JP2007127367A - 天井裏等の換気設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】 天井等を効率よく換気し、かつ、設備が簡易である天井等の換気設備を提供する。
【解決手段】 室内の空気を吸引して換気するためのファン4を備えており、そのファン4により吸引された空気が天井裏3aあるいは床下に吹き出されることを特徴とし、前記室内が湿度が低い第1の部屋2の室内であり、前記天井裏あるいは床下が湿度が高い第2の部屋3の天井裏3aあるいは床下であり、前記第1の部屋2の室内に外気を取り入れる換気口6bが設けられ、前記第2の部屋3の天井裏3aあるいは床下に空気を外部に排出するための排気口9bが設けられている天井裏等の換気設備1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、天井裏あるいは床下を換気するための設備に関する。さらに詳しくは、浴室・サウナ室などの湿度が高い部屋の天井裏あるいは床下の空気を効率よく換気する天井裏等の換気設備に関する。
特公平2−55692号 特開平11−223370号 特開2004−45006号
浴室あるいはサウナ室等の湿度が高い部屋の天井裏を換気する場合、多くは天井内に複数の換気口を設けて自然換気を行ったり、天井内の1つの換気口に換気扇を配置し、天井裏内の空気を吸引して屋外に排気し、他の換気口から外気を自然に取り入れたりしている。
図3には、従来の浴室の換気設備の概略ダクト図を示す。図3の左側の部屋は脱衣室101であり、その脱衣室101に隣接する部屋は浴室102であり、浴室102に隣接する部屋はサウナ室103である。それら3つの部屋の天井裏は仕切り板S、Sにより、脱衣室の天井裏104と、浴室の天井裏105と、サウナ室の天井裏106とに仕切られている。
前記浴室の天井裏105には、排気ダクト107および外気取入ダクト108が延びている。その排気ダクト107は仕切り板を貫通してサウナ室の天井裏106を通って外部まで延び、浴室の天井裏105と外部とを連通している。前記外気取入ダクト108は脱衣室の天井裏104を通って浴室の天井裏105と外部とを連通している。前記排気ダクト107にはファン109が設けられ、浴室の天井裏105の空気を吸引して外部に排気している。外部に空気が排気されると、その分だけ、外気取入ダクト108から外気が取り込まれ、浴室の天井裏105が換気される。
一方、前記脱衣室101および浴室102には、それぞれ室内の空気を換気するための排気ダクト110、110および外気取入ダクト111、111が延びている。それら排気ダクト110および外気取入ダクト111は、脱衣室101および浴室102と外部とを連通する。前記排気ダクト110、110にはファン112、112が接続されており、脱衣室101および浴室102の空気を吸引して外部に排気している。外部に空気が排気されると、その分だけ、外気取入ダクト111から外気が取り込まれ、脱衣室101および浴室102が換気される。
本発明に関連する技術として特許文献1の給排気装置が開示されている。このものは、各部屋に給気口および排気口を備えており、排気口の扉を開くことにより、給気を行うものである。そのため、給排気のバランスがよいので、住宅内が負圧になって扉や窓の開閉が困難になったり、あるいは、サッシなどの笛鳴り現象を防止することができる。
特許文献2には、建物の換気システムおよび換気方法が開示されている。このものは、ある部屋を強制排気することにより、他の部屋を負圧にして、屋外より新鮮な空気を取り込むことにより、少ない設備費用で建物全体の換気を行う換気システムである。
また、特許文献3には、空気加圧送風装置が開示されている。このものは、天井裏のほぼ中央部から空気を多方向に加圧・送風することにより給気を行うものである。この装置によると、天井裏の隅の部分に発生する空気のよどみを防止することができ、カビ、菌あるいは異臭の発生を防止するのに効果がある。
浴室あるいはサウナ室等の湿度が高い部屋の天井裏は浴室内のような耐水処理がされているため、部材から天井の隙間を通して入ってくる蒸気により湿気が充満し、カビあるいは雑菌などの温床となりやすい。特に24時間稼動するような条件においては、極めて衛生上好ましくない。そのような好ましくない環境を改善するために換気を行っている。しかし、図3の従来技術にあるように、天井裏に換気扇あるいはファンを設けて換気口より吸引排気するのでは、天井内が陰圧となり、長時間浴室を使用する施設では、目に見えない微細な隙間等から浴室内の空気を取り込み、逆効果となる。
また、天井内の空気流れは、外気を取り入れるための換気口から換気扇までの最短距離を通って流れるため、天井内の隅の部分に空気の流れができない空気の「よどみ」ができ、ここに湿気が溜まりやすい。そのような「よどみ」は、カビや雑菌の温床となり、不快な臭いの発生源ともなる。
特許文献1および2では、天井裏や床下の換気について考慮されていない。また、特許文献3では、天井裏の換気は効率的に行えるが、部屋内の換気設備と別個に設けるので、設備が煩雑で、設置費用も高い。
そこで、本発明では、天井裏等を効率よく換気し、かつ、設備が簡易である天井等の換気設備を提供することを課題とする。
本発明の天井裏等の換気設備(請求項1)は、換気のために室内の空気を吸引するファンを備えており、そのファンにより吸引された空気が天井裏あるいは床下に吹き出されることを特徴としている。
このような天井裏等の換気設備は、前記室内が湿度が低い第1の部屋の室内であり、前記天井裏あるいは床下が湿度が高い第2の部屋の天井裏あるいは床下であるものが好ましい(請求項2)。また、前記第1の部屋の室内に外気を取り入れる換気口が設けられ、前記第2の部屋の天井裏あるいは床下に空気を外部に排出するための排気口が設けられているものが好ましい(請求項3)。さらに、前記第1の部屋が脱衣室であり、前記第2の部屋が浴室であるものが好ましい(請求項4)。また、前記第1の部屋の室内の空気が一定の湿度に調整されているものが好ましい(請求項5)。
本発明の天井等の換気設備(請求項1)は、室内の空気をファンにより吸引している。そのため、室内は負圧となるので、外気が自然と取り込まれ換気される。次いで、ファンにより吸引された室内の空気は天井裏あるいは床下に吹出される。そのため、天井裏あるいは床下は正圧となり、ファンの押込みによって天井裏の空気が攪拌されるため、天井裏あるいは床下の内部のすみずみまで効率よく換気することができ、カビや雑菌の温床となるのを防止することができ、また、浴室からの湿気の侵入を防ぐことができるので、異臭の発生を防ぐことができるので、清潔である。また、大掛かりな設備を導入しなくても、既存の設備を流用して天井裏あるいは床下を効率よく換気することができる。
このような天井裏等の換気設備は、前記室内が湿度が低い第1の部屋の室内であり、前記天井裏あるいは床下が湿度が高い第2の部屋の天井裏あるいは床下である場合(請求項2)は、ファンにより吸引された室内の空気が天井裏あるいは床下に吹き出されることにより、天井裏あるいは床下の湿度の高い空気が置換され、あるいは希釈されるので、天井裏あるいは床下の湿度を下げることができる。
また、前記第1の部屋の室内に外気を取り入れる換気口が設けられ、前記第2の部屋の天井裏あるいは床下に空気を外部に排出するための排気口が設けられている場合(請求項3)は、ファンが室内の空気を吸引すると、換気口より自然に外気が取り入れられる。一方、ファンにより空気が天井裏に吹き出されると、排気口より自然に天井裏の空気が排気される。そのため、スムーズな空気流れを形成することができ、圧損が少なく、小さなファンを用いることができる。
さらに、前記第1の部屋が脱衣室であり、前記第2の部屋が浴室である場合(請求項4)は、脱衣室を換気するために排気される空気を天井裏に吹き出させて再利用できる。そのため、天井裏の換気のための設備を新たに必要としないので、設備が簡易である。また、既存の設備に導入するのも容易である。
また、前記第1の部屋の室内の空気が一定の湿度に調整されている場合(請求項5)は、調整されて渇いた空気を天井裏あるいは床下の湿気を取り除くために利用することができ、調整された空気を最後まで有効に活用することができるので、省エネである。
つぎに図面を参照しながら本発明の天井裏等の換気設備の実施形態を説明する。図1は本発明の天井裏等の換気設備を示す概略ダクト図、図2は図1の天井裏等の換気設備を用いた浴室建屋を示す概略ダクト図である。
図1に示す天井裏等の換気設備1は、湿度が低い第1の部屋2の空気と、湿度が高い第2の部屋3の天井裏3aを同時に換気する設備である。前記部屋2の天井裏2aには、ファン4が配置されており、そのファン4の吸引側を部屋2側に、吹出し側を天井裏3a側に接続する。
また、前記天井裏3aとしたが、床下であってもよい。さらに、天井裏や床下に限らず、押入れや物置、食品などの貯蔵庫あるいは地下階の倉庫などのような湿気が溜まり易い場所、自然換気が難しい場所に用いることができる。なお、本発明の天井裏等の換気設備1は、天井裏3aを換気しているが、部屋2の天井裏2aを換気するために用いてもよい。
前記第1の部屋2とその部屋の天井裏2aとは、天井板5aにより仕切られている。その天井板5aには吸引口6aと換気口6bが形成されている。その吸引口6aは吸引側のダクト7aによりファン4の吸引側に接続されている。一方、換気口6bは外気取入側のダクト7bを介して外壁に設けられた外気取入口8と通じている。前記ファン4が作動すると、第1の部屋2の空気は吸引され、第1の部屋2は負圧となる。そのため、前記換気口6bから第1の部屋2内に自然に外気が流れ込み、第1の部屋2内が換気される。
また、前記第1の部屋2の天井裏2aと、第2の部屋3の天井裏3aは仕切り板5bにより仕切られている。その仕切り板5bには吹出口9aが形成されている。その吹出口9aは吹出用のダクト7cによりファン4の吹き出し側に接続されている。前記天井裏3aには、内部の空気を排気するための排気口9bが形成されている。前記ファン4が作動すると、吹出口9aからは換気のための第1の部屋2の空気が吹き出し、天井裏3aの内部は正圧になる。そして、排気口9bより余剰の空気が排気される。前記吹出口9aから換気のための空気が吹き出すことにより、天井裏3aの静圧は0より大きくなっている。そのため、天井裏3aの内部の隅々まで空気が流れて、空気が流れにくい「よどみ」(デッドスポット)を作らないので、湿気が溜まりにくく、カビや雑菌の温床とならず、異臭の発生を防止できる。
前記ファン4としては、遠心送風機、軸流送風機あるいは斜流送風機などが用いられる。また、前記吸引側のダクト7a、外気取入側のダクト7bおよび吹出用のダクト7cは、ステンレスまたは亜鉛メッキ鋼板などの薄い金属板を用いたものであり、蛇腹状またはスパイラル状に形成し、屈曲性、伸縮性を備えたものである。
このように、天井裏等の換気設備1によれば、第1の部屋2内の空気を吸引することにより外気を自然に取り込んで第1の部屋2の換気を行うと同時に、吸引した第1の部屋2内の空気により第2の部屋の天井裏3aあるいは床下など換気することができる。さらに、天井裏3aあるいは床下の四隅の部分に空気の流れない部分である「よどみ」を作らない。そのため、天井裏3aあるいは床下を効率よく換気できるので、清潔である。また、新たな設備を導入しなくても既存の設備を利用して構築しやすい。
また、前記第1の部屋2は複数個であってもよい。さらに、吹き出す空気の一部に他の部屋の空気あるいは外気を混ぜて天井裏3aに吹き出してもよい。また、風量調整ダンパを用いて、天井裏3aに吹き出す空気の量を調整することができる。さらに、湿度が一定に保たれている調整された空気を用いて換気する場合には、調整された空気をそのまま外部に捨てないで、天井裏等の換気設備1を用いて再利用すると、乾いた調整された空気を最後まで使い切ることができるので省エネである。
なお、仕切り板5bに形成された吹出口9aに、防火ダンパなどを設けて、火災の延焼を防ぐのが好ましい。
次に、本発明の天井裏等の換気設備1を出走前の競馬の騎手が滞在する宿舎に適用する実施形態を図2の概略図を用いて説明する。図2に示す浴室建屋10は、図中の左方から脱衣室11と、その脱衣室11に隣接する前室12と、その前室12と隣接する休養室13と、その休養室13と隣接する浴室14と、さらに、その浴室14の右方に隣接しているサウナ室15とからなる。
前記脱衣室11は通常は常時、外気が取り入れられて換気されている。前記前室12は脱衣室11と休養室13との間に配置されている。その前室12には、休養室13側の湿度の高い空気が脱衣室11側に流れないよう脱衣室11側と休養室13側とのそれぞれに扉を設けている。なお、前室12は換気されていない。前記休養室13および浴室14は温度が約40度で、湿度が約100%に設定されている。これら休養室13および浴室14は通常、換気されている。サウナ室15は温度が約45度で、湿度が約100%である。サウナ室15は換気されていない。
前記浴室建屋10の外壁には、換気のための空気を外気から取り込むためのアウトレットエアガラリ(OAG)23と、各室内の空気を外部に排気するためのエグゾーストエアガラリ(EAG)24が設けられている。それらOAG23とEAG24には、外気の取り込みあるいは外部への排気を行うための必要なダクトがまとめて接続されている。前記ガラリ23、24は複数枚の羽根が水平に配置されており、その羽根を開口部の邪魔をするように傾斜させて配置することにより、外部から雨水の浸入を防ぐものである。
前記浴室建屋10の天井裏は各部屋の仕切り壁と対応する4枚の仕切り板21a、21b、21c、21dにより仕切られている。それらの仕切り板は、図中の左側から順に脱衣室と前室の仕切り板21a、前室と休養室の仕切り板21b、休養室と浴室の仕切り板21cおよび浴室とサウナ室の仕切り板21dである。それら4枚の仕切り板21a、21b、21c、21dにより天井裏は、脱衣室の天井裏16と、前室の天井裏17と、休養室の天井裏18と、浴室の天井裏19とサウナ室の天井裏20とに仕切られている。
なお、休養室と浴室の天井裏の仕切り板21cおよび浴室とサウナ室の天井裏の仕切り板21dには壁貫通スリーブ27、27が設けられ、休養室の天井裏18、浴室の天井裏19およびサウナ室の天井裏20は互いに連通している。
前記浴室建屋10の下方の部屋11、12、13、14および15と、それらと対応する上方の天井裏16、17、18、19および20とは天井板22a、22b、22c、22dにより隔てられている。その天井板は、それぞれ脱衣室の天井板22a、休養室の天井板22b、浴室の天井板22cおよびサウナ室の天井板22dである。
前記換気設備1のファン4は、低湿度の脱衣室の天井裏16付近に配置されている。その換気設備1の吸引口6aおよび換気口6bは脱衣室の天井板22aに形成されている。そして、吸引口6aは吸引側のダクト7aによりファン4に接続され、換気口6bは外気取入側のダクト7bを介してOAG23(取入口8)に接続されている。前記ファン4の吹出側にはボリュームダンパ25が配置され、吹き出す空気の量が調節できる。また、ボリュームダンパ25に続いてチャッキダンパ26が設けられている。
前記ファン4から吹き出される空気は吹出用のダクト7cにより高湿度の部屋の天井裏18、19、20に導かれる。その吹出用のダクト7cは、脱衣室と前室の仕切り板21aおよび前室と休養室の仕切り板21bを貫通して、休養室の天井裏18まで延び、そこで分岐し吹出口9aを形成している。
前記吹出用のダクト7cの本体は、さらに休養室と浴室の仕切り板21cおよび浴室とサウナ室の仕切り板21dを貫通して延びている。そして、浴室の天井裏19およびサウナ室の天井裏20のそれぞれで分岐し、吹出口9a、9aを形成している。
前記休養室の天井裏18、浴室の天井裏19およびサウナ室の天井裏20は壁貫通スリーブ27により連通しているため、それら3つの天井裏の静圧はほぼ同じである。そのため、手前の休養室の天井裏18にだけ多くの換気空気が吹き出されることがない。休養室の天井裏18および浴室の天井裏19の上方の屋根付近には、複数個のベントキャップ9b(排気口)が設けられている。また、サウナ室の天井裏20には、前記EAG24の上方にベントキャップ9bが設けられている。
一方、脱衣室の天井板22a、休養室の天井板22bおよび浴室の天井板22cには、それぞれ吸引口28、28、28が形成されており、吸引用のダクト29a、29a、29aを介してサウナ室の天井裏20に配置された第2のファン30、30、30の吸引側に接続されている。それにより、脱衣室11、休養室13および浴室14の室内の空気は、第2のファン30によって吸引して排気される。前記第2のファン30の吹き出し側にはボリュームダンパ25、25、25と、そのボリュームダンパ25に続いてチャッキダンパ26、26、26が設けられており、吹き出しの風量を絞ることにより、吸引する空気の量を調節したり、その風路を遮断したりすることができる。そして、チャッキダンパ26、26、26を介してEAG24に接続されている。
また、前記休養室の天井板22bと浴室の天井板22cには換気口31、31が形成されており、流入用のダクト29b、29bによりOAG23に接続されている。なお、前記脱衣室11では、前述したように換気口6bが外気取入側のダクト7bを介してOAG23に接続されている。
前記ファン30により空気が吸引されると、その吸引された分だけ、OAG23より外気が流入して、換気される。そのため、脱衣室11、休養室13および浴室14の静圧はほぼ±0である。また、換気されていない前室12およびサウナ室15の静圧もほぼ±0である。
一方、天井裏では、換気されていない脱衣室の天井裏16および前室の天井裏17の静圧はほぼ±0であるが、ファン4により脱衣室11の空気が吹き出されている休養室の天井裏18、浴室の天井裏19およびサウナ室の天井裏20では静圧が0より大きい。そのため、天井裏の四隅の部分に空気の流れない部分である「よどみ」を作らず、効率よく換気することができる。さらに、下方に配置された休養室13、浴室14およびサウナ室15から立ち上る湿気が天井裏に侵入するのを防止することができる。
また、脱衣室11の換気ファン4が吹き出す湿度が低い調整済みの空気を利用して、休養室13、浴室14およびサウナ室15のそれぞれの天井裏18、19、20を換気すると、省エネであり、湿度の高い天井裏18、19、20の換気用のファンを省略できる。
図1は本発明の天井裏等の換気設備を示す概略ダクト図である。 図2は図1の天井裏等の換気設備を用いた浴室建屋を示す概略ダクト図である。 図3は従来の浴室の換気設備の概略ダクト図を示す。
符号の説明
1 天井等の換気設備
2 第1の部屋
2a 天井裏
3 第2の部屋
3a 天井裏
4 ファン
5a 天井板
5b 仕切り板
6a 吸引口
6b 換気口
7a 吸引側のダクト
7b 外気取入側のダクト
7c 吹出用のダクト
8 外気取入口
9a 吹出口
9b 排気口(ベントキャップ)
10 浴室建屋
11 脱衣室
12 前室
13 休養室
14 浴室
15 サウナ室
16 脱衣室の天井裏
17 前室の天井裏
18 休養室の天井裏
19 浴室の天井裏
20 サウナ室の天井裏
21a 脱衣室と前室の仕切り板
21b 前室と休養室の仕切り板
21c 休養室と浴室の仕切り板
21d 浴室とサウナ室の仕切り板
22a 脱衣室の天井板
22b 休養室の天井板
22c 浴室の天井板
22d サウナ室の天井板
23 OAG(アウトレットエアガラリ)
24 EAG(エグゾーストエアガラリ)
25 ボリュームダンパ
26 チャッキダンパ
27 壁貫通スリーブ
28 吸引口
29a 吸引用のダクト
29b 流入用のダクト
30 第2のファン
31 換気口

Claims (5)

  1. 換気のために室内の空気を吸引するファンを備えており、そのファンにより吸引された空気が天井裏あるいは床下に吹き出されることを特徴とする天井裏等の換気設備。
  2. 前記室内が湿度が低い第1の部屋の室内であり、前記天井裏あるいは床下が湿度が高い第2の部屋の天井裏あるいは床下である請求項1記載の天井裏等の換気設備。
  3. 前記第1の部屋の室内に外気を取り入れる換気口が設けられ、
    前記第2の部屋の天井裏あるいは床下に空気を外部に排出するための排気口が設けられている請求項1または2記載の天井裏等の換気設備。
  4. 前記第1の部屋が脱衣室であり、前記第2の部屋が浴室である請求項1、2または3記載の天井裏等の換気設備。
  5. 前記第1の部屋の室内の空気が一定の湿度に調整されている請求項1、2、3または4記載の天井裏等の換気設備。
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