JP2004110450A - プロセッサのクロック制御方法および装置 - Google Patents

プロセッサのクロック制御方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004110450A
JP2004110450A JP2002272453A JP2002272453A JP2004110450A JP 2004110450 A JP2004110450 A JP 2004110450A JP 2002272453 A JP2002272453 A JP 2002272453A JP 2002272453 A JP2002272453 A JP 2002272453A JP 2004110450 A JP2004110450 A JP 2004110450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processor
clock
sleep
signal
power consumption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002272453A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Marui
丸井 信一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002272453A priority Critical patent/JP2004110450A/ja
Publication of JP2004110450A publication Critical patent/JP2004110450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Executing Machine-Instructions (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

【課題】低消費電力動作時において、消費電力をさらに低減する。
【解決手段】外部との間でデータの授受を行うインターフェースブロック150を有するプロセッサへ供給されるクロックを制御する本発明のプロセッサのクロック制御方法は、プロセッサの通常動作時のクロックCLK101にもとづいて、これよりも低い周波数のクロックを生成し、プロセッサの通常動作時において、インターフェースブロック150に対して通常動作時のクロックCLK101を供給し、プロセッサの低消費電力動作時において、インターフェースブロック150に対して生成された低い周波数のクロックを供給する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロセッサへ供給されるクロックを制御するプロセッサのクロック制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯端末に求められるアプリケーションは多種多様であり、多種多様のアプリケーションを実現するためには、高性能、高機能なプロセッサがますます必要となってきている。さらに、携帯端末はバッテリ駆動であることから、携帯端末に含まれる各デバイスには低消費電力動作が強く求められている。
【0003】
デバイスにとって最も低消費電力を実現できる状態は動作をさせないことである。一方、デバイスに動作をさせるとすると、同一デバイスおよび同一電位である場合は、動作周波数を下げれば、その周波数に比例して低消費電力化を実現することができる。
【0004】
携帯端末では、ある処理タイミングごとにトリガがかかり、そのトリガごとに受け取ったデータに応じて処理を開始する。その処理が終われば次のトリガがかかるまでは処理を行うことがないので、この期間でどれだけ低消費電力化を実現できるかが鍵となる。
【0005】
完全にプロセッサの動作を止めてしまう場合は、次にプロセッサを立ち上げてから動作を開始するまでの時間が大きなペナルティとなるため、実際的にそのような使用はできない。したがって、プロセッサの動作を完全には止めないまでも何らかの対応が必要となってくる。
【0006】
最も初歩的には、何もしない命令としてのNOP(No−operationInstruction)命令を無限ループで繰り返し、トリガを受けることによってそのループを抜け出すという対応がある。NOP命令はクロックラインで電力を消費するだけで何の動作も生じないので、ADD命令やMUL命令等を実行するよりは低消費電力化を実現することができる。
【0007】
さらに消費電力を低減するために、一般に、次のような構成および命令が採用されている。
【0008】
図5は、従来のプロセッサの構成例を示すブロック図である。
【0009】
図5に示すプロセッサは、高速クロックCLK210を出力するPLL200、プロセッサの外部とデータの授受を行うインターフェースブロック220、高速クロックCLK210と固定値“1”とのいずれかを選択して出力するマルチプレクサ230、およびインターフェースブロック220以外のプロセッサ内のブロック240を備えている。マルチプレクサ230は、スリープ信号S10を入力し、スリープ信号S10がアクティブ(“1”)のときは固定値“1”を選択し出力し、スリープ信号S10がノンアクティブ(“0”)のときは高速クロックCLK210を選択し出力する。
【0010】
次に、図5に示したプロセッサの動作を説明する。
【0011】
図5に示したプロセッサにおいて、低消費電力動作を実行するための命令(スリープ命令)が実行されると、スリープ信号S10がアクティブ(“1”)となり、アクティブ(“1”)のスリープ信号S10を受けたマルチプレクサ230は、ブロック240に対して高速クロックCLK210の代わりに固定値“1”を供給する。これにより、ブロック240は全く動作しないので消費電力は最小となる。
【0012】
また、インターフェースブロック220は高速クロックCLK210の供給を受け続ける。これは、信号処理の必要がなくてもこれまでの処理結果データを出力する必要があるために、または次のトリガによって信号処理を開始する場合に使用するデータを入力するために、インターフェースブロック220は常に動作している必要があるからである。
【0013】
すなわち、信号処理が終わるとすぐにこのスリープ命令を実行すれば、NOP命令を繰り返すよりもずっと低消費電力化を実現することができる。また、インターフェースブロック220のための高速クロックCLK210は供給されているので、必要なブロックに関してのみクロックが供給されていることになる。このようにして、消費電力を削減している。(例えば、非特許文献1参照)
【0014】
【特許文献1】
特開平10−145446号公報
【非特許文献1】
TMS320C5X ユーザーズマニュアル p.4−91/92、 日本TI 命令名はIDLE命令
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、低消費電力の動作を行っているときでも、高速なクロックはインターフェースとしてのブロックに供給され続けられている。
【0016】
プロセッサは200MHzを超える程度の動作を行うことと、外部とのインターフェースにはせいぜい数10MHz程度の速度があれば十分であることとを考えると、インターフェース機能のみに対してそのような高速なクロックを供給し続けることは、電力を非常に無駄に消費していることになる。
【0017】
そこで、本発明の目的は、低消費電力の動作時において、さらに低消費電力化を可能とするプロセッサのクロック制御方法および装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1に、本発明に係るプロセッサのクロック制御方法は、外部との間でデータの授受を行うインターフェース部を有するプロセッサへ供給されるクロックを制御するプロセッサのクロック制御方法であって、前記プロセッサの通常動作時のクロックにもとづいて、これよりも低い周波数のクロックを生成し、前記プロセッサの通常動作時において、前記インターフェース部に対して前記通常動作時のクロックを供給し、前記プロセッサの低消費電力動作時において、前記インターフェース部に対して前記生成された低い周波数のクロックを供給するものである。
【0019】
本発明によると、低消費電力動作時において、インターフェース部に対して、通常動作時のクロックの周波数よりも低い周波数のクロックを供給する。そのため、低消費電力動作時における消費電力をさらに低減することができる。
【0020】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のプロセッサのクロック制御方法において、前記プロセッサの通常動作時において、前記プロセッサのうちの前記インターフェース部以外の部分に対して、前記通常動作時のクロックを供給し、前記プロセッサの低消費電力動作時において、前記プロセッサのうちの前記インターフェース部以外の部分に対して、前記通常動作時のクロックの供給を停止するものとする。
【0021】
本発明によると、低消費電力動作時において、インターフェース部以外の部分に対して、クロックの供給を停止するため、低消費電力動作時における消費電力をさらに低減することができる。
【0022】
また、請求項3の発明は、請求項1に記載のプロセッサのクロック制御方法において、前記プロセッサの動作が、前記通常動作から前記低消費電力動作へ遷移する際または前記低消費電力動作から前記通常動作へ遷移する際には、前記プロセッサにNOP命令を実行させるものとする。
【0023】
本発明によると、クロックラインに不要なパルスが生じた場合でも、プロセッサに誤動作が発生することを防ぐことができる。
【0024】
また、上記課題を解決するために、第2に、本発明に係るプロセッサのクロック制御装置は、外部との間でデータの授受を行うインターフェース部を有するプロセッサが低消費電力動作を開始するためのスリープ開始命令の実行を示すスリープ指示信号を受けると、スリープ信号をアクティブにして出力するスリープ制御部と、クロックを所定の比率で分周して出力する分周器と、前記スリープ信号に応じて、前記クロックと前記分周器が出力する分周されたクロックとのうちのいずれかを選択し、前記インターフェース部に出力する第1のマルチプレクサと、前記スリープ信号に応じて、前記クロックと所定の固定値とのうちのいずれかを選択し、前記プロセッサのうちの前記インターフェース部以外の部分に出力する第2のマルチプレクサとを備え、前記第1のマルチプレクサは、前記スリープ信号がアクティブのときに、前記分周器が出力する分周されたクロックを選択するものであり、前記第2のマルチプレクサは、前記スリープ信号がアクティブのときに、前記所定の固定値を選択するものである。
【0025】
本発明によると、低消費電力動作時において、インターフェース部に対しては分周されたクロックを供給し、インターフェース部以外の部分に対してはクロックの供給を停止する。そのため、低消費電力動作時における消費電力をさらに低減することができる。
【0026】
また、請求項5の発明は、請求項4に記載のプロセッサのクロック制御装置において、前記プロセッサは、前記プロセッサが実行すべき命令を記憶し、実行するデコーダ部をさらに備えており、前記スリープ制御部は、前記プロセッサがスリープ開始命令の実行を示す前記スリープ指示信号を受けると、前記プロセッサのパイプライン段数に対応した数の前記クロックの周期の間、ストール信号をアクティブにして出力するものであり、前記デコーダ部は、前記アクティブのストール信号を受けると、NOP命令を出力するものであるものとする。
【0027】
本発明によると、クロックラインに不要なパルスが生じた場合でも、プロセッサに誤動作が発生することを防ぐことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0029】
図1は本発明の一実施形態に係るプロセッサの構成例を示すブロック図である。
【0030】
図1に示すプロセッサは、PLL100、分周器110、マルチプレクサ120(第1のマルチプレクサに対応する)、スリープ制御ブロック130(スリープ制御部に対応する)、マルチプレクサ140(第2のマルチプレクサに対応する)、インターフェースブロック150(インターフェース部に対応する)、インターフェースブロック150以外のブロック170(インターフェース部以外の部分に対応する)とを備えている。ブロック170は、デコーダブロック160(デコーダ部に対応する)を含んでいる。
【0031】
PLL100は、プロセッサの外部から与えられた低速クロック(図示せず)を逓倍し、分周し、高速クロックCLK101を出力する。
【0032】
スリープ制御ブロック130は、後述するスリープ指示信号S4を入力すると、アクティブ(“1”)のスリープ信号S1を分周器110とマルチプレクサ120とマルチプレクサ140とに出力し、また、アクティブ(“1”)のストール信号S2をデコーダブロック160に出力する。さらに、スリープ制御ブロック130は、外部から割り込み要求(スリープ解除要求)信号S3を入力すると、スリープ信号S1をノンアクティブ(“0”)にする。
【0033】
分周器110は、スリープ制御ブロック130から入力されるスリープ信号S1がアクティブ(“1”)のときは、後述の設定レジスタ115の内容により決定される所定の比率で、高速クロックCLK101を分周し、分周したクロックを出力する。なお、設定レジスタ115は、転送バス118経由で、読み出し書き込み自由なレジスタである。
【0034】
マルチプレクサ120は、スリープ制御ブロック130からのスリープ信号S1がアクティブ(“1”)のときは分周器110からの出力を選択し、スリープ信号S1がノンアクティブ(“0”)のときはPLL100からの高速クロックCLK101を選択する。マルチプレクサ120から出力されるクロックCLK125は、インターフェースブロック150およびスリープ制御ブロック130に供給される。
【0035】
インターフェースブロック150は、プロセッサの外部とのデータの授受を行うブロックである。
【0036】
図2は、分周器110とマルチプレクサ120との動作の概要を説明するためのタイミングチャートである。
【0037】
ここで、本実施形態では、分周器110は高速クロックCLK101を1/4に分周する場合で、分周器110の内部カウンタの最上位ビットを分周後のクロックとして出力する場合を想定している。また、分周器110の内部カウンタの初期値を常に“3”に設定し、分周器110からの出力を“1”に固定する。
【0038】
図示するように、分周器110に入力されるスリープ信号S1がアクティブ(“1”)になると(時刻t3)、分周器110の内部カウンタのプリセットが解除され、分周器110内でダウンカウントが開始される(時刻t3〜t5)。また、マルチプレクサ120からの出力は、図示するように、スリープ信号S1に応じて、PLL100と分周器110とからの出力を選択し、クロックCLK125として出力する。すなわち、マルチプレクサ120は、スリープ信号S1がアクティブ(“1”)の間(時刻t3〜t5)、分周器110から上記1/4に分周されたクロックをクロックCLK125として出力する。また、スリープ信号S1がノンアクティブ(“0”)の間(時刻t3以前、時刻t5以降)、高速クロックCLK101をクロックCLK125として出力する。
【0039】
マルチプレクサ140は、スリープ制御ブロック130からのスリープ信号S1がアクティブ(“1”)のときは固定値“1”を選択し、スリープ信号S1がノンアクティブ(“0”)のときはPLL100からの高速クロックCLK101を選択し、クロックCLK145として出力する。また、マルチプレクサ140から出力されるこのクロックCLK145は、デコーダブロック160に供給される。
【0040】
デコーダブロック160は、命令を格納する命令メモリブロック165と命令をデコードする命令デコーダブロック166とを有している。
【0041】
命令メモリブロック165は、スリープ開始命令を命令デコーダブロック166に出力する。また、命令メモリブロック165は、スリープ制御ブロック130から受けるストール信号S2がアクティブ(“1”)である場合は、NOP命令を出力する。
【0042】
命令デコーダブロック166は、スリープ指示信号S4を出力するが、命令メモリブロック165からスリープ開始命令を受けた場合のみ、スリープ指示信号167をアクティブ(“1”)にする。
【0043】
図3は、スリープ制御ブロック130の動作の概要を説明するための図である。
【0044】
まず、スリープ制御ブロック130は、命令デコーダブロック166からアクティブ(“1”)のスリープ指示信号167を受けると(時刻t1)、ストール信号136をパイプライン段数分(時刻t2〜t3)だけアクティブ(“1”)にして出力する(本実施形態におけるプロセッサのパイプライン段数は3であるとする)。そして、時刻t3でストール信号S2がノンアクティブ(“0”)になると、スリープ信号S1をアクティブ(“1”)にする(時刻t5)。それ以後は、上記図2で説明した通りであり、スリープ制御ブロック130に供給される動作クロックは、マルチプレクサ120からの分周されたクロックのクロックCLK125である。
【0045】
また、スリープ制御ブロック130では、時刻t4においてスリープ解除要求信号S3を受けると、動作クロックであるクロックCLK125の立ち上がりエッジで(時刻t3)スリープ解除要求信号S3をポーリングする。そして、スリープ解除要求信号S3がアクティブ(“1”)であれば、そのタイミングで(時刻t3)、スリープ解除要求信号S3をノンアクティブ(“0”)にする。
【0046】
最後に、以上で説明した本実施形態に係るプロセッサの一連の動作について概説する。
【0047】
図4は、本実施形態に係るプロセッサの一連の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0048】
<時刻t1>
まず、命令メモリブロック165からスリープ開始命令が命令デコーダブロック166に出され、命令デコーダブロック166からのスリープ指示信号S4はアクティブ(“1”)になる。
【0049】
<時刻t2〜t3>
次に、アクティブ(“1”)のスリープ指示信号S4を受けたスリープ制御ブロック130からのストール信号S2はパイプライン段数分である3サイクルの間、アクティブ(“1”)になる。
【0050】
また、スリープ制御ブロック130からアクティブ(“1”)のストール信号S2を受けている間、命令メモリブロック165からNOP命令が出力され続ける。そのため、スリープ指示信号S4は、その間、ノンアクティブ(“0”)となる。
【0051】
また、後述するように、NOP命令はパイプライン段数分以降についても出力され続けるので、この時刻t2〜t3間、プロセッサの内部は動作しない状態になる。(なお、この間クロックは供給され続ける)
<時刻t3>
次に、ストール信号S2がノンアクティブになると、スリープ制御ブロック130からのスリープ信号S1はアクティブ(“1”)になる。このアクティブ(“1”)のスリープ信号S1がマルチプレクサ120およびマルチプレクサ140に供給されるため、マルチプレクサ120およびマルチプレクサ140において選択される信号が変わる。すなわち、マルチプレクサ120では、1/4に分周されたクロックが選択され、マルチプレクサ140では、“1”に固定されたクロックが選択される。したがって、インターフェースブロック150は低速のクロック(クロックCLK125)で動作し、デコーダブロック160を含むブロック170は動作を停止する。なお、クロックCLK125は、分周器110の内部カウンタの動作に同期している。
【0052】
ここで、上記状態は、インターフェースブロック150とスリープ制御ブロック130のみが1/4に分周された低速のクロック(クロックCLK125)で動作している状態である。したがって、設定レジスタ115において分周率を適切に設定することによって、インターフェースブロック150に必要な最低限のクロックを設定でき、低消費電力の動作時に消費電力を極限まで下げることができる。
【0053】
<時刻t4〜t5>
次に、外部からの割り込み要求信号であるスリープ解除要求信号S3を受けると(時刻t4)、スリープ制御ブロック130は、クロックCLK125の立ち上がりエッジで検出する(時刻t5)。そのため、スリープ制御ブロック130からのスリープ信号S1はノンアクティブ(“0”)となる。このノンアクティブ(“0”)のスリープ信号S1がマルチプレクサ120およびマルチプレクサ140に供給されるため、マルチプレクサ120およびマルチプレクサ140において選択される信号が変わる。すなわち、マルチプレクサ120およびマルチプレクサ140では、高速クロックCLK101が選択される。
【0054】
<t5〜>
このようにして、プロセッサは低消費電力の動作から復帰し、通常の動作を行う。
【0055】
なお、上記時刻t3またはt5において、クロックのラインに制御が入り、クロックパルスが発生する可能性がある。しかしながら、プロセッサの状態はNOP命令状態であるので誤動作は起こり得ない制御となっている。すなわち、上述したように、時刻t2でストール信号S2がアクティブ(“1”)になって、命令メモリブロック165はNOP命令を出力している状態になる。この状態で、クロックCLK145は、図4に示すように、時刻t3で停止するため、NOP命令に対応する信号を出力し続けることになる。したがって、時刻t5においてもNOP命令状態となるので、誤動作は生じないのである。
【0056】
以上のように、本実施形態によると、低消費電力動作時において、インターフェースブロック150に対して、通常動作時のクロックCLK101の周波数よりも低い周波数のクロックをクロックCLK125として供給する。そのため、低消費電力動作時における消費電力をさらに低減することができる。
【0057】
【発明の効果】
上述の通り、本発明によると、低消費電力動作時において、インターフェース部に対して、通常動作時のクロックの周波数よりも低い周波数のクロックを供給する。そのため、低消費電力動作時における消費電力をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるプロセッサの構成例を示すブロック図である。
【図2】分周器とマルチプレクサの動作の概要を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】スリープ制御ブロック130の動作の概要を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の一実施形態におけるプロセッサの一連の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】従来のプロセッサの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 PLL
110 分周器
115 設定レジスタ
116 転送バス
120 マルチプレクサ(第1のマルチプレクサ)
130 スリープ制御ブロック
140 マルチプレクサ(第2のマルチプレクサ)
150 インターフェースブロック
160 デコーダブロック
165 命令メモリブロック
166 命令デコーダブロック
170 インターフェースブロック以外のブロック
CLK101 高速クロック
CLK125、CLK145 クロック
S1 スリープ信号
S2 ストール信号
S3 スリープ解除要求信号(割り込み要求信号)
S4 スリープ指示信号

Claims (5)

  1. 外部との間でデータの授受を行うインターフェース部を有するプロセッサへ供給されるクロックを制御するプロセッサのクロック制御方法であって、
    前記プロセッサの通常動作時のクロックにもとづいて、これよりも低い周波数のクロックを生成し、
    前記プロセッサの通常動作時において、前記インターフェース部に対して前記通常動作時のクロックを供給し、
    前記プロセッサの低消費電力動作時において、前記インターフェース部に対して前記生成された低い周波数のクロックを供給する
    ことを特徴とするプロセッサのクロック制御方法。
  2. 請求項1に記載のプロセッサのクロック制御方法において、
    前記プロセッサの通常動作時において、前記プロセッサのうちの前記インターフェース部以外の部分に対して、前記通常動作時のクロックを供給し、
    前記プロセッサの低消費電力動作時において、前記プロセッサのうちの前記インターフェース部以外の部分に対して、前記通常動作時のクロックの供給を停止する
    ことを特徴とするプロセッサのクロック制御方法。
  3. 請求項1に記載のプロセッサのクロック制御方法において、
    前記プロセッサの動作が、前記通常動作から前記低消費電力動作へ遷移する際または前記低消費電力動作から前記通常動作へ遷移する際には、前記プロセッサにNOP命令を実行させる
    ことを特徴とするプロセッサのクロック制御方法。
  4. 外部との間でデータの授受を行うインターフェース部を有するプロセッサが低消費電力動作を開始するためのスリープ開始命令の実行を示すスリープ指示信号を受けると、スリープ信号をアクティブにして出力するスリープ制御部と、
    クロックを所定の比率で分周して出力する分周器と、
    前記スリープ信号に応じて、前記クロックと前記分周器が出力する分周されたクロックとのうちのいずれかを選択し、前記インターフェース部に出力する第1のマルチプレクサと、
    前記スリープ信号に応じて、前記クロックと所定の固定値とのうちのいずれかを選択し、前記プロセッサのうちの前記インターフェース部以外の部分に出力する第2のマルチプレクサとを備え、
    前記第1のマルチプレクサは、前記スリープ信号がアクティブのときに、前記分周器が出力する分周されたクロックを選択するものであり、
    前記第2のマルチプレクサは、前記スリープ信号がアクティブのときに、前記所定の固定値を選択するものである
    ことを特徴とするプロセッサのクロック制御装置。
  5. 請求項4に記載のプロセッサのクロック制御装置において、
    前記プロセッサは、前記プロセッサが実行すべき命令を記憶し、実行するデコーダ部をさらに備えており、
    前記スリープ制御部は、
    前記プロセッサがスリープ開始命令の実行を示す前記スリープ指示信号を受けると、前記プロセッサのパイプライン段数に対応した数の前記クロックの周期の間、ストール信号をアクティブにして出力するものであり、
    前記デコーダ部は、前記アクティブのストール信号を受けると、NOP命令を出力するものである
    ことを特徴とするプロセッサのクロック制御装置。
JP2002272453A 2002-09-19 2002-09-19 プロセッサのクロック制御方法および装置 Pending JP2004110450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002272453A JP2004110450A (ja) 2002-09-19 2002-09-19 プロセッサのクロック制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002272453A JP2004110450A (ja) 2002-09-19 2002-09-19 プロセッサのクロック制御方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004110450A true JP2004110450A (ja) 2004-04-08

Family

ID=32269462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002272453A Pending JP2004110450A (ja) 2002-09-19 2002-09-19 プロセッサのクロック制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004110450A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2762670B2 (ja) データ処理装置
JP4991058B2 (ja) 低電力オーディオプロセッサ
US5918061A (en) Enhanced power managing unit (PMU) in a multiprocessor chip
JP3905703B2 (ja) データプロセッサ及びデータ処理システム
US8341436B2 (en) Method and system for power-state transition controllers
KR20060051490A (ko) 집적회로장치
KR101551321B1 (ko) 휴대용 컴퓨팅 디바이스에서 요청들을 스케쥴링하기 위한 방법 및 시스템
CN101876847A (zh) 微控制器中的功率降低
CN110277069B (zh) 一种电视屏幕背光控制方法、装置及电视
EP1499955A2 (en) Method and apparatus for timing and event processing in wireless systems
JPH08314587A (ja) 省電力電源回路
JP3782361B2 (ja) システムlsi
JP3665030B2 (ja) バス制御方法及び情報処理装置
JPH10341199A (ja) 無線携帯端末
JPH07281782A (ja) クロック制御回路
JP2004512614A (ja) オペレーティングシステムサポートのために一定の時間基準を用いるマルチモード電力管理システムのハードウェアアーキテクチャ
JP2004110450A (ja) プロセッサのクロック制御方法および装置
JP4219601B2 (ja) 情報処理装置
JP4192485B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP4355648B2 (ja) 複数cpuクロック制御システム、その制御方法及びそのプログラム
JP4434118B2 (ja) 電子機器
JP2004199115A (ja) 半導体集積回路
JPH10301660A (ja) マイクロプロセッサ
JP2004078642A (ja) 割込み制御回路
KR20100116962A (ko) 마이크로 프로세서

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080522

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080617