JP2007110355A - データ通信装置及び画像形成装置 - Google Patents

データ通信装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007110355A
JP2007110355A JP2005298306A JP2005298306A JP2007110355A JP 2007110355 A JP2007110355 A JP 2007110355A JP 2005298306 A JP2005298306 A JP 2005298306A JP 2005298306 A JP2005298306 A JP 2005298306A JP 2007110355 A JP2007110355 A JP 2007110355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
frequency
amplitude
module
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005298306A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Mirumachi
隆 美留町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005298306A priority Critical patent/JP2007110355A/ja
Publication of JP2007110355A publication Critical patent/JP2007110355A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】使用する搬送周波数の最適化が図ることができ、通信の安定度の改善が図れるとともに、放射ノイズを抑制することもでき、且つ、電子装置機器内の接続束線を大幅に削減することができるデータ通信装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】電力線に搬送波を重畳して各負荷モジュールと通信を行う電子機器内通信装置において、主制御モジュール及び各負荷モジュールに備えられる通信手段により、規定の周波数範囲、且つ、振幅で設定される正弦波信号を送・受信することで、前記各モジュール間の伝送路特性を検出する手段を備え、前記伝送路検出手段の検出結果に基づいて、前記各モジュール毎に通信搬送波の周波数を選択する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給線を通信媒体として、シリアル通信により複数のデータを伝送するデータ通信装置及び画像形成装置に関する。
現在、様々な機器において、機器内部に存在する装置間で、データのやり取りが行われており、機器の大規模化に伴って、扱うデータの量も増加する傾向にある。データの授受が同一基板内で実行される場合には、通常のバス形式でデータのやり取りを行うことも可能である。
しかしながら、別々の基板間において束線等でバス形式のデータの授受を行う場合には、膨大な束線の本数が必要となる。これに対して、1本若しくは2,3本の信号線を用いてデータを時系列に並べて授受するシリアル通信が、束線の本数を削減する方法として良く知られている。
シリアル通信には、シリアル転送クロックを付加しながら通信を行うクロック同期式通信やクロックを付加しない非同期通信等の様々な方式が存在する。
クロックを付加しない非同期通信方式は、束線の本数を減らせるという大きな利点を有している。これに対して、クロック同期式通信では、受信側に同期回路等の回路が必要ないため、回路構成が簡単なものとなり、全体として安価に構築できるという利点を有している。
複写機やプリンタ等の装置においてのシリアル通信手段の特徴を生かして主に利用される用途としては、一定周期での各種センサデータの受信及び指令値データの送信で制御可能なステッピングモータの駆動制御等に適用され、回路規模の縮小に利用されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
特開2003−224552号公報 『トランジスタ技術SPECIAL No.51』CQ出版
以上説明してきたように、データの送受信手段としてはシリアル通信による束線数の削減は可能であるものの、電子回路を構成する各基板へはデータ通信以外にも各負荷毎に応じた電源供給線が必要不可欠であり、信号線と比して必要とされる電流量の違いから線番数が小さい(線径の太いもの)ため、結果として束線の体積に大きな違いが生じずに、機器内部に占める割合は大きく変わらない状況となっている。特に、複写機等のように機器内部に複数のモータを配置し、制御する必要がある場合等には必要とされる束線数と、その容積が機器の小型化の障害となるとともに、電力線と信号線を結合配線することによる誘導ノイズの発生を伴い、センサ誤動作等も招く結果となっている。
このような状況において、更には機器の機能アップに伴う複雑な制御の必要性から複数の駆動源や、制御用の複数のセンサ信号が必要とされるに伴い、シリアル通信化による束線削減に対して、それを上回る複数の電源供給や検出束線の増加により機器内束線の容積率の大幅な改善は不可能となりつつある。
又、装置の高速化に伴いモジュール間の通信に要求される速度も上昇しつつある。例えば、従来PCでのシリアル通信としてはRS232C規格のように9600bpsから最速でも56kbps程度の比較的低速な通信であったものが、現在ではシリアル伝送としてユニバーサルシリアルバス(通称USB)規格が採用され1.1規格で4M〜10Mbps、更に高速な2.0規格では480Mbpsまでも対応可能なものとして採用されてきている。
このように機器の高機能・高速化に伴い、機器を構成する負荷モジュール群の増加と、モジュール間の通信速度の高速化が必要不可欠の状況へと展開している。
しかしながら、通信速度の高速化は放射ノイズの発生を増加させる大きな要因ともなり、従来通信ラインに対するノイズ対策が余り必要とされていなかったのに対して、ノイズ対策に要するコスト、部材増加による容積率の増加という問題が発生してきている。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、使用する搬送周波数の最適化が図ることができ、通信の安定度の改善が図れるとともに、放射ノイズを抑制することもでき、且つ、電子装置機器内の接続束線を大幅に削減することができるデータ通信装置及び画像形成装置を提供することにある。
このような束線数増加に対する1つの解決手段としては、既に電力供給線を用いてモジュール間通信を行うという電力線通信が知られている。従来における電力線通信技術としては、通信効率の改善や信頼性向上策等を目的とした無線通信に利用されている複数搬送波による通信方式等が提案されている。特に、複数の搬送波を用いる場合に搬送周波数毎に信号減衰率が変わってしまうことで通信エラーが発生する対策として、通信装置間で減衰する分を予め信号を補正して出力する等の提案も行われている。
しかしながら、前述のような減衰分を補正する場合等は、受信側にもその通信データが所定の値に対してどのような値になるか等の測定手段が必要になる等、装置の小型化には不向きとなる問題があった。
本発明はこのような点を鑑みて、複写機等に搭載可能なように主制御側となるモジュールにのみ、測定機能を実装し、受信側を簡単な構成で実現可能な方法を提案し、且つ、通信の高速化により通信に利用する電力供給線路から発生する放射ノイズを物理的な手段を設けることなく、抑制することが可能な方法を提案することを目的として、下記のように構成する。
1.電力線に搬送波を重畳して各負荷モジュールと通信を行う電子機器内通信装置において、
主制御モジュール及び各負荷モジュールに備えられる通信手段により、規定の周波数範囲、且つ、振幅で設定される正弦波信号を送・受信することで、前記各モジュール間の伝送路特性を検出する手段を備え、前記伝送路検出手段の検出結果に基づいて、前記各モジュール毎に通信搬送波の周波数を選択する構成とすることを特徴とする。
2.1.の伝送路特性検出手段は、主制御モジュールと各負荷モジュール間、若しくは各負荷モジュール同士間にて、任意のタイミングにて、予め決められた周波数範囲・振幅の正弦波信号を特定のモジュールに送信し、その反射波により生成される定在波の変化遅延時間を測定する手段を備え、伝送線路特性を算出することを特徴とする。
3.1.の伝送線路特性検出手段は、主制御モジュールと各負荷モジュール間、若しくは各負荷モジュール同士間にて、任意のタイミングにて、予め決められた周波数範囲・振幅の正弦波信号を特定のモジュールに送信し、その反射波により生成される定在波の振幅比及び各周波数毎の位相差の測定手段により、電力供給線路の伝送インピーダンスを算出し、その結果から電力供給線路長の検出を行う構成とすることを特徴とする。
4.1.の伝送線路特性長検出手段は、各負荷モジュールの入力インピーダンス切替手段を備え、主制御モジュール側に電流検出手段を備え、送信する任意の周波数毎の電圧と電流の位相差を測定する手段を備えることで、電力供給線路の伝送インピーダンスを算出し、その結果から電力供給線路長の検出を行う構成とすることを特徴とする。
5.電力線に搬送波を重畳して各負荷モジュールと通信を行う画像形成装置において、
通信手段により基準振幅で設定される任意の周波数に設定される正弦波信号を送信する構成とし、各負荷モジュール間の通信線路において、前記送信された正弦波信と、それに対する反射波により発生する定在波よる振幅変動を検出する手段を設け、その振幅比が規定値以下となるように通信搬送波周波数を変更することで、電力供給線路からのノイズ放射が少なくなるように変更するとともに、通信データの波形歪みによるエラー訂正頻度を改善することを特徴とする。
6.5.において、各モジュールに設けられた通信手段部に、入力インピーダンス切換手段を備えることで、反射波による定在波の振幅検出時に入力段の短絡・開放を所定のタイミングで設定可能とすることを特徴とする。
以上のような構成により、電力供給線路において発生する定在波から線路特性を測定でき、線路における通信搬送周波数の設定をノイズ放射が大きくなる搬送波の波長の1/4、若しくは1/2とならないように設定することで、物理的なノイズ対策を行う必要をなくすことが可能となり、又、線路特性から波形の歪み等が発生しない周波数に設定することも可能となるため、通信データのエラー発生頻度も抑えることができ、通信効率も改善可能な電力線通信を提供することを特徴とする。
本発明によれば、電力線通信を行う場合にその搬送波の反射波から、伝送線路特性、線路長を求めることで、使用する搬送周波数の最適化が図ることができ、線路インピーダンスによる波形歪み等を考慮することで通信の安定度の改善が図れるとともに、伝送線路長からの搬送周波数を設定することで伝送線路がアンテナとなりにくい搬送周波数を設定できるため、放射ノイズを抑制することも可能とでき、且つ、電子装置機器内の接続束線を大幅に削減することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す実施の形態の構成図は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置100内に組み込んだ通信システムの構成を示している。又、本電力線通信システムは、データを送る側の送信装置101と、データを受け取る側の受信装置201とによって構成されている。
ここで、従来のデジタル複合機の本体構成を図10に示し、上記課題を画像形成装置としてのデジタル複写機を例として詳細に説明する。原稿搬送部130は以下のように構成されている。
即ち、原稿置き台131にセットされた原稿は給紙ローラ132によって1枚ずつ原稿読取位置まで搬送される。原稿読取位置はモータ136によって駆動される原稿搬送ベルト137で所定の位置に原稿が配置され原稿の読取動作が原稿読取部120にてなされる。原稿の読取動作後は、フラッパ135にて搬送経路が変更され、モータ136を逆転することで原稿が排出トレイ138に排出される。
原稿読取部120は以下のように構成されている。
即ち、露光ランプ122は、蛍光灯、ハロゲンランプ等から成り、その長手方向に対して垂直方向に移動しながら、原稿載置ガラス(原稿台)126上の原稿を照射する。露光ランプ122の照射による原稿からの散乱光は、第1、第2、ミラー台121,123に反射され、レンズ124に到達する。このとき、第1ミラー台121の移動に対して、第2のミラー台123は、1/2のスピードで移動し、照射した原稿面から、レンズ124までの距離は常に一定に保たれる。
第1ミラー台121、第2ミラー台123は、読み取りモータ125で移動する。原稿上の像は、ミラー台121,123、レンズ124を介して、数千個の受光素子がライン配列されたCCDラインセンサー127の受光部上に結像し、CCDラインセンサー127により逐次、ライン単位で光電変換される。光電変換された信号は、図示せぬ信号処理部で処理され、PWM変調されて出力される。
画像形成部100は以下のように構成されている。
即ち、露光制御部は、信号処理部の出力であるPWM変調した画像信号に基づいて半導体レーザ50を駆動し、光ビームを定速回転している感光体52の表面に照射する。このとき、ドラム状の感光体52の軸方向と平行にモータ54で回転しているポリゴンミラー51を用いて光ビームを偏向走査する。尚、感光体52は、光ビームを照射する前に、図示せぬ前露光ランプによりドラム上の残量電荷が除電され、図示せぬ1次帯電器その表面が均一に帯電させている。従って、感光体52は回転しながら光ビームを受けることにより、ドラム表面に静電潜像が形成される。そして、現像器53により、ドラム表面の静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化する。
後述する転写紙給紙段140,150,160,170,180から搬送された転写紙は、レジストローラ55まで搬送される。レジストローラ55は、センサ56を用いて転写紙の到達を検知し、感光体52に形成された画像先端と、転写紙の先端のタイミングを合わせて転写位置に転写紙を給紙する。
又、給紙経路にはセンサ56以外にも転写紙の搬送タイミングを検知するために、各転写給紙段出口等にも不図示のセンサが配置され、正常搬送されなかった場合にその停止位置関係を把握するためにも利用される。
57は転写帯電器で、感光体52上の現像されたトナー像を給送された転写紙に転写する。転写後、感光体52は、不図示のクリーナーにより、残ったトナーを除去される。転写の終了した転写紙は、感光体52の曲率が大きいため、感光体52から分離し易いが、更に、不図示の除電針に電圧を掛けることで、感光体52と転写紙の間の吸着力を弱め、分離を行い易くしている。
分離された転写紙は、定着部58に送られトナーが定着される。110は、セラミック・ヒーター及びフィルム111、2つのローラで構成され、セラミック・ヒーター110の熱は、薄いフィルム111を介して効率良く伝達される。冷却ローラは、定着部ローラを放熱する。給送ローラは、大ローラ1つと小ローラ2つで構成され、定着部からの転写紙を給送すると共に、転写紙の巻き癖を補正する。
方向フラッパー112は、被転写紙の排出先を動作モードに応じてトレイ114と搬送ユニット190とに切り替える。
搬送ユニット190は以下のように構成される。
即ち、転写紙を後述する後処理装置10まで搬送するためのユニットで、搬送ローラ191にて転写紙搬送している。140,150,160,170は本体給紙段であり同じ機構で構成されている。180は140,150,160,170より大量の転写紙を蓄積できるデッキ給紙段である。本体給紙段140,150,160,170はほぼ同等の構成を採っているので、本体給紙段140を例にとってその構成を説明する。
転写紙を蓄積収納するカセット141の底面には、リフトアップモータ143によって上下する底板142が配置されている。この底板142が上昇することで所定の待機高さで転写紙を待機することができる。所定の位置で待機している転写紙は、ピックアップローラ144を使って給紙ローラ対145まで搬送される。給送ローラ対145は、給紙と逆回転方向にトルクが掛けられており、これにより記録媒体の重送を防止しつつ転写紙を1枚ずつ搬送パスへと送り出している。又、搬送ローラ対146は本体給紙段140より下方にある給紙段から搬送されてきた転写紙を更に上方に搬送するためのローラ対である。給紙モータ147は、給紙ローラ対145と搬送ローラ対146を駆動するためのモータである。
デッキ給紙段180は以下のように構成されている。
即ち、転写紙を蓄積収納する紙庫181の底面にも転写紙を待機位置まで上昇させる底板182が配置されている。底板182はモータ183によって回転するベルトに接続されており、ベルトが移動することで底板182の上昇・下降を制御している。待機位置にある転写紙は、ピックアップローラ185で給紙ローラ対184まで搬送され、本体給紙と同様に重送を防止しつつ転写紙を搬送パスへと搬送している。給紙モータ187は、給紙ローラ対184を駆動するためのモータである。
後処理装置10は、以下のように構成されている。
即ち、画像形成部100からの転写紙をローラ32にて後処理装置10内部に受け取る。受け取られた転写紙の出力先としてトレイ14が選択されている場合にはフラッパ33にて搬送方向が切り替えられローラ34を用いて転写紙がトレイ14に排出される。トレイ14は、通常処理中に割り込んで行う処理の排出先等のテンポラリに使用する排出トレイである。
通常排出用のトレイは、トレイ18とトレイ19である。これらのトレイにはフラッパ―33で下方に搬送路を切り替えた後、更にフラッパ30でローラ16の方へ搬送路を選ぶことで排出できる。フラッパ30と31で搬送路を垂直下方に選び、反転ローラ15で搬送方向を逆転した場合には反転排紙が可能である。このトレイ18,19の排出時にはステイプラ17を用いたステイプルが可能となっている。又、転写紙をトレイ18とトレイ19の何れかに出力するかはシフトモータ20を用いてトレイ自体を上下させることで行う。ここにおいても、排紙処理時の搬送経路には図示せぬセンサが複数個設けられており、反転処理タイミング等を検知し、前記フラッパや反転ローラの駆動タイミングの制御に用いられる。
トレイ27は、製本時に使用する排出トレイである。ローラ15からローラ21へ転写紙を搬送し一次蓄積部23へ転写紙を所定量蓄積する。蓄積終了後ステイプラ24で製本作業を行い、フラッパ25の方向を変更し蓄積時とは逆方向にローラ22を回転させ、ローラ26を経由してトレイ27へと排出する。
画像形成部100と原稿読取部120及び本体給紙段140他、及びデッキ給紙段180が分離可能な構成となっている場合に、インターフェースの簡素化を考慮するとシリアル通信による接続方法が一般的である。この場合、画像形成部100内部の図示せぬ制御装置からシリアル通信で各モータ、例えば読み取りモータ125や給紙モータ147を制御することになる。
次に、通信装置について説明する。
送信装置101には画像形成装置のコントローラ110からの各負荷モジュールに対する指令データを送受するためのインターフェース111と、送受信するデータの変調及び復調手段112と、DC電源から各負荷モジュールに電力供給を行うDC電源ラインに対して変調(復調)データを重畳(分離)するための結合手段113とで構成されている。又、インターフェース111は、コントローラとバス形式で接続されており、受信されるパラレルデータをシリアルに、送信するデータをシリアルデータからパラレルデータに変換する機能を有する。
受信装置201は、送信装置101と同様に、DC電源ラインから送信装置101から送信されたデータを分離、且つ、送信装置101へ送信するデータを重畳する結合手段211と、受信したデータを復調、且つ、送信するデータを変調するための複・変調手段212と、変調されたシリアルデータを、駆動回路への各種制御データとしてパラレルデータ化されるシリアルーパラレル変換手段213で構成され、モータ駆動回路への駆動電流値の変更や、フルステップ・ハーフステップの駆動モードの変更等に使用される。
又、駆動回路の状態検知等を行った結果は上記手順とは逆にパラレルデータからシリアルデータへ変換され、変調されて、電源供給ラインへと通信データとして重畳されることになる。
又、受信装置201には、ローパスフィルタを兼ねたインピーダンス切替手段251が設けられており、DC電源1002からの所定のDC電源は電力供給線を介して負荷制御手段221へ供給されるとともに、不図示のDC−DCコンバータ等により受信装置201、負荷制御手段221で必要とされる電圧に変換されて使用される。尚、電力線に通信データ信号を重畳するためにデータ信号を変調する手段として、図2に示すような振幅変調(AM:Amplitude Modulation、デジタル変調ではASK:Amplitude Shift Keying)と図3に示すような周波数変調(FM:Frequency Modulation、デジタル変調ではFSK:Frequency Shift Keying)等のような手法が設定可能である。
ここで、伝送特性検出方法について説明する。
主制御モジュール101のコントローラ1000により搬送波を所定の振幅値として設定された正弦波として電力供給線に重畳する。このとき搬送波の周波数は任意の2つの以上の値(例えば10k〜1MHz)で、所定の増加分d[Hz]にてスイープさせ、所定の時間送信される。変調/復調手段112は受信データを復調する機能を有しており、この復調機能により電力供給線に重畳されている信号の周波数及び振幅を読み取る構成を備えている。これにより前記所定の時間内にて送信された前記所定の正弦波信号の各負荷モジュールからの反射波を受信し、復調手段により、各周波数設定に対するそれらの振幅比(図6:送信正弦波に対する反射比率0.8及び0.4の反射波)、及び位相差(図7:送信正弦波に対して反射比率1の場合の、受信側インピーダンスの差による反射波の位相差)を読み取りを行う。
ここで、周波数をスイープさせていき各周波数での定在波の振幅比を更新し、最大値となる周波数及び最小となる周波数を記録する。これら2つの測定結果から、抵抗成分及びインダクタ成分を算出可能となる。つまり、最小インピーダンスとなる周波数f1と、最大インピーダンスとなる周波数f2からインダクタL分でのリラクタンスが変化するとともに位相も変化するため、その変化比率より対象線路のインピーダンス:Z=R+jωL(−j1/ωC:ここでは簡略化のため無視)の関係より、コントローラ1000にて算出できる。
尚、負荷モジュール側に設けているインピーダンス切替手段251の構成は図4に示すようにローパスフィルタを構成するインダクタ252と、抵抗253が切替手段255により切り替えられる構成となっている。これにより、複数の負荷モジュールが接続された場合でも、各負荷モジュール毎に切替を逐次変更していくことにより、測定対象モジュールの線路インピーダンスは図5に示すように変化することになる。つまり、負荷モジュール側の切替動作の順番を把握しておくことで、対応する負荷モジュールが判別可能となる。
又、周波数をスイープさせていった場合に、インピーダンスの変化率が極端に大きくなる部分を、その伝送路の共振周波数と見なし、その周波数の搬送波を設定した場合に最も線路からのノイズ放射が大きくなる部分として、通信搬送波として使用禁止領域として設定する。
以上のように、インピーダンスが極端に変化する共振点を避けて、搬送周波数を設定し、例えば図8に示すように、2種類の負荷モジュールに対し、それぞれ異なる周波数の2種類の搬送波を用いて通信する構成とすることで、基本搬送波(n,p)のレベル変化を利用して通信データの受信タイミングを設定する構成とすることもできる。この場合の受信側の動作としては、基本搬送波のレベルが所定の値を超えた場合を同期タイミングとして、基本搬送波に更に重畳されている第2の搬送波データから図2で示した振幅変調された通信データとして復調される。
このように線路長に応じて通信対象モジュール毎に設定する搬送周波数を設定することで、同期タイミングを兼用することが可能となり、且つ、線路インピーダンスによる波形歪み等を抑えられるため、安定した通信が可能となる。
又、別の変調方法としてマルチキャリア変調方式を採用する場合では、前述のように任意の2つの周波数での測定結果からの線路長算出に基づいての通信データビットの周波数割り当てを行っても良く、又は、使用する搬送波の周波数帯域全域での搬送波の振幅比率を測定し、図9に示すように搬送波の振幅比が大きいところは定在波比が大きく、波形歪み等による通信エラーの増加が懸念されるため、通信データビットを割り当てる周波数帯から除外する構成(図9では反射波振幅比が所定の値Aref 以上となる周波数f0,fn−1での割り当てを除外)とすることでも問題ない。又、その場合には線路定数を計算する手段が削減できることになり、主制御モジュール側の構成を簡略化できる。
本発明の実施の形態1の画像形成装置における送信装置と受信装置とを含む通信システムの構成例を示すブロック図である。 変調方式:振幅変調(ASM)での変調信号の模式図である。 周波数変調(FSM)によるデータ変調の模式図である。 負荷モジュール側インピーダンス切替手段のブロック図である。 線路定数算出概念図である。 送信正弦波に対する負荷モジュール別の反射波の振幅変化図である。 送信正弦波に対するインピーダンス切替手段による反射波の位相変化図である。 複搬送波による周波数変調時のモジュール別のデータ変調模式図である。 マルチキャリア変調(周波数拡散)時の周波数割り当て概念図である。 画像形成装置としてのデジタル複写機の断面図である。
符号の説明
10 後処理装置
100 画像形成装置
101 送信装置
120 原稿読取部
130 原稿搬送部
201 受信装置

Claims (6)

  1. 電力線に搬送波を重畳して各負荷モジュールと通信を行う電子機器内通信装置において、
    主制御モジュール及び各負荷モジュールに備えられる通信手段により、規定の周波数範囲、且つ、振幅で設定される正弦波信号を送・受信することで、前記各モジュール間の伝送路特性を検出する手段を備え、前記伝送路検出手段の検出結果に基づいて前記各モジュール毎に通信搬送波の周波数を選択する構成とすることを特徴とするデータ通信装置。
  2. 前記伝送路特性検出手段は、主制御モジュールと各負荷モジュール間、若しくは各負荷モジュール同士間にて、任意のタイミングにて、予め決められた周波数範囲・振幅の正弦波信号を特定のモジュールに送信し、その反射波の変化遅延時間を測定することで、伝送線路特性の検出を行う構成とすることを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  3. 前記伝送線路特性検出手段は、主制御モジュールと各負荷モジュール間、若しくは各負荷モジュール同士間にて、任意のタイミングにて、予め決められた周波数範囲・振幅の正弦波信号を特定のモジュールに送信し、その振幅の減衰率及び各周波数毎の位相差を測定することで、電力供給線路の伝送インピーダンスを算出し、その結果から電力供給線路長の検出を行う構成とすることを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  4. 前記束線長検出手段は、各負荷モジュールの入力インピーダンス切替手段を備え、主制御モジュール側に電流検出手段を備え、送信する任意の周波数毎の電圧と電流の位相差を測定する手段を備えることで、電力供給線路の伝送インピーダンスを算出し、その結果から電力供給線路長の検出を行う構成とすることを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  5. 電力線に搬送波を重畳して各負荷モジュールと通信を行う画像形成装置において、
    通信手段により基準振幅で設定される任意の周波数に設定される正弦波信号を送信する構成とし、各負荷モジュール間の通信線路において、前記送信された正弦波信と、それに対する反射波により発生する定在波よる振幅変動を検出する手段を設け、その振幅比が規定値以下となるように通信周波数を変更することで、ノイズ放射が少なくなるように変更するとともに、通信データの波形歪みによるエラー訂正頻度を改善することを特徴とする画像形成装置。
  6. 各モジュールに設けられた通信手段部に、入力インピーダンス切換手段を備えることで、反射波の振幅検出時に入力段の短絡・開放を所定のタイミングで設定可能とすることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
JP2005298306A 2005-10-13 2005-10-13 データ通信装置及び画像形成装置 Withdrawn JP2007110355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005298306A JP2007110355A (ja) 2005-10-13 2005-10-13 データ通信装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005298306A JP2007110355A (ja) 2005-10-13 2005-10-13 データ通信装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007110355A true JP2007110355A (ja) 2007-04-26

Family

ID=38035861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005298306A Withdrawn JP2007110355A (ja) 2005-10-13 2005-10-13 データ通信装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007110355A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180066857A (ko) * 2016-12-09 2018-06-19 가부시키가이샤 다이헨 반송 시스템, 반송 장치 및 모듈
US11969154B2 (en) 2018-08-03 2024-04-30 Olympus Corporation Imaging system and endoscopic device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180066857A (ko) * 2016-12-09 2018-06-19 가부시키가이샤 다이헨 반송 시스템, 반송 장치 및 모듈
KR102441451B1 (ko) 2016-12-09 2022-09-07 가부시키가이샤 다이헨 반송 시스템, 반송 장치 및 모듈
US11969154B2 (en) 2018-08-03 2024-04-30 Olympus Corporation Imaging system and endoscopic device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7463388B2 (en) Image forming apparatus with control of image formation using read information
US9846401B2 (en) Image forming apparatus
CN102556696B (zh) 片材输送装置、图像读取装置以及成像装置
JP2016159986A (ja) シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置及びセンサユニット
US10477061B2 (en) Image forming apparatus with two-sided copying and variable image data transfer clock frequency
JP4012032B2 (ja) データ通信装置
JP2007110355A (ja) データ通信装置及び画像形成装置
JP2007116625A (ja) 画像形成装置
JP2002292960A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
US9019580B2 (en) Image forming apparatus that performs gradation correction, method of controlling the same, and storage medium
US20100225046A1 (en) Image forming apparatus, computer readable medium, paper feed control method, and image forming system
JP2003095461A (ja) シート給送装置
JP4322657B2 (ja) 画像形成装置
US8228070B2 (en) Electronic apparatus and control method thereof
JP2003060819A (ja) 画像形成システム
JP2013163588A (ja) 画像形成装置用の給紙装置、及びこれを用いた画像形成装置
JP2011250347A (ja) 画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007221600A (ja) 信号伝送装置及び画像形成装置
US6947680B2 (en) Image forming apparatus
JP2001298565A (ja) 複写ネットワークシステム及びそのシステムに使用される画像形成装置
JP2001189770A (ja) 負荷制御装置および方法
JP3961851B2 (ja) 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2004229134A (ja) 画像処理装置
JP2019095713A (ja) 配列物順位検出システム、画像形成装置、複合機及び配列物並びに配列物順位検出方法
JP2022063931A (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090106