JP2007110782A - Opgw把持金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】OPGWを中継箱に引き下ろす場合等に、鉄塔の腕金上で交差したOPGWの干渉・接触を回避することができるOPGW把持金具を提供する。
【解決手段】L字鋼(4)の外面に沿うL字型形状を有し、かつ、両端部にナットを螺合するためのネジ溝が形成された基台(12)と、該基台の両端部に挿し入れられるフック状の留め金(14)と、各留め金を締め付けるための2つの第1ナット(16)と、両端部にボルト孔(A)が形成された第1屈曲板(18)と、該第1屈曲板を前記第1ナットとの間に挟止する第2ナット(24)と、ボルト・ナット(B)によって第1屈曲板に連結される第2屈曲板(26)と、該第2屈曲板にボルト・ナット(B’)によって取り付けられる把持部(28)と、から構成される。
【選択図】図2

Description

本発明はOPGW把持金具に関し、より詳細には、中継箱に光ファイバを中継接続するために、鉄塔上で交差させた左右のOPGWの接触を回避して引き下ろすためのOPGW把持金具(クリート)に関する。
送電用鉄塔の塔頂付近には送電線への雷の直撃を回避するための避雷針の役割を果たす架空地線が架線されている。近年ではこの架空地線に光通信用の光ファイバを備えた光ファイバ複合架空地線が普及している。光ファイバ複合架空地線には、光ファイバを架空地線の中心部に内蔵する「光ファイバ内蔵型架空地線」と、架空地線の表面に光ファイバを巻付ける「光ファイバ巻付け型架空地線」の2種類があり、一般にこれらは総称してOPGW(Composite Fiber−optic Grond Wire)と呼ばれる。以下、本発明では、光ファイバ内蔵型架空地線をOPGWと呼ぶこととする。
送電用鉄塔には数本ごとに接続箱が設置されており、この接続箱で左右のOPGWを中継接続することによって長距離に渡りOPGWが延長される。
送電用鉄塔の腕金にOPGWを支持し、これを接続箱まで引き下ろす際の引き回しためのジャンパ装置としては特許文献1の「光ファイバ複合架空地線のジャンパ装置」に記載のものが知られている。
図4にこのジャンパ装置を用いたOPGWの引き回しの様子を示した。この図はジャンパ装置を斜め上方から見た斜視図であり、符号2はOPGW、符号4は鉄塔のL字鋼(腕金)を表している。
この発明では、左右のOPGW2は、腕金(L字鋼4)の先端部を挾む左右両側の2点においてそれぞれ引き留め金具7並びに連結金具3を介して腕金に連結されている。また左右のOPGW2の各ジャンパ部2aには1本の金属添え線5が結着して添えられている。この金属添え線5の両端付近とジャンパ部2aの左右の引き留め金具7の近傍部分とは、クランプ金具6により一体にクランプされて連結されている。
この金属添え線5は長さ方向の中央部が谷でその左右両側が山となる形に湾曲した形状をなし、前記中央部が固定金具9により腕金に電気的接続状態に固定されている。ジャンパ部2aは、緩やかな2つの山形をなして交差し、腕金上でループ状に引き回されている。左右のOPGWのジャンパ部2aは、腕金に取り付けられたOPGW把持金具1によりクランプされて鉄塔に固定されることで、下方に設置された図示しない接続箱へと導かれる。
特許文献1のジャンパ装置は、OPGWのアルミパイプの疲労破断を回避し、これによりアルミパイプの破断による気密性の損失に起因する光ファイバケーブの伝送損失特性の悪化、破断箇所から浸入した水の凍結による光ファイバの圧迫のための通信障害の発生等を減少させることを目的としている。
図5にOPGWのジャンパ部2aを把持してガイドするためのOPGW把持金具を示した。
図に示したようにこのOPGW把持金具1は、鉄塔の腕金を構成するL字鋼4の外面に沿うようなL字型形状を有し、かつ、両端部にナットを螺合するためのネジ溝が形成された基台112と、L字鋼の両袖を挟み込むために基台の両端部に挿し入れられたフック状の留め金114と、留め金114を締め付けるための2つのナット116と、OPGWを挟み込んで固定するための把持部128と、把持部128の外側から基台112の端部に螺合された他のナット132と、から構成されている。
このOPGW把持金具1は次のようにして鉄塔腕金のL字鋼4に取り付けられOPGWを把持・ガイドする。
まず留め金114およびナット116を両端部の先端に取り付けた基台112をL字鋼4の外側に沿うように被せ、その状態で各ナット116を締め付ける。これにより留め金114は押し下げられ、各留め金がL字鋼4の両袖を挟み込むことで基台112はL字鋼に固定される。
次にナット116を締め付けた基台112の一方の端部に、2つの金属片からなる把持部128を挿入し、その外側から他のナット132を緩く螺合してやる。そして把持部128の2つの金属片の間にOPGWを導き入れた後に、他のナット132を締め付けることで、OPGWのジャンパ部が把持され、鉄塔の腕金4に固定される。
特開平7−336854
上述した特許文献1に記載の発明によれば、OPGWのジャンパ部が完全剛体である鉄塔の腕金に直接固定されることなく、曲げ弾性力を有する金属添え線に連結されているので、鉄塔径間部のOPGWにギャロッピングやスリートジャンプその他の振動が発生しても、そのジャンパ部に大きな応力が生起することがなく、これらに起因するOPGW内部のアルミパイプの疲労破断を回避することができる。
しかしながら上述したジャンパ装置では、OPGWを接続箱に引き下ろすために、腕金上で交差させたOPGWのジャンパ部が、風などの影響によりその交差部分(図4中のαの部分)において干渉・接触し、その繰り返しによってOPGWの撚り線やアルミパイプに損傷が生じることがあった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、その目的は、例えば上述したようなジャンパ装置を用いて中継箱にOPGWを引き下ろす場合等に、鉄塔の腕金上で交差したOPGWの干渉・接触を回避することができるOPGW把持金具(クリート)を提供することにある。
上記問題を解決するために請求項1に記載の発明は、鉄塔上から左右2本のOPGW(2)を交差させて引き下ろすために、鉄塔の腕金または塔頂に取り付けられて使用されるOPGWを把持してガイドするOPGW把持金具(10)であって、鉄塔の腕金等を構成するL字鋼(4)の外面に沿うL字型形状を有し、かつ、両端部にナットを螺合するためのネジ溝が形成された基台(12)と、L字鋼の両袖を挟み込むために前記基台の両端部に挿し入れられるフック状の留め金(14)と、前記基台の両端部に挿し入れられた各留め金を締め付けるための2つの第1ナット(16)と、基部(18a)と屈曲部(18b)とからなるL字板形状を有し、両端部にボルト孔(A)が形成され、かつ、一のボルト孔に前記基台の一端部が挿し入れられる第1屈曲板(18)と、該第1屈曲板を前記第1ナットとの間に挟止する第2ナット(24)と、基部(26a)と屈曲部(26b)とからなるL字板形状を有し、両端部にボルト孔(A’)が形成され、かつ、一のボルト孔と前記第1屈曲板の他のボルト孔とをボルト・ナット(B)によって固定することで、第1屈曲板に連結される第2屈曲板(26)と、該第2屈曲板の他のボルト孔にボルト・ナット(B’)によって取り付けられ、OPGWを挟み込んで固定する把持部(28)と、から構成される、ことを特徴とする。
また請求項2に記載のように、前記第1屈曲板(18)又は前記第2屈曲板(26)の、基部(18a,26a)又は屈曲部(18b,26b)の長手方向長さを長尺化する、ことも好ましい。
さらに請求項3に記載のように、前記第1屈曲板(18)又は/及び前記第2屈曲板(26)のボルト孔(A,A’)を、第1屈曲板又は/及び第2屈曲板の長手方向に長い長穴とする、ことも好ましい。
請求項1に記載のOPGW把持金具に発明によれば、第1屈曲板が基台の一端部の軸周りに回転可能であり、また、第2屈曲板が第1屈曲板に対して、第1屈曲板の回転方向と垂直方向に回転可能であるため、OPGW把持金具を用いてOPGWをガイドする際の角度調節の自由度が向上し、OPGWに無理な力をかけることなくこれを接続箱まで引き下ろすことができる。また、このOPGW把持金具によって適切な角度でOPGWをガイドすることにより、鉄塔上で交差させたOPGWが風などの影響によって接触することを回避することができる。これによりOPGWの撚り線やアルミパイプに損傷が生じることを予防することが可能となる。
請求項2に記載のOPGW把持金具によれば、例えば金属添え線を用いてOPGWを接続箱まで引き下ろす場合に、左右いずれかのOPGWを把持するOPGW把持金具の第1屈曲板又は第2屈曲板の基部又は屈曲部の長手方向長さを長尺化することにより、腕金上で交差させた左右のOPGWを一定距離隔てたねじれの位置関係とし、OPGWの交差部分における干渉・接触をより効果的に防止することができる。
また請求項3に記載のOPGW把持金具によれば、第1屈曲板や第2屈曲板のボルト孔を長穴とすることで、その長穴の任意の位置をボルト・ナットで固定することができる。これによりOPGWの引き下ろしの際の自由度が向上し、OPGWに無理な変形を招くことなくこれを把持して適切にガイドしてやることができる。
本発明のOPGW把持金具は、電力事業者が送電用の設備である送電用の高圧鉄塔(送電用鉄塔)の塔頂または腕金に架線するOPGWを、鉄塔内に設置した接続箱まで引き下ろす際に、これを把持してガイドするために主として用いられるものである。
より具体的には、本発明のOPGW把持金具は、既述のように左右のOPGWを腕金等の先端部を挾む左右両側の2点においてそれぞれ引き留め金具並びに連結金具を介して腕金等に連結し、また左右のOPGWの各ジャンパ部を1本の金属添え線に結着して添え、この金属添え線の両端付近とジャンパ部の左右の引き留め金具の近傍部分とが、クランプ金具により一体にクランプされるようにして、左右のOPGWのジャンパ部を、緩やかな2つの山形をなして交差させて、腕金上でループ状に引き回し、下方に設置した接続箱へと導く場合などに用いられる(図4参照)。
以下本発明のOPGW把持金具の好ましい実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明のOPGW把持金具の一実施例を示す側面図である。
この図に示したOPGW把持金具10は、鉄塔の腕金のL字鋼や塔頂のL字鋼に金具を固定するための基台12と、基台12の両端部に挿し入れられるフック状の留め金14と、各留め金14を締め付けるための2つの第1ナット16と、基台12の一端部に挿し入れられるL字板状の第1屈曲板18と、第1屈曲板18を第1ナット16との間に挟止して固定する第2ナット24と、第1屈曲板18にボルト・ナットBによって連結されるL字板状の第2屈曲板26と、第2屈曲板26の先端にボルト・ナットB’によって取り付けられる把持部28と、から構成されている。
基台12は、頭部に環が形成されたボルト状の第一部材12aと、第一部材の頭部の環に挿し嵌められるボルトである第二部材12bとからなり、第一部材12aおよび第二部材12bの脚部には、その先端から半分程度までネジ溝が形成されている。この第一部材12aおよび第二部材12bを組み合わせることで、鉄塔の腕金等を構成するL字鋼の外面に沿うようなL字型形状の基台12が構成される。
なお基台12を、両端部にネジ溝を形成したL字型円柱などとし、その構成を簡素化することも可能である。
基台12の両端部に挿し入れられる留め金14は、ナット状に形成された台座に、L字鋼を挟み込むために内向するフックが一体的に形成された形状を有している。なお台座の内周にはネジ溝は形成されておらず、留め金14は基台12を構成する第一部材12aおよび第二部材12bの脚部に遊嵌される。
第1ナット16は、一般的な六角ナットであり、基台12を構成する第一部材12aおよび第二部材12bの脚部の先端から螺合することで、脚部に遊嵌された留め金14を押し下げ、これにより2つの留め金14はL字鋼を挟み込んで把持する。このようにして基台12はL字鋼にしっかりと固定される。
第1屈曲板18は、両端部にボルト孔Aが形成された長さ16cm程度、幅4cm程度、厚さ1cm程度の細長い金属板をその先端から6cm程度の位置で90°折り曲げて、10cm程度の基部18aと6cm程度の屈曲部18bを形成することで作成されたL字型の金具である。
基部18aに形成されたボルト孔Aは、L字鋼に固定した基台12の第二部材12bの脚部先端に挿し入れられる。
第2ナット24は、第1ナット16と同様の一般的な六角ナットであり、基台12の第二部材12bの脚部先端に挿し入れた第1屈曲板18の外側から螺合され、第1ナット16との間に第1屈曲板18を挟止する。
挟止する前の第1屈曲板18は、第二部材の軸周りに回転可能であるため、これを所望の角度に調節した後に第2ナット24を締め付けることで、必要に応じて第1屈曲板18を(水平面内で)任意の角度に固定することができる。
第2屈曲板26は、両端部にボルト孔A’が形成された長さ40cm程度、幅4cm程度、厚さ1cm程度の細長い金属板をその先端から6cm程度の位置で90°折り曲げて、34cm程度の基部26aと6cm程度の屈曲部26bを形成することで作成されたL字型形状の金具である。
第2屈曲板26と第1屈曲板18とは、その屈曲部同士を当接させ、全体として略S字型をなすようにして、第1屈曲板18のボルト孔Aおよび第2屈曲板26の屈曲部26bのボルト孔A’を位置合わせしてから、ここにボルト・ナットBを螺合することによって連結される。
このとき第2屈曲板26は、ボルトを中心軸として回転可能であるため、これを所望の角度に調節した後にナットを締め付けることで、必要に応じて第2屈曲板26を(垂直面内で)任意の角度に固定することができる。
把持部28は、ブロック状の2つの金属片からなり、各金属片にはOPGWを挟み込むための凹溝と、ボルトを通すための貫通孔が形成されている。把持部28は2つの金属片を対向させた状態で、その貫通孔に、第2屈曲板26の基部26a先端のボルト孔A’に通したボルトを通し、そのボルトにナットを緩く螺合する。その後、OPGWを2つの金属片の間から凹溝に導き入れ、ボルト・ナットB’を強く締め付けることで、OPGWが把持部28に把持されて固定される。
本実施例のOPGW把持金具10は、第1屈曲板18と第2屈曲板26の取り付け角度を調節自在としたこと、および、第2屈曲板26の基部26aの長手方向長さを長尺化したことを特徴としている。このOPGW把持具は、左右いずれかのOPGWを鉄塔の腕金や塔頂から引き下ろす場合に使用され、他方のOPGWの引き下ろしには、従来型の把持金具を使用することができる。
すなわち、本実施例のOPGW把持金具10を使用した場合には、OPGWの引き回しが左右非対称となるため、左右のOPGWを交差させて引き下ろす場合にも、その交差部分での左右のOPGWを一定の距離を隔てたねじりの位置関係とすることができ、これにより交差させたOPGWが風などの影響によって、干渉・接触することを防止することができる。
なお上記実施例では第2屈曲板26の基部26aの長さを長尺化したが、実際にはこれに限られず、左右のOPGWを一定の距離を隔てたねじりの位置関係とすることができるものであれば、第2屈曲板26の屈曲部26bを長尺化したり、または、第1屈曲板18の基部18a若しくは屈曲部18bのいずれかを長尺化してやることもできる。
また図2に他の実施例のOPGW把持金具の側面図を示した。本実施例のOPGW把持金具10は、第2屈曲板26の屈曲部26bを長尺化するとともに、ここに形成するボルト孔A’を屈曲部26bの長手方向に長い長穴としたことを特徴としている。
このOPGW把持金具10では、第1屈曲板18の屈曲部18bと第2屈曲板26の屈曲部26bとを連結するボルト・ナットBを緩めると、長穴であるボルト孔A’の範囲内で第2屈曲板26をスライドさせることができるため、OPGW把持金具10でOPGWを把持する際の自由度が向上する。すなわち、第2屈曲板26の屈曲部26bの端部近傍でボルト・ナットBによって固定してやれば、前記実施例のOPGW把持金具として使用することができる一方、第2屈曲板26の屈曲部26bの基部26a側でボルト・ナットBによって固定してやれば、従来のOPGW把持金具とほぼ同様に使用してやることもできる。
図3にこのOPGW把持金具を用いてOPGWを把持・ガイドし、鉄塔の腕金から左右のOPGWを交差させて図示しない中継箱にOPGWを引き下ろす様子を示した。この図に示したように、左側に伸び、腕金の右側から引き下ろされるOPGWは、従来のOPGW把持金具によって把持・ガイドされる。一方、右側に伸び、腕金の左側から引き下ろされるOPGWは、本実施例の把持金具により、従来より高い位置において把持・ガイドされる。これにより左右のOPGWが交差する部分を一定の距離だけ隔てることができる。
なお図3では、本実施例のOPGW把持金具を従来の取り付け位置よりも腕金の先端側に取り付けているが、OPGW把持金具の第1屈曲板および第2屈曲板はその取り付け角度を自在に調節することができるので、その取り付け位置や角度を調節することで、交差させた左右のOPGWが接触しないように確実にOPGWのガイドをしてやることができる。
以上説明したように、本発明のOPGW把持金具によれば、OPGWを接続箱に引き下ろすために、腕金上で交差させたOPGWのジャンパ部が、風などの影響によりその交差部分において干渉・接触し、その繰り返しによってOPGWの撚り線やアルミパイプに損傷が生じることを効果的に防止することができる。
なお本発明のOPGW把持金具の形状等は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができるのは勿論である。
本発明のOPGW把持金具はOPGWを把持し、接続箱まで引き下ろすOPGWをガイドすることを目的として発案されたものであるが、OPGWや他の線状体を把持してガイドする他の場面にも使用することが可能である。
実施例1のOPGW把持金具の側面図である。 他の実施例のOPGW把持金具の側面図である。 本発明のOPGW把持金具を用いてOPGWを引き下ろす様子を示した斜視図である。 従来のジャンパ装置を用いたOPGWの引き回しの様子を示した斜視図である。 従来のOPGW把持金具を示した斜視図である。
符号の説明
1 OPGW把持金具
2 OPGW
2a ジャンパ部
3 連結金具
4 L字鋼
5 金属添え線
6 クランプ金具
7 引き留め金具
9 固定金具
10 OPGW把持金具
12 基台
14 留め金
16 第1ナット
18 第1屈曲板
18a 基部
18b 屈曲部
24 第2ナット
26 第2屈曲板
26a 基部
26b 屈曲部
28 把持部
112 基台
114 留め金
116 ナット
128 把持部
132 他のナット
A、A’ ボルト孔
B、B’ ボルト・ナット

Claims (3)

  1. 鉄塔上から左右2本のOPGW(2)を交差させて引き下ろすために、鉄塔の腕金または塔頂に取り付けられて使用されるOPGWを把持してガイドするOPGW把持金具(10)であって、
    鉄塔の腕金等を構成するL字鋼(4)の外面に沿うL字型形状を有し、かつ、両端部にナットを螺合するためのネジ溝が形成された基台(12)と、
    L字鋼の両袖を挟み込むために前記基台の両端部に挿し入れられるフック状の留め金(14)と、
    前記基台の両端部に挿し入れられた各留め金を締め付けるための2つの第1ナット(16)と、
    基部(18a)と屈曲部(18b)とからなるL字板形状を有し、両端部にボルト孔(A)が形成され、かつ、一のボルト孔に前記基台の一端部が挿し入れられる第1屈曲板(18)と、
    該第1屈曲板を前記第1ナットとの間に挟止する第2ナット(24)と、
    基部(26a)と屈曲部(26b)とからなるL字板形状を有し、両端部にボルト孔(A’)が形成され、かつ、一のボルト孔と前記第1屈曲板の他のボルト孔とをボルト・ナット(B)によって固定することで、第1屈曲板に連結される第2屈曲板(26)と、
    該第2屈曲板の他のボルト孔にボルト・ナット(B’)によって取り付けられ、OPGWを挟み込んで固定する把持部(28)と、から構成される、ことを特徴とするOPGW把持金具。
  2. 前記第1屈曲板(18)又は前記第2屈曲板(26)の、基部(18a,26a)又は屈曲部(18b,26b)の長手方向長さを長尺化した、ことを特徴とする請求項1に記載のOPGW把持金具。
  3. 前記第1屈曲板(18)又は/及び前記第2屈曲板(26)のボルト孔(A,A’)を、第1屈曲板又は/及び第2屈曲板の長手方向に長い長穴とした、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のOPGW把持金具。
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