JP2007135029A - スピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載オーディオシステム等で要求されているスピーカ装置の薄型化に適したスピーカ装置を提供する。
【解決手段】磁気回路33と、この磁気回路33によって振動する振動板41及びドライブコーン42と、磁気回路33および振動板41及びドライブコーン42を保持するスピーカフレーム35と、振動板41及びドライブコーン42を保持する部分と、磁気回路33を保持する部分とを連結する連結部23と、を備える構成である。そして、連結部23は、スピーカフレーム35の円周の接線方向に対して傾斜角度αを有する傾斜面23aを備えており、振動板41及びドライブコーン42による空気流AFが傾斜面23aに沿って流れるように構成されたスピーカ装置30である。
【選択図】図2

Description

本発明は、スピーカ装置に関するものである。
図1は、従来の一般的な動電型のスピーカ装置の構成を示したものである。
このスピーカ装置1は、磁気回路3と、この磁気回路3が後部に取り付けられたフレーム5と、外周のロール状のエッジ7がフレーム5の前部の振動板支持部5aに固定されたコーン状の振動板9と、円筒状のボイスコイルボビン11に巻回されたボイスコイル12とを備えた構成である。
磁気回路3は、円板状のプレート15aの中心に円筒状のセンターポール15bが突設された構造のヨーク15と、センターポール15bの外周に遊嵌するリング状のマグネット16と、プレート15aとの間にマグネット16を挟み込むようにセンターポール15bの先端側に遊嵌して装備されたリング状のトッププレート17とを有して構成されている。
トッププレート17の内周とセンターポール15bとの間の隙間が、ボイスコイル12を配置する磁気ギャップ19として構成されている。
振動板9は、中心に、ボイスコイルボビン11を挿通させる開口部9aが形成されている。振動板9の外周縁に接合されたエッジ7は、該エッジ7の外周に装備された取付用フランジ部7aが振動板支持部5aに貼着されたリング状のガスケット21と振動板支持部5aとの間に挟まれた形態で、振動板支持部5aに固定される。
また、開口部9aを形成している振動板9の内周部9bは、開口部9aに挿通されたボイスコイルボビン11の外周に接着等により固定される。
また、このような振動板9の中央部には、ダストキャップ28が貼着されている。このダストキャップ28は、ボイスコイルボビン11の前方を覆って、磁気ギャップ19への塵埃等の進入を防止する。
円筒状のボイスコイルボビン11は、軸方向に移動自在に、センターポール15bの外周に遊嵌すると共に、軸方向の移動が規制されるように、ダンパ25を介してフレーム5に弾性支持される。
通常、ダンパ25としては、ボイスコイルボビン11に対して同心状に蛇腹構造を形成したものが普及している。
ダンパ25は、外周縁がフレーム5のダンパ支持部5bに固定されると共に、内周部がボイスコイルボビン11の外周に固定されて、ボイスコイルボビン11の半径方向の変位を規制し、且つ、振動板9の駆動時には、蛇腹の変形によって振動エネルギーを吸収し、振動板9の制振を行う。
フレーム5は、通常、振動板支持部5aとダンパ支持部5bとの間に、スピーカ円周方向に沿って適宜間隔で形成されたフレーム開口5cが複数設けられた構造とされる。このフレーム開口5cは、振動板9の駆動時の背圧によって発生する空気流を逃がす通気孔として機能する。
また、このフレーム開口5cは前述の通気孔の機能だけでなく、フレーム5の軽量化にもなっている。
以上のスピーカ装置1は、音響信号がボイスコイル12に入力されると、それによるボイスコイルボビン11の往復振動によって振動板9を振動させて、音響再生をする。
ところで、最近、車載のオーディオシステムでも重低音再生用のサブウーファー等の大口径のスピーカ装置を使用する例が増えている。
このような大口径のスピーカ装置を車載用として設計する際に、車載用スピーカキャビネットや車両ドアの内側などスピーカ装置のキャビネットとして利用する箇所の奥行き寸法が限られているため、スピーカ装置の薄型化が重要課題とされている。
ところが、上記のようにボイスコイルボビン11の弾性支持をダンパ25によって行う従来のスピーカ装置1では、振動板9と磁気回路3との間にダンパ25を配置する空間を確保しなければならず、ダンパ25の設置空間の確保のために、スピーカ装置の軸方向寸法の短縮が困難で、スピーカ装置の薄型化のネックとなる。
また、ダンパ25は、通常エッジ7よりもスティフネスが大きいため、長期使用による機械疲労がエッジ7よりも早期に起こり、制御性能の低下が故障の原因となる虞があった。
更に、ダンパ25上の隣接する蛇腹間の振動伝搬時における蛇腹の変形によって特異な振動や擦れ音が発生し、それが逆にボイスコイル12や振動板9の振動に影響を及ぼして、音質を濁してしまう可能性もあった。これらの問題に対して提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
また、スピーカ装置は、特に薄型化して設置空間が狭くなることにより、磁気回路によって発生する熱をどう冷却するかも重要な課題となってくる。スピーカ装置の冷却についてはこれまで多くの提案がなされてきている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−191746号公報 特開2003−299185号公報
ところが、薄型化したスピーカ装置を取り付けるスピーカキャビネットの内側や車両ドアの内側などの奥行きに余裕が無いため、取り付けたスピーカ装置の背面の空間が狭くなってしまう。したがって、振動板の駆動時の背圧による空気流の動きを円滑に行うことが困難である。このため、スピーカの音質が低下してしまう。また、空気流の動きが悪いと、スピーカの磁気回路で発生する熱の排熱にも支障をきたすことになる。
一方、空気流の動き円滑にするために通気孔を大きくすると、スピーカフレームの強度低下を招き、磁気回路の保持に問題が生じてくる。
本発明が解消しようとする課題としては、薄型化した従来のスピーカ装置において、振動板の駆動時の背圧による空気流の動きが円滑に行われないという問題を、スピーカフレームの強度低下を伴わずに解決することが一例として挙げられる。
請求項1に係るスピーカ装置は、磁気回路と、該磁気回路によって振動する振動板と、該磁気回路および該振動板を保持するスピーカフレームと、前記振動板を保持する部分と、前記磁気回路を保持する部分とを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記スピーカフレームの円周の接線方向に対して傾斜角度を有する傾斜面を備え、前記振動板による空気流が前記傾斜面に沿って流れるように構成されたことを特徴とする。
本発明に係るスピーカ装置の最良の実施の形態は、磁気回路と、磁気回路によって振動する振動板と、磁気回路および振動板を保持するスピーカフレームと、振動板を保持する部分と、磁気回路を保持する部分とを連結する連結部と、を備えたスピーカ装置であり、その連結部は、スピーカフレームの円周の接線方向に対して傾斜角度を有する傾斜面を備えており、振動板による空気流がこの傾斜面に沿って流れるように構成されたものである。
本実施の形態のスピーカ装置によれば、薄型化したスピーカ装置において、振動板の駆動時の背圧による空気流の動きが円滑に行われないという問題を、スピーカフレームの強度低下を伴わずに解決することができる。
これによって、振動板の駆動時の背圧による空気流の動きを円滑に行うことができ、スピーカ装置の音質低下を防ぐことができる。また、空気流の動きを円滑に行うことにより、スピーカ装置の磁気回路で発生する熱を効率的に排熱できるので、磁気回路の冷却効果を上げることができる。
以下、本発明に係るスピーカ装置の実施の形態について、具体的な実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、実施例1に係るスピーカ装置の斜視図、図3は実施例1に係るスピーカ装置の平面図、図4は、実施例1に係るスピーカ装置の縦断面図、図5は実施例1に係るスピーカ装置の要部拡大斜視図、図6は実施例1に係るスピーカ装置がキャビネットに装着された状態を示す概略側面図である。
図2、図3および図4に示すように、実施例1のスピーカ装置30は、スピーカ中心線37を中心としたほぼ同心形の構成を有しており、磁気回路33と、この磁気回路33が後部に取り付けられたスピーカフレーム35と、スピーカ駆動方向に向かって同軸に配置された第1の振動板41及び駆動部材42(以下、ドライブコーンという)と、円筒状のボイスコイルボビン45に巻回されたボイスコイル46とを備えた構成である。
磁気回路33は、円板状のプレート51aの中心に円筒状のセンターポール51bが突設された構造のヨーク51と、センターポール51bの外周に遊嵌するリング状のマグネット53と、プレート51aとの間にマグネット53を挟み込むようにセンターポール51bの先端側に遊嵌されたリング状のトッププレート55とから構成されている。トッププレート55の内周とセンターポール51bとの間の隙間が、ボイスコイル46を配置する磁気ギャップ57となっている。
スピーカフレーム35は浅底の椀形で、底板部35aの内面はヨーク51のプレート51aを載せた状態で、磁気回路33が適宜取り付けられている。このスピーカフレーム35には、スピーカ駆動方向に沿って離れた位置に、第1の振動板41の振動板支持部35cとドライブコーン42の振動板支持部35dがそれぞれ設けられている。
2つの振動板支持部35c,35d間の周壁35bは開口が一切設けられない密閉壁である。一方、振動板支持部35c,35dと、磁気回路33を保持する底板部35aとは連結部23によって適宜連結されている。この連結部23は、スピーカ円周方向に沿って適宜間隔で開口35fを複数個形成するように構成されている。
開口35fは、振動板の背圧によって生じる空気流AF(図示における空気流AFを示す矢印は排気時の向きを示す)が通る開口であり、背圧を逃がす通気孔として機能する。なお、スピーカフレーム35の振動板支持部35cの背面は、スピーカキャビネット60のバッフル71に密着固定するフランジ面として機能する。
第1の振動板41及びドライブコーン42は、コーン型の振動板であり、その外周部であるエッジ61,62は、スピーカフレーム35上の振動板支持部35c,35dに固定されると共に、その内周部41b,42bは、接合してボイスコイルボビン45に固定される。
エッジ61,62は、振動板本体であるコーン紙から伝わった振動を減衰させるため、内部損失の高い材質の部材を使用することが好ましい。よって、例えば、コーン紙とは異なる材質(コーン紙よりも内部損失の高い材質)の部材を接合してエッジ61,62とするとよい。
スピーカ装置30の前面側に配置される第1の振動板41は、中央部の開口の径が、スピーカ装置30の前面側に配置されたドライブコーン42の開口の径よりも大きく設定されていて、エッジ61には振動板間の密閉空間67の外側(スピーカ装置の前面側)に膨らむ膨出部61aが設けられている。
また、第1の振動板41の背部に配置されるドライブコーン42は、中央部の開口の径がボイスコイルボビン45の外径に略等しく設定されており、エッジ62には振動板間の密閉空間67の外側(スピーカ装置の背面側)に膨らむ膨出部62aが設けられている。なお、膨出部61a及び膨出部62aの凹凸の向きは、図4に示すような向きに限定するものではない。
第1の振動板41及びドライブコーン42のそれぞれのエッジ61,62は、前述のスピーカフレーム35の2つの振動板支持部35c,35dにそれぞれ固定される。
また、第1の振動板41のエッジ61は、その外周部に連設された取付用フランジ部61bがガスケット65と振動板支持部35cとで挾持されて、振動板支持部35cに固定されている。
また、第1の振動板41の内周部41bは、その背後に位置しているドライブコーン42の上に重ねられた状態でドライブコーン42に接合されている。
また、この第1の振動板41の中央部には、ダストキャップ28が貼着装備される。このダストキャップ28は、ボイスコイルボビン45の前方を覆って、磁気ギャップ57への塵埃等の進入を防止する。
そして、ドライブコーン42の内周部42bを、ボイスコイルボビン45の外周に適宜接着剤によって接着固定することで、第1の振動板41及びドライブコーン42の内周部41b,42bが接合され、ボイスコイルボビン45に固定された構造となっている。
円筒状のボイスコイルボビン45は、軸方向に移動自在に、センターポール51bの外周に遊嵌すると共に、その外周に接合されたドライブコーン42によって、半径方向及び軸方向の位置決めが成されている。
本実施例の場合、第1の振動板41及びドライブコーン42と、スピーカフレーム35とで囲まれた振動板間の空間67は密閉されている。
ボイスコイルボビン45の軸方向変位によって第1の振動板41及びドライブコーン42が駆動される時、図4に示すように、振動板間の密閉空間67に封入されている空気などの気体が第1の振動板41及びドライブコーン42の変位及びエッジ61a、62aの変位により圧迫されて、空気バネとしてのバネ性が発揮され、ボイスコイルボビン45が制御可能に支持されている。
このように本実施の形態の場合、振動板41及びドライブコーン42の後方に、ボイスコイルボビン45を弾性支持するダンパを装備する必要が無く、ダンパ及びその設置空間の省略によってスピーカ装置の軸方向寸法を短縮して、車載オーディオシステム等で要求されている薄型化のスピーカ装置30を実現できる。
前述の連結部23について詳細に説明すると、この連結部23は、図5に示すように、スピーカフレーム35の円周の接線方向Sに対して傾斜角度αを有する傾斜面23aを備えている。この傾斜角度αは60度以下の範囲が望ましい。また、この連結部23は、板状に構成され複数設けられており、傾斜面23aの傾斜向きが略同一に構成されている。
また、連結部23はスピーカ中心線37に対してスピーカ軸方向の傾斜角度βとして30度〜90度の傾斜角度を有していることが望ましい。
このように連結部23が構成されていることにより、開口35fから出る空気流AF(図示の矢印とは反対向きで開口35fに入る空気流)は、連結部23の傾斜面23aの傾斜向きに沿って移動する。
また、連結部23はその角部23d、23eは比較的大きなR面にて構成されていることで、連結部23の強度を高めたり、金型強度の低下を防止したりすることができる。
また、連結部23は、磁気回路33の方向に向かってその幅Wが漸次幅狭になるように構成され、更に、傾斜角度αが漸次変化するように構成されている。このような構成は、周知のファンの各送風フィンと似た構成であって、例えば、図5に示すように、連結部23はその横断面の形状が振動板41に接近した側が薄肉になる略楔形状にとなっている。この構成によれば、特にスピーカ装置の外部に空気が排出されるときの連結部23の空気抵抗を小さくでき空気流AFがスムーズに流れる。
振動板41及びドライブコーン42の振動によって生じた空気流AFは、連結部23の傾斜面23aに沿ってスピーカ中心線37の中心にした渦流のような向きの空気流AFを形成する。また、この空気流AFはスピーカ中心線37に対して略直行する方向(スピーカ平面方向)に沿った流れとなる。
このように空気流AFが、スピーカ装置30の側面方向に広がるように流れるので、スピーカ装置30の側面側の空間(図6を参照)有効に利用できて空気流が活発になり、磁気回路33によって発生する熱を効果的に冷却することができる。
更には、振動伝搬時に隣接する蛇腹(起伏部)間を変形が移動する蛇腹構造のダンパの場合と異なり、第1の振動板41及びドライブコーン42には局部的に大きな変形が生じないこと、加えて、スピーカ中心線37方向に狭いキャビネットであっても背圧を効果的に逃がすことができるため、濁りのない高品位な音再生を実現することができる。
そして、本実施の形態のスピーカ装置30は、図6に示すように、薄型のキャビネット60に装着された場合において、ドライブコーン42によって生じた背圧による空気流AFは、スピーカ中心線37に対して略直交する方向、すなわち、スピーカ装置30の側面方向に広がるように流れるので、前述の如く渦流の如き方向(側面方向から見た場合図6のようにスピーカ法線方向)に広がって行く。
したがって、図6に示すような薄型のキャビネット60であっても、比較的設けやすいキャビネット側面方向の空間60aを効果的に利用できる。この結果、スピーカ装置30によれば、スピーカ背面側の奥行きが狭いキャビネット60、言い換えると薄型のキャビネット60に適用しても、効果的な背圧コントロールができ、再生音質を向上させることができる。
また、磁気回路33の冷却作用においても、薄型のキャビネット60の形状を有効に利用した効果的な冷却を行うことができる。
図7は、本発明に係る実施例2のスピーカ装置の要部斜視図である。
実施例2のスピーカ装置40は、図2及び図3に示した実施例1のスピーカ装置30において、図7に示すように、連結部78はその横断面の形状が、中央部分78eが厚肉に構成され、両端側78b,78cが薄肉の流線形状に構成されている。
連結部78の傾斜面78aは、その表裏両面が流線形状に構成されているので、スピーカ外に空気が排出されるとき並びに流入するときの連結部78の空気抵抗を小さくでき開口79を通る空気流AFの流れをよりスムースにすることができる。
図8は、本発明に係るスピーカ装置の実施例3の要部斜視図である。
実施例3のスピーカ装置50は、図2及び図3に示した実施例1のスピーカ装置30において、図8に示すように、連結部88間に形成される開口89の形状が、傾斜面88aを備える楕円形の曲線形状となっている。この連結部88および開口89の構成においても、前掲の実施の形態と同様の効果があるだけでなく、開口89が曲線形状であると、連結部88には鋭角部分がなくなるので、外力によって生じる内部応力の集中部分を回避できて強度アップすることができる。また、磁気回路33の保持をより強固にすることができる。
なお、上記の開口89の曲線形状として楕円形を示したが、円形やその他、鋭角部分を有しない曲線形状であれば特に限定するものではない。
また、連結部の構成や開口の形状は、前述の各実施例の形状に限るものではなく、本発明の趣旨に沿って適宜変更できるものである。例えば、本発明の実施の形態に係るスピーカ装置においては、連結部の傾斜角αや傾斜角β並びに開口の大きさや形状等は、同じ構造のものを複数個形成した構造に限るものではなく、一つのスピーカ装置で異なった連結部や開口を備える構成とすることもできる。
この場合、異なった連結部や開口によって、空気流の向きを所望に制御することができ、キャビネットの構造やスピーカ装置が配置された環境等を考慮して最適な構造を設定することが可能であり、設置環境が広範囲の汎用性のあるスピーカ装置を提供することができる。
以上、詳述したように、本実施の形態に係るスピーカ装置30(40、50)は、磁気回路33と、磁気回路33によって振動する振動板41及びドライブコーン42と、磁気回路33および振動板を保持するスピーカフレーム35と、振動板41及びドライブコーン42を保持する部分と、磁気回路33を保持する部分とを連結する連結部23(78、88)と、を備えたスピーカ装置30(40、50)であり、その連結部23(78、88)は、スピーカフレーム35の円周の接線方向に対して傾斜角度を有する傾斜面23a(78a、88a)を備えており、振動板41及びドライブコーン42による空気流がこの傾斜面に沿って流れるように構成されたものである。
これによって、振動板41及びドライブコーン42の駆動時の背圧による空気流の動きを円滑に行うことができ、スピーカ装置30(40、50)の音質低下を防ぐことができる。また、空気流の動きを円滑に行うことにより、磁気回路33で発生する熱を効率的に排熱できるので、磁気回路33の冷却効果を上げることができる。
従来のスピーカ装置の構造を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る実施例1のスピーカ装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る実施例1のスピーカ装置の平面図である。 図3のA−A線における縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る実施例1のスピーカ装置の要部拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係る実施例1のスピーカ装置がキャビネットに装着された状態を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態に係る実施例2のスピーカ装置の要部の部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係る実施例3のスピーカ装置の要部の部分斜視図である。
符号の説明
23、78、88 連結部
23a、78a、88a 傾斜面
30、40、50 スピーカ装置
33 磁気回路
35 フレーム
35a 底板部
35f、79、89 開口
37 中心軸
41 第1の振動板
41b (第1の振動板の)内周部
42 駆動部材(ドライブコーン)
42b (ドライブコーンの)内周部
AF 空気流

Claims (7)

  1. 磁気回路と、該磁気回路によって振動する振動板と、該磁気回路および該振動板を保持するスピーカフレームと、前記振動板を保持する部分と、前記磁気回路を保持する部分とを連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、前記スピーカフレームの円周の接線方向に対して傾斜角度を有する傾斜面を備え、前記振動板による空気流が前記傾斜面に沿って流れるように構成されたことを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記連結部は板状で複数設けられ、前記傾斜面の傾斜向きが略同一に構成されたことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記連結部は磁気回路の方向に向かって漸次幅狭になるとともに前記傾斜角度が漸次変化するように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記連結部はその横断面の形状が前記振動板に接近した側が薄肉になる略楔形状に構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスピーカ装置。
  5. 前記連結部はその横断面の形状において、中央部分が厚肉で両端側が薄肉の流線型形状に構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスピーカ装置。
  6. 前記連結部によって形成される開口の形状が、曲線形状に構成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のスピーカ装置。
  7. 前記磁気回路の駆動方向に沿って同軸に配置した第1の振動板と駆動部材とを備え、
    前記第1の振動板及び前記駆動部材の外周部が、フレーム上の振動板支持部に固定されると共に、前記第1の振動板及び前記駆動部材の内周部が、接合してボイスコイルボビンに固定され、前記第1の振動板及び前記駆動部材と前記フレームとで囲まれた空間が密閉され、前記空間内の気体のバネ性により前記ボイスコイルボビンを介して振動系が支持されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のスピーカ装置。
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