JP2007103436A - 部品実装方法及び部品実装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像範囲の端部に部品が位置した場合であっても、吸着ずれ演算処理に影響せず、補正精度を損なうことなく部品を実装することができる部品実装方法及び部品実装機を提供する。
【解決手段】移動可能なヘッドユニットに搭載されたノズル部材により部品を吸着した後、吸着された状態で前記部品を撮像手段により撮像し、その撮像された画像に基づいて前記ノズル部材に対する部品の吸着ずれを演算する吸着ずれ演算処理を行い、前記吸着ずれを補正して前記部品を所定個所に搭載する部品実装方法において、前記吸着ずれ演算処理を行う前に前記部品の中心と前記画像の中心とがほぼ一致するように前記撮像手段に対して前記部品の位置を調整する撮像位置調整処理を行い、調整後の前記部品の画像に基づいて前記吸着ずれ演算処理を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、特に表面実装機等に適用され、部品を基板上に精度よく搭載する部品装着方法に関するものである。
従来から移動可能なヘッドユニットによりIC等の電子部品(以下、部品と称す)を部品供給部から取り出してプリント基板上の所定位置に実装する表面実装機(以下、実装機と称す)が一般的に知られている。
この種の実装機では、通常、実装時の位置ずれを防止するために、部品の実装に先立って搬送途中の吸着部品を画像認識し、その認識結果に基づいて実装位置の補正が行われている。具体的には、以下のような実装方法により部品は基板に搭載される(例えば下記特許文献1参照)。
(1)ヘッドユニットのノズル部材の先端に部品を吸着する。
(2)吸着状態の部品をカメラ等の撮像手段により撮像し、その吸着状態の部品の画像を取得する。
(3)撮像された画像から、ノズル中心回りの部品の吸着ずれPrと、ノズル中心を基準とした部品の中心のX軸及びY軸方向の吸着ずれPxyを算出する(吸着ずれ演算処理)。
(4)ノズル部材を回転させ、ノズル中心回りの吸着ずれPrを補正する。
(5)吸着ずれPxyを加味して部品を実装個所へ移動させる。
(6)基板に部品を搭載する。
特開平11−145692号公報
従来における実装方法(装置)においては、部品を吸着した後、そのまま撮像手段により画像を取得し、その画像を基に吸着ずれを算出している。ところが、一般にカメラレンズの端部はレンズの歪みが大きい。しかしながら、従来の方法では、レンズの歪みが大きいレンズの端部(撮像範囲の端部)で撮像されて得た画像であっても、そのまま吸着ずれ演算処理が行われる。そのため、レンズの歪みの影響を受けた画像では、部品の位置検出精度がよくないため、吸着ずれ演算処理にその影響が出てしまい、実装精度に影響する場合があった。特に大きな部品を扱う場合、あるいは通常の大きさの部品であってもその吸着姿勢によっては、部品全体のうちレンズの端部に位置する割合が多くなり、その影響が顕著となる。
また、撮像時における照明についても、レンズの中心がメインになるように設定されているため、レンズ中心とレンズ端部とでは照明の当たり方の相違から、撮像条件が一定とならず、部品の位置検出に影響が出る場合があった。
このため、従来ではレンズ端部でも歪みの少ないレンズの使用を試みたり、照明についても広範囲を最適に照らすことのできる照明を使用するなど対策を施していたが、いずれも製造コストの上昇を余儀なくされていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、大きな部品を吸着する際、あるいは吸着姿勢によって撮像範囲の端部に部品が位置した場合であっても、吸着ずれ演算処理に影響せず、補正精度を損なうことなく部品を実装することができる部品実装方法及び部品実装機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の部品実装方法は、移動可能なヘッドユニットに搭載されたノズル部材により部品を吸着した後、吸着された部品を撮像手段により撮像し、その撮像された画像に基づいて前記ノズル部材に対する部品の吸着ずれを演算する吸着ずれ演算処理を行い、前記吸着ずれを補正して前記部品を所定個所に搭載する部品実装方法において、前記吸着ずれ演算処理を行う前に前記部品の中心と前記画像の中心とがほぼ一致するように前記撮像手段に対して前記部品の位置を調整する撮像位置調整処理を行い、調整後の前記部品の画像に基づいて前記吸着ずれ演算処理を行うことを特徴としている。
この部品実装方法によれば、ノズル部材に対する部品の吸着ずれ演算処理を行う前に、部品の中心と撮像された画像の中心とがほぼ一致するように部品の位置を調整する撮像位置調整処理を行うため、常に吸着された部品をレンズ中心(撮像範囲の中心)に位置させた画像に基づいて、吸着ずれ演算処理を行うことができる。したがって、レンズの歪みや照明の当たり方などに影響されず、実装精度を向上させることができる。
また、前記撮像位置調整処理は、前記撮像された画像の中心に対する部品の中心のずれ量と、部品搭載時の部品搭載角度に対する部品吸着時の部品の回転角度のずれ量とを演算し、前記部品の中心のずれ量と部品の回転角度のずれ量とに基づいて撮像手段に対する部品の位置を変更するものであることが好ましい。
この構成によれば、撮像手段に対する部品の位置の調整を容易かつ適正に行うことができる。
また、前記撮像位置調整処理は、前記部品の中心のずれ量および部品の回転角度のずれ量の少なくともいずれか一方のずれ量が所定範囲を外れる場合に行われることが好ましい。
この構成によれば、より厳格に撮像位置調整処理が行われる構成とすることができる。
また、前記撮像位置調整処理は、前記部品の中心のずれ量および部品の回転角度のずれ量とが所定範囲内になるまで繰り返し行われることが好ましい。
この構成によれば、双方のずれ量が共に所定範囲内になるまで前記調整処理を行うため、より確実に前記部品と画像との中心がほぼ一致した状態で吸着ずれ演算処理を行うことができる。
また、前記撮像手段は、複数の撮像素子が並ぶリニアセンサを備え、前記部品を吸着したノズル部材をリニアセンサ上で所定方向に移動させつつ、リニアセンサの出力に基づいて画像を形成するものであって、前記撮像位置調整処理は、少なくとも前記ノズル部材が移動する方向と直交する方向のずれ量に応じて、前記直交する方向にノズル部材の位置を調整するものであることが好ましい。
この構成によれば、撮像条件が最適となりづらいリニアセンサの撮像素子配列方向端部に部品が位置する場合に、部品の位置が調整され、精度よく吸着ずれ演算処理を行うことができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の部品実装機は、移動可能なヘッドユニットに搭載されたノズル部材により部品を吸着した後、吸着された状態で前記部品を撮像手段により撮像し、その撮像された画像に基づいて前記ノズル部材に対する部品の吸着ずれを補正して前記部品を所定個所に搭載する部品実装機において、前記撮像手段に対して前記ノズル部材を相対的に移動させる駆動手段と、撮像された前記画像に基づいて、前記部品の中心位置と画像の中心位置とのずれ量を演算するとともに、前記ずれ量が所定範囲内であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段に応じて、前記部品の中心と前記撮像された画像の中心とがほぼ一致するように前記駆動手段を駆動制御する駆動制御手段と、を備えたことを特徴としている。
この部品実装機によれば、前記制御手段により、前記部品の中心と前記撮像された画像の中心とがほぼ一致するように、ノズル部材を駆動する駆動手段を制御して前記撮像手段に対して前記部品を移動させることができる。したがって、吸着された部品の中心がレンズ中心(撮像範囲の中心)に位置した状態で撮像した画像に基づいて吸着ずれ演算処理を行うことができる。
また、前記判別手段は、前記撮像された画像における画像の中心に対する部品の中心のずれ量と、部品搭載時の部品の搭載角度に対する画像上の部品の回転角度のずれ量とを演算し、これらのずれ量が所定範囲内であるか否かを判別するものであることが好ましい。
この構成によれば、部品がレンズ中心(撮像範囲の中心)に位置した状態で撮像した画像から、部品の中心のずれ量および部品回転角度(ノズル中心軸回りの回転角度)のずれ量に基づいて補正されるため、吸着ずれ演算処理では部品回転角度についての補正が不要となる。
本発明の部品実装方法及び部品実装機によれば、ノズル部材に対する部品の吸着ずれを演算する前に、部品の中心と撮像された画像の中心とがほぼ一致するように部品の位置を調整するため、吸着された部品が撮像範囲の中心に位置した状態で撮像した画像に基づいて吸着ずれ演算処理を行うことができる。したがって、レンズの歪みや照明の当たり方などの影響を受けずに、部品を実装位置に精度よく搭載させることができる。
本発明の第1の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明に係る部品認識装置が適用される表面実装機を概略的に示している。なお、これらの図中には、方向を明確にするためにX軸、Y軸及びZ軸を示している。
同図に示すように、実装機の基台1上には、プリント基板搬送用のコンベア2がX軸方向に配置され、プリント基板3がこのコンベア2上を搬送されて所定の装着作業位置で停止されるようになっている。上記コンベア2の側方には部品供給部4A,4Bがそれぞれ配置されている。部品供給部4A,4Bはそれぞれトレイ上に部品を並べた状態で供給するトレイフィーダーを備えている。なお、各部品供給部4A,4Bは、X軸方向に分割された単位供給部4A−1,4A−2及び4B−1,4B−2から構成される一対構造を有しており、各単位供給部4A−1,4A−2,4B−1,4B−2にそれぞれトレイフィーダーが設けられている。また、単位供給部4A−1,4A−2の間および単位供給部4B−1,4B−2の間には、後述する撮像ユニット21がそれぞれ介設されている。
上記基台1の上方には、部品装着用のヘッドユニット5が装備されている。このヘッドユニット5は、部品供給部4A,4Bとプリント基板3が位置する部品装着部とにわたって移動可能とされ、当実施形態ではX軸方向およびY軸方向(水平面上でX軸と直交する方向)に移動することができるようになっている。
すなわち、上記基台1上には、Y軸方向の固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され、この支持部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X軸方向のガイド部材13と、X軸サーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられたナット部分(図示せず)がボールねじ軸14に螺合している。そして、Y軸サーボモータ9の作動により上記支持部材11がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動によりヘッドユニット5が支持部材11に対してX軸方向に移動するようになっている。
また、Y軸サーボモータ9及びX軸サーボモータ15には、それぞれロータリエンコーダ10,16が設けられており、これらによって上記ヘッドユニット5の移動位置検出がなされるようになっている。
上記ヘッドユニット5には、図2に示すように、部品吸着用のノズル部材20aを先端に備えた実装用ヘッド20が設けられ、当実施形態ではX軸方向に8つの実装用ヘッド20が並べて設けられている。各実装用ヘッド20は、それぞれ、ヘッドユニット5のフレームに対して昇降及びノズル中心軸回りの回転が可能とされ、昇降駆動機構や回転駆動機構により駆動されるようになっている。上記昇降駆動機構は、例えば、各実装用ヘッド20を同時に上下動させる全体昇降用のZ軸サーボモータ17と、各実装用ヘッド20を個別に一定ストロークだけ昇降させる所定数(8個)のエアシリンダ(図示せず)とを備え、それらを併用することにより、各実装用ヘッド20を所定の上昇位置と下降位置とにわたって昇降させるように構成されている。また、回転駆動機構は、1個の回転用のR軸サーボモータ19aとこのサーボモータ19aの回転を各ヘッドに伝える伝動機構とから構成されている。Z軸サーボモータ17およびR軸サーボモータ19aには、それぞれロータリエンコーダ18,19bが設けられている。
また、コンベア2の両側には、それぞれ、ヘッドユニット5の各実装用ヘッド20に吸着された部品をプリント基板3への実装に先だって認識するための撮像ユニット21が配設されている。
撮像ユニット21は、図1に示すように、部品供給部4A(又は4B)を構成する単位供給部4A−1,4A−2(又は4B−1,4B−2)の間に配置されており、実装用ヘッド20に吸着された部品(吸着部品)を撮像するカメラ23と、部品撮像用の照明を提供する照明装置24とを備えている。
各カメラ23は、それぞれY軸方向に複数の撮像素子が並ぶリニアセンサ(ラインセンサ)を備えたカメラで、各ラインセンサの素子の配列方向(主走査方向;Y軸方向)と直交する方向(副走査方向;X軸方向)にヘッドユニット5が移動することにより、各カメラ23により実装用ヘッド20に吸着された部品の主走査方向の画像を副走査方向に順次取込むようになっている。そして撮像ユニット21のカメラ23は、吸着部品をその真下から撮像するようにZ軸方向上向きに配置されている。
また、上記照明装置24は、光源としてLEDランプを備えており、詳しく図示していないが、像入射用の空間を有したドーム型フレームの内面に多数のLEDランプを備えた構成となっている。
図3は上記実装機の制御系をブロック図で示している。この実装機は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成される制御装置30を有している。
この制御装置30は、その機能構成として主制御部31、記憶部32、照明制御部33、カメラ制御部34(撮像制御手段)、画像処理部35および軸制御部36を含んでいる。
主制御部31は、実装機の動作を統括的に制御するもので、予め記憶されたプログラムに従ってヘッドユニット5等を作動させるべく軸制御部36を介してサーボモータ9,15等の駆動を制御する。また、撮像ユニット21による部品の撮像に際しては、ヘッドユニット5に部品の種類に応じて最適となるように部品認識を実行すべく照明制御部33およびカメラ制御部34に向けて制御信号を出力する。そして、主制御部31は部品の種類に応じてカメラ23の焦点を合わせるべく、軸制御部36を介して全体昇降用のZ軸サーボモータ17の駆動を制御する。
また、主制御部31は、XY軸ずれ量演算部31a、R軸ずれ量演算部31b、ずれ量判別部31cを備えており、撮像ユニット21により撮像される部品画像に基づいて実装用ヘッド20に吸着された部品の吸着ずれ量を演算するとともに、吸着ずれ量が所定範囲内にあるか否かの判別等を行う。
XY軸ずれ量演算部31aは、撮像ユニット21により得られた画像データから、画像のXY平面上のずれ量を演算するものである。具体的には、図5に示すように、得られた画像における部品(認識部品W)の中心Wcと画像の中心AcとのXY軸方向のずれ量Sxyを演算する。また、認識部品の中心Wとノズル部材中心軸とのずれ量Pxyを演算する。
R軸ずれ量演算部31bは、撮像ユニット21により得られた画像データから、ノズル部材中心軸回りのずれ量を演算するものである。具体的には、プリント基板3の搭載角度と吸着状態における回転角度(ノズル中心軸回りの回転角度)とのずれ量Srを演算する。
ずれ量判別部31cは、本発明の判別手段であり、上記XY軸ずれ量演算部31aまたは、R軸ずれ量演算部31bにより演算されたずれ量Sxy、Srが、所定範囲にあるか否かを判別するものである。具体的には、前記演算部31a、31bにて演算されたSxy、Srと、記憶部32に記憶されたXY軸方向の許容ずれ量(XY軸しきい値:Txy)、プリント基板3の搭載角度と回転角度との許容ずれ量(R軸しきい値:Tr)との比較を行う。そして、得られた結果に応じて軸制御部36に制御信号を出力し、各サーボモータ9,15,19aを駆動制御する。
記憶部32は、実装部品の中心と撮像された画像の中心との許容ずれ量データおよびプリント基板3の搭載角度と回転角度との許容ずれ量データ、また、実装部品の種類とその種類に対応する部品認識モードとの関係、各部品認識モードの撮像条件および該撮像により得られる種々の画像情報等に関するデータを記憶するものである。
照明制御部33およびカメラ制御部34は、それぞれ前記撮像ユニット21の照明装置24およびカメラ23の駆動を制御するものである。
画像処理部35は、撮像ユニット21の各カメラ23から出力される画像信号に所定の処理を施すことにより部品認識に適した画像データを生成して主制御部31に出力するものである。
なお、この制御装置30の構成については、各軸サーボモータ15,9,17,19a及びエンコーダ16,10,18,19b等により本発明の駆動手段が構成され、照明制御部33、カメラ制御部34により撮像手段が構成され、主制御部31及び軸制御部36により本発明の駆動制御手段が構成されている。
次に、上記制御装置30の制御に基づく部品の実装動作について図4のフローチャートに基づいて説明する。
実装動作が開始されると、ステップ1で、プリント基板3に実装すべき実装部品をヘッドユニット5のノズル部材20aに吸着させる処理が行われる。
次にステップ2で、吸着された部品の認識を行う。すなわち、X軸およびY軸サーボモータ15,9等を駆動して、撮像ユニット21の上方を通過するようにヘッドユニット5を移動させ、撮像ユニット21により部品の撮像が行われる。そして画像処理部35にて画像処理が行われ、図5(a)に示すように、吸着された部品が画像として認識される。すなわち、認識部品Wが撮像範囲A内に撮像されている。
次にステップ3で、画像の中心Acを基準とした認識部品の中心WcのXY軸方向のずれ量が演算される。すなわち、得られた画像を基に、主制御部31のXY軸ずれ量演算部31aにおいて認識部品の中心Wcが算出されるとともに、この認識部品の中心Wcと得られた画像の中心Acとのずれ量Sxyが求められる。
次にステップ4で、プリント基板3の搭載角度を基準とした吸着された部品の回転角度のR軸ずれ量が演算される。すなわち、得られた画像を基に、主制御部31のR軸ずれ量演算部31bにおいて認識部品の吸着状態におけるノズル中心軸回りの部品の回転角度が演算され、この部品の回転角度とプリント基板3の搭載角度とのずれ量Srが求められる。
次にステップ5で、上記ずれ量Sxy、Srが予め設定されたずれ量の所定範囲内であるか否かを判別する判別処理が行われる。すなわち、上記のように求められたSxy及びSrと、記憶部32に記憶されたXY軸方向におけるずれ量のしきい値Txy及びノズル中心軸回りのずれ量のしきい値Trとを比較する。本実施形態では、条件式Sxy<Txy、かつ、Sr<Trを満たす場合には、ステップ8に移る。また、前記条件を満たさない場合には、ステップ6、7における吸着部品の撮像位置調整処理が行われる。
すなわち、ステップ6で、軸制御部36を介してR軸サーボモータ19aを駆動制御して、求められたずれ量Srを基にしてノズル中心回りのR軸ずれ量の補正を行う。同様に、ステップ7で、軸制御部36を介してX軸、Y軸サーボモータ15,9を駆動制御して、求められたずれ量Sxyを基にしてXY軸ずれ量の補正を行う。したがって、この吸着部品の撮像位置調整処理により、吸着された部品の中心Wcはカメラ23のレンズの中心に位置に調整されることになる。
その後、ステップ2における部品認識処理において、上記と同様にして位置補正後の部品が撮像手段により撮像されると、吸着された部品の中心Wcとその画像の中心Acとがほぼ一致した画像が得られる(図5(b))。そして、補正後の画像に基づいて、再度上記判別処理が行われ、部品の中心Wcと画像中心Acとがほぼ一致しているか否かを確認する。すなわち、条件式「Sxy<Txyかつ、Sr<Tr」を満たしているか否かを判別する。仮に前記条件式を満たしていないと判断された場合には、再度ステップ6以降の処理が行われ、最終的に、条件式「Sxy<Txyかつ、Sr<Tr」を満足するまで、ステップ2〜ステップ7が繰り返される。
したがって、上記撮像位置の補正を行った後に部品認識処理を行うことによって、上記位置補正が未確認のまま、後述するステップ8からの吸着ずれ演算処理を行うことを回避している。さらにステップ2〜ステップ7を繰り返すことによって、吸着された部品の位置が確実に画像中心に位置することとなる。すなわち吸着された部品はカメラ23のレンズの中心に位置に調整され、部品の位置Wcが画像中心Ac(カメラ23の撮像範囲の中心)に位置するように補正される。
次に上記ステップ5において、条件式「Sxy<Txyかつ、Sr<Tr」を満たせば、ステップ8で、ノズル中心を基準としたXY軸ずれ量が演算される。すなわち、直近の画像を基に、主制御部31のXY軸ずれ量演算部31aにおいて、認識部品の中心が算出され、この認識部品の中心とノズルの中心とのずれ量Pxyが求められる(吸着ずれ演算処理)。
次にステップ9で、部品を搭載する搭載位置までノズル部材20a(ヘッドユニット)を移動させる。すなわち、上記ずれ量Pxyを考慮して、軸制御部36を介してX,Y軸サーボモータ15、9を駆動制御して吸着された部品を搭載位置に移動させる。その後、この部品を搭載位置にZ軸サーボモータ17を駆動制御して搭載する(ステップ10)。
このように、本発明に係る部品実装方法及び部品実装機によれば、上記吸着ずれ演算処理が行われる前に、撮像位置調整処理が行われることによって、吸着された部品はカメラ23の撮像範囲の中心に位置補正される。したがって、カメラレンズの歪みの影響や、照明等の影響を極力軽減した状態で吸着ずれ演算処理を行うことができ、精度よく部品を所定の搭載位置に搭載させることができる。
また、撮像位置調整処理が位置補正動作後のずれ量の判別処理を含むため、位置補正後に吸着部品が画像の中心、すなわちカメラ23の撮像範囲の中心に位置しているかのを確認した後に吸着ずれ演算処理を行うことができる。したがって、精度よく吸着ずれ演算処理を行うことができる。
なお、上記実施形態では、撮像位置調整処理において、XY軸ずれ量SxyとR軸ずれ量Srとについて補正処理しているが、R軸ずれ量の補正を行わず、XY軸ずれ量Sxyのみを撮像位置調整処理の対象としてもよい。すなわち、XY軸ずれ量Sxy<XY軸しきい値Txyを満足した後、吸着ずれ演算処理においてR軸ずれ量Srの演算補正を同時に行う構成としてもよい。ただし、この実施形態では、R軸ずれ量Srに基づく補正を上記部品認識処理による確認が行われない点で、上述の実施形態よりも不利であるが、部品の中心Wcをカメラ23の撮像範囲の中心に位置させた画像に基づいて演算されるため、吸着ずれ演算処理および前記R軸ずれ量の演算補正はレンズの歪みや照明の当たり方などの影響を受けずに行うことができる。
また、上記実施形態では撮像手段をリニアセンサとしているため、副走査方向(X軸方向)のずれ量は考慮に入れず、XY軸ずれ量Sxyについては少なくとも主走査方向(Y軸方向)のずれ量を考慮したものであってもよい。
本発明に係る部品実装方法が適用される表面実装機の一例を示す平面図である。 上記表面実装機を示す正面図である。 表面実装機の制御系を示す概略的なブロック構成図である。 実装の動作制御を示すフローチャートである。 撮像手段により撮像された部品の認識状態を示す図であり、(a)は、撮像位置調整処理前の図であり、(b)は、撮像位置調整処理後の図である。
符号の説明
5 ヘッドユニット
20 実装用ヘッド
20a ノズル部材
21 撮像ユニット
23 カメラ
24 照明装置
30 制御装置
31 主制御部
31a XY軸ずれ量演算部
31b R軸ずれ量演算部
31c ずれ量判別部

Claims (7)

  1. 移動可能なヘッドユニットに搭載されたノズル部材により部品を吸着した後、吸着された部品を撮像手段により撮像し、その撮像された画像に基づいて前記ノズル部材に対する部品の吸着ずれを演算する吸着ずれ演算処理を行い、前記吸着ずれを補正して前記部品を所定個所に搭載する部品実装方法において、
    前記吸着ずれ演算処理を行う前に前記部品の中心と前記画像の中心とがほぼ一致するように前記撮像手段に対して前記部品の位置を調整する撮像位置調整処理を行い、調整後の前記部品の画像に基づいて前記吸着ずれ演算処理を行うことを特徴とする部品実装方法。
  2. 前記撮像位置調整処理は、前記撮像された画像の中心に対する部品の中心のずれ量と、部品搭載時の部品搭載角度に対する部品吸着時の部品の回転角度のずれ量とを演算し、前記部品の中心のずれ量と部品の回転角度のずれ量とに基づいて撮像手段に対する部品の位置を変更するものであることを特徴とする請求項1に記載の部品実装方法。
  3. 前記撮像位置調整処理は、前記部品の中心のずれ量および部品の回転角度のずれ量の少なくともいずれか一方のずれ量が所定範囲を外れる場合に行われることを特徴とする請求項2に記載の部品実装方法。
  4. 前記撮像位置調整処理は、前記部品の中心のずれ量および部品の回転角度のずれ量とが所定範囲内になるまで繰り返し行われることを特徴とする請求項2または3に記載の部品実装方法。
  5. 前記撮像手段は、複数の撮像素子が並ぶリニアセンサを備え、前記部品を吸着したノズル部材をリニアセンサ上で所定方向に移動させつつ、リニアセンサの出力に基づいて画像を形成するものであって、
    前記撮像位置調整処理は、少なくとも前記ノズル部材が移動する方向と直交する方向のずれ量に応じて、前記直交する方向にノズル部材の位置を調整するものであることを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の部品実装方法。
  6. 移動可能なヘッドユニットに搭載されたノズル部材により部品を吸着した後、吸着された状態で前記部品を撮像手段により撮像し、その撮像された画像に基づいて前記ノズル部材に対する部品の吸着ずれを補正して前記部品を所定個所に搭載する部品実装機において、
    前記撮像手段に対して前記ノズル部材を相対的に移動させる駆動手段と、
    撮像された前記画像に基づいて、前記部品の中心位置と画像の中心位置とのずれ量を演算するとともに、前記ずれ量が所定範囲内であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段に応じて、前記部品の中心と前記撮像された画像の中心とがほぼ一致するように前記駆動手段を駆動制御する駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする部品実装機。
  7. 前記判別手段は、前記撮像された画像における画像の中心に対する部品の中心のずれ量と、部品搭載時の部品の搭載角度に対する画像上の部品の回転角度のずれ量とを演算し、これらのずれ量が所定範囲内であるか否かを判別するものであることを特徴とする請求項6に記載の部品実装機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012140975A1 (ja) * 2011-04-13 2012-10-18 富士機械製造株式会社 部品実装機
CN109270088A (zh) * 2018-10-26 2019-01-25 广东奥普特科技股份有限公司 一种用于cof产品的检测和调整的设备及方法

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