JP2007135139A - 無線アクセスポイント装置、ネットワーク及び無線アクセスポイント装置の再起動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線アクセスポイント装置の再起動時に、収容されていた無線クライアント装置の通信を有効に継続させる。
【解決手段】 本発明の無線アクセスポイント装置は、再起動原因が生じたときに、再起動処理を開始、実行する再起動実行手段と、再起動処理を開始する前に、無線電波の送信電力を低下制御して、収容している無線クライアント装置の収容先を近隣の他の無線アクセスポイント装置に切換させる送信電力低下制御手段とを有する。本発明のネットワークは、本発明の無線アクセスポイント装置を適用している。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の無線アクセスポイント装置は、再起動原因が生じたときに、再起動処理を開始、実行する再起動実行手段と、再起動処理を開始する前に、無線電波の送信電力を低下制御して、収容している無線クライアント装置の収容先を近隣の他の無線アクセスポイント装置に切換させる送信電力低下制御手段とを有する。本発明のネットワークは、本発明の無線アクセスポイント装置を適用している。
【選択図】 図1
Description
本発明は無線アクセスポイント装置、ネットワーク及び無線アクセスポイント装置の再起動方法に関するものである。
今日、例えば、企業LANにおいては、建物内の空間の至る所に無線アクセスポイント装置が設けられ、携帯端末などのクライアント(無線アクセスポイント装置から見てクライアント)装置は、この無線アクセスポイント装置を介して企業LAN本体に接続されるようになされている。無線アクセスポイント装置は、エリア内のクライアント装置に対して電波を送信することによってクライアント装置との通信リンクの確立を行っている。
ところで、このような無線アクセスポイント装置が再起動を行う場合がある。例えば、IPアドレスや認証コードや制御パラメータ(例えば輻輳の許可パラメータ)などのコンフィグレーションパラメータを設定し直すために(アクセスポイント装置における認証については特許文献1参照)、上位装置からのコマンドに従って再起動を行う。また例えば、障害を検出した際に自律的に再起動を行う場合もある。
特表2005−522959号公報
しかしながら、クライアント装置とリンクが確立している無線アクセスポイント装置が再起動を実行すると、無線アクセスポイント装置から電波が突然送出されなくなり、通信リンク断となって、クライアント装置との通信が不可な状態に移行する。クライアント装置の利用ユーザは、突然の通信断により、非常な不快感を抱いてしまう。
従来は、再起動が必要な場合が上述のようにかなり限られた場合であってまれであるので、再起動時における上記課題は放置されていた。
しかし、無線アクセスポイント装置の設置数が増大の一途を辿っている今日においては、無線アクセスポイント装置の再起動時における上記課題を放置することはできない。特に、データ通信より、リアルタイム性が高い音声通信ではかかる課題は大きな課題である。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであり、無線アクセスポイント装置の再起動時に収容されていたクライアント装置の通信を有効に継続させることができる無線アクセスポイント装置、ネットワーク及び無線アクセスポイント装置の再起動方法を提供しようとしたものである。
かかる課題を解決するため、第1の本発明は、有線ネットワーク部分と無線クライアント装置との通信に介在する無線アクセスポイント装置において、再起動原因が生じたときに、再起動処理を開始、実行する再起動実行手段と、上記再起動実行手段が再起動処理を開始する前に、無線電波の送信電力を低下制御して、収容している無線クライアント装置の収容先を近隣の他の無線アクセスポイント装置に切換させる送信電力低下制御手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、有線ネットワーク部分と無線クライアント装置との通信に介在する複数の無線アクセスポイント装置を有するネットワークにおいて、上記各無線アクセスポイント装置として、第1の本発明の無線アクセスポイント装置を適用したことを特徴とする。
第3の本発明は、有線ネットワーク部分と無線クライアント装置との通信に介在する無線アクセスポイント装置の再起動方法において、再起動原因が生じて再起動処理を開始、実行する前に、無線電波の送信電力を低下制御して、収容している無線クライアント装置の収容先を近隣の他の無線アクセスポイント装置に切換させることを特徴とする。
本発明によれば、再起動処理を開始する前に、送信電力制御により、再起動対象の無線アクセスポイント装置に収容されていた無線クライアント装置を、他の無線アクセスポイント装置に収容させるようにしたので、無線アクセスポイント装置の再起動時でも、無線クライアント装置の通信を有効に継続させることができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による無線アクセスポイント装置、ネットワーク及び無線アクセスポイント装置の再起動方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
以下、本発明による無線アクセスポイント装置、ネットワーク及び無線アクセスポイント装置の再起動方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
図2は、第1の実施形態の無線アクセスポイント装置を含むAP利用ネットワークの構成を示すブロック図ある。
図2において、AP利用ネットワーク1は、企業ネットワーク本体(イントラネット)2と、この企業ネットワーク本体2に接続されているスイッチ3と、このスイッチ3を介して企業ネットワーク本体2に接続されている無線アクセスポイント装置4−1、4−2、…と、企業ネットワーク本体2に直接接続されている無線アクセスポイント装置5−1、5−2、…と、いずれかの無線アクセスポイント装置4(4−1、4−2、…)、5(5−1、5−2、…)との通信リンクが張られる無線クライアント装置(以下、クライアント装置と呼ぶ)6−1、6−2、6−3、…と、企業ネットワーク本体2に接続されている呼制御サーバ(VoIPサーバ)7と、企業ネットワーク本体2に接続されているデータ系サーバ8とを有している。
企業ネットワーク本体2の形態はリング状、メッシュ状、バス状その他の形態のいずれであっても良い。また、図2に示すように、インターネット9などの外部ネットワークと接続可能なものであっても良い。
スイッチ3は、例えば、ルータやゲートウェイが相当し、無線アクセスポイント装置4−1、4−2、…を企業ネットワーク本体2に選択的に接続されるものである。
無線アクセスポイント装置4、5は、後述する図1に示すような内部詳細構成を有し、基本的には、収容しているクライアント装置同士や、クライアント装置と企業ネットワーク本体側の装置との通信の中継機能を果たすものである。無線アクセスポイント装置4、5は、後述するような再起動に関係する構成も備えている。
クライアント装置6(6−1、6−2、6−3、…)は、収容されている無線アクセスポイント装置4、5との無線リンクを介して、他の端末との通信を行うものである。クライアント装置6は、固定型又は携帯型のパソコンであっても良く、携帯型の小型情報処理端末(携帯電話端末を含む)であっても良く、IP電話端末であっても良い。クライアント装置6は、電話系の通信機能を有する装置であっても良く、また、データ系の通信機能を有する装置であっても良い。
呼制御サーバ(VoIPサーバ)7は、クライアント装置6同士や、クライアント装置6及び外部装置との音声通信に対する呼制御処理を実行するものである。データ系サーバ8は、クライアント装置6同士や、クライアント装置6及び外部装置とのデータ通信に対するリンク接続切断制御処理を実行するものである。呼制御サーバ7やデータ系サーバ8が、例えば、オペレータの操作などに応じて、無線アクセスポイント装置4、5に対してコンフィグレーションパラメータの設定コマンド又は変更コマンドを発行する。なお、呼制御サーバ7やデータ系サーバ8以外の図示しない保守用装置(例えばパソコン)が、オペレータの操作などに応じて、無線アクセスポイント装置4、5に対して上述したコマンドを発行するようにしても良い。
図1は、第1の実施形態の無線アクセスポイント装置10(4、5)の再起動処理に関係する部分の詳細構成を示すブロック図である。
図1において、無線アクセスポイント装置10は、無線カード11、無線ドライバ12、端末管理部13、他AP管理部14、有線ドライバ15、有線LAN部16、保守制御部17及びコマンド受付部18を有する。
無線カード11は、例えば、IEEE802.11a/b/gの無線LANインタフェースに従って、クライアント装置6との無線通信を行う無線部である。無線カード11は、その内部に、送信電力を可変できる構成を有している。
無線ドライバ12は、無線カード11を制御するものである。すなわち、クライアント装置6との無線通信を制御するものである。なお、無線カード11及び無線ドライバ12は、複数組設けられていても良い。
端末管理部13は、当該無線アクセスポイント装置10が収容しているクライアント装置6のデータ(端末データ)を管理しているものである。端末管理部13は、例えば、当該無線アクセスポイント装置10に登録されたクライアント装置6の装置IDと、その状態(音声通信状態、データ通信状態、通信待機状態など)のデータとを管理している。
他AP管理部14は、他の無線アクセスポイント装置の位置や状況などのデータを管理しているものである。
有線LAN部16は、当該LANにおける有線ネットワーク側(企業ネットワーク本体2やスイッチ3)との通信を行う有線通信部である。
有線ドライバ15は、有線LAN部16を制御するものであり、すなわち、有線ネットワーク側との通信を制御するものである。有線ドライバ15は、例えば、有線ネットワーク側から与えられたパケットの解読などを行い、コマンド用パケットの受信時には、そのコマンド用パケットに含まれているコマンドをコマンド受付部18に与えるものである。
コマンド受付部18は、有線ドライバ15から与えられたコマンドを受け取り、そのコマンドに応じて、各部を起動したり制御したりするものである。コマンド受付部18は、例えば、上述したコンフィグレーションパラメータの設定コマンド又は変更コマンドが与えられたときには、保守制御部17に、その旨を通知し、パラメータを変更し、再起動コマンドが与えられたときには、当該無線アクセスポイント装置10の再起動を指示する。
保守制御部17は、呼制御サーバ7やデータ系サーバ8や図示しない保守用装置などと、保守のための通信を実行したり、当該無線アクセスポイント装置10の保守動作を実行したりするものである。保守動作の1つとして、当該無線アクセスポイント装置10の再起動があり、保守制御部17は、コマンド受付部18から再起動が指示されたときに、以下のようにして、再起動処理の開始タイミングを制御する。
保守制御部17は、端末管理部13に対し、収容しているクライアント装置6との通話チャネルや止まり木チャネルにおける送信電力を徐々に小さくすることを要求する。このとき、端末管理部13は、無線ドライバ12を介して無線カード11の送信電力の調整部を制御し、送信電力を徐々に小さくさせる。また、端末管理部13は、登録されている端末が全て離脱、又は、一定時間経過後に、当該無線アクセスポイント装置10の再起動処理を開始する。
すなわち、第1の実施形態の場合、保守制御部17は、コマンド受付部18から再起動が指示されても、直ちに、再起動処理を開始するのではなく、クライアント装置6への送信電力を低下制御し、登録されている端末が全て離脱したことを確認し、又は、低下制御の開始時点から一定時間経過後に、再起動処理を開始する。
図3は、送信電力を制御する理由を説明するためのタイミングチャートである。図3において、曲線P10Aは、再起動対象の無線アクセスポイント装置(ここでは符号10Aを用いる)の送信電力の変化を示しており、曲線P10Bは、無線アクセスポイント装置10Aの近隣の無線アクセスポイント装置(ここでは符号10Bを用いる)の送信電力の変化を示している。
通常状態において、無線アクセスポイント装置10Aの送信電力P10Aが近隣の無線アクセスポイント装置10Bの送信電力P10Bより大きくても、保守制御部17が、再起動の必要性を認識した時点t1以降、無線アクセスポイント装置10Aの送信電力P10Aが所定レベル(0dB)へ向けて徐々に低下していく。この低下により、無線アクセスポイント装置10Aの送信電力P10Aが近隣の無線アクセスポイント装置10Bの送信電力P10Bより小さくなり、やがて、無線アクセスポイント装置10Aに収容されていたクライアント装置6が、収容先を、無線アクセスポイント装置10Aから近隣の無線アクセスポイント装置10Bを切り換える(時点t2)。無線アクセスポイント装置10Aの送信電力P10Aが所定レベル(例えば0dB)に達した時点t3において、再起動処理が開始されるがこのときには、クライアント装置6の収容先が、近隣の無線アクセスポイント装置10Bに切り替わっているため、再起動処理が開始されても、クライアント装置6の通信が中断されることはない。
保守制御部17は、再起動が完了したときには、端末管理部13に対して、送信電力をデフォルトレベル(又は低下制御の開始時点でのレベル)にさせることを指示し、端末管理部13は、それに応じて、送信電力をデフォルトレベルに制御して(デフォルトレベルへの切換は一瞬の変化であっても少しずつの変化であっても良い)、その旨を保守制御部17に通知し、保守制御部17は、この通知の受信により、再起動に関係する一連の処理を完了する。
以上のように、第1の実施形態によれば、ある無線アクセスポイント装置で再起動の必要性が生じたときに、送信電力制御を行って、収容していたクライアント装置を、近隣の無線アクセスポイント装置へ収容換えさせ、その後に、再起動処理を開始するようにしたので、再起動処理を行ってもクライアント装置の通信を中断させるようなことを防ぐことができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による無線アクセスポイント装置、ネットワーク及び無線アクセスポイント装置の再起動方法の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
次に、本発明による無線アクセスポイント装置、ネットワーク及び無線アクセスポイント装置の再起動方法の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
第2の実施形態においても、ネットワーク構成は上述した図2で表すことができ、無線アクセスポイント装置10の内部構成も図1で表すことができる。
第2の実施形態の場合、無線アクセスポイント装置10における、再起動が必要となったときの再起動処理の開始タイミングの制御機能や処理が、第1の実施形態のものと異なっている。
図4は、第2の実施形態の無線アクセスポイント装置10における再起動に関係する処理の流れを示すフローチャートである。
保守制御部17は、再起動が必要となったときには、端末管理部13に対し、送信電力制御を要求する(S100)。このとき、端末管理部13は、無線ドライバ12を介して無線カード11の送信電力の調整部を制御し、収容しているクライアント装置6との通話チャネルや止まり木チャネルの送信電力を徐々に小さくさせる(S101)。また、端末管理部13は、他AP管理部14の格納内容に基づき、当該無線アクセスポイント装置の近隣の無線アクセスポイント装置(ここでは符号10Bを用いる)の情報を得、有線LAN部16から、その近隣の無線アクセスポイント装置10Bに宛てて、送信電力を所定の高レベルまで徐々に大きくさせるコマンドを含むパケットを送信させる(S102)。
端末管理部13は、送信電力が所定の低レベル(例えば0dB)に達することを監視しており(S103)、達したときに、その旨を保守制御部17に通知する(S104)。また、端末管理部13は、近隣の無線アクセスポイント装置10Bからの送信電力の増大処理終了情報を含むパケットを待ち受けており(S105)、そのようなパケットの受信時に、その旨を保守制御部17に通知する(S106)。
保守制御部17は、端末管理部13から、全ての通話チャネル及び止まり木チャネルの送信電力が所定の低レベル(例えば0dB)に達したこと、及び、近隣の無線アクセスポイント装置10Bにおける送信電力の増大が終了したことを通知されたときに、当該無線アクセスポイント装置10の再起動処理を開始する(S107)。
再起動が完了したときの動作の流れの図示は省略するが、再起動が完了したときには、以下のような動作が実行される。
保守制御部17は、再起動が完了したときには、端末管理部13に対して、送信電力をデフォルトレベル(又は低下制御の開始時点でのレベル)にさせることを指示する。このとき、端末管理部13は、それに応じて、送信電力をデフォルトレベルに制御してその旨を保守制御部17に通知する。また、端末管理部13は、近隣の無線アクセスポイント装置10Bに対して、送信電力をデフォルトレベル(又は増大制御の開始時点でのレベル)にさせるコマンドを含むパケットを送信させ、近隣の無線アクセスポイント装置10Bからの、送信電力をデフォルトレベルにした旨を含むパケットを受信したときに、その旨を保守制御部17に通知する。保守制御部17は、2種類の通知の受信により、再起動に関係する一連の処理を完了する。
近隣の無線アクセスポイント装置10Bにおいては、以下のように動作する。なお、近隣の無線アクセスポイント装置10Bの構成要素には符号末尾に「B」を付与している。
近隣の無線アクセスポイント装置10Bにおいて、送信電力の増大制御のコマンドが無線アクセスポイント装置10から与えられた場合には、そのコマンドをコマンド受付部18Bが受け付けて、保守制御部17Bから、端末管理部13Bに増大制御を指示させる。端末管理部13Bは、無線カード11Bからの止まり木チャネルの送信電力を所定の高レベルまで徐々に増大させ、所定の高レベルに達した際に、無線アクセスポイント装置10に、増大制御終了情報を含むパケットを有線LAN部16Bから送信させる。
また、近隣の無線アクセスポイント装置10Bにおいて、送信電力をデフォルトレベルにさせるコマンドが無線アクセスポイント装置10から与えられた場合には、そのコマンドをコマンド受付部18Bが受け付けて、保守制御部17Bから、端末管理部13Bにデフォルトレベルへの切換を指示させる。端末管理部13Bは、無線カード11Bからの止まり木チャネルや通話チャネルの送信電力をデフォルトレベルに変化させ(この変化も徐々であっても良い)、送信電力がデフォルトレベルになった際に、無線アクセスポイント装置10に、デフォルトレベルにした旨の情報を含むパケットを有線LAN部16Bから送信させる。
すなわち、第2の実施形態の場合、保守制御部17は、コマンド受付部18から再起動が指示されても、直ちに、再起動処理を開始するのではなく、クライアント装置6への送信電力を低下制御すると共に、近隣の無線アクセスポイント装置10Bからの送信電力の増大制御を行い、これら制御の終了を待って、再起動処理を開始する。
図5は、第2の実施形態における、再起動処理を開始するまでの送信電力の変化を示すタイミングチャートであり、上述した第1の実施形態に係る図3に対応する図面である。図5においても、曲線P10Aは、再起動対象の無線アクセスポイント装置10Aの送信電力の変化を示しており、曲線P10Bは、無線アクセスポイント装置10Aの近隣の無線アクセスポイント装置10Bの送信電力の変化を示している。
通常状態において、無線アクセスポイント装置10Aの送信電力P10Aが近隣の無線アクセスポイント装置10Bの送信電力P10Bより大きいとする。保守制御部17が、再起動の必要性を認識した時点t11以降、無線アクセスポイント装置10Aの送信電力P10Aは所定の低レベル(0dB)へ向けて徐々に低下していき、また、近隣の無線アクセスポイント装置10Bの送信電力P10Bは所定の高レベルへ向けて徐々に大きくなっていく。送信電力P10A及び送信電力P10Bのこのような変化により、無線アクセスポイント装置10Aの送信電力P10Aが近隣の無線アクセスポイント装置10Bの送信電力P10Bより小さくなり、やがて、無線アクセスポイント装置10Aに収容されていたクライアント装置6が、収容先を、無線アクセスポイント装置10Aから近隣の無線アクセスポイント装置10Bを切り換える(時点t12)。無線アクセスポイント装置10Aの送信電力P10Aが所定の低レベルに達すると共に、近隣の無線アクセスポイント装置10Bの送信電力P10Bが所定の高レベルに達した時点t13において、再起動処理が開始される。このときには、クライアント装置6の収容先が、近隣の無線アクセスポイント装置10Bに切り替わっているため、再起動処理が開始されても、クライアント装置6の通信が中断されることはない。
以上のように、第2の実施形態によっても、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。
(C)他の実施形態
上記各実施形態では、送信電力の制御が終了するのを待って、再起動処理を開始するものを示したが、再起動対象の無線アクセスポイント装置に収容されていた全てのクライアント装置が、収容先を他の無線アクセスポイント装置に切り換えたときに、再起動処理を開始するようにしても良い。
上記各実施形態では、送信電力の制御が終了するのを待って、再起動処理を開始するものを示したが、再起動対象の無線アクセスポイント装置に収容されていた全てのクライアント装置が、収容先を他の無線アクセスポイント装置に切り換えたときに、再起動処理を開始するようにしても良い。
上記各実施形態においては、再起動対象の無線アクセスポイント装置が、再起動の必要性を認識したときに、送信電力制御を開始するものを示したが、無線アクセスポイント装置の上位装置(例えば、呼制御サーバ7、データ系サーバ8、保守用装置など)が再起動対象の無線アクセスポイント装置やその近隣の無線アクセスポイント装置に対して送信電力制御を実行させてクライアント装置の収容先を切換させ、その後に、上位装置が再起動対象の無線アクセスポイント装置に再起動を指示し、即座に、再起動処理を開始するようにしても良い。
上記各実施形態においては、再起動の原因が、コンフィグレーションパラメータの設定又は変更である場合を説明したが、再起動の原因(トリガ)が障害発生などの他の原因であっても良い。
上記各実施形態においては、無線LAN部分を有するネットワークに適用した場合を示したが、他の無線ネットワークに本発明を適用することができる。例えば、携帯電話ネットワークに対しても本発明を適用でき、この場合、基地局が無線アクセスポイント装置に該当する。
1…AP利用ネットワーク、2…企業ネットワーク本体、3…スイッチ、4、5、10…無線アクセスポイント装置、6…クライアント装置、7…呼制御サーバ(VoIPサーバ)、8…データ系サーバ、11…無線カード、12…無線ドライバ、13…端末管理部、14…他AP管理部、15…有線ドライバ、16…有線LAN部、17…保守制御部、18…コマンド受付部。
Claims (4)
- 有線ネットワーク部分と無線クライアント装置との通信に介在する無線アクセスポイント装置において、
再起動原因が生じたときに、再起動処理を開始、実行する再起動実行手段と、
上記再起動実行手段が再起動処理を開始する前に、無線電波の送信電力を低下制御して、収容している無線クライアント装置の収容先を近隣の他の無線アクセスポイント装置に切換させる送信電力低下制御手段と
を有することを特徴とする無線アクセスポイント装置。 - 近隣の他の無線アクセスポイント装置の再起動実行手段が再起動処理を開始する前に、無線電波の送信電力を増大制御して、近隣の他の無線アクセスポイント装置が収容している無線クライアント装置の収容先を、当該無線アクセスポイント装置に変更させる送信電力増大制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の無線アクセスポイント装置。
- 有線ネットワーク部分と無線クライアント装置との通信に介在する複数の無線アクセスポイント装置を有するネットワークにおいて、
上記各無線アクセスポイント装置として、請求項1又は2に記載の無線アクセスポイント装置を適用したことを特徴とするネットワーク。 - 有線ネットワーク部分と無線クライアント装置との通信に介在する無線アクセスポイント装置の再起動方法において、
再起動原因が生じて再起動処理を開始、実行する前に、無線電波の送信電力を低下制御して、収容している無線クライアント装置の収容先を近隣の他の無線アクセスポイント装置に切換させることを特徴とする無線アクセスポイント装置の再起動方法。
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