JP4897294B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、巻取体をその下方側の複数のローラによって回動可能に受け、回動する該巻取体により開閉体を巻き取ったり繰出したりするようにした開閉装置に関し、特にシャッター装置やロールスクリーン装置等として好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に記載されたもののように、開閉体(耐火性シート6)を巻き取ったり繰出したりする巻取体(巻取部4)を、その下方側から一対のローラ(28,28)により受けるようにした建物用シャッターがある。
この従来技術によれば、巻取体(巻取部4)を下方から受ける構造としているため、巻取体をその両端部で支持する構造と比較し、巻取体(巻取部4)の軸方向中央側が下方へ撓んでしまうのを抑制することができ、特に、巻取体(巻取部4)の軸方向寸法が比較的長い場合に効果的である。
しかしながら、上記従来技術では、開閉体における巻取体から繰出される部分が垂れ下がる構造であるため、この垂れ下がり部分の重量によって、巻取体及び該巻取体に巻かれた開閉体の荷重方向が、開閉体繰出し側へ若干傾くため、巻取体及び該巻取体に巻かれた開閉体が繰出し側へ脱落してしまうおそれがある。
なお、特許文献1によれば、前記のような脱落を建物躯体(21)等によって阻むようにしているが、現場状況等によっては、このような施工が困難な場合がある。
また、上記従来技術では、巻取体及び該巻取体に巻かれた開閉体の荷重方向が、上記のように開閉体繰出し側へ若干傾くため、一対のローラの内の前記開閉体繰出し側のローラ(例えば、特許文献1の図2における右側のローラ28)に、他方のローラよりも大きな荷重が加わる場合がある。
そのため、前記開閉体繰出し側の一方のローラから受ける比較的強い押圧力によって開閉体が磨耗してしまったり、該ローラの耐久性が低下してしまったり等するおそれがある。
特開2000−303762号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体がその下方側の複数のローラから脱落してしまうのを防ぐことができ、更には、複数のローラの内の一部に巻取体の荷重が偏り、その一部のローラから受ける押圧力によって開閉体が損傷したり、その一部のローラの耐久性が低下してしまったり等するのを防ぐことができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、開閉体を巻き取ったり繰出したりして開閉動作させる巻取体と、該巻取体をその下方側から受けて回動する複数のローラとを備えた開閉装置において、前記複数のローラの内、前記開閉体における前記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの外周部接点位置を、該ローラに隣り合うローラの外周部接点位置よりも高く配設して、前記複数のローラを支持ブラケットにより支持し、前記支持ブラケットは、前記複数のローラの各軸部分を回動自在に支持する両側の支持片部と、これら支持片部を下方側で連結する底面部と、該底面部から下方向きに突出する二つの嵌合片とを備え、前記二つの嵌合片を、前記巻取体から繰り出された際の前記開閉体の厚さ方向に間隔を置いて配設することで、その下部側が、前記底面部と前記二つの嵌合片とからなる断面略コ字状に構成され、前記支持ブラケットは、前記断面コ字状の部分の内側に不動部材を隙間なく嵌合して、前記不動部材に固定されていることを特徴とする。
第一の形態では、開閉体を巻き取ったり繰出したりして開閉動作させる巻取体と、該巻取体をその下方側から受けて回動する複数のローラとを備えた開閉装置において、前記複数のローラの内、前記開閉体における前記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの外周部接点位置を、該ローラに隣り合うローラの外周部接点位置よりも高く配設したことを特徴とする。
ここで、本形態に係わる開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ遮煙や遮炎等の目的で閉鎖されるシャッター装置等)や、開閉体が開放動作のみを行うように用いられる態様(例えば、非常時のみ脱出等の目的で開放されるシャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体には、所謂スラットを開閉方向へ連接してなる開閉体や、パイプ材を開閉方向へ所定間隔置きに配設してなる開閉体、複数のパネル状部材を開閉方向へ連接してなる開閉体、可撓性シート材からなる開閉体、これらスラットや、パイプ材、パネル状部材、可撓性シート材等を適宜に組み合わせてなる開閉体等を含むが、特に、軽量化等の観点から可撓性シート材からなる開閉体であることが好ましい。
なお、前記可撓性シート材は、材質的には合成樹脂材製や布製等を含むが、特に耐火性(難燃性や不燃性等を含む)を考慮する場合には、耐火性を有する材料、あるいは耐火性を有するように加工された材料によって構成されていることが好ましい。
この開閉体の開閉方向は、略上下方向とするのが好ましいが、斜め方向や略水平方向とすることも可能である。
また、上記巻取体は、回転することにより、外周面に開閉体を巻き取ったり、外周面に巻き取られた開閉体を繰出したりする構成であればよい。この巻取体には、略筒状に構成された態様や、略籠型状に構成された態様等を含む。
また、上記複数のローラは、より詳細に説明すれば、上記巻取体の下方側に、上記巻取体と略平行に配置されて、上記巻取体を回動可能に受けるように構成されている。
これら複数のローラには、一対の二つのローラである態様や、三つ以上のローラである態様等を含む。
上記ローラを三つ以上とした場合、本形態により上記外周部接点位置が限定されるのは、上記開閉体における上記巻取体から繰出される部分に最も近いローラと、該ローラの直ぐ隣りに位置するローラとの二つである。したがって、その他のローラについては、その外周部接点位置が前記隣り合う二つのローラの外周部接点位置よりも高くてもよいし低くてもよく、また同じ高さであってもよい。すなわち、前記その他のローラについては、上記巻取体をその下方側から受けていれば、高さ位置は任意である。
また、「前記開閉体における前記巻取体から繰出される部分に最も近いローラ」とは、例えば、開閉体の開閉方向を上下方向とした場合には、該開閉体における巻取体から垂れ下がった部分に最も近いローラのことである。
また、「ローラの外周部接点位置」とは、上記ローラの外周部と、上記巻取体または上記巻取体に巻かれた上記開閉体の外周部とが、接触している接点位置のことを意味する。
また、「前記開閉体における前記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの外周部接点位置を、該ローラに隣り合うローラの外周部接点位置よりも高く配設した」という構成には、上記最も近いローラの外径と上記隣り合うローラの外径とを略一致させた構成や、上記最も近いローラの外径を上記隣り合うローラの外径よりも小さくした構成、上記最も近いローラの外径を上記隣り合うローラの外径よりも大きくした構成等を含む。
なお、前述した構成の内、特に好ましい態様としては、上記最も近いローラの外径と上記隣り合うローラの外径とを略一致させた構成、又は、上記最も近いローラの外径を上記隣り合うローラの外径よりも大きくした構成とする。
また、第二の形態では、上記複数のローラの内、上記開閉体における上記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの外周部接点位置を、上記開閉体における上記巻取体から繰出される部分から最も遠いローラの外周部接点位置よりも高く配設し、前記最も近いローラの外周部接点位置と、前記最も遠いローラの外周部接点位置とを結ぶ方向を、上記巻取体の荷重方向に対し略直交させたことを特徴とする。
すなわち、この第二の形態によれば、上記開閉体における上記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの外周部接点位置と、上記開閉体における上記巻取体から繰出される部分から最も遠いローラの外周部接点位置とを通過する仮想平面が、上記巻取体の荷重方向に対し略直交することになる。
なお、上記荷重方向とは、上記巻取体および上記巻取体に巻かれた開閉体の荷重が作用する方向である。
この荷重方向は、実験的または理論的に求められ、例えば開閉体開閉方向を上下方向とした場合、通常、真下よりも若干開閉体繰出し側へ傾く。
また、第三の形態では、上記ローラを三つ以上備え、これら三つ以上のローラの内、上記開閉体における上記巻取体から繰出される部分に最も近いローラを除く少なくとも二つのローラを、略水平に配設したことを特徴とする。
また、第四の形態では、上記複数のローラが支持ブラケットにより回動可能に支持され、該支持ブラケットは弾性体を介在して不動部材に固定されていることを特徴とする。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。前記「開閉体の厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりする方向を意味する
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、隣り合うローラよりも外周部接点位置が高く配設されたローラによって、巻取体が開閉体繰出し側へ脱落してしまうのを防ぐことができる。
更には、巻取体及び該巻取体に巻かれた開閉体の荷重方向が、開閉体繰出し側へ傾いたとしても、その開閉体繰出し側から巻取体を受ける構造であるため、巻取体の荷重を複数のローラに対し略均等に分散することができる。
したがって、一部のローラから受ける押圧力によって開閉体が損傷したり、一部のローラの耐久性が低下してしまったり等するのを防ぐことができる
更に、第二の形態によれば、巻取体の荷重を複数のローラに対し、より均等に分散することができ、ひいては、一部のローラからの押圧力による開閉体の損傷や、一部ローラの耐久性の低下等を効果的に防ぐことができる。
更に、第三の形態によれば、巻取体における開閉体の繰出し量(又は巻取量)に応じて、巻取体の荷重を、複数のローラに対し適宜に分散することができ、ひいては、一部のローラからの押圧力による開閉体の損傷や、一部ローラの耐久性の低下等を、一層効果的に防ぐことができる。
更に、第四の形態によれば、複数のローラの位置が弾性体により矯正されるため、それぞれローラが受ける荷重を、より均等化することができる
次に、上記形態の好ましい具体例を、図面に基づいて説明する。
以下の具体例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりする開閉装置であって、特に、開閉体の略全域を可撓性シート材によって形成しているスクリーンシャッター装置として好ましい開閉装置ついて説明する。
この開閉装置は、可撓性シート部11によって空間を上下方向へ仕切ったり開放したりする開閉体10と、該開閉体10を巻き取ったり繰出したりするように略水平に配設された巻取体20と、該巻取体20及び該巻取体に巻かれた際の可撓性シート部11をその下方側から回動可能に受ける支持部材31と、開閉体10をその幅方向の両端部で開閉方向へ案内するガイドレール(図示せず)とを具備している。
可撓性シート部11は、後述する巻取体20を構成する複数の巻取体構成部材21にそれぞれ対応するように、複数のシート部構成部材11aを開閉体幅方向へ連設し、隣り合うシート部構成部材11a,11a間を着脱可能な止着手段(例えば、ボタンやホック、スライドファスナー、面ファスナー、ボルトとナット、磁石など)によって接続するとともに、その接続箇所において開閉体幅方向の張力を逃がすように開閉体幅方向に撓みを形成している。
各シート部構成部材11aは、開閉体幅方向へ連設された複数のシート材11a1を、端部側同士で重ね合わせ、その重ね合わせ部分を開閉体開閉方向へわたって縫い付けることで構成されている。
各シート材11a1は、例えば、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材、難燃性または不燃性等の耐火性を有する可撓性シート材料等からなる。
なお、図示例によれば、開閉体幅方向へ並ぶ複数のシート材11a1からシート部構成部材11aを構成しているが、開閉体開閉方向へ並ぶ複数のシート材からシート部構成部材11aを構成したり、開閉体幅方向および開閉体開閉方向へ並ぶ複数のシート材からシート部構成部材11aを構成することも可能である。
そして、各シート部構成部材11aの開閉体開放方向側の端部は、縦断面袋状に形成され、その袋状部分には、開閉体幅方向へわたって止着部材12が挿入されている(図2参照)。
この止着部材12は、巻取体20の各巻取体構成部材21と略同一長さの棒状の部材でり、図示した好ましい一例によれば、縦断面矩形棒状の部材としている。
この止着部材12の材質は、剛性材料であればよく、特に、耐火性および生産性を向上する観点より、鋼材やステンレス材等の金属材料とするのが好ましいが、他例としては、硬質剛性樹脂材料や、木材、セラミック材、石材等とすることも可能である。
また、巻取体20は、開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに配設された複数の巻取体構成部材21を、それぞれ内部側から中子23(図2参照)および軸部材22により支持するとともに連結することで構成されている。
各巻取体構成部材21は、比較的軽量な金属材料からなる略円筒状の部材であり、その外周面に軸方向へわたる凹部21aを備え、該凹部21aに止着部材12を嵌め合わせることで、止着部材12の遠心方向への突出量を小さくしている。
この構成によれば、巻取体構成部材21に巻かれたシート部構成部材11aの巻き太りを軽減することができ、また、支持部材31との摩擦等によって、シート部構成部材11aが磨耗や破損等してしまうおそれを低減することができる。
そして、上記構成の巻取体20は、その下方側に開閉体幅方向へわたって所定間隔置きに配置された複数の支持部材31によって、回動自在に受けられており、軸方向端部側に設けられた駆動源25(例えば電動モータやエアーモータ、手動回転機構等)によって正逆方向へ回転する。
各支持部材31は、巻取体20をその下方側から回動可能に受ける複数(図2及び図3によれば一対)のローラ31a,31bと、これらローラ31a,31bを回動可能に支持する支持ブラケット31cとからなる。
複数のローラ31a,31bの内、開閉体10における巻取体20から繰出された部分(換言すれば垂れ下がり部分10a)に近い方のローラ31aの外周部接点位置は、該ローラ31aに隣り合う他方のローラ31bの外周部接点位置よりも高く配置されている。
すなわち、図2に示すように、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重方向vは、開閉体10における垂れ下がり部分10aの重量によって、開閉体繰出し側(図示の左側)へ若干傾くが、この荷重方向vに略直交するように、一方のローラ31aの外周部接点位置と、他方のローラ31bの外周部接点位置とを結ぶ方向dが設定されている。
また、図2に示す一例によれば、複数のローラ31a,31bの内、開閉体10における巻取体20から繰出された部分に最も近いローラ31aと、同部分から最も遠いローラ31bとの配設方向が、巻取体20の荷重方向vに対し略直交している。
また、上記両ローラ31a,31bは、その一方のローラ31aの中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線と、その他方のローラ31bの中心と巻取体20の中心とを結ぶ仮想直線との角度θが、略60度に設定されている。この角度は、前記一対のローラ31a,31bから巻取体20が脱落し難くすることができ、且つ各ローラ31a(又は31b)に作用する荷重を軽減することができる好適な値である。
また、支持ブラケット31cは、図3に示すように、複数のローラ31a,31bの各軸部分を回動自在に支持する両側の支持片部31c1,31c1と、これら支持片部31c1,31c1を下方側で連結する底面部31c2と、該底面部31c2の両縁から下方向きに突出する両嵌合片31c3,31c3とから一体的に構成されている。
そして、この支持ブラケット31cは、前記底面部31c2及び両嵌合片31c3,31c3からなる断面略コ字状部分の内側に弾性体40を介在させて、下方側の不動部材x1に嵌合され固定されている。
前記不動部材x1は、図示例によれば断面略矩形状の長尺部材であり、開閉体幅方向へわたって配設され、他の支持部材等を介して躯体壁面などに固定されている。この不動部材x1の断面形状は、図示例に限定されるものでなく、略コ字状や略L字状等とすることも可能である。
弾性体40は、ゴムや、弾性合成樹脂材料、発泡材等の弾性を有するシート材からなり、図示された好ましい一例によれば、底面部31c2の裏面に対応して配置される底部41と、両嵌合片31c3,31c3の裏面に対応して配置される両側部42,42とからなる。
底部41は、その弾性により、支持部材30が上下方向へ微動するのを可能にしている。
また、両側部42,42は、その弾性により、支持部材30が巻取体20の軸方向と略直交する方向へ微動するのを可能にしている。
なお、図示例では、各支持部材31を、隣り合うシート材11a1,11a1が重なり合う厚肉部分pに対応させて配置することで、可撓性シート部11と各支持部材31との接触安定性を良好にしているが、支持部材31を前記厚肉部分p以外の箇所に配置することも可能である。
而して、上記構成の開閉装置によれば、図2に示すように、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重方向vが、開閉体10における巻取体20から繰出された部分10aの重量によって、開閉体繰出し側へ傾くが、開閉体繰出し側のローラ31aの外周部接点位置がローラ31bの外周部接点位置よりも高く配置されているため、巻取体20および該巻取体20に巻かれた開閉体10が開閉体繰出し側へ脱落するのを防ぐことができる。
更には、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重方向vに対し、一方のローラ31aの外周部接点位置と、他方のローラ31bの外周部接点位置とを結ぶ方向dが略直交しているため、双方のローラ31a,31bに作用する荷重を略均等にすることができる。
また、支持部材31が弾性体40の弾性により上下方向および巻取体20と略直交する方向へ微動するように支持されているため、この弾性的な支持構造によっても、一対のローラ31a,31bの内の一方に荷重が偏るのを防ぐことができる。
更に、弾性体40の弾性により、各ローラ31a(ローラ31b)を巻取体20に対し略平行に接触させることができるため、各ローラ31a(31b)における単位面積あたりの荷重が均等化される。
その上、弾性体40の弾性により、開閉体幅方向へ配設された複数の支持部材31に作用する荷重も、均等化することができる。
よって、開閉体10の可撓性シート部11が、開閉体繰出し側のローラ31aから比較的強い押圧力を受けて磨耗や損傷等したり、該ローラ31aの耐久性が低下したりするのを防ぐことができる。
その上、開閉体10の可撓性シート部11が、開閉体幅方向へ並ぶ複数の支持部材31の内、一部の支持部材31から比較的強い押圧力を受けて磨耗や損傷等したり、該支持部材31の耐久性が低下したりするのも防ぐことができる。
なお、巻取体20および該巻取体20に巻かれた開閉体10が開閉体繰出し側へ脱落するのを、より確実に防ぐためには、支持部材31の支持構造を図4に示すようにしてもよい。
図4に示す支持構造では、支持部材30が嵌合される不動部材x1を受ける部材x2が、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の周囲を囲み、且つ開閉体10の垂れ下がり部分10aを挿通可能な略枠状に形成されている。
したがって、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10が脱落するのを、前記略枠状の部材x2によって防ぐことができる。
また、上記実施の形態において、支持部材31は、後述する支持部材に置換することが可能である。なお、以下に示す支持部材において、上記支持部材31と略同様の箇所については、上記支持部材31と同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
図5に示す支持部材32は、三つのローラ31a,31d,31bの内、開閉体10における巻取体20から繰出された部分に最も近いローラ31aの外周部接点位置を、該ローラ31aに隣り合うローラ31dの外周部接点位置よりも高く配設するとともに、前記最も近いローラ31aの外周部接点位置を、開閉体10における巻取体20から繰出される部分から最も遠いローラ31bの外周部接点位置よりも高く配設し、更に、前記最も近いローラ31aの外周部接点位置と、前記最も遠いローラ31bの外周部接点位置とを結ぶ方向dを、巻取体20の荷重方向vに対し略直交させている。
更に、この支持部材32は、三つのローラ31a,31d,31bの内、開閉体10における巻取体20から繰出された部分に最も近いローラ31aを除く二つのローラ31d,31bを、略水平に配置するとともに、ローラ31aとローラ31bとの略中間位置に、ローラ31dを配置するようにしている。
そして、これら三つのローラ31a,31d,31bは、その軸支箇所を三つ備えた支持ブラケット31c’によって、それぞれ回動自在し軸支されている。
前記構成の支持部材32によれば、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重方向vが、開閉体10における巻取体20から繰出された部分10aの重量によって、開閉体繰出し側へ傾くが、開閉体繰出し側のローラ31aの外周部接点位置がローラ31dの外周部接点位置よりも高く配置されているため、巻取体20および該巻取体20に巻かれた開閉体10が繰出し側へ脱落するのを防ぐことができる。
更に、上記支持部材32によれば、開閉体10が略全開し、該開閉体10が巻取体20に巻き取られた状態では、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重方向が真下向きに近くなるが、その際には、その巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重が、主に、略水平な二つのローラ31d,31bによって、それぞれ略均等に受けられることになる。
また、開閉体10が巻取体20から繰出された状態(図5に示す状態)では、巻取体20および該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重方向vが開閉体繰出し側へ若干傾くが、その際には、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重が、複数のローラ31a,31d,31bによって、それぞれ略均等に受けられることになる。
したがって、開閉体10の繰出し量(又は巻取量)に応じて、巻取体20及び該巻取体20に巻かれた開閉体10の荷重を、複数のローラ31a,31d,31bに対し適宜に分散することができ、ひいては、一部のローラからの押圧力による開閉体10の損傷や、一部のローラの耐久性の低下等を効果的に防ぐことができる。
また、図6に示す支持部材33は、上述した支持部材32と略同様にして、三つのローラ31a,31d,31bを、支持ブラケット31c’によりそれぞれ回動自在に支持するとともに、これら三つのローラ31a,31d,31bに無端輪帯状部材31eを巻回してなり、三つのローラ31a,31d,31bが無端輪帯状部材31eを介して巻取体20を弾性的に受けるようにしている。
無端輪帯状部材31eは、シート状物を無端輪状に形成したものであり、ゴムや弾性合成樹脂材料等のように厚み方向の弾性を有する材料から形成するのが好ましいが、繊維や合成樹脂シート等から形成することも可能である。
前記構成の支持部材33によれば、上述した支持部材32と略同様に巻取体20の脱落を防ぐことができる上、無端輪帯状部材31eの弾性によって、巻取体20の荷重を、より効果的に分散して、複数のローラ31a,31d,31bに対し略均等に作用させることができる。
また、図7に示す支持部材34は、上述した支持部材31と略同様にして、二つのローラ31a,31bを、支持ブラケット31cによりそれぞれ回動自在に支持するとともに、これら二つのローラ31a,31bに無端輪帯状部材31eを巻回している。
そして、この支持部材34は、無端輪帯状部材31eにおけるローラ31a外周面に接触する部分と、巻取体20に巻かれた開閉体10の外周面との間に隙間sを形成するとともに、同様にして無端輪帯状部材31eにおけるローラ31b外周面に接触する部分と、巻取体20に巻かれた開閉体10の外周面との間にも隙間sを形成することで、無端輪帯状部材31eを弾性的に撓ませながら、巻取体20を受けるようにしている。
なお、この支持部材34を用いた場合には、該支持部材34が嵌合される不動部材x1を、図4に示したものと同様の略枠状の部材x2に固定することで、巻取体20が開閉体繰出し方向へ脱落してしまうのを防ぐようにする。
而して、上記構成の支持部材34によれば、上記隙間s,sにより、各ローラ31a,(31b)に対し巻取体20の荷重が直接的に作用しないため、一対のローラ31a,31bに加わる荷重を、より均等化することができる。
しかも、巻取体20に巻かれた開閉体10が、弾性的に撓む無端輪帯状部材31eに接触する構造であるため、開閉体10に対し局部的な押圧力が加わるのを防ぐことができ、ひいては開閉体10の磨耗や損傷等を、より効果的に防ぐことができる。
なお、上記実施の形態によれば、各ローラ31a,31b,31dの外周面を金属面としているが、該外周面を弾性合成樹脂等の弾性材料によって覆うようにすれば、開閉体10に対し局部的な押圧力が加わるのを、より効果的に防ぐことができ、ひいては開閉体10の磨耗や損傷等を一層低減することができる。
また、上記実施の形態によれば、支持部材31(詳細には各ローラ31a,31b,31d)を開閉体幅方向の寸法が各巻取体構成部材21よりも短い短尺状に形成しているが、この支持部材31を、巻取体構成部材21あるいは巻取体20と略同様の長尺状に形成したり、図示例よりも更に短尺状に形成したりすることも可能でる。
また、支持部材31(詳細には各ローラ31a,31b,31d)の開閉体幅方向の配設数は、図示例によれば、巻取体構成部材21毎に複数としているが、この支持部材31を巻取体構成部材21毎に単数とすることも可能である。但し、巻取体20あるいは巻取体構成部材21が比較的長尺な場合には、支持部材31を複数設けて、押圧力を分散するようにすることが好ましい。
また、支持部材31の開閉体幅方向の配設位置は、任意であるが、該支持部材31を単数とした場合には、各巻取体構成部材21の軸方向の略中央付近とするのが好ましく、複数の場合には、各巻取体構成部材21の軸方向に等分布された位置とするのが好ましい。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図である。 同開閉装置において巻取体を支持する構造を示す縦断面図である。 同開閉装置における支持部材の一例を示す斜視図である。 巻取体を支持する構造の他例を示す縦断面図である。 巻取体を支持する構造の他例を示す縦断面図である。 巻取体を支持する構造の他例を示す縦断面図である。 巻取体を支持する構造の他例を示す縦断面図である。
10:開閉体
20:巻取体
21:巻取体構成部材
31,32,33,34:支持部材
31a,31b,31d:ローラ
31c,31c’:支持ブラケット
40:弾性体

Claims (4)

  1. 開閉体を巻き取ったり繰出したりして開閉動作させる巻取体と、該巻取体をその下方側から受けて回動する複数のローラとを備えた開閉装置において、
    前記複数のローラの内、前記開閉体における前記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの外周部接点位置を、該ローラに隣り合うローラの外周部接点位置よりも高く配設して、前記複数のローラを支持ブラケットにより支持し、
    前記支持ブラケットは、前記複数のローラの各軸部分を回動自在に支持する両側の支持片部と、これら支持片部を下方側で連結する底面部と、該底面部から下方向きに突出する二つの嵌合片とを備え、前記二つの嵌合片を、前記巻取体から繰り出された際の前記開閉体の厚さ方向に間隔を置いて配設することで、その下部側が、前記底面部と前記二つの嵌合片とからなる断面略コ字状に構成され、
    前記支持ブラケットは、前記断面コ字状の部分の内側に不動部材を隙間なく嵌合して、前記不動部材に固定されていることを特徴とする開閉装置。
  2. 前記支持ブラケットは弾性体を介在して前記不動部材に固定され、
    前記弾性体は、前記底面部の裏面に対応して配置される底部と、前記二つの嵌合片の裏面に対応して配置される二つの側部とからなり、前記底部を前記底面部と前記不動部材との間に挟むとともに、前記二つの側部の各々を、前記嵌合片と前記不動部材との間に挟んでいることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 上記複数のローラの内、上記開閉体における上記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの外周部接点位置を、同部分から最も遠いローラの外周部接点位置よりも高く配設し、
    前記最も近いローラの外周部接点位置と、前記最も遠いローラの外周部接点位置とを結ぶ方向を、上記巻取体の荷重方向に対し略直交させたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記複数のローラの内、前記開閉体における前記巻取体から繰出される部分に最も近いローラの中心と前記巻取体の中心とを結ぶ仮想直線と、同部分から最も遠いローラの中心と前記巻取体の中心とを結ぶ仮想直線との角度が、略60度に設定されていることを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
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