JP2005061054A - 開閉体の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャッターカーテンなどの開閉体を昇降させて開閉を行う際に、ガイドレールに沿って移動する機構をより堅固な構造とする。
【解決手段】 建物開口部の開閉方向に複数連接されることでシャッターカーテン3を構成する各スラット35の両端に設けられ、開口部の対向する両縁に配設されるガイドレール内を移動可能とされる端縁部8を構成するとともに、端縁部8の一端と開口部2の上側に位置する収納部内の巻取ホイールとの間を連結する巻取基部9を構成し、開閉方向に連結軸25を介して連結されるブロック形状の複数の連結部材10であって、各連結部材10を湾曲した略弓形に形成される合成樹脂よりなる主連結部材11と、主連結部材11より細幅な金属板よりなる補助連結部材21とで構成し、主連結部材11と補助連結部材21とを重ねて連結構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、建物など構築・構造物の開口部などに設置され、この開口部に対して開閉するシャッター装置を構成する開閉体の構造に関するものである。
住宅や倉庫などの建物などの構築物における出入口などとなる開口部には、開閉自在な開閉体としてのシャッターカーテンを備えたシャッター装置が設置される。
シャッター装置としては、一般にはシャッターカーテンが昇降することで開閉となる構造のものであり、建物開口部の上方にてシャッターカーテンが収納される構成とされている。シャッターカーテンの構造は、種々の形態があるが、下記特許文献に開示されるような、パネル板よりなるパネル部材で構成されるシャッターカーテンなどがある。このシャッターカーテンは、各パネル板の左右両端のやや上部に水平方向に突出するピンが備えられ、各ピンを左右両端にてチェーンで連結しており、このチェーンをスプロケットで巻き上げ或いは巻き下ろすことで各パネル板を昇降移動させるようになっている。各パネル同士は、建物開口部の左右両側にあるガイドレール間に位置している状態で、各ガイドレールに案内支持され、また、開口部上方の収納部分においては、各パネル板が板面を略垂直な状態で両端のピンにてそれぞれが平行となって吊下されるような状態で収納されるようになっている。このパネルシャッターによれば、他の構造のシャッターカーテンに比べて、各パネル板が個別に移動し、開口部閉鎖時にのみ互いが接することから、開閉時における動作音などが小さい。
実開昭62−110500号公報
しかしながら、上述したシャッター装置では、建物開口部の開閉としてシャッターカーテンの昇降動作による開閉が行われるが、上述したような構成では、シャッターカーテンを構成する各パネル板同士が連結されておらず、各パネル板の端部のみをチェーンのみで吊下する構成であり、このチェーンが経時変化などで切断などを起こすと、開閉動作が不能となるおそれがある。また、このような構成では、構造上、早急に開放或いは早急に閉鎖という動作を行うことができない。そして、このようなシャッターカーテンの構成以外の一般的なシャッターカーテンであっても、引戸やドアなどに比べると、開閉にかかる時間を要し、その改善が望まれている。
そこで本発明は、上記課題を解消するために、シャッターカーテンなどの開閉体を昇降させるなどして開閉移動を行う際に、この開閉体をガイドレールに沿って移動させる機構をより堅固な構造とし、しかも開閉の速度を向上させることが可能な開閉体の構造を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1記載の開閉体の構造は、開口部2の開閉方向に複数連接されることで開閉体3を構成する各間仕切片35の両端に設けられ、前記開口部2の対向する両縁に配設されるガイドレール30内を移動可能とされる端縁部8を構成するとともに、
該端縁部8の一端と前記開口部2の一側に位置する収納部4内の巻取ホイール5との間を連結する巻取基部9を構成し、
前記開閉方向に連結軸25を介して連結される所定長さの片状に形成される複数の連結部材10であって、
前記各連結部材10における少なくとも前記巻取基部9を構成する各連結部材10を複数重ねた状態で前記連結軸25にて連結構成することを特徴とする。
請求項2記載の開閉体の構造は、請求項1記載の開閉体の構造において、前記間仕切片35は、略短冊板状に形成されるとともに、連接方向となる縁部に互いに嵌合する凹部39と凸部38を有することを特徴とする。
請求項3記載の開閉体の構造は、請求項1又は2記載の開閉体の構造において、前記各連結部材10は、合成樹脂を素材とし、湾曲した略弓形に形成されることを特徴とする。
請求項4記載の開閉体の構造は、請求項1又は2記載の開閉体の構造において、前記各連結部材10は、湾曲した略弓形に形成される合成樹脂よりなる主連結部材11と、該主連結部材11より細幅な板状に形成される金属よりなる補助連結部材21とで構成され、前記主連結部材11と前記補助連結部材21とを重ねて構成することを特徴とする。
請求項5記載の開閉体の構造は、請求項4記載の開閉体の構造において、前記補助連結部材21が、前記主連結部材11の両側に位置し、該主連結部材11を挟持状態でそれぞれが連結されることを特徴とする。
本発明による開閉体の構造では、開閉体を構成する連結部材を、複数重ねて構成し、例えば、主連結部材と補助連結部材とで構成したので、連結方向に大きな強度を得ることができ、特に、樹脂と金属など、異種素材の連結部材を重ねて構成することで、応力が集中することを防ぎ、これにより、より堅固な開閉体が構成されることとなる。
また、大きな強度を得られる構成としたことで、開閉体の開閉スピードの向上が図れ、従来のような低速での開閉ではなく、開口部に対する素早い開閉を行える。このことから、屋外と屋内との温度差がある場合や、緊急時の素早い開放や閉鎖などを実現することが可能となる。
さらに、開閉体を構成する前記間仕切片を、略短冊板状に形成し、連接方向となる縁部に互いに嵌合する凹部と凸部で構成することで、開閉体による密閉性などを確保でき、シャッターカーテンなどを構成し開口部を閉鎖する場合に、遮音性、防音性、密閉性などの効果を備えた開閉が容易なものを得られる。
また、上記各連結部材を、合成樹脂を素材とし、湾曲した略弓形に形成することで、巻取ホイールに巻き取る際に、スムーズに巻き取ることが可能となり、巻径を整えて巻回できる。
さらに、前記各連結部材が、前記補助連結部材を前記主連結部材の両側に位置させ、主連結部材を挟持状態となるようにそれぞれを連結する構成とすることで、各連結部材の連結状態では強固な連結状態となり、より堅固な開閉体の構造を得ることができる。
図1は本発明による開閉体の構造が用いられる開閉装置の概略正面図、図2は同開閉装置のII−II線断面図、図3は本発明による開閉体の構造の一実施の形態を示す一部拡大斜視図、図4は同開閉体の構造における上端側の一部拡大側断面図、図5は同正断面図である。
本発明の開閉体の構造が適用される開閉装置としてのシャッター装置1は、図1に示すように、建物開口部2の一側である上縁に開閉体としてのシャッターカーテン3を収納する収納部4を備え、この収納部4にてシャッターカーテン3を巻回状態で収容するようになっている。
収納部4には、シャッターカーテン3の昇降を行う機構である開閉機(図示せず)が備えられている。開閉機は、電動モータや制御装置などで大略構成されている。そして、収納部4の左右両縁部分に設けられる巻取ホイール5を回転制御するようになっている。
巻取ホイール5は、外周縁部の一部に段部6を有した略円板状に形成され、すなわち、図4に示すように、段部6の位置から外周縁が中心に対して徐々に遠ざかるような略らせん形を描くような形状とされている。なお、この段部6の(径方向の)高さは、後述するシャッターカーテン3を構成する連結部材10の厚さと略同等とされる。また左右一対に構成される巻取ホイール5は、その略中心が連動軸7にて連結され、すなわち、この連動軸7の略両端に、巻取ホイール5がそれぞれ設けられて、図示しない開閉機にて同時に回転する。
そして、各巻取ホイール5の段部6には、シャッターカーテン3の上端が連結される。
なお、これら巻取ホイール5,5は、後述するシャッターカーテン3の上端が連結されることで、この巻取ホイール5,5の外周に、連結部材10が渦巻き状に巻き取られて開口部2を開放してシャッターカーテン3を巻取収納し、また、巻回状態のシャッターカーテン3を巻き戻して繰り出し、開口部2の閉鎖とする。また、この巻取ホイール5は、連動軸7とともに、シャッターカーテン3の表裏面方向に移動が可能となっている。すなわち、巻取ホイール5から繰り出されるシャッターカーテン3及び巻取ホイール5に巻き取られるシャッターカーテン3の降下位置及び上昇位置がほぼ一定な位置となるように、すなわち、巻取状態最外径の位置とシャッターカーテン3の出入口(図示せず)との位置関係が、常に垂直な位置関係となるように巻取中心を移動させる連動スライド機構(図示せず)が備えられている。
次にシャッターカーテン3は、連結部材10と、間仕切片としてのスラット35とで大略構成されている。
本実施の形態では、連結部材10が、主連結部材11と、補助連結部材21とで構成されている。
主連結部材11は、合成樹脂を素材とし、図3に示すように、略直方体状のブロック形状とされるとともに、長手方向の中途部分が正面側に突出したやや湾曲した弓形に形成されている。長手方向の一端となる上端12は、本体部分の左右幅長に比して狭幅に形成されて突出し、連結凸部14を形成しており、幅方向に貫通する貫通孔15が形成されている。また、長手方向の他端となる下端13は、左右幅方向の中央部分に縦方向に沿う溝状の連結凹部16を有し、連結凸部14と略同形状の一対の連結突片17を左右に備えており、それぞれに貫通孔15と同方向に貫通する連結孔18が形成されている。なおこの連結孔18は、図4に示すように、側面に表出する孔の開口側内周面18aの形状が六角形に形成され、ボルト25の頭部が相対回転せずに嵌入するようになっている。
また、主連結部材11の上端12と下端13に近接した左右側面の各位置には、貫通孔15及び連結孔18と同方向に貫通する一対の固定孔19,19が穿設されている。これら固定孔19には、後述するスラット35が固定される。
さらに各主連結部材11の凹面状の背面には、緩衝層20が設けられている。この緩衝層20は、主連結部材本体と異なる軟質な合成樹脂素材よりなり、主連結部材11の背面に積層形成されている。
なお、この主連結部材11は、成形を簡易に行えるように、また、軽量化を図れるように、左右両側面に肉盗み11aが適宜設けられている。
そして、この主連結部材11は、複数で構成され、それぞれの上端12と下端13とが連結される。すなわち、下端13の一対の連結突片17,17間の連結凹部16に、その下方から別の主連結部材11の上端12の連結凸部14を挿入させ、貫通孔15及び連結孔18を揃えて連通状態とし、連結突片17の外方から連結軸としての連結ボルト25を挿通させ、ナット部材26にて締結することで連結するようになっている。
次に、補助連結部材21は、金属板を素材とし、図3に示すように、主連結部材11よりも細幅な短冊板状に形成されている。この補助連結部材21は、主連結部材11の上下の長さよりやや短尺で、貫通孔15と連結孔18との間隔距離より長尺に設定された略真直な板部材よりなる。上下両端部は、半円状に形成され、これら端部には、主連結部材11の貫通孔15及び連結孔18に対応する孔部22がそれぞれ穿設されている。
そして、この補助連結部材21は、主連結部材11とともに連結される。すなわち、図3に示すように、主連結部材11の一方の側面、好ましくは、後述するスラット35が取り付けられる面とは反対の外側となる面に重ね合わせ、補助連結部材21の各孔部22と主連結部材11の貫通孔15,連結孔18とを連通状態とし、上記した連結ボルト25を挿通して締結し連結するようになっている。
なお、この補助連結部材21は、全て同じ長さに形成されていることから、主連結部材11の側面に沿わせて重ね、連結する際に、隣り合う補助連結部材21を厚み方向に千鳥状に配置して、すなわち、図5に示すように、隣り合う補助連結部材21は、互いの孔部22を連通状に重ねて、その状態で主連結部材11に重ね、連結ボルト25にて締結し連結するようになっている。
そして、上記した連結された状態の主連結部材11と補助連結部材21とは、シャッターカーテン3としての端縁部8及び巻取基部9を構成する。端縁部8は建物開口部2の対向する両縁に配設される各ガイドレール30内を移動可能とされ、互いに対向する側面間に後述するスラット35が配設される。すなわち、各補助連結部材21は、主連結部材11よりも、外方の位置(左右外側)となって重ねられ構成される。また、巻取基部9は、ガイドレール30すなわち建物開口部2よりも上方となって、収納部4内に位置して、端縁部8と巻取ホイール5とを連結する位置、つまり吊元部材として構成される(図4参照)。すなわち、建物開口部2の下縁から巻取ホイール5までの高さを長さとして主連結部材11と補助連結部材21とが連結されて構成される。
なお、巻取基部9の上端には、巻取ホイール5との連結を行うための連結片27が設けられている。この連結片27は、図3に示すように、短尺な矩形板状で構成されており、ボルトや軸体などの部材28及び連結カラー29にて連結されている。
次に、スラット35は、図4に示すように、矩形状の空間部を有した断面形状が連続する略短冊板状に形成されており、アルミ合金などを素材とする型材よりなる。スラット35の上縁36と下縁37とには、互いが嵌まり合うように、凸部38と凹部39が形成される。本実施の形態では、スラット35の上縁に断面略三角形状の凸部38が形成され、下縁は下向きに開口する断面略コ字状の凹部39が形成される。凸部38には、図4に示すように、凸部38を被覆するような緩衝材40が取り付けられている。この緩衝材40は、例えば軟質な樹脂や、合成ゴムなどで形成されており、凸部38が凹部39内に嵌入した状態で、スラット35同士の緩衝及び騒音抑止や止水効果などを得ることが可能となっており、好ましくは、スラット35の長手方向の略全長にわたって設けられる。なお、各スラット35の上下の幅長は、連結部材10の上下に形成される貫通孔15と連結孔18との距離間隔と略同等とされる。
また、このスラット35は、両端において、空間部内に一対の取付孔41が形成されている。これら取付孔41は、主連結部材11の各固定孔19に対応している。
そして、このスラット35は、主連結部材11にネジやボルトなどの固定手段42にて固定される。すなわち、スラット35の両端に主連結部材11が配置され、主連結部材11の固定孔19よりボルト42先端より螺着して固定される。なお、全ての主連結部材11のうち、端縁部8を構成する主連結部材11間にスラット35がそれぞれ固定される。
両端に主連結部材11を固定されたスラット35は、上記したように各連結部材11が連結されることで、開閉方向である高さ方向に、各スラット35が上下に連接状態となり建物開口部2に対して開閉となる。
なお、スラット35は、上記した形状に限定されることはなく、左右長手方向の中途部などに、透明樹脂板などを嵌め込んだ明かり窓付のスラットなどでもよく、或いはスリットなどが多数穿設されたものなどでもよい。また、シャッターカーテン3として建物開口部2の下縁に接地する最下縁のスラットは、上記したスラットとは形状が異なるスラットとされ、例えばやや厚みのある形状など水切スラットとされている。
また、シャッターカーテン3には、上記スラット35が連結される位置となる各連結部材10に、ガイドローラ23が配設される。このガイドローラ23は、図3に示すように、各連結部材10を連結させる連結ボルト25の端部に配設されている。これらガイドローラ23は、シャッターカーテン3の昇降をガイドするガイドレール30内を転動可能となっている(図2参照)。
さらに、本実施の形態のシャッターカーテン3には、図3に示すように、閉塞板24が設けられている。この閉塞板24は、軟質なゴム板などよりなり、シャッターカーテン3における、最上端のスラット35の上縁36に設けられ、シャッターカーテン3を降下させ、建物開口部2を閉鎖した状態で、開口部2上縁の収納部4におけるシャッターカーテン3の出入口と屋外側との間隙を塞ぎ、通気状態を防ぐものである。これにより屋外からの塵埃の進入などを防止する。
従ってこのように構成された開閉体の構造では、シャッターカーテン3は、開閉機を駆動源として巻取ホイール5が回動され、この巻取ホイール5による巻き取り及び巻き戻しで開閉が行われる。巻取ホイール5は、シャッターカーテン3を構成する連結部材10(11,21)のみを巻き取り、両端の巻取ホイール5が両縁の連結部材10(11,21)を巻き取り、左右の連結部材10,10間のスラット35は、その巻き取りに沿うのみである。このことから、巻取時には、左右両縁の連結部材10,10の連結状態のみで巻き取り,巻き戻しが行われるので、スラット35同士が触れ合うことがなく、スラット35表裏面への接触傷などが発生しない。また、合成樹脂製の連結部材11が巻取ホイール5に巻き取り或いは巻き戻しされるので、その接触音などが大きくならず、特に連結部材11の背面側に軟質な樹脂(緩衝層20)を設けたことから、開閉時の接触音の低減化を図れ、動作音の抑止された開閉動作を行うことが可能となる。
そして、シャッターカーテン3を構成する連結部材10を、主連結部材11と補助連結部材21とで構成し、十分な強度を備えた構成として巻取ホイール5に吊下状態で連結した構成としたので、経年変化などで樹脂部分が劣化するなどの不具合が発生した場合でも、直ちにシャッタカーテン3の落下などには至らず、すなわち、連結部材10が破断するなどの不具合が起きず、通常の使用状態であれば、十分な耐用年数を有した連結部材10となる。つまり、異種素材の連結部材11,21を重ねて構成したことで、負荷(応力)が集中することがなく、これにより、十分な安全性のあるシャッターカーテン3が構成されることとなる。
また、十分な強度を得られる構成としたことで、シャッターカーテン3の開閉スピードの向上が図れ、従来のような低速での開閉ではなく、開口部2に対する素早い開閉を行える。このことから、屋外と屋内との温度差がある場合や、緊急時の開放や閉鎖などを実現することが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、連結部材10を、ブロック状の主連結部材11と金属板状の補助連結部材21とで構成し、金属板状の補助連結部材21を主連結部材11の一側に重ねて互いを連結し構成する例について述べたが、この補助連結部材21は、主連結部材11の左右両側にそれぞれ配置し連結させる構成としてもよい。すなわち、2枚の金属板形状の補助連結部材21にて樹脂製ブロック形状の主連結部材11を挟むように構成し、連結させる構成とする。このような構成とした場合には、一方の補助連結部材21に、スラット35を連結固定させるための貫通孔を穿設し、構成することとする。この構成によれば、上記した実施の形態の構造に比べ、より強固な構成でシャッターカーテン3を構成でき、破損のおそれなどをさらに低減でき、また、開閉動作の高速化なども計ることが可能となる。
さらに、上述した実施の形態では、連結部材10の構成を、ブロック状の主連結部材11と金属板状の補助連結部材21とで構成し、すなわち、異種素材で異形状の部材で組合せて構成した例について述べたが、図6に示すように、主連結部材11と同形状の連結部材を用いて、これを補助連結部材111として、重ねて構成することとしてもよい。
この例の場合、個々の連結部材11,111としての幅長が大きいことから、巻取ホイール5に近接した位置部分を構成する巻取基部9の部分にのみ構成させ、好ましくは、スラット35が取り付けられる側に連結固定させる。或いは、ガイドレール30の深さを十分に構成し、通過可能な構成とすればよい。
このような構成とすれば、連結部材10として、金属板状の補助連結部材21などを用いることなく、主連結部材11と同じ部材で補強構造を構成できることとなるので、シャッターカーテン3として安価に構成させることが可能となる。
また、上述した金属板よりなる補助連結部材21と、ブロック状に形成される補助連結部材111とを組み合わせて主連結部材11にそれぞれ連結する構成としてもよく、すなわち、主連結部材11に、金属板状の補助連結部材21を用いて連結方向に連続して重ねて連結するとともに、巻取基部9の部分には、ブロック状の補助連結部材111を重ねて連結し構成することとしてもよい。
このような構成とすれば、連結部材10で構成される端縁部8と巻取基部9とが、より強固な連結構造とされて得られることとなる。
さらに、上述した実施の形態では、開閉体としてシャッターカーテン3を構成し、間仕切片として略短冊板形状のスラット35で構成した例について述べたが、これに限定されることはなく、例えばパイプ杆状の部材で構成するグリルシャッターやパネル状の部材で構成するパネルシャッターなどを構成することとしてもよく、さらには、上述した実施の形態では、開閉体(シャッターカーテン)3が上下動することで開閉となる構成としたが、左右方向に移動する所謂横引きシャッター装置を構成してもよく、或いは、屋根面など略水平な面に対して開閉を行うような開閉装置を構成することとしてもよい。
本発明による開閉体の構造が用いられる開閉装置の概略正面図である。 同開閉装置のII−II線断面図である。 本発明による開閉体の構造の一実施の形態を示す一部拡大斜視図である。 同開閉体の構造における上端側の一部拡大側断面図である。 同正断面図である。 他の実施の形態の開閉体の構造の概略斜視図である。
符号の説明
2…建物開口部
3…開閉体(シャッターカーテン)
4…収納部
5…巻取ホイール
8…端縁部
9…巻取基部
10…連結部材
11…主連結部材
21…補助連結部材
25…連結軸(連結ボルト)
30…ガイドレール
35…間仕切片(スラット)

Claims (5)

  1. 開口部の開閉方向に複数連接されることで開閉体を構成する各間仕切片の両端に設けられ、前記開口部の対向する両縁に配設されるガイドレール内を移動可能とされる端縁部を構成するとともに、
    該端縁部の一端と前記開口部の一側に位置する収納部内の巻取ホイールとの間を連結する巻取基部を構成し、
    前記開閉方向に連結軸を介して連結される所定長さの片状に形成される複数の連結部材であって、
    前記各連結部材における少なくとも前記巻取基部を構成する各連結部材を複数重ねた状態で前記連結軸にて連結構成することを特徴とする開閉体の構造。
  2. 前記間仕切片は、略短冊板状に形成されるとともに、連接方向となる縁部に互いに嵌合する凹部と凸部を有することを特徴とする請求項1記載の開閉体の構造。
  3. 前記各連結部材は、合成樹脂を素材とし、湾曲した略弓形に形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉体の構造。
  4. 前記各連結部材は、湾曲した略弓形に形成される合成樹脂よりなる主連結部材と、該主連結部材より細幅な板状に形成される金属よりなる補助連結部材とで構成され、前記主連結部材と前記補助連結部材とを重ねて構成することを特徴とする請求項1又は2記載の開閉体の構造。
  5. 前記補助連結部材が、前記主連結部材の両側に位置し、該主連結部材を挟持状態でそれぞれが連結されることを特徴とする請求項4記載の開閉体の構造。
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