JP2007091672A - アディポネクチン上昇剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病などいわゆる生活習慣病に密接にかかわる生体因子を正常値に維持できるアディポネクチン上昇剤、これを含みインスリン、グルコースを低下させることができ、高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病などいわゆる生活習慣病に密接にかかわる生体因子を正常値に維持できる食品を提供する。
【解決手段】 炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチン上昇剤。炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチンを上昇させることができる食品。
【選択図】なし
【解決手段】 炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチン上昇剤。炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチンを上昇させることができる食品。
【選択図】なし
Description
本発明は、炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチン上昇剤に関する。
近代日本において、食生活の欧米化がもたらした食事中への過剰な脂質の導入は、肥満をはじめとする様々な生活習慣病を惹起させ、今や医学領域のみならず社会経済的にも深刻な問題を引き起こしている。その改善策として食習慣の見直しが計られる中、食事中の脂肪の量だけではなく、質の重要性が再認識されている。高級脂肪族アルコールは、種々の穀類に高級脂肪酸とエステル結合した化合物として存在し、かねてより高脂血症の改善・動脈硬化の予防など様々な栄養生理機能を持つ機能性脂質として注目を集めてきた(特許文献1)。生活習慣病患者の2〜3割が肥満を起因として病態を発症しているという現状において、肥満モデル動物を用いた食品の機能性評価が有意義であると考えられる。肥満モデル Zucker Diabetic Fatty ラットは、食欲制御ホルモンであるレプチンの受容体変異により過食を生じ、肥満・高脂血症・糖尿病を発症する。
ところで、脂肪細胞は単なるエネルギーを備蓄する細胞ではなく、ある種の内分泌臓器であるという考え方が、最近、一般化しており、必要に応じて「アディポサイトカイン」を遺伝子の転写レベルで調節して産生し放出していることが報告されている。
このアディポサイトカインのうち、アディポネクチンは、脂肪組織に特異的に発現し、しかも高発現している遺伝子の発現物として見出された。その血液中での濃度は脂肪細胞特異的に分泌されるにも関わらず、肥満、すなわち脂肪を蓄積すると低下し、減量すると増加する(非特許文献1)。特に内臓脂肪の増加によって血中濃度は減少し、冠動脈疾患患者や糖尿病患者においても低値となる(非特許文献2)。
血中アディポネクチンが高値であると、糖尿病モデル動物において、末梢組織における糖の取り込みが高まり、血中グルコース濃度の低下する。また、これに従いインスリン濃度の低下が見られ、インスリン感受性が高まる(非特許文献3)。
アディポネクチンはレプチンと共に脂肪組織由来のインスリン感受性因子の候補と考えられている。脂肪萎縮性糖尿病のインスリン抵抗性・脂質代謝異常は生理的なレプチン投与によっても部分的に改善したが、アディポネクチンとレプチンの同時投与によってほぼ完全に改善した。そして、アディポネクチンを補充し、血中濃度の増加させることにより、インスリン抵抗性の原因となる組織内中性脂肪含量を低下できる(非特許文献4)。
また、アディポネクチンが動脈硬化巣に対して直接的に抗動脈硬化作用を示すことが報告されている。その作用機序としては、スカベンジャー受容体の発現制御を介する脂肪蓄積の低減とTNFαなどの炎症に関わる分子の発現制御の作用と考えられている(非特許文献5)。
このように、アディポネクチンは、高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病などいわゆる生活習慣病に密接にかかわり、特に、アディポネクチンの遺伝的、後天的欠乏は日本人の生活習慣病の主要な原因である。従って、患者においてその血中量の上昇が望まれ、脂質の摂取を制限することが有効な方法である。
アディポネクチンの血中量を上昇させるには、飲食物として発酵茶抽出物の摂取が有効である(特許文献2)。しかし、発酵茶抽出物は強い苦味を有しているため、種々の食品に添加した場合、食品の味に強く影響を与えたり、顆粒剤や錠剤にした場合、飲用することが困難である。飲用し易く、添加した食品の味に殆ど影響を与えることなく、血中アディポネクチン濃度を上昇させることができる成分が強く望まれていた。最近、ドコサヘキサエン酸又はその誘導体にアディポネクチンの上昇効果があることが見出されている(特許文献3)
特開平06−192072号公報
特開2004−315379号公報
特願2005−101540号公報
"Biochem. Biophys. Res. Commun."1999年、257巻、p.79-83
"Circulation"1999年、100巻、p.2437-2476
下村伊一郎:アディポサイトカインと糖尿病.門脇孝編.糖尿病.東京:南山堂;2004年、p.71-80
"Nature Med."2001年、7巻、p.941-946
"J. Biol. Chem."2003年、278巻、p.2461-2468
本発明は、高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病などいわゆる生活習慣病に密接にかかわる生体因子を正常値に維持できる、炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチン上昇剤を提供する。
本発明者は、上記課題を解決するために、無味であり、血中アディポネクチン濃度を上昇させる物質を鋭意検討した結果、炭素数22から36の範囲の炭素原子を有する高級脂肪族アルコールが血中アディポネクチン濃度を上昇させることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
(1)炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチン上昇剤。
(2)炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチンを上昇させることができる食品。
(1)炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチン上昇剤。
(2)炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチンを上昇させることができる食品。
本発明のアディポネクチン上昇剤は、添加した食品の味に影響を殆ど与えることなく、血中のアディポネクチンを上昇させることができる。さらに、本発明のアディポネクチン上昇剤は、肥満や糖尿病の悪化の指標となる生化学的な血漿のパラメーター、具体的には、インスリン、グルコースを低下させることができ、高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病などいわゆる生活習慣病に密接にかかわる生体因子を正常値に維持できる。
本発明は、炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含む、アディポネクチン上昇剤、及びアディポネクチンを上昇させることができる食品に関する。
<高級脂肪族アルコール>
本発明の高級脂肪族アルコールは、天然ワックスより分離精製される。天然ワックスとしては、炭素数22〜36の高級脂肪族アルコールを構成成分とする天然ワックスであれば特に限定されないが、動物、植物、微生物由来のワックスが挙げられ、好ましくは高含量の長鎖アルコールを構成成分として有するワックスが挙げられる。例えば、植物起源のワックスとしては、米糠ワックス(ライスワックス)、さとうきびワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、ホホバ油、木ろう、小麦ワックス、とうもろこしワックスなどが挙げら、動物起源のワックスとしては、ビーズワックス(蜜蝋)、マッコウ鯨油、羊毛脂などが挙げられ、これらから選ばれた少なくとも1種を用いることができる。米糠ワックス(ライスワックス)、さとうきびワックス、カンデリラワックス、木ろう、カルナウバワックス、蜜蝋は一般的に流通しており、入手が容易であるため好ましい。また、米糠ワックス及びさとうきびワックスは、米、米油、砂糖などの生産において副産物として大量に発生するため、安価であり特に好ましい。したがって、本発明で得られる高級脂肪族アルコールとしては、前記のワックスを分解して得られるもので、通常炭素数22〜36の1価および2価の飽和アルコールが挙げられる。具体的には、例えば、ドコサノール(C22、炭素数を示す。以降、同じ)、テトラコサノール(C24)、ヘキサコサノール(C26)、オクタコサノール(C28)、ノナコサノール(C29)、ミリシルアルコール(C30)、メリシルアルコール(C31)、ラクセリルアルコール(C32)、セロメリシルアルコール(C33)、テトラトリアコンタノール(C34)、ヘプタトリアコンタノール(C35)、ヘキサトリアコンタノール(C36)、ドコサン1,2−ジオール、テトラコサン1,2−ジオール、ドコサン1,3−ジオール、トリコサン1,3−ジオール、テトラコサン1,3−ジオールなどが挙げられる。
これらは、精製し純品として使用できるし、また、これを混合して使用することができる。天然由来の高級脂肪族アルコール混合物は、そのままで本発明に使用できるので、実施に適している。
代表的な天然由来の組成を表1にまとめる。
本発明の高級脂肪族アルコールは、天然ワックスより分離精製される。天然ワックスとしては、炭素数22〜36の高級脂肪族アルコールを構成成分とする天然ワックスであれば特に限定されないが、動物、植物、微生物由来のワックスが挙げられ、好ましくは高含量の長鎖アルコールを構成成分として有するワックスが挙げられる。例えば、植物起源のワックスとしては、米糠ワックス(ライスワックス)、さとうきびワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、ホホバ油、木ろう、小麦ワックス、とうもろこしワックスなどが挙げら、動物起源のワックスとしては、ビーズワックス(蜜蝋)、マッコウ鯨油、羊毛脂などが挙げられ、これらから選ばれた少なくとも1種を用いることができる。米糠ワックス(ライスワックス)、さとうきびワックス、カンデリラワックス、木ろう、カルナウバワックス、蜜蝋は一般的に流通しており、入手が容易であるため好ましい。また、米糠ワックス及びさとうきびワックスは、米、米油、砂糖などの生産において副産物として大量に発生するため、安価であり特に好ましい。したがって、本発明で得られる高級脂肪族アルコールとしては、前記のワックスを分解して得られるもので、通常炭素数22〜36の1価および2価の飽和アルコールが挙げられる。具体的には、例えば、ドコサノール(C22、炭素数を示す。以降、同じ)、テトラコサノール(C24)、ヘキサコサノール(C26)、オクタコサノール(C28)、ノナコサノール(C29)、ミリシルアルコール(C30)、メリシルアルコール(C31)、ラクセリルアルコール(C32)、セロメリシルアルコール(C33)、テトラトリアコンタノール(C34)、ヘプタトリアコンタノール(C35)、ヘキサトリアコンタノール(C36)、ドコサン1,2−ジオール、テトラコサン1,2−ジオール、ドコサン1,3−ジオール、トリコサン1,3−ジオール、テトラコサン1,3−ジオールなどが挙げられる。
これらは、精製し純品として使用できるし、また、これを混合して使用することができる。天然由来の高級脂肪族アルコール混合物は、そのままで本発明に使用できるので、実施に適している。
代表的な天然由来の組成を表1にまとめる。
この中でも米糠から得られる高級脂肪族アルコール混合物は、原料の入手が容易かつ安価なので、本発明の使用に適している。高級脂肪族アルコールの形態は、平均粒子径1〜500μmである粉体を使用すると吸収性が高く好ましい。さらに、平均粒子径1〜10000nmである乳化液を使用すると吸収性に優れ好ましい。
かかる高級脂肪アルコールは、天然ワックスの加水分解反応等により得ることができる。反応方法は、アルカリ触媒等を用いた化学反応法、リパーゼ等の油脂加水分解酵素を用いた生化学反応法のいずれでもよい。加水分解反応により高級脂肪酸塩等と高級脂肪族アルコールが生成する。これらの分離は、ヘキサン、アセトン、エタノール、MCT(中鎖脂肪酸トリグリセライド)等の有機溶剤と水との液液分配法により容易になし得る。また、高級脂肪族アルコール分子内の水酸基に、一度、エチル基、メチル基等を修飾し、蒸留により分離した後、修飾基を除去する方法もあるが、本発明にかかる高級脂肪族アルコールは、いずれの方法で得られたものでもよい。
<アディポネクチン>
アディポネクチンとは、脂肪細胞で特異的に合成・分泌される分泌タンパク質であり、また、血清中に豊富に存在するが、ヒトやマウスの様々な肥満形態において調節不能になるため、エネルギー・ホメオスタシスに影響を与える重要な分子として研究が進められている。アディポネクチンはまた、Acrp30(adipocyte complement-related protein of 30kDa)やapM-1、Glatin-binding protein、Adipose most abundunt gene transcript 1 等としても知られており、遺伝子名は、APM1、ACRP30、GBP28として知られている。アディポネクチンはII型糖尿病の原因である、インスリン感受性の低下を改善することにより糖尿病や動脈硬化を抑制するとともに、動脈壁に対する直接的な作用によっても動脈硬化を抑制するほか、肝臓機能保護作用も発揮する。
アディポネクチンは、上記のように脂肪組織に特異的に発現するが、その血液中での濃度は脂肪細胞特異的に分泌されるにも関わらず、肥満、すなわち脂肪を蓄積すると低下し、減量すると増加する。特に内臓脂肪の増加によって血中濃度は減少し、冠動脈疾患患者や糖尿病患者においても低値となる。つまり、血中のアディポネクチン濃度が上昇すれば、内臓脂肪の蓄積が抑制されるといえる。
血中のアディポネクチン濃度は、市販のアディポネクチンELISAキットを用いたELISA法で測定することができる。
アディポネクチンとは、脂肪細胞で特異的に合成・分泌される分泌タンパク質であり、また、血清中に豊富に存在するが、ヒトやマウスの様々な肥満形態において調節不能になるため、エネルギー・ホメオスタシスに影響を与える重要な分子として研究が進められている。アディポネクチンはまた、Acrp30(adipocyte complement-related protein of 30kDa)やapM-1、Glatin-binding protein、Adipose most abundunt gene transcript 1 等としても知られており、遺伝子名は、APM1、ACRP30、GBP28として知られている。アディポネクチンはII型糖尿病の原因である、インスリン感受性の低下を改善することにより糖尿病や動脈硬化を抑制するとともに、動脈壁に対する直接的な作用によっても動脈硬化を抑制するほか、肝臓機能保護作用も発揮する。
アディポネクチンは、上記のように脂肪組織に特異的に発現するが、その血液中での濃度は脂肪細胞特異的に分泌されるにも関わらず、肥満、すなわち脂肪を蓄積すると低下し、減量すると増加する。特に内臓脂肪の増加によって血中濃度は減少し、冠動脈疾患患者や糖尿病患者においても低値となる。つまり、血中のアディポネクチン濃度が上昇すれば、内臓脂肪の蓄積が抑制されるといえる。
血中のアディポネクチン濃度は、市販のアディポネクチンELISAキットを用いたELISA法で測定することができる。
本発明のアディポネクチン上昇剤は、常法にしたがって製剤化することができ、製剤としては固体でも、液体でもよく、例えば錠剤、丸剤、顆粒剤、糖衣剤、カプセル、乳剤、液剤、ゲル、シロップ、スラリー、懸濁物があげられ、医薬的に許容されるキャリアーを含んでもよい。このようなキャリアーは添加物であってもよく、水、医薬的に許容される有機溶剤、コラーゲン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、水溶性デキストラン、カルボキシメチルスターチナトリウム、ペクチン、メチルセルロース、エチルセルロース、キサンタンガム、アラビアゴム、カゼイン、寒天、ポリエチレングリコール、ジグリセリン、グリセリン、プロピレングリコール、ワセリン、パラフィン、ステアリルアルコール、ステアリン酸、ヒト血清アルブミン、マンニトール、ソルビトール、ラクトース、医薬添加物として許容される界面活性剤等が挙げられる。
また、製剤化においては、賦形剤を加えることができる。賦形剤としては、目的によって、充填剤、結合剤、凝固剤、滑たく剤、崩壊剤、色素、甘味料、香料、コーティング剤等を単独もしくは、これらを組み合わせて使用することができる。さらに、本発明に係る高級脂肪族アルコールを乳化剤によって、乳化し使用することもできる。
本発明のアディポネクチン上昇剤に含まれる高級脂肪族アルコールの含有量は、上記のような剤型等にあわせて適宜選択することができるが、例えば、本実施例で得られた値を用いて、以下の2つの一般則から算定したヒトの適正摂取量をもとに設定することもできる。一般則(1)は、動物実験での効果確認で1%混餌の場合、動物の体重Kg当たり1gに相当する。一般則(2)は、ラットやマウスでの体重1Kgの有効量の約1/50がヒトでの適正用量である。
つまり1%混餌の場合、60Kgのヒトに換算すると適用量は1.2gとなる。この一般則によれば、本発明の高級脂肪族アルコールの1日の摂取量が0.02〜10g、好ましくは0.1〜5gとなるように設定することになる。
つまり1%混餌の場合、60Kgのヒトに換算すると適用量は1.2gとなる。この一般則によれば、本発明の高級脂肪族アルコールの1日の摂取量が0.02〜10g、好ましくは0.1〜5gとなるように設定することになる。
本発明において、高級脂肪族アルコールのアディポネクチン上昇効果は、肥満モデル動物を用いて確認することができる。例えば、高級脂肪族アルコールを肥満モデル動物に投与し、コントロール群と比較検討することにより、本発明の高級脂肪族アルコール投与群がアディポネクチン上昇効果を有することが示される。肥満モデル動物としては、たとえば、食欲制御ホルモン受容体変異により過食を生じ、肥満、高脂血症、糖尿病を発症するモデル動物であるZDF(Zucker Diabetic Fatty)ラットを用いることができる。
また、本発明のアディポネクチン上昇剤等は、肥満や動脈硬化の悪化の指標となる生化学的な血漿のパラメーターである、インスリン、グルコースを低下させる。これらの効果は、インシュリンはELISA法により、グルコースはムタロターゼ・GOD法により、それぞれ市販のキットを用いて確認することができる。
<アディポネクチン上昇食品>
本発明の高級脂肪族アルコールを有効成分とするアディポネクチン上昇剤は、医薬品に限らず、アディポネクチンを上昇させるための食品として加工してもよい。食品の形態に特に制限はなく、一般の加工食品のほかに、健康食品、機能性食品、栄養補助食品、飲料及び食品を含む飲食物、または、これらの添加物とすることができる。具体的には、サプリメント、清涼飲料に配合することができるが、特に限定をされるものではない。
本発明の高級脂肪族アルコールを有効成分とするアディポネクチン上昇剤は、医薬品に限らず、アディポネクチンを上昇させるための食品として加工してもよい。食品の形態に特に制限はなく、一般の加工食品のほかに、健康食品、機能性食品、栄養補助食品、飲料及び食品を含む飲食物、または、これらの添加物とすることができる。具体的には、サプリメント、清涼飲料に配合することができるが、特に限定をされるものではない。
また本発明の食品の態様としては、本発明の高級脂肪族アルコール粉末をそのまま食材に混合したり、又は、液状、ゲル状、粉末状あるいは固形状の食品、例えば、飲料、茶、スープ、ゼリー、ヨーグルト、アイスクリーム、シャーベット、フローズンヨーグルト、プリン、ドレッシング、マヨネーズ、ふりかけ、味噌、醤油、焼肉のたれ等の調味料、麺類、ハムやソーセージ等の畜肉魚肉加工食品、ジャム、牛乳、クリーム、バターやチーズ等の粉末状、固形状又は液状の乳製品、マーガリン、パン、菓子類の原材料として加工して用いたりすることが挙げられる。
本発明の食品は高級脂肪族アルコールの他、食品の形態に応じて他の添加物を含むものであってもよい。このような添加物として、賦形剤、増量剤、結合剤、防湿剤、防腐剤、強化剤、増粘剤、乳化剤、甘味料、酸味料、食品添加物、調味料等を挙げることができる。食品添加物としてはビタミン類、ミネラル、キチン、キトサン、レシチン、ローヤルゼリーなどが挙げられる。調味料としては、グラニュー糖、蜂蜜、ソルビットなどの甘味料、アルコール、クエン酸、リンゴ酸、洒石酸などの酸味料、香料、色素などが挙げられ、本発明の食品を好みの味や色に調整するために用いることができる。また、血糖値の上昇抑制に関する公知の素材を併用してもよい。例えば、難消化性デキストリン、桑の葉エキス、甘藷若葉末などが挙げられる。内臓脂肪蓄積の抑制と関連する痩身やダイエットに用いられる公知の素材を併用してもよい。この具体例としては、ガルシニア・カンボジア果皮エキス、ヒドロキシクエン酸及びその塩、ブドウ種子エキス、リンゴ等の果実ポリフェノール、山査子果実エキス、グアバ葉エキス、ギムネマ・シルベスタ葉エキス、イチョウ葉エキス、リパーゼ阻害剤、α−及びβ−アミラーゼ阻害剤、L−カルニチン及びこれを含む畜肉ペプチド、アオサやアオノリ等の緑藻類抽出物、コンブ等の褐藻類エキス、唐辛子末及びそのエキス、ニンニク抽出エキス、スベリヒユ、プーアール茶葉粉末及びそのエキス、杜仲葉末及びそのエキス、ウーロン茶葉粉末及びそのエキス、サイリウム種皮、キサンチン誘導体、シトラス・アウランチウムの抽出エキス、センナ葉又は茎のエキス、陳皮等を挙げることができる。
これらの添加物等は、本発明の食品の形態に応じて上記の中から単独で、又は適宜組み合わせて用いることができる。
これらの添加物等は、本発明の食品の形態に応じて上記の中から単独で、又は適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の食品は、当業者が通常行う方法により製造することができる。必要に応じてデキストリン、乳糖、澱粉又はその加工素材、セルロース末等の賦形剤、ビタミン、ミネラル、動植物や魚介類の油脂、タンパク質、糖質、色素、香料、その他の食用添加剤等と共に、当業者が通常行う方法により、粉末、顆粒、ペレット、丸剤、錠剤等に加工したり、ゼラチン等で被覆して、ハードカプセル、ソフトカプセルなどのカプセルに成形したり、あるいはドリンク類にして、栄養補助食品や健康食品として利用できる。
本発明の食品は、高級脂肪族アルコールの量は、上記食品の種類、形態、利用目的や本発明の食品の種類、摂取態様に応じて適宜設定することができる。
上記した2つの一般則から算定した、本実施例から推測されるヒトの適正摂取量をもとに設定してもよい。
上記した2つの一般則から算定した、本実施例から推測されるヒトの適正摂取量をもとに設定してもよい。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。なお、以下の実験によって得られたデータは、Student's t-Testを用いて有意差検定を行った。
比較例1
雄性Zucker Diabetic Fattyラット7週齢(「Crj:(ZUC)-fa/fa」、日本チャールスリバー(株))を用いて、1群7頭とし(平均体重297.6g)、1週間の予備飼育後、AIN−76標準飼料(日本農産工業(株)製)を投与して8週間飼育した。飼育中、試験食、水は自由摂食とした。飼育環境は、温度25℃、湿度55%、12時間の明暗サイクルで飼育した。
雄性Zucker Diabetic Fattyラット7週齢(「Crj:(ZUC)-fa/fa」、日本チャールスリバー(株))を用いて、1群7頭とし(平均体重297.6g)、1週間の予備飼育後、AIN−76標準飼料(日本農産工業(株)製)を投与して8週間飼育した。飼育中、試験食、水は自由摂食とした。飼育環境は、温度25℃、湿度55%、12時間の明暗サイクルで飼育した。
AIN−76標準飼料の組成は、カゼイン:20%、DL−メチオニン:0.3%、コーンスターチ:15%、コーン油:5%、スクロース:50%、セルロース:5%、AIN−76ミネラルミックス(日本農産工業(株)製):3.5%、AIN−76ビタミンミックス(日本農産工業(株)製):1%、重酒石酸コリン:0.2%である。
実施例1〜3の高級脂肪族アルコール添加食群については、試験食をAIN−76:99質量%、高級脂肪族アルコール混合物1%とし、それ以外の条件は比較例1と同条件とした。
実施例1
米糠由来の高級脂肪族アルコール混合物は、「ニッサンオクタコサノール12−O(日本油脂(株)製)」を使用した。平均粒径は83μmであった。平均粒径は、乾式レーザ回折式粒度分布測定装置「SALD-2100((株)島津製作所製)」を用いて測定した。
米糠由来の高級脂肪族アルコール混合物は、「ニッサンオクタコサノール12−O(日本油脂(株)製)」を使用した。平均粒径は83μmであった。平均粒径は、乾式レーザ回折式粒度分布測定装置「SALD-2100((株)島津製作所製)」を用いて測定した。
実施例2
サトウキビ由来の高級脂肪族アルコール混合物は、「サトウキビ由来ポリコサノール(フィトファーマ(株)製)」を使用した。平均粒径は76μmであった。
サトウキビ由来の高級脂肪族アルコール混合物は、「サトウキビ由来ポリコサノール(フィトファーマ(株)製)」を使用した。平均粒径は76μmであった。
実施例3
蜜蝋由来の高級脂肪族アルコール混合物は、特許公報特開2004−217633に基づいて試製した。「脱臭精製蜜蝋高酸((株)セラリカ野田製)」をケン化分解し、MCT油により抽出後、晶析、エタノール洗浄により精製したものを使用した。平均粒径は79μmであった。
蜜蝋由来の高級脂肪族アルコール混合物は、特許公報特開2004−217633に基づいて試製した。「脱臭精製蜜蝋高酸((株)セラリカ野田製)」をケン化分解し、MCT油により抽出後、晶析、エタノール洗浄により精製したものを使用した。平均粒径は79μmであった。
実施例1〜3に用いた高級脂肪族アルコールの脂肪鎖組成は、ガスクロマトグラフィーにより求めた。高級脂肪族アルコールはトリメチルシリル化し、ガスクロマトグラフィーに供した。これらの結果は、表2にまとめた。
「ガスクロマトグラフィー条件」
カラム:DB−1(Length:30m、ID:0.32mm、Film:0.25μm、J&Wサイエンティフィック社製)
昇温条件:150℃→(10℃/分)→320℃→(20分)→320℃
カラム流量:2.7mL/分
検出器:FID、検出器温度:320℃、注入口温度:320℃
キャリアーガス:ヘリウム
「ガスクロマトグラフィー条件」
カラム:DB−1(Length:30m、ID:0.32mm、Film:0.25μm、J&Wサイエンティフィック社製)
昇温条件:150℃→(10℃/分)→320℃→(20分)→320℃
カラム流量:2.7mL/分
検出器:FID、検出器温度:320℃、注入口温度:320℃
キャリアーガス:ヘリウム
実験食投与時の摂食量は、比較例1;30.8±1.0(g/日、±標準誤差)、実施例1;28.8±0.7、実施例2;31.0±0.7、実施例3;31.0±0.5であり、各群間で有意な差異は認められなかった。
飼育開始時と終了時の体重増加量は、比較例1;297.4±15.2(g増加/8週間、±標準誤差)、実施例1;287.5±13.3、実施例2;296.3±14.1、実施例3;313.4±10.1であり、各群間で有意な差異は認められなかった。ZDFラットの特徴とする肥満は認められるが、高級脂肪族アルコールの摂取による変化はなく、副作用はない。
飼育開始時と終了時の体重増加量は、比較例1;297.4±15.2(g増加/8週間、±標準誤差)、実施例1;287.5±13.3、実施例2;296.3±14.1、実施例3;313.4±10.1であり、各群間で有意な差異は認められなかった。ZDFラットの特徴とする肥満は認められるが、高級脂肪族アルコールの摂取による変化はなく、副作用はない。
飼育終了後、エーテル麻酔下でラットから約10mL採血した。約8mLを2000rpmで10分間遠心し、上清を血清サンプルとし、アディポネクチン量、インスリン量の測定に用いた。約2mLをフッ化ナトリウム入りの遠心チューブに取り、2500rpmで10分間遠心し、上清を血漿サンプルとし、血中グルコース量の測定に用いた。
アディポネクチン量、インスリン量、血中グルコース量は、以下の測定キットを用いて測定した。これらの結果は、表2にまとめた。
アディポネクチン量:「マウス/ラットアディポネクチンELISAキット(大塚製薬(株)製)」
インスリン量:「モリナガ超高感度ラットインスリン測定キット((株)森永生科学研究所製)」
血中グルコース量:「グルコースCII−テストワコー(和光純薬工業(株)製)」
アディポネクチン量:「マウス/ラットアディポネクチンELISAキット(大塚製薬(株)製)」
インスリン量:「モリナガ超高感度ラットインスリン測定キット((株)森永生科学研究所製)」
血中グルコース量:「グルコースCII−テストワコー(和光純薬工業(株)製)」
さらに、上記条件で飼育後、肝臓中の中性脂質量を測定した。抽出方法、測定方法は、以下の通り行った。
(1)ホルチ法;冷凍した肝臓0.5gを8mLのメタノールに入れ、ポリトロン型ホモジナイザーですりつぶし、50mL容メスフラスコに移した。7mLのメタノールと30mLのクロロホルムを数回に分けてホモジナイザー、容器を洗浄し、全て抽出液と混合した。抽出液を40℃で30分間加温した。室温へ戻した後、クロロホルム/メタノール(2:1、V/V(体積/体積比)。以降、同様に表示する。)溶液で50mLに定容した。抽出液を濾過(アドバンテック社製「濾紙No.2」)し、ろ液を定量した。ろ液の約20%(V/V)の精製水を加え、静かに撹拌後、一晩静置して、2層に分離した。上層の水層部を捨て、下層のクロロホルム層にメタノールを加えて40mLとした。これを抽出液として、トリアシルグリセロール測定に用いた。
(2)トリアシルグリセロール測定法;2mLの抽出液を10mL容スピンチューブに入れ、窒素下で乾燥した。5mLのクロロホルム、0.4gのSilic Acid 100Mesh(和光純薬(株)製)を加え、強く撹拌した。3000rpmで5分間遠心し、上層1mLを別の試験管に移した。ここで、トリアシルグリセロールの標準液として、トリオレイン(和光純薬(株)製)125μg/mL・クロロホルム/メタノール(2:1、V/V)溶液を用意し、以下、同様の操作を行い、検量線を作成した。抽出液、標準液それぞれを窒素下で乾燥した。2mLのイソプロパーノール/精製水(9:1、V/V)、0.6mLの水酸化カリウム(5g/100mLイソプロパーノール/精製水(40:60))溶液を加え、65℃で20分間加温後、室温に戻した。1mLの3mMNaIO4溶液(溶媒;イソプロパノール/1N酢酸(20:80、V/V))を加え、強く撹拌した。0.5mLのアセチルアセトン溶液(0.75mLのアセチルアセトン、2.5mLのイソプロパノール、100mLの2M酢酸アンモニウムの混合溶液)を加え、強く撹拌し、50℃で30分間加温した。室温に戻して、405nmの吸光度を測定し、検量線よりトリアシルグリセロール含量を算出した。結果を表2に示した。
表2から、高級脂肪族アルコールを投与すると、アディポネクチン量が増加することがわかる。また、高級脂肪族アルコール組成の異なるいずれの由来原料から得られた高級脂肪族アルコールであっても、その効果は同等であることから、効果の強度はその組成によらないことがわかる。さらに、血中アディポネクチン量が高値になることにより、血中グルコース量、血中インスリン量が低下して糖尿病の改善、及び肝臓中性脂質量が低下しており内蔵脂質の低下が見られた。
Claims (2)
- 炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチン上昇剤。
- 炭素数22から36の高級脂肪族アルコールを有効成分として含むアディポネクチンを上昇させることができる食品。
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