JP2007106938A - 乳化重合用乳化剤、ポリマーエマルションの製造方法及びポリマーエマルション - Google Patents

乳化重合用乳化剤、ポリマーエマルションの製造方法及びポリマーエマルション Download PDF

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Abstract

【課題】親水基として、ポリオキシアルキレン鎖を含まず、重合時の乳化安定性を良好なものとし、得られたポリマーエマルションの機械安定性や化学安定性が優れると共に、実際に使用した際のフィルム光沢性、接着性、耐熱性等の諸特性が優れたポリマーエマルションが得られる乳化重合用乳化剤を提供すること。
【解決手段】下記の一般式(1)で表わされるポリグルコシド化合物を含有してなる乳化重合用乳化剤である。
R−O−(G)n ……(1)
(式中、Rは炭化水素基を表す。Gは単糖類の残基を表し、(G)nに含まれる少なくとも一つの水酸基の水素原子がアニオン性親水基に置換されている。nは1〜30である。)
【選択図】なし

Description

本発明は乳化重合する際に用いられる乳化重合用乳化剤に関し、更にはその乳化重合用乳化剤を使用したポリマーエマルションの製造方法及びそれよって得られたポリマーエマルションに関する。
従来、乳化重合用乳化剤としてはアルキルフェノールや脂肪族アルコールにアルキレンオキサイドを付加したエーテル型のポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテルやポリオキシアルキレンアルキルエーテルの非イオン型界面活性剤やこれを硫酸エステル化したアニオン型界面活性剤が単独あるいは併用で使用されてきた。
しかし、疎水基にアルキルフェノールを含む界面活性剤は、その生分解生成物の生態毒性が問題視されており、自然環境に排出された場合、生態系に悪影響を及ぼすことが問題となっている。よって、アルキルフェノールを疎水基に含まない脂肪族アルコール方の界面活性剤への代替が進められてきている。
しかし、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルにおいては、乳化重合用乳化剤として性能不足である場合や水生生物毒性、皮膚刺激性などのため使用できる範囲が限られることがある。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルの問題点として、未反応のエチレンオキサイドやプロピレンオキサイドが製品中に残存すること、副生成物として発がん性や刺激性の高い物質が発生することが挙げられる。例えば、合成時には有害なジオキサンが生成することや、アルキレンオキサイド鎖の酸化分解により有害性のアルデヒド類を生成することが知られており、シックハウス症候群やVOC問題が騒がれる近年、アルデヒド等を含む乳化剤をエマルションの製造に用いるのは好ましくない。
これに対し、アルキレンオキサイドから誘導されないノニオン活性剤として、アルキルポリグルコシドを乳化重合用乳化剤として用いた技術が特開昭61−136502号公報に開示されている(特許文献1)。
特開昭61−136502号公報
アルキルポリグルコシドは、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルのように有害なジオキサンやホルムアルデヒドが発生せず、またアルキレンオキサイドを出発原料としていないため高い安全性を持ち、また生分解性にも優れているため自然環境に排出された際も自然環境に対する負荷の少ない乳化重合用乳化剤である。
しかし、上記の特許文献に開示されたアルキルグルコシドを乳化剤として用いた乳化重合では、重合時の安定性、ポリマーエマルションの安定性、ポリマーエマルションから得られたポリマーフィルムの性質は必ずしも充分に満足し得るものではなく、多くの解決すべき問題点が残されている。
本発明は、重合時の乳化安定性、得られたポリマーエマルションの機械安定性や化学安定性が優れると共に、実際に使用した際のフィルム光沢性、接着性、耐熱性等の諸特性が優れたポリマーエマルションが得られる乳化重合用乳化剤を提供することを目的とする。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、ポリグルコシド部分に種々のアニオン性親水基を導入したアルキルポリグルコシド等のポリグルコシド化合物を乳化重合用乳化剤として用いることにより、上記の課題が解決できることを見出し、本発明に到達したものである。
即ち、本発明は、下記の一般式(1)で表わされるポリグルコシド化合物を含有してなる乳化重合用乳化剤である。
R−O−(G)n ……(1)
(式中、Rは炭化水素基を表す。Gは単糖類の残基を表し、(G)nに含まれる少なくとも一つの水酸基の水素原子がアニオン性親水基に置換されている。nは1〜30である。)
前記一般式(1)において、(G)nに含まれるアニオン性親水基として、下記一般式(2)〜(6)のいずれかで表されるアニオン性親水基を1種類以上を持つことが好ましい。
Figure 2007106938
(式中、Rは二塩基酸からカルボキシル基を除いた残基を表す。M及びM’は水素原子、金属原子、アンモニウムまたは炭化水素基を表し、MとM’は異なるものでも同一のものでも良い。)
本発明においては、前記乳化重合用乳化剤が、前記ポリグルコシド化合物と、該ポリグルコシド化合物以外の他のノニオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤の群から選ばれた少なくとも1種類の界面活性剤との混合物であっても良い。
また、本発明は、モノマーに対して、前記の乳化重合用乳化剤を0.1〜20重量%の量で使用し、水性媒体中で前記モノマーを重合する、または前記モノマー重合後のポリマーに添加することを特徴とするポリマーエマルションの製造方法であり、さらに該ポリマーエマルションの製造方法により製造されたことを特徴とするポリマーエマルションである。
本発明の乳化重合用乳化剤によれば、重合時の乳化安定性が良く、得られたポリマーエマルションの機械安定性や化学安定性が優れ、ポリマーエマルションから得られたポリマーフィルムの接着性、耐熱性等の諸特性向上に優れた効果を発揮する。さらに、ジオキサンやアルデヒド類などの有害物質を大幅に低減したポリマーエマルションを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
上記一般式(1)の化合物において、式中Rは炭化水素基を表わす。炭化水素基としては例えば、アルキル基、アルケニル基、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基等が挙げられる。
アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、2級ブチル、ターシャリブチル、ペンチル、イソペンチル、2級ペンチル、ネオペンチル、ターシャリペンチル、ヘキシル、2級ヘキシル、ヘプチル、2級ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、2級オクチル、ノニル、2級ノニル、デシル、2級デシル、ウンデシル、2級ウンデシル、ドデシル、2級ドデシル、トリデシル、イソトリデシル、2級トリデシル、テトラデシル、2級テトラデシル、ヘキサデシル、2級ヘキサデシル、ステアリル、イコシル、ドコシル、テトラコシル、トリアコンチル、2−ブチルオクチル、2−ブチルデシル、2−ヘキシルオクチル、2−ヘキシルデシル、2−オクチルデシル、2−ヘキシルドデシル、2−オクチルドデシル、2−デシルテトラデシル、2−ドデシルヘキサデシル、2−ヘキサデシルオクタデシル、2−テトラデシルオクタデシル、モノメチル分枝−イソステアリル基等が挙げられる。
アルケニル基としては、例えば、ビニル、アリル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル、イソペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、テトラデセニル、オレイル基等が挙げられる。
アリール基としては、例えば、フェニル、トルイル、キシリル、クメニル、メシチル、ベンジル、フェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒドリル、トリチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ブチルフェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェニル、デシルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシルフェニル、フェニルフェニル、ベンジルフェニル、スチレン化フェニル、クミルフェニル、スチレン化クレシル、ベンジルキシリル、α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられる。
シクロアルキル基、シクロアルケニル基としては、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘキシル、メチルシクロヘプチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、メチルシクロペンテニル、メチルシクロヘキセニル、メチルシクロヘプテニル基等が挙げられる。
また、Rは上記に記載の炭化水素基を2種類以上含んでいても良い。
一般式(1)において、Rは炭素数6から30のアルキル基またはアルケニル基であることが好ましい。
通常、Rはアルコールから水酸基を除いた残基である。これらのアルコールは、天然由来のアルコール、または工業的に製造されるアルコールである。
天然由来のアルコールとしてはオクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコールなどがある。
工業的に製造されるアルコールとしては、プロピレン或いはブテンまたはその混合物から誘導される高級オレフィンを経て、オキソ法により製造される分岐型飽和一級アルコールで、例えばイソノナノール、イソデカノール、イソウンデカノール、イソドデカノール、イソトリデカノールなどが挙げられ、市販品としてはエクソン・モービル社製のExxalシリーズが使用できる。
また、n−パラフィンやエチレンオリゴマーから誘導されるオレフィンを経て、オキソ法により製造される直鎖型と分岐型のアルコールの混合物として、Shell社製のネオドール(Neodol)シリーズ、三菱化学社製のダイヤドール(Diadol)シリーズ、Sasol社製のサフォール(Safol)シリーズやリアル(Lial)シリーズが使用できる。
また、ゲルベ反応によるアルコールの2量化によって得られるゲルベアルコールには2−エチル−1−ヘキサノール、2−ブチル−1−ヘキサノール、2−エチル−1−ヘプタノール、2−プロピル−1−オクタノール、2−プロピル−1−ヘプタノール、4−メチル−2−プロピル−1−ヘキサノール、2−プロピル−5−メチル−1−ヘキサノールなどがあり、またはパラフィンを空気酸化して製造され、水酸基が炭素鎖の末端以外へランダムに結合しているセカンダリーアルコールなどがある。
これらのアルコールは2種類以上配合して使用することも可能である。
一般式(1)において、(G)nに含まれる水酸基の少なくとも一つはアニオン性親水基に置換されている。
前記アニオン性親水基としては、下記の一般式(2)〜(6)で表されるサルフェート基(一般式2)、ホスフェート基(一般式3)、カルボキシレート基(一般式4、5)、スルホサクシネート基(一般式6)が挙げられる。
Figure 2007106938
一般式(2)〜(6)中、Rは二塩基酸からカルボキシル基を除いた残基を表す。M及びM’は水素原子、金属原子、アンモニウムまたは炭化水素基を表し、MとM’は異なるものでも同一のものでも良い。
上記Rは、二塩基酸からカルボキシル基を除いた残基である。このような二塩基酸としては、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸;シクロペンタンジカルボン酸、ヘキサヒドロフタル酸、メチルヘキサヒドロフタル酸等の飽和脂環族ジカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリレンジカルボン酸、キシリレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸;テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、ナジック酸(エンドメチレンテトラヒドロフタル酸)、メチルナジック酸、メチルブテニルテトラヒドロフタル酸、メチルペンテニルテトラヒドロフタル酸等の不飽和脂環族ジカルボン酸等が挙げられる。
M及びM’は水素原子、金属原子、アンモニウムまたは炭化水素基を表す。金属原子としては例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属原子(但し、アルカリ土類金属原子は通常2価であるから、1/2)等が挙げられ、アンモニウムとしては、例えば、アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、(イソ)プロピルアミン、ジ(イソ)プロピルアミン、モノエタノールアミン、N−メチルモノエタノールアミン、N−エチルモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、アミノエチルエタノールアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン等のアンモニウムが挙げら、炭化水素基としては上記に記載のものが挙げられる。また、M及びM´は異なるものでも同一のものでも良く、上記記載のものを2種類以上含んでいても良い。
(G)nに含まれるアニオン性親水基としては上記に記載の2種類以上含んでいても良い。
また、一般式(1)において、Gは単糖類の残基を表す。nは1〜30で、好ましくは1〜10である。
[合成方法]
本発明の乳化重合用乳化剤を得るための反応条件は特に限定されるものではない。例えば、本発明の乳化重合用乳化剤の前駆体であるアルキルポリグルコシドの製造には公知の製造方法を適用することにより可能である。アルキルポリグルコシドの製造方法は、例えば、特開2001−278891、特開平11−209391、特開平8−269103、特開昭64−47796、特開昭62−292789等において開示されている方法によることができる。
一般的に用いられるアルキルポリグルコシドの製造方法としては、糖と脂肪アルコールを酸触媒下で反応させアルキルポリグルコシドを得る方法、または糖とブタノールを酸触媒下で反応させブチルポリグルコシドにした後、脂肪アルコールと交換反応させて二段階でアルキルポリグルコシドを得る方法がある。
アルキルポリグルコシドの製造に使用される糖としては、単糖、単糖誘導体、またはオリゴ糖がある。単糖では、ヘキソース類として、グルコース、マンノース、アロース、アルトロース、ガラクトース、タロース、グロース、イドース、フルクトース、プシコース、タガトース、ソルボース等がある。ペントース類として、リボース、アラビノース、キシルロース、リキソース、リブロース等がある。
単糖誘導体では、デオキシ糖として、ラムノース、フコース等がある。ウロン糖として、グルクロン酸、ガラクチュロン酸、マンヌロン酸等がある。また、アミノ糖として、グルコサミン、コンドロサミン等がある。
オリゴ糖としては、重合度が2〜10のマルトオリゴ糖、セロオリゴ糖、マンノオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖等が挙げられる。
また、上記に記載の単糖、単糖誘導体またはオリゴ糖を2種類以上配合して使用することもできる。
また、ポリグルコシド部分へのアニオン性親水基の導入についても公知の方法を用いて行うことができる。例えば、一般式(2)のアニオン性親水基を導入するには、スルファミン酸、クロロスルホン酸、無水硫酸、または硫酸を用い硫酸エステル化することにより得ることができる。一般式(3)のアニオン性親水基を導入するには、五酸化二リンまたはポリリン酸を用いリン酸エステル化することにより得ることができる。一般式(4)のアニオン性親水基を導入するには、モノハロゲン低級カルボン酸(モノクロル酢酸、モノブロムプロピオン酸等)を用いエーテルカルボキシル化することにより得ることができる。一般式(5)のアニオン性親水基を導入するには、二塩基酸(無水物である方が好ましい)を用いてエステルカルボキシル化することにより得ることができる。また、一般式(6)のアニオン性親水基を導入するには、無水マレイン酸でエステルカルボキシル化した後、亜硫酸ナトリウムでスルホン化することにより得ることができる。
また、必要に応じ精製を行ってもよい。
[乳化重合用モノマー]
本発明の乳化重合用乳化剤を用いた乳化重合に適用されうるモノマーとしては各種のものを挙げることができ、例えば、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、アクリロニトリル、アクリルアミド、アクリル酸ヒドロキシエステル等のアクリル系モノマー、例えば、スチレン、ジビニルベンゼン等の芳香族モノマー、酢酸ビニル等のビニルエステル系モノマー、塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン化オレフィンモノマー、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等の共役系ジオレフィン系モノマー等の他、エチレン、無水マレイン酸、マレイン酸メチル等がある。本発明の乳化剤は、上記モノマーの1種または2種以上の乳化重合または懸濁重合に利用できる。
[重合条件]
本発明の乳化重合用乳化剤を使用した乳化重合反応に使用される重合開始剤は従来公知のものでよく、例えば、過酸化水素、過硫酸カリウム、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド等が利用できる。重合促進剤としては、亜硫酸水素ナトリウム、硫酸第1鉄アンモニウム等が使用できる。また、連鎖移動剤として、α−メチルスチレンダイマー、n−ブチルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタンなどのメルカプタン類、四塩化炭素、四臭化炭素などのハロゲン化炭化水素などを用いても良い。
本発明の乳化重合用乳化剤の使用量は、通常、全モノマーに対して0.1〜20.0重量%が適当である。なお、より好ましくは、0.2〜10.0重量%が適当である。
本発明の乳化重合用乳化剤は、それ単独でも乳化重合は良好に完結しうるが、さらにアニオン活性剤または/及び他のノニオン活性剤を併用してもよく、これにより乳化重合時の重合安定性が向上し、また後工程における処理特性を向上させることができる。かかるアニオン活性剤、及びノニオン活性剤としては特に限定されないが、例えば、アニオン活性剤としては、脂肪酸セッケン、ロジン酸セッケン、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポオキシアルキレンアルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアリール硫酸塩などが挙げられ、ノニオン活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、などが挙げられる。使用量としては、本発明の乳化重合用乳化剤100部に対して、0.5〜100重量部含まれることが好ましく、より好ましくは5〜60重量部である。さらに好ましくは10〜30重量部である。
また、乳化重合時の重合安定性を向上させる目的で公知の保護コロイド剤を併用することができる。併用できる保護コロイド剤としては、完全けん化ポリビニルアルコール(PVA)、部分けん化PVA、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリアクリル酸、アラビアゴムなどがある。
本発明の乳化重合用乳化剤の他の使用方法としては、ポリマーエマルションの安定性
を改善するために、重合終了後のポリマーに添加することができる。
[作用、その他]
本発明の乳化重合用乳化剤を用いた乳化重合では、重合時の乳化安定性、得られたポリマーエマルションの機械安定性や化学安定性が優れると共に、実際に使用したフィルムの接着性、耐熱性、耐候性向上に極めて優れた効果を発揮する。さらに、ジオキサンやアルデヒド類などの有害物質を大幅に低減したポリマーエマルションを得ることができる。
本発明の乳化重合用乳化剤を添加して得られるポリマーエマルションは、例えば接着剤、被覆剤、含浸補強剤等として、木材、金属、紙、布、その他コンクリートなどに適用することができる。また、エマルションあるいはラテックスから取り出したポリマーは樹脂、ゴム、ポリマー改質剤等に使用することができる。
以下、実施例および比較例により本発明の実施様態および効果につき述べるが、例示は単に説明用のものであって、発明思想の限定または制限を意図したものではない。なお、文中「部」は特に記載がない限り重量基準である。
〈製造例1〉
撹拌機、窒素導入管、蒸留装置、及び温度計を備えた反応器にイソトリデシルアルコールを200部とブチルグルコシドを35部、そして触媒としてp−トルエンスルホン酸を加え、130℃に昇温して3時間反応を行った。そのとき、反応器内を10ミリバールに減圧して副生物であるブタノールを留去した。水酸化ナトリウムを用いて中和を行った後、過剰のイソデシルアルコールを除去した。生成物に水を加え陽イオン交換樹脂および陰イオン交換樹脂を通過させ精製した後、減圧脱水した中間体Aを得た。中間体A100部にスルファミン酸22部を仕込み120℃で3時間反応させて、硫酸エステル化を行った。未反応スルファミン酸を除去して、本発明品の乳化重合用乳化剤Aを得た。
〈製造例2〉
製造例1の方法に準じて、イソトリデシルアルコールを200部とブチルグルコシドを65部とした以外は同様の条件で反応、精製して中間体Bを得た。中間体B100部にスルファミン酸16部を仕込み120℃で3時間反応させて、硫酸エステル化を行った。未反応スルファミン酸を除去した後、モノエタノールアミンで中和して本発明品の乳化重合用乳化剤Bを得た。
〈製造例3〉
撹拌機、窒素導入管、蒸留装置、及び温度計を備えた反応器にラウリルアルコールを185部とグルコースを25部、そして触媒としてアルキルベンゼンスルホン酸を加えて撹拌した後、110℃に昇温して5時間反応を行った。そのとき、反応器内を10ミリバールに減圧して副生物である水を留去した。水酸化ナトリウムを用いて中和を行った後、過剰のラウリルアルコールを除去した。生成物から析出物をろ別して中間体Cを得た。中間体C100部にスルファミン酸26部を仕込み120℃で3時間反応させて、硫酸エステル化を行った。未反応スルファミン酸を除去した後、イソプロピルアルコールに溶解して中和等量の水酸化ナトリウムを加えてナトリウム塩とした。最後に、減圧トッピングを行い本発明品の乳化重合用乳化剤Cを得た。
〈製造例4〉
製造例1の方法に準じて、ネオドール23を192部とブチルグルコシドを70部とした以外は同様の条件で反応、精製して中間体Dを得た。中間体D100部に五酸化二リン8部を仕込み80℃で3時間反応させて、リン酸エステル化して本発明品の乳化重合用乳化剤Dを得た。
〈製造例5〉
製造例3の方法に準じて、Exxal 11を172部とグルコースを20部とした以外は同様の条件で反応、ろ過して中間体Eを得た。中間体E100部に無水マレイン酸28部を仕込み80℃で2時間反応させた後、無水亜硫酸ナトリウムによりスルホン化して本発明品の乳化重合用乳化剤Eを得た。
〈製造例6〉
製造例3の方法に準じて、2−プロピル1−1ヘプタノールを158部とグルコースを70部とした以外は同様の条件で反応、ろ過して中間体Fを得た。中間体F100部にスルファミン酸19部を仕込み120℃で3時間反応させて、硫酸エステル化を行った。未反応スルファミン酸を除去して、本発明品の乳化重合用乳化剤Fを得た。
〈製造例7〉
製造例1の方法に準じて、スチレン化フェノール(モノ体、ジ体、トリ体混合物)305部、またブチルグルコシドを80部とした以外は同様の条件で反応、精製して中間体Gを得た。中間体G100部にスルファミン酸13部を仕込み120℃で3時間反応させて、硫酸エステル化を行った。未反応スルファミン酸を除去した後、イソプロピルアルコールに溶解して中和等量の水酸化ナトリウムを加えてナトリウム塩とした。最後に、減圧トッピングして本発明品の乳化重合用乳化剤Gを得た。
〈製造例8〉
製造例3の方法に準じて、デシルアルコールを158部と、またグルコースの代わりにマルトースとマルトトリオースの混合物を90部とした以外は同様の条件で反応、ろ過して中間体Hを得た。中間体H100部にモノクロル酢酸ナトリウム13部と触媒として水酸化ナトリウムを仕込み80℃で3時間反応させてエーテルカルボキシル化した後、精製して本発明品の乳化重合用乳化剤Hを得た。
〈実施例及び比較例〉
実施例及び比較例に用いた乳化重合用乳化剤は表1の通りである。
比較品A〜Eは、下記一般式(7)で表されるエチレンオキサイドを付加した従来の乳化重合用乳化剤である。
R’−(EO)m−X ・・・(7)
ここでの、R’は疎水基、EOはエチレンオキサイド、mはその付加モル数、またXはアニオン性親水基を表す。
Figure 2007106938
〈使用例1〉
アクリル酸ブチル100部、スチレン100部、イオン交換水290部および乳化剤10部を混合して混合モノマー乳濁液を調製し、窒素ガスにて溶存酸素を除去した。次に攪拌機、還流冷却器、温度計および滴下漏斗を備えた反応器に、上記混合モノマー乳濁液を100部仕込み、80℃に昇温し、過硫酸カリウム0.5部を加えて先行重合させた。次いで、重合開始10分後より3時間かけて、残りの混合モノマー乳濁液400部を3時間かけて滴下して重合させた。さらに、続けて重合温度にて2時間熟成した後、冷却してポリマーエマルションを得た。使用した乳化重合用乳化剤は表2に示す通りである。
使用した乳化重合用乳化剤のジオキサン及びホルムアルデヒドの含有量及び、得られたポリマーエマルションについて、重合安定性、機械安定性、粒子径、フィルムの光沢性をそれぞれ評価した。評価方法は以下の通りである。結果は表2に示す。
[ジオキサン及びホルムアルデヒドの含有量]
乳化重合用乳化剤に含まれるジオキサンをGC、ホルムアルデヒドをアセチルアセトン法を用い吸光光度法で定量を行った。その結果を、ジオキサン量が1ppm未満:○、1〜10ppm:△、10ppm以上:×、ホルムアルデヒド量が1ppm未満:○、1〜10ppm:△、10ppm以上:×、として示す。
[重合安定性]
重合後のポリマーエマルションを80メッシュのろ布を用いてろ過し、ろ布上の残渣を水洗後、乾燥し、その重量をエマルションの固形分に対し%で示す。
[機械安定性]
ポリマーエマルション50gをマーロン型試験器にて荷重10kg、回転数1000rpmで5分間撹拌し、生成した凝集物を80メッシュの金網でろ過し、残渣を水洗後、乾燥し、その重量をエマルションの固形分に対し%で示す。
[粒子径]
動的光散乱式粒度分布測定装置(日機装製 MICROTRAC UPA 9340)にて測定し、μmで示す。
[フィルムの光沢性]
ガラスプレート上に0.5mm(wet)のエマルション膜を作り、室温で24時間放置してフィルムを作成した。このフィルムの光沢性を目視にて観察し3段階で評価した。その結果を、優れる:○、可:△、不可:×、として示す。
Figure 2007106938
〈使用例2〉
攪拌機、還流冷却器、温度計および滴下漏斗を備えた反応器に、イオン交換水135部、緩衝剤として炭酸水素ナトリウム0.5部を仕込み、80℃まで昇温させ、窒素ガスにて水中の溶存酸素を除去した。これとは別にメタクリル酸メチル75部、アクリル酸エチル171部、アクリル酸4部、乳化重合用乳化剤8部、イオン交換水110部とを混合して、モノマーエマルションを調製した。次に、上記で調製したモノマーエマルション40部を一括して上記反応容器に添加し、10分間撹拌後、重合開始剤である過硫酸アンモニウム0.5部を加え、10分間撹拌した。次に残りのモノマーエマルションを3時間かけて滴下して重合反応を行い、40℃まで冷却後、アンモニア水でpH8〜9に調整してポリマーエマルションを得た。使用した乳化重合用乳化剤は表3に示す通りである。
得られたポリマーエマルションについて、重合安定性、粒子径、VOC量、化学安定性をそれぞれ評価した。重合安定性、粒子径の評価方法は上記と同様である。VOC量、化学安定性の評価方法は以下の通りである。結果は表3に示す。
[VOC量]
ポリマーエマルションに含まれるVOC量をヘッドスペースGCにより測定を行った。その結果を、10ppm未満:○、10〜50ppm:△、50ppm以上:×、として示す。
[化学安定性]
ポリマーエマルション10gに各濃度の水酸化カルシウム水溶液10mlを撹拌しつつ加え、ポリマーが凝析する水酸化カルシウム濃度(モル/L)を0.1、0.5、1.0、2.0、4.0、6.0、として示す。
Figure 2007106938
〈使用例3〉
攪拌機、還流冷却器、温度計および滴下漏斗を備えた反応器に、イオン交換水250部を仕込み、80℃まで昇温させ、窒素ガスにて水中の溶存酸素を除去した。次にアクリル酸ブチル125部とアクリル酸2−エチルヘキシル125部に乳化剤5部を溶解させた混合モノマー液のうち50部を反応器に仕込み、次いで過硫酸アンモニウム0.5部を加えて先行重合させ、重合開始10分後より3時間かけて残りの混合モノマー液205部を滴下して重合させた。続けて重合温度にてさらに2時間熟成した後、40℃まで冷却後、アンモニア水でpH8〜9に調整してポリマーエマルションを得た。使用した乳化重合用乳化剤は表4に示す通りである。
また、本発明品A〜D及び比較品A〜Dについては併用ノニオン性乳化剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル(EO30モル付加体)、本発明品E〜Gについては併用アニオン性乳化剤としてラウリル硫酸エステルナトリウム塩を乳化重合用乳化剤の内10重量%使用した。
得られたポリマーエマルションについて、重合安定性、機械安定性、耐熱着色性、接着性をそれぞれ評価した。重合安定性、機械安定性の評価方法は上記のと同様である。耐熱着色性、接着性の評価方法は以下の通りである。結果は表4に示す。
[耐熱着色性]
ガラス板上に0.5mm厚のポリマーフィルムを作製し、200℃に調整した熱風乾燥器内で30分間熱処理して、ポリマーフィルムの着色を目視で観察した。その結果を、全く着色が認められない:○、淡い黄色に着色している:△、濃い褐色に着色している:×、として示す。
[接着性]
5cm幅に切ったPETフィルム上にエマルションを25μm(dry)の厚さに塗工し、熱処理した後SUS板に貼り付け、ローラ圧着する。接着面が5cm×5cmとなるようにフィルムを剥がし、フィルムの端に200gの重りを吊り下げて剥がれるまでの時間(秒)を測定した。
Figure 2007106938
〈使用例4〉
攪拌機、還流冷却器、温度計および滴下漏斗を備えた反応器に、イオン交換水131部、緩衝剤として炭酸水素ナトリウム0.5部を仕込み、70℃まで昇温させ、窒素ガスにて水中の溶存酸素を除去した。これとは別に酢酸ビニル250部、乳化重合用乳化剤8部、イオン交換水110部とを混合して、モノマーエマルションを調製した。次に、上記で調製したモノマーエマルション40部を一括して上記反応容器に添加し、10分間撹拌後、重合開始剤である過硫酸アンモニウム0.5部を加え、10分間撹拌した。次に残りのモノマーエマルションを3時間かけて滴下して重合反応を行い、40℃まで冷却後、アンモニア水でpH8〜9に調整してポリマーエマルションを得た。使用した乳化重合用乳化剤は表5に示す通りである。
得られたポリマーエマルションについて、重合安定性、粒子径、接着性をそれぞれ評価した。重合安定性、粒子径の評価方法は上記の評価方法と同様である。接着性の評価方法は以下の通りである。結果を表5に示す。
[接着性]
5cm幅に切った合板上にエマルションを25μm(dry)の厚さに塗工し、熱処理した後5cm幅の綿製の布を貼り付け、ローラ圧着する。接着面が5cm×5cmとなるように布を剥がし、はがした布の端に1Kgの重りを吊り下げて剥がれるまでの時間を測定した。
Figure 2007106938
表2〜表5の結果から、本発明にかかる乳化重合用乳化剤は、乳化剤に含まれるアルデヒドやジオキサン生成量が極めて少量であり、エマルションの重合安定性、機械安定性、化学安定性等が良好で、VOCなど有害な副生成物の発生を大幅に低減することができる。また、得られたポリマーエマルションのフィルム光沢性や接着性、耐熱性などの諸特性が従来の界面活性剤からなる比較品の乳化剤を用いたものより優れることが明らかである。
本発明の乳化重合用乳化剤を添加して得られるポリマーエマルションは、例えば接着剤、被覆剤、含浸補強剤等として、木材、金属、紙、布、その他コンクリートなどに適用することができる。また、エマルションあるいはラテックスから取り出したポリマーは樹脂、ゴム、ポリマーの改質剤等に使用することができる。

Claims (5)

  1. 下記の一般式(1)で表わされるポリグルコシド化合物を含有してなる乳化重合用乳化剤。
    R−O−(G)n ……(1)
    (式中、Rは炭化水素基を表す。Gは単糖類の残基を表し、(G)nに含まれる少なくとも一つの水酸基の水素原子がアニオン性親水基に置換されている。nは1〜30である。)
  2. 一般式(1)において、(G)nに含まれるアニオン性親水基として、下記一般式(2)〜(6)のいずれかで表されるアニオン性親水基を1種類以上を持つことを特徴とする請求項1に記載の乳化重合用乳化剤。
    Figure 2007106938
    (式中、Rは二塩基酸からカルボキシル基を除いた残基を表す。M及びM’は水素原子、金属原子、アンモニウムまたは炭化水素基を表し、MとM’は異なるものでも同一のものでも良い。)
  3. 前記ポリグルコシド化合物と、該ポリグルコシド化合物以外の他のノニオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤の群から選ばれた少なくとも1種類の界面活性剤との混合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の乳化重合用乳化剤。
  4. モノマーに対して、請求項1〜3のいずれかに記載の乳化重合用乳化剤を0.1〜20重量%の量で使用し、水性媒体中で前記モノマーを重合する、または前記モノマー重合後のポリマーに添加することを特徴とするポリマーエマルションの製造方法。
  5. 請求項4に記載のポリマーエマルションの製造方法により製造されたことを特徴とするポリマーエマルション。
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