JP2007104146A - リモートコントローラー - Google Patents

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Hisashi Aoki
久 青木
Keigo Nishimoto
圭吾 西本
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Abstract

【課題】 静電気耐力を高めることが可能なリモートコントローラーを提供すること。
【解決手段】 電子キー2は、アンロックスイッチ26、ロックスイッチ27を備えている。アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)からGNDに至る電気経路は、2本(導体パターン71b,71c)に分岐されている。導体パターン71bには、ムーブメント80(金属材料である取付板を含む)が設けられている。導体パターン71cには、インダクタ29が設けられている。導体パターン71bのインピーダンスは、導体パターン71cのインピーダンスよりも低い。よって、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)を介して電子キー2の内部に入り込んだ静電気の大半が、積極的にアンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)からムーブメント80に達して、同ムーブメント80において放電が起こる。
【選択図】図5

Description

本発明は、機器を遠隔操作する場合に操作される操作スイッチを備えたリモートコントローラーに関する。
近年、対応する通信端末(電子キー)が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムが提案されている。特許文献1には、対応する電子キー(携帯機)のアンロックスイッチが操作されたときに、作動制御装置(車両側の通信制御装置)により車載ドアのアンロックを許可する電子キーシステム(キーレスエントリ装置)が開示されている。
この種の電子キーシステムによると、電子キーの所持者は、乗車時にメカニカルキーを用いた煩雑な操作を行う必要がない。従って、電子キーシステムは、利便性に優れる。しかも、電子キーシステムによると、メカニカルキーと比較して複製が格段に困難な電子キーを利用しなければ、車載ドアのアンロックが許可されない。従って、電子キーシステムは、セキュリティレベルが高い。
特開2004−068447号公報(段落番号0002〜0005)
しかしながら、帯電している者がアンロックスイッチを操作した場合、その者の指からアンロックスイッチを介して携帯機の内部に静電気が入り込むことがある。そして、このような場合、携帯機の内部に設けられている集積回路(IC)が静電気により破壊される虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、静電気耐力を高めることが可能なリモートコントローラーを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、機器を遠隔操作する場合に操作される操作スイッチを備えたリモートコントローラーにおいて、操作スイッチからGNDに至る電気経路を複数本に分岐させたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のリモートコントローラーにおいて、複数本に分岐された電気経路の少なくとも1本の電気経路に、静電気を放電させる放電手段を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のリモートコントローラーにおいて、放電手段が設けられていない電気経路には、GND側に移動する電荷を抑制する抵抗体を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載のリモートコントローラーにおいて、操作スイッチから放電手段に至る電気経路のインピーダンスを、操作スイッチから抵抗体を介してGNDに至る電気経路のインピーダンスよりも低くしたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載のリモートコントローラーにおいて、操作スイッチと放電手段とを基板に設けられた導体パターンにより電気的に接続したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載のリモートコントローラーにおいて、操作スイッチは、導体パターンに対して弾性的に接触する導電性ターミナルを備えていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、請求項5又は請求項6に記載のリモートコントローラーにおいて、放電手段は、導体パターンに対して弾性的に接触する導電性接触子を備えていることを特徴とする。
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、操作スイッチを介してリモートコントローラーの内部に入り込んだ静電気は、複数本に分岐された電気経路の各々に分散される。このため、それら電気経路の各々を移動する電荷は小さなものとなる。これにより、リモートコントローラーの内部に設けられている部品(例えば、集積回路)を静電気から保護することが可能となる。従って、静電気耐力を高めることができる。
請求項2に記載の発明によると、操作スイッチを介してリモートコントローラーの内部に入り込んだ静電気の少なくとも一部が放電手段に達したとき、同放電手段において放電が起こる。そして、静電気のエネルギーは、放電により消費される。このため、放電手段が設けられていない電気経路を移動する電荷を積極的に小さなものとすることが可能となる。これにより、放電手段が設けられていない電気経路に設けられている部品(例えば、集積回路)を静電気から保護することが可能となる。従って、静電気耐力を高めることができる。
請求項3に記載の発明によると、放電手段が設けられていない電気経路を電荷が移動するのに際して、抵抗体を介してGND側に移動する電荷が抑制される。これにより、抵抗体とGNDとの間に設けられている部品(例えば、集積回路)を静電気から保護することが可能となる。従って、静電気耐力を高めることができる。
請求項4に記載の発明によると、操作スイッチを介してリモートコントローラーの内部に入り込んだ静電気の大半が、積極的に操作スイッチから放電手段に達して、同放電手段において放電が起こる。そして、静電気のエネルギーは、放電により消費される。このため、抵抗体とGNDとの間に設けられている部品(例えば、集積回路)を静電気から保護することが可能となる。従って、静電気耐力を高めることができる。
請求項5に記載の発明によると、操作スイッチを介してリモートコントローラーの内部に入り込んだ静電気の大半を放電手段まで導く目的で、基板に設けられた導体パターンが用いられている。このため、操作スイッチと放電手段とが遠く離れている場合において、それらを電気的に接続する何らかの導電部材を基板とは別に設ける必要がない。従って、リモートコントローラーが大型化することを回避できる。
請求項6に記載の発明によると、操作スイッチと導体パターンとは、導電性ターミナルを介して弾性的に接触されている。このため、組付公差や振動等に起因して、操作スイッチと基板(導体パターン)との位置関係が多少ずれようとも、操作スイッチと放電手段との電気的な接続状態が良好に維持される。従って、静電気のエネルギーを放電により確実に消費させることができる。
請求項7に記載の発明によると、放電手段と導体パターンとは、導電性接触子を介して弾性的に接触されている。このため、組付公差や振動等に起因して、放電手段と基板(導体パターン)との位置関係が多少ずれようとも、操作スイッチと放電手段との電気的な接続状態が良好に維持される。従って、静電気のエネルギーを放電により確実に消費させることができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明によれば、静電気耐力を高めることができる。
以下、本発明を自動車の電子キーシステムに具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、電子キー2とドア施解錠制御装置3とを備えている。電子キー2は、自動車の所有者によって所持されるものである。ドア施解錠制御装置3は、自動車側に設けられるものである。電子キーシステム1は、電子キー2とドア施解錠制御装置3との間での双方向通信が可能である。そして、電子キーシステム1は、対応する電子キー2が利用されたときにドア施解錠制御装置3により車載ドアのアンロック(解錠)を許可する。加えて、電子キーシステム1は、対応する電子キー2が利用されたときにドア施解錠制御装置3により車載ドアのロック(施錠)を許可する。
電子キー2は、無線通信による受信機能及び無線通信による送信機能を有している。電子キー2は、受信アンテナ21、受信回路22、マイコン23、送信回路24、送信アンテナ25、アンロックスイッチ26、ロックスイッチ27を備えている。受信アンテナ21は、ドア施解錠制御装置3から送信されてくるリクエスト信号を受信するための媒体である。受信回路22は、受信アンテナ21によりリクエスト信号が受信されたとき、リクエスト信号を復調して受信信号を生成する。そして、受信回路22は、受信信号をマイコン23に出力する。
マイコン23は、不揮発性のメモリ23aを備えている。メモリ23aには、電子キー2毎に個別に設定されたIDコード(電子キー2のIDコード)が記憶されている。マイコン23は、受信回路22から受信信号が入力されたとき、リクエスト信号に応答するために、電子キー2のIDコードを含む信号(IDコード信号)を生成する。そして、マイコン23は、IDコード信号を送信回路24に出力する。送信回路24は、マイコン23から入力されたIDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調する。送信アンテナ25は、送信回路24により変調されたIDコード信号を送信するための媒体である。
尚、電子キー2は、上記したようにリクエスト信号に応答してIDコード信号を送信するための電源として電池28を備えている。電池28は、ボタン型電池(一次電池)である。
アンロックスイッチ26は、自動車から離れた地点(本実施形態では、自動車から最長で約5m離れた地点)から遠隔操作により車載ドアをアンロックさせたい場合に操作されるものである。アンロックスイッチ26は、電子キー2の外部から押圧操作可能なボタンを備えたプッシュスイッチである。アンロックスイッチ26は、ボタンが押圧操作されたとき、車載ドアをアンロックするための操作が行われた旨の検出信号をマイコン23に出力する。
マイコン23は、アンロックスイッチ26から検出信号が入力されたとき、ドア施解錠制御装置3に対して車載ドアのアンロックを要求するために、車載ドアのアンロックを要求する旨の操作コード(アンロック要求用操作コード)と電子キー2のIDコードとを含む信号(アンロック要求用IDコード信号)を生成する。そして、マイコン23は、アンロック要求用IDコード信号を送信回路24に出力する。送信回路24は、マイコン23から入力されたアンロック要求用IDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調する。送信アンテナ25は、送信回路24により変調されたアンロック要求用IDコード信号を送信するための媒体としても機能する。
ロックスイッチ27は、自動車から離れた地点(本実施形態では、自動車から最長で約5m離れた地点)から遠隔操作により車載ドアをロックさせたい場合に操作されるものである。ロックスイッチ27は、電子キー2の外部から押圧操作可能なボタンを備えたプッシュスイッチである。ロックスイッチ27は、ボタンが押圧操作されたとき、車載ドアをロックするための操作が行われた旨の検出信号をマイコン23に出力する。
マイコン23は、ロックスイッチ27から検出信号が入力されたとき、ドア施解錠制御装置3に対して車載ドアのロックを要求するために、車載ドアのロックを要求する旨の操作コード(ロック要求用操作コード)と電子キー2のIDコードとを含む信号(ロック要求用IDコード信号)を生成する。そして、マイコン23は、ロック要求用IDコード信号を送信回路24に出力する。送信回路24は、マイコン23から入力されたロック要求用IDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調する。送信アンテナ25は、送信回路24により変調されたロック要求用IDコード信号を送信するための媒体としても機能する。
尚、電池28は、アンロック要求用IDコード信号、ロック要求用IDコード信号を送信するための電源でもある。
ドア施解錠制御装置3は、無線通信による送信機能及び無線通信による受信機能を有している。ドア施解錠制御装置3は、送信回路31、送信アンテナ32、受信アンテナ33、受信回路34、セキュリティ電子制御ユニット(以下、セキュリティECUと称す)35を備えている。送信回路31は、セキュリティECU35から入力されるリクエスト信号を所定周波数(本実施形態では134KHz)の電波に変調する。送信アンテナ32は、送信回路31により変調されたリクエスト信号を送信するための媒体である。
ここで、リクエスト信号は、図2に2点鎖線で示す車外の所定領域A32の範囲内に送信される。本実施形態においてリクエスト信号は、車外においてドアアウトサイドハンドルから約1m離れた地点まで達するように送信される。その結果、車外の所定領域A32の範囲内において、電子キー2とドア施解錠制御装置3との間での双方向通信が可能となる。つまり、リクエスト信号は、電子キー2とドア施解錠制御装置3との間での双方向通信を確立するためのトリガ信号である。これにより、リクエスト信号が送信されている車外の所定領域A32の範囲内に電子キー2が持ち込まれたとき、電子キー2によりリクエスト信号が受信されて同電子キー2からIDコード信号が送信されることになる。
受信アンテナ33は、リクエスト信号に応答して電子キー2から送信されてくるIDコード信号を受信するための媒体である。受信回路34は、受信アンテナ33によりIDコード信号が受信されたとき、IDコード信号を復調して受信信号を生成する。そして、受信回路34は、受信信号をセキュリティECU35に出力する。
セキュリティECU35は、不揮発性のメモリ35aを備えている。メモリ35aには、対応する電子キー2のIDコードと同一のIDコード(基準IDコード)が記憶されている。セキュリティECU35は、対応する電子キー2の所持者による乗車に伴う自動車に対する接近(車外の所定領域A32に対する進入)を監視するため、車載ドアがロックされている状態において、送信回路31にリクエスト信号を出力する。加えて、セキュリティECU35は、対応する電子キー2の所持者による降車に伴う車外への退出(車外の所定領域A32に対する進入)を監視するため、後述するドアロックスイッチ60が操作されたとき、送信回路31にリクエスト信号を出力する。つまり、これらの場合、セキュリティECU35は、車外通信制御を実行する。
そして、セキュリティECU35は、車外通信制御に基づいて、受信回路34から受信信号が入力されたとき、受信信号に含まれているIDコードと基準IDコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、セキュリティECU35は、IDコード照合を実行する。
セキュリティECU35には、ドア電子制御ユニット(以下、ドアECUと称す)40が電気的に接続されている。そして、セキュリティECU35は、IDコード照合により両IDコードが一致したとき、ドアECU40にIDコード一致信号を出力する。つまり、この場合、セキュリティECU35は、対応する電子キー2が利用された旨を認識して車載ドアのアンロックやロックを許可する。
ドアECU40は、車載ドアをアンロックさせるものであるとともに、車載ドアをロックさせるものでもある。ドアECU40には、タッチセンサ50及びドアロックスイッチ60が電気的に接続されている。
タッチセンサ50は、ドアアウトサイドハンドルに設けられている。ドアアウトサイドハンドルは、車載ドアを車外から開ける場合に操作されるものである。タッチセンサ50は、ドアアウトサイドハンドルが触れられている旨を検出するためのものである。タッチセンサ50は、ドアアウトサイドハンドルが触れられているとき、ドアアウトサイドハンドルが触れられている旨を示す検出信号をドアアウトサイドハンドルが触れられている期間に亘ってドアECU40に出力する。
ドアECU40は、タッチセンサ50から検出信号が入力されているとき、ドアアウトサイドハンドルが触れられている旨を認識する。そして、ドアECU40は、セキュリティECU35からIDコード一致信号が入力されている状態で、ドアアウトサイドハンドルが触れられている旨を認識したとき、車載ドアをアンロックする。
ドアロックスイッチ60は、ドアアウトサイドハンドルに設けられている。ドアロックスイッチ60は、車載ドアを車外からロックする場合に操作されるものである。ドアロックスイッチ60は、車載ドアを車外からロックするための操作が行われた旨を検出するためのものである。ドアロックスイッチ60は、外部から押圧操作可能なボタンを備えたプッシュスイッチである。ドアロックスイッチ60は、ボタンが押圧されているとき、ボタンが押圧されている旨を示す検出信号をボタンが押圧されている期間に亘ってドアECU40に出力する。
ドアECU40は、ドアロックスイッチ60から検出信号が入力されているとき、車載ドアを車外からロックするための操作が行われている旨を認識する。そして、ドアECU40は、セキュリティECU35からIDコード一致信号が入力されている状態で、車載ドアを車外からロックするための操作が行われている旨を認識したとき、車載ドアをロックする。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、対応する電子キー2の所持者が車外の所定領域A32に進入してきた場合に、ドア施解錠制御装置3により車載ドアのアンロックやロックを自動的に許可する。
ところで、対応する電子キー2のアンロックスイッチ26が操作されたとき、電子キー2からアンロック要求用IDコード信号が無線通信により送信される。そして、アンロック要求用IDコード信号が受信アンテナ33により受信されたとき、受信回路34からセキュリティECU35に受信信号(アンロック要求用操作コードと電子キー2のIDコードとを含む)が入力される。
セキュリティECU35は、受信回路34から入力された受信信号に基準IDコードと一致するIDコードが含まれており、且つ同受信信号にアンロック要求用操作コードが含まれているとき、対応する電子キー2が利用されて車載ドアをアンロックするための操作が行われた旨を認識する。そして、セキュリティECU35は、このように認識したとき、ドアECU40にアンロック指令信号を出力する。その結果、ドアECU40は、セキュリティECU35からアンロック指令信号が入力されたとき、車載ドアをアンロックする。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、対応する電子キー2のアンロックスイッチ26が操作されたときにドア施解錠制御装置3により車載ドアのアンロックを許可する。
一方、対応する電子キー2のロックスイッチ27が操作されたとき、電子キー2からロック要求用IDコード信号が無線通信により送信される。そして、ロック要求用IDコード信号が受信アンテナ33により受信されたとき、受信回路34からセキュリティECU35に受信信号(ロック要求用操作コードと電子キー2のIDコードとを含む)が入力される。
セキュリティECU35は、受信回路34から入力された受信信号に基準IDコードと一致するIDコードが含まれており、且つ同受信信号にロック要求用操作コードが含まれているとき、対応する電子キー2が利用されて車載ドアをロックするための操作が行われた旨を認識する。そして、セキュリティECU35は、このように認識したとき、ドアECU40にロック指令信号を出力する。その結果、ドアECU40は、セキュリティECU35からロック指令信号が入力されたとき、車載ドアをロックする。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、対応する電子キー2のロックスイッチ27が操作されたときにドア施解錠制御装置3により車載ドアのロックを許可する。
次に、電子キーシステム1の特徴点について説明する。
さて、上記のような電子キーシステム1に供される電子キー2は、図3に外観形状を示すように腕時計そのものである。つまり、電子キー2(腕時計)は、腕(一般的には左腕の手首)を取り巻くように装着される。言い換えると、本実施形態では、腕時計に受信アンテナ21、受信回路22、マイコン23、送信回路24、送信アンテナ25、アンロックスイッチ26、ロックスイッチ27、電池28を設けたものを電子キー2として用いている。ちなみに、図3から明らかなように、本実施形態の電子キー2は、時針、分針、秒針を備えたアナログ式の腕時計である。
受信アンテナ21、受信回路22、マイコン23、送信回路24、送信アンテナ25は、ケース2aの内部に収容されている(図3には現れない)。一方、アンロックスイッチ26、ロックスイッチ27は、ケース2aの外部に臨むように設けられている(図3参照)。
アンロックスイッチ26は、時針が4時を示す位置に対応して設けられている。そして、アンロックスイッチ26に対応して「UNLOCK」の文字が施されている。要するに、「UNLOCK」の文字により、アンロックスイッチ26を操作することで車載ドアをアンロックすることができる旨が示唆されている。
ロックスイッチ27は、時針が2時を示す位置に対応して設けられている。そして、ロックスイッチ27に対応して「LOCK」の文字が施されている。要するに、「LOCK」の文字により、ロックスイッチ27を操作することで車載ドアをロックすることができる旨が示唆されている。
このように本実施形態の電子キー2は、時刻を示す時計でありながら、自動車に搭載された機器を遠隔操作するために常日頃から身体に装着される身体装着型車両用リモートコントローラーである。そして、本実施形態では、アンロックスイッチ26、ロックスイッチ27、の各々が、車両(自動車)に搭載された機器(車載ドア)を遠隔操作(施解錠操作)する場合に操作される操作スイッチに相当する。
尚、時針が6時を示す位置に対応してLED2bが設けられている。LED2bは、アンロックスイッチ26、ロックスイッチ27が操作される度に短時間に亘って点灯されるものである。要するに、LED2bが点灯されることでアンロックスイッチ26、ロックスイッチ27の操作が有効化された旨が示唆されるように配慮されている。これにより、いわゆるアンサーバック機能が実現されている。加えて、電池28の消耗状態を視認できるように配慮されている。
ここで、図4に示すように、受信アンテナ21は、X軸アンテナ21x、Y軸アンテナ21y、Z軸アンテナ21zを備えている。X軸アンテナ21xは、互いに直交する3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)のX軸方向に対して特に感度が良い。Y軸アンテナ21yは、Y軸方向に対して特に感度が良い。Z軸アンテナ21zは、Z軸方向に対して特に感度が良い。従って、これら3つのアンテナ(X軸アンテナ21x、Y軸アンテナ21y、Z軸アンテナ21z)の協働により、電子キー2は、ドア施解錠制御装置3から送信されるリクエスト信号を確実に受信可能である。
アンロックスイッチ26の固定接点は、マイコン23に電気的に接続されている。一方、アンロックスイッチ26の可動接点は、インダクタ29を介してGNDに電気的に接続されている。アンロックスイッチ26は、可動接点と固定接点とが電気的に接続されているとき、Lレベルの信号をマイコン23に出力する。ここで、おさらいすると、アンロックスイッチ26は、ボタンが押圧操作されたとき、車載ドアをアンロックするための操作が行われた旨の検出信号をマイコン23に出力するが、該検出信号はLレベルの信号に他ならない。つまり、アンロックスイッチ26は、ボタンが押圧操作されたとき、車載ドアをアンロックするための操作が行われた旨の検出信号としてLレベルの信号をマイコン23に出力する。
ロックスイッチ27の固定接点は、マイコン23に電気的に接続されている。一方、ロックスイッチ27の可動接点は、インダクタ29を介してGNDに電気的に接続されている。ロックスイッチ27は、可動接点と固定接点とが電気的に接続されているとき、Lレベルの信号をマイコン23に出力する。ここで、おさらいすると、ロックスイッチ27は、ボタンが押圧操作されたとき、車載ドアをロックするための操作が行われた旨の検出信号をマイコン23に出力するが、該検出信号はLレベルの信号に他ならない。つまり、ロックスイッチ27は、ボタンが押圧操作されたとき、車載ドアをアンロックするための操作が行われた旨の検出信号としてLレベルの信号をマイコン23に出力する。
次に、電子キーシステム1の最大の特徴点について説明する。
図5に示すように、ケース2a内には、プリント回路板70が収容されている。プリント回路板70の一方の面には、X軸アンテナ21x、Y軸アンテナ21y等の電装部品が実装されている。プリント回路板70の他方の面には、Z軸アンテナ21z、マイコン23、インダクタ29等の電装部品が実装されている。また、プリント回路板70の他方の面側には、電池28が配設されている。尚、プリント回路板70には、図5には現れない他の電装部品も実装されている。
プリント回路板70には、同プリント回路板70に実装された各種電装部品と協働してプリント回路を構成する導体パターン71が形成されている。プリント回路板70の端面には、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)の固定接点としての役目を果たすスイッチ接点部26c(スイッチ接点部27c)が形成されている。スイッチ接点部26c(スイッチ接点部27c)は、導電性材料により構成されている。
ケース2aにおいてスイッチ接点部26c(スイッチ接点部27c)に対応する位置には、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)のボタンとしての役目を果たすスイッチ操作部26a(スイッチ操作部27a)が設けられている。スイッチ操作部26a(スイッチ操作部27a)の一部は、ケース2aの外部に臨んでいる。そして、このようにケース2aから露出されているスイッチ操作部26a(スイッチ操作部27a)は、腕時計(電子キー2)としての商品価値を高めるために、言い換えると、光輝意匠を醸し出すために、金属材料により構成されている。
ケース2a内においてスイッチ操作部26a(スイッチ操作部27a)とスイッチ接点部26c(スイッチ接点部27c)との間には、導電性ターミナル26bが介在されている。導電性ターミナル26bは、接触片26d(接触片27d)を備えている。接触片26d(接触片27d)は、導体パターン71に対して弾性的に接触されている。また、導電性ターミナル26bは、接触片26e(接触片27e)を備えている。接触片26e(接触片27e)は、スイッチ操作部26a(スイッチ操作部27a)に対して弾性的に接触されている。そして、接触片26e(接触片27e)の弾性力に抗してスイッチ操作部26a(スイッチ操作部27a)が押圧操作されたとき、接触片26e(接触片27e)とスイッチ接点部26c(スイッチ接点部27c)とが電気的に接続される。つまり、この場合、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)は、スイッチ閉となる。
このようにアンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)は、スイッチ操作部26a(スイッチ操作部27a)、導電性ターミナル26b、スイッチ接点部26c(スイッチ接点部27c)を備えている。
ケース2a内には、ムーブメント80が収容されている。ムーブメント80は、時計用電池、時計用電池から電力を得るモータ、モータの回転駆動力に基づいて回転される複数の歯車、歯車等を組み付けるための取付板を備えている。そして、ムーブメント80は、複数の歯車が互いに連動して回転することにより、時を刻む態様で時針、分針、秒針を回転させる。ムーブメント80において歯車等を組み付けるための取付板は、金属材料により構成されている。そして、同取付板には、所々に切欠部や孔が設けられている。尚、図5では、ムーブメント80の構成部品を個別に図示せずに、それらをまとめたものがムーブメント80として示されている。ムーブメント80は、接触片81を備えている。接触片81は、金属材料により構成されている。接触片81は、導体パターン71に対して弾性的に接触されている。
ここで、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)からGNDに至る電気経路(導体パターン71)は、複数本(本実施形態では2本)に分岐されている。即ち、導体パターン71は、導体パターン71aから導体パターン71bと導体パターン71cとに分岐されている。
導体パターン71aは、接触片26d(接触片27d)が弾性的に接触されている部分を始端としてプリント回路板70の一方の面に沿って設けられている。導体パターン71aは、プリント回路板70に設けられたスルーホール70aを終端としている。導体パターン71bは、スルーホール70aを始端としてプリント回路板70の一方の面に沿って設けられている。導体パターン71bは、接触片81が弾性的に接触されている部分を終端としている。導体パターン71cは、スルーホール70aを始端としてプリント回路板70の他方の面に沿って設けられている。導体パターン71cは、インダクタ29を介してGNDを終端としている。GNDには、マイコン23のGND端子が電気的に接続されている。
次に、電子キーシステム1の作用について説明する。
さて、帯電している者が電子キー2(腕時計)のアンロックスイッチ26を操作しようとスイッチ操作部26a(金属材料)に触れた場合、その者の指からスイッチ操作部26aに電荷が移動する。すると、その電荷は、導電性ターミナル26bを介して導体パターン71aに移動する。そして、その電荷は、導体パターン71bと導体パターン71cとに分散される。
ここで、導体パターン71bには、インダクタ29が設けられていない。一方、導体パターン71cには、インダクタ29が設けられている。このため、導体パターン71bのインピーダンスは、導体パターン71cのインピーダンスよりも低い。従って、上記のように導体パターン71aに移動してきた電荷の大半は、導体パターン71bを移動する。
そして、その電荷は、接触片81(金属材料)を介してムーブメント80に達する。すると、ムーブメント80において歯車等を組み付けるための取付板(金属材料)に設けられている切欠部内や孔内において放電が起こる。つまり、同取付板の切欠部や孔は、放電用のギャップとしての役目を果たす。その結果、このような放電現象により、静電気のエネルギーが消費される。尚、ムーブメント80は、静電気を放電させる放電手段に相当する。
一方、導体パターン71bを移動せずに導体パターン71cを移動してきた小さな電荷は、やがてインダクタ29に達する。すると、インダクタ29を介してGND側に移動する電荷が抑制される。その結果、GNDに電気的に接続されているマイコン23内に入り込む電荷は、極めて小さなものとなる。尚、インダクタ29は、GND側に移動する電荷を抑制する抵抗体に相当する。
尚、帯電している者が電子キー2(腕時計)のロックスイッチ27を操作しようとスイッチ操作部27a(金属材料)に触れた場合も同様である。従って、この場合についての作用の説明は割愛する。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)からGNDに至る電気経路は、2本(導体パターン71b,71c)に分岐されている。よって、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)を介して電子キー2の内部に入り込んだ静電気は、導体パターン71b,71cの各々に分散される。このため、それら導体パターン71b,71cの各々を移動する電荷は小さなものとなる。これにより、電子キー2の内部に設けられている部品(例えば、集積回路であるマイコン23)を静電気から保護することが可能となる。従って、静電気耐力を高めることができる。
(2)導体パターン71bには、ムーブメント80(金属材料である取付板を含む)が設けられている。よって、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)を介して電子キー2の内部に入り込んだ静電気の少なくとも一部がムーブメント80に達したとき、同ムーブメント80において放電が起こる。そして、静電気のエネルギーは、放電により消費される。このため、ムーブメント80が設けられていない導体パターン71cを移動する電荷を積極的に小さなものとすることが可能となる。これにより、導体パターン71cに設けられている部品(例えば、集積回路であるマイコン23)を静電気から保護することが可能となる。従って、静電気耐力を高めることができる。
(3)ムーブメント80が設けられていない導体パターン71cには、インダクタ29が設けられている。このため、導体パターン71cを電荷が移動するのに際して、インダクタ29を介してGND側に移動する電荷が抑制される。これにより、インダクタ29とGNDとの間に設けられている部品(例えば、集積回路であるマイコン23)を静電気から保護することが可能となる。従って、静電気耐力を高めることができる。
(4)導体パターン71bのインピーダンスは、導体パターン71cのインピーダンスよりも低い。よって、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)を介して電子キー2の内部に入り込んだ静電気の大半が、積極的にアンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)からムーブメント80に達して、同ムーブメント80において放電が起こる。そして、静電気のエネルギーは、放電により消費される。このため、インダクタ29とGNDとの間に設けられている部品(例えば、集積回路であるマイコン23)を静電気から保護することが可能となる。従って、静電気耐力を高めることができる。
(5)アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)とムーブメント80とは、プリント回路板70に形成された導体パターン71a,71bにより電気的に接続されている。つまり、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)を介して電子キー2の内部に入り込んだ静電気の大半をムーブメント80まで導く目的で、導体パターン71a,71bが用いられている。このため、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)とムーブメント80とが遠く離れている場合において、それらを電気的に接続する何らかの導電部材をプリント回路板70とは別に設ける必要がない。従って、電子キー2が大型化することを回避できる。
(6)アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)は、導体パターン71aに対して弾性的に接触する導電性ターミナル26bを備えている。つまり、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)と導体パターン71aとは、導電性ターミナル26bを介して弾性的に接触されている。このため、組付公差や振動等に起因して、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)とプリント回路板70(導体パターン71a)との位置関係が多少ずれようとも、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)とムーブメント80との電気的な接続状態が良好に維持される。従って、静電気のエネルギーを放電により確実に消費させることができる。
(7)ムーブメント80は、導体パターン71bに対して弾性的に接触する接触片81(金属材料)を備えている。つまり、ムーブメント80と導体パターン71bとは、接触片81を介して弾性的に接触されている。このため、組付公差や振動等に起因して、ムーブメント80とプリント回路板70(導体パターン71b)との位置関係が多少ずれようとも、アンロックスイッチ26(ロックスイッチ27)とムーブメント80との電気的な接続状態が良好に維持される。従って、静電気のエネルギーを放電により確実に消費させることができる。
(8)プリント回路板70においてムーブメント80が存在する側の面とは反対側の面にマイコン23が実装されている。このため、マイコン23は、ムーブメント80での放電の影響を受け難い。従って、マイコン23を静電気から確実に保護することができる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・操作スイッチは、アンロックスイッチ26、ロックスイッチ27に限定されない。
例えば、自動車から離れた地点から遠隔操作により車載トランクを開けたい場合に操作されるトランク開スイッチを操作スイッチとして設けたリモートコントローラーに具体化してもよい。
或いは、自動車から離れた地点から遠隔操作により車載ホーンを鳴動させたい場合に操作されるパニックスイッチを操作スイッチとして設けたリモートコントローラーに具体化してもよい。言い換えると、パニックスイッチは、第三者により自動車が利用されている旨を発見した場合のように第三者に対して警告を発したい場合に操作されるものである。
或いは、車載ウィンドウガラスを遠隔操作で下降(上昇)させたい場合に操作されるウィンドウ開スイッチ(ウィンドウ閉スイッチ)を操作スイッチとして設けたリモートコントローラーに具体化してもよい。
或いは、リアテールゲートやスライドドアを遠隔操作で開けたい(閉めたい)場合に操作されるオープンスイッチ(クローズスイッチ)を操作スイッチとして設けたリモートコントローラーに具体化してもよい。
或いは、車両が警報を発するべき状態にある場合に警報を発する機能(いわゆるオートアラーム機能)を遠隔操作で有効(無効)にしたい場合に操作されるオートアラームセットスイッチ(オートアラームリセットスイッチ)を操作スイッチとして設けたリモートコントローラーに具体化してもよい。
或いは、アウターミラーやサイドシェルに搭載された照明装置による足元照明を遠隔操作で有効(無効)にしたい場合に操作される照明ONスイッチ(照明OFFスイッチ)を操作スイッチとして設けたリモートコントローラーに具体化してもよい。
或いは、折り畳み式のアウターミラーを遠隔操作で開けたい(閉めたい)場合に操作されるミラー開スイッチ(ミラー閉スイッチ)を操作スイッチとして設けたリモートコントローラーに具体化してもよい。
要するに、機器を遠隔操作する場合に操作される操作スイッチであれば、リモートコントローラーに設ける操作スイッチの種類は問わない。勿論、複数の操作スイッチをリモートコントローラーに設ける構成、単一の操作スイッチをリモートコントローラーに設ける構成、のいずれであってもよい。
・操作スイッチからGNDに至る電気経路を3本以上に分岐させる構成を採用してもよい。
・ムーブメント80に代えて又は加えて、腕時計の金属筐体を放電手段として用いる構成を採用してもよい。
・複数本の電気経路に放電手段が設けられる構成を採用してもよい。尚、放電手段の数が多い程、放電により消費される静電気のエネルギーが多くなる。
・単一の電気経路に複数の放電手段を設ける構成を採用してもよい。
・放電手段を割愛してもよい。このように構成しても、操作スイッチからGNDに至る電気経路を複数本に分岐させることにより静電気が分散される。従って、静電気耐力を高めることができる。
・抵抗体は、インダクタ29に限定されない。
・複数本の電気経路に抵抗体を設ける構成を採用してもよい。
・単一の電気経路に複数の抵抗体を設ける構成を採用してもよい。
・放電手段が設けられる電気経路に抵抗体を設ける構成を採用してもよい。
・抵抗体を割愛してもよい。このように構成しても、操作スイッチからGNDに至る電気経路を複数本に分岐させることにより静電気が分散される。従って、静電気耐力を高めることができる。
・操作スイッチから放電手段に至る電気経路のインピーダンスを、操作スイッチから抵抗体を介してGNDに至る電気経路のインピーダンスよりも高くした構成を採用してもよい。このように構成しても、操作スイッチからGNDに至る電気経路を複数本に分岐させることにより静電気が分散される。従って、静電気耐力を高めることができる。
・操作スイッチから放電手段に至る電気経路のインピーダンスを、操作スイッチから抵抗体を介してGNDに至る電気経路のインピーダンスと同一とした構成を採用してもよい。このように構成しても、操作スイッチからGNDに至る電気経路を複数本に分岐させることにより静電気が分散される。従って、静電気耐力を高めることができる。
・操作スイッチと放電手段とを導体パターン以外の導電部材により電気的に接続する構成を採用してもよい。
・操作スイッチが導電部材に対して非弾性的に接触されている構成を採用してもよい。
・放電手段が導電部材に対して非弾性的に接触されている構成を採用してもよい。
・リモートコントローラーは、身体装着型車両用リモートコントローラーに限定されない。リモートコントローラーは、車両用以外のリモートコントローラーであってもよい。リモートコントローラーは、身体装着型以外のリモートコントローラーであってもよい。
電子キーシステムの構成を示すブロック図。 車外の所定領域を示す説明図。 電子キーの外観形状を示す正面図。 電子キーの構成を示す電気回路図。 電子キーの概略構成を示す断面図。
符号の説明
2…電子キー(リモートコントローラー)、26…アンロックスイッチ(操作スイッチ)、26b…導電性ターミナル、26d…接触片、27…ロックスイッチ(操作スイッチ)、27d…接触片、29…インダクタ(抵抗体)、70…プリント回路板(基板)、71,71a〜71c…導体パターン、80…ムーブメント(放電手段)、81…接触片(導電性接触子)。

Claims (7)

  1. 機器を遠隔操作する場合に操作される操作スイッチを備えたリモートコントローラーにおいて、
    操作スイッチからGNDに至る電気経路を複数本に分岐させたことを特徴とするリモートコントローラー。
  2. 請求項1に記載のリモートコントローラーにおいて、
    複数本に分岐された電気経路の少なくとも1本の電気経路に、静電気を放電させる放電手段を設けたことを特徴とするリモートコントローラー。
  3. 請求項2に記載のリモートコントローラーにおいて、
    放電手段が設けられていない電気経路には、GND側に移動する電荷を抑制する抵抗体を設けたことを特徴とするリモートコントローラー。
  4. 請求項3に記載のリモートコントローラーにおいて、
    操作スイッチから放電手段に至る電気経路のインピーダンスを、操作スイッチから抵抗体を介してGNDに至る電気経路のインピーダンスよりも低くしたことを特徴とするリモートコントローラー。
  5. 請求項4に記載のリモートコントローラーにおいて、
    操作スイッチと放電手段とを基板に設けられた導体パターンにより電気的に接続したことを特徴とするリモートコントローラー。
  6. 請求項5に記載のリモートコントローラーにおいて、
    操作スイッチは、導体パターンに対して弾性的に接触する導電性ターミナルを備えていることを特徴とするリモートコントローラー。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のリモートコントローラーにおいて、
    放電手段は、導体パターンに対して弾性的に接触する導電性接触子を備えていることを特徴とするリモートコントローラー。
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