JP2007137337A - ゴムクロ−ラ - Google Patents

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Shuichi Matsuo
修一 松尾
Yoshihiko Ono
義彦 小野
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Abstract

【課題】ゴムクロ−ラのラグ間に挟まった泥等の離脱を目的とするもので、ゴムクロ−ラ中に埋設されるスチ−ルコ−ド列の配置位置を変更したことによって目的を達成する。
【解決手段】無端状のゴムクロ−ラ基体と、基体中に埋設された芯金と、当該芯金に立設され前記基体の内周面から突出する一対の突起と、この芯金を外周側より囲んで基体中に埋設されたスチ−ルコ−ド列と、外周面に形成されたラグと、からなるゴムクロ−ラであって、一対の突起下間に埋設されたスチ−ルコ−ド列Aと、当該スチ−ルコ−ド列Aより左右側方に埋設されたスチ−ルコ−ド列Bの夫々の配置が、スチ−ルコ−ド列Aの配置がスチ−ルコ−ド列Bの配置よりも外周側に位置させたゴムクロ−ラ。1‥ゴムクロ−ラ基体、2‥芯金、2a‥突起、3‥短ラグ、5a、5b‥スチ−ルコ−ド列、D‥段差。
【選択図】図3

Description

本発明はゴムクロ−ラに関するものであり、更に言えば、ラグ間の泥はけの容易なゴムクロ−ラに関するものである。
通常、ゴムクロ−ラの外周面にはラグが形成されるが、泥土等がラグ間に挟まり、これがラグ間に挟まったままゴム外周面より脱落せずに再度走行面に接触するケ−スではラグの機能が果たせず、駆動力はほとんど伝達されない。即ち、特にラグのピッチが狭いような接地面側のラグ配置によっては、ラグのピッチが狭い場所では泥離れが悪く、駆動力の低下を招いていた。
このため、車両機体の重量を最も多く受けるゴムクロ−ラの中央にあっては、ラグの配置を狭くし、中央部をはずれた左右の耳部にはラグの配置を広めにとって耳部における泥の詰まりをできるだけなくすような構造が多く取られていた。
その典型例は図1〜図2に示すような配置されるラグは一つ置きに長短のラグを用いたものがある。図中、1はゴムクロ−ラ基体であり、図1の上下方向に連続している。2は芯金であり、図示しないスプロケットにあわせて一定ピッチでゴムクロ−ラ基体1中に埋設されている。2aは芯金2に形成された突起であり、ゴムクロ−ラ基体1の内周面より突出している。3、4ゴムクロ−ラ基体1の外周に形成されたラグであり、ゴムクロ−ラの幅方向に長さの異なるラグである。芯金2の中央部2bはスプロケットとの係合部であり、隣り合う芯金2の中央部2b間にスプロケット係合孔1aが備えられている。又、5は芯金2の左右の翼部2cを外周側から囲ってゴムクロ−ラ基体1中に埋設されたスチ−ルコ−ドであり、ゴムクロ−ラ基体1の幅方向に水平に列をなし、その長手方向に無端状に埋設されている。
図示したように、従来の主として泥地等に用いられるゴムクロ−ラにあっては、ラグ3、4が形成されている間に挟まれた泥Maは落ちにくく、耳部の長ラグ4、4間に挟まれた泥Mbは落ちやすいという特徴があり、これによって推進力はある程度保たれることとなる。
本発明はゴムクロ−ラのラグ間に挟まった泥等の離脱を容易とすることを目的とするものであり、特に言えば、ゴムクロ−ラの中央部のラグ間に挟まった泥等を離脱させるべくゴムクロ−ラを改良したものである。
本発明の要旨は、無端状のゴムクロ−ラ基体と、その長手方向に一定ピッチをもって埋設された芯金と、当該芯金に立設され前記基体の内周面から突出する一対の突起と、この芯金を外周側より囲んで同時にゴムクロ−ラ基体中に埋設されたスチ−ルコ−ド列と、外周面に形成されたラグと、からなるゴムクロ−ラであって、一対の突起下間に埋設されたスチ−ルコ−ド列Aと、当該スチ−ルコ−ド列Aより左右側方に埋設されたスチ−ルコ−ド列Bの夫々の配置が、スチ−ルコ−ド列Aの配置がスチ−ルコ−ド列Bの配置よりも外周側に位置させたゴムクロ−ラにかかるものである。
本発明のゴムクロ−ラによれば、走行中にスチ−ルコ−ド列に張力がかかるが、この張力を中央部のスチ−ルコ−ド列に伝え、これによって中央部のラグ間に詰まってしまった泥等と外周表面との間の剥離を促すものであり、泥の離脱が促進されることとなる。
本発明のゴムクロ−ラによれば、走行中にスチ−ルコ−ド列に張力がかかるが、従来の構成ではスチ−ルコ−ド列の埋設位置がゴムクロ−ラ全体に渡って同じ位置であるのに対し、本発明の構成では中央部のスチ−ルコ−ド列は他の部位のスチ−ルコ−ド列に比べて外周側に配置されているため、かかる張力によって内周側に引っ張られることとなり、このため、ゴムクロ−ラの外周側のゴムの伸縮が繰り返し行われ、ゴムクロ−ラの外周表面はその都度伸縮が繰り返されることとなる。このため、泥が付着しているラグ間の外周面に変形がもたらされ、これによって泥が外周表面より剥離しやすくなり、泥の離脱が促されるものである。
言い換えれば、スチ−ルコ−ド列の位置をゴムクロ−ラの中央部とそれ以外の場所で変化させるものであり、スプロケットやアイドラ−に巻き掛った時、スチ−ルコ−ド列の位置が近づくように変形する影響で、中央部表面に付着した泥が落ち易いという機能を発揮するものである。
そして、本発明の具体例としては、ゴムクロ−ラが一対の突起間をスプロケットとの係合部となし、この間にスプロケット係合孔が備えられ、スチ−ルコ−ド列Aはスプロケット係合穴と突起下間に埋設された構造のものであるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
スチ−ルコ−ド列Aについて言えば、スチ−ルコ−ドBよりも1〜3mm外周側に埋設されるのが好ましく、スチ−ルコ−ド列Aの幅方向の長さが合計で10〜100mmである。前者にあっては、3mm以上であると繰り返しの疲労によってスチ−ルコ−ドが切断され易くなり、後者にあっては、10mm以下では効果が薄く、100mm以上ではスチ−ルコ−ドがかえって動きにくくなってしまうので好ましくない。
本発明のゴムクロ−ラの製法について概略を述べれば、芯金とスチ−ルコ−ドの間に配置されるゴムの厚みを変えることによりスチ−ルコ−ドに段差を付ければよく、スチ−ルコ−ドは、スプロケット穴が存在する場合には、左右二枚に分割したゴム被覆されたスチ−ルコ−ドを用い、スプロケット穴がラグ側に貫通していないものについては、一枚のゴム被覆されたスチ−ルコ−ドを用いればよい。
そして、通常はゴムクロ−ラを真っ直ぐ引き伸ばした状態で加硫するため、各スチ−ルコ−ドの長さは同じであり、スチ−ルコ−ドの埋設位置が違ってもその長さは等しくなり、このため、かかるゴムクロ−ラを使用に供して張力をかけた場合には、上記の段落・0010に記載したように、ゴムクロ−ラがスプロケットやアイドラ−に巻き掛った時、スチ−ルコ−ド列の位置が近づくように変形することとなり、中央部表面に付着した泥が落ち易くなるものである。
尚、本発明の構成を芯金レスクロ−ラに適用した場合には、全体の剛性が高くないため、巻き掛けた際に発生する歪みが少なく効果が薄い。一方、本発明のようにその構成を芯金入りのゴムクロ−ラに適用した場合には、芯金直下の接地面側のスチ−ルコ−ドは比較的動きにくく、巻き掛けた際に両スチ−ルコ−ドが揃いにくい状態にあるが、芯金のない部分については歪みがかえって大きくなるため、非常に効果的となる。
以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説明する。本発明のゴムクロ−ラの外周側平面図は前記図1と同じであり、図3は本発明のゴムクロ−ラのA−A線拡大部分断面図である。図中、1はゴムクロ−ラ基体、2は芯金であり、図示しないスプロケットにあわせて一定ピッチでゴムクロ−ラ基体1中に埋設されている。2aは芯金2に形成された突起であり、ゴムクロ−ラ基体1の内周面より突出している。芯金2の中央部2bはスプロケットとの係合部であり、隣り合う芯金2の中央部2b間にスプロケット係合孔1aが備えられている。3、4ゴムクロ−ラ基体1の外周に形成されたラグであり、ゴムクロ−ラの幅方向に長さの異なるラグである。
5は芯金2の左右の翼部2cを外周側から囲ってゴムクロ−ラ基体1中に埋設されたスチ−ルコ−ド列であり、左右の翼部2cを囲うスチ−ルコ−ド列5aと突起2aの直下に位置するスチ−ルコ−ド列5bとは段差Dが形成されている。段差Dは、スチ−ルコ−ド列5bを外周側に位置(5mm)させたものである。短ラグ3の先端より左右外側は内周側に湾曲Rした耳部となっている。尚、スチ−ルコ−ド列5aとスチ−ルコ−ド列5bとは座屈を防止するため、重なり合わない方がよい。
上記のゴムクロ−ラをスプロケットやアイドラ−に巻き掛けされた際、芯金2上に位置するスチ−ルコ−ド列はさほど移動はないが、芯金を外れた特に芯金2の中央部側に位置するスチ−ルコ−ド列5bは特にその動きが大きく、その分ゴムクロ−ラの外周面もこれにつれて上下動を繰り返す。従って、この部位に挟まれた泥Maとゴムクロ−ラの外周面との接触に剥離がもたらされ、泥Maが脱落するという効果を発揮するものである。
図4は本発明の第2例を示す図3と同様の断面図である。この例ではスプロケット係合孔1aがない例であり、窪み1bが形成されたものである。そして、スチ−ルコ−ド列5bはスチ−ルコ−ド列5aよりも5mmだけ外周側に水平に埋設されたものである。尚、他の符号は前例と同様であり説明は省略する。
この例では短ラグ3と長ラグ4に挟まれた部位の泥Maが殆ど脱落するという効果を奏し、耳部の泥Mbの脱落と相まって推進力が保持される。
本発明は以上の通りであり、ラグ間の泥はけが容易となり、ゴムクロ−ラに必要な推進力が付与されるもので、殆どのゴムクロ−ラに適用可能である。
図1は従来のゴムクロ−ラの外周側平面図である。 図2は図1のA−A線断面図である。 図3は本発明のゴムクロ−ラの第1例のA−A線拡大部分断面図である。 図4は本発明のゴムクロ−ラの第2例のA−A線拡大部分断面図である。
符号の説明
1‥ゴムクロ−ラ基体、
1a‥スプロケット係合孔、
1b‥窪み、
2‥芯金、
2a‥突起、
2b‥芯金の中央部、
2c‥芯金の翼部、
3‥短ラグ、
4‥長ラグ、
5、5a、5b‥スチ−ルコ−ド列、
D‥段差、
Ma、Mb‥ラグ間に挟まった泥。

Claims (4)

  1. 無端状のゴムクロ−ラ基体と、その長手方向に一定ピッチをもって埋設された芯金と、当該芯金に立設され前記基体の内周面から突出する一対の突起と、この芯金を外周側より囲んで同時にゴムクロ−ラ基体中に埋設されたスチ−ルコ−ド列と、外周面に形成されたラグと、からなるゴムクロ−ラであって、一対の突起下間に埋設されたスチ−ルコ−ド列Aと、当該スチ−ルコ−ド列Aより左右側方に埋設されたスチ−ルコ−ド列Bの夫々の配置が、スチ−ルコ−ド列Aの配置がスチ−ルコ−ド列Bの配置よりも外周側に位置させたことを特徴とするゴムクロ−ラ。
  2. 一対の突起間をスプロケットとの係合部となし、この間にスプロケット係合孔が備えられ、スチ−ルコ−ド列Aはスプロケット係合穴と突起下間に埋設された請求項1記載のゴムクロ−ラ。
  3. スチ−ルコ−ド列Aはスチ−ルコ−ドBよりも1〜3mm外周側に埋設された請求項1又は2記載のゴムクロ−ラ。
  4. スチ−ルコ−ド列Aの幅方向の長さが5〜50mmである請求項1乃至3いずれか1記載のゴムクロ−ラ。
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