JP2007094725A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2007094725A
JP2007094725A JP2005282801A JP2005282801A JP2007094725A JP 2007094725 A JP2007094725 A JP 2007094725A JP 2005282801 A JP2005282801 A JP 2005282801A JP 2005282801 A JP2005282801 A JP 2005282801A JP 2007094725 A JP2007094725 A JP 2007094725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
module
state
stop
generation circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005282801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4434118B2 (ja
Inventor
Naotoshi Nishioka
直俊 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2005282801A priority Critical patent/JP4434118B2/ja
Publication of JP2007094725A publication Critical patent/JP2007094725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4434118B2 publication Critical patent/JP4434118B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 ソフトウェアの負担を招くことなく、安全にモジュールに対するクロックの供給を停止させることができる電子機器を提供する。
【解決手段】 クロック発生回路1は、モジュールAに対するクロックCLK_Aの供給を停止する場合、まず、クロック停止要求信号STOP_Aをアクティブ化する。これに応じてモジュールAは、クロックの供給が停止しても構わないSLEEP状態へと遷移してから、クロック停止許可信号RUN_Aをアクティブ化する。クロック発生回路1は、これに応じて、モジュールAに対するクロックCLK_Aの供給を停止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、クロックに従って動作するRUN状態とクロックの供給を受けずに停止するスリープ状態を有するモジュールとそのようなモジュールにクロックを供給するクロック発生回路を有する電子機器に関する。
バッテリを電源とする携帯電話などの携帯型電子機器では、バッテリのエネルギーを無駄に消費しないよう機器内部の回路に無駄な動きを防止する必要がある。このような節電の要求に応える技術として、例えば特許文献1は、クロック発生回路とこのクロック発生回路からクロックの供給を受ける複数のモジュールからなる電子機器において、動作させないモジュールに対するクロックの供給を断つ技術を開示している。
特開平10−150692号公報
ところで、各種の電子機器を構成するLSIなどのモジュールの中には、任意のタイミングでクロックを停止させると不都合が生じるものもある。例えばメモリを利用して音声信号を形成して出力する音源モジュールの場合、形成途中の楽音信号がメモリに残った状態でクロックが停止すると、クロックが再開されたときに、メモリの中に残った楽音信号が音として出力されるという不都合が生じる。このような不都合を回避するため、従来技術の下では、特定のモジュールの動作を停止させる場合に、それに先立って、モジュールにリセット信号を送ってメモリの初期化動作を行わせ、この初期化動作が完了する時期を見計らって、クロックの供給を停止するという制御を行っていた。そして、従来技術の下では、このような制御を、モジュールを管理する上位装置がソフトウェアに従って行っていた。しかし、リセット信号を送ってから初期化動作が完了するまでの時間は、モジュールの種類により区々であり、また、リセット信号を送信するタイミングにおけるモジュールの動作状態にも依存する。このため、モジュールを管理するソフトウェアの作成は非常に難しいものとなっていた。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、ソフトウェアの負担を招くことなく、安全にモジュールに対するクロックの供給を停止させることができる電子機器を提供することを目的とする。
この発明は、クロックに従って動作するモジュールと、前記モジュールにクロックを供給するクロック発生回路とを具備し、前記クロック発生回路は、前記モジュールを停止すべき旨の指令を受け取ったとき、前記モジュールに与えるクロック停止要求信号をアクティブ化し、その後、前記モジュールによりクロック停止許可信号がアクティブ化されたとき、前記モジュールに対するクロックの供給を停止するように構成され、前記モジュールは、前記クロック停止要求信号がアクティブ化されたとき、所定の内部状態へと遷移した後、前記クロック停止許可信号をアクティブ化するように構成されてなることを特徴とする電子機器を提供する。
かかる発明によれば、クロック停止要求信号のアクティブ化後、モジュールによりクロック停止許可信号がアクティブ化されることを以ってクロックの供給が停止される。従って、クロックの停止タイミングを求めるための複雑なソフトウェア処理を行うことなく、簡単かつ安全にモジュールに対するクロックの供給を停止することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の第1実施形態である電子機器の構成を示すブロック図である。図1に示す例において、モジュールAは、内蔵のメモリをワークエリアとして使用して音声信号を形成する音源LSIである。このモジュールAは、クロックCLK_Aに同期して音声信号を形成する処理を行う動作状態であるRUN状態の他、クロックの入力を受けずに停止した内部状態であるSLEEP状態を有している。なお、モジュールAには、強制リセット信号RESETNが与えられる。これは、電子機器のパワーオン時などに出力されるパルスである。
クロック発生回路1は、PLL(Phase Locked Loop)2から供給されるマスタクロックMCLKに基づいて、モジュールAに供給するクロックCLK_Aを発生する回路である。本実施形態におけるクロック発生回路1は、モジュールAとの間で、いわばハンドシェイクを行い、モジュールAの内部状態の遷移の制御およびモジュールAに対するクロックCLK_Aの供給の制御を行う機能を有している。さらに詳述すると、クロック発生回路1は、モジュールAをRUN状態からSLEEP状態に遷移させる場合、モジュールAに与えるクロック停止要求信号STOP_Aをアクティブ化し、これに応じて内部状態をSLEEP状態に遷移させたモジュールAがクロック停止許可信号RUN_Aをアクティブ化したときに、クロックCLK_AのモジュールAへの供給を停止するのである。
レジスタ3は、この電子機器の各部の制御に用いられる制御情報を記憶するレジスタである。このレジスタ3への制御情報の書き込みは、電子機器全体を制御するCPU4によって行われる。レジスタ3に書き込まれる制御情報のうちモジュールAに関するものとして、停止要求ビットCSTOP_Aがある。クロック発生回路1は、この停止要求ビットCSTOP_Aがアクティブレベル(Hレベル)になったとき、上述したハンドシェイクにより、モジュールAをSLEEP状態に遷移させ、モジュールAに対するクロックCLK_Aの供給を停止する。また、クロック発生回路1は、停止要求ビットCSTOP_Aが非アクティブレベル(Lレベル)になったとき、モジュールAに対するクロックCLK_Aの供給を再開し、モジュールAをRUN状態に復帰させる。
次に図2のタイムチャートおよび図3の状態遷移図を参照し、本実施形態の動作を説明する。ここで、図3はクロック発生回路1およびモジュールAにおける全ての状態遷移を表しているのに対し、図2は図3に示されたもののうちの一部の状態遷移に関連した各部の信号波形等を示している。そこで、以下では図3の状態遷移図に沿って全体の動作を説明し、そのうち図2にも示されている部分については図3および図2の両方を参照して動作説明を行う。
図3に示すように、クロック発生回路1は、CLK_OFF状態、WAIT状態およびCLK_ON状態という内部状態を有し、モジュールAは、IDLE状態、ALLMCLR状態、RUN状態、MCLR状態およびSLEEP状態という内部状態を有する。なお、図3において、11および21はORゲート、12および22は、ORゲート11および21の各出力信号をマスタクロックMCLKの1周期相当の時間だけ遅延させる遅延素子である。
本実施形態における電子機器の電源が投入されると、強制リセット信号RESETNがアサートされ、クロック発生回路1はCLK_OFF状態、モジュールAはIDLE状態となる。そして、CPU4によりレジスタ3における停止要求ビットCSTOP_AがLレベル(非アクティブレベル)とされると、クロック発生回路1は、クロックCLK_Aの出力を開始し、WAIT状態を経て、CLK_ON状態となる。これにより、CSTOP_A=Lであり、かつ、内部状態がCLK_OFF状態でもWAIT状態でもないという条件が満たされるため、ORゲート11の出力信号がLレベルとなり、それから1クロック遅れて、クロック停止要求信号STOP_AがLレベルとなる。すると、モジュールAは、IDLE状態からALLMCLR状態に遷移し、CLK_ON状態であるクロック発生回路1から供給されるクロックCLK_Aに従って内蔵のメモリの初期化を行う。この初期化を終えると、モジュールAは、同モジュールの本来の機能を営む動作状態であるRUN状態に遷移する。そして、モジュールAがRUN状態になると、ORゲート21の出力信号がHレベルとなり、それから1クロック遅れてクロック停止許可信号RUN_AがHレベル(非アクティブレベル)となる。
次に図3と合わせて図2を参照し、モジュールAがRUN状態からSLEEP状態に移行する動作およびSLEEP状態からRUN状態に戻る動作について説明する。
モジュールAがRUN状態にあるとき、CPU4がレジスタ3における停止要求ビットCSTOP_AをHレベル(アクティブレベル)にすると、クロック発生回路1ではORゲート11の出力信号がHレベルとなり、それから1クロック遅れて、クロック停止要求信号STOP_AがアクティブレベルであるHレベルとなる。この結果、モジュールAの内部状態は、RUN状態からMCLR状態に遷移する。このMCLR状態では、その後においてモジュールAが再起動されたときに内蔵のメモリに記憶されたデータがモジュールAまたは他の装置の動作に悪影響を与えないようにするための初期化が行われる。この初期化が終了すると、モジュールAはSLEEP状態に移行する。このとき、モジュールAの内部状態がRUN状態でなく、かつ、MCLR状態でもなくなったことから、ORゲート21の出力信号がLレベルとなり、それから1クロック遅れて、クロック停止許可信号RUN_AがアクティブレベルであるLレベルとなる。そして、クロック発生回路1は、クロック停止許可信号RUN_Aがアクティブレベルとなったことを検知すると、その内部状態をCLK_ON状態からCLK_OFF状態へと遷移させ、モジュールAに対するクロックCLK_Aの供給を停止する。
その後、CPU4がレジスタ3における停止要求ビットCSTOP_AをLレベル(非アクティブレベル)とすると、クロック発生回路1は、内部状態をCLK_OFF状態からWAIT状態に遷移させる。これによりクロック発生回路1からモジュールAへのクロックCLK_Aの供給が再開される。そして、所定サイクル数分のクロックCLK_Aが出力されるまでWAIT状態を維持した後、クロック発生回路1は、内部状態をCLK_ON状態に遷移させる。これにより、CSTOP_A=Lであり、かつ、内部状態がCLK_OFF状態でもWAIT状態でもないという条件が満たされるため、ORゲート11の出力信号がLレベルとなり、それから1クロック遅れて、クロック停止要求信号STOP_AがLレベルとなる。この結果、モジュールAは、内部状態を、SLEEP状態からRUN状態に復帰させる。
以上のように、本実施形態によれば、クロック発生回路1がクロック停止要求信号STOP_Aをアクティブレベルとし、これに応じてモジュールAがSLEEP状態に移行して、クロック停止許可信号RUN_Aをアクティブレベルとしたときに、クロック発生回路1がクロックCLK_Aの供給を停止するので、何ら複雑なソフトウェア処理を実行することなく、適切なタイミングでクロックCLK_Aの供給を停止することができる。また、クロック発生回路1は、モジュールAをSLEEP状態からRUN状態へ復帰させる場合に、一旦、内部状態をWAIT状態としてクロックCLK_AのモジュールAへの供給を再開してから、クロック停止要求信号STOP_Aを非アクティブレベルとするので、モジュールAがクロックCLK_Aによりクロック停止要求信号STOP_Aのレベル変化を検知してRUN状態に復帰するような構成になっている場合においても、クロック停止要求信号STOP_Aのレベル変化の誤読を生じさせることなく、正常にモジュールAをRUN状態に復帰させることができる。
以上説明した実施形態では、クロック発生回路1は、1個のモジュールAについて内部状態を遷移させる制御およびクロックCLK_Aの供給の制御を行ったが、クロック発生回路1は、複数のモジュールについて同様な制御を行うようにしてもよい。図4に示す第2実施形態では、クロック発生回路1は、3個のモジュールA、BおよびCについて上記実施形態と同様な制御を行う。図4において、CLK_A、CLK_BおよびCLK_Cはクロックであり、STOP_A、STOP_BおよびSTOP_Cはクロック停止要求信号、RUN_A、RUN_BおよびRUN_Cはクロック停止許可信号である。これらの信号の役割は上記第1実施形態において説明した通りである。
図1または図4に示す構成において、モジュールの機能や構成に特に制限はない。RUN状態からSLEEP状態に遷移したときにクロック停止許可信号をアクティブレベルにする機能を備えれば、様々な機能を持ったものが本発明にいうモジュールとなり得る。図5に示す例は、受信部30と送信部40からなるデジタルオーディオインタフェースにクロック停止許可信号RUN_AおよびRUN_Bの出力機能を設けたものである。以下説明する実施形態は、この受信部30および送信部40を、図4におけるモジュールAおよびBとして用いたものである。
図5において、受信部30は、所定のサンプリング周期毎に、図6に示すように、1周期分のチャネル識別クロックLRCKIと、L、R各チャネルの1サンプル分のシリアルデータSDIと、ビットクロックBCLKとを外部から受信する。ここで、シリアルデータSDIは、L、R各チャネル当たり16ビットのシリアルビット列を含んでおり、このビット列における各ビットはビットクロックBCLKIに同期して受信部30に供給される。チャネル識別クロックLRCKIは、シリアルデータSDIの各ビットがL、Rいずれのチャネルのものであるかを示すクロックであり、このチャネル識別クロックLRCKIがHレベルである期間のビットはLチャネルのものであり、Lレベルである期間のビットはRチャネルのものである。受信部30は、これらの受信信号に基づき、シリアルデータSDIのうちLチャネルに属する16ビットをパラレルデータRXD_Lに、Rチャネルに属する16ビットをパラレルデータRXD_Rに各々変換し、データ取り込み要求信号LOADとともに、図示しないDSPに供給する。受信部30は、以上説明した信号処理を、図4におけるクロック発生回路1から供給されるクロックCLK_Aに従って行う信号処理部31と、外部の装置との間で制御情報の授受を行い、受信部30の内部状態の制御を行う制御部32とを有している。
送信部40は、受信部30とは逆方向の信号伝送のための処理を行う回路である。すなわち、送信部40は、所定のサンプリング周期毎に、図示しないDSPからLチャネルのパラレルデータTXD_LとRチャネルのパラレルデータTXD_Rとを受け取り、これをシリアルデータSDOに変換し、ビットクロックBCLKOおよびチャネル識別クロックLRCKOとともに外部の装置に供給する回路である。この送信部40は、以上のような信号処理を、図4におけるクロック発生回路1から供給されるクロックCLK_Bに従って行う信号処理部41と、内部状態の制御を行う制御部42とを有している。
図7は受信部30の状態遷移図である。図7において、RX_L状態はLチャネルの受信信号SDIの処理を行う内部状態、RX_RはRチャネルの受信信号SDIの処理を行う内部状態であり、これらの両者が受信部30のRUN状態を構成している。さらに詳述すると、RUN状態にある受信部30では、RX_L状態とRX_R状態とが交互に繰り返される。
クロック発生回路1は、RUN状態にある受信部30をSLEEP状態に移行させる場合、受信部30に与えるクロック停止要求信号STOP_Aをアクティブレベル(Hレベル)にする。受信部30の制御部32は、これに応じて、内部状態をSLEEP状態に遷移させるための制御を行い、クロック停止許可信号RUN_Aをアクティブレベル(Lレベル)にする。さらに詳述すると、受信部30がRX_R状態にあるときにクロック停止要求信号STOP_Aがアクティブレベルになった場合には、制御部32は、Rチャネルの全ビットの受信処理が終わり、信号処理部31がL、R両チャネルのパラレルデータRXD_LおよびRXD_Rを送信し終えたときに、内部状態をSLEEP状態に遷移させ、クロック停止許可信号RUN_Aをアクティブレベルにする。また、受信部30がRX_L状態にあるときにクロック停止要求信号STOP_Aがアクティブレベルになった場合には、制御部32は、Lチャネルの全ビットの受信処理が終わり、さらにRX_R状態に移ってRチャネルの全ビットの受信処理が終了し、信号処理部31がL、R両チャネルのパラレルデータRXD_LおよびRXD_Rを送信し終えたときに、内部状態をSLEEP状態に遷移させ、クロック停止許可信号RUN_Aをアクティブレベルにする。このように、受信部30は、どのようなタイミングでクロック停止要求信号がアクティブレベルとされたとしても、その時点において処理しているL、R両チャネルの受信処理が終了するのを待って、SLEEP状態に移行する。従って、DSPは、受信部30がSLEEP状態に移行する直前の1サンプル分のデータをL、R両チャネルとも全ビットが完備した状態で受け取ることができる。
一方、SLEEP状態にある受信部30をRUN状態に移行させる場合には、クロック発生回路1は、まず、クロックCLK_Aの供給を再開し、次いでクロック停止要求信号STOP_Aを非アクティブレベル(Lレベル)にする。受信部30の制御部32は、これに応じて、内部状態をWAIT状態に遷移させ、チャネル識別クロックLRCKIが立ち上がったときに内部状態をRX_L状態に遷移させる。以後、RX_L状態およびRX_R状態を交互に繰り返すRUN状態となる。
送信部40の動作も基本的に受信部30の動作と同様である。送信部40では、RUN状態において、Lチャネルのシリアルデータを送信する内部状態とRチャネルのシリアルデータを送信する内部状態を交互に繰り返す。この状態においてクロック停止要求信号STOP_Bがアクティブレベルになった場合、制御部42は、信号処理部41がRチャネルのシリアルデータSDOの送信を終えてから内部状態をSLEEP状態に遷移させ、クロック停止許可信号RUN_Bをアクティブレベルにする。また、クロックCLK_Bの供給が再開され、クロック停止許可信号RUN_Bが非アクティブレベルになった場合、制御部42は、まず、Lチャネルのシリアルデータを送信する内部状態に遷移させ、その後、Rチャネルのシリアルデータを送信する内部状態に遷移させ、以後、各チャネルのシリアルデータを送信する各内部状態を交互に繰り返させる。
以上のように、本実施形態において受信部30および送信部40は、クロック停止要求信号がアクティブレベルとされた場合、その時点において仕掛かっている処理が終了するのを待って、SLEEP状態に移行する。従って、クロック停止要求信号がアクティブレベルとなってから受信部30または送信部40がSLEEP状態となるまでの所要時間は、クロック停止要求信号がアクティブレベルになった時点における処理の仕掛かり状況に依存する。しかしながら、本実施形態では、受信部30または送信部40がSLEEP状態に遷移したときにクロック停止許可信号がアクティブレベルとされ、これにより、クロック発生回路1は受信部30または送信部40へのクロックの供給を自動的に停止する。従って、本実施形態によれば、従来技術の下では必要であった複雑なソフトウェア処理を行うことなく、適切なタイミングにおいて受信部30または送信部40へのクロックの供給を停止することができる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明にはこれ以外にも他の実施形態が考えられる。例えば上記実施形態では消費電力を節約する観点からモジュールへのクロックの停止を行ったが、クロック周波数の切り換えのための手段としてこの発明を実施してもよい。すなわち、次の通りである。クロック周波数が可変のモジュールがあり、そのモジュールに供給するクロックの周波数を切り換える場合、クロック発生回路は、まず、クロック停止要求信号をモジュールに出力する。これに応じて、モジュールは、クロック周波数の切り換えが行われてもよい状態に内部状態を遷移させ、クロック停止許可信号を出力する。これに応じて、クロック発生回路は、モジュールへのクロックの供給を一旦停止した後、異なる周波数でモジュールへのクロックの供給を再開し、その後、クロック停止要求信号を非アクティブ化し、モジュールを元の状態に復帰させるのである。この態様によれば、モジュールの内部状態がクロック周波数の切り換えが行われてもよい状態になってからクロック周波数の切り換えが行われるので、クロック周波数の切り換え時のモジュールの誤動作を防止することができる。
この発明の第1実施形態である電子機器の構成を示すブロック図である。 同実施形態の動作を示すタイムチャートである。 同実施形態の動作を示す状態遷移図である。 この発明の第2実施形態である電子機器の構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるモジュールA、Bの例である受信部30、送信部40を示すブロック図である。 同実施形態における受信部30の動作を示すタイムチャートである。 同実施形態における受信部30の動作を示す状態遷移図である。
符号の説明
1……クロック発生回路、A,B,C……モジュール、CLK_A,CLK_B,CLK_C……クロック、STOP_A,STOP_B,STOP_C……クロック停止要求信号、RUN_A,RUN_B,RUN_C……クロック停止許可信号。

Claims (3)

  1. クロックに従って動作するモジュールと、
    前記モジュールにクロックを供給するクロック発生回路とを具備し、
    前記クロック発生回路は、前記モジュールを停止すべき旨の指令を受け取ったとき、前記モジュールに与えるクロック停止要求信号をアクティブ化し、その後、前記モジュールによりクロック停止許可信号がアクティブ化されたとき、前記モジュールに対するクロックの供給を停止するように構成され、
    前記モジュールは、前記クロック停止要求信号がアクティブ化されたとき、所定の内部状態へと遷移した後、前記クロック停止許可信号をアクティブ化するように構成されてなることを特徴とする電子機器。
  2. 前記クロック発生回路は、前記モジュールを起動すべき旨の指令を受け取ったとき、前記モジュールへのクロックの供給を再開し、その後、前記クロック停止要求信号を非アクティブ化するように構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記クロック発生回路は、前記クロックの供給を再開するとき、前記クロックの周波数を停止前の周波数とは異なる周波数とする手段を具備することを特徴をする請求項2に記載の電子機器。
JP2005282801A 2005-09-28 2005-09-28 電子機器 Expired - Fee Related JP4434118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005282801A JP4434118B2 (ja) 2005-09-28 2005-09-28 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005282801A JP4434118B2 (ja) 2005-09-28 2005-09-28 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007094725A true JP2007094725A (ja) 2007-04-12
JP4434118B2 JP4434118B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=37980377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005282801A Expired - Fee Related JP4434118B2 (ja) 2005-09-28 2005-09-28 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4434118B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4434118B2 (ja) 2010-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7000140B2 (en) Data processor and data processing system
JP2009514308A (ja) 無線通信ネットワークまたはモバイル・ポイント・ツー・ポイント接続における装置のスリープモードの制御方法およびシステム
KR102467172B1 (ko) 반도체 장치
US20050198418A1 (en) Multilayer system and clock control method
JP5524312B2 (ja) 非同期システムにおけるリーク制御のシステム及び方法
JP2015530644A (ja) 遅延ロック・ループを使用するメモリ・デバイスのための省電力の装置及び方法
KR20160067595A (ko) 반도체 장치의 동작 방법
US9747246B2 (en) Electronic device for communicating between a microcontroller unit (MCU) and a host processor and related methods
JP2008102619A (ja) 回路生成システム、回路生成方法及び回路生成プログラム
JP4434118B2 (ja) 電子機器
US7321980B2 (en) Software power control of circuit modules in a shared and distributed DMA system
US20150186113A1 (en) Data transfer between clock domains
JP2004139422A (ja) 情報処理装置、情報記憶装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2004199115A (ja) 半導体集積回路
JP2004094945A (ja) ホストと、ホストよりも大きなレイテンシを有するスレーブデバイス間のインタフェース
KR101059899B1 (ko) 마이크로 프로세서
JPH08202677A (ja) マイクロコントローラ
CN108268087B (zh) 半导体装置、半导体***和操作半导体装置的方法
JP2004110450A (ja) プロセッサのクロック制御方法および装置
JP2006164036A (ja) 複数cpuクロック制御システム、その制御方法及びそのプログラム
JP2008191840A (ja) 制御システム及び制御方法
JP2008186154A (ja) データ処理装置およびデータ処理方法
JP2011091580A (ja) マスタ装置およびその制御方法
JP2008134893A (ja) 集積回路装置
JP2010231542A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090828

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4434118

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees