JP2007136533A - トランスファープレスによる成形方法及びトランスファープレス装置 - Google Patents

トランスファープレスによる成形方法及びトランスファープレス装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007136533A
JP2007136533A JP2005337331A JP2005337331A JP2007136533A JP 2007136533 A JP2007136533 A JP 2007136533A JP 2005337331 A JP2005337331 A JP 2005337331A JP 2005337331 A JP2005337331 A JP 2005337331A JP 2007136533 A JP2007136533 A JP 2007136533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
mold
unit
heating
transfer press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005337331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4724538B2 (ja
Inventor
Yuichi Ishimori
裕一 石森
Tetsuo Shima
哲男 嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2005337331A priority Critical patent/JP4724538B2/ja
Publication of JP2007136533A publication Critical patent/JP2007136533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4724538B2 publication Critical patent/JP4724538B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 金属板の成形精度を確保するとともに成形品の強度を向上させながら、成形品の生産性を維持することのできるトランスファープレス装置を提供する。
【解決手段】 加熱された金属板(11)に対して少なくとも成形工程、機械加工工程及び冷却工程を行う、金型ユニット(1〜3)を複数有し、複数の金型ユニットのうち少なくとも1つの金型ユニットにおいて、該金型ユニットを構成する上下の金型のうち少なくとも一方の金型が、加熱ユニット(1a、1b、2b)又は断熱ユニットを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属板の成形精度を確保しながら成形品の生産性を向上させることのできるトランスファープレスによる成形方法およびトランスファープレス装置に関するものである。
従来のトランスファープレス装置では、加熱炉で200〜300℃に加熱された金属板を搬送しながら、複数の金型を用いて順次、加工工程等を行うことにより、複雑な形状を成形できる(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、複数の加工工程等に対応する数の上金型及び下金型からなる金型が金属板の搬送経路に沿って順に配置されており、各金型での工程が完了すると次段の金型に金属板が、搬送機構によって搬送される。そして、各金型において、異なる工程(例えば、プレス成形工程、ピアッシング工程、トリミング工程)が行われることで、最終的な成形品が得られる。
上述したトランスファープレス装置では、複数の金属板を順次、搬送させることで、連続して複数の成形品を得ることができ、プレス装置のなかでも高い生産性が得られる。また、単純な形状だけでなく、複雑な形状の成形品を製造することができる。
さらに、トランスファープレス装置で得られた成形品は、一般に加工硬化しているものの、原板(加工前の金属板)としては強度の低いものが用いられている。
なお、上述したトランスファープレス装置は、例えば、自動車の車体を成形する場合に用いられる。
特開平5−146897号公報(図1等)
従来のトランスファープレス装置において、ホットプレスを実施する場合、最終段に位置する金型を用いて焼入れを行えば、金属板をトランスファープレス装置内で搬送するだけで成形品を得ることができるはずであるが、この技術は確立していない。トランスファープレスで、金属板の焼入れまでを行う場合には、所定時間、金型を下死点で保持しなければならない。すなわち、加熱された金属板の温度が所定温度に低下するまで、金型を金属板に接触させておかなければならない。
トランスファープレス装置では、金属板の搬送経路上に配置された複数段の金型が同じ動作(上下動作)を行うように構成されているため、上述したように最終段の金型を下死点で所定時間、保持する場合には、前段側に位置する金型も同じ時間だけ下死点で保持しなければならない。この場合には、前段側の金型が金属板に接触することにより、金属板の熱が金型に逃げてしまい、加熱された金属板の温度が低下してしまう。
このように前段側の金型において、金属板の温度が低下してしまうと、金属板の成形を精度良く行うことができなくなってしまうおそれがある。また、金属板の所定の強度を得ることができなくなる。
そこで、本発明は、金属板の成形精度を確保するとともに成形品の強度を向上させつつ、成形品の生産性を維持することのできるトランスファープレスによる成形方法およびトランスファープレス装置を提供するものである。
上記課題を解決する本願発明は、トランスファープレスによる成形方法(第1の発明)及びトランスファープレス装置(第2の発明)からなる。
本願第1の発明であるトランスファープレスによる成形方法は、加熱された金属板に対して金型を用いて行う成形工程、機械加工工程及び冷却工程と、これらの工程間での前記金属板の搬送を行う搬送工程とを有するトランスファープレスによる成形方法であって、前記成形工程、前記機械加工工程及び前記搬送工程のうち少なくとも1つの工程は、前記金属板に対する加熱工程及び断熱工程のうち少なくとも一方の工程を含むことを特徴とする。
前記加熱工程として、電磁誘導による加熱、輻射加熱、前記金属板への通電加熱および、前記金属板との接触伝熱による加熱を用いることができる。
また、前記成形工程及び前記機械加工工程、並びに前記搬送工程に引き続く最終段の前記冷却工程において、前記金属板を冷却することで前記金属板の焼入れが行われる。
本願第2の発明であるトランスファープレス装置は、加熱された金属板に対して少なくとも成形工程、機械加工工程及び冷却工程を行う、金型ユニットを複数有し、複数の金型ユニットのうち少なくとも1つの金型ユニットにおいて、該金型ユニットを構成する上下の金型のうち少なくとも一方の金型が、加熱ユニット又は断熱ユニットを含むことを特徴とする。
ここで、加熱ユニット又は断熱ユニットを、さらに前記複数の金型ユニットのうち前段側の金型ユニットから後段側の金型ユニットに前記金属板を搬送する経路内に配置することができる。
また、前記複数の金型ユニットのうち前段側の金型ユニットで加工された前記金属板を後段側の金型ユニットに搬送する搬送ユニットを設け、前記搬送ユニットに、加熱ユニット又は断熱ユニットを含ませることができる。ここで、前記搬送ユニットが、前記金属板と接触するアーム部材を有する場合には、前記アーム部材のうち少なくとも前記金属板との接触部分に、加熱ユニット又は断熱ユニットを設けることができる。
また、最終段の金型ユニットにおいて、該金型ユニットを構成する少なくとも一方の金型を冷却する機構及び/又は成形された前記金属板を冷却するための冷却媒体を噴出させる機構を設けることができる。
本願第1及び第2の発明によれば、トランスファープレスによって金属板に対して成形工程、機械加工工程及び冷却工程と、これらの工程間での前記金属板の搬送を行う搬送工程を行う間に、金属板の温度が低下してしまうのを抑制することができる。これにより、最終段側の金型ユニットを用いて金属板の焼入れを行う場合には、焼入れに伴う金型の下死点保持の間、他(前段側)の金型ユニットが金属板に接触することによる金属板の温度低下を抑制することができる。
そして、金属板の温度低下を抑制することで、金属板の成形精度を確保することができる。また、トランスファープレスにおいて金属板の焼入れを行うことで、成形品の強度を向上させることができる。しかも、焼入れを行いながらも、トランスファープレス内での一連の工程によって、複数の成形品を順次製造することができ、成形品の生産性を維持することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1であるトランスファープレス装置について、図1を用いて説明する。ここで、図1(A)は、本実施例のトランスファープレス装置の概略図であり、図1(B)〜(E)は、トランスファープレス装置の各工程で得られる金属板の外観を示す図である。
本実施例のトランスファープレス装置は、不図示の加熱炉で加熱された平板状の金属板に対して、3つの加工工程を行うことにより、いわゆるハット形状の金属板を成形するものである。なお、加熱炉での加熱方式は、いかなる方法でもよく、例えば、雰囲気加熱や誘導加熱等がある。また、金属板の成形形状は、いかなる形状としてもよく、この形状に応じた金型を用いればよい。
図1(A)において、加熱炉において成形可能な温度(例えば、750℃)に加熱された金属板11は、不図示の搬送機構によってトランスファープレス装置10に搬送され、まず、第1の金型ユニット1によってプレス成形される。第1の金型ユニット1は、上金型1a及び下金型1bを有しており、上金型1aはスライド4に把持され、下金型1bはベース5に固定されている。
ここで、図1(A)に示すように、本実施例では、上金型1aに凹部を設け、下金型1bに凸部を設けた構成であるが、逆の構成であってもよい。
また、スライド4は、不図示のアクチュエータからの駆動力を受けることにより、図1(A)中の矢印Y方向に移動可能となっており、このスライド4の動作によって、上金型1aは下金型1bに対して矢印Y方向に移動することができる。
加熱炉からの金属板11が第1の金型ユニット1に搬送されると、すなわち、金属板11が下金型1b上に配置されると、上金型1aが図1(A)に示す状態から下降して下死点で所定時間の間、保持されることにより、プレス成形が行われる。このプレス成形によって、平板状の金属板11は、図1(B)に示す形状(いわゆる、ハット形状)に形成される。
上金型1a及び下金型1bのうち、少なくとも金属板11に接触する面は、加熱された金属板11の温度低下を抑制できる温度に加熱されている。具体的には、上金型1a及び下金型1bのうち金属板11との接触面の近傍に発熱体を配置して、上記接触面の温度を所定温度に加熱することができる。また、上金型1a及び下金型1bの全体を発熱体によって加熱することもできる。なお、発熱方式としては、いかなる方式でもよく、例えば、通電によって発熱する方式を用いることができる。
ここで、上金型1a及び下金型1bのうち一方の金型だけを加熱するようにしてもよい。一方の金型だけを加熱する場合には、金属板11の一方の面が非加熱状態となるため、金属板11の温度低下を抑制するためには、加熱する一方の金型の加熱温度を、上述した説明の上金型1a及び下金型1bを加熱するときの温度よりも高く設定することが好ましい。すなわち、金属板11の片面だけを加熱状態とする場合の金型の加熱温度は、金属板11の両面を加熱状態とする場合の各金型の加熱温度よりも高く設定することができる。これにより、金属板11での温度低下を効率良く抑制することができる。
第1の金型ユニット1で成形された金属板11は、搬送フィンガー等の搬送機構によって、次段に位置する第2の金型ユニット2に搬送される。第2の金型ユニット2は、スライド4に把持された上金型2aと、ベース5に固定された下金型2bとを有する。
上金型2aは、スライド4の動作によって、下金型2bに対して矢印Y方向に移動する。上金型2aには、金属板11にピアス(穴部)を形成するための突起部2a1が設けられている。ここで、突起部2a1は、ハット形状の金属板11の各フランジ部11aに対応して2つずつ設けられている。
下金型2bには溝部2b1が形成されており、この溝部2b1には、上金型2aの下降動作に伴って突起部2a1が挿入される。
下金型2b上に、第1の金型ユニット1から搬送された金属板11が配置されると、上金型2aが図1(A)に示す状態から下降することにより、突起部2a1が金属板11を貫通し、溝部2b1内に挿入する。これにより、図1(C)に示すように、金属板11のフランジ部11aには、ピアス11bが形成される。
ここで、下金型2bのうち、少なくとも金属板11と接触する面は、加熱された金属板11の温度低下を抑制できる所定温度(金属板の加熱温度に応じて異なる)に加熱されている。具体的には、下金型2bのうち金属板11との接触面の近傍に発熱体を配置して、上記接触面の温度を所定温度に加熱することができる。また、下金型2bの全体を発熱体によって加熱することもできる。
本実施例では、第2の金型ユニットのうち下金型2bだけを加熱するものであるが、例えば、上金型2aの突起部2a1を加熱しておいてもよいし、上金型2aの全体を加熱しておくようにしてもよい。
上金型2aの凹部分は、金属板11に接触させなくてもよい部分であるが、ピアッシングの位置精度を向上させるために、金属板11に接触させるようにしても良い。その場合には、この部分も加熱しておけば、加熱していない場合に比べて、金属板11のうち上金型2a側の面での温度低下を抑制することができる。
第2の金型ユニット2においてピアッシング工程(機械加工工程)が施された金属板11は、搬送フィンガー等の搬送機構によって、第2の金型ユニット2に対して次段に位置する第3の金型ユニット3に搬送される。
第3の金型ユニット3は、スライド4に把持された上金型3aと、ベース5に固定された下金型3bとを有しており、ピアッシング工程が施された金属板11の端部11c(図1(D)参照)を切断(機械加工工程としてのトリミング)するために用いられる。また、第3の金型ユニット3は、金属板11を焼入れするために用いられる。
上金型3aには、金属板11の端部11cを切断するための突起部3a1と、加熱された金属板11を冷却するための冷却機構(不図示)とが設けられている。この冷却機構によって上金型3aが冷却されており、上金型3aが金属板11に接触することにより、金属板11を冷却(焼入れ)する。冷却機構としては、例えば、上金型3a内に冷却媒体(例えば、水)の循環路を形成し、図1(A)中の矢印IN、OUTに示すように、外部から冷却媒体の供給及び排出を行うことができる。冷却媒体は直接、成形された金属板に接触し、直接冷却をしてもよいし、金型内部を循環して金型を冷却してもよい。
下金型3bには、上金型3aの移動に際して、突起部3a1の逃げとなる溝部3b1が形成されている。
第2の金型ユニット2からの金属板11が下金型3b上に配置されると、上金型3aが下降することにより、突起部3a1が金属板11の端部11cを切断し、溝部3b1内に挿入する。これにより、図1(D)に示す形状の金属板11が成形される。同時に、上金型3a及び下金型3bが金属板11に接触することにより、金属板11の焼入れが行われる。焼入れが完了すると、スライド4の動作によって上金型3aが上方に移動する。
この後、搬送フィンガー等の搬送機構によって、焼入れされた金属板11が第3の金型ユニット3(トランスファープレス装置10)から運び出される。これにより、図1(E)に示すような成形品が完成する。
本実施例では、上述したように第3の金型ユニット3によって焼入れを行っているため、第3の金型ユニット3の上金型3aを下死点で所定時間、保持しなければならない。すなわち、焼入れに要する時間だけ、上金型3a及び下金型3bを金属板11に接触させておかなければならない。
ここで、上金型3aは、スライド4を介して他の金型ユニット1、2における上金型1a、2aと連動しているため、上金型1a、2aでも上金型3aの下死点保持の時間と同じ時間だけ、下死点で保持されることになる。
この場合、第1及び第2の金型ユニット1、2において加熱工程を行わない場合には、上金型1a、2aの下死点保持によって、加熱された金属板11の温度が低下してしまう。すなわち、加熱炉で加熱された金属板11の熱が、金型に逃げてしまう。
そこで、本実施例では、上述したように第1及び第2の金型ユニット1、2を加熱することにより、金属板11の温度低下を抑制するようにしている。これにより、第1〜第3の金型ユニット1〜3における成形を精度良く行うことができる。
しかも、第3の金型ユニット3によって焼入れを行うことで、成形品の強度を向上させることができる。そして、トランスファープレス装置10内で複数の金属板11を順次搬送させるだけで、複数の成形品を順次製造することができ、焼入れを行いながらも成形品の生産性を維持させることができる。
上述した本実施例では、第1及び第2の金型ユニット1、2における金型を加熱する構成について説明したが、上記金型のうち金属板11との接触面に断熱層を設けることもできる。断熱層を設けることにより、金属板11の温度が低下するのを抑制することができる。断熱層を形成する材料としては、公知の断熱特性の高い材料を用いたり、金型表面に凹凸を設け接触させない部位を多く設けたりして、接触抜熱を低減させることができる。
本発明の実施例2であるトランスファープレス装置について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施例のトランスファープレス装置の概略図である。また、図3(A)〜(C)は、本実施例のトランスファープレス装置における搬送状態を示す上面図であって、具体的には、搬送フィンガー及びガイドレールの動作を説明する図である。ここで、実施例1で説明した部材と同じ部材については同一符号を用いている。
図2において、加熱炉において成形可能な温度(例えば、750℃)に加熱された平板状の金属板11は、不図示の搬送機構によってトランスファープレス装置20に搬送され、まず、第1の金型ユニット21によってプレス成形される。第1の金型ユニット21は、上金型21a及び下金型21bを有しており、上金型21aはスライド4に把持され、下金型21bはベース5に固定されている。
下金型21bは、ポンチ21b1と、ポンチ21b1の両側に配置されたブランクホルダ21b2とを有しており、ブランクホルダ21b2は、ポンチ21b1に対して図2の上下方向に移動可能となっている。
搬送フィンガー24は、加熱された金属板11を搬送するために用いられる。図3に示すように、搬送フィンガー24は、ガイドレール25に把持されている。ガイドレール25は、矢印X1方向、すなわち、金属板11の搬送方向において移動可能となっているとともに、矢印X2方向、すなわち、金属板11の搬送方向に対して略直交する方向において移動可能となっている。
ここで、2つのガイドレール25が矢印X1方向にスライド移動することにより、搬送フィンガー24も矢印X1方向に移動することになる。また、2つのガイドレール25が互いに近づく方向に移動することにより、搬送フィンガー24によって金属板11を保持することができる。そして、金属板11を保持した状態で、搬送フィンガー24が矢印X1方向に移動することによって、金属板11の搬送が行われる。
本実施例では、搬送フィンガー24のうち少なくとも金属板11と接触する部分が、加熱されている。具体的には、搬送フィンガー24に発熱体を配置して、金属板11と接触する部分を加熱することができる。なお、搬送フィンガー24の全体を加熱するものであってもよい。
不図示の搬送機構によって、金属板11が加熱炉から第1の金型ユニット21側に搬送され、下金型21b上に配置されると、上金型21aが図2に示す状態から下降を開始し、上金型21aの凸部分が下金型21bのブランクホルダ21b2を押し込むことにより、平板状の金属板11を所定形状(例えば、ハット形状)にプレス成形する。
ここで、上金型21aのうち少なくとも金属板11と接触する部分は、発熱体によって加熱されている。また、下金型21b(ポンチ21b1及びブランクホルダ21b2)のうち少なくとも金属板11と接触する部分が、発熱体によって加熱されている。これにより、プレス成形において、金属板11の温度が低下してしまうのを抑制することができる。
なお、実施例1で説明したのと同様に、上金型21aや下金型21bに断熱層を設けるようにしてもよい。この場合においても、金属板11の温度低下を抑制することができる。
プレス成形後、上金型21aは、スライド4の動作によって上昇する。そして、搬送フィンガー24が金属板11を保持することにより、第1の金型ユニット21に対して次段に位置する第2の金型ユニット22に搬送する。このとき、搬送フィンガー24は、金属板11を加熱しながら搬送する。
第2の金型ユニット22は、スライド4に把持された上金型22aと、ベース5に固定された下金型22bとを有する。上金型22aには、金属板11にピアスを形成するための突起部21a1が設けられている。
下金型22bの構成は、第1の金型ユニット21における下金型21bの構成と同様であり、下金型21bを構成するブランクホルダには、突起部21a1が挿入される穴部が形成されている。また、下金型22bのうち金属板11と接触する部分は、発熱体によって加熱されている。これにより、金属板11のピアッシング工程を行う際に、金属板11の温度低下を抑制することができる。
第2の金型ユニット22での成形工程が完了すると、搬送フィンガー24によって第3の金型ユニット23に搬送される。このときも、搬送フィンガー24は、金属板11を加熱した状態で搬送を行う。
第3の金型ユニット23は、スライド4に把持された上金型23aと、ベース5に固定された下金型23bとを有する。上金型23aは、実施例1で説明した第3の金型ユニット3の上金型3aと同様の構成となっている。また、下金型23bは、下金型21b、22bと同様に、ポンチ及びブランクホルダで構成されており、このブランクホルダには、上金型23aに形成された突起部が挿入される穴部が形成されている。
第3の金型ユニット23上に金属板11が配置されると、上金型23aの上下動作によって金属板11の端部が切断(機械加工工程としてのトリミング)される。また、上金型23aが下死点で保持されることにより、金属板11が冷却され、焼入れが行われる。これにより、金属板11の温度は、例えば、650℃から200℃以下に冷却される。
本実施例でも、上述したように第3の金型ユニット23によって焼入れを行っているため、第3の金型ユニット23の上金型23aを下死点で所定時間、保持しなければならない。そして、上金型23aは、スライド4を介して他の金型ユニット21、22における上金型21a、22aと連動しているため、上金型21a、22aでも上金型23aの下死点保持の時間と同じ時間だけ、下死点で保持されることになる。
この場合、第1及び第2の金型ユニット21、22において加熱工程を行わない場合には、上金型21a、22aの下死点保持によって、加熱された金属板11の温度が低下してしまう。そこで、本実施例では、実施例1と同様に、第1及び第2の金型ユニット21、22を加熱することにより、金属板11の温度低下を抑制するようにしている。しかも、金属板11を搬送する搬送フィンガー24も加熱している。
搬送フィンガー24を加熱しない場合には、搬送フィンガー24による金属板11の搬送時に金属板11の温度が低下するおそれがある。そこで、本実施例では、搬送フィンガー24を加熱することで、搬送フィンガー24による金属板11の搬送時においても、金属板11の温度が低下してしまうのを抑制することができる。
このように金属板11の温度を維持することができ、第1〜第3の金型ユニット21〜23における成形を精度良く行うことができる。しかも、第3の金型ユニット23によって焼入れを行うことで、成形品の強度を向上させることができる。そして、トランスファープレス装置20内で複数の金属板11を順次搬送させるだけで、複数の成形品を得ることができ、焼入れを行いながらも成形品の生産性を維持させることができる。
なお、本実施例では、搬送フィンガー24を加熱した構成について説明したが、搬送フィンガー24のうち少なくとも金属板11と接触する部分に、断熱層を設けることもできる。この場合にも、金属板11の加熱温度が低下してしまうのを抑制することができる。
本発明の実施例3であるトランスファープレス装置について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、本実施例のトランスファープレス装置の概略図である。また、図5(A)〜(C)は、金属板を搬送する際における搬送フィンガー及びガイドレールの動作を説明する図である。ここで、実施例2で説明した部材と同じ部材については同一符号を用いて説明する。
以下、実施例2と異なる部分について説明する。
本実施例では、第1の金型ユニット21と第2の金型ユニット22との間の搬送経路と、第2の金型ユニット22及び第3の金型ユニット23との間の搬送経路とに、電磁誘導によって金属板11を加熱する加熱ユニット31を設けている。
図4において、加熱ユニット31の上部及び下部には、磁力発生コイルが設けられており、磁力発生コイルから発生する磁力線によって金属板11に渦電流を生じさせる。そして、金属板11の電気抵抗によって電流が熱に変換され、金属板11が加熱させられる。
ガイドレール25(搬送フィンガー24)が矢印X1方向に移動する際に、金属板11は加熱ユニット31内を通過し、このときに金属板11が加熱させられる。加熱ユニット31によって供給される熱量は、金属板11の温度低下を抑制できる温度範囲であればよく、この所定の範囲内で適宜設定することができる。
本実施例のように、金属板11の搬送方向(矢印X1方向)において互いに隣り合う2つの金型ユニットの間に、すなわち、金属板11を次段の金型ユニットに搬送する途中に、加熱ユニット31を配置して、金属板11を加熱することで、金属板11の温度低下を抑制することができる。そして、温度の低下を抑制することで、各金型ユニットにおいて、焼入れに伴う下死点保持を行いながらも、各金型ユニットにおける金属板11の成形を精度良く、且つ容易に行うことができ、成形品の生産性も維持することができる。しかも、焼入れによって、成形品の強度を向上させることができる。
本実施例では、金型ユニット間の搬送経路上のすべてに加熱ユニット31を配置した構成について説明したが、いずれかの搬送経路上にのみ加熱ユニット31を配置することもできる。例えば、最終段に近づくにつれて金属板11の温度低下が大きくなる場合には、最終段側にのみ加熱ユニット31を配置することができる。すなわち、図4に示すトランスファープレス装置30の構成では、第2の金型ユニット22及び第3の金型ユニット23の間の搬送経路上にのみ加熱ユニット31を配置することもできる。
本発明の実施例4であるトランスファープレス装置について、図6及び図7を用いて説明する。ここで、図6は、本実施例のトランスファープレス装置の概略図である。また、図7(A)〜(C)は、金属板11を搬送する際における、搬送フィンガー及びガイドレールの動作を説明する図である。ここで、実施例2で説明した部材と同じ部材については同一符号を用いて説明する。
以下、実施例2と異なる点について説明する。
本実施例では、第1の金型ユニット21と第2の金型ユニット22との間の搬送経路と、第2の金型ユニット22及び第3の金型ユニット23との間の搬送経路とに、金属板11を輻射加熱する加熱ユニット41を設けている。
図6において、加熱ユニット41の上部及び下部には、赤外線ヒータ41aが配置されている。赤外線ヒータ41aからは赤外線が照射され、この赤外線によって対象物(本実施例では金属板11)に輻射熱が伝達される。これにより、金属板11を加熱することができる。
ガイドレール25(搬送フィンガー24)が矢印X1方向に移動する際に、金属板11は加熱ユニット41内を通過し、このときに金属板11が加熱させられる。加熱ユニット41によって供給される熱量は、金属板11の温度低下を抑制できる温度範囲であればよく、この所定の範囲内で適宜設定することができる。
本実施例のように、金属板11の搬送方向(矢印X1方向)において互いに隣り合う2つの金型ユニットの間に、すなわち、金属板11を次段の金型ユニットに搬送する途中に、加熱ユニット41を配置して金属板11を加熱することで、金属板11の温度低下を抑制することができる。そして、温度の低下を抑制することで、各金型ユニットにおいて、焼入れに伴う下死点保持を行いながらも、各金型ユニットにおける金属板11の成形を精度良く、且つ容易に行うことができ、成形品の生産性も維持することができる。しかも、焼入れによって、成形品の強度を向上させることができる。
本実施例では、金型ユニット間の搬送経路上のすべてに加熱ユニット41を配置した構成について説明したが、いずれかの搬送経路上にのみ加熱ユニット41を配置することもできる。例えば、最終段に近づくにつれて金属板11の温度低下が大きくなる場合には、最終段側にのみ加熱ユニット41を配置することができる。すなわち、図6に示すトランスファープレス装置40の構成では、第2の金型ユニット22及び第3の金型ユニット23の間の搬送経路上にのみ加熱ユニット41を配置することができる。
本発明の実施例5であるトランスファープレス装置について、図8及び図9を用いて説明する。ここで、図8は、本実施例のトランスファープレス装置の概略図である。また、図9(A)〜(C)は、金属板を搬送する際における、搬送フィンガー及びガイドレールの動作を説明する図である。ここで、実施例2で説明した部材と同じ部材については同一符号を用いて説明する。
以下、実施例2と異なる点について説明する。本実施例では、搬送フィンガーを介して金属板11を通電加熱するものである。以下、この構成について、具体的に説明する。
ガイドレール25に設けられた3つの搬送フィンガーのうち2つの搬送フィンガーは、金属板11を通電によって加熱する構成となっている。すなわち、第1の金型ユニット21から第2の金型ユニット22に金属板11を搬送する搬送フィンガー51と、第2の金型ユニット22から第3の金型ユニット23に金属板11を搬送する搬送フィンガー52は、金属板11に接触した際に金属板11を通電する。
具体的には、搬送フィンガー51、52には、通電を行うための配線と、金属板11に接触し、配線に流れる電流を金属板11に伝達する接触端子とが設けられている。
なお、第3の金型ユニット22からトランスファープレス装置50外に金属板11を搬送する搬送フィンガー24は、実施例2等で説明したものと同じである。すなわち、この搬送フィンガー24は、焼入れ後の金属板11をトランスファープレス装置50外に搬送するためだけに用いられるため、後述するように金属板11を加熱する必要が無い。
搬送フィンガー51、52は、図8や図9に示すように、金属板11の両端部を覆うようになっており、第1の金型ユニット21によって成形される形状に応じた形状に形成されている。
搬送フィンガー51は、第1の金型ユニット21から第2の金型ユニット22に金属板11を搬送する際に、金属板11を通電することで金属板11を加熱する。すなわち、搬送フィンガー51が金属板11を保持したタイミングで通電を開始し、第2の金型ユニット22上に金属板11を配置するまで、通電を続ける。
具体的には、ガイドレール25の動作を開始させるタイミングで通電を開始し、ガイドレール25の動作を停止させるタイミングで通電を完了させればよい。ここで、搬送フィンガー51においては金型からの漏電や金型との短絡を避けるために、上述したタイミングで通電を切り替えることが必須である。
搬送フィンガー52は、第2の金型ユニット22から第3の金型ユニット23に金属板11を搬送する際に、金属板11を通電することで金属板11を加熱する。すなわち、搬送フィンガー52が金属板11を保持したタイミングで通電を開始し、第3の金型ユニット23上に金属板11を配置するまで、通電を続ける。
これにより、金属板11が金型ユニット間を移動する間も、金属板11は加熱し続けており、金属板11の温度低下を抑制することができる。したがって、第3の金型ユニット23での焼入れに応じた下死点保持を維持しながらも、第1及び第2の金型ユニット21、22における成形を精度良く行うことができるとともに、成形品の強度を向上させることができる。しかも、本実施例のトランスファープレス装置50を用いることで、成形品の生産性も維持することができる。
本実施例では、金属板11の両側縁部に搬送フィンガー51、52を接触させる構成としたが、上記各側縁部の一部に搬送フィンガーを接触させ、通電加熱を行うようにしてもよい。この場合であっても、通電量を増加させることで、金属板11の全体を加熱することが可能である。
本発明の実施例6であるトランスファープレス装置について、図10及び図11を用いて説明する。ここで、図10は、本実施例であるトランスファープレス装置の概略図である。また、図11(A)〜(C)は、金属板を搬送する際における搬送フィンガー及びガイドレールの動作を説明する図である。ここで、実施例2で説明した部材と同じ部材については同一符号を用いて説明する。
以下、実施例2と異なる点について説明する。本実施例では、搬送フィンガーを用いて金属板11に対して接触伝熱による加熱を行うものである。以下、この構成について、具体的に説明する。
ガイドレール25に設けられた3つの搬送フィンガーのうち2つの搬送フィンガーは、金属板11に対して接触伝熱による加熱を行う構成となっている。すなわち、第1の金型ユニット21から第2の金型ユニット22に金属板11を搬送する搬送フィンガー61と、第2の金型ユニット22から第3の金型ユニット23に金属板11を搬送する搬送フィンガー62とは、金属板11に接触した際に金属板11に熱を伝達する。
なお、第3の金型ユニット22からトランスファープレス装置60外に金属板11を搬送する搬送フィンガー24は、実施例2等で説明したものと同じである。すなわち、この搬送フィンガー24は、焼入れ後の金属板11をトランスファープレス装置60外に搬送するためだけに用いられるため、後述するように金属板11を加熱する必要が無い。
搬送フィンガー61、62は、図10や図11に示すように、金属板11の全面を覆うようになっており、第1の金型ユニット21によって成形される形状に応じた形状に形成されている。すなわち、一対の搬送フィンガー61のうち一方の搬送フィンガー61は、金属板11の上面及び下面における半分の領域に接触するようになっており、一対の搬送フィンガー61によって金属板11の全面を覆うようになっている。一対の搬送フィンガー62についても同様の構成となっている。
搬送フィンガー61、62は加熱されており、金属板11の全面に接触することで、金属板11を加熱する。すなわち、金属板11を次段の金型ユニットに搬送するために、搬送フィンガー61、62が金属板11に接触することで、金属板11への伝熱が開始され、次段の金型ユニットに金属板11を配置した後に搬送フィンガー61、62が金属板11から離れることで、金属板11への伝熱が終了する。
これにより、金属板11が金型ユニット間を移動する間も、金属板11は加熱し続けており、金属板11の温度低下を抑制することができる。したがって、第3の金型ユニット23での焼入れに応じた下死点保持を維持しながらも、第1及び第2の金型ユニット21、22における成形を精度良く行うことができるとともに、成形品の強度を向上させることができる。しかも、本実施例のトランスファープレス装置60を用いることで、焼入れを行いながらも、成形品の生産性を維持することができる。
本実施例では、搬送フィンガー61、62によって金属板11の全面を覆い、金属板11に熱を伝達する構成であるが、搬送フィンガーによって金属板11の全面を覆う構成としつつ、金属板11との接触面に断熱層を設けるようにしてもよい。すなわち、搬送フィンガーに設けられた断熱層によって金属板11を覆うことで、金属板11の温度低下を抑制するようにしてもよい。
本発明の実施例7であるトランスファープレス装置について、図12を用いて説明する。図12は、本実施例のトランスファープレス装置の概略図である。ここで、実施例2で説明した部材と同じ部材については同一符号を用い、説明を省略する。
図12において、第1及び第2の金型ユニット21、22の間には、加熱用にステージを設け、加熱ユニット71が配置されている。また、第2及び第3の金型ユニット22、23の間には、加熱ユニット72が配置されている。
加熱ユニット71は、スライド4に把持された上加熱部71aと、ベース5に固定された下加熱部71bとを有している。同様に、加熱ユニット72は、スライド4に把持された上加熱部72aと、ベース5に固定された下加熱部72bとを有している。上加熱部71a、72aは、スライド4を介して各金型ユニット21〜23の上金型21a〜23aと一体となって動作可能となっている。
第1の金型ユニット21で所定形状(例えば、ハット形状)に成形された金属板11は、搬送フィンガー等の搬送機構(不図示)によって、加熱ユニット71に搬送される。そして、加熱ユニット71において所定時間、加熱された後、搬送機構によって第2の金型ユニット22に搬送される。すなわち、搬送機構によって金属板11が下加熱部71bに配置されると、スライド4の動作によって上加熱部71aが下降して、所定時間(焼入れに伴う下死点保持の時間)の間、停止する。
ここで、上加熱部71aは、下死点において、金属板11に接触してもよいし、接触しなくてもよい。上加熱部71aが下死点で保持されている間、金属板11は加熱が行われる。そして、スライド4の動作によって、上加熱部71aが上昇すると、搬送フィンガーによって金属板11は、次段に位置する第2の金型ユニット22に搬送される。
第2の金型ユニット22でピアッシング工程が施された金属板11は、搬送機構によって加熱ユニット72に搬送され、加熱ユニット72において所定時間、加熱される。その後、搬送機構によって金属板11が第3の金型ユニット23に搬送される。加熱ユニット72での動作は、上述した加熱ユニット71の動作と同様である。
本実施例によれば、各金型ユニット21〜23において金属板11を加熱するとともに、加熱工程用の段を追加して加熱を行っているため、次段の金型ユニットに搬送する間における金属板の温度低下を抑制することができる。これにより、各金型ユニット21〜23での成形を精度良く行うことができるとともに、成形品の強度を向上させることができる。しかも、本実施例のトランスファープレス装置70を用いることで、焼入れを行いながらも、成形品の生産性を維持することができる。上加熱部71a,72aについては、スライドとは独立させスライドと干渉しない位置に固定して配置してもよい。
本実施例において、金属板11を搬送する搬送フィンガーを、実施例2、5、6で説明した構成とすることもできる。
次に、上述した実施例1〜7のトランスファープレス装置を用いた場合における実験結果を以下の表1に示す。
Figure 2007136533
ここで、「比較例」とは、従来技術を示し、トランスファープレス装置内において金属板を加熱しないものである。
また、数値実施例1は、第1の金型ユニットにおいて断熱層を備えた金型を用いるとともに、搬送フィンガーを加熱し、第3の金型ユニットにおいて冷却水を用いて金属板の冷却を行った場合を示す。
数値実施例2は、金型ユニット間の搬送を行う間で金属板の加熱を行うとともに、第1の金型ユニットにおいて断熱層を備えた金型を用い、第3の金型ユニットにおいて冷却水を用いて金属板の冷却を行った場合を示す。
数値実施例3は、金型ユニット間に実施例7で説明した加熱ステージを設けるとともに、第1の金型ユニットにおいて断熱層が設けられた金型を用い、第3の金型ユニットにおいて冷却水を用いて金属板の冷却を行った場合を示す。
「各部の温度」とは、図13に示す金属板のA点及びB点における温度を示し、B点は搬送フィンガーが接触する部分である。
また、最終的に得られた成形品の評価は、成形品の硬度と、ピアスを形成した部分における残留応力とを測定することにより行った。ここで、硬度としては、Hv硬度(ビッカース硬度)が410よりも小さい場合を「×」とし、Hv硬度が410以上の場合を「○」とした。また、残留応力としては、50[kgf/mm]よりも小さい場合を「○」とし、50[kgf/mm]以上の場合を「×」とした。
表1からも分かるように、比較例よりも本発明の数値実施例のほうが優れた結果が得られた。
本発明の実施例1であるトランスファープレス装置の概略図(A)と、各金型ユニットでの成形によって得られる金属板の外観斜視図(B〜E)である。 本発明の実施例2であるトランスファープレス装置の概略図である。 実施例2のトランスファープレス装置において、金属板の搬送状態を示す図である(A〜C)。 本発明の実施例3であるトランスファープレス装置の概略図である。 実施例3のトランスファープレス装置において、金属板の搬送状態を示す図である(A〜C)。 本発明の実施例4であるトランスファープレス装置の概略図である。 実施例4のトランスファープレス装置において、金属板の搬送状態を示す図である(A〜C)。 本発明の実施例5であるトランスファープレス装置の概略図である。 実施例5のトランスファープレス装置において、金属板の搬送状態を示す図である。 本発明の実施例6であるトランスファープレス装置の概略図である。 実施例6のトランスファープレス装置において、金属板の搬送状態を示す図である。 本発明の実施例7であるトランスファープレス装置の概略図である。 金属板における温度測定点を示す図である。
符号の説明
・ 21:第1の金型ユニット
・ 22:第2の金型ユニット
・ 23:第3の金型ユニット
21a、22a、23a:上金型
21b、22b、23b:下金型
4:スライド
5:ベース
10、20、30、40、50、60、70:金型ユニット
11:金属板
24、51、52、61、62:搬送フィンガー
31、41、71:加熱ユニット
71a:上加熱部
71b:下加熱部

Claims (8)

  1. 加熱された金属板に対して金型を用いて行う成形工程、機械加工工程及び冷却工程と、これらの工程間での前記金属板の搬送を行う搬送工程とを有するトランスファープレスによる成形方法であって、
    前記成形工程、前記機械加工工程及び前記搬送工程のうち少なくとも1つの工程は、前記金属板に対する加熱工程及び断熱工程のうち少なくとも一方の工程を含むことを特徴とするトランスファープレスによる成形方法。
  2. 前記加熱工程は、電磁誘導による加熱、輻射加熱、前記金属板への通電加熱および、前記金属板との接触伝熱による加熱のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のトランスファープレスによる成形方法。
  3. 前記成形工程及び前記機械加工工程、並びに前記搬送工程に引き続く最終段の前記冷却工程において、前記金属板の焼入れが行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスファープレスによる成形方法。
  4. 加熱された金属板に対して少なくとも成形工程、機械加工工程及び冷却工程を行う金型ユニットを複数有し、
    前記複数の金型ユニットのうち少なくとも1つの金型ユニットにおいて、該金型ユニットを構成する上下の金型のうち少なくとも一方の金型が、加熱ユニット又は断熱ユニットを含むことを特徴とするトランスファープレス装置。
  5. 加熱ユニット又は断熱ユニットは、さらに前記複数の金型ユニットのうち前段側の金型ユニットから後段側の金型ユニットに前記金属板を搬送する経路内に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のトランスファープレス装置。
  6. 前記複数の金型ユニットのうち前段側の金型ユニットで加工された前記金属板を後段側の金型ユニットに搬送する搬送ユニットを有し、
    前記搬送ユニットは、加熱ユニット又は断熱ユニットを含むことを特徴とする請求項4又は5に記載のトランスファープレス装置。
  7. 前記搬送ユニットが、前記金属板と接触するアーム部材を有し、
    前記アーム部材のうち少なくとも前記金属板との接触部分には、加熱ユニット又は断熱ユニットが設けられていることを特徴とする請求項6に記載のトランスファープレス装置。
  8. 最終段の金型ユニットにおいて、該金型ユニットを構成する少なくとも一方の金型を冷却する機構及び/又は成形された前記金属板を冷却するための冷却媒体を噴出させる機構を有することを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載のトランスファープレス装置。
JP2005337331A 2005-11-22 2005-11-22 トランスファープレスによる成形方法及びトランスファープレス装置 Active JP4724538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337331A JP4724538B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 トランスファープレスによる成形方法及びトランスファープレス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005337331A JP4724538B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 トランスファープレスによる成形方法及びトランスファープレス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007136533A true JP2007136533A (ja) 2007-06-07
JP4724538B2 JP4724538B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=38200008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005337331A Active JP4724538B2 (ja) 2005-11-22 2005-11-22 トランスファープレスによる成形方法及びトランスファープレス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4724538B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009075135A1 (ja) * 2007-12-13 2009-06-18 Aisin Takaoka Co., Ltd. 搬送装置及びそれを有する熱間プレス成形装置
WO2009097426A2 (en) * 2008-01-29 2009-08-06 Honda Motor Co., Ltd. Steel sheet heat treatment/stamp system and method
JP2009241088A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Jfe Steel Corp 高珪素鋼帯の打ち抜き加工方法及び抜き加工設備
EP2236225A1 (en) * 2007-12-13 2010-10-06 Aisin Takaoka Co., Ltd. Hot press forming device and hot press forming method
EP2233593A3 (de) * 2009-03-27 2011-04-06 ThyssenKrupp Umformtechnik GmbH Verfahren und Warmumformanlage zur Herstellung von pressgehärteten Formbauteilen aus Stahlblech
CN102039349A (zh) * 2009-10-23 2011-05-04 蒂森克虏伯金属成型技术有限公司 制造经淬火、热成型的工件的方法和热成型装置
CN102266900A (zh) * 2010-06-07 2011-12-07 蒂森克虏伯金属成型技术有限公司 用于制造锻压的钢板成型构件的方法和热成型装置
JP2012040568A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Hitachi Zosen Fukui Corp サーボプレスによる鋼板のホットプレス方法及びサーボプレス
JP2012139724A (ja) * 2010-12-17 2012-07-26 Univ Of Yamanashi 順送プレス加工装置
JP2012218006A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd 金属管の熱間加工装置
DE112011102398T5 (de) 2010-07-21 2013-05-08 Imanishi Manufacturing Co., Ltd. Verfahren zum Formen eines Stahlblechs durch Heißpressen
JP2014524979A (ja) * 2011-07-06 2014-09-25 イェスタムプ・ハードテック・アクチエボラーグ 鋼板ブランクを熱成形及び焼入れする方法
US9492859B2 (en) 2015-03-09 2016-11-15 Autotech Engineering A.I.E. Press systems and methods
WO2018143113A1 (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社寺方工作所 非磁性高強度ステンレス鋼加工品およびその製造方法並びにその製造装置
US10618094B2 (en) 2015-03-09 2020-04-14 Autotech Engineering S.L. Press systems and methods
EP2993241B1 (de) 2014-08-26 2020-10-07 Benteler Automobiltechnik GmbH Verfahren und presse zur herstellung wenigstens abschnittsweise gehärteter blechbauteile
CN113145745A (zh) * 2015-02-05 2021-07-23 本特勒尔汽车技术有限公司 双工位落料式加热成形模具以及制造热成形的且压淬的机动车部件的方法
WO2024019164A1 (ja) * 2022-07-22 2024-01-25 株式会社エイチワン 金属加工方法および金属加工システム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52131966A (en) * 1976-04-28 1977-11-05 Honda Motor Co Ltd Method and device for forming integrallforming type brake disc for use in vehicle
JPH10146696A (ja) * 1996-11-14 1998-06-02 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd 複合順送り加工装置
JP2001252788A (ja) * 2000-03-09 2001-09-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 連続プレス設備
JP2003048026A (ja) * 2001-08-03 2003-02-18 Niigata Prefecture マグネシウム合金の塑性加工方法及びその装置
JP2003053437A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Niigata Prefecture マグネシウム合金の連続プレス加工装置
JP2005169394A (ja) * 2003-10-02 2005-06-30 Nippon Steel Corp 金属板材の熱間プレス成形装置及び熱間プレス成形方法
JP2005186076A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Uchida Soki Co Ltd プレス加工方法およびプレス加工装置
JP2005199300A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Komatsu Sanki Kk プレス加工方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52131966A (en) * 1976-04-28 1977-11-05 Honda Motor Co Ltd Method and device for forming integrallforming type brake disc for use in vehicle
JPH10146696A (ja) * 1996-11-14 1998-06-02 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd 複合順送り加工装置
JP2001252788A (ja) * 2000-03-09 2001-09-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 連続プレス設備
JP2003048026A (ja) * 2001-08-03 2003-02-18 Niigata Prefecture マグネシウム合金の塑性加工方法及びその装置
JP2003053437A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Niigata Prefecture マグネシウム合金の連続プレス加工装置
JP2005169394A (ja) * 2003-10-02 2005-06-30 Nippon Steel Corp 金属板材の熱間プレス成形装置及び熱間プレス成形方法
JP2005186076A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Uchida Soki Co Ltd プレス加工方法およびプレス加工装置
JP2005199300A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Komatsu Sanki Kk プレス加工方法

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8887544B2 (en) 2007-12-13 2014-11-18 Aisin Takaoka Co., Ltd. Conveyor apparatus and hot press-forming apparatus comprising the same
JP2009142855A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Aisin Takaoka Ltd 搬送装置及びそれを有する熱間プレス成形装置
EP2236225A1 (en) * 2007-12-13 2010-10-06 Aisin Takaoka Co., Ltd. Hot press forming device and hot press forming method
EP2236225A4 (en) * 2007-12-13 2013-08-14 Aisin Takaoka Ltd HOT PRESSURE DEVICE AND HOT PRESSURE PROCESSING
WO2009075135A1 (ja) * 2007-12-13 2009-06-18 Aisin Takaoka Co., Ltd. 搬送装置及びそれを有する熱間プレス成形装置
CN101896295B (zh) * 2007-12-13 2013-02-06 爱信高丘株式会社 运送装置以及具有该运送装置的热压成形装置
US9206488B2 (en) 2007-12-13 2015-12-08 Aisin Takaoka Co., Ltd. Hot press forming apparatus and hot press forming method
WO2009097426A2 (en) * 2008-01-29 2009-08-06 Honda Motor Co., Ltd. Steel sheet heat treatment/stamp system and method
WO2009097426A3 (en) * 2008-01-29 2009-11-05 Honda Motor Co., Ltd. Steel sheet heat treatment/stamp system and method
US8653399B2 (en) 2008-01-29 2014-02-18 Honda Motor Co., Ltd Steel sheet heat treatment/stamp system and method
JP2009241088A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Jfe Steel Corp 高珪素鋼帯の打ち抜き加工方法及び抜き加工設備
EP2233593A3 (de) * 2009-03-27 2011-04-06 ThyssenKrupp Umformtechnik GmbH Verfahren und Warmumformanlage zur Herstellung von pressgehärteten Formbauteilen aus Stahlblech
EP2324938A1 (de) * 2009-10-23 2011-05-25 ThyssenKrupp Umformtechnik GmbH Verfahren und Warmumformanlage zur Herstellung eines gehärteten, warm umgeformten Werkstücks
CN102039349A (zh) * 2009-10-23 2011-05-04 蒂森克虏伯金属成型技术有限公司 制造经淬火、热成型的工件的方法和热成型装置
CN102266900A (zh) * 2010-06-07 2011-12-07 蒂森克虏伯金属成型技术有限公司 用于制造锻压的钢板成型构件的方法和热成型装置
DE112011102398T5 (de) 2010-07-21 2013-05-08 Imanishi Manufacturing Co., Ltd. Verfahren zum Formen eines Stahlblechs durch Heißpressen
US9321092B2 (en) 2010-07-21 2016-04-26 Mazda Motor Corporation Method for forming steel sheet by hot pressing
DE112011102398B4 (de) * 2010-07-21 2020-02-06 Imanishi Manufacturing Co., Ltd. Verfahren zum Formen eines Stahlblechs durch Heißpressen
JP2012040568A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Hitachi Zosen Fukui Corp サーボプレスによる鋼板のホットプレス方法及びサーボプレス
JP2012139724A (ja) * 2010-12-17 2012-07-26 Univ Of Yamanashi 順送プレス加工装置
JP2012218006A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Honda Motor Co Ltd 金属管の熱間加工装置
JP2014524979A (ja) * 2011-07-06 2014-09-25 イェスタムプ・ハードテック・アクチエボラーグ 鋼板ブランクを熱成形及び焼入れする方法
EP2993241B1 (de) 2014-08-26 2020-10-07 Benteler Automobiltechnik GmbH Verfahren und presse zur herstellung wenigstens abschnittsweise gehärteter blechbauteile
CN113145745A (zh) * 2015-02-05 2021-07-23 本特勒尔汽车技术有限公司 双工位落料式加热成形模具以及制造热成形的且压淬的机动车部件的方法
US9492859B2 (en) 2015-03-09 2016-11-15 Autotech Engineering A.I.E. Press systems and methods
KR101754016B1 (ko) * 2015-03-09 2017-07-19 오토테크 엔지니어링 에이.아이.이. 프레스 시스템 및 방법
US10618094B2 (en) 2015-03-09 2020-04-14 Autotech Engineering S.L. Press systems and methods
WO2018143113A1 (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社寺方工作所 非磁性高強度ステンレス鋼加工品およびその製造方法並びにその製造装置
JPWO2018143113A1 (ja) * 2017-01-31 2019-02-14 株式会社寺方工作所 非磁性高強度ステンレス鋼加工品およびその製造方法並びにその製造装置
WO2024019164A1 (ja) * 2022-07-22 2024-01-25 株式会社エイチワン 金属加工方法および金属加工システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4724538B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4724538B2 (ja) トランスファープレスによる成形方法及びトランスファープレス装置
JP4673656B2 (ja) 熱間プレス成形装置
JP5934801B2 (ja) 成形装置
JP5155646B2 (ja) 熱間プレス成形装置及び熱間プレス成形方法
JP5730308B2 (ja) ホットプレスによる鋼板の成形方法
WO2010150683A1 (ja) 鋼板の熱間プレス成形方法、鋼板の熱間プレス成形装置、及び鋼成形部材
KR101870932B1 (ko) 시트 마그네슘으로 부품을 제조하기 위한 방법 및 장치
US20160228934A1 (en) Two-blow heating and forming tool and method for producing hot-formed and press-hardened motor vehicle components
JP2007136534A (ja) プレス成形装置及びプレス成形方法
JP2008068282A (ja) 熱間プレス加工装置及び熱間プレス加工方法
TWI628149B (zh) Glass plate 3D curved surface non-contact processing system and method
JP2009285728A (ja) 熱間プレス成形用鋼板の加熱装置及び加熱方法
CN117943496A (zh) 用于通过热成型来生产部件的***
CN104176916B (zh) 模具组
JP2005131665A (ja) プレス加工方法
JP2013173153A (ja) 熱間プレス用の鋼板の熱処理方法
JP5493893B2 (ja) 厚板鋼板の熱間プレス成形方法
JP2007260761A (ja) 熱間プレス装置
KR20150060797A (ko) 스테인리스 강박의 온간 가공 방법 및 온간 가공용 금형
JP5994055B2 (ja) 金属部品の製造方法および金属部品の製造装置
JP2017154409A (ja) 熱プレス成形方法および熱プレス成形装置
KR101778232B1 (ko) 성형 장치
CN109678332A (zh) 玻璃板材3d曲面非接触加工***及方法
JP2020515415A (ja) 硬化板金製品を製造するための方法および装置
CN110627349B (zh) 非接触成型装置及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110411

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4724538

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350