JP2007115650A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理物の大面積化に対応できるとともに、正規の放電処理開始地点での処理の良好性確保できる大気圧プラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】大気圧プラズマ処理装置のステージ20の第1ステージ部21の第1金属表面21aを露出させ、誘電体製被処理物Wを設置する。第1ステージ部21の周縁には第2ステージ部22を設ける。この第2ステージ部22の第2金属24の上に固体誘電体層25を設け、この固体誘電体層25の内側誘電部26に被処理物Wの周縁部を設置する。電極11は、第2ステージ部22上の第2移動範囲R2で助走放電D2を形成したうえで、第1ステージ部21上の第1移動範囲R1へ移動し、正規のプラズマ放電D1を形成する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、大気圧近傍下でプラズマ放電を形成するとともにこのプラズマ放電に被処理物を晒して表面処理を行なうプラズマ処理装置に関し、特に、前記被処理物がガラス基板等の誘電体である場合に適した大気圧プラズマ処理装置に関する。
大気圧近傍下でプラズマ放電を形成するとともにこのプラズマ放電空間内にガラス基板等の被処理物を配置して表面処理を行なう常圧プラズマ処理装置は公知である。この種の装置には、高圧電極と接地電極が互いに対向するように設けられている。各電極の対向面には安定放電のために固体誘電体層が形成されている。固体誘電体層は、アルミナの溶射やセラミック板で構成されている。多くの場合、接地電極は、被処理物を設置するステージを兼ねている。この接地電極兼ステージ上の被処理物に高圧電極が対向配置される。高圧電極への電圧供給により、高圧電極と接地電極兼ステージの間に電界が印加され、大気圧プラズマ放電が形成される。この大気圧プラズマ放電に処理目的に応じたプロセスガスが導入されて、プラズマ化されるとともに被処理物に接触して反応を起こし、被処理物の表面処理がなされる。
特開2004−228136号公報
近年、被処理物の大型化が進み、これに伴い、接地電極兼ステージの大型化が必要となっている。ステージが大型になると、その上面の固体誘電体層も大面積化する必要がある。しかし、大面積の固体誘電体層を作るのは容易でなく製造費の上昇を避けられない。
一方、被処理物は、ガラスなどの誘電体で構成されることが多い。そこで、誘電体製被処理物をステージの固体誘電体層として代用することにすれば、ステージの金属表面自体に固体誘電体層を設ける必要が無くなる。その場合、アーク放電の防止のために、被処理物でステージの金属表面を完全に覆い、被処理物の周縁部をステージの金属表面より少し突出させるのが望ましい。
しかし、そうすると、電極が被処理物の周縁部及びそれより外側に位置している時は放電が起きず、電極が被処理物の周縁部より内側に移動してステージの金属表面の端部上に来た時、いきなりプラズマ放電が起き、処理が開始される。そのため、処理開始地点(被処理物の周縁部とそこより内側の主部分との境部分(主部分の端部))等の放電状態が不安定になり、処理不良になったり損傷を受けたりしてしまう。
本発明は、上記考察に基づいてなされたものであり、ガラス基板等の誘電体からなる被処理物を大気圧近傍のプラズマ放電に晒して表面処理する装置において、
露出された第1金属表面(金属にて構成された主設置面)を有する第1ステージ部(主設置部)と、固体誘電体層(側辺誘電部)で被覆された第2金属表面(側辺金属部)を有して前記第1ステージ部の外周部に設けられた第2ステージ部(側辺部)とを含み、前記第1ステージ部の第1金属表面上に、前記被処理物が周縁部を前記第2ステージ部の側へ突出させるようにして設置されるステージと、
前記ステージに対し、前記第1ステージ部と対向して前記プラズマ放電を形成する第1移動範囲(第1位置)と、前記第2ステージ部と対向する第2移動範囲(第2位置)を含む範囲で相対移動される電極と、
を備えたことを特徴とする。
これによって、被処理物をステージの第1金属表面の固体誘電体層として代用でき、第1金属表面に溶射膜やセラミック板の固体誘電体層を設ける必要がなく、製造コストを低く抑えることができ、ステージの大型化が容易になる。第2移動範囲の電極と第2ステージ部の間にも電界が印加されるようにすることができ、これによって、電極が第1移動範囲に入るのに先立って助走的な放電を起こして正規のプラズマ処理の準備をしておくことができる。この結果、被処理物の周縁部とそれより内側の主部分との境での正規のプラズマ放電開始時における放電状態を安定させることができ、被処理物の主部分の端部等の損傷防止や処理の良好性確保を図ることができる。
前記第1金属表面が、前記被処理物より僅かに小面積であるのが好ましい。これにより、前記被処理物の主部分によって、前記第1金属表面の全体を覆うことができる。前記被処理物の周縁部は、前記第2ステージ部に設置されるようになっているのが好ましい。
前記第2移動範囲の電極と第2ステージ部との間にプラズマ放電が形成されるように、前記第2ステージ部の固体誘電体層の厚さ及び誘電率が設定されていることが好ましい。
これによって、電極が第1移動範囲に入る前の助走放電を確実に起こすことができ、被処理物の主部分の端部での放電状態を確実に安定させることができる。
前記第2ステージ部の固体誘電体層が、前記被処理物の周縁部が設置されるべき内側誘電部(周縁設置部)と、この内側誘電部より前記第1ステージ部とは反対側に配置され、前記被処理物の周縁部より突出されるべき外側誘電部とを有しているのが好ましい。
前記内側誘電部と外側誘電部のうち少なくとも外側誘電部が、前記第2金属表面に対応して配置され、第2金属表面を覆っていることが好ましい。
これによって、助走放電が被処理物の周縁部より外側に形成されるようにすることができる。
前記第2移動範囲の電極と前記外側誘電部との間にプラズマ放電が形成されるように、前記外側誘電部の厚さ及び誘電率が設定されていることが好ましい。
これによって、助走放電が被処理物の周縁部より外側の外側誘電部上で形成されるようにすることができる。
前記外側誘電部の厚さと誘電率の比が、前記被処理物の厚さと誘電率の比と略同じであることが好ましい。前記外側誘電部の単位面積あたりの静電容量が前記被処理物の単位面積あたりの静電容量と互いに等しくなるように、前記外側誘電部の誘電率と厚さが設定されているのが好ましい。
これによって、外側誘電部上の助走放電の状態を被処理物の主部分上での正規の放電状態と同様のレベルにすることができる。
前記電極の前記相対移動方向に沿う幅が、前記外側誘電部から前記第1ステージ部に跨り得る大きさであることが好ましい。
これによって、電極が第2移動範囲から第1移動範囲へ移るとき、電界が被処理物の主部分の端部上だけでなく外側誘電部上にも存続しているようにすることができ、被処理物の主部分の端部上に電界集中が起きるのを防止でき、被処理物の主部分の端部の処理の良好性を確実に確保することができる。
前記電極の前記相対移動方向に沿う幅は、少なくとも前記内側誘電部の前記相対移動方向に沿う幅より大きいのが好ましい。
前記第1金属表面が、前記第2金属表面(第2金属部と固体誘電体層の接合面)より前記電極の側に突出していてもよく、前記外側誘電部の表面が、前記第1金属表面より前記電極の側に突出していてもよい。この構成は、外側誘電部の誘電率が、被処理物の誘電率より大きい場合に好適である。
外側誘電部の誘電率が、前記被処理物の誘電率より小さい場合は、前記第2金属部と固体誘電体層の接合面が、前記第1金属表面より前記電極の側に突出されているのが好ましい。
前記外側誘電部の表面が、前記第1金属表面より前記被処理物の厚さと略同じ大きさだけ前記電極の側に突出されていることが好ましい。
これによって、助走放電時の電極と第2ステージ部の間のプロセスガスの流通状態を、正規のプラズマ放電時の電極と被処理物の間の流通状態と略同じになるようにすることができる。
前記内側誘電部の表面が、前記第1金属表面と面一になっていることが好ましい。前記内側誘電部の表面が、前記第1金属表面と面一に連続していることが好ましい。
これによって、被処理物の主部分を第1金属表面に確実に接触させるとともに被処理物の周縁部を内側誘電部に確実に接触させることができ、被処理物の裏面とステージの間に隙間が出来るのを防止することができる。
前記内側誘電部の表面が、前記第1金属表面と面一になっており、内側誘電部の裏面が第1ステージ部に向うにしたがって表側へ傾く斜面になり、内側誘電部の厚さが、前記第1ステージ部に近づくにしたがって小さくなっていてもよい。
これにより、内側誘電部とその上に設置された被処理物の周縁部とを合わせた全体の誘電率が、第1ステージ部の側に向かうにしたがって被処理物単独の誘電率に近づくようにすることができる。よって、被処理物の周縁部上の助走放電部分でのプラズマ放電状態を、正規放電部に近づくにしたがって正規放電部でのプラズマ放電状態に近づけ、被処理物の周縁部と主部分の端部の境界での放電状態が不連続になるのを防止することができる。
前記内側誘電部と前記外側誘電部とが、一体に連なっていることが好ましい。
これによって、内側誘電部と外側誘電部との境において第2金属部が露出しないようにすることができ、内側誘電部と外側誘電部との境を通して第2金属部に沿面放電等が落ちるのを防止することができる。
前記内側誘電部と外側誘電部とが、別体になっていてもよい。
前記内側誘電部と外側誘電部との間に段差が形成されていることが好ましい。この段差に被処理物の端面が宛がうことができ、被処理物を確実に位置決めすることができる。
前記第1ステージ部の第1金属部と前記第2ステージ部の第2金属部とが、互いに接し、ないしは互いに連続していることが好ましく、第2金属部が内側誘電部の裏側にも配置されているのが好ましい。
これによって、電極が第2移動範囲から第1移動範囲に跨るとき、プラズマ放電の助走部と正規のプラズマ放電部が連続するようにでき、被処理物の主部分の端部の処理の良好性を一層確実に確保することができる。
前記ステージが、金属にて構成されたステージ本体を備え、
前記ステージ本体の周縁部より内側の部分が、露出された前記第1金属表面を有して前記第1ステージ部となり、
前記ステージ本体の周縁部が、前記固体誘電体層にて被覆された前記第2金属表面を有し、このステージ本体の周縁部と前記固体誘電体層とにより前記第2ステージ部が構成されていることが好ましい。
これによって、第1ステージ部の第1金属部と第2ステージ部の第2金属部を一体構造にでき、電極が第2移動範囲から第1移動範囲に跨るとき、プラズマ放電の助走部と正規のプラズマ放電部が確実に連続するようにできる。
本発明は、大気圧近傍(略常圧)の圧力環境での常圧プラズマ処理に特に効果的である。ここで、大気圧近傍とは、1.013×104〜50.663×104Paの範囲を言い、圧力調整の容易化や装置構成の簡便化を考慮すると、1.333×104〜10.664×104Paが好ましく、9.331×104〜10.397×104Paがより好ましい。
本発明によれば、被処理物をステージの第1金属表面の固体誘電体層として代用でき、第1金属表面に溶射膜やセラミック板の固体誘電体層を設ける必要がなく、製造コストを低く抑えることができ、ステージの大型化が容易になる。加えて、第2移動範囲の電極と第2ステージ部の間にも電界が印加されるようにすることができる。これによって、助走的な放電を起こして正規のプラズマ処理の準備をしておくことができる。この結果、被処理物の主部分の端部上での正規のプラズマ放電開始時における放電状態を安定させることができ、被処理物の主部分の端部等の損傷防止や処理の良好性確保を図ることができる。
以下、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、常圧プラズマ処理装置Mの概略構成を示したものである。常圧プラズマ処理装置Mは、処理ユニット10と、ステージ20を備えている。処理ユニット10は、高圧電極11と、この電極11を保持するホルダ12とを有している。処理ユニット10及び高圧電極11は、図1の紙面直交方向に長く延びている。高圧電極11には、電源回路30が接続されている。電源回路30は、各電極11に大気圧プラズマ放電を形成するための電圧を供給するようになっている。供給電圧は、正弦波等の連続波電圧でもよく、パルス波等の間欠波電圧でもよい。高圧電極11の下面を含む処理ユニット10の底部には、固体誘電体層としてのセラミック製の固体誘電体板13が設けられている。
図示は省略するが、処理ユニット10には、プロセスガス源からのプロセスガス供給ラインが接続されている。このプロセスガス供給ラインからのプロセスガスが、処理ユニット10の下方に吹出されるようになっている。プロセスガスとしては、処理目的に合わせたガス種が用いられている。例えば、撥水化処理ではCF等のフッ化炭素化合物と窒素が用いられている。
処理ユニット10の下方にステージ20が設置されている。処理ユニット10とステージ20の間のギャップは数mm程度である。図において、上記のギャップは誇張して示されている。
ステージ20は、第1ステージ部21と、この第1ステージ部21の外周部に設けられた第2ステージ部22と、この第2ステージ部22の外周部に設けられた外枠23(第3ステージ部)とを備えている。
第1ステージ部21は、アルミニウム等の金属(第1金属)にて構成され、平面視四角形になっている。第1ステージ部21の奥行き(図1の紙面と直交する方向の寸法)は、電極11の長さとほぼ同じになっている。
金属製の第1ステージ部21の上面21a(第1金属表面)には、固体誘電体層が設けられておらず、該金属表面21aが露出されている。金属表面21aは、平面視四角形をなし、水平になっている。
図1において仮想線で示すように、露出された第1金属表面21a上に、処理すべき基板(被処理物)Wが設置されるようになっている。基板Wは、例えば大型液晶用のガラス等の誘電体で構成され、平面視四角形状をなしている。基板Wを構成するガラスの比誘電率εは、ε=5程度である。基板Wの厚さtは、例えばt=0.7mm程度である。
第1金属表面21aの面積(第1ステージ部21の面積)は、基板Wの面積より少し小さい。そのため、基板Wの周縁部Wbより内側の主部分Waが第1金属表面21aの全体を覆い、基板Wの周縁部Wbは第1金属表面21aから外側すなわち第2ステージ部22の側に突出するようになっている。基板周縁部Wbの第1金属表面21aからの突出量は、例えば10mm程度である。
第2ステージ部22は、第2金属24と、固体誘電体層25とを有している。第2金属24は、アルミニウム等の金属にて構成されている。第2金属24は、第1ステージ部21を構成する第1金属と一体に連なっている。これら第1、第2金属21,24によってステージ本体20Aが構成されている。
すなわち、ステージ20は、アルミニウム等からなる平面視四角形のステージ本体20Aを備え、このステージ本体20Aの中央部(周縁部より内側の部分)が第1金属21(第1ステージ部)となり、ステージ本体20Aの周縁部が第2金属24になっている。ステージ本体20A(第1、第2金属21,24)は、電気的に接地されている。これにより、ステージ本体20Aは、高圧電極11に対する接地電極の役目を兼ねている。
第2ステージ部22の第2金属24の上面24a(第2金属表面)は、第1ステージ部21の第1金属表面21aより下に位置しており、両者間に段差が形成されている。(第1金属表面21aは、第2金属表面24aより上に突出されている。)第2金属表面24aは、水平になっている。
第2金属表面24a上に、固体誘電体層25が設けられている。(ステージ本体20Aの周縁部24とそれより内側の主部分21とのうち周縁部24にのみ、固体誘電体層25が設けられている。)固体誘電体層25は、第2金属表面24aの全体を覆っている。固体誘電体層25は、アルミナ(Al)等のセラミック部材で構成されている。固体誘電体層25を構成するアルミナの比誘電率ε25は、基板Wの約2倍のε25=10程度である。
固体誘電体層25は、第1ステージ部21側の内側誘電部26と、外枠23側の外側誘電部27とを有している。内外の誘電部26,27は一体に連なっている。
内側誘電部26の内端面(第1ステージ部21側の端面)は、第1金属表面21aと第2金属表面24aとの間の段差面に突き当たっている。内側誘電部26の上面は、第1金属表面21aと面一をなしている。
内側誘電部26の上面に基板Wの周縁部Wbが設置されるようになっている。
外側誘電部27は、内側誘電部26より厚肉になっており、内側誘電部26の上面及び第1金属表面21aより上に突出されている。外側誘電部27と内側誘電部26の間に段差が形成されている。
外側誘電部27と内側誘電部26の間の段差面に基板Wの周端面が宛がわれるようになっている。外側誘電部27と内側誘電部26との間の段差の高さは、基板Wの厚さと略同じになっている。したがって、外側誘電部27の上面と基板Wの上面とは略面一になるようになっている。
外側誘電部27は、基板Wより外側に位置されることになる。
外側誘電部27の外端面は、第2金属24より外側に突出されていている。これら外側誘電部27と第2金属24の外側面に、樹脂等の絶縁体かなる外枠23が添えられている。
外側誘電部27の厚さと誘電率の比は、基板Wの厚さと誘電率の比と略同じになるように設定されている。したがって、固体誘電体層25の誘電率が基板Wの2倍である場合には、外側誘電部27の厚さは、基板Wの略2倍に設定されている。ガラス製基板Wの比誘電率がε=5.3〜6.5程度、厚さがt=0.5〜0.7mm程度であり、固体誘電体層25の比誘電率がε25=9〜11程度である場合、外側誘電部27の厚さは、t27=0.69〜1.45mm程度になるように設定されている。例えば、基板Wが比誘電率ε=5、厚さt=0.7mm程度である場合、比誘電率ε25=10のアルミナからなる固体誘電体層25の外側誘電部27の厚さt27は、t27=1.4mm程度に設定されている。
第2ステージ部22の左右の幅寸法は、高圧電極11の左右の幅寸法より小さい。したがって、高圧電極11の幅は、第2ステージ部22と第1ステージ部21の間に跨ることのできる大きさになっている。
さらに、図1に示すように、常圧プラズマ処理装置Mには移動機構40が設けられている。移動機構40は、処理ユニット10に接続されている。図2〜図6の矢印に示すように、移動機構40によって処理ユニット10が左右(電極11の長手方向と直交する方向)に往復移動されるようになっている。ひいては、高圧電極11がステージ20に対し左右に相対移動されるようになっている。高圧電極11の相対移動範囲には、第1ステージ部21に対向する第1移動範囲R1と、第2ステージ部22に対向する第2移動範囲R2(図3〜図5参照)とが含まれている。図5の高圧電極11は、第1ステージ部21の端部と第2ステージ部22とに対向し、第1移動範囲R1と第2移動範囲R2に跨っている。
移動機構40がステージ20に接続され、ステージ20が左右に往復移動されるようになっていてもよい。
上記構成の常圧プラズマ処理装置Mを用いて基板Wを表面処理する際は、図2に示すように、処理ユニット10をステージ20より外側(例えば左)に退避させたうえで、基板Wをステージ20に設置する。基板Wの周縁部Wbより内側の主部分Waは、ステージ本体20Aの第1金属表面21aに設置し、周縁部Wbは、第2ステージ部22の内側誘電部26に設置する。内側誘電部26の上面と第1金属表面21aが面一に連続しているので、基板Wの裏面とステージ20の間に隙間が出来るのを防止することができる。基板Wの端面は、内側誘電部26と外側誘電部27の間の段差面に宛がわれる。これによって、基板Wを確実に位置決めすることができる。基板Wの上面(表側面)は、外側誘電部27の上面と面一になる。
次に、移動機構40によって処理ユニット10を図2の矢印方向(右方向)に移動させていく。これによって、図3に示すように、高圧電極11が第2ステージ部22と対向する第2移動範囲R2に入って来る。この時、電源回路30から高圧電極11に電圧を供給する。この電圧供給の開始タイミングは、高圧電極11が基板Wの端部上には未だ到らず、且つ第2ステージ部22(好ましくは外側誘電部27)上に位置している時点に設定するのが好ましい。これによって、高圧電極11とその下方の第2金属24との間に電界が印加され、両者間に大気圧プラズマ放電が生成される。大気圧プラズマ放電は、当初、固体誘電体層25の外側誘電部27上でだけ起きる。これによって、基板Wより外側に助走的なプラズマ放電D2を形成することができる。このとき、外側誘電部27は、第2金属24の表面の固体誘電体層として機能し、安定放電に寄与する。外側誘電部27の厚さと誘電率の設定により、後述する基板W上での正規のプラズマ放電D1と略同じ放電状態を得ることができる。外側誘電部27の上面と基板Wの上面が面一であるので、第2位置での処理ユニット10と外側誘電部27の間のギャップを、第1位置での処理ユニット10と基板Wの間のギャップと同じ大きさにでき、助走放電D2時のプロセスガスの流通状態を、後記の正規プラズマ放電D1時の流通状態と略同じにすることができる。
図4に示すように、処理ユニット10の矢印方向への移動に伴って、高圧電極11が基板Wの周縁部Wbの上方にも位置するようになる。これによって、助走放電D2が基板Wの周縁部Wb上に伸張して来る。この助走放電部D2にプロセスガスが導入されることによって、基板周縁部Wbの表側面をプラズマ処理することができる。このとき、基板周縁部Wbは、内側誘電部26と共に第2金属24の表面の固体誘電体層として機能し、安定放電に寄与する。
このとき、電極11が外側誘電部27から内側誘電部26に跨ることになるが、外側誘電部27と内側誘電部26は一体に連なり第2金属24を完全に覆っているので、第2金属24に沿面放電等が落ちるのを防止することができる。
なお、基板周縁部Wbと内側誘電部27を合わせた誘電率は、外側誘電部27単独の誘電率や基板主部Wa単独の誘電率と多少異なり、放電状態が外側誘電部27上での助走放電D2や基板主部Wa上での正規のプラズマ放電D1と若干異なることになるが、基板周縁部Wbは製品の品質とは無関係な部分であるため支障はない。
図5に示すように、処理ユニット10が矢印方向へ更に移動すると、高圧電極11が第2移動範囲R2から第1移動範囲R1の端部に跨るようになる。これによって、高圧電極11と第1ステージ部21の端部との間にも電界が印加される。これにより、処理ユニット10と基板Wの主部分Waの端部Wae(周縁部Wbとの境の部分)との間に、正規の大気圧プラズマ放電D1が形成される。この正規のプラズマ放電部D1にプロセスガスが導入されることにより、基板Wの主部分の端部Waeに対するプラズマ処理を行なうことができる。
正規のプラズマ処理は、基板Wの主部分の端部Waeから開始される、この正規のプラズマ処理の開始当初は、高圧電極11と第1ステージ部21との重なり部分が狭く、正規放電部D1が狭い。一方、この時点では高圧電極11が第2ステージ部22とも対向し、両者間の電界が維持され、助走放電D2が存続している。したがって、電界が、狭小な正規放電部D1だけに集中するのを防止できる。これによって、正規のプラズマ処理開始時における電源回路30の損傷を防止できるだけでなく、基板Wの主部分の端部Wae上での放電状態を安定させることができる。また、電極11は、正規のプラズマ放電D1に先立ち、第2ステージ部22上での助走放電D2によって温度が高められ、セラミック製固体誘電板13が乾燥される等の放電準備がなされている。したがって、基板Wの主部分の端部Wae上での放電状態を一層安定化させることができる。また、助走放電部D2と正規放電部D1が連続しているので、プラズマが2つの放電部D1,D2間を行き来でき、全体的に均質なプラズマを得ることができる。したがって、基板Wの主部分の端部Waeを、基板Wの中央部分と同じ様に処理することができ、処理の均質化を図ることができる。
図6に示すように、処理ユニット10は矢印方向へ更に移動する。これにより、電極11の全体が第1移動範囲R1に位置し、第1ステージ部21とだけ対向するようになる。この第1移動範囲R1の電極11と基板Wの主部分Waとの間に正規のプラズマ放電D1が形成され、基板Wの主部分Waをプラズマ処理することができる。このとき、基板Wの主部分Waは、第1ステージ部21の固体誘電体層として機能する。したがって、第1金属表面21aに固体誘電体層を設ける必要がなく、製造コストを低く抑えることができる。よって、基板Wの大面積化に対応して、ステージ20を容易に大型化することができる。
処理ユニット10は、更に矢印方向へ移動し、ステージ20の反対側(図6において右側)の端部上に達する。これによって、基板Wの主部分Waの全体をプラズマ処理することができる。
必要に応じて処理ユニット10を左右に往復させることにしてもよい。
処理の終了後は、処理ユニット10をステージ20の外側に退避させ、基板Wをピックアップする。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において第1実施形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を適宜省略する。
図7は、本発明の第2実施形態を示したものである。この実施形態では、固体誘電体層25の内側誘電部26の底面が、内端部(外側誘電部27側とは反対側)に向かうにしたがって上へ傾く斜面になり、内側誘電部26の断面形状が内端部に向かうにしたがって薄肉になる三角形状になっている。これにより、内側誘電部26とその上側に設置された基板Wの周縁部Wbとを合わせた全体の誘電率が、内側誘電部26の内端部に向かうにしたがって漸次小さくなり、基板W単独の誘電率εに近づくようになっている。
これによって、基板Wの周縁部Wb上の助走放電部分D2aでのプラズマ放電状態を、基板の主部分Waに近づくにしたがって正規のプラズマ放電D1の状態に近づけることができる。この結果、基板Wの周縁部Wbと主部分の端部Waeの境界で放電状態が不連続になるのを防止でき、基板Wの主部分の端部Waeでの放電状態を一層安定化させることができ、処理の一層の均質化を図ることができる。
図8は、本発明の第3実施形態を示したものである。この実施形態では、第2ステージ部22の第2金属24が、第1ステージ部21を構成するステージ本体20Aとは別体の金属にて構成されている。第2金属24の内端部が、第1ステージ部21に突き当てられ直接的に接している。第1ステージ部21にアース線が設けられ、第2金属24は、第1ステージ部21を介して電気的に接地されているが、第2金属24から直接的にアース線を引き出してもよい。
固体誘電体層25の内側誘電部26と外側誘電部27とは、互いに別体になっている。内側誘電部26は、アルミナ等のセラミックにて構成され、断面L字の枠状をなしている。この枠状の内側誘電部26に基板Wの周縁部Wbが宛がわれるようになっている。
第2金属24の上面の内端側の部分には、内側誘電部26を嵌め込むための段差が形成されている。
外側誘電部27は、セラミック等の固体誘電体の平板にて構成され、第2金属24の上面に配置されている。外側誘電部27は、第2金属24の上面に溶射された溶射膜であってもよい。外側誘電部27を構成する固体誘電体は、基板Wより誘電率が小さいものが用いられている。外側誘電部27の厚さは、基板Wより小さい。これにより、外側誘電部27の厚さと誘電率の比が、基板Wの厚さと誘電率の比と略同じになっている。外側誘電部27の上面が基材Wの上面と面一になるように、第2金属24の上面が第1金属表面21aより上に位置されている。
図9は、本発明の第4実施形態を示したものである。第1〜第3実施形態では、第2金属24が、固体誘電体層25の外側誘電部27の裏側と内側誘電部26の裏側とに跨っていたが、第4実施形態では、第2金属24が外側誘電部27の裏側にだけ設けられている。内側誘電部26の裏側には接地電極となり得る金属が設けられていない。第2金属24は、内側誘電部26の幅に相当する距離だけ第1ステージ部21から離れている。第2金属24には、第1ステージ部21とは別個にアース線が接続されている。
第4実施形態によれば、助走放電D2が外側誘電部27の上方でしか形成されず、内側誘電部26及び基板Wの周縁部Wbの上方では形成されない。一方、電極11は、外側誘電部27の上方位置から第1ステージ部21の上方位置に跨るだけの幅寸法を有している。したがって、電極11の進行方向の前方の端部(図9において右端部)と第1ステージ部21の端部との間に電界が印加されるとき、電極11の進行方向後方の端部(左端部)と第2金属24との間にも電界が印加され続け、外側誘電部27上の助走放電D2が存続している。よって、第1ステージ部21の端部上にだけ電界が集中することはない。また、電極11の進行方向の前方の端部も、第1ステージ部21の端部上に来る前に外側誘電部27の上を通過しており、この時の助走放電D2によって加熱され、固体誘電板13の進行方向の前方の端部の乾燥処理がなされている。これによって、基板Wの主部分Waの端部Wae上に良好なプラズマ放電D1を形成でき、この端部Waeの表面処理を良好に行なうことができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、種々の改変をなすことができる。
例えば、第1ステージ部21は、露出された金属表面を有していればよく、金属表面の全体が露出されている必要はなく、金属表面の一部分が固体誘電体層や、固体誘電体層としては機能しない絶縁体(例えばテープや塗料や半導体分野で使用される絶縁薄膜)等で被覆されていてもよい。ここで、固体誘電体層とは、電極の金属本体に被覆されてアーク放電等の異常放電を防ぎ良好なグロー放電を得る機能を果たす固体誘電体を言う。
第1又は第2実施形態における一体物の固体誘電体層25と、第3実施形態における第1ステージ部21と第2金属24の別体構造とを組み合わせたり、第3実施形態の内側誘電部26を第2実施形態と同様に内端(外側誘電部27側とは反対側)に向かうにしたがって薄肉になるようにしたり、第3実施形態の外側誘電部27の厚さ及び誘電率を第1実施形態と同様に基板Wより大きくしたりする等、第1〜第4実施形態の互いに異なる構成を組み合わせてもよい。
本発明は、例えば半導体基板や液晶用基板の製造において、基板の表面をプラズマを用いて洗浄、改質(親水化、撥水化等)、成膜、エッチングないしアッシング等するのに適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る常圧プラズマ処理装置の概略を示す正面断面図である。 上記常圧プラズマ処理装置による基板処理において、基板をステージに設置する状態を示す正面断面図である。 上記常圧プラズマ処理装置による基板処理において、電極が第2移動範囲に入り、外側誘電部上に助走放電が形成された状態を示す正面断面図である。 上記常圧プラズマ処理装置による基板処理において、電極が第2ステージ部の全体に被さり、基板の周縁部上にも助走放電が形成された状態を示す正面断面図である。 上記常圧プラズマ処理装置による基板処理において、電極が第2ステージ部の上方位置から第1ステージ部の端部の上方位置に跨る位置に来、基板の主部分の端部上に正規のプラズマ放電が形成された状態を示す正面断面図である。 上記常圧プラズマ処理装置による基板処理において、基板の主部分の略中央部分をプラズマ処理する状態を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態(固体誘電体層の変形例)に係る常圧プラズマ処理装置の概略を部分的に示す正面断面図である。 本発明の第3実施形態(固体誘電体層の変形例)に係る常圧プラズマ処理装置の概略を部分的に示す正面断面図である。 本発明の第4実施形態(固体誘電体層の変形例)に係る常圧プラズマ処理装置の概略を部分的に示す正面断面図である。
符号の説明
W 基板(被処理物)
Wa 基板の主部分
Wae 基板の主部分の端部
Wb 基板の周縁部
M 大気圧プラズマ処理装置
10 処理ユニット
11 電極
12 ホルダ
13 固体誘電板
20 ステージ
20A ステージ本体
21 第1ステージ部
21a 第1金属表面
22 第2ステージ部
23 外枠
24 第2金属部
24a 第2金属表面
25 固体誘電体層
26 内側誘電部
27 外側誘電部
30 電源
40 移動機構
D1 正規のプラズマ放電部
D2 プラズマ放電の助走部
R1 第1移動範囲
R2 第2移動範囲

Claims (13)

  1. 誘電体からなる被処理物を大気圧近傍のプラズマ放電に晒して表面処理する装置において、
    露出された第1金属表面を有する第1ステージ部と、固体誘電体層で被覆された第2金属表面を有して前記第1ステージ部の外周部に設けられた第2ステージ部とを含み、前記第1ステージ部の第1金属表面上に、前記被処理物が周縁部を前記第2ステージ部の側へ突出させるようにして設置されるステージと、
    前記ステージに対し、前記第1ステージ部と対向して前記プラズマ放電を形成する第1移動範囲と、前記第2ステージ部と対向する第2移動範囲を含む範囲で相対移動される電極と、
    を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記第2移動範囲の電極と第2ステージ部との間にプラズマ放電が形成されるように、前記第2ステージ部の固体誘電体層の厚さ及び誘電率が設定されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第2ステージ部の固体誘電体層が、前記被処理物の周縁部が設置されるべき内側誘電部と、この内側誘電部より前記第1ステージ部とは反対側に配置され、前記被処理物の周縁部より突出されるべき外側誘電部とを有し、
    前記内側誘電部と外側誘電部のうち少なくとも外側誘電部が、前記第2金属表面に対応して配置され、第2金属表面を覆っていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第2移動範囲の電極と前記外側誘電部との間にプラズマ放電が形成されるように、前記外側誘電部の厚さ及び誘電率が設定されていることを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記外側誘電部の厚さと誘電率の比が、前記被処理物の厚さと誘電率の比と略同じであることを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記電極の前記相対移動方向に沿う幅が、前記外側誘電部から前記第1ステージ部に跨り得る大きさであることを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記第1金属表面が、前記第2金属表面より前記電極の側に突出し、
    前記外側誘電部の表面が、前記第1金属表面より前記電極の側に突出していることを特徴とする請求項3〜6の何れかに記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記外側誘電部の表面が、前記第1金属表面より前記被処理物の厚さと略同じ大きさだけ前記電極の側に突出されていることを特徴とする請求項3〜7の何れかに記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記内側誘電部の表面が、前記第1金属表面と面一になっていることを特徴とする請求項3〜8の何れかに記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記内側誘電部の厚さが、前記第1ステージ部に近づくにしたがって小さくなっていることを特徴とする請求項3〜9の何れかに記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記内側誘電部と外側誘電部との間に段差が形成されていることを特徴とする請求項3〜10の何れかに記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記内側誘電部と前記外側誘電部とが、一体に連なっていることを特徴とする請求項3〜11の何れかに記載の大気圧プラズマ処理装置。
  13. 前記ステージが、金属にて構成されたステージ本体を備え、
    前記ステージ本体の周縁部より内側の部分が、露出された前記第1金属表面を有して前記第1ステージ部となり、
    前記ステージ本体の周縁部が、前記固体誘電体層にて被覆された前記第2金属表面を有し、このステージ本体の周縁部と前記固体誘電体層とにより前記第2ステージ部が構成されていることを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載のプラズマ処理装置。
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