JP2007099404A - 印刷機用シータの紙詰まり防止方法及び装置 - Google Patents

印刷機用シータの紙詰まり防止方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007099404A
JP2007099404A JP2005287570A JP2005287570A JP2007099404A JP 2007099404 A JP2007099404 A JP 2007099404A JP 2005287570 A JP2005287570 A JP 2005287570A JP 2005287570 A JP2005287570 A JP 2005287570A JP 2007099404 A JP2007099404 A JP 2007099404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
cut
roll
cut paper
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005287570A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4175359B2 (ja
Inventor
Hiroichi Taima
博一 當間
Hitoshi Kawamura
斉 川村
Kazuki Kitajima
一樹 北島
Katsutoshi Ito
勝利 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikka KK
Original Assignee
Nikka KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikka KK filed Critical Nikka KK
Priority to JP2005287570A priority Critical patent/JP4175359B2/ja
Publication of JP2007099404A publication Critical patent/JP2007099404A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4175359B2 publication Critical patent/JP4175359B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

【課題】搬送手段により搬送される紙継ぎしたカット紙の紙詰まりを防止する。
【解決手段】旧ロールと新ロールの巻き取り紙間で紙継ぎ装置による紙継ぎを行った信号を検出し、印刷機用シータの搬送手段によって搬送されるカット紙11の搬送速度の変位箇所で、検知信号に基づき、紙継ぎした前記カット紙11が搬送されるタイミングに合わせて、前記カット紙11を前記搬送手段に、シリンダロッドの伸縮により、前記カット紙に転接する紙押えロールを、紙継ぎした前記カット紙面に接触または非接触可能とした紙押え手段10によって押え付けるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に印刷機用シータの搬送手段を移動する紙継ぎしたカット紙の紙詰まり防止方法及び装置に関する。
印刷機のシータには、印刷機から供給される印刷ウェブを所定の長さに裁断して枚葉状態のカット紙(シート)をスタック部まで搬送する搬送部が備えられている。図6に示すように前記搬送部100として、下部高速搬送手段120と下部低速搬送手段140、及び上部高速搬送手段160を備えるシータがある。このようなシータでは、上部・下部高速搬送手段の間に挟まれたカット紙が搬送されて下部低速搬送手段140に引き渡され、スタック部108へ供給されるように構成されている。スタック部108の前段に下部低速搬送手段140を配設することで、高速で搬送されてくるカット紙を減速させ、カット紙がスタック部108の対壁にぶつかって折れ曲がることを防止することができる。
このような構成の搬送部100を有するシータでは、上部高速搬送手段160から下部低速搬送手段140へカット紙を引き渡す際、スナッバ200と呼ばれる回転アームを用いて上部高速搬送手段160によって搬送されてくるカット紙のカット紙端(後端)を叩いて、下部低速搬送手段140の搬送面へ押し付けることでカット紙に制動をかけつつ、スクェアリングロール220と呼ばれるローラにカット紙をぶつけてカット紙の減速を図り、カット紙を下部低速搬送手段140へ引き渡すという手法が採られていた。
しかし、上記のような手法によれば、カット紙を下部低速搬送手段140へ押し付けた際に、前記カット紙に押し付け痕が残るという問題があった。これに対し、カット紙に押し付け痕が残らないようにするために、押し付け圧力を弱めた場合には、カット紙の制動が十分でなくなり、スクェアリングロール220へぶつかった際に折れや曲がりが生ずるという問題があった。
上記実状を鑑み、本願出願人は、前記スナッバに対してブラシを装着し、このブラシによってカット紙を押圧すること、及びブラシ面をカット紙の搬送方向に対して長く設定することにより弱い押圧であっても十分な制動をかけることができるようにすることを提案し、これを特許文献1、特許文献2に開示している。
このような構成のシータによれば、スナッバによるカット紙の押圧力を高めた場合であっても、カット紙に押し付け痕が残ることがなくなる。また、ブラシの押圧面積を広くした場合には弱い押圧力であってもカット紙に対して十分な制動をかけることが可能となる。このため、カット紙がスクェアリングロールへぶつかった際に折れや曲がりが生ずることがない。
特開平10−109805号公報 特開2000−16665号公報
上記特許文献1、2に開示したシータの場合、近年の印刷速度の向上と共に、印刷され、裁断されたカット紙の搬送速度の向上により、カット紙の搬送速度を高めると、上記特許文献1、2に開示した技術をもってカット紙に十分な制動力を与えるためにはブラシ面を相当に長くする等の対策を採る必要が生じる。一方、ブラシ面をカット紙の搬送方向に対して長くした場合には、厚いカット紙を押圧する際、押圧位置が前方にズレてしまうといった問題が生ずる。そこで搬送部の上方にカット紙の送風手段と搬送部の下方に吸引手段を備え、カット紙の押し付け痕を抑制した高速搬送のシータがある。
ところで稼動中の印刷機において、給紙中の巻き取り紙が少なくなると、紙継ぎ装置により給紙中の巻き取り紙(以下旧ロールという)と新しい巻き取り紙(以下新ロールという)を接着させた紙継ぎ(ペースター)を行いロールの交換を行っている。紙継ぎ作業は新ロールの先端部を両面テープで給紙中の旧ロールに接着させている。そして紙継ぎしたロールを裁断すると、図7に示すように旧ロールの後端部と新ロールの先端部間の重なり部分が発生する。重なり部分は、新ロールの先端部が旧ロールと両面テープで接着したカット紙110aのほか、両面テープで接着されていない新ロール及び旧ロールの2枚重ねのカット紙110b、110c、110dが1カット以上生じることもある。
このような重なり部分を有するカット紙110が送風手段と吸引手段を備えた搬送部に送られてくると、図8に示すように高速搬送されたカット紙110の下紙aは下部低速搬送手段140に設置してある吸引手段240によって吸引されて減速されるものの、下紙aと接着されていない上紙bは、下部低速搬送手段の上方から下部低速搬送手段に向けて矢印eに示すような気体を噴出する下降流発生手段260によって下紙aよりも先送りされて下紙aとズレが生じる。そしてスナッバ220aに装着したブラシ222によって、下紙aは吸引手段に押圧されて、吸引手段に吸引されて制動がかかるものの、先送りされた上紙bの後端部(搬送方向に対して上流側、以下同じ)が捲れ上がる。そうすると切断されたカット紙が高速搬送手段によって次々と下部低速搬送手段に搬送されて、捲くれ上がった上紙bと下部低速搬送手段上を移動する下紙aとの間に挟まり、紙詰まり(ジャミング)が発生する。この紙詰まりは切断処理を終えたカット紙が高速移動して下部低速搬送手段に移行する箇所で発生するため、瞬時に紙詰まりが連続的に起こってしまう。このように一旦紙詰まりが発生すると、印刷機用シータを停止させなければならず、搬送手段からカット紙を取り除くのに作業員の手間がかかるとともに、再度通常の印刷機の稼動に移行するためには点検・整備の時間がかかるという問題が生じていた。
上記従来の問題点を改善するため本発明は、印刷機用シータで搬送される紙継ぎしたカット紙の紙詰まりを防止することを目的としている。
本発明の印刷機用シータの紙詰まり防止方法は、巻き取り紙間で紙継ぎを行った信号を検出し、搬送手段によって搬送されるカット紙の搬送速度の変位箇所で、検知信号に基づいて、紙継ぎした前記カット紙が搬送されるタイミングに合わせて、前記カット紙を前記搬送手段に押え付けることを特徴としている。
本発明の印刷機用シータの紙詰まり防止装置は、巻き取り紙間で紙継ぎを行った信号の検出手段と、搬送手段によって搬送されるカット紙の搬送速度の変位箇所で、前記検出手段の検知信号に基づいて、紙継ぎした前記カット紙を前記搬送手段に押え付ける紙押え手段と、を備えたことを特徴としている。
この場合において、前記紙押え手段は、シリンダロッドの伸縮により、前記カット紙に転接する紙押えロールを、紙継ぎした前記カット紙面に接触または非接触可能としたことを特徴としている。
また前記紙押え手段は、フレームに軸支される揺動アームに取り付けて、下方の前記搬送手段に対向し、前記カット紙に転接する紙押えロールと、前記揺動アームを押圧し、前記紙押えロールを前記カット紙面に接触させるバネ機構と、前記揺動アームの軸を中心に回転させて前記紙押えロールを前記カット紙から離間させるシリンダ機構と、を備えたことを特徴としている。
このようになっている本発明は、紙継ぎを行った検出信号に基づいて、紙継ぎした重なり部分、すなわち接着されていない2枚重ねのカット紙が搬送されるタイミングに合わせて、重なり部分のカット紙の上紙を、紙押え手段によって搬送手段上に押え付けて送風手段による上紙の先送りを防いで下紙とのズレを抑えることができる。これにより先送りされた上紙がスナッバによって大きく捲れ上がることがなく上紙と下紙間で発生する紙詰まりを効果的に防止することができる。また紙詰まりによる印刷機の停止や、その後の調整によってロスしていた印刷機の稼動時間の長期化を図ることができる。
本発明の印刷機用シータの紙詰まり防止方法及び装置の実施形態を添付の図面に従って以下詳細に説明する。
図3は紙詰まり防止装置の概略ブロック図を示す。図示のように印刷ウェブの給紙部に備えた紙継ぎ装置50から印刷ウェブが印刷機60に搬送され、印刷機60で印刷された印刷ウェブがシータ70に搬送される。シータ70で裁断されたカット紙は図示しないスタック部に積層される。紙詰まり防止装置80はシータ70の搬送部に取り付けた紙押え手段10と制御部42とを主な構成要件としている。
図4は印刷機用シータの搬送部の部分拡大図を示す。図示のように実施形態に係る紙詰まり防止装置の取り付け対象となるシータの搬送部の下部低速搬送手段12は、スナッバ90と吸引手段92と下降流発生手段94とを備えた構成としている。
スナッバ90は、上部高速搬送手段13に張り付いて搬送されるシートを引き剥がし、下部低速搬送手段12に引き渡しつつカット紙に制動をかける制動手段である。スナッバ90にはブラシ繊維90dが植えられている。ブラシ繊維90dはスナッバ90を回転駆動させる際に、ブラシ先端が下部低速搬送手段12上を押圧する長さに設定してある。スナッバ90は、カット紙の搬送速度に合わせて、各カット紙の後端部を叩いて下部低速搬送手段12へ押圧する。このような動作によりカット紙を下部低速搬送手段12に引き渡すと共に搬送するカット紙に制動をかけることができる。
吸引手段92は下部低速搬送手段12における搬送面を構成する無端搬送ベルト12aの下面に備えられ、前記スナッバ90によってカット紙が押圧される位置に吸引口92aを設けている。スナッバ90のカット紙押圧位置には一般に、エネルギー吸収プレート93が設けられ、スナッバ90による押圧力を受け止めるように構成している。このような構成の吸引手段92は吸引口92aから気体を吸引し、前記スナッバ90によって下部低速搬送手段12に押圧されたカット紙の後端部を吸引し、カット紙に制動をかける。
下降流発生手段94は、前記スナッバ90の下流に設けられ、上部高速搬送手段13から下部低速搬送手段12へ向かって空気等の気体を吹き付け、前記下部低速搬送手段12に搬送されるカット紙のばたつきを抑えるものである。
図1は実施形態に係る紙押え手段の側面図である。図2は実施形態に係る紙押え手段の平面図である。図1に示すように紙詰まり防止装置の主な構成要素である紙押え手段10は、カット部で裁断されたカット紙11が搬送手段の搬送速度の変位箇所となる高速状態から低速状態に移行した下部低速搬送手段12上に設けてある。具体的には図4に示すように、下降流発生手段94の下流側に設けてある。また図2に示すように下部低速搬送手段12の上面であって下部低速搬送手段と直交方向の両端側に一対のシャフト受け14を形成し、このシャフト受け14には下部低速搬送手段12の搬送方向と直交して渡しかけるようにシャフト16を設置している。このシャフト16には任意に設定した間隔を開けて複数の紙押え手段10を配置してある。
紙押え手段10はカット紙に転接する紙押えロール18と、この紙押えロール18をカット紙面に接触させるバネ機構28と、紙押えロール18をカット紙から離間させるシリンダ機構とを主な構成要件としている。
紙押えロール18は、図1に示すようにシャフト16に回動可能に取り付けられた揺動アーム20の先端に取り付けられている。揺動アーム20は2枚の平板を対面させて形成し、先端部に固定シャフト22を取り付け、固定シャフト22を軸心として紙押えロール18を正逆回転自在に取り付けている。また2枚の平板の外側に位置してバネ機構28とシリンダ機構を支持するスタンド24がシャフト16に固定されている。
スタンド24の上部にはプレート26が取り付けられ、このプレート26と揺動アーム20との間には紙押えロール18をカット紙に接触させるバネ機構28を配置している。バネ機構28は、プレート26に螺着されるノブ30と、このノブ30にバネ32を介して嵌合するロッド34とを備え、ロッド34を揺動アーム20に枢着して構成されている。ノブ30の内部にバネ収納孔を下端面側から設置しバネ32を挿入し、ロッド34を収容孔の開口から差し込むようにしている。ロッド34の差込部分には座金が形成されてバネ32を受けるようにし、バネ32の押圧力によってロッド34が紙押えロール18を下部低速搬送手段12の点接方向に押圧するようにしている。またノブ30はプレート26に螺着しており、締め付け具合によって押圧力を任意に調整可能に形成している。
先端部に固定シャフト22を取り付けた揺動アーム20のもう一方の他端部には、ステーシャフト36が平板間に形成してある。またプレート26のバネ機構28の取り付け側と反対側の端部には、シリンダ機構となるエアシリンダ38を取り付けてある。
エアシリンダ38は、前記ステーシャフト36に向かってシリンダロッド40が伸縮するように配置してある。エアシリンダ38はシリンダロッド40が伸長するとステーシャフト36を押し下げる。揺動アーム20の一方の端部に形成したステーシャフト36が押し下げられると、図1(1)に示すようにシャフト16を中心として回転し、揺動アーム20の他端部に形成した紙押えロール18が下部低速搬送手段12から離間する方向に起き上がる。
一方、シリンダロッド40が縮小すると図1(2)に示すように、ヘッド先端部に当接したステーシャフト36はバネ機構28によって下部低速搬送手段12から離間する方向に移動する。ヘッド先端部はステーシャフト36から離れて、揺動アーム20と所定の隙間を有する位置で停止する。
なお前記隙間は、バネ機構28のノブ30の螺着によって紙押えロール18の押圧力を調整する場合に、シリンダロッド40とステーシャフト36が当たらないように調整可能な範囲となる。またシリンダ手段は、直線方向に伸縮可能な例えばリニアアクチュエータを用いることができる。
このように紙押え手段は、紙押えロール18と、バネ機構28と、シリンダ機構を備えた構成で説明したが、このほかにも紙押えロールにシリンダロッドを接続させて、ロッドの伸縮により、カット紙に転接する紙押えロールを、紙継ぎしたカット紙面に接触または非接触可能とした構成とすることもできる。
一方、シリンダ機構には、シリンダロッド40の伸縮を制御する制御部42が接続している。制御部42には図3に示すように紙継ぎ装置50で紙継ぎを行った信号を検出するセンサ52から検知信号が入力される。制御部42では入力された検知信号に基づいて、エアシリンダ38の伸縮制御信号を、接続する複数のエアシリンダ38に送るように構成している。
上記構成による紙詰まり防止装置80は以下に示すように作用する。
紙継ぎ部のない通常のカット紙11が下部低速搬送手段12上を移動する場合について説明する。図4に示すように高速搬送されてきたカット紙11に対しスナッバ90のブラシ90dがカット紙11の後端部を押し付ける前は、下降流発生手段94によってカット紙11の前段を搬送方向へ向かって送りだしつつ下部低速搬送手段12に抑えつける。そしてスナッバ90のブラシ90dによってカット紙11が上部高速搬送手段13から1枚1枚紙尻を叩かれて、カット紙の後端部を吸引口92aに押圧すると、吸引手段92による制動がかかる。
紙押えロール18は下部低速搬送手段12上を移動するカット紙11に転接せず、図1(1)に示すようにエアシリンダ38のシリンダロッド40の伸長によってステーシャフト36を押し下げ、揺動アーム20の他端部に設置した紙押えローラ18が搬送するカット紙11から離間した位置、すなわち非接触の状態を保持している。
次に紙継ぎした重なり部分を有するカット紙、すなわち接着されていない2枚重ねのカット紙が下部低速搬送手段12上を搬送する場合について説明する。図5は下部低速搬送手段上を搬送する重なり部分を有するカット紙の説明図である。
給紙部の旧ロールが残り少なくなり、旧ロールと新ロール間で紙継ぎを行うと、紙継ぎを行った信号がセンサ52によって検出される。センサ52の検知信号が制御部42に入力され、制御部42では、検知信号に基づいて、例えば紙継ぎしたカット紙を中心に前後する所定枚数のカット紙を押えるように設定した信号を各エアシリンダ38に送るようにしている。各エアシリンダ38では制御信号に基づいて、重なり部分を有するカット紙11が下部低速搬送手段12上に搬送されるタイミングに合わせて、シリンダロッド40が縮小して紙押えロール18が下部低速搬送手段12側に接触し、バネ機構28による所定の押圧力でカット紙11を押える。
高速搬送されてきた重なり部分を有するカット紙11に対し、スナッバ90のブラシ90dがカット紙11の後端部を押し付ける前は、下降流発生手段94によってカット紙11の前段を搬送方向へ向かって送りだしつつ下部低速搬送手段12に抑えつける。そして紙抑え手段10の押えロール18によって上紙b及び下紙aはいずれも先端部(搬送方向に対して下流側、以下同じ)が押え付けられ、上紙bのみ先送りされることがない。ついでスナッバ90のブラシ90dによってカット紙11が上部高速搬送手段13から1枚1枚紙尻を叩かれて、カット紙の後端部を吸引口92aに押圧する。下紙aは吸引手段92による制動がかかる。上紙bの後端部はブラシ90dによって僅かに捲れあがるが、先端部を押えローラ18によって押え付けられているため、大きく捲れあがることがない。このため、連続供給されるカット紙が重なり部分を有するカット紙の上紙bと下紙aの間に挟まって紙詰まりを起こすことがない。
重なり部分を有するカット紙11が下部低速搬送手段12を通過した後、制御部42からエアシリンダ38に非接触信号が送られ、シリンダロッド40が伸長するとともに紙押えロール18が下部低速搬送手段12から離間し、非接触状態となる。
このような紙詰まり防止装置によれば、搬送速度の変位箇所で、紙継ぎした2枚重ねのカット紙を押えることができ上紙の捲れあがりを防いで紙詰まりを防止することができる。よって紙詰まりによる除去作業および、除去後の点検・調整作業に要する作業時間をなくして、印刷機の稼働時間を大幅に長期化することができる。
なお下降流発生手段が故障などの原因によって作動せずカット紙を下部低速搬送手段に向かって気体を吹き付けることができない場合には、紙押えロールをカット紙に転接させてカット紙を下部低速搬送手段に押え付けるように構成することもできる。これにより下降流発生手段の故障等によって印刷機を停止させることなく印刷を継続して運転することができる。
制御部の制御信号は、紙継ぎを検出した信号に基づいて、例えば紙継ぎ装置から紙継ぎ部を有するカット紙が下部低速搬送手段を通過するまでの時間を予め設定しておき、この設定時間の間紙押え手段をカット紙に接触させるように構成することもできる。
また本実施形態では紙押えロール側にバネ機構を形成し、アームの他方にエアシリンダを設置した構成で説明したが、紙押えロール側にエアシリンダを形成し、アームの他方にバネ機構を設置する構成とすることもできる。
実施形態に係る紙押え手段の側面図である。 実施形態に係る紙押え手段の平面図である。 紙詰まり防止装置の概略ブロック図を示す。 印刷機用シータの搬送部の部分拡大図を示す。 下部低速搬送手段上を搬送する重なり部分を有するカット紙の説明図である。 従来の印刷機用シータの搬送部の説明図である。 重なり部分を有するカット紙の説明図である。 従来の下部低速搬送手段上を搬送する重なり部分を有するカット紙の説明図である。
符号の説明
10………紙押え手段、11………カット紙、12………下部低速搬送手段、13………上部高速搬送手段、14………シャフト受け、16………ヒンジシャフト、18………紙押えロール、20………揺動アーム、22………固定シャフト、24………スタンド、26………プレート、28………バネ機構、30………ノブ、32………バネ、34………ロッド、36………ステーシャフト、38………エアシリンダ、40………シリンダロッド、42………制御部、50………紙継ぎ装置、52………センサ、60………印刷機、70………シータ、80………紙押え防止装置、90………スナッバ、92………吸引手段、94………下降流発生手段。

Claims (4)

  1. 巻き取り紙間で紙継ぎを行った信号を検出し、搬送手段によって搬送されるカット紙の搬送速度の変位箇所で、検知信号に基づいて、紙継ぎした前記カット紙が搬送されるタイミングに合わせて、前記カット紙を前記搬送手段に押え付けることを特徴とする印刷機用シータの紙詰まり防止方法。
  2. 巻き取り紙間で紙継ぎを行った信号の検出手段と、
    搬送手段によって搬送されるカット紙の搬送速度の変位箇所で、前記検出手段の検知信号に基づいて、紙継ぎした前記カット紙を前記搬送手段に押え付ける紙押え手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷機用シータの紙詰まり防止装置。
  3. 前記紙押え手段は、シリンダロッドの伸縮により、前記カット紙に転接する紙押えロールを、紙継ぎした前記カット紙面に接触または非接触可能としたことを特徴とする請求項2に記載の印刷機用シータの紙詰まり防止装置。
  4. 前記紙押え手段は、
    フレームに軸支される揺動アームに取り付けて、下方の前記搬送手段に対向し、前記カット紙に転接する紙押えロールと、
    前記揺動アームを押圧し、前記紙押えロールを前記カット紙面に接触させるバネ機構と、
    前記揺動アームの軸を中心に回転させて前記紙押えロールを前記カット紙から離間させるシリンダ機構と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の印刷機用シータの紙詰まり防止装置。
JP2005287570A 2005-09-30 2005-09-30 印刷機用シータの紙詰まり防止方法及び装置 Expired - Fee Related JP4175359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005287570A JP4175359B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 印刷機用シータの紙詰まり防止方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005287570A JP4175359B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 印刷機用シータの紙詰まり防止方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007099404A true JP2007099404A (ja) 2007-04-19
JP4175359B2 JP4175359B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=38026724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005287570A Expired - Fee Related JP4175359B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 印刷機用シータの紙詰まり防止方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4175359B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016172339A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 富士通周辺機株式会社 印字装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016172339A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 富士通周辺機株式会社 印字装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4175359B2 (ja) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108883626B (zh) 覆膜机和用于对至少一个材料覆膜的方法
JP6506016B2 (ja) 給紙装置
CN108883543B (zh) 用于从材料幅材切分出分段的分割装置、具有分割装置的覆膜机和用于从材料幅材切分出至少一个分段的方法
US10821716B2 (en) Laminating machine
CN108068476B (zh) 打印方法
JP5166694B2 (ja) シート処理装置
JP2010125763A (ja) ウェブ搬送装置
US10766240B2 (en) Lamination machine with drawing means and a method for laminating a material
JP4968835B2 (ja) 多重シートの生産装置
KR20170011990A (ko) 잉크젯 프린터, 그것을 사용한 인자 방법 및 자동 용지 통과 방법
JP4175359B2 (ja) 印刷機用シータの紙詰まり防止方法及び装置
JP4352067B2 (ja) 輪転印刷機のウエブ破断監視装置
JP2005239853A (ja) 熱活性化装置およびプリンタ装置
JP5321382B2 (ja) 搬送装置、及び該搬送装置を備える画像形成装置
SE525711C2 (sv) Fasthållningsanordning för fastklämning av en i en rullrationstryckmaskin löpande tryckmaterialbana
CN109906148B (zh) 覆膜机以及用于覆膜材料的单张纸的方法
JP4909218B2 (ja) 枚葉紙の後縁を位置決めする装置
JP3770002B2 (ja) プリンタ及びその制御方法
JP2022050872A (ja) シート給送装置
JP4475169B2 (ja) シート搬送装置及びプリンタ
JP3758864B2 (ja) 枚葉印刷機の横針装置
JP4339984B2 (ja) 通紙装置
JP2008056401A (ja) シート搬送装置及びこのシート搬送装置を有する画像形成装置
JP6654885B2 (ja) 孔版印刷装置
JP3792452B2 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4175359

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees