JP2007101291A - テストプログラム転送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体製造検査に用いるテストプログラムにおける検査品質の向上。
【解決手段】提出用EWSサーバ8に提出されたテストプログラム7は、ファイル検証装置12およびプログラムチェック装置13によって、必要ファイルの有無のチェック,検査条件・検査規格・検査項目のチェックを受けた後、プログラム承認装置14を用いて承認される。承認情報は転送システム用データベース群11に記録される。そして、承認されたテストプログラム7のみ、提出用EWSサーバ8から保存用EWSサーバ9に自動転送されて保存される。製造部門のコンピュータ3は、転送プログラム検索装置17を用いて承認済で転送可能となったテストプログラム7を、製造部門用EWSサーバ10に自動転送させる。これにより、チェックを受けて承認されたテストプログラム7のみを、ファイルの不足なく確実に製造部門のコンピュータ3に転送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体製造過程の検査におけるテストプログラムを、開発部門のコンピュータから製造部門のコンピュータに転送するシステムに関する。
半導体製造過程の検査におけるテストプログラムは、開発部門のコンピュータで作成されたうえで製造部門のコンピュータに転送される。その際、作成されたテストプログラムは、第三者によるテストプログラムチェックを受けてその承認を得た後、開発部門のコンピュータから直接、手動でFTP転送によってプログラム転送される。あるいは、開発部門のコンピュータで自動生成されたテストプログラムが、直接開発部門のコンピュータから製造部門のコンピュータに転送される。この場合、第三者によるチェックは実施されない(特許文献1、特許文献2参照)。
以下に、従来のテストプログラム転送システム(第3者によるチェックを実施する方法)について説明する。
図14は、従来の開発部門のコンピュータから、製造部門のコンピュータへのテストプログラム転送システムの構成図である。1は開発部門のコンピュータ、2は第三者であるチェック部門のコンピュータ、3は製造部門のコンピュータ、7はテストプログラム、8は提出用EWSサーバ、10は製造部門用EWSサーバ、35は開発部門用EWSサーバ、36はプログラムチェック、37はプログラム承認である。
まず開発部門のコンピュータ1においてテストプログラム7を手動あるいは自動で作成し、開発部門用EWSサーバ35に格納する。つぎに開発部門のコンピュータ1はチェック部門のコンピュータ2にプログラムチェック36の依頼を行い、同時にテストプログラム7を開発部門用EWSサーバ35から提出用EWSサーバ8に転送する。依頼を受けたチェック部門のコンピュータ2は、提出用EWSサーバ8に転送されたテストプログラム7を参照してプログラムチェック36を行う。これにより、テストプログラム7において検査項目・検査条件・検査規格が正しく設定・記述されているかどうかを確認する。
プログラムチェック36が完了した時点で、そのテストプログラム7を製造部門のコンピュータ3で検査に用いても良いと承認するプログラム承認37を行い、このことを開発部門のコンピュータ1に通知する。通知を受けた開発部門のコンピュータ1は、プログラム承認37されたテストプログラム7を、開発部門用EWSサーバ35から製造部門用EWSサーバ10に転送する。以上が、従来のテストプログラム転送システムの動作である。
特開平11−26538号公報(第6頁、第一図) 特開平7−151826号公報(第3頁、第一図)
従来のテストプログラム転送システムでは、プログラムチェックそのものと、テストプログラムの転送とが直接連動していないため、故意にせよ、事故にせよプログラム承認されていないテストプログラムが、製造部門のコンピュータに転送される可能性がある。プログラム承認されていないテストプログラムで、半導体のテストを行った場合、当然ながら、その品質を十分に保証できないため、市場に不良品を流出させてしまうおそれがある。
また、製造部門のコンピュータへの転送は、開発部門の担当者により手動で行われるため、必要なテストプログラムに漏れが生じる、あるいは誤ったテストプログラムが転送されてしまうという可能性がある。その場合、製造部門のコンピュータで正常にテストを行うことができず、正常にテストが行えるようにするまでに時間を費やすことで、逸失利益を生じさせる可能性がある。また誤ったテストプログラムが転送されてしまった結果として、品質上の問題を起こす可能性があるが、それは承認されていないテストプログラムが転送された場合と同様である。他にも転送の際、テストプログラム名が重複すると、製造部門のコンピュータの保存装置(製造部門用EWSサーバ10)内でテストプログラムが上書きされる危険性が生ずる。
他にも、複数の開発部門のコンピュータがプログラム転送を行うため、受け入れ側である製造部門のコンピュータが、個別にやり取りを行わねばならず、テストプログラムの取り違え・混在を招く恐れがある。
以上が、前者のテストプログラム転送システムの課題であるが、特許文献1、特許文献2に記されている構成の場合も、生成されたテストプログラムが正常なものであるか、必要なテストプログラムがすべて正常に転送されたかどうかをチェックする装置がない。
本発明は、上記に述べた従来システム・既存特許におけるプログラム転送に関する問題点を解決するもので、正しいテストプログラム一式が、漏れなく確実に製造部門のコンピュータに転送されるシステムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、テストプログラムの一元管理、転送経路の一元化、必要プログラムがそろっているかどうかのチェック、テストプログラムの承認と連動したファイルの保存・転送、承認されたテストプログラムの検索と、検索と連動した転送を行う必要がある。
そのために、本発明は、開発部門のコンピュータで生成される半導体製造過程の検査に用いるテストプログラムを、当該開発部門のコンピュータから製造部門のコンピュータに転送するシステムを次のように構成する。
すなわち、本発明のテストプログラム転送システムは、開発部門のコンピュータから入力される前記テストプログラムを一時的に保持するための第1の保存装置と、
前記開発部門のコンピュータから入力される前記テストプログラム個別の品種名,ROM名,レビジョン番号,検査工程名,プログラム名,製造部門名,テストプログラム言語種類,および転送可能を示すフラグを含む情報を保持するためのデータベースと、
前記開発部門のコンピュータから入力される前記情報を、前記データベースに入力する処理,修正する処理,削除する処理および参照する処理を行なう情報入力装置と、
前記第1の保存装置に保持された前記テストプログラムが検査において必要なファイルをすべて含んでいるか否かを判定するファイル検証装置と、
前記第1の保存装置に保持された前記テストプログラムであって前記ファイル検証装置によって必要なファイルをすべて含んでいると判定されたテストプログラムについて、検査条件,検査規格および検査項目に誤りがあるか否かを判定するプログラムチェック装置と、
前記第1の保存装置に保持された前記テストプログラムを最終的に保存するための第2の保存装置と、
前記第1の保存装置から前記第2の保存装置に前記テストプログラムをデータ転送する第1のデータ転送装置と、
前記ファイル検証装置と前記プログラムチェック装置との判定に基づいて前記第1のデータ転送装置による前記テストプログラムの転送を許可するか否かを判定するとともに、前記第1のデータ転送装置による転送を許可した前記テストプログラムが転送可能であることを示すフラグを前記データベースに書き込むプログラム承認装置と、
前記第2の保存装置から前記製造部門のコンピュータに前記テストプログラムをデータ転送する第2のデータ転送装置と、
前記データベースに保持された前記情報を検索し、前記転送可能であることを示すフラグが書き込まれている前記テストプログラムを表示するとともに、表示された前記テストプログラムの中から操作担当者によって前記製造部門のコンピュータに転送を希望するテストプログラムを選択させたうえで、その選択内容を前記第2のデータ転送装置に送信する転送プログラム検索装置と、
前記製造部門のコンピュータに設けられて、前記第2のデータ転送装置が前記第2の保存装置から転送する前記テストプログラムを保持するための第3の保存装置と、
を有する。
本発明では、テストプログラムの転送に関わる情報を、データベースによって一元管理することで、承認されたテストプログラムのみ製造部門のコンピュータに転送することが可能となり、未承認のテストプログラムが製造部門(工場)へ導入されることを防ぐことができる。
また、ファイル検証装置によって必要なプログラムの漏れ・不要なファイルの提出をチェックすることができることと、転送はすべて自動で行われるため、ファイルの転送不足を防ぐことができる。
ほかにも、プログラムの保存装置を限定することで転送経路が一元化され、開発部門のコンピュータとの間の個別のやり取りが減ることや、データベースの検索による転送可能、転送済み、チェック中といった状況を把握できるため、製造部門のコンピュータによるテストプログラムの入手の効率化、管理の容易化を図ることができる。
システムの利用にあたっては個人認証を行うため、認証者以外のものがプログラムチェックの承認、あるいは転送可能プログラムの検索を行うことができない。これによりプログラムの誤転送を防ぐことができる。さらに、プログラム転送前後のファイルサイズを比較することで、プログラムの内容に変更がなく転送が確実に行われたことを確認することができる。
以上のように、本発明は、データベースによる管理、およびファイル検証機能を組み合わせることで、品質の高いテストプログラムを開発部門のコンピュータから製造部門のコンピュータに転送することのできる優れたシステムを実現する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態におけるテストプログラム転送システムの全体構成図を示す。本例ではシステムはイントラネット上に構成されており、インターフェースとしてWEBブラウザが用いられる実施形態について説明する。
図1において、1は、開発部門に設けられたコンピュータ(以下、開発部門のコンピュータという)を概念的に示す。開発部門のコンピュータ1は、テストプログラム作成装置としても機能する。2は、チェック部門に設けられたコンピュータ(以下、チェック部門のコンピュータという)を概念的に示す。7はテストプログラムである。テストプログラム7は、開発部門のコンピュータ1にインストールされたテストプログラム作成ソフトウェア(図示省略)によってテストプログラム作成担当者の指示に基づいて作成される。19は本テストプログラム転送システムの操作担当者(製造部門の操作担当者(テストプログラム作成担当者))に個別に割り当てられた個人認証ID・パスワードである。個人認証ID・パスワード19は、本システムを操作する都度、操作担当者によって本システムに入力される。20は、上述した開発部門のコンピュータ1において作成されるテストプログラムの詳細を示すテストプログラム情報である。テストプログラム情報20は、製造部門の操作担当者によって本システムに入力される。
3は製造部門のコンピュータを概念的に示す。製造部門のコンピュータ3には、製造部門用EWS(Engineering Workstation)サーバ10がインストールされている。
40は転送用のコンピュータである。転送用のコンピュータ40には、提出用EWS(Engineering Workstation)サーバ8と、個人認証装置4と、情報入力装置6と、保存用EWS(Engineering Workstation)サーバ9と、ファイル検証装置12と、プログラム承認装置14と、第1のデータ転送装置15と、自動通知装置16と、転送プログラム検索装置17と、第2のデータ転送装置18と、プログラムチェック装置13と、転送結果確認装置34とがインストールされている。なお、情報入力装置6は、キーボード等の入力装置と入力装置を制御するソフトウエアとを含んで構成される。
本実施形態では、転送用コンピュータ40は、電気通信回線より双方向通信可能に接続された複数のコンピュータの総体(システム)として構成される。上述した各装置8,4,6,9,12,14,15,16,17,18,13,および34は、転送用コンピュータ40を構成する各コンピュータにインストールされている。しかしながら、転送用コンピュータ40を処理能力の高い単一のコンピュータから構成したうえで、上述した各装置をその単一の転送用コンピュータ40にインストールしてもよいのはいうまでもない。
本実施形態では、提出用EWSサーバ8は第1の保存装置を構成し、保存用EWSサーバ9は第2の保存装置を構成する。
11は転送システム用データベース群である。転送システム用データベース群11から本発明のデータベースは構成される。5は人事データベースである。21は、ファイル検証装置12が出力するファイル検証結果情報である。22は、プログラム承認装置14が出力する転送可能フラグ情報である。23はファイルサイズ・チェックサム値情報である。ファイルサイズ・チェックサム値情報23はテストプログラム7に関する情報であって、保存用EWSサーバ9に保存されるテストプログラム7に関する情報である。24は自動通知装置16から出力される転送可能プログラム情報である。25はファイルサイズ・チェックサム値情報である。ファイルサイズ・チェックサム値情報25は、テストプログラム7に関する情報であって、製造部門用EWSサーバ10に転送されるテストプログラム7に関する情報である。26は、転送プログラム検索装置17から出力される転送完了情報である。
なお、上述した装置構成において、開発部門のコンピュータ1と、チェック部門のコンピュータ2と、転送用のコンピュータ40と、製造部門のコンピュータ3と、人事データベース5と、転送システム用データベース群11とは、LANなどのイントラネット等の電気通信回線を介して、相互通信可能に接続されている。
図2はファイル検証装置12の詳細図である。27は構文解析装置である。28はファイル提出判定装置である。29はファイル名表示装置である。30はファイル重複チェック装置である。
図3は構文解析装置27の詳細図である。31はテストプログラム言語A用構文解析ルーチンである。32はテストプログラム言語B用構文解析ルーチンである。33はテストプログラム言語Z用構文解析ルーチンである。ここでは、複数のテストプログラム言語(A,B,…Z)に対応して同数(A,B,…Z)の構文ス解析ルーチンか設けられている。
以上のように構成された本実施形態のテストプログラム転送システムについて以下、その動作を図4〜図13のフローチャートを参照して説明する。まず、プログラム作成処理を図4のフローチャートを参照して説明する。テストプログラム7は、開発部門のコンピュータ1や、このコンピュータ1に相互通信可能に接続された他のコンピュータ(図示省略)を用いてテストプログラムの作成担当者(以下、開発部門の操作担当者と称す)によって作成される。ここで、テストプログラム7は、開発部門のコンピュータ1にインストールされた自動生成装置によって作成されてもよい。
作成されたテストプログラム7は、開発部門のコンピュータ1から提出用EWSサーバ8に転送(提出)される(S101,S102)。テストプログラム7はコンパイル後のオブジェクト形式と、アスキー形式との両形式のファイルが提出される。プログラム言語の種類によっては、アスキー形式のファイルしか存在しないため、その場合はアスキー形式のみ提出される。
テストプログラム7の作成が終了して提出用EWSサーバ8にテストプログラム7が転送されたことを確認した開発部門の操作担当者は、続けて自身の個人認証ID・パスワード19を開発部門のコンピュータ1に入力する。開発部門のコンピュータ1に入力された個人認証ID・パスワード19は、個人認証装置4に転送(提出)される(S103,S104)。
次に、個人認証ID・パスワード19を受け取った個人認証装置4の処理を、図5のフローチャートを参照して説明する。個人認証装置4は、個人認証ID・パスワード19が入力されるか否かを監視し(S201)、S201で個人認証ID・パスワード19の入力を検知すると、その個人認証ID・パスワード19を人事データベース5に参照する(S202)。これにより、開発部門の操作担当者がシステムを使用可能な権限を有しているか否かを判定する(S203)。このような判定が可能となるように、人事データベース5には、各操作担当者について、当人の個人認証ID・パスワード19とその個人認証ID・パスワード(操作担当者)に付与されている権限とを対照させたテーブルデータが予め格納されている。
上記判定がNGの場合、個人認証装置4はエラー情報を情報入力装置6に返送して処理を終了する(S204)。エラー情報を受けた情報入力装置6は、その情報を表示する指令を開発部門のコンピュータ1に送信する。この指令を受けた開発部門のコンピュータ1は、そのエラー表示を図示しない表示器に表示することで、入力エラーを開発部門の操作担当者に報知する。
一方、S203で判定OKとなった場合、個人認証装置4は転送システム用データベース群11の情報を参照し、予め入力されている開発部門の操作担当者の権限を確認する。ここではその操作担当者にプログラムのチェック・転送依頼の権限が付与されているか否かが確認される(S205)。S205で権限が認められなかった場合、個人認証装置4は情報入力装置6にエラー情報を返送して処理を終了する(S204)。エラー情報を受けた情報入力装置6は、その情報を表示する指令を開発部門のコンピュータ1に送信する。この指令を受けた開発部門のコンピュータ1は、そのエラー表示を図示しない表示器に表示することで、入力エラーを開発部門の操作担当者に報知する。
一方、S205の判定で権限が認められた場合、個人認証装置4は、情報入力装置6に、データ入力プログラムの転送指令を送信する(S206)。
個人認証装置4によるデータ入力プログラムの転送指令(S206)を受けた情報入力装置6は、入力画面を表示する指令を開発部門のコンピュータ1に送信する。この指令を受けた開発部門のコンピュータ1は、図6のフローチャートに示すように、図示しない表示装置にデータ入力画面を表示させることで開発部門の操作担当者にテストプログラム情報20の入力を促す。(S301)。
開発部門の操作担当者は、その入力画面を見ながら、先に作成したテストプログラム7によって検査される品種名、ROM名、プログラムのレビジョン番号、検査工程名、検査を行う製造部門名、プログラム言語種別、メインプログラム名といったテストプログラム情報20を開発部門のコンピュータ1に入力する。開発部門のコンピュータ1は、入力されたテストプログラム情報20を電気通信回線を介して情報入力装置6に出力する。
情報入力装置6は、テストプログラム情報20が入力されたか否かを監視し(
S302)、テストプログラム情報20が入力されたことを確認すると、入力されたテストプログラム情報20に文法上、入力制限上のエラーがないかを確認する(S303)。S303の確認処理は、はたとえば、数値を入力すべき部分に文字列を入力していないか等の確認処理である。S303で入力エラーを確認した場合、情報入力装置6は、再度入力を促す表示を行う指令を開発部門のコンピュータ1に送信する。この指令を受けた開発部門のコンピュータ1は、再入力指示を示す表示を図示しない表示器に表示する(S304)。これにより、訂正入力を開発部門の操作担当者に促す。S301〜S304の操作は、情報入力装置6に入力されるテストプログラム情報20にエラーがなくなるまで繰り返される。エラーがない、もしくはエラーがなくなった時点で、情報入力装置6はテストプログラム情報20を転送システム用データベース群11に書き込む(S305)。これにより、処理はファイル検証装置12に移行する。
次にファイル検証装置12の構成およびその処理を図2のフロック図、および図7のフローチャートを参照して説明する。ファイル検証装置12は、図2に示すように、構文解析装置27、ファイル提出判定装置28、ファイル名表示装置29、およびファイル重複チェック装置30を備えている。
まず構文解析装置27は、提出用EWSサーバ8にある該当するテストプログラム7のメインプログラムのアスキー形式のファイルを読み込み、そのメインプログラム中の記述を一字一句読み取る(S401)。さらに、構文解析装置27は、転送システム用データベース群11から読み出したテストプログラム情報20(プログラム名およびレビジョン番号)を、テストプログラム7中の記述に照合し、両者が一致するかどうかを確認する(S402)。
S402でデータが一致しない場合はエラー情報を情報入力装置6に転送する(S403)。エラー情報を受けた情報入力装置6は、その情報を表示する指令を開発部門のコンピュータ1に送信する。この指令を受けた開発部門のコンピュータ1は、そのエラー表示を図示しない表示器に表示することで、入力エラーを開発部門の操作担当者に報知する。
S402でデータが一致する場合は以下に説明する必要ファイルのチェックに移る。必要ファイルのチェックとしてまず最初に、構文解析装置27は、チェックを行なう必要ファイルの抽出を行なう(S404)。すなわち、構文解析装置27は、まず、テストプログラム7のメインプログラムからサブルーチン,パターンファイルを必要ファイルとして抽出する。次に、構文解析装置27は、抽出した必要ファイルのプログラム記述を解読し、そのプログラムの記述中に、さらに別のサブルーチンやパターンファイルを呼び出す命令があるか否かを判断する。そして、そのような命令があると判断すると、その命令により呼び出されるファイルを必要ファイルとして抽出する。以降、構文解析装置27は、抽出した必要ファイルすべてに対して、同様の作業(S404)を再帰的に行う。この作業は抽出するべき必要ファイルがなくなるまでくりかえし行う。構文解析装置27は、抽出された必要ファイル名すべてをまとめた必要ファイルリストを最終的に作成する(S405)。
次に、ファイル提出判定装置28の処理を図8のフローチャートを参照して説明する。ファイル提出判定装置28は、構文解析装置27が作成した必要ファイルリストと提出用EWSサーバ8に提出されているファイル(開発部門のコンピュータ1からテストプログラム7のメインプログラムとともに提出される)とを照合することで提出状況を判定する(S501)。
S501の判定においては、テストプログラム7における必要ファイルが揃っていないと判定される場合と、不必要な余剰ファイルが提出されていると判定される場合とが生じる。以下、このような判定を、提出エラー判定という。提出エラー判定を下した場合、ファイル提出判定装置28は、それらのファイル名データ(未提出ファイル名や余剰ファイル名に関するデータ)をファイル名表示装置29に送信してそのファイル名をファイル名表示装置29で画面表示させる(S502)。具体的には、電気通信回線を介してファイル名表示装置29からファイル名の画面表示指令を受けた開発部門のコンピュータ1の表示装置(図示省略)においてファイル名が画面表示される。これにより、ファイル提出判定装置28は、提出用EWSサーバ8における余剰ファイルの削除と、未提出ファイルの提出とを開発部門の操作担当者に促す。
開発部門の操作担当者は、上記催促に沿ってファイルの提出・削除を行なったのち、その旨をシステムに報知するため、情報入力装置6に再入力確定操作(例えば、情報入力装置6に電気通信回線を介して接続された開発部門のコンピュータ1において画面表示されたフォームボタンのクリック操作)を行う。ファイル提出判定装置28は情報入力装置6に再入力操作確定操作が実行されたか否かを監視し(S503)、操作の実行を確認した時点で、再度、未提出ファイルの有無と不要ファイルの有無とを確認する(S501)。S501〜S503の処理を繰り返すことで、提出ファイルを確定する。
構文解析装置27は、図3に示すように、テストプログラム言語A用構文解析ルーチン31、テストプログラム言語B用構文解析ルーチン32、テストプログラム言語Z用構文解析ルーチン33といった複数の構文解析ルーチンから構成される。これは、テストプログラム7が品種によってそれぞれ異なるテストプログラム言語で記述されていることに対応するための構成である。各構文解析ルーチンは、それぞれのテストプログラム言語特有のファイルの呼び出し記述や、ファイル構成にあわせた構文解析を行う。構文解析装置27は、図3に示すように、転送システム用データベース群11に格納されているテストプログラム情報20を参照して、テストプログラム7の言語種類を確認し、適切な構文解析ルーチンを選択して使用する。
なお、構文解析装置27は、実際の検査には不必要なデバッグ用のルーチンやパターンファイルも、必要ファイルとして判定する場合がある。また、テストプログラム7には記述されていないが製造部門のコンピュータ3に転送する必要があるデータファイルなどが提出された状態においても、そのファイルを不要と判定する場合がある。しかしながら、このような場合であっても、該当するファイルの提出、あるいは削除がなくてもテストプログラム7としては転送する必要がある。その処理について、以下、図9のフローチャートを参照して説明する。
ファイル提出判定装置28は、ファイル名表示装置29の表示画面上(具体的には、電気通信回線を介してファイル名表示装置29からファイル名の画面表示指令を受けた開発部門のコンピュータ1の表示装置(図示省略))で、必要ファイルと判定されたが未提出のままである、あるいは不要ファイルと判定されたが削除されないままである、という情報(以下、誤判定情報という)を表示する(S601)。
開発部門の操作担当者は、S601の処理によってファイル名表示装置29の表示画面上に表示されている誤判定情報を目視により確認し、必要と判定されているが不要である、あるいは不要と判定されているが必要である、というチェック(承認)を、ファイル名表示装置29の入力装置(具体的には、電気通信回線を介してファイル名表示装置29からファイル名の画面表示指令を受けた開発部門のコンピュータ1の入力装置(図示省略))に入力する。ファイル提出判定装置28は、開発部門の操作担当者による承認/非承認入力を監視する。このような監視を、一つのテストプログラムとして提出用EWSサーバ8に提出される全ファイルに関する誤判定情報が開発部門の操作担当者によってすべて承認されるまで行う。そして、ファイル提出判定装置28は開発部門の操作担当者により誤判定情報が全て承認されると、次の処理段階にすすむ。
ファイル提出判定装置28のファイル判定処理と同時に、ファイル重複チェック装置30は、図10のフローチャートに示す処理を実行する。すなわち、ファイル重複チェック装置30は、必要ファイルの抽出を行ったあと必要と判断したファイル名が、他のテストプログラムのファイル名と重複していないかどうかを、転送システム用データベース群11を検索することで判定する(S701)。S701で重複があると判断する場合、ファイル重複チェック装置30は、その結果をファイル名表示装置29に表示する(S702)。実際には、電気通信回線を介してファイル名表示装置29から重複判定結果の画面表示指令を受けた開発部門のコンピュータ1においてその結果が画面表示される。なお、ファイル名の重複をチェックするのは、検査に際して内容が異なる同名ファイルを混同し、誤って使用することを避けるためである。
ファイル名の重複をファイル名表示装置29によって警告された場合、開発部門の操作担当者はそのファイル名を変更しなければ、つぎの処理に進むことができない。ここで、ファイル名の重複がある場合であっても別のテストプログラムと共通で使用するファイルの場合は、当然同名であるので、ファイル名を変更する必要はなく、ファイル名重複判定から除外する必要がある。そこで、ファイル重複チェック装置30は、ファイル名が重複しているファイルのうち共通で使用するファイルについては、ファイルサイズとチェックサム値の値とが一致することに着目して、ファイル名誤判定の判定処理(S701)を、図11のフローチャートに示すように判定する。すなわち、ファイル名が重複していると判定したファイルどうしのファイルサイズとチェックサム値の値とを比較し(S801)、両ファイルのファイルサイズとチェックサム値の値とが一致する場合には、それらのファイルは、異なるテストプログラムにおいて共通で使用する同一のファイルであると判断して(S802)、ファイル名が重複すると判定した判定結果を覆して、重複警告対象から除外する。一方、両ファイルのファイルサイズとチェックサム値の値とが一致しない場合には、それらのファイルは、異なるテストプログラムにおいて共通で使用する同一のファイルではないと判断して(S803)、ファイル名が重複すると判定した判定結果を維持して、重複警告対象から除外しない。
ファイル検証装置12は、一連のファイル検証動作が繰り返されるたびに転送システム用データベース群11に、ファイル検証結果情報21を書き込む。ファイル検証結果情報21には、
・プログラムチェック装置13に処理を移行させてもよいかを示す検証フラグ、
・個別の必要ファイルのファイルサイズ・ファイルのチェックサム値、
・不要と判断されたかどうかのフラグ、
・不要ファイルのファイルサイズ・ファイルのチェックサム値、
・必要と判断されたかどうかのフラグ、
の各情報が含まれる。
ファイル検証装置12は、
・必要ファイルが揃っている、
・不要ファイルが削除されている、
・必要だが提出されていないファイルがあるものの、その未提出ファイルは不要とチェックされている、
・不要だが削除されていないファイルがあるものの、その未削除ファイルは必要とチェックされている、
という条件を全て満たす場合、ファイル検証結果情報21に、プログラムチェック装置13に処理を移行させてもよいかを示す検証フラグをOK(進んで良し)とする書き込みを行う。
次にプログラムチェック装置13の動作を図12のフローチャートを参照して説明する。プログラムチェック装置13は、転送システム用データベースファイル群11を参照し、ファイル検証結果情報21の検証フラグがOKであることを確認すると(S901)、図示しない表示装置にプログラムチェック用の各種データを表示する(S902)。実際には、電気通信回線を介してプログラムチェック装置13から画面表示指令を受けたチェック部門のコンピュータ2においてプログラムチェック用の各種データが画面表示される。
S902の表示動作においては、
・テストプログラム情報20、
・ファイル検証装置12で必要と判断されたが製造部門の操作担当者によって不要とチェックされたファイル名、
・不要と判断されたが未削除であり最終的にはファイル検証装置12によって必要とチェックされたファイル名、
・提出用EWSサーバ8に提出されたテストプログラム7のデータ、
・本件システムとは別にあらかじめ実行されて提出された各種テストプログラムチェックツールの実行結果ログ、
がプログラムチェック装置13により指示されたチェック部門のコンピュータ2の表示装置(図示省略)に表示される。
チェック部門の操作担当者は、チェック部門のコンピュータ2の表示装置(図示省略)に表示されるこれらの情報を参照しながら、テストプログラム7の検査条件・検査規格・検査項目に誤りがないことを確認してゆく。チェックツールの結果だけでは判断できない部分は、プログラム記述の目視によるチェックを行う。このチェックで疑義を生じた場合、チェック部門の操作担当者は、プログラムチェック装置13の入力装置(具体的にはチェック部門のコンピュータ2の入力装置)に、指摘・質問を入力する。プログラムチェック装置13では、指摘・質問が入力されるか否かを監視し(S903)、指摘・質問の入力を検知すると、その指摘・質問を、開発部門のコンピュータ1に電気通信回線を介して送信する(S904)。
送信されてきた指摘・質問は、開発部門のコンピュータ1の表示装置に表示される。開発部門のコンピュータ1の表示装置に表示された指摘・質問を確認した開発部門の操作担当者は、開発部門のコンピュータ1に、この指摘に対する回答を入力して、その回答を同様に電気通信回線を介してプログラムチェック装置13に返送する。
プログラムチェック装置13では、開発部門のコンピュータ1から回答が入力されたか否かを監視し(S905)、回答が入力された場合、その回答を、チェック部門のコンピュータ2の表示装置(図示省略)に表示させる(S906)。チェック部門の操作担当者は、表示装置に表示された回答が適切で、テストプログラム7に問題がないと判断した場合、個々の回答それぞれに対してでOK、NGの判定を行い、その判定結果をチェック部門のコンピュータ2に入力する。チェック部門のコンピュータ2は入力される判定結果を電気通信回線を介してプログラムチェック装置13に送信する。プログラムチェック装置13では、OK,NGの入力を監視し(S907)、S907でNGの回答が入力されことを確認すると、その指摘・質問の再回答指示を、開発部門のコンピュータ1に電気通信回線を介して送信する(S908)。
開発部門のコンピュータ1に送信されてきた再回答指示は、開発部門のコンピュータ1の表示装置に表示される。表示装置に表示された再回答指示を確認した開発部門の操作担当者は、開発部門のコンピュータ1に、この指示に対する再回答を入力して、その再回答を電気通信回線を介してプログラムチェック装置13に返送する。
S907において、すべての指摘に対して回答があり、かつその回答に対するチェック部門の操作担当者の判定がすべてOKになったことを確認すると、プログラムチェック装置13は、チェック部門の操作担当者によってプログラム承認装置14の起動指示が入力されるか否かを監視する(S909)。プログラム承認装置14の起動指示は、テストプログラムのチェックが良好に完了した時点において、チェック部門の操作担当者によってチェック部門のコンピュータ2に入力される。チェック部門の操作担当者によって上記起動指示がチェック部門のコンピュータ2に入力されたことを検知すると、プログラムチェック装置13は、プログラム承認装置14に起動指示を出力する(S910)。
なお、上述したチェック部門のコンピュータ2における指摘、判定、承認操作は、個人認証装置4により認証を受けたチェック部門の操作担当者だけにその権限が与えられている。一方、開発部門のコンピュータ1における回答と表示情報の参照操作は、個人認証装置4により認証を受けた開発部門の操作担当者だけにその権限が与えられている。認証は、図5のフローチャートを参照して説明した認証動作と同様の処理により実施される。
プログラムチェック装置13から起動指示を受信したプログラム承認装置14は、承認されたテストプログラム7のテストプログラム情報20のうち、提出用EWSサーバ8のどのディレクトリに提出したかの示す情報を選択して、その情報を第1のデータ転送装置15に出力する。その情報を受け取った第1のデータ転送装置15は、その情報で指定されるディレクトリにあるテストプログラム7を提出用EWSサーバ8から読み出して保存用EWSサーバ9にFTP(File Transfer Protocol)転送したうえで、提出ファイルをひとつのファイルに圧縮して保存用EWSサーバ9に保存する。ここでいう提出ファイルとは、提出用EWSサーバ8に格納されたファイル一式を示す。検証フラグがOKの時点では、必要ファイル一式と、未削除ファイルであるが必要とチェックされたファイルとが、提出用ファイルに該当する。
保存に際して、第1のデータ転送装置15はその圧縮ファイル名に重複しない固有番号をつけ、ファイルの区別ができるようにする。
第1のデータ転送装置15は、ファイル保存が正常に完了した場合、圧縮ファイルのファイルサイズとチェックサム値情報23をプログラム承認装置14に送信する。なんらかの原因で保存が出来なかった場合、エラー情報を送信する。
ファイルサイズとチェックサム値情報23とを受け取ったプログラム承認装置14は、それらの値とともに転送可能フラグ情報22を、転送システム用データベース群11に書き込む。その後、自動通知装置16にテストプログラム情報20を送る。
自動通知装置16は、テストプログラム情報20の格納されている、どの製造部門で検査されるかの情報に基づいて次の処理を行う。すなわち、自動通知装置16は、承認されたテストプログラム7のファイル名、品種名、検査工程名等の転送可能プログラム情報24が記載された電子メールを電気通信回線を介して該当する製造部門のコンピュータ3に送信する。また、自動通知装置16が通知する転送可能プログラム情報24には、転送プログラム検索装置17に対して、転送可能なテストプログラム7の情報を検索するための検索条件を引数として引渡して、自動的に検索させるためのスクリプト記述(URLアドレス)を含む。
転送可能プログラム情報24が記載された電子メールを受け取った製造部門のコンピュータ3は、表示等の手段によって製造部門の操作担当者に報知する。上記電子メールの受信を製造部門のコンピュータ3から報知された製造部門の操作担当者は、製造部門のコンピュータ3を介して個人認証装置4にアクセスして認証を受けてシステムを利用する。このような認証が可能となるように製造部門の操作担当者には予め転送プログラム検索装置17の利用権限が与えられている。
上述した電子メールには、転送プログラム検索装置17にアクセスし自動的に該当するテストプログラム7の情報を入手して製造部門のコンピュータ3で表示できるURLアドレスが記載されている。そこで、製造部門の操作担当者は、メールソフトを立ち上げて上記電子メールを表示させた状態の製造部門のコンピュータ3の表示装置において、表示中の上記URLアドレスをクリックする、あるいは、そのURLアドレスをコピーし、ウェブブラウザのアドレス入力欄にペーストすることで、テストプログラム7の情報を、転送プログラム検索装置17から自動的に入手して製造部門のコンピュータ3の表示装置(図示省略)に表示させる。あるいは、製造部門の操作担当者は、製造部門のコンピュータ3から直接、転送プログラム検索装置17にアクセスして、電子メールに記載された転送可能プログラム情報24を転送プログラム検索装置17に送信することで、転送プログラム検索装置17からテストプログラム7の情報を入手して製造部門のコンピュータ3の表示装置(図示省略)に表示させる。
テストプログラム7の情報の入手処理に際して、転送プログラム検索装置17は、転送システム用データベース群11にアクセスし、該当するテストプログラム7の情報に、転送可能フラグ情報22が存在するかを検索し、転送可能フラグ情報22が存在すればそのテストプログラム7の情報を、製造部門のコンピュータ3に送信する。一方、転送可能フラグ情報22が存在しない場合には、送信できない旨を、製造部門のコンピュータ3を通知する。製造部門の操作担当者は、製造部門のコンピュータ3の表示装置(図示省略)に表示されたテストプログラム7の情報を確認し相違なければ、転送する指示を製造部門のコンピュータ3に入力する。製造部門のコンピュータ3は、入力された転送指示を転送プログラム検索装置17に送信する。転送プログラム検索装置17は、転送指示されたテストプログラム7の情報を第2のデータ転送装置18に転送する。
なお、製造部門のコンピュータ3によって転送プログラム検索装置17に直接アクセスして転送可能プログラム情報24を送信する場合、検索入力条件によっては該当する情報として複数のテストプログラム7の情報が製造部門のコンピュータ3に送られる可能性がある。その場合、転送プログラム検索装置17は、複数のテストプログラム7の中から必要とするものの選択を要求する情報を製造部門のコンピュータ3に送信する。この選択要求情報を受信した製造部門のコンピュータ3は、受信した選択要求情報をその表示装置(図示省略)に表示することで製造部門の操作担当者に報知する。製造部門の操作担当者は、製造部門のコンピュータ3の表示装置(図示省略)に表示された選択要求情報を目視により確認したうえで、その中から製造部門に転送したいテストプログラム7を選択する指示を製造部門のコンピュータ3に入力する。製造部門のコンピュータ3は、入力された選択指示を転送プログラム検索装置17に送信する。転送プログラム検索装置17は、選択指示されたテストプログラム7の情報を第2のデータ転送装置18に転送する。
第2のデータ転送装置18は、転送プログラム検索装置17から転送されてきたテストプログラム7の情報のなかから、保存用EWSサーバ9のどこに、どのようなファイル名で該当するテストプログラム7が保存されているかに関する情報を抽出して、その内容を解読する。そのうえで、第2のデータ転送装置18は、要望されているテストプログラム7を保存用EWSサーバ9から読み出して製造部門用EWSサーバ10にFTP(File Transfer Protocol)転送する。
上記テストプログラム7の転送に際して、第2のデータ転送装置18は、製造部門のコンピュータ3(具体的には製造部門用EWSサーバ10)に対して次の格納処理を行なう。すなわち、第2のデータ転送装置18は、テストプログラム7のプログラム言語種類ごとに別のディレクトリに格納し、その中に、さらに品種名,ROM名,レビジョン番号を含んだディレクトリを自動的に作成した状態で製造部門用EWSサーバ10に格納する。このようにしてディレクトリ名に法則性を持たせることで、製造部門のコンピュータ3におけるプログラム管理が容易となる。
第2のデータ転送装置18は、テストプログラム7を製造部門用EWSサーバ10に格納した後、圧縮ファイルのファイルサイズ・チェックサム値情報25を転送プログラム検索装置17に送信する。また、正常に転送が完了しなかった場合、第2のデータ転送装置18はエラー情報を転送プログラム検索装置17に送信する。
圧縮ファイルのファイルサイズ・チェックサム値情報25を受け取った転送プログラム検索装置17は、転送システム用データベース群11にアクセスして、保存用EWSサーバ9に保存されたときのファイルサイズとチェックサム値情報23を呼び出して、両情報25,23を比較することで、ファイル転送が正常に行われたか、ファイルが改竄されていないかをチェックする。そして転送プログラム検索装置17はチェック結果を、転送完了情報26として転送システム用データベース群11に書き込む。
ファイル転送とその確認とはバックグラウンドで処理することで、ウェブからEWSサーバ8,9,10へのアクセスを占有しないようにして、いくつもの転送を同時進行させることが可能となる。
バックグラウンド処理を行うため、転送結果は転送結果確認装置34を介して各担当者で確認することが可能となる。すなわち、製造部門の操作担当者は検索キーとしてテストプログラム情報20をウェブ上から入力するか、転送結果確認装置34に対して該当するテストプログラム情報20を自動的に引き渡すためのURL(転送実行後に表示される)を入力(クリック操作)する。転送結果確認装置34は転送システム用データベース群11を検索し、該当するテストプログラム7の転送完了情報26が存在すればそれを表示する。転送完了情報26は正常完了か、異常終了かの情報であり、異常終了の場合、異常原因の情報も含む。
テストプログラム7が保存される保存用EWSサーバ9は、提出用EWSサーバ8以外からの転送を受け付けず、またチェック部門の操作担当者の管理者以外はデータの追加,削除,複製などのファイル処理を行うことはできない。また、製造部門用EWSサーバ10は、保存用EWSサーバ9以外からの転送を受け付けない。いずれの制限も特定のIPアドレス以外からのFTP転送を制限することによって実現することができる。これにより、開発部門のコンピュータ1から製造部門のコンピュータ3へのテストプログラム転送が完全に一元化・自動化され、個別・手動の転送がなくなることでファイルの誤転送を無くすことが可能となる。
なお、提出用EWSサーバ8から、製造部門用EWSサーバ10へ直接転送を行わない構成としているのは、製造部門のコンピュータ3が検査のスケジュールにあわせて必要とするテストプログラム7のみをその都度入手することで、製造部門のコンピュータ3が保持するテストプログラム7を管理しやすくするためである。同時に、EWSサーバ資源の有効利用を図るためでもある。開発部門の操作担当者により開発されたうえでプログラムチェック装置13を介してチェック部門の操作担当者により承認されたテストプログラム7のすべてが検査に使われるわけではなく、検査の実施までにテストプログラム7が修正される場合もある。その場合、使用しないテストプログラム7を製造部門のコンピュータ3で保持しておくことは、サーバ容量を消費することになるため、最終的に検査で使うテストプログラム7のみを製造部門のコンピュータ3において選択し、転送することでサーバ容量を無駄なく活用できる。
本発明のプログラム転送システムは、半導体製造業における開発部門から製造部門へのテストプログラムの転送方法として有用である。
本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの構成図である。 本発明の最良の実施形態におけるファイル検証装置の構成図である。 本発明の最良の実施形態における構文解析装置の構成図である。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第1の処理を示すフローチャートである。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第2の処理を示すフローチャートである。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第3の処理を示すフローチャートである。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第4の処理を示すフローチャートである。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第5の処理を示すフローチャートである。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第6の処理を示すフローチャートである。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第7の処理を示すフローチャートである。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第8の処理を示すフローチャートである。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第9の処理を示すフローチャートである。 本発明の最良の実施形態におけるテストプログラム転送システムの第10の処理を示すフローチャートである。 従来のテストプログラム転送システムの構成図である。
符号の説明
1 開発部門のコンピュータ
2 チェック部門のコンピュータ
3 製造部門のコンピュータ
4 個人認証装置
5 人事データベース
6 情報入力装置
7 テストプログラム
8 提出用EWSサーバ
9 保存用EWSサーバ
10 製造部門用EWSサーバ
11 転送システム用データベース群
12 ファイル検証装置
13 プログラムチェック装置
14 プログラム承認装置
15 第1のデータ転送装置
16 自動通知装置
17 転送プログラム検索装置
18 第2のデータ転送装置
19 個人認証ID・パスワード
20 テストプログラム情報
21 ファイル検証結果情報
22 転送可能フラグ情報
23 ファイルサイズ・チェックサム値情報
24 転送可能プログラム情報
25 ファイルサイズ・チェックサム値情報
26 転送完了情報
27 構文解析装置
28 ファイル提出判定装置
29 ファイル名表示装置
30 ファイル重複チェック装置
31 テストプログラム言語A用構文解析ルーチン
32 テストプログラム言語B用構文解析ルーチン
33 テストプログラム言語Z用構文解析ルーチン
34 転送結果確認装置
40 転送用のコンピュータ

Claims (13)

  1. 開発部門のコンピュータで生成される半導体製造過程の検査に用いるテストプログラムを、当該開発部門のコンピュータから製造部門のコンピュータに転送するシステムであって、
    前記開発部門のコンピュータから入力される前記テストプログラムを一時的に保持するための第1の保存装置と、
    前記開発部門のコンピュータから入力される前記テストプログラム個別の品種名,ROM名,レビジョン番号,検査工程名,プログラム名,製造部門名,テストプログラム言語種類,および転送可能を示すフラグを含む情報を保持するためのデータベースと、
    前記開発部門のコンピュータから入力される前記情報を、前記データベースに入力する処理,修正する処理,削除する処理および参照する処理を行なう情報入力装置と、
    前記第1の保存装置に保持された前記テストプログラムが検査において必要なファイルをすべて含んでいるか否かを判定するファイル検証装置と、
    前記第1の保存装置に保持された前記テストプログラムであって前記ファイル検証装置によって必要なファイルをすべて含んでいると判定されたテストプログラムについて、検査条件,検査規格および検査項目に誤りがあるか否かを判定するプログラムチェック装置と、
    前記第1の保存装置に保持された前記テストプログラムを最終的に保存するための第2の保存装置と、
    前記第1の保存装置から前記第2の保存装置に前記テストプログラムをデータ転送する第1のデータ転送装置と、
    前記ファイル検証装置と前記プログラムチェック装置との判定に基づいて前記第1のデータ転送装置による前記テストプログラムの転送を許可するか否かを判定するとともに、前記第1のデータ転送装置による転送を許可した前記テストプログラムが転送可能であることを示すフラグを前記データベースに書き込むプログラム承認装置と、
    前記第2の保存装置から前記製造部門のコンピュータに前記テストプログラムをデータ転送する第2のデータ転送装置と、
    前記データベースに保持された前記情報を検索し、前記転送可能であることを示すフラグが書き込まれている前記テストプログラムを表示するとともに、表示された前記テストプログラムの中から製造部門の操作担当者によって前記製造部門のコンピュータに転送を希望するテストプログラムを選択させたうえで、その選択内容を前記第2のデータ転送装置に送信する転送プログラム検索装置と、
    前記製造部門のコンピュータに設けられて、前記第2のデータ転送装置が前記第2の保存装置から転送する前記テストプログラムを保持するための第3の保存装置と、
    を有することを特徴とするテストプログラム転送システム。
  2. 前記ファイル検証装置は、前記テストプログラムにおけるファイルの呼び出し命令によって指定されるファイル名を前記テストプログラムから抽出するとともに、抽出するファイル名と一致するファイルが前記第1の保存装置に保存されているか否かを判別するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のテストプログラム転送システム。
  3. 前記ファイル検証装置は、前記テストプログラムを記述するテストプログラム言語の種類ごとに対応する個別の処理モジュールに分割されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のテストプログラム転送システム。
  4. 前記ファイル検証装置は、検査において必要なファイルであるものの、前記第1の保存装置に保持されていないファイルを操作担当者に報知するものである、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のテストプログラム転送システム。
  5. 前記ファイル検証装置は、検査において必要なファイルが、検査対象とは異なる他のテストプログラムと重複していないかどうかを、前記データベースを検索することでチェックしたうえで、そのチェック結果を操作担当者に報知するものである、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のテストプログラム転送システム。
  6. 前記操作担当者の当該システムの操作権限に関する人事情報を記録した人事データベースと、
    前記人事データベースの前記人事情報を参照することで、前記情報入力装置、前記プログラムチェック装置、前記プログラム承認装置、および前記転送プログラム検索装置に対する操作を制限する個人認証装置と、
    をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のテストプログラム転送システム。
  7. 前記個人認証装置は、テストプログラムの承認を担う操作担当者だけに選択的に前記プログラム承認装置の操作権限を付与するものである、
    ことを特徴とする請求項6に記載のテストプログラ転送システム。
  8. 前記第1のデータ転送装置が前記テストプログラムを前記第2の保存装置に転送したことを確認すると、前記製造部門のコンピュータに、前記テストプログラムを前記第3の保存装置に転送する準備が整ったことを通知する自動通知装置を、
    さらに有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のテストプログラム転送システム。
  9. 前記自動通知装置は、前記通知を、電子メール送信により実施する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のテストプログラム転送システム。
  10. 前記自動通知装置が通知する情報は、前記転送可能なテストプログラムの情報を検索するための検索条件を引数として前記転送プログラム検索装置に引渡して自動的に検索させるためのスクリプト記述を含む、
    ことを特徴とする請求項8または9に記載のテストプログラム転送システム。
  11. 前記第1のデータ転送装置は、前記第1の保存装置から前記第2の保存装置へのデータ転送以外のデータ転送を制限する、
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載のテストプログラム転送システム。
  12. 前記第2のデータ転送装置は、前記第2の保存装置から前記第3の保存装置へのデータ転送以外のデータ転送を制限する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載のテストプログラム転送システム。
  13. 前記第2のデータ転送装置は、前記第2の保存装置から前記第3の保存装置へのデータ転送を実施する前後で、ファイルサイズまたはチェックサム値を比較することで、前記テストプログラムの内容に変化がないかをチェックする、
    ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載のテストプログラム転送システム。
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