JP2007097806A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機を設置する島台に設けられる表示装置であって、模様自体が明るく発光して高い装飾効果が得られ、且つ意匠パターンの変更が容易であり安価で取り扱いに優れたものを提供する。
【解決手段】 島台の欄間などに設ける表示装置8を、アクリル板などの導光板に光を拡散する性質の塗料で模様を印刷した2枚の表示プレートと、この2枚の表示プレートを着脱可能に支持するフレームと、このフレームに装着された表示プレートの端面に光を照射する光源部とで構成する。表示プレート内を伝播する光が模様に当たると拡散して模様が発光するので、光源部を制御して2枚の表示プレートの模様を個別に所望の色や点灯パターンにて発光可能になると共に、LED基板が立設して装着されているので表示装置の厚みを薄くできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機を設置する島台に設けられる表示装置に係わり、特に装飾効果や演出効果を目的とした表示装置に関する。
遊技場に設置されるパチンコ機やスロットマシンなどの遊技機は、通常、遊技に適した高さで横一列に複数台が並ぶようにして島台に収容される。このほか、島台は、パチンコ球などの遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置や遊技者の獲得した遊技媒体を数える計数機を収容している。
さらに島台の左右中央内部には、遊技機や計数機から排出される遊技媒体を回収し研磨・清掃して再び遊技機や遊技媒体貸出装置に供給する回収供給装置が内蔵されている。回収供給装置から遊技媒体を各遊技機に供給するための補給樋は、遊技機の上方に島の中央から両端に向けて掛け渡してあり、遊技機の下部には、各遊技機から排出された遊技媒体を回収するための回収樋が島の両端から中央に向けて掛け渡してある。
このような回収供給装置や補給樋、回収樋が露出しないように島台の上部は幕板や欄間で覆い、島台の下部は腰板や巾木で覆ってある。また島台の左右両端は妻板で塞いである。欄間や妻板は、遊技者の目につきやすい箇所にあるので、内部構造の露出を防止する機能のほか島台自体を装飾する目的にも利用される。特に、装飾効果を高めるために、図柄や文字の描かれた欄間を照明するほか、文字や図柄自体が光るようにした島台がある。
たとえば、幕板の下方に発光源を取り付け、文字や模様を描いた欄間等(以下、プレートと呼ぶ)を間接的に照明するようにした島台がある(たとえば、特許文献1参照。)。また、文字や模様を描いた半透明のプレートの内側に発光源を配置し、バックライト的にプレートを発光させるようにしたものがある(たとえば、特許文献2参照。)。
さらに、プレートの表面に直接、発光源を設けて絵柄や文字自体を発光させるようにしたものがある(たとえば、特許文献3、特許文献4参照。)。また、プレートの表面にEL(エレクトロルミネッセンス)素子を設けてELパネルを形成し、所定の文字や絵柄等を発光させるようにした島台が開示されている(たとえば特許文献5、特許文献6参照。)。
特開平6−23132号公報 特開平11−207012号公報 登録実用新案第3091747号公報 実開平6−46780号公報 特開2004−8589号公報 登録実用新案第3005630号公報
プレートを間接照明するものでは、プレート自体が発光しないので装飾効果は今ひとつで、インパクトにかける。プレートをバックライトで照明するものやプレートの表面に発光源を直接取り付けたものでは、プレート自体が光るものの、プレートが高価になるとともに、厚みが増して嵩張ったり取り扱いに注意を要する。特に、欄間は補給樋などの保守点検のために開閉自在に設ける必要があるので、嵩張らず軽量で取り扱いの容易なプレートが好ましい。
また、プレートに発光源を直接取り付けたものでは、プレート内の発光源に点灯制御用の制御線や電源線を接続することが必須となり、模様変更等のためにプレートを交換したり保守・点検等のために取り外したりする毎に、制御線や電源の接続を切り離し、後でまた接続するという面倒な作業が発生していた。
さらに、EL(エレクトロルミネッセンス)素子を利用したものでは、発光強度が弱いので、明るいホール内では目立たず不向きであるとともに、インバータ等の点灯制御装置が必要となり装置が高価になるという問題があった。
本発明は、このような問題点や課題の少なくとも何れかを解決するためになされたもので、その目的とするところは、導光板の側面から光を照射することによって模様が発光する薄型に製作可能な遊技機を設置する島台に設けられる表示装置であって、複雑な模様や模様の変更も容易にでき、さらに発光する模様の色や点灯パターンを変えて変化に富む高い装飾効果や演出効果が得られ、しかもプレートの交換や取り外し及び再利用が容易であり、これらを低価格で実現可能な表示装置を提供することにある。
このような問題を解決するために、本発明の表示装置は、請求項1に記載したように、遊技機を設置する島台に設けられる表示装置であって、光を拡散する模様を導光板に付した表示プレートと、前記表示プレートの端面に光を照射する光源部が少なくとも取り付けられた基板とを有し、前記基板は、その板厚方向が前記表示プレートの板厚方向と同方向で、この表示プレートの端面から連なるように設けられていることを特徴とする。
上記発明によれば、表示プレートの端面から入射した光が導光板内を伝播し、模様に衝突すると光が拡散されて導光板の外へ出射し、模様の部分が発光する。ここで光源部は基板に取り付けられており、この基板は、その板厚方向が表示プレートの板厚方向と同方向で、表示プレートの端面から連なるように設けられている。この構成では、板厚方向において基板が表示プレートから突出することがなく、また、表示プレートの端面から光を照射するだけで、表示プレートを電気的に接続することなく、表示プレートの模様自体を発光することができる。また、表示プレートに照射する光の色を変えるだけで、模様の発光色が変わり、装飾効果を変化させることができる。なお、導光板の材料としては、屈折率が高い透明材料としてのメタクリル樹脂(PMMA)、アクリル樹脂が好ましい。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の表示装置において、前記島台に取り付けられ、前記表示プレートを着脱可能に支持するフレームを有することを特徴とする。
上記発明によれば、表示プレートは島台に取り付けられたフレームに着脱可能に支持されている。なお、表示プレートのフレームへの取り付け方法は問わない。たとえば、定位置に嵌め込んだ後に螺子で固定してもよいし、パチン錠などの係止具で表示プレートを固定してもよい。フレームは、表示プレートの周囲4辺すべてを取り囲むものであっても、一部の辺が開放されたもの、たとえばコ字型やL字型であってもよい。また1辺だけで支持するものであってもよい。要は、模様が視認可能であって表示プレートを着脱可能に支持するものであればよい。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の表示装置において、前記フレームは、その一端部側に設けた回転軸で前記島台に回転可能に取り付けてあり、前記基板は、前記フレームの回転軸側の辺に内蔵されていることを特徴とする。
上記発明によれば、光源部が取り付けられた基板はフレームに内蔵され、しかもこの基板の存する側の辺に設けた回転軸で、フレームが島台に回転可能に設置される。回転軸を中心にフレームを開閉しても、基板の位置があまり変位しないので、フレームの島台への取り付けが容易となり、基板と島側の制御部や電源部等とを接続するワイヤハーネスに必要な長さの余裕量が減る。なお、基板をフレームに内蔵する方法は問わない。たとえば、基板を取り付け部材等を用いて取り付けてもよいし、フレームに直接取り付けるように構成してもよい。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の表示装置において、前記光源部の光源は表面実装型の発光ダイオードであり、この発光ダイオードから出射する光を反射する反射部材を設け、この反射部材により光を反射させて前記表示プレートの端面に光を照射することを特徴とする。
上記発明によれば、光源部の光源に表面実装型の発光ダイオードを用いるので、基板の板厚を薄くすることができる。また、反射部材により発光ダイオードから出射する光を反射させて表示プレートの端面に光を照射するようにしたので、発光ダイオードの視野角(指向性)には関係なく様々な角度と方向から表示プレート内に光が入射する。なお、この構成では、発光ダイオードから出射する光のうち、直接表示プレート内に入射するものがあってもよい。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の表示装置において、前記反射部材は、前記フレームまたは/及び前記基板の表面に形成された光の反射層であることを特徴とする。上記発明によれば、反射層は、フレームまたは/及び基板の表面をメッキするなどにより容易に形成される。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の表示装置において、前記光源部の光源はランプ型の発光ダイオードであり、この発光ダイオードは、その頭部が表示プレートの端面に臨むように略L字状の端子で前記基板に取り付けられていることを特徴とする。
上記発明によれば、光源部の光源にランプ型の発光ダイオードを用いているものの、発光ダイオードの端子を略L字状に折り曲げて基板に取り付けられているので、基板全体の板厚を薄くすることができる。また、表示プレートの端面に発光ダイオードの頭部が臨んで、発光ダイオードから出射する光は直接表示プレート内に入射する。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の表示装置において、前記フレームは、装着された表示プレートのうち前記発光ダイオードから所定距離の範囲内にある部分を覆い隠す目隠し部を有することを特徴とする。
上記発明によれば、発光ダイオードからの光は指向性を持って広がり、発光ダイオードの近くでは指向性の境界に沿って表示プレート上に光の筋が生じ易いが、そのような部分が目隠し部により覆い隠される。目隠し部は、不透明のほか透明度の低いスモーク状にしてもよい。
また、請求項8の発明に係わる表示装置は、遊技機を設置する島台に設けられる表示装置であって、光を拡散する模様を導光板に付した表示プレートと、前記表示プレートの端面に光を照射する発光ダイオードが少なくとも取り付けられた基板とを有し、前記表示プレートの端面または端面近傍に孔を穿設し、この孔に前記発光ダイオードが臨むように、前記基板をその板厚方向が前記表示プレートの板厚方向と同方向となるように前記表示プレートに付設したことを特徴とする。
上記発明によれば、表示プレートの端面または端面近傍に穿設された孔に発光ダイオードが臨んでいるので、発光ダイオードからの光は、孔の端面から入射して導光板内を伝播し、模様に衝突すると光が拡散されて導光板の外へ出射し、模様の部分が発光する。ここで発光ダイオードは基板に取り付けられており、この基板は、その板厚方向が表示プレートの板厚方向と同方向となるように表示プレートに付設されている。この構成では、請求項1の発明とほぼ同様に、板厚方向において基板が表示プレートから突出することがほとんどなく、また、表示プレートに光を照射するだけで、表示プレートを電気的に接続することなく、表示プレートの模様自体を発光することができる。また、表示プレートに照射する光の色を変えるだけで、模様の発光色が変わり、装飾効果を変化させることができる。
なお、請求項8の発明にて用いる発光ダイオードは表面実装型のものが望ましく、ランプ型の発光ダイオードを用いる場合には、請求項6の発明のように、発光ダイオードの頭部が孔の端面に臨むように、発光ダイオードの端子を略L字状に折り曲げて基板に取り付けるのが望ましい。
また、請求項9の発明は、請求項8に記載の表示装置において、前記発光ダイオードから出射する光を反射する反射部材を設け、この反射部材により光を反射させて前記孔の端面に光を照射することを特徴とする。
上記発明によれば、請求項4の発明とほぼ同様に、反射部材により発光ダイオードから出射する光を反射させて表示プレートの孔の端面に光を照射するようにしたので、発光ダイオードの視野角(指向性)には関係なく様々な角度と方向から表示プレート内に光が入射する。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至請求項9の何れかに記載の表示装置において、前記表示プレートの前記光源部からの光が入射する箇所を除く端面に反射材を設けたことを特徴とする。上記発明によれば、光源に臨む表示プレートの端面から入射した光は、他の端面で反射材によって反射されるので表示プレート外部に漏れにくくなる。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至請求項10の何れかに記載の表示装置において、前記光源部からの光が入射される前記表示プレートの端面に、鏡面加工を施したことを特徴とする。上記発明によれば、光源部からの光が効率よく表示プレート内に入射される。たとえば、表示プレートの端面にバフ(磨き)をかけることで鏡面加工が実現される。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至請求項11の何れかに記載の表示装置において、前記表示プレートはL字状に折り曲げてあって、その一片を前記島台のカウンタ部として使用し、他方の片を前記島台の腰板部として使用することを特徴とする。
上記発明によれば、L字状に折り曲げた導光板の一方の片がカウンタ部に、他方の片が腰板部として使用される。光はL字状に曲げた両片に伝播するので、1つの端面に光源を設ければよい。また、表示プレートの上面を強化ガラスで覆ったり保護材でコーティングしたりするとよい。
また、請求項13の発明は、請求項1乃至請求項12の何れかに記載の表示装置において、前記表示プレートを前記島台の腰板部として使用し、かつ前記光源部から入射された光がこの表示プレートの下端から出射するようにしたことを特徴とする。
上記発明によれば、表示プレートで構成した腰板部の下端から射出する光が足元照明に利用される。光の出射する端面を鏡面加工すれば出射する光量が増加する。反射材は、導光板の端面のうち、光源からの光を入射させる部分と足元照明として光を出射させる部分以外に設けるとよい。
また、請求項14の発明は、請求項1乃至請求項13の何れかに記載の表示装置において、前記光源部の点灯パターンを制御する制御部を備え、前記光源部は、出射する光の色を切り替え可能であり、前記制御部は、前記光源部が出射する光の色を切り替えることを特徴とする。
上記発明によれば、模様は受けた光を拡散して発光するので、照明する光の色を変えることで模様の発光色が変わる。たとえば、模様が光を拡散する白色の塗料で描かれている場合には、模様は照射された光の色で発光する。模様が赤や緑など特定の色で描かれている場合には、ほぼ模様の塗料の色と照射された光の色とを混合した色が模様の発光色になる。たとえば、光源として光の3原色を用意すれば、これらを組み合わせてフルカラー発光が可能になり、様々な色で模様を発光させることが可能になる。
また、請求項15の発明は、請求項1乃至請求項14の何れかに記載の表示装置において、前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を導光板に印刷したものであることを特徴とする。上記発明によれば、たとえば、光を拡散する性質の塗料をスクリーン印刷することにより、容易に模様を導光板に形成することができる。印刷された模様は、光源の発光色(波長)と模様の印刷色との関係により、導光板内の光を拡散して所定の色及び発光強度にて発光する。
また、請求項16の発明は、請求項1乃至請求項14の何れかに記載の表示装置において、前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を印刷したフィルムシートを導光板に貼着したものであることを特徴とする。上記発明によれば、光を拡散する性質の塗料で模様を印刷したフィルムシートを導光板に貼着することで、模様が導光板に形成される。フィルムシートを張り替えるだけで表示プレート上の模様やデザインの変更が可能になる。
模様はフィルムシートの表裏いずれに形成してもよい。導光板に貼着する面に模様を形成する場合には、フィルムシートは、透明でも不透明でもかまわないし、反射材の役割を兼ねるように構成してもよい。導光板に貼着する面と反対の面に模様を形成する場合は、フィルムシートは透明や無色透明が望ましい。またフィルムシートは、導光板の背面全体に貼着しても一部のみに貼着してもよい。
また、請求項17の発明は、請求項16に記載の表示装置において、前記フィルムシートは、模様の形に切り取られたものであることを特徴とする。上記発明によれば、模様の形にカットしたフィルムシートが導光板に貼着される。模様の形に正確にカットする必要はなく、模様の周囲にある程度の余裕を持たせてもよい。また、複数の模様の形に切り取られたフィルムシートを表示プレートに組み合わせて貼り付けるようにしてもよい。
また、請求項18の発明は、請求項1乃至請求項17の何れかに記載の表示装置において、前記表示プレートは、第1表示プレートと第2表示プレートとからなり、前記光源部は、前記第1表示プレートの端面に光を照射する第1光源部と前記第2表示プレートの端面に光を照射する第2光源部とからなり、前記第1表示プレートは前記第2表示プレートの前面側に位置し、この第1表示プレート及び第2表示プレートの一部または全部が重なり合って所定の模様が形成されることを特徴とする。
上記発明によれば、第1光源部及び第2光源部により第1表示プレート及び第2表示プレートに端面側から入射した光がそれぞれ導光板内を伝播し、模様に衝突すると光が拡散されて導光板の外へ出射し、模様の部分が発光する。つまり第1表示プレート及び第2表示プレートの一部または全部が重なり合って形成された所定の模様が発光する。
また、請求項19の発明は、請求項18に記載の表示装置において、前記第1光源部から出射された光が前記第2表示プレートの端面に、及び前記第2光源部から出射された光が前記第1表示プレートの端面に入射するのを防止する防止部材を有することを特徴とする。
上記発明によれば、第1光源部及び第2光源部から出射された光は指向性を持って広がるものの、防止部材により反射して、第1光源部から出射された光は第1表示プレートの端面に、第2光源部から出射された光は第2表示プレートの端面にのみ入射する。
また、請求項20の発明は、請求項18または請求項19に記載の表示装置において、前記第1表示プレートと第2表示プレートとの隙間を覆う遮蔽部材を備えたことを特徴とする。上記発明によれば、第1表示プレートと第2表示プレートとを重ねたときに隙間ができても、遮蔽部材によりこの隙間が覆い隠される。なお遮蔽部材としては、テープやプレート等が考えられる。
請求項1の発明によれば、光源部から表示プレートの端面に光を照射することで表示プレートの模様自体が発光するので、発光しない箇所とのコントラストが強く、高い装飾効果を得ることができる。また、照射する光の色を変えることで模様自体の色を変更しなくても模様の発光色が変わるので、変化に富む装飾効果を得ることができる。
また、光源部が取り付けられた基板は、表示プレートの板厚方向に突出することがなく、奥行方向の出っ張りをなくした薄型でコンパクトな表示装置が設計可能となり、島台内の限られたスペース、特に板厚方向(奥行方向)のスペースに制約の大きい島台にとっては、極めて使い勝手がよい。
さらに、表示プレートの端面に光を照射するだけで模様自体が発光するので、表示プレートの交換や取り外しの際に配線を切り離したり接続し直したりする必要がなくなり、作業効率が向上する。また、表示プレートを取り替えることで模様を変更できるので、低コストでのデザイン変更が可能になる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、島台に取り付けられるフレームで表示プレートを着脱可能に支持しているので、さらに表示プレートの交換や保守点検等が容易となり、取り扱いに優れる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、欄間等に適用した表示装置を保守点検時に開閉しても、ワイヤハーネスが邪魔にならず作業性が向上する。また、基板を別途取り付ける必要がなく、表示プレートをフレームの定位置にセットするだけで、表示プレートの端面と光源部とを適正な位置に配置することができ、光の適切な照射状態が容易に確保される。
請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3の何れかの発明の効果に加え、表示装置を極力薄く形成することができ、また、表示プレートの端面付近に生じる光の筋が発生することなく模様が適切に発光する。
請求項5の発明によれば、請求項4の発明の効果に加え、反射部材をメッキなどにより容易に形成することができる。
請求項6の発明によれば、請求項1乃至請求項3の何れかの発明の効果に加え、光源部の光源がランプ型の発光ダイオードであっても、表示装置を薄く形成することができる。
請求項7の発明によれば、請求項6の発明の効果に加え、表示プレート上で、光源部の近くに生じる光の筋が覆い隠されて、装飾効果が高まり見栄えが向上する。
請求項8の発明によれば、請求項1の発明の発明とほぼ同様な作用効果を奏する。
請求項9の発明によれば、請求項4の発明の発明とほぼ同様な作用効果を奏する。
請求項10の発明によれば、請求項1乃至請求項9の何れかの発明の効果に加え、表示プレートの外部に光が漏れにくくなり、模様の発光強度を強めることができる。
請求項11の発明によれば、請求項1乃至請求項10の何れかの発明の効果に加え、光源部からの光を効率よく表示プレート内に入射させることができ、模様の発光強度を高めることができる。
請求項12の発明によれば、請求項1乃至請求項11の何れかの発明の効果に加え、1つの端面に設けた光源でカウンタ部の模様と腰板部の模様の双方を発光させることができ、別々に構成する場合に比べて低コスト化することができる。
請求項13の発明によれば、請求項1乃至請求項12の何れかの発明の効果に加え、腰板部として使用する表示プレートが足元照明の機能を併せ持ち、別途の光源を足元照明用に設置する場合に比べて島台の下部がすっきりと構成される。
請求項14の発明によれば、請求項1乃至請求項13の何れかの発明の効果に加え、照射する光の色を変えるだけで模様自体の色を変更しなくても模様の発光色が変わるので、簡易な装置構成でありながら、変化に富む高い演出効果及び装飾効果を得ることができる。
請求項15の発明によれば、請求項1乃至請求項14の何れかの発明の効果に加え、印刷するだけで表示プレートの模様を変えることができ、迅速且つ低コストでデザインの変更が可能になる。さらに、光源の発光色(波長)に対して適宜印刷色を選択することで、所望する色及び発光強度にて模様を発光させることができ、極めて装飾効果が高まる。
請求項16の発明によれば、請求項1乃至請求項14の何れかの発明の効果に加え、フィルムシートを張り替えるだけで表示プレートの模様を変えることができ、低コストでデザインの変更が可能になる。さらに、光源の発光色(波長)に対して適宜フィルムシートに印刷する色を選択することで、所望する色及び発光強度にて模様を発光させることができ、極めて装飾効果が高まる。
請求項17の発明によれば、請求項16の発明の効果に加え、模様の形にカットしたフィルムシートを導光板に貼着するようにしたので、貼着するフィルムシートの組み合わせ方や配置を変えるだけで様々なデザインの表示プレートを形成することができ、容易に装飾効果を高めることができる。
請求項18の発明によれば、請求項1乃至請求項17の何れかの発明の効果に加え、模様自体が発光する表示プレートが複数(2枚)あるので、それらの模様の組合せや発光態様により、より凝った演出効果の高い表示が可能となり、極めて高い装飾効果を得ることができる。
請求項19の発明によれば、請求項18の発明の効果に加え、適正な点灯パターンや点灯色にて表示プレートの模様を発光させることができる。
請求項20の発明によれば、請求項18または請求項19の発明の効果に加え、第1表示プレートと第2表示プレートとを重ねたときに隙間ができても、遮蔽部材がこの隙間を覆い隠すので、第1表示プレートと第2表示プレートとの隙間から塵等が侵入するのを防止し、模様を適正に発光させることができる。すなわち遮蔽部材が防塵手段としての機能を果たす。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる表示装置8を欄間として取り付けたパチンコ島台1を示す斜視図である。パチンコ島台1には、パチンコ機2とパチンコ球を遊技者に貸し出す台間ユニット3とを一組にしたものが遊技に適した高さで横一列に並べて複数組収容されている。図1に示すパチンコ島台1は、両面にパチンコ機2が収容された両面島1aである。このほかパチンコ島台には、片面だけに遊技機等を収容した壁島がある。
パチンコ島台1の上部(パチンコ機2の上方)には幕板7が掛け渡してあり、その上に欄間としての表示装置8が設けてある。幕板7には、パチンコ機2毎に呼出ランプ9が取り付けてある。表示装置8は、パチンコ機2と台間ユニット3とを一組にしたものを単位に設けてあり、表示装置8の横幅は1台のパチンコ機2とこれに並設された1台の台間ユニット3とを合わせた横幅になっている。
なお、図示していないが、パチンコ島台1の内部には、パチンコ球を循環したり貯留するための装置、あるいはパチンコ機2から排出されたパチンコ球を回収したり、パチンコ機2へパチンコ球を補給するための装置、さらには外部に設けられる管理コンピュータ等との通信ケーブルや各種電子部品や基板等が所狭しと設けられている。これは、遊技場のスペース効率を向上させるため(通路を広くしたり、より多くのパチンコ機を設置するため)、パチンコ島台1の厚みをなるべく細くしたいからである。
また、パチンコ機2の下方には、玉箱などを載せるためのカウンタ4が手前に突出して設けてある。カウンタ4の下方には腰板5が、さらにその下方から床面までの間には巾木6が設けてある。また、パチンコ島台1の左右両端には妻板11が取り付けてある。妻板11には、表示装置8の点灯パターンなどを設定するための子統合スイッチパネル21(操作部)が設けてある。
図2は、パチンコ島台1に欄間として取り付けられた表示装置8の分解斜視図である。表示装置8は、フレーム12と表示プレート25(第1プレート25a、第2プレート25b)とから構成されており、表示プレート25はフレーム12から容易に着脱可能になっている。なお、フレーム12の背面から出ているワイヤハーネス17は、フレーム12に内蔵される後述のLED基板とパチンコ島台1に設置された後述の個別制御基板とを電気的に接続するためのケーブルである。表示装置8は、フレーム12の上部左右両端に設けた回転軸としての蝶番13aでパチンコ島台1の図示しない島柱に開閉可能に取り付けられる。
図3は、表示プレート25を示す斜視図である。表示プレート25は、同一サイズの第1プレート25aと第2プレート25bとを2枚重ねにした構造をなしており第1プレート25aが前面側に位置し、第2プレート25bが後面側に位置している。第1プレート25aと第2プレート25bとには、後述の模様が印刷されており、両者が重なり会って所定の絵柄が表示プレート25に表示されるようになっている。
図4は、フレーム12を示す六面図及び断面図である。同図(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は右側面図、(D)は平面図、(E)は底面図、(F)は(A)のA−A断面図である。なお、左側面図は右側面図と同様に現れるので省略している。
図2及び図4に示すように、フレーム12は、基部フレーム13と、左右の側フレーム14a、14bと、背板15とから構成されている。基部フレーム13と側フレーム14a、14bとは全体でコの字状の枠をなしている。なお、図中13bは、基部フレーム63の前面板である。また、図4では蝶番13aは図示省略してある。
フレーム12は、コの字の開放部分を下に向けた状態で、左右の側フレーム14a、14bの側間仕切り22a、22bで形成されるガイド溝に沿って第1プレート25a及び第2プレート25bの上から嵌め込み、基部フレーム13の基部間仕切り23で形成される図4(E)に示す嵌合溝51a、51bに表示プレート25の上端部を嵌合するようになっている。従って第1プレート25aと第2プレート25bとは、基部間仕切り23の厚みだけ間隔をおいて重合するようにフレーム12に取り付けられる。その後、側フレーム14a、14bに開設されている螺子穴16a、16b、16c、16dを通して図示省略の螺子でフレーム12と表示プレート25とを一体に固定するようになっている。
図4(B)に示す背板15の上部に形成された切欠18は、ヒートシンクの役割とワイヤハーネス17を通過させる役割のために設けてある。また、図4(E)に示すように基部フレーム13の左右端部内側にはストッパ片47a、47b、47c、47dが設けてある。ストッパ片47a、47bは、第1プレート25aをフレーム12に装着したときに、ストッパ片47c、47dは、第2プレート25bをフレーム12に装着したときに、第1プレートの下端面24a、第2プレートの下端面24bと当接して基部フレーム13の内部に設けられる後述のLED基板70との間に適正なクリアランスを保つ(接触防止も含む)為に形成してある(図7参照)。なお背板15は、所望の色で着色してもよい。
図5は、LED基板70の正面図である。図5に示すように、本実施形態においてLED基板70には、赤LED71aと青LED71bと緑LED71cの3個を一組としたものが5組一列に並べて取り付けてある。各LED71a、71b、71cは表面実装型のものを使用している。図中72は抵抗であり、またLED基板70の裏面側には、図示していない配線パターンがエッチングにより施されている。
LED基板70の長さは、本実施形態のように赤LED71a、青LED71b、緑LED71cの組数が5組のときは、たとえば、60〜200mm程度の大きさにて作成可能である。つまりLED基板70の長さは、最小のもので15mm(赤LED71a、青LED71b、緑LED71cの組数が1組)程度から作成でき、一方最大のものは、生基板(基板が切り出される前の基板)の寸法や強度・取り扱いの観点から30mm未満が望ましく、それ以上に長くしたいときは、複数枚のLED基板70をコネクタ等で連結して用いるようにすればよい。一方LED基板70の幅は、LED71や抵抗72、及びそれらの素子を結線する配線パターン等の大きさにより、最小でも10mm程度の大きさが必要になる。
さらに、LED基板70の表面には、LED71の光を反射可能な反射層74が設けられている。この反射層74は、光を反射可能なものであれば特に材質などを限定するものではなく、たとえば基板上の導体層にハンダ等の金属メッキを施すことで形成してもよい。
図6(A)は、フレーム12(基部フレーム13)内にLED基板70を設置した状態を示す底面図であり、図6(B)は、フレーム12(基部フレーム13)内にLED基板70を設置した状態を示す正面図である。なお、図6(B)は基部フレーム13の前面板13b(二点鎖線で示す部分)を取り除いた状態を示している。図6に示すように、LED基板70は、嵌合溝51a(図4(E)参照)内のストッパ片47a、47b間、嵌合溝51b(図4(E)参照)内のストッパ片47c、47d間に嵌合した状態となっており、すなわち第1プレート25aに対応するLED基板70は、嵌合溝51a内において前面板13b、基部間仕切り23、ストッパ片47a、47bとで形成される箇所に、その裏面側が基部間仕切り23に付設されるように立設して装着され、一方第2プレート25bに対応するLED基板70は、嵌合溝51b内において背板15、基部間仕切り23、ストッパ片47c、47dとで形成される箇所に、その裏面側が背板15に付設されるように装着されている。
しかして前面板13bの裏面、ストッパ片47aの左側面、ストッパ片47bの右側面、及び基部間仕切り23の裏面、ストッパ片47cの左側面、ストッパ片47dの右側面には、LED71の光を反射可能な反射層29a、29bが設けられている。この反射層29a、29bは、前記した反射層74と同様、光を反射可能なものであれば特に材質などを限定するものではない。
つまり嵌合溝51a、51bの内部において、LED71が点灯すると、このLED71から出射された光は、反射層74と反射層29a、29bとによって乱反射するようになっている。なお、LED71を点灯した際の熱は背板15に開設された切欠18(図4(B)参照)から外部へ放出される。
図7は、表示プレート25(第1プレート25a、第2プレート25b)をフレーム12に取り付けた状態の表示装置8をその内部構造とともに示した正面図である。第1プレートの上端24aがストッパ片47a、47bに、第2プレートの上端24bがストッパ片47c、47dに突き当たることで、第1プレート25aと第2プレート25bとが重なり合って所定の絵柄が表示されると共に、嵌合溝51a、51bがほぼ密閉状態にされる。また、各LED71と表示プレート25の上端(第1プレートの上端24a、第2プレートの上端24b)との間にわずかなクリアランスが確保される。
なお、図6及び図7のでは、便宜上、LED基板70は1枚で図示してあるが、表示装置8は図1に示したようにほぼパチンコ機2の幅大に形成されるもので、従ってLED基板70は、実際には複数枚を連結したもの(たとえば、長さ200mm×3枚)が使用される。但し、以降の説明においても、LED基板70は、便宜上、1枚として説明することにする。
また、図2に示したように、表示装置8は上部の蝶番13aで回転可能にパチンコ島台1に取り付けられ、LED基板70は図7に示すように表示装置8の回転軸側に内蔵されている。このため蝶番13aを中心に表示装置8を開閉してもLED基板70の位置があまり変位せず、ワイヤハーネス17が短くて済み、かつ配線等が容易になる。
図8は、第1プレート25a、反射テープ26a、反射シート27の分解斜視図である。第1プレート25aの周縁部には、反射テープ26aが貼着され、第1プレート25aの裏面側には模様30aが印刷されると共に、この模様30aに重なる部分のみに反射シート27が貼着される。なお反射テープ26aは、LED71からの光が入射する箇所となる第1プレートの上端24aには形成されないようになっている。
図9は、第2プレート25b、反射テープ26b、反射シート28の分解斜視図である。第2プレート25bは第1プレート25aと同一の形状にて形成され、第2プレート25bの周縁部には、反射テープ26bが貼着され、第2プレート25bの裏面側には模様30bが印刷されると共に、第2プレート25bとほぼ同じ大きさの反射シート28が貼着される。
反射シート27、28は、白色や光沢のある色が着色されたシートであればよい。また、第1プレート25aにおいては、第1プレート25aとほぼ同じ大きさの透明の反射シート27に、模様(印刷部)30aに重なる部分のみ白色や光沢のある色を着色するようにしてもよい。さらに第2プレート25bにおいては、模様(印刷部)30bに重なる部分のみに反射シート28を設け、それ以外の箇所に所望の背景色を施すようにしてもよい。つまり反射シート27は、模様(印刷部)30aの発光強度を向上させると共に、第1プレート25aと第2プレート25bとを重ね合わせたとき、第2プレート25bの模様(印刷部)30bが透視できることが必要であり、一方反射シート28は、最低限、模様(印刷部)30bの発光強度を向上させればよい。
反射テープ26a、26bは、反射シート27、28と同様、白色や光沢のある色が着色されたテープであればよい。これらにより、第1プレート25a、第2プレート25bの内部を通過する光が外界との境界で反射されて外部への漏れが防止され、模様(印刷部)30a、30bの発光強度を向上する。
導光板としての第1プレート25a、第2プレート25bは、肉厚が数ミリ程度(たとえば2〜5mm)にて形成されており、その裏側(反射シート27、28側)には光を拡散する模様(発光部)としての印刷部30a、30bがスクリーン印刷されている。この印刷に使用される塗料(インキ)は、拡散反射特性を有し散乱材を含有するもので、材料としては、パール材やガラス、ビーズ顔料、白色顔料等があり、さらに拡散性や発色性を持たせ発光強度を向上させるため有機蛍光誘導体と非有機系化合物を加えるようにしてもよい。
具体的には、シリコーン樹脂粒子やポリスチレン樹脂粒子等の透明有機樹脂粒子、Al2O3、TiO2、SiO2等の金属酸化物粒子、BaSO4等の硫酸塩粒子、CaCO3等の炭酸塩粒子、ガラス微粉末やガラスバルーンなどの無機化合物粒子、ミクロエアーセル等が挙げられ、これらを単独でまたは2種以上を併用して使用することができる。
反射効率や塗料の印刷性等を考慮した場合、これら材料の粒子の平均粒径は0.01〜20μm程度、特に0.05〜1μm程度であることが好ましく、また、光反射層中の含有量は0.5〜50重量%程度、特に3〜20重量%程度であることが好ましい。なお、塗料は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいはアクリル系、ゴム系、エラストマー系等の粘着剤をバインダーとするものを用いることができる。
なお、印刷は、スクリーン印刷以外に、たとえばオフセット印刷、グラビヤ印刷、凸版印刷、パッド印刷、インクジェット印刷等の印刷方式を採用でき、好ましくは表示プレート55の成型工程において、インライン方式で印刷するのがよい。また、印刷の厚さは、過度に薄いと光反射効率が十分でなく、逆に過度に厚くても光反射効率には大差がないにもかかわらず、印刷コストの高騰や印刷の剥離の問題も生じてくるため、これらを勘案して適切に選択するのが好ましく、通常は20〜200μm程度の厚さとすることが好ましい。
また、表示プレート55を構成する導光板の材料としては、屈折率が高い透明材料が用いられ、メタクリル樹脂(PMMA)、アクリル樹脂等が好ましく、それ以外にもプラスチック、エラストマーなどの中から目的に応じて適宜選択することができ、たとえば、ポリスチレン、スチレン・メチルメタクリレート共重合体、ポリメチルペンテン、アリルグリコールカーボネート樹脂、スピラン樹脂、アモルファスポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリアリルサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ジアリルフタレート、フッ素樹脂、ポリエステルカーボネート、ノルボルネン系樹脂(ARTON)、脂環式アクリル樹脂(オプトレッツ)、シリコーン樹脂、アクリルゴム、シリコーンゴム等の透明材料が挙げられる。
また、導光板(メタクリル樹脂、アクリル樹脂)の製法としては、セルキャスト製法や押出し製法があり、製造過程の違いから押出し板はキャスト板に比べ分子量が低く、物性的に耐熱温度・耐衝撃性・表面硬度などが若干劣るものの、熱成形しやすいメリットがあり、この製法についても目的に応じて適宜選択すればよい。本実施の形態では、キャスト板を使用している。
このように表示プレート25(第1プレート55a、第2プレート55b)は、光を拡散する模様30a、30bである発光部を印刷により形成できるので、自由な色で様々な文字やデザインを発光部として極めて容易に採用できるようになる。
ここで、図10を参照しながら、LED71から発せられた光が第1プレート25a、第2プレート25b内部に入射する過程を説明する。図10に示すように、2列に設置されたLED71から発せられる光は、ほぼ密閉状態の嵌合溝51a、51b(図4(E)参照)内において反射層29a、29bと反射層74とに衝突して乱反射し、最終的に必ず対応する第1プレートの上端24a及び第2プレートの上端24bから第1プレート25a、第2プレート25b内部に入射光31として入射するようになっている。なお、基部間仕切り23が隣のLED71からの入射光31の侵入を防止する防止部材としての機能を果たしており、これにより、第1プレート25a及び第2プレート25bの後述する点灯制御を適正なものとしている。なお、図10は、基部フレーム13内に2列に設置されたLED71から発せられる光が、反射層29a、29b及び反射層74に反射して第1プレート25a、第2プレート25b内部に入射する様子を示す断面図である。
つまり本実施の形態においては、図10に示すように、LED基板70を立設して基部フレーム13内に形成しているので、換言すれば、LED基板70は、その板厚方向が表示プレート25の板厚方向と同方向で、表示プレートの上端面24から連なるように設けられているので、LED71から発せられた光は、第1プレート25a、第2プレート25b内部に直接入射したり、あるいは反射層29a、29b及び反射層74により乱反射して間接入射するようになっており、すなわちLED71から発せられた光は、様々な角度と方向から第1プレート25a、第2プレート25b内部に入射するようになっている。そしてこれは、次のような効果を奏する。
すなわち、たとえば図11(A)に示すように、LED基板70を横設してLED71から発せられる光を表示プレート25(第1プレート25a、第2プレート25b)内部に直接入射させるもののみにすると、図11(A)において赤LED71aに注目すると、斜線部59で示す部分にはいずれの赤LED71aからも直接光が到達していない。直接光が到達する部分と到達しない部分では明暗の差が大きいので、光の筋が生じてしまう。これは、LED71には所定の視野角(指向性)があるからである。そして、このような斜線部59上に模様30a、30bがあると、模様30a、30bは適切に発光しなくなる。一方本実施の形態のように反射層29a、29b及び反射層74により乱反射させて表示プレート25内部に間接入射させるものは、LED71の視野角には関係なく様々な角度と方向から入射するので、このような光の筋を生じることがなく、従って模様30a、30bは適切に発光する。
さらに図11(B)に示すように、LED基板70を横設した場合には、前記したようにLED基板70の幅は最小でも10mm程度の大きさが必要になるため、たとえば表示プレート25の肉厚が2〜5mm程度のものでは、LED基板70が表示プレート25から奥行方向に突出してしまい、すなわち表示装置8の厚みが増し、表示装置8の使い勝手が悪いものになってしまう。一方本実施の形態のようにLED基板70を立設するようにすれば、すなわちLED基板70を、その板厚方向を表示プレート25の板厚方向と同方向で、表示プレートの上端面24から連なるように設ければ、表示装置8の厚みが増すことはなく、コンパクトで極めて取り扱い易いものとなる。なお、図11(A)は、LED基板70を横設した場合のLED71の指向性と表示プレート25内の照射領域との関係を示す正面図、図11(B)は、図11(A)の側面図である。
図12は、LED71から入射した光の第1プレート25a、第2プレート25b内部における伝播経路を示しており、LED71から発せられた光は、一例として入射光31に示すように第1プレート25a、第2プレート25bの内部を通過し、第1プレート25a、第2プレート25bの縁部に到達した入射光31は、反射テープ26a、26bで反射して再び第1プレート25a、第2プレート25bの内部を通過する。
そして、このように第1プレート25a、第2プレート25b内部に入射した入射光31が、上記したような経路を辿る過程で印刷部30a、30bに到達すると、前記拡散反射特性により図13に示すような拡散した反射光32が発生し、この光が表示プレート25の外部に出射し、印刷部30a、30bが発光するように見える。なお、LED71が臨む第1プレートの端面24a、第2プレートの端面24bは、バフ(磨き…鏡面加工)をかけるのが好ましく、これによりさらに模様(印刷部)30a、30bの発光強度が増す。なお、図13は、LED71から入射した光が印刷部30a、30bで乱反射する様子を示している。
図14は、表示装置8の模様(印刷部)30a、30bが発光する様子を模式的に示したものである。表示プレート25(第1プレート25a、第2プレート25b)全体が光るのではなく、表示プレート25(第1プレート25a、第2プレート25b)に付した模様(印刷部)30a、30bだけが光るので、高い装飾効果を得ることができる。
ところで、模様(印刷部)30の発光色は、印刷部30の印刷色とLED71の発光色(波長)とにより決定される。すなわち、印刷部30の印刷色が無色や白色であれば、ほぼLED71の発光色が模様(印刷部30)の発光色になる。印刷部30の印刷色が有色であれば、ほぼ印刷部30の印刷色とLED71の発光色とを混合した色が模様(印刷部30)の発光色になる。またLED71の発光色が白色であれば、ほぼ印刷部30の印刷色が模様(印刷部30)の発光色となる。
図15は、LED71の発光色(波長)と模様(印刷部)30の印刷色との組み合わせ方と印刷部30の発光強度との関係を示す説明図である。図中の「A」は発光強度が強いことを、「B」はやや強いことを、「C」はやや弱いことを、「D」は非常に弱いことを、「E」が発光しないことをそれぞれ表している。
模様(印刷部)30の発光強度は、LED71の発光色(波長)と印刷部30の印刷色の双方に依存している。印刷部30の印刷色が黒色(若しくはそれに近い色)の場合には、LED71の発光色にかかわらず黒となり、模様(印刷部30)はほとんど発光しない。また、LED71の発光色と印刷部30の印刷色とが同じ場合には発光強度が強く、LED71の発光色と印刷部30の印刷色とが補色の関係に近づくほど発光強度は弱くなる。
たとえば、LEDの色が「赤」で印刷色が「緑」や「青」の場合は、補色の関係あるいは補色に近い関係であるので発光強度は非常に弱い「D」になっている。またLEDの色が「青」で印刷色がその補色の「赤」の場合にも発光強度はやや弱い「C」になる。したがって、たとえば第1プレート25aに青の模様と赤の模様とを印刷しておき、点灯するLEDの色を青と赤とに切り替えれば、赤LEDの点灯時には赤の模様だけが発光し、青LEDの点灯時にはほぼ青の模様だけが発光するので、発光する箇所が切り替わり、変化に富む装飾効果を得ることが可能になる。
図16は、パチンコホールの平面模式図の一例である。同図では、左右両側の壁面に沿って壁島1bが設けてあり、これらの中央に両面島1aが設けてある。遊技機島には、親島と子島とがあり、親島(図中で左の壁島1b)には、親統合制御基板80が、子島には子統合制御基板90が取り付けてある。これらは表示装置8の点灯パターンを制御する回路である。各島に設置された親統合制御基板80及び子統合制御基板90は、通路22を跨ぐハーネス88で互いに接続されている。この接続は、床下や天井裏等を介して行われる。
各島の親統合制御基板80や子統合制御基板90には、島内部に掛け渡したケーブルを通じて多数の個別制御基板60がカスケード接続されている。図16に示すものでは2台のパチンコ機に1台の割合で個別制御基板60が設置されている。各個別制御基板60には、表示装置8のLED基板70がワイヤハーネス17を通じて接続されている。また、各パチンコ機2に対応付けて設けた呼出ランプ9も接続される。
図17は、子統合制御基板90の回路構成を示すブロック図であり、図18は、子統合スイッチパネル21の正面図である。子統合制御基板90は、当該装置の動作を統括制御するためのCPU(中央処理装置)91を有し、そのバス94にROM(リード・オンリ・メモリ)96と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)97と、入力回路92と、出力回路93とが接続されている。入力回路92には、親統合制御基板80と、子統合スイッチパネル21に配置された大当り点灯パターン設定スイッチ35と、点灯色設定スイッチ36と、通常点灯パターン設定スイッチ37と、グルーピング設定スイッチ38とが接続されている。また出力回路93には自島の個別制御基板60と、子統合スイッチパネル21に配置された7セグ表示器34とが接続されている。
子統合スイッチパネル21の各スイッチ35〜38はプッシュ式で、1回押すたびに7セグ表示器34の表示が「1」〜「6」へと順に変化するようになっている。大当り点灯パターン設定スイッチ35は、自島の欄間(表示装置)8における大当り(確変や時短時でもよい)点灯パターンを予め定めた6通りの中のいずれかに設定するスイッチである。点灯色設定スイッチ36は、自島の欄間(表示装置)8における点灯色を6通りの中のいずれかに設定するスイッチである。通常点灯パターン設定スイッチ37は、通常時(大当り、確変、時短時以外)の点灯パターンを6通りの中からいずれかに設定できるスイッチである。
グルーピング設定スイッチ38は、子統合制御基板90が管理するこの島のグループ番号を設定するスイッチである。7セグ表示器34は選択されたグループ番号を示しており、同じ番号に設定された島同士が同じグループにグルーピングされる。
図19は、親統合制御基板80の回路構成を示すブロック図であり、図20は、親統合スイッチパネル20の正面図である。親統合制御基板80は、子機(子統合制御基板90)を統括制御する親機としての機能のほかに、自島に対しては子機としての機能も果たす。
親統合制御基板80は、当該装置の動作を統括制御するためのCPU81を有し、そのバス84にROM86と、RAM87と、入力回路82と、出力回路83とが接続されている。入力回路82には、親統合スイッチパネル20に配置された大当り点灯パターン設定スイッチ35と、点灯色設定スイッチ36と、通常点灯パターン設定スイッチ37と、グルーピング設定スイッチ38と、グルーピング指定スイッチ39と、グルーピング点灯オン・オフスイッチ40と、グルーピング点灯パターン設定スイッチ41とが接続されている。また出力回路83には他の島の子統合制御基板90と、自島の個別制御基板60と、親統合スイッチパネル20に配置された7セグ表示器34とが接続されている。
親統合スイッチパネル20の各スイッチ35〜39はプッシュ式で、1回押すたびに7セグ表示器34の表示が「1」〜「6」へと順に変化するようになっている。大当り点灯パターン設定スイッチ35及び点灯色設定スイッチ36、通常点灯パターン設定スイッチ37、グルーピング設定スイッチ38は子統合制御基板90と同一である。グルーピング指定スイッチ39及びグルーピング点灯オン・オフスイッチ40、グルーピング点灯パターン設定スイッチ41は、親統合制御基板80のみに設けられるスイッチである。これらを用いて、特定のグループに属する複数の島の表示装置8に特定の点灯パターンを強制的に点灯(グルーピング点灯)させることができる。
グルーピング指定スイッチ39は、グルーピング点灯させる(アクティブにする)グループ番号を指定するスイッチである。グルーピング点灯オン・オフスイッチ40がオンすると、各島におけるスイッチ35、36、37の設定を無効化し、グルーピング指定スイッチ39にて指定されたグループ番号を持つ島でグルーピング点灯が実行される。グルーピング点灯で用いる点灯パターン及びLEDの点灯色は、予め定めた複数種類(ここではA、B、C)の中からグルーピング点灯パターン設定スイッチ41によって選択される。グルーピング点灯の使い道としては、たとえば、島(機種)毎のサービスタイムやレディースコーナーの報知等が挙げられる。
なお親統合制御基板80は、子統合制御基板90へ同期信号を出力しており、各島が同じタイミングで点灯、点滅、フェードイン・フェードアウト(以下、グラデーションという)または消灯等をするようになっている。さらに親統合制御基板80は、自島の個別制御基板60にも同期信号を出力しており、各パチンコ機2に対応する欄間(表示装置)8が上記と同様に同じタイミングで点灯等をするようになっている。
図21は、個別制御基板60の回路構成を示すブロック図である。個別制御基板60は、当該装置の動作を統括制御するためのCPU61を有し、そのバス64にROM66と、RAM67と、入力回路62と、出力回路63とが接続されている。入力回路62には、親統合制御基板80と子統合制御基板90のうちその島に設置されているものが接続される。また入力回路62には、同じ島内の隣の個別制御基板60と、呼出ランプ9とが接続される。出力回路63には、同じ島内の隣の個別制御基板60と、各パチンコ機2に対応付けて設けた表示装置8のLED基板70とが接続される。表示装置8は、LED基板70が2組並列に出力回路63に接続され、この並列に接続された2組のLED基板70は、一方が第1プレート25aに臨み、他方が第2プレート25bに臨んでいる。
呼出ランプ9からは大当り(確変や時短)信号が入力され、この大当り信号が入力されると、個別制御基板60は、通常時の点灯パターンに代えて大当り点灯パターンを実行する。また大当り信号(またはランニング信号)が入力されると、ランニング点灯処理が実行され、隣の個別制御基板60にランニング信号を出力するようになっている。ランニング点灯処理とは、島台に設置されている複数の表示装置8を連携動作させて島の端から端へと光が走るように点灯箇所を移動させる点灯制御をいう。ランニング点灯は、他の点灯パターンの点灯制御中に割り込み点灯として行われる。
図22は、各スイッチ35〜39に対応する7セグ表示器に表示される数字、スイッチ41の設定ABCと欄間(表示装置)8の点灯パターンまたは点灯色、及びランニング時の点灯色との関係を示す点灯パターン一覧表310を示している。大当り点灯パターン設定スイッチ35で選択可能な6つの点灯パターンは、いずれも初期の高速点滅とその後の低速点滅とを組み合わせたものであり、点滅周期の長さが異なっている。すなわち第1プレート25a及び第2プレート25bは、大当りの初期においては同期して80〜130msecの高速点滅を10秒間実行し、その後大当り終了まで1〜2秒間づつ交互に低速点滅する。
点灯色設定スイッチ36で選択可能な6通りの点灯色は、第1プレート25aと第2プレート25bとの点灯色の組合せが、赤と白、青と白、緑と白、橙と白、紫と白、水色と白の6色の組合せ中のいずれかを選択することができる。第1プレート25a及び第2プレート25bの点灯色は、対応するLED71の点灯制御に基づくもので、赤、青、緑は赤LED71a、青LED71b、緑LED71cの単独点灯、橙は赤LED71aと緑LED71cとの同時点灯、紫は赤LED71aと青LED71bとの同時点灯、水色は青LED71bと緑LED71cとの同時点灯、白は赤LED71aと青LED71bと緑LED71cとの同時点灯で発色する。なお、ここでの説明では、模様(印刷部)30a、30bは全て白色で印刷されているものとし、つまり第1プレート25a及び第2プレート25bの点灯色は、LED71の発光色と同じとなる。
点灯色設定スイッチ36を操作すると、点灯色と同時にランニング点灯時の点灯色も設定される。点灯色の組合せが赤と白の場合には、ランニング点灯時の点灯色は第1プレート25a、第2プレート25b共に青に設定される。同様に点灯色の組合せが青と白のときはランニング点灯色が緑に、点灯色の組合せが緑と白のときはランニング点灯色が赤に、点灯色の組合せが橙と白のときはランニング点灯色が青に、点灯色の組合せが紫と白のときはランニング点灯色が緑に、点灯色の組合せが水色と白のときはランニング点灯色が赤にそれぞれ設定される。
ランニング点灯処理は、欄間(表示装置)8が所定の点灯パターンを実行している途中に割り込んで行われる。そこで、ランニング点灯色は、第1プレート25aの点灯で使用していないLEDの色に設定してある。たとえば、点灯色設定スイッチ36にて第1プレート25aに橙が設定されているとき(7セグ表示器34に「4」が表示)のランニング点灯色を青にしている。橙は赤のLEDと緑のLEDの2つで発色させているので、橙の発色に使用していない青にすることで色の差が大きくなり、ランニング点灯を目立たせることができるからである。同様な理由で、紫のときはランニング時の点灯色を緑とし、水色のときはランニング時の点灯色を赤としている。このように色の違いを目立つようにすることで装飾効果が高まる。
通常点灯パターン設定スイッチ37で選択可能な6つの点灯パターンは、常時点灯、第1プレート25aと第2プレート25bとで所定時間のタイムラグ3〜6秒を設けたグラデーション6〜10秒、常時消灯である。グラデーションとは、徐々に色の濃淡をつけて点灯または消灯する態様である。
グルーピング点灯パターン設定スイッチ41で選択可能な3通りの点灯パターン及び点灯色は、第1プレート25aと第2プレート25bとの点灯色の組合せが、赤水色と白、青橙と白、緑紫と白の組合せで、点灯パターンが第1プレート25aでは80〜120msecの交互高速点滅5〜9秒と交互グラデーション6〜10秒との繰り返し、第2プレート25bでは80〜120msecの高速点滅5〜9秒と1〜2秒の低速点滅12〜20秒との繰り返しとなる。なお高速点滅時では、第1プレート25aと第2プレート25bとは交互高速点滅となる。またグルーピング点灯パターン設定スイッチ41を操作すると、点灯パターン及び点灯色と同時にランニング点灯時の点灯色も設定される。
ここでグルーピング点灯パターン設定スイッチ41における点灯パターンまたは点灯色において、第1プレート25aを赤と水色、青と橙、緑と紫を交互点灯させるのは、上記ランニング点灯の説明と同様な理由で目立つからである。
また、点灯パターンまたは点灯色の種類は上記に限定されるものではなく、たとえば色等は赤LED71a、青LED71b、緑LED71cを同時点灯してさらに種類を増やすようにしてもよい。なお色の調節は、点灯するLEDの組み合わせ方や各LEDの発光強度を変えることで無限に可能になる。たとえば、LED71に流す電流の値やオン時間を抵抗値やソフトにて制御することで発光強度を調整することができる。
図23は、親統合制御基板80が行う制御処理の流れを示している。電源投入直後、CPU81は初期化処理にて、スタックの設定や以下の処理に必要な各フラグ、各レジスタ及び各記憶エリアの初期化を行う(ステップS401)。次に、各スイッチ35〜39の入力(操作)があれば(ステップS402;Y)、該当する7セグ表示器34に数値を表示し(ステップS403)、現時点での各スイッチ35〜38の設定状態に対応する基本点灯コマンドやグルーピング信号を自島の個別制御基板60に出力する(ステップS404)。
その後もしくは各スイッチ35〜39の入力がないときは(ステップS402;N)、グルーピング点灯オン・オフスイッチ40がONか否かを調べ、ONの場合は(ステップS405;Y)、子統合制御基板90にグルーピング指定スイッチ39及びグルーピング点灯パターン設定スイッチ41の設定状態に対応するグルーピング信号及びグループ点灯コマンドを出力する(ステップS406)。
その後、自島がグルーピング指定スイッチ39で指定されたグループに設定されているかを調べ、グルーピング指定スイッチ39で指定されたグループに自島が属するときは(ステップS407;Y)、自島の個別制御基板60にグルーピング点灯パターン設定スイッチ41の入力に対応するグループ点灯コマンドを出力して(ステップS408)処理を終了する。ステップS407の判定は、グルーピング設定スイッチ38の設定とグルーピング指定スイッチ39の指定が同じか否かで行う。
グルーピング点灯オン・オフスイッチ40がOFFの場合(ステップS405;N)及び自島がグルーピング指定スイッチ39で指定されたグループに属していないときは(ステップS407;N)その時点で本処理を終了する(エンド)。なお本処理は、ステップS401の初期化処理を除き、所定の周期(数ミリ秒)で繰り返し実行される。
図24は、子統合制御基板90が行う制御処理の流れを示している。電源投入直後、CPU91は初期化処理にて、スタックの設定や以下の処理に必要な各フラグ、各レジスタ及び各記憶エリアの初期化を行う(ステップS421)。次に、各スイッチ35〜38の入力があれば(ステップS422;Y)、該当する7セグ表示器34に数値を表示し(ステップS423)、現時点での各スイッチ35〜38の設定状態に対応する基本点灯コマンドやグルーピング信号を自島の個別制御基板60に出力する(ステップS424)。
その後もしくは各スイッチ35〜38の入力がないときは(ステップS422;N)、グループ信号、グループ点灯コマンドが親統合制御基板80から入力されたか否かを調べ、入力ありの場合は(ステップS425;Y)、そのグループ信号が示すグループに自島が属しているか否かを調べ、属するときは(ステップS426;Y)、自島の個別制御基板60にグルーピング点灯パターン設定スイッチ41の入力に対応するグループ点灯コマンドを出力して(ステップS427)処理を終了する。
グループ信号、グループ点灯コマンドの入力がないとき(ステップS425;N)または入力されたグループ信号が示すグループに自島が属していないときは(ステップS426;N)その時点で本処理を終了する(エンド)。なお本処理は、ステップS421の初期化処理を除き、所定の周期(数ミリ秒)で繰り返し実行される。
図25は、個別制御基板60が行う制御処理の流れを示している。個別制御基板60は、まず初期化処理(ステップS441)を行い、その後は、基本点灯処理(ステップS442)と、グループ点灯処理(ステップS443)と、ランニング点灯処理(ステップS444)とを所定の周期(数ミリ秒)で繰り返し実行する。点灯処理には優先順位があり、最も高いものからランニング点灯処理、グループ点灯処理、基本点灯処理の順になっている。
図26は、個別制御基板60が行う基本点灯処理の流れを示している。各スイッチ35〜38の入力(操作)に応じた基本点灯コマンドやグルーピング信号などの入力を子統合制御基板90や親統合制御基板80から受けたときは(ステップS461;Y)、入力された信号に従って点灯パターン等に係わる自装置内の設定を変更する(ステップS462)。
その後もしくは上記信号の入力がないときは(ステップS461;N)、グループ点灯処理またはランニング点灯処理の処理中か否かを調べ、いずれかを処理中ならば(ステップS463;YまたはステップS464;Y)その時点で本処理を終了する(エンド)。グループ点灯処理中か否かはグループ点灯処理でセット・リセットされるフラグを参照することで認識する。同様に、ランニング点灯処理中か否かはランニング点灯処理がセット・リセットするフラグを参照することで認識するようになっている。
グループ点灯処理中でもランニング点灯処理中でもないときは(ステップS464;N)、呼出ランプ9から大当り信号が入力されているか否かを調べ、大当り信号が入力されていれば(ステップS465;Y)大当り点灯パターンによる点灯制御を実行して(ステップS466)本処理を終了する(エンド)。大当り信号が入力されていないときは(ステップS465;N)、通常点灯パターンによる点灯制御を実行して(ステップS467)本処理を終了する(エンド)。つまり基本点灯処理内において、大当り点灯の方が通常点灯よりも優先順位が高い。
図27は、個別制御基板60が行うグループ点灯処理の流れを示している。子統合制御基板90や親統合制御基板80からグループ点灯コマンドの入力があるか否かを調べ、入力がないときは(ステップS481;N)本処理を終了する(エンド)。グループ点灯コマンドの入力があるときは(ステップS481;Y)、それに応じて設定変更する(ステップS482)。
その後、ランニング点灯処理の処理中か否かを調べ、処理中ならば(ステップS483;Y)その時点で本処理を終了し(エンド)、ランニング点灯処理中でないときは(ステップS483;N)、呼出ランプ9から大当り信号が入力されているか否かを調べ、大当り信号が入力されていれば(ステップS484;Y)大当り点灯パターンによる点灯制御を実行して(ステップS485)本処理を終了する(エンド)。大当り信号が入力されていないときは(ステップS484;N)、グループ点灯パターンによる点灯制御を実行して(ステップS486)本処理を終了する(エンド)。つまりグループ点灯処理内において、大当り点灯の方がグループ点灯よりも優先順位が高い。
図28は、個別制御基板60が行うランニング点灯処理の流れを示している。呼出ランプ9から大当り信号が入力されたか、もしくは隣りの個別制御基板60からランニング信号が入力されると(ステップS501;Y)、ランニング点灯パターンによる点灯制御を実行し(ステップS502)、ランニング信号が入力された方向と反対隣りの個別制御基板60に対してランニング信号を出力する(ステップS503)。なお、島内で端に位置する個別制御基板60については、ランニング信号が入力されたものと同じ個別制御基板60にランニング信号を返すようになっている。これにより、点灯箇所が島の端から端を往復するように移動することになる。大当り信号もランニング信号も入力がないときは(ステップS501;N)そのまま本処理を終了する(エンド)。
点灯制御は、次のようになる。通常の状態では、島内の各表示装置8は通常点灯パターンで点灯している。たとえば、8秒周期のグラデーション点灯が行われる。このとき、いずれかのパチンコ機2で大当りが発生すると、そのパチンコ機2に対応する(上に設置された)表示装置8では大当り点灯パターンによる点灯制御が行われる。これと同時にランニング点灯が開始し、大当りの発生したパチンコ機2以外のパチンコ機2に対応する表示装置8では、隣りの個別制御基板60からランニング信号が到来したときだけ通常点灯パターンによる点灯制御に割り込んで一瞬の間、ランニング点灯(色を変える)が行われる。大当りが発生したパチンコ機2では、隣りの個別制御基板60からランニング信号が到来したときだけ大当り点灯パターンによる点灯制御に割り込んで一瞬だけランニング点灯(色を変える)が行われる。
また、グループ点灯処理が行われている島においていずれかのパチンコ機2で大当りが発生すると、同様に、そのパチンコ機2に対応する(上に設置された)表示装置8では大当り点灯パターンによる点灯制御が行われ、大当りの発生したパチンコ機2以外のパチンコ機2に対応する表示装置8では、グルーピング点灯パターン設定スイッチ41に基づく点灯色にてグループ点灯パターンによる点灯制御に割り込んで一瞬だけランニング点灯(色を変える)が行われる。
ここで、より具体的に表示装置8の点灯態様について説明する。たとえばパチンコ島台1において、親統合スイッチパネル20または子統合スイッチパネル21の大当り点灯パターン設定スイッチ35の7セグ表示器34に「1」、点灯色設定スイッチ36の7セグ表示器34に「2」、通常点灯パターン設定スイッチ37の7セグ表示器34に「3」が設定されているとすると(図22参照)、島内の各表示装置8、すなわち第1プレート25a及び第2プレート25bは、通常の状態ではタイムラグ4秒のグラデーション点灯(第1プレート25aが点灯を開始してから4秒後に第2プレート25bが点灯を開始)を8秒間行っており、模様30aは青色、模様30bは白色に発光している。
このとき、いずれかのパチンコ機2で大当りが発生すると、そのパチンコ機2に対応する表示装置8では、模様30a及び模様30bが青色及び白色にて同期しながら80msecの高速点滅を10秒間実行し、その後大当り終了まで模様30a及び模様30bが青色及び白色にて1秒間づつ交互に低速点滅する。一方大当りの発生したパチンコ機2以外のパチンコ機2に対応する表示装置8では、大当りが発生すると、模様30a及び模様30bが青色及び白色にてグラデーション点灯を行っている間に割り込んで、模様30a及び模様30bが一瞬だけ緑色に点灯する。これにより、緑色の点灯が、大当りの発生したパチンコ機2に対応する表示装置8から発せられ、パチンコ島台1の端から端を往復するように移動することになる。
ここで、表示装置8の点灯制御は、基部フレーム13内の基部間仕切り23により、2列に設置されたLED71から発せられる入射光31が必ず対応する第1プレート25a、第2プレート25b内部に入射し、従って第1プレート25aに対応するLED71から発せられる入射光31が第2プレート25b内部に入射して第2プレート25bの点灯制御(点灯色や点灯パターン)に影響を及ぼしたり、第2プレート25bに対応するLED71から発せられる入射光31が第1プレート25a内部に入射して第1プレート25aの点灯制御(点灯色や点灯パターン)に影響を及ぼしたりすることがない。すなわち、表示装置8の点灯制御は、基部フレーム13内の基部間仕切り23により、第1プレート25aと第2プレート25bとが互いに影響することなくそれぞれ独立して行われる。これにより、表示装置8において第1プレート25a、第2プレート25bの模様30a、30bを所望する様々な点灯色や点灯パターンにて適正に発光することができる。
また、親統合スイッチパネル20のグルーピング点灯パターン設定スイッチ41がAに設定されている場合に、グルーピング点灯オン・オフスイッチ40がオンすると、グルーピング指定スイッチ39にて指定されたグループ番号(グルーピング設定スイッチ38にて設定)を持つパチンコ島台1で、グルーピング点灯として第1プレート25aは赤色及び水色にて80msecづつ交互に高速点滅、一方第2プレート25bは白色にて80msecの高速点滅をそれぞれ5秒間実行する。その後第1プレート25aは赤色及び水色にて6秒間づつ交互にグラデーション点灯を実行し、以後この交互高速点滅と交互グラデーションを繰り返し、一方第2プレート25bは白色にて1秒の低速点滅を12秒間実行し、以後この高速点滅と低速点滅を繰り返す。つまりグルーピング点灯が開始されると、模様30aは赤色及び水色の交互高速点滅、模様30bは白色の高速点滅が同時に5秒間実行され、その後模様30aは赤色及び水色の交互グラデーション、模様30bは白色の低速点滅が同時に12秒間実行されることになる。
このグルーピング点灯を行っているパチンコ島台1で、いずれかのパチンコ機2で大当りが発生すると、大当り点灯パターン設定スイッチ35の7セグ表示器34に「1」、点灯色設定スイッチ36の7セグ表示器34に「2」が設定されていることに基づいて、上記と同様に大当り及びランニング点灯パターンによる点灯制御が行われる。但し、この場合のランニング時の点灯色は、グルーピング点灯パターン設定スイッチ41がAに設定されているので青色となる。
このように、本実施形態では、表示装置8は第1プレート25aの模様30aと第2プレート25bの模様30bとが重なり合って所定の絵柄が表示プレート25に表示されるようになっているので、つまり第2プレート25bの模様30bも透けて視認できるようになっているので、相対的に、第1プレート25a(模様30a)と第2プレート25b(模様30b)との点灯パターン(点灯制御)を異ならせたり、第1プレート25a(模様30a)と第2プレート25b(模様30b)との点灯色をより鮮明に異ならせることで、表示装置8の装飾効果を極めて向上させることができる。
次に、光源部が出射する光の色を切り替えることで模様の発光箇所を切り替える点灯制御について説明する。図15で説明したように、LED71の発光色と模様(印刷部)30の印刷色とが同じ場合には発光強度が強く、LED71の発光色と模様(印刷部)30の印刷色とが補色の関係に近づくほど発光強度は弱くなる。
たとえば、LED71の色(光源から出射する光の色)が「緑」で印刷色が「赤」のときは模様がほとんど発光せず、印刷色が「緑」のときは強く発光する。また、LED71の色が「赤」で印刷色が「緑」のときは模様がほとんど発光せず、印刷色が「赤」のときは強く発光する。そこで、「赤」と「緑」の模様を表示プレート25上に形成しておき、LED71の色を変化させれば、模様を選択的に発光させることができる。
図29は、第1プレート25aに赤色の魚の模様161と緑色の魚の模様162とを形成したものの一例を示している。同図は、同じデザインの複数の表示プレート25を島台の欄間として並設したものの一部を表している。なお、海草163は青色の模様で、第2プレート25bに形成してある。
図30は、第1プレート25aに対応するLED71の点灯する色を「緑」と「赤」とに交互に切り替え、第2プレート25bに対応するLED71の点灯する色を常時「青」にしたときに模様161、162の発光箇所が変化する様子を示している。同図(a)及び(c)は、第1プレート25aにおいて赤色のLED71aを点灯したときの模様161の発光状態を、同図(b)及び(d)は、第1プレート25aにおいて緑色のLED71cを点灯させたときの模様162の発光状態をそれぞれ表わしている。第1プレート25aにおいて緑色のLED71cと赤色のLED71aとを適切な速度で交互に点灯させると、魚が泳いで移動しているように視認され、変化に富む装飾効果を得ることができる。なお、第2プレート25bは青色のLED71bのみを点灯させ、海草163は常時青色に発光している。
図31は、複数の表示装置を連携動作させることで模様の発光箇所を一定方向に移動させる場合の表示状態の一例を示している。この図では一尾の魚が一定方向に泳いで移動するように点灯制御される。表示装置171〜173の表示プレートにはそれぞれ、図30に示すものと同様に赤色の魚の模様161と緑色の魚の模様162と青色の海草163とが描いてある。
同図(a)では、右端の表示装置171が有する第1プレート25aに対応する赤色のLED71aのみを点灯し、同図(b)では、その表示装置171が有する第1プレート25aに対応する緑色のLED71cのみを点灯している。同様に、同図(c)では、中央の表示装置172が有する第1プレート25aに対応する赤色のLED71aのみを点灯し、同図(d)では、その表示装置172が有する第1プレート25aに対応する緑色のLED71cのみを点灯している。同図(e)では、左端の表示装置173が有する第1プレート25aに対応する赤色のLED71aのみを点灯し、同図(f)では、その表示装置173が有する第1プレート25aに対応する緑色のLED71cのみを点灯している。なお、海草163は、表示装置171、172、173が有する第2プレート25bに対応する青色のLED71bのみを点灯し、青色に発光している。
このような順序で3つの表示装置171、172、173が連携動作することで、魚の模様の発光箇所が3つの表示装置171〜173をその右端から左端に向けて移動し、一匹の魚がこれらの表示装置171〜173上をその右端から左端へと泳いで行く様子が演出表示される。
上記のような点灯制御は、ランニング信号を隣りの個別制御基板60に順に伝達した場合と同様の処理で実現することができる。すなわち、各個別制御基板60は、隣りの個別制御基板60から所定の連携パターン信号を受け取ると、まず第1プレート25aに対応する赤色のLED71aを所定時間点灯(たとえば0.3秒)し、続いて第1プレート25aに対応する緑色のLED71cを同じ時間点灯し、一方第2プレート55bに対応する青色のLED71bは赤、緑色LED71a、71cの点灯時間を合わせた時間(たとえば0.6秒)だけ点灯し、隣りの個別制御基板60に連携パターン信号を出力する。これにより、発光する模様の位置が島台の端から端へと順に移動するようになる。
図32は、表示プレート25の他の一例を示す斜視図である。なお、これ以降に説明する他の実施形態において、前述した構成と同様な構成については同じ符号を記す。さて、これまでは表示プレート25に光を拡散する性質の模様を直接印刷にて形成したが、この例では、光を拡散する模様(発光部)30bの印刷されたフィルムシート48を第2プレート25bに貼着する構成になっている。フィルムシート48は、第2プレート25bと同じ形にカットされたフィルム状のシートである。
この場合、フィルムシート48の裏面側(第2プレート25bへの貼着面と反対側)に模様(発光部)30bを印刷するとよい。この理由は、第2プレート25bとフィルムシート48とを隙間ができないように密着して貼着することができ、それにより模様の発光強度を増すことができるからである。模様を裏面側に設ける場合には有色透明または無色透明のフィルムシート48を使用する。模様を表面側に設ける場合は、フィルムシート48を不透明にしてもよく、フィルムシート48自体に背景色を出す機能や反射材としての機能を持たせるようにしてもよい。
図33は、表示プレート25のさらに他の一例を示す斜視図である。ここでは、模様(発光部)30aの印刷されたフィルムシートをその模様の形にカットしたカッティングシート49を第1プレート25aに貼着する構成になっている。この場合にも、上記と同様な理由から、カッティングシート49の裏面側に模様(発光部)30aを印刷するとよい。
図32や図33のように模様30を印刷したフィルムシートを表示プレート25(第1プレート25a、第2プレート25b)に貼着するようにすれば、表示装置(欄間)8のデザインを、シート(カッティングシートまたはフィルム状のシート)を剥がしたりはったりするだけの作業で極めて容易に変更することが可能となり、デザイン変更時のコストダウンに繋がる。特にカッティングシート49では、複数のカッティングシート49の組み合わせ方や表示プレート25(第1プレート25a、第2プレート25b)に貼着する際の配置を変えることで様々なデザインを形成することができる。
なお、表示プレート25(第1プレート25a、第2プレート25b)に模様を直接印刷する場合でも、元の印刷を消して新しいデザインの模様を印刷するようにすれば、プレート材(導光板)のリサイクルも可能になる。
図34は、パチンコ島台1の他の一例を示す斜視図である。表示装置は欄間8以外にも適用でき、たとえば台間ユニット3、カウンタ4、腰板5、巾木6、幕板7、妻板(島飾り)11などに適用することができる(図中、斜線を施した箇所)。また、パチンコ島台1に限らず、スロット島、アレンジ島等、パチンコ機2以外の遊技機を設置する島に適用してもよい。
図35は、本発明に係わる表示装置をカウンタ4と腰板5に適用したものの一例を示している。この例は、カウンタと腰板を略L字状に一体的に構成した一体天腰板145を形成し、この一体天腰板145を表示装置とした例である。表示プレート125(第1プレート125a、第2プレート125b)の印刷面(光を拡散する模様のある面)は、カウンタ部130a、130bでは図において下側に、腰板部131a、131bでは図において奥側になっている。従って、この表示プレート125を製作する場合には、まず2枚の平板状の導光板の両面それぞれに印刷(カウンタ部130a、130b用の印刷と腰板部131a、131b用の印刷)を施し、その後、略L字状に曲加工すればよい。2枚の平板状の導光板は、第1プレート125a用より第2プレート125b用の方が、高さ方向において若干大きくなる。
曲加工では熱処理が発生するので、ここでは熱成形しやすい押出し製法により製造した押出し板(メタクリル樹脂、アクリル樹脂)を導光板として採用するのが好ましい。但し、前述したように押出し板はキャスト板に比べ耐衝撃性・表面硬度などが劣るとともに、カウンタ部130bや腰板部125aは遊技者が触れやすい箇所でもある(場合によっては、タバコの火や蹴り等によるイタズラもある)。ここではこれらを考慮して、カウンタ部130bを保護する強化ガラス146と、腰板部125aを保護する傷付き防止コーティング147とを設けている。強化ガラス146は適宜手段によりカウンタ部130bの上面を覆うように取り付ければよい。また傷付き防止コーティング147には光触媒(酸化チタン)を混入させてもよい。
LED基板70は、図6や図7に示すフレーム12と略同様の方法でフレーム112に取り付けられ、表示プレート125(第1プレート125a、第2プレート125b)の下端側から光りを照射する構成になっている。なおフレーム112は、フレーム12のうち基部フレーム13以外の部分をほぼ取り除いたように形成されている。これにより、LEDから発せられた光はL字の形状に沿って表示プレート125(第1プレート125a、第2プレート125b)の内部を伝播し、カウンタ部130a、130bの端面(反射テープ26)まで到達し、さらに反射して内部での伝播を繰り返す。このように本発明に係わる表示装置は、平面だけでなく曲面にも採用できるので、極めて使い勝手がよい。またカウンタ部130a、130bと腰板部131a、131bとでLED基板70を共用することができ、光源の必要数が減ってコストダウンになる。
図36は、図35に示す表示プレート125にそのカウンタ部130a、130bと強化ガラス146との端面を保護する保護プレート151を装着したものの一例を示している。保護プレート151は、カウンタ4の遊技者側端面において、カウンタ部130a、130bの端面と強化ガラス146の端面の双方をちょうど覆う大きさの金属板などで構成されている。カウンタ部130a、130bと強化ガラス146との境界部分を覆うことができれば、図示したものより幅の狭いものであってもよいが、端部全面を覆うものが望ましい。なお、この保護手段の他の例としては、強化ガラス146の端面とカウンタ部130a、130bの端面の重合側の双方を面取りしてコーキング処理するようにしても良い。
近年、ホールにおいては、負けた遊技者が腹いせにパチンコ機2と台間ユニット3との僅かな隙間にプリペイドカード等の異物を挿入するイタズラが多発し、これが原因で島台内において玉詰まりや装置の故障等が発生している。2枚の表示プレート125(第1プレート125a、第2プレート125b)でカウンタ部130a、130bを形成し、さらにこのカウンタ部130a、130bの上に保護用の強化ガラス146を重ねると、上記と同様のイタズラが発生することが想定される。
すなわち、図37に示すように、カウンタ部130aとカウンタ部130bとの重合面の隙間152、またはカウンタ部130bと強化ガラス146との重合面の隙間152にプリペイドカードなどの異物153が挿入される可能性がある。異物153が挿入されると、発光する模様(デザイン)の上に異物153が載る形になって模様が覆われてしまい、デザインの装飾効果が著しく低下してしまう。保護プレート151は、このようなイタズラを防止するとともに、強化ガラス146と表示プレート125(カウンタ部130a、130b)の端面を保護する機能を果たす。なお、図37は、一体天腰板145に異物153が挿入される様子を示す説明図である。
図38は、本発明に係わる表示装置を腰板5に適用したものの一例を示している。この例は、図2などで説明した欄間8と同様な平面状の腰板205を表示装置としたものである。表示プレート225(第1プレート225a、第2プレート225b)の上端部224a、224b側から光りを照射する構成となっており、表示プレート225(第1プレート225a、第2プレート225b)の下端部223には反射テープを貼らずに、下端部223a、223bから出射される透過光233によりホールの床面を照らす(足元照明)ようになっている。
その為、バフ(磨き…鏡面加工)は、上端部224a、224b側だけでなく、下端部223a、223b側にもかけてあり、これにより透過光233を強めている。但し、その分、模様の発光強度は若干弱まる。また、LED基板70と個別制御基板60とを連結するハーネスは、個別制御基板60に延設された雄コネクタ19に繋がるハーネス17と、LED基板70を収めたフレーム212側に繋がるハーネス217との2本に分けてあり、これらのハーネス17、217を雄コネクタ19と雌コネクタ275とで着脱可能に連結している。これにより、島内を保守・点検等をするときに、雌コネクタ275を雄コネクタ19から抜脱して腰板205を取り外すことができ、作業性が向上する(特にスロット島)。このような中継用のコネクタは、図2に示した表示装置8に接続するハーネス17の途中に設けてもよい。なお、LED基板70は、図6や図7に示すフレーム12と略同様の方法でフレーム212に取り付けられ、フレーム212は、フレーム12のうち基部フレーム13及び背板15以外の部分をほぼ取り除いたように形成されている。
次に、図39及び図40を参照しながら、表示装置の他の実施形態について説明する。まず図39において、(A)は、表示プレート255の一部を示す正面図、(B)は、表示プレート255にLED基板70を設置した様子を示す側面図である。図39(A)に示すように、表示プレート255の下部には、複数の貫通孔256が形成されており、これらの貫通孔256には、図39(B)に示すように、立設したLED基板70のLED71が臨むようになっている。つまり、貫通孔256は、LED基板70に設けられたLED71の個数及びピッチに対応して表示プレート255に穿設され、LED基板70は、この貫通孔256にLED71が臨むように表示プレート255に付設されていると共に、その表面には、前記した反射層74が施されている。この実施形態では、1枚の表示プレートを図示してあるが、表示プレートは複数枚あってもよい。
なお、図示していないが、その他の構成は前述した構成に準じて形成すればよく、たとえば前記基部フレーム13と同様なフレームを設けたり、あるいはシート状のものをLED基板70を包み込むように表示プレート255の下部に設けるようにしてもよい。当然ながら、これらフレームやシートの内部は、ほぼ密閉状態で前述した反射層29a、29bのような反射層が形成されている。従ってLED71から発せられた光は、その一部は貫通孔256から表示プレート255内部に直接入射したり、あるいは貫通孔256や表示プレート255の下端から反射層により乱反射して間接入射するようになっており、すなわちLED71から発せられた光は、様々な角度と方向から表示プレート255内部に入射するようになっており、前述した実施形態と同様な作用効果を奏する。
なお、貫通孔256に変えて、表示プレート255の下端面に略半円状の孔を設け、それ以外の構成は前記に準じて形成するようにしてもよい。
次に、図40は、表示装置において他の実施形態のLED基板700を用いたときの説明図であり、(A)は、LED基板700を示す正面図、(B)は、LED基板700を装着したときの表示装置の一部断面図である。LED基板700には、前述した表面実装型のLEDに変えてランプ型の赤LED710a、青LED710b、緑LED710cが上記と同様に3個を一組として5組設けられている。そして、これらの赤LED710a、青LED710b、緑LED710cは、図40(B)に示すように、LEDの頭部が表示プレート25に臨むようにL字状の端子でLED基板700に装着されており、このようにすることでもLED基板を立設して形成することが可能となる。これにより表示装置(欄間)の厚みを薄くして、取り扱い易いものにすることができる。
ここで、この実施形態の表示装置(欄間)においては、LED710から発せられた光は、全て表示プレート25内に直接入射するようになっており、従って上記したような反射層29a、29bや反射層74は形成されていない。但し、このように光を表示プレート25内部に直接入射させるもののみにすると、上記図11(A)のところで説明した直接光が到達しない斜線部59(光の筋)が発生するので、本実施形態のフレーム720では、この光の筋を覆い隠すだけの充分な長さの目隠し部としての前面板721が形成されている。
次に、図41を参照しながら、表示装置の制御回路(個別制御基板)の他の実施形態について説明する。図41は、表示装置800の制御回路(個別制御基板)を示す要部ブロック図である。この例が、前記図21に示した要部ブロック図と異なる点は、出力回路63にパラレル接続された表示装置800に設けられた6枚のLED基板70である。上記したように、表示装置の表示プレート(第1プレート、第2プレート)に対応して設けられるLED基板70は、便宜上、1枚で説明してきたが、実際には、図41に示すように、たとえば3枚のLED基板70が2組使用される。この場合、LED基板70と個別制御基板の出力回路63との接続は、シリアル接続(各LED基板70同士を直列に接続したものを出力回路63に接続)と、図41に示すパラレル接続とが考えられる。
図41のように構成した表示装置800では、1枚のLED基板70単位で点灯制御が可能になるので、より凝った点灯制御、たとえば、模様を所望の色で横方向に順次発光(横方向グラデーション)させたりする点灯制御も可能となり、さらに装飾効果及び演出効果が向上する。なお、LED基板70に設けられた個々のLED71単位で点灯制御を行うようにしてもよい。このようにすれば、さらに複雑な点灯制御が可能になる。
以上の説明から明らかなように、本発明の表示装置は、表示プレートを2枚の第1プレート及び第2プレートにて形成しているものの、前述したようにLED基板を立設して形成しているので、装飾効果や演出効果が極めて高い装置でありながら、表示装置の厚みを極力薄くすることができ、パチンコ島台内の限られたスペース、特に表示装置の板厚方向(奥行方向)のスペースに制約の大きい島台にとっては、極めて使い勝手のよい装置となる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本実施形態では、表示プレート25において第1プレート25aに家等の風景を、第2プレート25bに煙や雪を模様とし、表示装置50の点灯色や点灯パターンの一例として、家等の風景を白色以外の色に、煙や雪を白色に所定の点灯パターンにて発光させるようにして、たとえば煙や雪があたかも移動しているように表示させる例を示したが、これら第1プレート25a、第2プレート25bの模様や発光色、点灯パターン等は特に限定するものではなく、適宜に設定すればよい。
実施の形態では、表示プレート25は2枚の導光板(第1プレート25a、第2プレート25b)にて形成したが、これは3枚以上であってもよい。但し、あまり多いと表示装置(欄間)8が厚くなるので好ましくない。また、表示プレート25を正面視したときに、第1プレート25aの模様(印刷部)30aと第2プレート25bの模様(印刷部)30bとが重ならないようにしたが、これは所定の箇所が重なるようにしてもよい。模様同士が重なると、その重なった箇所ではLED71の点灯、不点灯に拘わらず色合いが変わり、表示プレート25の趣が変化するので、これを上手く活用して適宜に模様を施すようにすればよい。
また、コの字状のフレームを一例として示したが、フレームの形状はこれに限定されるものではない。たとえば、表示プレートの周囲4辺を取り囲む枠でも、周囲の対向する2辺で挟み込むようにして表示プレートを支持する枠でもよい。また、L字状のフレームでも、表示プレートの1辺だけを支持するもの、たとえばプレートの端部を表裏両面から挟み込んで支持するようなものであってもよい。
また、フレームを島台に回転可能に取り付けるための回転軸として実施の形態では蝶番を例示したが、回転可能であれば他の支持方法であってもよい。また、保守点検などに必要な角度範囲で回転すればよく、たとえば、90度から120度程度の回転角があればよい。このほか、欄間8等の場合には、開いた位置でフレームが保持されるように構成するとよい。保持は、ステーやフック、油圧シリンダなどを用いて行なうことができる。
また、フレームに設けた切欠18の数、大きさ、配置は実施の形態で例示したものに限定されない。また、表示装置8では、2列に設置されたLED71から発せられる入射光31が必ず対応する第1プレート25a、第2プレート25b内部に入射するように、つまり隣接する入射光31の侵入を防止する防止部材としての機能を果たすように、基部間仕切り23を上記前面板13bと同じ大きさに形成したが、この基部間仕切り23の大きさは、LED71の指向性に合わせて適宜に設定すればよい。要は、隣接する入射光31の侵入を防止できればよい。
また、第1プレート25aと第2プレート25bとは、基部間仕切り23の厚みだけ隙間ができるので、この隙間から塵等が侵入するのを防止する防塵手段(遮蔽部材)を設けるようにしてもよい。この防塵手段としては、たとえば第1プレート25a及び第2プレート25bの上端面の隙間を塞ぐようにテープを貼ったり、プレートを付設してこの隙間を塞ぐようにすること等が考えられる。さらに、このようにすれば、第1プレート25aと第2プレート25bとの相対位置を、より精度高く固定することもできる。勿論、防塵手段とは別に、ピン等で第1プレート25aと第2プレート25bとを固定するようにしてもよい。
このほか、欄間(表示装置)8は、所定時間が経過すると自動的に点灯態様が変化するように構成してもよい。たとえば、朝、昼、夜で点灯色を、それに合った色調に変更するなどである。
また、実施の形態では1台のパチンコ機2に対して1つの表示装置8を設けたが1台のパチンコ機2につき2台以上の表示装置8を設けてもよい。たとえば、欄間8と他の箇所とに分けて複数台の表示装置8を設けるときは、交互点滅や同時点滅等、点灯態様をさらに増やすことができる。
個別制御基板60は、2つの表示装置8に対し1個設けるようにしたが、4対1や6対1にしてもよい。また、表示装置を欄間8以外に設けたときも同様である。
実施の形態では、親統合スイッチパネル20、子統合スイッチパネル21は、妻板11に設けたが、これは限定することなく、たとえば欄間8を開けた位置における島内部の島柱に設けてもよく、また、リモコン装置により構成するようにしてもよい。リモコン装置は、専用のものでもよいが、たとえば、ホール内ネットワークを通じて親統合制御基板80や子統合制御基板90をホール管理コンピュータなどに接続し、ここから遠隔操作するように構成してもよい。
LED基板70の長さは、各ホールにて異なる台間ユニット3の幅(40〜100mm)に対応できるよう、複数種類設けてもよい。長さの異なるLED基板70を組み合わせることで、欄間8は、より一層、多様な幅に対応することができる。なお、LED71はフルカラーのLEDを採用してもよい。
このほか実施の形態では、表示プレートの1つの端面のみから光源の光を照射するように構成したが、2以上の端面から光を照射してもよい。たとえば、表示プレートが縦方向に長くて一方の端面から光を照射しただけでは光が他端まで到達し難い場合には、対向する両端面から光を照射するように構成するとよい。
また、表示プレートの表面に半透明状の有色(たとえば黒)のシートやプレートを付設するようにしてもよい。このようにすると、LED71が点灯していないときは模様30が見えにくくなり、一方LED71が点灯すると、模様30が何もないところから出現するような演出が可能となり、演出効果が向上する。
また、実施の形態では光を拡散する模様30を印刷により形成したが、エッチングや彫刻により導光板に直接模様を形成してもよい。彫られた箇所は導光板内の光を拡散して発光する。
さらに、実施の形態では、模様の色とLEDの発光色との組合せにより模様を選択的に発光させるものの一例を図29から図31において説明したが、模様の色や配置、大きさなどはこれらの図に例示したものに限定されない。また、模様の移動パターンは図31に示すような一定方向に順に移動するものに限らず、たとえば模様が行ったり来たりしながら進むように構成してもよい。
次に特許請求の範囲の構成と、本発明の実施形態との主な対応を説明する。遊技機はパチンコ機2に相当し、島台はパチンコ島台1、両面島1a、壁島1bに相当し、表示装置は表示装置(欄間)8に相当し、模様は模様(印刷部)30、30a、30bに相当し、表示プレートは表示プレート25、第1プレート25a、第2表示プレート25bに相当し、表示プレートの光が照射される端面は表示プレートの上端(光の入射端面)24、24a、24bに相当し、光源部(第1光源部及び第2光源部)はLED71、71a、71b、71cに相当し、基板はLED基板70に相当し、フレームはフレーム12に相当し、回転軸は蝶番13aに相当し、表面実装型の発光ダイオードはLED71に相当し、反射部材及び反射層は反射層29a、29b、74に相当し、ランプ型の発光ダイオードはLED710に相当し、目隠し部は前面板721に相当し、孔は貫通孔256に相当し、反射材は反射テープ26a、26bに相当し、L字状に折り曲げてある表示プレートは125、第1プレート125a、第2表示プレート125bに相当し、カウンタ部はカウンタ部130a、130bに相当し、腰板部は腰板部131a、131bに相当し、表示プレートの下端から出射する光は透過光233に相当し、制御部は個別制御基板60、親統合制御基板80、子統合制御基板90に相当し、フィルムシートはフィルムシート48、カッティングシート49に相当し、第1表示プレートは第1プレート25aに相当し、第2表示プレートは25bに相当し、防止部材は基部間仕切り23に相当し、遮蔽部材は防塵手段に相当する。
本発明の実施の形態に係わる表示装置を欄間として取り付けたパチンコ島台を示す斜視図である。 表示装置を示す分解斜視図である。 表示プレート(第1プレート、第2プレート)を示す分解斜視図である。 表示装置のフレームを示す六面図及び断面図である。 LED基板の正面図である。 フレーム内にLED基板を設置した状態を示す平面図と正面図である。 表示プレートを基部フレームに取り付けた状態の表示装置をその内部構造とともに示した正面図である。 第1プレート、反射テープ、反射シートの分解斜視図である。 第2プレート、反射テープ、反射シートの分解斜視図である。 基部フレーム内に2列に設置されたLEDから発せられる光が、反射層に反射して第1プレート、第2プレート内部に入射する様子を示す断面図である。 (A)は、LED基板を横設した場合のLEDの指向性と表示プレート内の照射領域との関係を示す正面図、(B)は、(A)の側面図である。 LEDから入射した光の表示プレート内部における伝播経路を示す説明図である。 LEDから入射した光が模様(印刷部)にて乱反射する状態を示す説明図である。 表示装置の模様(印刷部)が発光する様子を模式的に示す説明図である。 LEDの発光色(波長)と模様(印刷部)の印刷色との組み合わせ方と印刷部の発光強度との関係を示す説明図である。 パチンコホールのレイアウトと表示装置に係わる配線との一例を示す平面模式図である。 子統合制御基板の回路構成を示すブロック図である。 子統合スイッチパネルを示す正面図である。 親統合制御基板の回路構成を示すブロック図である。 親統合スイッチパネルを示す正面図である。 個別制御基板の回路構成を示すブロック図である。 親統合スイッチパネル及び子統合スイッチパネルの各スイッチに対応する7セグ表示器に表示される数字と欄間(表示装置)の点灯パターンまたは点灯色、及びランニング時の点灯色との関係を示す点灯パターン一覧表である。 親統合制御基板が行なう制御処理を示す流れ図である。 子統合制御基板が行なう制御処理を示す流れ図である。 個別制御基板が行なう制御処理を示す流れ図である。 個別制御基板が行なう基本点灯処理を示す流れ図である。 個別制御基板が行なうグループ点灯処理を示す流れ図である。 個別制御基板が行なうランニング点灯処理を示す流れ図である。 赤色の魚の模様と緑色の魚の模様とを形成した表示プレートの一例を示す説明図である。 図29の表示プレートにおいて、第1プレートに対応するLEDの色を「緑」と「赤」とに交互に切り替えることで模様の発光箇所が変化する様子の一例を示す説明図である。 複数の表示装置を連携動作させることで模様の発光箇所を一定方向に移動させたときの表示状態の一例を示す説明図である。 模様を印刷したフィルムシートを貼り付けた表示プレートの一例を示す斜視図である。 模様を印刷したフィルムシートをその模様の形にカットしたカッティングシートを貼り付けた表示プレートの一例を示す斜視図である。 パチンコ島台における表示装置の適用可能箇所の一例を示す説明図である。 島台のカウンタと腰板とに適用されるL字に曲げた表示プレートを用いた表示装置の一例を示す分解斜視図である。 図35に示す表示装置のカウンタ部の端面に保護プレートを装着したものの一例を示す分解斜視図である。 表示プレートのカウンタ部と強化ガラスとの隙間にプリペイドカードなどの異物が挿入される様子を示す説明図である。 島台の腰板として使用される足元照明の機能を備えた表示装置の一例を示す分解斜視図である。 他の実施形態の表示プレートに係わる説明図である。 他の実施形態のLED基板に係わる説明図である。 他の実施形態の表示装置の制御回路に係わる要部ブロック図である。
符号の説明
1…パチンコ島台
1a…両面島
1b…壁島
2…パチンコ機
3…台間ユニット
4…カウンタ
5…腰板
6…巾木
7…幕板
8…表示装置(欄間)
9…呼出ランプ
10…通路
11…妻板
12…フレーム
13…基部フレーム
13a…蝶番
13b…前面板
14a、14b…側フレーム
15…背板
16a、16b、16c、16d…螺子穴
17…ワイヤハーネス
18…切欠
19…雄コネクタ
20…親統合スイッチパネル
21…子統合スイッチパネル
22a、22b…側間仕切り
24…表示プレートの上端(光の入射端面)
24a…第1プレートの上端(光の入射端面)
24b…第2プレートの上端(光の入射端面)
25…表示プレート
25a…第1プレート
25b…第2プレート
26a、26b…反射テープ
27、28…反射シート
29a、29b…反射層
30、30a、30b…模様(印刷部)
31…入射光
32…反射光
34…7セグ表示器
35…大当り点灯パターン設定スイッチ
36…点灯色設定スイッチ
37…通常点灯パターン設定スイッチ
38…グルーピング設定スイッチ
39…グルーピング指定スイッチ
40…グルーピング点灯オン・オフスイッチ
41…グルーピング点灯パターン設定スイッチ
47a、47b、47c、47d…ストッパ片
48…フィルムシート
49…カッティングシート
51a、51b…嵌合溝
55…支持板
59…斜線部
60…個別制御基板
61…CPU
62…入力回路
63…出力回路
64…バス
66…ROM
67…RAM
70…LED基板
71…LED
71a…赤LED
71b…青LED
71c…緑LED
72…抵抗
74…反射層
80…親統合制御基板
81…CPU
82…入力回路
83…出力回路
84…バス
86…ROM
87…RAM
88…ハーネス
90…子統合制御基板
91…CPU
92…入力回路
93…出力回路
94…バス
96…ROM
97…RAM
125…表示プレート
125a…第1プレート
125b…第2プレート
130a、130b…カウンタ部
131a、131b…腰板部
145…一体天腰板
146…強化ガラス
147…傷付き防止コーティング
151…保護プレート
152…隙間
153…異物
161…赤色の魚の模様
162…緑色の魚の模様
163…白色の海草の模様
171、172、173…表示装置
205…腰板
212…フレーム
217…ハーネス
223a、223b…下端部
224a、224b…上端部
225…表示プレート
225a…第1プレート
225b…第2プレート
233…透過光
256…貫通孔
275…雌コネクタ
310…点灯パターン一覧表
700…LED基板
710…LED
710a…赤LED
710b…青LED
710c…緑LED
721…前面板
800…表示装置(欄間)

Claims (20)

  1. 遊技機を設置する島台に設けられる表示装置であって、光を拡散する模様を導光板に付した表示プレートと、前記表示プレートの端面に光を照射する光源部が少なくとも取り付けられた基板とを有し、
    前記基板は、その板厚方向が前記表示プレートの板厚方向と同方向で、この表示プレートの端面から連なるように設けられていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記島台に取り付けられ、前記表示プレートを着脱可能に支持するフレームを有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記フレームは、その一端部側に設けた回転軸で前記島台に回転可能に取り付けてあり、前記基板は、前記フレームの回転軸側の辺に内蔵されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記光源部の光源は表面実装型の発光ダイオードであり、この発光ダイオードから出射する光を反射する反射部材を設け、この反射部材により光を反射させて前記表示プレートの端面に光を照射することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の表示装置。
  5. 前記反射部材は、前記フレームまたは/及び前記基板の表面に形成された光の反射層であることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記光源部の光源はランプ型の発光ダイオードであり、この発光ダイオードは、その頭部が表示プレートの端面に臨むように略L字状の端子で前記基板に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の表示装置。
  7. 前記フレームは、装着された表示プレートのうち前記発光ダイオードから所定距離の範囲内にある部分を覆い隠す目隠し部を有することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 遊技機を設置する島台に設けられる表示装置であって、光を拡散する模様を導光板に付した表示プレートと、前記表示プレートの端面に光を照射する発光ダイオードが少なくとも取り付けられた基板とを有し、
    前記表示プレートの端面または端面近傍に孔を穿設し、この孔に前記発光ダイオードが臨むように、前記基板をその板厚方向が前記表示プレートの板厚方向と同方向となるように前記表示プレートに付設したことを特徴とする表示装置。
  9. 前記発光ダイオードから出射する光を反射する反射部材を設け、この反射部材により光を反射させて前記孔の端面に光を照射することを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記表示プレートの前記光源部からの光が入射する箇所を除く端面に反射材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の表示装置。
  11. 前記光源部からの光が入射される前記表示プレートの端面に、鏡面加工を施したことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れかに記載の表示装置。
  12. 前記表示プレートはL字状に折り曲げてあって、その一片を前記島台のカウンタ部として使用し、他方の片を前記島台の腰板部として使用することを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れかに記載の表示装置。
  13. 前記表示プレートを前記島台の腰板部として使用し、かつ前記光源部から入射された光がこの表示プレートの下端から出射するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れかに記載の表示装置。
  14. 前記光源部の点灯パターンを制御する制御部を備え、前記光源部は、出射する光の色を切り替え可能であり、前記制御部は、前記光源部が出射する光の色を切り替えることを特徴とする請求項1乃至請求項13の何れかに記載の表示装置。
  15. 前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を導光板に印刷したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れかに記載の表示装置。
  16. 前記表示プレートは、光を拡散する性質の塗料で模様を印刷したフィルムシートを導光板に貼着したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れかに記載の表示装置。
  17. 前記フィルムシートは、模様の形に切り取られたものであることを特徴とする請求項16に記載の表示装置。
  18. 前記表示プレートは、第1表示プレートと第2表示プレートとからなり、前記光源部は、前記第1表示プレートの端面に光を照射する第1光源部と前記第2表示プレートの端面に光を照射する第2光源部とからなり、
    前記第1表示プレートは前記第2表示プレートの前面側に位置し、この第1表示プレート及び第2表示プレートの一部または全部が重なり合って所定の模様が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項17の何れかに記載の表示装置。
  19. 前記第1光源部から出射された光が前記第2表示プレートの端面に、及び前記第2光源部から出射された光が前記第1表示プレートの端面に入射するのを防止する防止部材を有することを特徴とする請求項18に記載の表示装置。
  20. 前記第1表示プレートと第2表示プレートとの隙間を覆う遮蔽部材を備えたことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の表示装置。
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JP2016127928A (ja) * 2016-01-22 2016-07-14 株式会社大一商会 遊技機
JP2018201564A (ja) * 2017-05-30 2018-12-27 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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