JP2007097827A - ***用x線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大きな有効撮影領域を確保しつつ、撮影時における被検者の苦痛を低減でき、しかもフラットパネルディテクタに接続される回路の配置が複雑化しない***用X線装置を提供すること。
【解決手段】X線検出器8の筐体11の周壁部113は、互いに直角に配置され、外面にそれぞれ被検者Pの胴体あるいは上肢が密着される第1の壁部113aおよび第2の壁部113bと、筐体11内に曲率中心を有し、第1、第2の壁部113a、113bをなだらかに連結するとともに、外面に被検者Pの腋窩が密着される第3の壁部113cとを備え、筐体11内に配置されるフラットパネルディテクタ12は、互いに直角な第1の縁部12aおよび第2の縁部12bを備え、第1、第2の縁部12a、12bは、それぞれ第1、第2の壁部113a、113bの内面に近接されている。
【選択図】図4
【解決手段】X線検出器8の筐体11の周壁部113は、互いに直角に配置され、外面にそれぞれ被検者Pの胴体あるいは上肢が密着される第1の壁部113aおよび第2の壁部113bと、筐体11内に曲率中心を有し、第1、第2の壁部113a、113bをなだらかに連結するとともに、外面に被検者Pの腋窩が密着される第3の壁部113cとを備え、筐体11内に配置されるフラットパネルディテクタ12は、互いに直角な第1の縁部12aおよび第2の縁部12bを備え、第1、第2の縁部12a、12bは、それぞれ第1、第2の壁部113a、113bの内面に近接されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、***用X線撮影(マンモグラフィ)に使用される***用X線装置に関する。
***用X線撮影は、***などの軟部組織で高い減弱を示す低エネルギーのX線を利用して、微小石灰化および腫瘍などの微細病変を描出する撮影手法である。
***用X線撮影に使用される***用X線装置は、X線を照射するX線管と、X線の照射野を制限する照射野制限器と、***を透過したX線を検出するX線検出器と、***をX線検出器に圧迫する圧迫器と、前述したX線管、照射野制限器、X線検出器、及び圧迫器を保持する保持部材と、保持部材を回転可能に支持するスタンドとを備えている(例えば、特許文献1を参照。)。
***用X線撮影の実施にあたり、撮影者は、被検者の***をX線検出器の検出面に載せ、圧迫器でX線検出器に圧迫する。こうして被検者の***が平坦化されると、画像コントラストが向上し、また被検者に対する被曝線量が減少する。
図7は従来形態に係る典型的なX線検出器の平面図である。
図7に示すように、X線検出器は、矩形箱状の筐体101と、筐体101内に設置されて実際にX線を検出するフラットパネルディテクタ102と、フラットパネルディテクタ102の周辺に配設されてフラットパネルディテクタ102に接続されるドライバ(図示しない)とから構成される。
図7に示すように、X線検出器は、矩形箱状の筐体101と、筐体101内に設置されて実際にX線を検出するフラットパネルディテクタ102と、フラットパネルディテクタ102の周辺に配設されてフラットパネルディテクタ102に接続されるドライバ(図示しない)とから構成される。
フラットパネルディテクタ102は、X線を電荷に変換するX線受光部と、X線受光部により変換された電荷をピクセルごとに読み込むTFTアレイとを備えている。フラットパネルディテクタ102のサイズは、フラットパネルディテクタ102の周辺に配置されるドライバを考慮して、筐体101よりも若干小さく形成されている。
しかしながら、フラットパネルディテクタ102のサイズが筐体101よりも小さいと、X線検出器に占める、実際にX線を検出する領域、すなわち有効撮影領域が小さくなる。このうち、特に問題となるのは、フラットパネルディテクタ102が筐体101における被検者に接触する壁面Sから大きく離れている場合である。以下、筐体101の被検者に接触する壁面Sを接触壁面とする。
フラットパネルディテクタ102が筐体101の接触壁面Sから大きく離れていると、***の胸壁に近い領域が撮影されないため、***全体を包含する診断画像が得られない。そのため、従来のX線検出器では、フラットパネルディテクタ102が筐体101の接触壁面Sに近づけられ、できるだけ胸壁に近い領域まで撮影されるように工夫されていた。
ところで、***用X線撮影において、画像品質を向上させるためには、被検者の***がX線検出器に対して正確に位置固定されることが重要である。そのため、***用X線撮影を実施する場合、撮影者は、被検者の腋窩(脇の下)をX線検出器の接触壁面Sの両側にある角部106、107のいずれかに強く押し当てて、***の位置を固定している。
しかしながら、従来のX線検出器では、筐体101の角部106、107が尖っているため、***の固定作業は、被検者にとって極めて苦痛であった。そこで、被検者の苦痛を和らげるために、筐体101の角部106、107を丸くしたX線検出器が開発された。
図8は従来形態に係る筐体101の角部106、107を丸くしたX線検出器の平面図、図9は従来形態に係る筐体101の角部106、107を丸くしてフラットパネルディテクタ102を筐体101の接触壁面Sから遠ざけたX線検出器の平面図である。
図8に示すように、X線検出器の筐体101は、接触壁面Sの端側にある角部106、107が両方とも丸くなっている。これなら、右***の撮影と左***の撮影とのいずれの場合であっても、被検者は殆んど苦痛を感じなくて済む。
しかしながら、筐体101の角部106、107が丸くなると、フラットパネルディテクタ102の角部108、109が筐体101に干渉する。そのため、筐体101を不要に大型化することなく、フラットパネルディテクタ102を筐体101内に収容するためには、図9に示すように、フラットパネルディテクタ102が筐体101の接触壁面Sから大きく離れなければならない。
しかしながら、フラットパネルディテクタ102が被検者から大きく離れると、前述のように、***全体を包含する診断画像が得られない。そこで、フラットパネルディテクタ102を被検者から遠ざけないために、フラットパネルディテクタ102の角部を筐体101の角部106、107に合わせて丸くしたX線検出器が提案された。
図10は従来形態に係るフラットパネルディテクタ102の角部108、109を筐体101の角部106、107に合わせて丸くしたX線検出器の平面図である。
図10に示すように、X線検出器のフラットパネルディテクタ102は、筐体101の接触壁面Sの両側にある角部106、107が両方とも筐体101の角部106、107に合わせて丸くなっている。これなら、被検者が苦痛を感じることもなく、さらに***全体を包含する診断画像も取得することが可能である。
特開2004−154409号公報
図10に示すように、X線検出器のフラットパネルディテクタ102は、筐体101の接触壁面Sの両側にある角部106、107が両方とも筐体101の角部106、107に合わせて丸くなっている。これなら、被検者が苦痛を感じることもなく、さらに***全体を包含する診断画像も取得することが可能である。
しかしながら、フラットパネルディテクタ102の2つの角部106、107が丸くなると、これら2つの丸い部分に挟まれる領域RのTFTを駆動するドライバの配置が困難となる。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、大きな有効撮影領域を確保しつつ、撮影時における被検者の苦痛を低減でき、しかも検出器本体に接続される回路(ドライバ)の配置が複雑化しない***用X線装置を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の***用X線装置は、次のように構成されている。
(1)被検者の***にX線を照射するX線管と、前記X線管から照射されて前記被検者の***を透過したX線を検出する板状の検出器本体および前記検出器本体を収容する筐体を備えたX線検出器とを備え、前記筐体は、前記検出器本体の板面に対向配置され、外面に前記被検者の***が密着される第1の主壁部と、前記検出器本体を挟んで前記第1の主壁部の反対側に配置される第2の主壁部と、前記第1の主壁部の縁部と前記第2の主壁部の縁部を連結する周壁部とを備え、前記周壁部は、互いに直角に配置され、外面にそれぞれ被検者の胴体あるいは上肢が密着される第1の平板および第2の平板と、前記筐体内に曲率中心を有する湾曲板であって、前記第1の平板と第2の平板とをなだらかに連結するとともに、外面に前記被検者の腋窩が密着される湾曲板とを備え、前記検出器本体は、互いに直角な第1の縁部および第2の縁部を備え、前記第1の縁部および第2の縁部は、それぞれ前記第1の平板の内面あるいは第2の平板の内面に近接されている。
(2)(1)に記載された***用X線装置において、前記X線検出器は、前記検出器本体を挟んで前記第1の平板の反対側に第1の回路を備え、前記検出器本体を挟んで前記第2の平板の反対側に第2の回路を備えている。
(3)(1)に記載された***用X線装置において、前記検出器本体は、前記湾曲板の内面に沿って湾曲して前記第1の縁部と前記第2の縁部をなだらかに連結する第3の縁部を備えている。
(4)(1)に記載された***用X線装置において、前記X線検出器を第1の軸を中心に回転可能に支持する第1の支持手段と、前記第1の支持手段に設けられ、前記X線検出器を前記検出器本体の板面と交差する第2の軸を中心に回転可能に支持する第2の支持手段とをさらに備えている。
(5)***用X線装置において、被検者の***にX線を照射するX線管と、前記X線管から照射されて前記被検者の***を透過したX線を検出する板状の検出器本体および前記検出器本体を収容する筐体を備えたX線検出器と、前記X線検出器を第1の軸を中心に回転可能に支持する第1の支持手段と、前記第1の支持手段に設けられ、前記X線検出器を前記検出器本体の板面と交差する第2の軸を中心に回転可能に支持する第2の支持手段とを備え、前記筐体は、前記検出器本体の板面に対向配置され、外面に前記被検者の***が密着される第1の主壁部と、前記検出器本体を挟んで前記第1の主壁部の反対側に配置される第2の主壁部と、前記検出器本体の縁部に対向配置され、前記第1の主壁部の縁部と前記第2の主壁部の縁部を連結する周壁部とを備え、前記周壁部は、互いに直角に配置され、外面にそれぞれ被検者の胴体あるいは上肢が密着される第1の平板および第2の平板と、前記筐体内に曲率中心を有する湾曲板であって、前記第1の平板と第2の平板とをなだらかに連結するとともに、外面に前記被検者の腋窩が密着される湾曲板とを備え、前記検出器本体は、互いに直角な第1の縁部および第2の縁部を備え、前記第1の縁部および第2の縁部は、それぞれ前記第1の平板の内面あるいは第2の平板の内面に近接されている。
(6)(5)に記載された***用X線装置において、前記検出器本体は、前記湾曲板の内面に沿って湾曲して前記第1の縁部と前記第2の縁部をなだらかに連結する第3の縁部を備えている。
本発明によれば、大きな有効撮影領域を確保しつつ、撮影時における被検者の苦痛を低減でき、しかも検出器本体に接続される回路の配置が複雑化しない。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
(***用X線装置の構成)
図1は本発明の一実施形態に係る***用X線装置の斜視図である。
図1に示すように、***用X線装置は、***用X線撮影(マンモグラフィー)に使用されるものである。***用X線装置の装置本体1は床面に固定されていて、その前面には撮影台2が配設されている。撮影台2はL字状をしており、その中央部は装置本体1に設けられた支持機構3によって、上下方向に移動可能、且つ第1の軸L1を中心として回転可能に支持されている。
(***用X線装置の構成)
図1は本発明の一実施形態に係る***用X線装置の斜視図である。
図1に示すように、***用X線装置は、***用X線撮影(マンモグラフィー)に使用されるものである。***用X線装置の装置本体1は床面に固定されていて、その前面には撮影台2が配設されている。撮影台2はL字状をしており、その中央部は装置本体1に設けられた支持機構3によって、上下方向に移動可能、且つ第1の軸L1を中心として回転可能に支持されている。
撮影台2の両端には、X線管保持部4と検出器保持台5が互いに対向するように配設されている。X線管保持部4は、被検者Pの***BにX線を照射するX線管6を備えていて、その検出器保持台5と対向する部位には、X線管6からのX線の照射野を制限する照射野制限器7が配設されている。
検出器保持台5は、***Bを透過したX線の強度を検出するX線検出器8を備えていて、検出器保持台5に設けられた駆動装置(図示しない)によって、X線管保持部4に対して接離可能に支持されている。
X線検出器8は、検出器保持台5に設けられた支持機構(図示しない)によって、X線検出器8の検出面8aと直交する第2の軸L2を中心として回転可能に支持されている。したがって、X線検出器8が第2の軸L2を中心として約90度だけ回転すれば、装置本体1に対するX線検出器8の湾曲部W(後述する)の配置が変化することになる。
X線管保持部4と検出器保持台5との中間には、***BをX線検出器8の検出面8aに圧迫する圧迫器9が配設されている。この圧迫器9は、透明な樹脂で形成されており、撮影台2に配設された駆動装置10によって、X線検出器8に対して接離可能に支持されている。
(X線検出器8の構成)
図2は同実施形態に係るX線検出器8の斜視図、図3は同実施形態に係るX線検出器8の平面図である。
図2と図3に示すように、X線検出器8は、扁平な略矩形箱型の筐体11と、筐体11内に配置されるフラットパネルディテクタ(検出器本体)12と、筐体11内に配置される第1の回路13および第2の回路14とを備えている。
図2は同実施形態に係るX線検出器8の斜視図、図3は同実施形態に係るX線検出器8の平面図である。
図2と図3に示すように、X線検出器8は、扁平な略矩形箱型の筐体11と、筐体11内に配置されるフラットパネルディテクタ(検出器本体)12と、筐体11内に配置される第1の回路13および第2の回路14とを備えている。
筐体11は、第1の主壁部111、第2の主壁部112、および周壁部113で構成されている。第1の主壁部111は、フラットパネルディテクタ12に対して略平行に対向配置され、その外面は被検者Pの***Bが載置される検出面8aをなしている。
第2の主壁部112は、第1の主壁部111と同じ形状をしており、フラットパネルディテクタ12を挟んで第1の主壁部111の反対側に、当該フラットパネルディテクタ12に対して略平行に対向配置されている。
周壁部113は、フラットパネルディテクタ12の周縁部に対向配置され、第1の主壁部111の周縁部と第2の主壁部112の周縁部と全周に亘って連結している。この周壁部113は、第1〜第5の壁部113a〜113eで構成されている。
第1の壁部113aと第2の壁部113bは、互いに直角に配置されていて、それぞれの外面は被検者Pの胸部の側面あるいは上肢の内側部に接触される接触壁面Sをなしている。
第3の壁部113cは、筐体11内に曲率中心を備えた円筒壁の一部から構成されていて、第1の壁部113aと第2の壁部113bの間において、これら第1の壁部113aと第2の壁部113bをなだらかに連結している。
第4の壁部113dは、フラットパネルディテクタ12を挟んで第1の壁部113aの反対側に配置されている。また、第5の壁部113eは、フラットパネルディテクタ12を挟んで第2の壁部113bの反対側に配置されている。
第1の壁部113aと第5の壁部113e、第2の壁部113bと第4の壁部113d、および第4の壁部113dと第5の壁部113eは、それぞれ互いに略直角に連結されている。
したがって、本実施形態におけるX線検出器8の筐体11は、フラットパネルディテクタ12に対して直角な方向から見て、1つの角部だけが丸く、残り3つの角部が略直角な略直方形状をしている。そこで、以降の説明において、筐体11の角部に設けられた丸い部分を湾曲部Wとする。
フラットパネルディテクタ12は、X線管保持部4に近い方から順に、X線を電荷に変換するX線受光部と、X線受光部により変換された電荷をピクセルごとに読み込むTFTアレイとを備えている。
フラットパネルディテクタ12は、第1〜第5の縁部12a〜12eに対応する位置に、それぞれ第1〜第5の縁部12a〜12eを備えている。第1〜第5の縁部12a〜12eは、それぞれ第1〜第5の壁部113a〜113eの内面に沿うように形成されている。フラットパネルディテクタ12は、第1の縁部12aと第1の壁部113aの隙間、第2の縁部12bと第2の壁部113bの隙間、および第3の縁部12cと第3の壁部113cの隙間ができるだけ小さくなるように配置されている。
これにより、フラットパネルディテクタ12と筐体11の接触壁面Sとの距離が小さくなり、被検者Pの***BがX線検出器8の検出面8aに載置されたときに、***Bの胸壁に近い領域までがフラットパネルディテクタ12上に載置される。したがって、***B全体を包含する広い領域の診断画像の生成が可能となる。
第1の回路13は、フラットパネルディテクタ12の各TFTを駆動する、いわゆるドライバとしての機能を備えていて、フラットパネルディテクタ12と第4の壁部113dの隙間に、第4の縁部12dの全長に亘って配置されている。
第2の回路14は、フラットパネルディテクタ12の各ピクセルから電荷を読み出す、いわゆる信号回路としての機能を備えていて、フラットパネルディテクタ12と第5の壁部113eの隙間に、第5の縁部12eの全長に亘って配置されている。
(撮影の手順)
次に、前記構成の***用X線装置を使用して、まず被検者Pの右***Bを撮影し、その後、左***Bを撮影する手順について説明する。
次に、前記構成の***用X線装置を使用して、まず被検者Pの右***Bを撮影し、その後、左***Bを撮影する手順について説明する。
図5は同実施形態に係る***用X線装置を使用して被検者Pの右***Bを撮影している様子を簡素化して示す斜視図、図6同実施形態に係る***用X線装置を使用して被検者Pの左***Bを撮影している様子を簡素化して示す斜視図である。
先ず、撮影技師は、撮影台2を第1の軸L1を中心に回転して、X線検出器8を被検者Pの体格および撮影条件に応じた位置および角度に設定する。ここでは、右***Bを撮影対象としているため、撮影技師は、撮影台2を矢印A方向(図1参照)に回転して、X線検出器8の角度を検出面8aが左側を向くように設定する。そして、撮影技師は、X線検出器8を第2の軸L2を中心に回転して、X線検出器8における第3の壁部113cが設けられた部位、すなわち湾曲部WをX線検出器8の上側に設定する。
次に、撮影技師は、被検者Pの右腋窩をX線検出器8の湾曲部Wに押し付けて、被検者Pの右***BをX線検出器8の検出面8aに対して適切な位置に設定する。このとき、被検者Pの胸部の右側面は、X線検出器8の被検者P側にある接触壁面Sに密着され、被検者Pの右上肢の内側部分は、X線検出器8の上側にある接触壁面Sに密着される。すなわち、被検者Pの右腋窩をX線検出器8の湾曲部Wに密着させ、さらに被検者Pの胸部の右側面と右上肢とでX線検出器8を挟み込むことで、被検者Pの***Bを位置固定している。なお、***Bの位置固定は、***用X線撮影(マンモグラフィー)にとって極めて重要であるため、被検者Pの腋窩は、かなり強い力でX線検出器8の湾曲部Wに押し付けられる。
被検者Pの右***Bが適切な位置に固定されたら、圧迫器9によって右***BがX線検出器8に圧迫され、右***Bの形状が平坦化される。以上で、左***Bの撮影準備が完了する。
撮影準備が完了して、撮影技師が撮影室から退出したら、X線管6からX線が照射される。X線管6から照射されたX線は、平坦化された右***Bを透過してX線検出器8のX線受光部121によって検出される。X線受光部121によって検出されたX線は、TFTアレイのピクセルごとに電気信号に変換され、それぞれ装置本体1に送られる。装置本体1は、これら電気信号に基づいて診断画像を生成する。
次に、撮影対象が左***Bに入れ替えられる。
先ず、撮影技師は、撮影台2を第1の軸L1を中心に回転して、X線検出器8を被検者Pの体格および撮影条件に応じた位置および角度に設定する。ここでは、左***Bを撮影対象としているため、撮影技師は、撮影台2を矢印B方向(図1参照)に回転して、X線検出器8の角度を検出面が右側を向くように設定する。そして、撮影技師は、X線検出器8を第2の軸L2を中心に回転して、X線検出器8の湾曲部WをX線検出器8の上側に設定する。これにより、右***Bの撮影時に被検者P側にあった接触壁面Sの位置と上方にあった接触壁面Sの位置が入れ替わる。
先ず、撮影技師は、撮影台2を第1の軸L1を中心に回転して、X線検出器8を被検者Pの体格および撮影条件に応じた位置および角度に設定する。ここでは、左***Bを撮影対象としているため、撮影技師は、撮影台2を矢印B方向(図1参照)に回転して、X線検出器8の角度を検出面が右側を向くように設定する。そして、撮影技師は、X線検出器8を第2の軸L2を中心に回転して、X線検出器8の湾曲部WをX線検出器8の上側に設定する。これにより、右***Bの撮影時に被検者P側にあった接触壁面Sの位置と上方にあった接触壁面Sの位置が入れ替わる。
次に、撮影技師は、被検者Pの左腋窩をX線検出器8の湾曲部Wに押し付けて、被検者Pの左***BをX線検出器8の検出面8aに対して適切な位置に設定する。このとき、被検者Pの胸部の左側面は、検出面8aの被検者P側にある接触壁面Sに密着され、被検者Pの左上肢の内側部は、検出面8aの上側にある接触壁面Sに密着される。すなわち、被検者Pの左腋窩をX線検出器8の湾曲部Wに密着させ、さらに被検者Pの胸部の左側面と左上肢とでX線検出器8を挟み込むことで、被検者Pの***Bを位置固定している。なお、右***Bと同じく、被検者Pの左腋窩は、かなり強い力でX線検出器8の湾曲部Wに押し付けられる。
被検者Pの左***Bが適切な位置に固定されたら、圧迫器9によって左***BがX線検出器8に圧迫され、左***Bの形状が平坦化される。以上で、左***Bの撮影準備が完了する。
撮影準備が完了して、撮影技師が撮影室から退出したら、X線管6からX線が照射される。X線管6から照射されたX線は、平坦化された左***Bを透過したX線検出器8のX線受光部121によって検出される。X線受光部121によって検出されたX線は、TFTアレイのピクセルごとに電気信号に変換され、それぞれ装置本体1に送られる。装置本体1は、これら電気信号に基づいて診断画像を生成する。以上で、左右***Bの撮影が完了する。
(本実施形態による作用)
本実施形態におけるX線検出器8は、被検者Pの腋窩に押し付けられる部分に丸くなだらかに湾曲する湾曲部Wを備えている。そのため、被検者Pの腋窩がX線検出器8に強い力で押し付けられても、被検者Pはあまり苦痛を感じることがない。これにより、被検者Pの***Bを位置固定するために要する時間が短縮され、ひいては撮影に要する時間が短縮される。
本実施形態におけるX線検出器8は、被検者Pの腋窩に押し付けられる部分に丸くなだらかに湾曲する湾曲部Wを備えている。そのため、被検者Pの腋窩がX線検出器8に強い力で押し付けられても、被検者Pはあまり苦痛を感じることがない。これにより、被検者Pの***Bを位置固定するために要する時間が短縮され、ひいては撮影に要する時間が短縮される。
また、本実施形態におけるX線検出器8は、筐体11の周壁部113が有する4つの角部のうち、1つだけに丸くなだらかに湾曲した湾曲部Wが形成されている。そのため、フラットパネルディテクタ12に形成される湾曲部も1箇所だけで済む。したがって、フラットパネルディテクタ12と第4の壁部113dとの隙間に配置された第1の回路13と、フラットパネルディテクタ12と第5の壁部113eとの隙間に配置された第2の回路14によって、全てのTFTに対する駆動電圧の印加と、全てのピクセルからの電気信号の取り出しが可能となる。これにより、第1の回路13と第2の回路14の配置が複雑化しない。
さらに、本実施形態におけるX線検出器8は、X線検出器8の検出面8aに直交する第2の軸L2を中心として回転可能に支持されている。そのため、撮影対象の***Bを入れ替えるために撮影台2が回転されても、X線検出器8が撮影台2に対して回転することで、X線検出器8の湾曲部WがX線検出器8の上側に設定される。その結果、左右どちらの***Bを撮影するときも、被検者Pはあまり苦痛を感じることがない。
なお、本実施形態では、右***Bを撮影したのち、左***Bを撮影する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、左***Bを撮影したのち、右***Bを撮影してもよいし、左***Bだけ、あるいは右***Bだけの撮影であってもよい。
本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
5…検出器保持台(第2の支持手段)、6…X線管、8…X線検出器(検出器本体)、11…筐体、12a…第1の縁部、12b…第2の縁部、12c…第3の縁部、13…第1の回路、14…第2の回路、111…第1の主壁部、112…第2の主壁部、113…周壁部、113a…第1の壁部(第1の平板)、113b…第2の壁部(第2の平板)、113c…第3の壁部(湾曲板)、L1…第1の軸、L2…第2の軸撮影台(第1の支持手段)、P…被検者、B…***。
Claims (6)
- 被検者の***にX線を照射するX線管と、
前記X線管から照射されて前記被検者の***を透過したX線を検出する板状の検出器本体および前記検出器本体を収容する筐体を備えたX線検出器とを備え、
前記筐体は、
前記検出器本体の板面に対向配置され、外面に前記被検者の***が密着される第1の主壁部と、
前記検出器本体を挟んで前記第1の主壁部の反対側に配置される第2の主壁部と、
前記第1の主壁部の縁部と前記第2の主壁部の縁部を連結する周壁部とを備え、
前記周壁部は、
互いに直角に配置され、外面にそれぞれ被検者の胴体あるいは上肢が密着される第1の平板および第2の平板と、
前記筐体内に曲率中心を有し、前記第1の平板と前記第2の平板とをなだらかに連結するとともに、外面に前記被検者の腋窩が密着される湾曲板とを備え、
前記検出器本体は、
互いに直角な第1の縁部および第2の縁部を備え、
前記第1の縁部および第2の縁部は、それぞれ前記第1の平板の内面あるいは第2の平板の内面に近接されていることを特徴とする***用X線装置。 - 前記X線検出器は、前記検出器本体を挟んで前記第1の平板の反対側に第1の回路を備え、前記検出器本体を挟んで前記第2の平板の反対側に第2の回路を備えていることを特徴とする***用X線装置。
- 前記検出器本体は、前記湾曲板の内面に沿って湾曲して前記第1の縁部と前記第2の縁部をなだらかに連結する第3の縁部を備えていることを特徴とする請求項1に記載された***用X線装置。
- 前記X線検出器を第1の軸を中心に回転可能に支持する第1の支持手段と、
前記第1の支持手段に設けられ、前記X線検出器を前記検出器本体の板面と交差する第2の軸を中心に回転可能に支持する第2の支持手段とをさらに具備していることを特徴とする請求項1に記載された***用X線装置。 - 被検者の***にX線を照射するX線管と、
前記X線管から照射されて前記被検者の***を透過したX線を検出する板状の検出器本体および前記検出器本体を収容する筐体を備えたX線検出器と、
前記X線検出器を第1の軸を中心に回転可能に支持する第1の支持手段と、
前記第1の支持手段に設けられ、前記X線検出器を前記検出器本体の板面と交差する第2の軸を中心に回転可能に支持する第2の支持手段とを備え、
前記筐体は、
前記検出器本体の板面に対向配置され、外面に前記被検者の***が密着される第1の主壁部と、
前記検出器本体を挟んで前記第1の主壁部の反対側に配置される第2の主壁部と、
前記検出器本体の縁部に対向配置され、前記第1の主壁部の縁部と前記第2の主壁部の縁部を連結する周壁部とを備え、
前記周壁部は、
互いに直角に配置され、外面にそれぞれ被検者の胴体あるいは上肢が密着される第1の平板および第2の平板と、
前記筐体内に曲率中心を有する湾曲板であって、前記第1の平板と第2の平板とをなだらかに連結するとともに、外面に前記被検者の腋窩が密着される湾曲板とを備え、
前記検出器本体は、
互いに直角な第1の縁部および第2の縁部を備え、
前記第1の縁部および第2の縁部は、それぞれ前記第1の平板の内面あるいは第2の平板の内面に近接されていることを特徴とする***用X線装置。 - 前記検出器本体は、前記湾曲板の内面に沿って湾曲して前記第1の縁部と前記第2の縁部をなだらかに連結する第3の縁部を備えていることを特徴とする請求項5に記載された***用X線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005291357A JP2007097827A (ja) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | ***用x線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005291357A JP2007097827A (ja) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | ***用x線装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007097827A true JP2007097827A (ja) | 2007-04-19 |
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JP2005291357A Withdrawn JP2007097827A (ja) | 2005-10-04 | 2005-10-04 | ***用x線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007097827A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009207535A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Fujifilm Corp | 撮像装置 |
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KR20160120075A (ko) * | 2015-04-07 | 2016-10-17 | 한서대학교 산학협력단 | 유방촬영 x-선 장치의 압박 기구, 이를 포함하는 유방촬영 x-선 장치 |
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2005
- 2005-10-04 JP JP2005291357A patent/JP2007097827A/ja not_active Withdrawn
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