JP2007120842A - 灰溶融炉水砕水の処理方法とその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水処理装置を使用しないため排水処理装置の大型化の必要がなく、水砕水を再利用しないために再利用水の塩濃度が上昇することもなく、また、燃焼エネルギーを下げることなく、水砕水を処理する方法を提供する。
【解決手段】スラグ冷却水である水砕水を沈殿槽を介して粒度分離し、焼却炉の減温塔または溶融減温塔に噴霧し蒸発させて処理する。また、粒子径が0.01mm以上の粒子を沈殿槽で粒度分離して取り除くことで、減温塔へ噴霧するノズルの閉塞を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ごみ等を焼却した際に生じる灰を灰溶融設備にて溶融処理した後のスラグを冷却するための水砕水の処理方法に関する。
ごみ等を焼却した際に生じる焼却灰を溶融してスラグ化する灰溶融設備は、焼却灰の減容化及び資源化を目的として、従来より広く用いられている。灰溶融設備では、焼却灰を1200℃以上の高温で溶融した後に水で急冷することによって水砕スラグとよばれるSiO、CaO及びAlを主成分とするガラス質の固化物が得られる。また、灰溶融設備での溶融時に、灰に含まれるダイオキシン類は熱分解され、焼却灰中の重金属の大半は高温により揮発除去されるが、残留する微量の重金属類は前記ガラス質のスラグ内に封じ込められるため、水砕スラグは安全な物質であり、路盤材、コンクリート用骨材、アスファルト混合用骨材等として再生利用が可能である。
水砕スラグを得るためには、焼却灰を溶融したスラグを水で急冷する工程が必要であり、その急冷するための水は、水砕水とよばれる。水砕水には、溶融飛灰、溶融排ガスからの塩類が混入するため、水砕水の塩濃度は高く、金属配管を腐食させやすいため、再利用水として使用することは困難である。そのため、水砕水は排水処理を実施し、放流する方法がとられていた。
しかしながら、昨今ごみ焼却設備周辺の環境保全のために排水の無放流化が求められており、焼却設備内で処理して再利用水として場内循環使用を余儀なくされていた。そのため、再利用水の塩濃度が上昇し、機器の腐食や、機器の腐食を防ぐために高級材質を使用することによる設備費の増大という問題があった。また、排水処理装置で排水処理を行う必要があるため、排水処理装置が大型化するという問題もあった。
そのため、水砕水を焼却炉へ噴霧し蒸発させて処理する方法が従来より行われている。また、特許文献1には、水砕水を灰溶融炉の溶融排ガスを完全に燃焼させる二次燃焼室へ噴霧させて処理する方法が開示されている。
特開2005−95749号公報
しかしながら、前記水砕水を焼却炉へ噴霧し蒸発させて処理する方法は、燃焼炉へ水砕水を吹き込むことで、焼却炉の燃焼エネルギーが下がるという問題があった。また、特許文献1に開示した方法も同様に二次燃焼室の燃焼エネルギーが下がるという問題があった。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、排水処理装置を使用しないため排水処理装置の大型化の必要がなく、水砕水を再利用しないために再利用水の塩濃度が上昇することもなく、また、燃焼エネルギーを下げることなく、水砕水を処理する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、灰溶融炉より排出されたスラグを冷却した後の水砕水をスラグ沈殿槽に導いて所定粒径以上のスラグ粒子を粒度分離し、該粒度分離された後の水砕水を、焼却炉または溶融炉の排ガス経路に設けた減温塔に噴霧し蒸発させて処理することを特徴とする。
尚、前記スラグ沈殿槽におけるスラグの粒度分離は液体サイクロンや濾過を用いてもよいが、好ましくは沈降処理がよく、該沈降処理により粒子径が0.01mm以上の粒子を粒度分離して取り除くのがよい。
そして本発明に好適に用いる装置は、灰溶融炉より排出されたスラグを冷却した後の水砕水中のスラグを沈殿させる沈殿槽と、焼却炉または溶融炉の排ガス経路に設けた減温塔と、前記沈殿槽で所定粒径以上のスラグ粒子を粒度分離し、該粒度分離された後の水砕水を、前記減温塔に導く水砕水導入ラインと、該ラインを介して前記減温塔に噴霧する手段からなることを特徴とする。
本装置においても、前記スラグ沈殿槽が沈降処理によりスラグの粒度分離を行う沈殿槽であり、該沈殿槽より水砕水導入ラインに導かれる水砕水が粒子径が実質的に0.01mm以上のスラグ粒子のみを含む水砕水であることがよく、更に前記スラグ沈殿槽への水砕水の注入量をA(t/h)、沈殿槽の水砕水の流れと交差する方向の槽幅がX(m)であるとき、水砕水の流れ方向の槽長さがY(m)以上である沈殿槽を用いるのがよい。
本発明によれば、水砕水を減温塔へ噴霧して処理するため、排水処理装置は使用せず、大型化する必要はなく、排水の塩濃度も上昇しない。また、廃熱を回収したボイラ出口以降の排ガスへ水を噴霧して温度を下げる工程である減温塔に水砕水を噴霧するため、発電量を下げることがなく効率的である。
したがって本発明により、排水処理装置を使用しないため排水処理装置の大型化の必要がなく、水砕水を再利用しないために再利用水の塩濃度が上昇することもなく、また、燃焼エネルギーの回収率を下げることなく、水砕水を処理する方法を提供できる。
また、本発明を実用する際、燃焼炉と比べると温度の低い減温塔へ噴霧して水砕水を処理するため、噴霧する際に細かいノズル径の噴霧ノズルを使用する必要があり、このことにより、水砕水中に含まれるスラグの破片の粒子(以下「スラグのSS」とよぶ)が噴霧ノズルを閉塞させるという問題があるため、粒子径0.01mm以上の粒子を粒度分離して取り除くことによって、ノズルを閉塞させることなく、水砕水を処理することができる。粒度分離には、水砕水処理量の変動の影響を受けずに粒度分離装置を安定して運転することができ、粒度分離装置のつまりもなく、所要動力も少ないため、沈降処理を用いることが最適である。
そして、沈殿槽への水砕水の注入量、沈殿槽の水砕水の流れと交差する方向の槽幅から最適な水砕水の流れ方向の槽長さを求めた沈殿槽を用いることによって、最も効率的に粒子径0.01mm以上の粒子を粒度分離して取り除くことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、水砕水を減温塔へ噴霧した本発明の処理方法を用いたフロー図である。ごみ等は焼却炉1で焼却され、焼却の際に生じた主灰は灰溶融炉5へ送られ、排ガスはボイラ2へ送られる。ボイラ2へ送られた排ガスはボイラ2で冷却され、減温塔3で水を噴霧することによりさらに冷却され、バグフィルタ4へ送られる。バグフィルタ4では、排ガスに含まれる煤塵及び吹き込まれた反応薬品により、HCl、SO等を吸着除去した飛灰として灰溶融炉5へ送られる。灰溶融炉5へ送られた前記主灰及び飛灰は、灰溶融炉5で約1400〜1700℃(好ましくは1550〜1650℃)のスラグ温度で溶融される。溶融されて得られた溶融スラグは、灰溶融炉5を出て水砕槽7へ落下する。溶融スラグは、例えば水砕槽7での水砕水との接触に伴う水蒸気爆発を防止するために、水砕水槽7へ落下途中に、水砕水を噴射されることにより急冷され、水砕スラグとして水砕槽7に回収される。溶融スラグへ噴射された水砕水は溶融スラグと共に水砕槽7へ落下する。
水砕水槽7から流出する水砕水は、水砕水温水槽8に受け入れて一時貯留の後に、水砕水ポンプ9から送り出されて水砕水熱交換器17を経て冷却後、再度急冷する水砕水として循環し使用している。水砕水を循環使用すると溶融飛灰、溶融排ガスからの塩類が混入するため、水砕水の塩濃度は高く濃縮されるので、一定以上の塩濃度とならないように、水砕水の一部を水砕水排水ポンプ10にてスラグ沈殿槽11に抜き出す。抜き出した水砕水はスラグ沈殿槽11にて粒度分離し、粒子径が0.01mm以上の粒子はスラグピット12へ、粒子径が0.01mm以上の粒子を取り除かれた水砕水は堰18より水砕水減温水送水槽13、水砕水減温水送水ポンプ14、減温水槽15、減温水ポンプ16を経て減温塔3へ噴霧され、蒸発処理される。
本発明は、燃焼炉と比べると温度の低い減温塔へ噴霧して水砕水を処理するため、噴霧する際に細かいノズル径の噴霧ノズルを使用する必要があり、本実施例においてはノズルの開孔が0.4mmであるノズルを使用した。しかし、細かな噴霧ノズルを使用すると水砕水中に含まれるスラグのSSが噴霧ノズルを閉塞させるという問題があるため、スラグ沈殿槽11で大きな粒子を取り除いた。
図4は、スラグ沈殿槽11のスラッジの粒度分布のグラフである。縦軸は相対粒子量(%)、横軸は粒子径(μm)である。グラフより、10μm(=0.01mm)の粒子が約90%であることがわかる。また、図5はスラグ沈殿槽11のスラッジの電子顕微鏡写真である。図中矢印は10μm(=0.01mm)を表している。図4、図5から、取り除く粒子は粒子径が0.01mm以上である粒子とした。
0.01mm以上の粒子を取り除くために必要な沈殿槽の大きさは以下の根拠を元に設置した。
図6は、比重2.8の粒子の沈降速度と粒径の関係のグラフである。縦軸は沈降速度(mm/min)、横軸は粒子の粒径(mm)を表している。グラフから粒径0.01mmの粒子の沈降速度は3.3mm/min(=0.0033m/min)であることがわかる。
そこで、スラグ沈殿槽11への水砕水の注入量をA(t/h)、沈殿槽の水砕水の流れと交差する方向の槽幅がX(m)であるとき、水砕水の流れ方向の槽長さをY(m)以上である沈殿槽が必要となる。ここで、前記A、X、Yの関係は、沈殿槽から流出する水頭が0.05m程度であることを考慮すると、
Y=(A/60)×(1/0.05X)×(0.05/0.0033)
である。
図2は、水砕水を溶融減温塔へ噴霧した本発明の処理方法を用いたフロー図である。水砕水を噴霧して蒸発処理する箇所を溶融減温塔にした他は実施例1と同じフロー、構成とした。
灰溶融炉5で灰を溶融させた際に発生した排ガスは、二次燃焼室6へ送られ完全に燃焼される。二次燃焼室6で発生した排ガスは、溶融減温塔21へ送られ水を噴霧されることによって冷却され、溶融バグフィルタ22を通して処理される。また、スラグ沈殿槽11へ送られた処分する水砕水は、スラグ沈殿槽11で粒度分離される。粒子径が0.01mm以上の粒子はスラグピット12へ、粒子径が0.01mm以上の粒子を取り除かれた水砕水は堰18より水砕水減温水送水槽13、水砕水減温水送水ポンプ14、減温水槽15、減温水ポンプ16を経て溶融減温塔21へ噴霧され、蒸発処理される。
なお、溶融減温塔も実施例1と同じく焼却炉よりも温度が低いため、溶融減温塔へ噴霧するためには細かいノズル径の噴霧ノズルを使用する必要がある。そのため実施例1と同じく噴霧ノズルの閉塞の問題があるため、噴霧ノズル、スラグ沈殿槽11、スラグ沈殿槽11で取り除く粒子径(0.01mm以上)は実施例1と同じとした。
(比較例1)
水砕水を排水処理装置で処理し、再利用水として利用する従来の方法で、水砕水の処理を行った。
(比較例2)
図3は水砕水を焼却炉へ噴霧した従来の処理方法を用いたフロー図である。水砕水を噴霧して蒸発処理する箇所を焼却炉にしたことと、減温水槽15及び減温水ポンプ16を設けなかったこと以外は実施例1、2と同じフローとした。
また、スラグ沈殿槽11へ送られた処分する水砕水は堰18より水砕水減温水送水槽13、水砕水減温水送水ポンプ14を経て焼却炉1へ噴霧され、蒸発処理される。スラグ沈殿槽11で取り除く粒子径は特に決めなかった。また、スラグ沈殿槽11はスラグ沈殿槽11へ投入される水砕水を処理できる大きさであれば何でもよい。
〔排水処理装置〕
実施例1、実施例2、比較例2においては排水処理装置は不要であったが、比較例1においては排水処理装置が必要であり、排水処理装置の大型化が必要であった。
図7は実施例1、実施例2及び比較例2、つまり排水処理装置が不要である場合の水バランスであり、図8は比較例1、つまり排水処理装置が必要である場合の水バランスである。図7及び図8からわかるように実施例1、実施例2、比較例2においては排水処理量は80t/dayであったが、比較例1では130t/dayであり、排水処理装置の大型化が必要であった。
〔再利用水塩濃度〕
比較例1においては塩濃度の高い水砕水を再利用水として循環利用するため水砕水及び再利用水の塩濃度が高く、実施例1、実施例2、比較例2においては塩濃度の高い水砕水を再利用水としないため、水砕水及び再利用水の塩濃度は比較例1と比べると低いため、機器の腐食の可能性は低く、また機器の腐食を防ぐために高級材質を使用する必要もない。
図9は比較例1実施時の水砕水及び再利用水の塩濃度を約7ヶ月に亘って測定した測定値である。縦軸は塩素(Cl)濃度(mg/l)、横軸は測定月日を参考的に表している。図9から水砕水の塩素(Cl)濃度は5000〜7000mg/lであり、再利用水は3000〜4200mg/lであることがわかる。この水砕水及び再利用水の塩素濃度は、実施例1、実施例2及び比較例2においては、水砕水塩素濃度が3000〜5000mg/l、再利用水塩素濃度が1000〜2200mg/lに低下した。
〔燃焼エネルギー〕
比較例2においては、燃焼炉に水砕水を噴霧して蒸発処理するため、燃焼炉の燃焼エネルギーの低下という問題が発生した。しかし、実施例1、実施例2においては、温度を下げる工程である減温塔へ噴霧して処理するため、燃焼エネルギーの低下という問題は発生しなかった。また、比較例1は蒸発処理を行わないので、燃焼エネルギー低下の問題は発生しなかった。
表1に、実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2の課題毎の結果をまとめた。実施例1、実施例2ともに比較例1、比較例2で問題であった点をすべて解決している。
Figure 2007120842
本発明によれば、排水処理装置を使用しないため排水処理装置の大型化の必要がなく、水砕水を再利用しないために再利用水の塩濃度が上昇することもなく、また、燃焼エネルギーを下げることなく、水砕水を処理する方法を提供することができる。
水砕水を減温塔へ噴霧した本発明の処理方法を用いたフロー図である。 水砕水を溶融減温塔へ噴霧した本発明の処理方法を用いたフロー図である。 水砕水を焼却炉へ噴霧した従来の処理方法を用いたフロー図である。 スラグ沈殿槽11のスラッジの粒度分布のグラフである。 スラグ沈殿槽11のスラッジの電子顕微鏡写真である。 比重2.8の粒子の沈降速度と粒径の関係のグラフである。 排水処理装置が不要である場合の水バランスである。 排水処理装置が必要である場合の水バランスである。 水砕水を排水処理装置で処理し、再利用水として利用する従来の方法で、水砕水の処理を行った時の水砕水及び再利用水の塩濃度を約7ヶ月に亘って測定した測定値である。
符号の説明
1 焼却炉
2 ボイラ
3 減温塔
4 バグフィルタ
5 灰溶融炉
6 二次燃焼室
7 水砕水槽
8 水砕水温水槽
9 水砕水ポンプ
10 水砕水排水ポンプ
11 スラグ沈殿槽
12 スラグピット
13 水砕水減温水送水槽
14 水砕水減温水送水ポンプ
15 減温水槽
16 減温水ポンプ

Claims (6)

  1. 灰溶融炉より排出されたスラグを冷却した後の水砕水をスラグ沈殿槽に導いて所定粒径以上のスラグ粒子を粒度分離し、該粒度分離された後の水砕水を、焼却炉または溶融炉の排ガス経路に設けた減温塔に噴霧し蒸発させて処理することを特徴とする水砕水の処理方法。
  2. 前記スラグ沈殿槽におけるスラグの粒度分離が沈降処理であり、該沈降処理により粒子径が0.01mm以上の粒子を粒度分離して取り除くことを特徴とする請求項1記載の水砕水の処理方法。
  3. 前記スラグ沈殿槽への水砕水の注入量をA(t/h)、沈殿槽の水砕水の流れと交差する方向の槽幅がX(m)であるとき、水砕水の流れ方向の槽長さがY(m)以上である沈殿槽を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の水砕水の処理方法。
    Y:以下の式で計算される値
    Y=(A/60)×(1/0.05X)×(0.05/0.0033)
  4. 灰溶融炉より排出されたスラグを冷却した後の水砕水中のスラグを沈殿させる沈殿槽と、焼却炉または溶融炉の排ガス経路に設けた減温塔と、前記沈殿槽で所定粒径以上のスラグ粒子を粒度分離し、該粒度分離された後の水砕水を、前記減温塔に導く水砕水導入ラインと、該ラインを介して前記減温塔に噴霧する手段からなることを特徴とする水砕水の処理装置。
  5. 前記スラグ沈殿槽が沈降処理によりスラグの粒度分離を行う沈殿槽であり、該沈殿槽より水砕水導入ラインに導かれる水砕水が粒子径が実質的に0.01mm以上のスラグ粒子のみを含む水砕水であることを特徴とする請求項4記載の水砕水の処理装置。
  6. 前記スラグ沈殿槽が、沈殿槽への水砕水の注入量をA(t/h)、沈殿槽の水砕水の流れと交差する方向の槽幅がX(m)であるとき、水砕水の流れ方向の槽長さがY(m)以上である沈殿槽であることを特徴とする請求項5記載の水砕水の処理装置。
    Y:以下の式で計算される値
    Y=(A/60)×(1/0.05X)×(0.05/0.0033)
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