通状の通過口を備えるとともに、該通過口を開閉するように、該通過口及び該通過口の周囲部分に可撓性シート材からなる扉部が重ね合わせられ、
    前記支持部材は、前記通過口及び前記扉部を開閉体幅方向へ避けるようにして配設されていることを特徴とする開閉装置。
  2. 上記支持部材を上記巻取体の軸方向へわたって所定間隔置きに複数設けるとともに、各支持部材を上記巻取体の外周面に接触して回動可能な一対のローラにより構成し、
    これら複数の支持部材の内、上記通過口及び上記扉部に最も近い支持部材について、一対のローラにおけるローラ間隔を、他の支持部材を構成する一対のローラにおけるローラ間隔よりも狭くしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 上記巻取体が複数の巻取体構成部材を軸方向へ連結してなり、
    上記支持部材は、前記複数の巻取体構成部材の内の各々に対し、複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
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