JP2007139317A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】可燃性冷媒を用いた冷蔵庫の安全性を高めるとともに、庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】庫内上下に複数のガラス棚5を備えた可燃性冷媒を用いた冷蔵庫1において、庫内灯としてLED発光素子16を用い、LED発光素子16を基板10に配置し、基板10を庫内壁面に複数のガラス棚5に跨って配置したものであり、庫内灯からの発火要因をなくすことができるとともに、スッキリと庫内灯を構成することができ、冷蔵庫1の安全性を高めることができるとともに、庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
【選択図】図3
【解決手段】庫内上下に複数のガラス棚5を備えた可燃性冷媒を用いた冷蔵庫1において、庫内灯としてLED発光素子16を用い、LED発光素子16を基板10に配置し、基板10を庫内壁面に複数のガラス棚5に跨って配置したものであり、庫内灯からの発火要因をなくすことができるとともに、スッキリと庫内灯を構成することができ、冷蔵庫1の安全性を高めることができるとともに、庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、庫内灯を備えた冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫は可燃性冷媒を用いて脱フロン化が進んでおり、環境に配慮することが必要不可決である。その為、万が一可燃性冷媒が冷蔵庫内に洩れた場合でも、庫内灯の接点から発火に至らないようランプソケットは密封構造に、またドアスイッチも無接点仕様にして防爆対応するようになってきている。また、庫内灯を庫内の天面に備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら、上記従来の冷蔵庫について説明する。
図4は、従来の冷蔵庫の概略断面図を示すものであり、冷凍装置の冷媒として可燃性冷媒を用いた冷蔵庫101の上部には冷蔵室102を、下部には冷凍室103を配置し、冷蔵室102内には背面に冷気風路104を備え、背面上部にはランプソケットを密封構造とし防爆構造を施した庫内灯105を有し、冷蔵室102の手前側壁の無接点ドアスイッチ106が設置してあり、冷蔵室扉107の開閉を検知し庫内灯105の点灯、消灯を制御している。また、冷蔵室102内には複数の食品棚108を備えている。
上記構成により、冷蔵室扉107を開放させるとドアスイッチ106が短絡し庫内灯105を点灯させる。冷蔵室扉107を閉じるとドアスイッチ106が開放し庫内灯105を消灯させる。
実開平6−56681号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、万が一可燃性冷媒が冷蔵庫内に洩れた場合でもサービス交換に配慮した庫内灯105の接点から発火に至らないようランプソケットは密封構造に、またドアスイッチ106も無接点仕様にして防爆対応しなければならず高価となると共に、ランプソケットを備えた庫内灯105の形状により庫内の形状が凸凹となりデザイン性に欠け見栄えが悪いという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、可燃性冷媒を用いた冷蔵庫の安全性を高めるとともに、庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、庫内上下に複数の棚を備えた可燃性冷媒を用いた冷蔵庫において、庫内灯としてLED発光素子を用い、前記LED発光素子を縦長基板に配置し、前記縦長基板を庫内壁面に前記複数の棚に跨って配置したものである。
これによって、庫内灯からの発火要因をなくすことができるとともに、LED発光素子を縦長基板に配置することで場所をとらず、スッキリと庫内灯を配置することができる。
本発明の冷蔵庫は、可燃性冷媒を用いた冷蔵庫の安全性を高めることができるとともに、庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
請求項1に記載の発明は、庫内上下に複数の棚を備えた可燃性冷媒を用いた冷蔵庫において、庫内灯としてLED発光素子を用い、前記LED発光素子を縦長基板に配置し、前記縦長基板を庫内壁面に前記複数の棚に跨って配置したものであり、庫内灯からの発火要因をなくすことができるとともに、LED発光素子を縦長基板に配置することで場所をとらず、スッキリと庫内灯を配置することができ、冷蔵庫の安全性を高めることができるとともに、庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記縦長基板の縦方向にLED発光素子を複数配置し、少なくとも前記LED発光素子を前記複数の棚の間に配置したものであり、庫内全体にLED発光素子の光を行き届かせることができ、さらに食品等の視認性を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、複数のLED発光素子は、縦長基板上に直線的に配置し、それぞれのLED発光素子間の寸法を略均等としたものであり、さらに庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、複数のLED発光素子は、縦長基板上に直線的に配置し、それぞれのLED発光素子間の寸法を不均等としたものであり、縦長基板上において光の強弱を設定でき、それぞれの庫内形状に応じた新たな意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、前記複数の棚をガラス棚で構成したものであり、ガラス棚の光透過性および反射作用により、さらに庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、庫内背面に庫内を冷却するダクトおよびダクトカバーを備え、前記縦長基板を前記ダクトカバーに取り付けたものであり、庫内灯の取付性、冷蔵庫の組立性を向上することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、前記縦長基板に庫内温度を制御する温度センサーを一体に配置したものであり、温度センサーの基板とLED基板を兼用することで、さらに低コスト化、冷蔵庫の組立性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の扉を外した状態の正面図、図2は同実施の形態の冷蔵庫の冷蔵室内の概略部品斜視図、図3は同実施の形態の冷蔵庫のLED実装基板の正面図である。
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の扉を外した状態の正面図、図2は同実施の形態の冷蔵庫の冷蔵室内の概略部品斜視図、図3は同実施の形態の冷蔵庫のLED実装基板の正面図である。
図1から図3において、冷蔵庫1は、断熱区画壁4を介して上部に冷蔵室2を下部に冷凍室3を有する。冷蔵室2内には上下に複数のガラス棚5を備え、ガラス棚5の前面端辺に樹脂製の化粧部材を取付けている。また、冷蔵室2の最下部には前方に引き出し可能な収納容器7を備えている。
また、冷蔵室2の背面には、冷却器およびファン(図示せず)からの冷気を庫内に供給するための発泡スチロールでできたダクト8を備え、ダクト8を覆うように樹脂でできたダクトカバー9を有する。ダクトカバー9には縦長の基板10を収納する凹部14を左右方向の略中心部に有し、上部には吐出口12、下部には吸込口13を有している。また、ダクトカバー9の左右側面近傍には凸部15を有し、ガラス棚5の奥面が当接するためのストッパの役目を果たす。また、縦長の基板10の前面にはランプカバー11を有し、基板10装着後、ダクトカバー9に取付けられる。
また、縦長の基板10上には縦方向にLED発光素子16を導通回路17と半田付けされ電線18より通電されるように複数配置し、縦長の基板10を複数のガラス棚5に跨って設置する。そして、LED発光素子16が少なくとも複数のガラス棚5の間に配置するように、内箱に一体にガラス棚5の受け部21を設けている。また、冷蔵室2内の側面にはドアスイッチ22を備え、冷蔵室2の前面を覆う回転式の冷蔵室扉の開閉を検知する。
また、基板10の下部には庫内温度を制御する温度センサー20を一体に配置し、電線19より制御基板(図示せず)に導通している。
また、複数のLED発光素子16は、縦長の基板10上に直線的に配置し、それぞれのLED発光素子16間の寸法を略均等としている。
なお、本発明の冷蔵庫1の冷凍装置を構成する冷凍サイクルには可燃性冷媒であるイソブタンを適用し、冷蔵室2内の温度センサー20により圧縮機の運転を制御している。
上記構成において、以下動作を説明する。
冷蔵室2内の温度センサー20により圧縮機およびファンの運転を制御し、冷却器からの冷気をダクト8を介して吐出口12から庫内を冷却し、吸込口13より冷却器に戻ることで冷蔵室2内は所定の温度に冷却される。
そして、冷蔵室2の前面を覆う回転式の冷蔵室扉を開放するとドアスイッチ22により、制御基板からLED発光素子16に通電され庫内灯としてのLED発光素子16が発光し庫内を照射する。
このとき、庫内灯としてLED発光素子16を用いているので、冷蔵庫の冷凍装置を構成する冷凍サイクルに可燃性冷媒であるイソブタンを適用した本発明において、万が一冷媒が漏れても庫内灯からの発火要因をなくすことができ、冷蔵庫の安全性を高めることができる。
そして、縦長の基板10上には縦方向にLED発光素子16を導通回路17と半田付けされ電線18より通電されるように複数配置し、縦長の基板10を複数のガラス棚5に跨って設置しているので、庫内灯設置の奥行スペースを小さくでき庫内を有効に活用できる。また、庫内背面に縦方向に複数のガラス棚5に跨って長く発光させることで庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
また、LED発光素子16が少なくとも複数のガラス棚5の間に配置するようにしているので、庫内全体にLED発光素子の光を行き届かせることができ、さらに食品等の視認性を高めることができる。
また、複数のLED発光素子16は、縦長の基板10上に直線的に配置し、それぞれのLED発光素子16間の寸法を略均等としているので、基板10上での複数の発光部のバランスが保たれ、さらに庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
また、冷蔵室2の棚は複数のガラス棚5で構成しているので、ガラス棚5の光透過性および反射作用により、さらに庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができる。
また、冷蔵室2内背面に庫内を冷却するダクト8およびダクトカバー9を備え、縦長の基板10をダクトカバー9の凹部14内に取り付けたものであり、庫内灯の取付性、冷蔵庫の組立性を向上することができる。
また、基板10の下部には庫内温度を制御する温度センサー20を一体に配置しているので、温度センサー20の基板とLED基板10を兼用することで、さらに低コスト化、冷蔵庫の組立性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、縦長の基板10上に直線的に配置し、それぞれのLED発光素子16間の寸法を略均等としたもので説明したが、複数のLED発光素子16を縦長基板10上に直線的に配置し、それぞれのLED発光素子16間の寸法を不均等、たとえば上部のLEDの間隔を下部より近づけたり、中央部のLEDの間隔を近づけたり、下部のLEDの間隔を上部より近づけたりしてもよい。これにより、縦長基板上において光の強弱を設定でき、それぞれの庫内棚設置形状に応じた新たな意匠性、食品等の視認性を高めることができる。また、それぞれのLED発光素子を基板10上で千鳥配置してもよい。
また、本実施の形態では、単一のLED発光素子16を上下方向に所定の間隔を持って配置したもので説明したが、複数のLED発光素子を集中配置したものを上下方向に所定の間隔を持って配置してもよい。この場合、庫内の照度を効率的に高めることができる。
また、本実施の形態では、冷蔵室2にドアスイッチ22を有するもので説明したが、ドアスイッチ22を設けず、冷蔵庫の電源と同期して連続通電するものでもよい。この場合、ドアスイッチ22を省略でき、さらに低コスト化を図ることができる。
また、冷蔵室2内の内箱に一体にガラス棚5の受け部21を設けているが、この受け部21は冷蔵室2内の側面にガラス棚5の数より多く設け、ガラス棚5を差し替え可能に配置し、それぞれのどの受け部21にガラス棚5を配置した状態でも、LED発光素子16は複数のガラス棚5の間に位置するように設定することで、棚の使い勝手を高めながら確実に食品等の視認性を高めることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、可燃性冷媒を用いた冷蔵庫の安全性を高めることができるとともに、庫内灯周辺の意匠性、食品等の視認性を高めることができるので、可燃性冷媒を用い庫内灯を必要とする冷蔵機器全般の用途にも適用できる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
5 ガラス棚
8 ダクト
9 ダクトカバー
10 基板
16 LED発光素子
20 温度センサー
2 冷蔵室
5 ガラス棚
8 ダクト
9 ダクトカバー
10 基板
16 LED発光素子
20 温度センサー
Claims (7)
- 庫内上下に複数の棚を備えた可燃性冷媒を用いた冷蔵庫において、庫内灯としてLED発光素子を用い、前記LED発光素子を縦長基板に配置し、前記縦長基板を庫内壁面に前記複数の棚に跨って配置したことを特徴とする冷蔵庫。
- 前記縦長基板の縦方向にLED発光素子を複数配置し、少なくとも前記LED発光素子を前記複数の棚の間に配置したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
- 複数のLED発光素子は、縦長基板上に直線的に配置し、それぞれのLED発光素子間の寸法を略均等としたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
- 複数のLED発光素子は、縦長基板上に直線的に配置し、それぞれのLED発光素子間の寸法を不均等としたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
- 前記複数の棚をガラス棚で構成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 庫内背面に庫内を冷却するダクトおよびダクトカバーを備え、前記縦長基板を前記ダクトカバーに取り付けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
- 前記縦長基板に庫内温度を制御する温度センサーを一体に配置したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005333932A JP2007139317A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005333932A JP2007139317A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007139317A true JP2007139317A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38202403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005333932A Withdrawn JP2007139317A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007139317A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101331949B1 (ko) | 2007-08-23 | 2013-11-22 | 엘지전자 주식회사 | 조명장치를 구비한 냉장고 |
WO2022063633A1 (en) * | 2020-09-28 | 2022-03-31 | BSH Hausgeräte GmbH | Refrigerator with an illumination unit |
-
2005
- 2005-11-18 JP JP2005333932A patent/JP2007139317A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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