JP6460402B2 - コレステロール排出促進用医薬組成物又は食品組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、食品中のコレステロールの体外排出を促進し、該コレステロールの体内吸収を抑制し得るイネ科植物抽出物に関する。
近年、食の欧米化による摂取エネルギーの増大に伴い、慢性的なエネルギー過剰状態による、肥満、脂肪肝、高脂血症、心血管疾患等の生活習慣病の増加が社会問題となっている。生活習慣病の診断基準の1つとして血中コレステロール値が用いられている。高コレステロールは、生活習慣病、特に高脂血症や心血管疾患の危険因子として知られている。高コレステロール血症等の脂質異常の原因としては、遺伝的要因もあるが、食生活等の生活習慣に起因する場合が少なくない。原因となる食生活の改善や簡便さの観点から、日常の食事を通じてコレステロールを低下させることができれば望ましい。
従来、食物繊維によるコレステロール低下効果が知られている。この効果は、食物繊維により消化管内の胆汁酸濃度が低下することにより、体内のコレステロールから胆汁酸への合成が促進してコレステロールが低下するためとされている。しかしながら食物繊維は嵩がある上に風味が悪いため、日常の食事の中で必要量を継続して摂取するのは困難である。
コレステロール低下作用を有する素材に関し、特許文献1には、グルテンの蛋白分解酵素分解物から得られた不溶性成分が、優れた胆汁酸吸着能を有し、胆汁酸***を促進すると共にコレステロールを低下させる作用を有することが記載されており、該不溶性成分を含むコレステロール低下用組成物並びに該組成物を含有する医薬、飲食品、飼料も記載されている。また特許文献2には、小麦粉又は小麦ふすまの水抽出液を加熱処理によりフィトヘマグルチニンを除去し、更に分子量1万以下の低分子物質を除去して得られた液状組成物又はこれ蒸発乾固して得られる粉末が、中性脂肪の低下作用、総コレステロールの低下作用を有することが記載されている。特許文献1及び2記載発明は、何れも基本的に蛋白質を比較的多く含んでいると考えられ、低蛋白とは言い難いものである。
特開2012−140396号公報 特開平01−312975号公報
従来素材のコレステロール低下作用は、必ずしも十分満足のいくものとは限らなかった。食品中のコレステロールの体内吸収抑制効果に優れ、且つ安全で副作用が少なく、医薬品、飲食品、飼料等として利用可能な素材は未だ提供されていない。
本発明は、安全で副作用の少ない、コレステロール排出促進能を有するイネ科植物抽出物に関する。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、イネ科植物の一種である小麦ふすまのエタノール抽出物であってアルキルレゾルシノールを含有するものが、コレステロール体外排出促進能(胆汁酸吸着能、胆汁酸−コレステロールミセル形成阻害能)を有し、これを食品と共に摂取することにより、該食品中のコレステロールが糞便と共に体外へ排出されることが促進されることを知見した。
本発明は、前記知見に基づきなされたもので、イネ科植物からアルコールを用いて抽出された、コレステロール排出促進能を有するイネ科植物抽出物である。
また本発明は、前記イネ科植物抽出物を含有する医薬品又は飲食品である。
本発明のイネ科植物抽出物は、コレステロール排出促進能を有し、食品中のコレステロールを糞便と共に体外へ排出することを促進し、それによってコレステロールの体内吸収を効果的に抑制し得る。また、本発明のイネ科植物抽出物は、食経験が豊富な小麦やライ麦などのイネ科植物に含まれている成分を主体とするものであることから、長期間継続的に摂取しても生体に有害な作用をもたらす懸念が少なく、安全性が高く副作用のおそれが少ない。
図1は、コレステロール排出促進作用確認試験における、各マウス群の体重当たりの糞便量を示すグラフである。 図2は、コレステロール排出促進作用確認試験における、各マウス群の糞便中のコレステロール量を示すグラフである。 図3は、胆汁酸吸着能確認試験における、サンプル中のフリーの胆汁酸の量を示すグラフであり、該量が少ないほど、試験対象(実施例のイネ科植物抽出物、ホスファチジルコリン)の胆汁酸吸着能が高いことを示す。 図4は、胆汁酸−コレステロールミセル形成阻害能確認試験における、サンプル中のフリーのコレステロールの量を示すグラフであり、該量が多いほど、試験対象(実施例のイネ科植物抽出物、ホスファチジルコリン)の、胆汁酸とコレステロールとのミセル形成阻害能が高いことを示す。
コレステロール排出促進能を有する本発明のイネ科植物抽出物は、イネ科植物のアルコール抽出物である。抽出源であるイネ科植物としては、特に制限されないが、例えば、小麦、ライ麦、ライ小麦、大麦、オーツ麦、はと麦、トウモロコシ、ヒエ、アワ、キビ等の穀類が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの穀類の中でも特に小麦及びライ麦が好ましい。小麦の種類は特に制限されない。また、抽出源であるイネ科植物は、通常、その頴果を用い、抽出源であるイネ科植物が小麦の場合は、小麦粒を用いる。本発明では、イネ科植物の頴果又はその乾燥物をその粒の形状を維持したまま抽出源として用いても良く、あるいは、頴果又はその乾燥物を切断、粉砕等して得られる細片、粉砕物(粉末)を抽出源として用いても良い。
抽出源であるイネ科植物は、頴果の外皮(果皮、種皮)を含んでいることが好ましい。本発明で抽出源として好ましく用いられるものとして、小麦全粒粉、ライ麦全粒粉、小麦ふすま、ライ麦外皮が挙げられ、特に、入手の容易さや価格等の点から小麦ふすまが好ましい。
イネ科植物の抽出に用いるアルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等の1価の低級アルコール(好ましくは炭素原子数1〜4のもの)、及び1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール等の室温(25℃)で液体であるアルコールが挙げられる。ここでいうアルコールには、アルコールに加えてさらに水、純水、蒸留水、水道水、酸性水、アルカリ水、中性水等の水性成分を含む、含水アルコールが包含される。含水アルコール中のアルコール含有量は、通常70体積%以上、好ましくは80体積%以上、より好ましくは90体積%以上である。これらのアルコールの中でも特に、操作性や環境性の点から、エタノール(含水エタノール)が好ましい。
イネ科植物のアルコールによる抽出方法は特に制限されないが、例えば、小麦粒などの頴果又はその細片若しくは粉砕物をアルコール中に浸漬、攪拌又は還流する方法の他、超臨界流体抽出法等が挙げられる。例えば、小麦ふすまをエタノール(含水エタノール)中に浸漬、攪拌又は還流する方法の場合、抽出温度(エタノールの液温)は好ましくは2〜80℃、抽出時間は0.5〜72時間、エタノール使用量は小麦ふすま100質量部に対し好ましくは50〜2000質量部である。
本発明のイネ科植物抽出物は、好ましくはアルキルレゾルシノールを有効成分として含有する。本発明者らの知見によれば、本発明のイネ科植物抽出物が有するコレステロール排出促進能は、下記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノールの作用によるところが大きい。本発明のイネ科植物抽出物は、下記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノールの1種又は2種以上を有効成分として含有することが好ましい。本発明のイネ科植物抽出物における下記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノールの含有量は、コレステロール排出促進効果をより確実に奏させるようにする観点から、本発明のイネ科植物抽出物中、好ましくは70質量%以上、更に好ましくは80質量%以上である。下記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノールの含有量は100質量%、即ち、本発明のイネ科植物抽出物は下記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノールのみから構成されていても良い。
前記一般式(I)におけるR1に関し、炭素原子数15〜25の飽和アルキル基としては、代表例として、n−ペンタデシル、n−ヘプタデシル、n−ノナデシル、n−ヘンイコシル、n−トリコシル、n−ペンタコシル、n−ヘプタコシル等の直鎖状のものが挙げられ、これらの他に、分岐状又は環状のものでも良い。これらの中でも、炭素原子数15〜23の飽和アルキル基が好ましい。
また、前記一般式(I)におけるR1に関し、炭素原子数15〜25の不飽和アルキル基としては、前記の炭素原子数15〜25の飽和アルキル基に対応するものが挙げられる。不飽和アルキル基に含まれる不飽和結合の数及び位置に特に制限はない。
また、前記一般式(I)におけるR2は水素原子であることが好ましく、また、R1はR2に対してパラ位に結合していることが好ましい。
本発明のイネ科植物抽出物に含まれ得るアルキルレゾルシノールの具体例としては、以下のものが挙げられる。
1,3−ジヒドロキシ−5−n−ペンタデシルベンゼン(C15:0)
1,3−ジヒドロキシ−5−n−ヘプタデシルベンゼン(C17:0)
1,3−ジヒドロキシ−5−n−ノナデシルベンゼン(C19:0)
1,3−ジヒドロキシ−5−n−ヘンイコシルベンゼン(C21:0)
1,3−ジヒドロキシ−5−n−トリコシルベンゼン(C23:0)
1,3−ジヒドロキシ−5−n−ペンタコシルベンゼン(C25:0)
本発明のイネ科植物抽出物の好ましい一例として、下記6種類のアルキルレゾルシノールを含有するものが挙げられる。
1)前記一般式(I)におけるR1が炭素原子数15の飽和又は不飽和のアルキル基であるアルキルレゾルシノール(以下、AR15ともいう)。
2)前記一般式(I)におけるR1が炭素原子数17の飽和又は不飽和のアルキル基であるアルキルレゾルシノール(以下、AR17ともいう)。
3)前記一般式(I)におけるR1が炭素原子数19の飽和又は不飽和のアルキル基であるアルキルレゾルシノール(以下、AR19ともいう)。
4)前記一般式(I)におけるR1が炭素原子数21の飽和又は不飽和のアルキル基であるアルキルレゾルシノール(以下、AR21ともいう)。
5)前記一般式(I)におけるR1が炭素原子数23の飽和又は不飽和のアルキル基であるアルキルレゾルシノール(以下、AR23ともいう)。
6)前記一般式(I)におけるR1が炭素原子数25の飽和又は不飽和のアルキル基であるアルキルレゾルシノール(以下、AR25ともいう)。
AR15として特に好ましいものは、R1が炭素原子数15の飽和アルキル基、R2が水素原子であるものであり、具体的には、1,3−ジヒドロキシ−5−n−ペンタデシルベンゼン(C15:0)が挙げられる。
AR17として特に好ましいものは、R1が炭素原子数17の飽和アルキル基、R2が水素原子であるものであり、具体的には、1,3−ジヒドロキシ−5−n−ヘプタデシルベンゼン(C17:0)が挙げられる。
AR19として特に好ましいものは、R1が炭素原子数19の飽和アルキル基、R2が水素原子であるものであり、具体的には、1,3−ジヒドロキシ−5−n−ノナデシルベンゼン(C19:0)が挙げられる。
AR21として特に好ましいものは、R1が炭素原子数21の飽和アルキル基、R2が水素原子であるものであり、具体的には、1,3−ジヒドロキシ−5−n−ヘンイコシルベンゼン(C21:0)が挙げられる。
AR23として特に好ましいものは、R1が炭素原子数23の飽和アルキル基、R2が水素原子であるものであり、具体的には、1,3−ジヒドロキシ−5−n−トリコシルベンゼン(C23:0)が挙げられる。
AR25として特に好ましいものは、R1が炭素原子数25飽和アルキル基、R2が水素原子であるものであり、具体的には、1,3−ジヒドロキシ−5−n−ペンタコシルベンゼン(C25:0)が挙げられる。
本発明のイネ科植物抽出物において、AR15、AR17、AR19、AR21、AR23及びAR25の含有量は、コレステロール排出促進能の一層の向上の観点から、それぞれ、下記範囲内にあることが好ましい。
AR15の含有量は、本発明のイネ科植物抽出物中、好ましくは0.1〜10.0質量%、更に好ましくは0.1〜5.0質量%、特に好ましくは0.5〜1.5質量%である。
AR17の含有量は、本発明のイネ科植物抽出物中、好ましくは1.0〜20.0質量%、更に好ましくは5.0〜15.0質量%、特に好ましくは8.0〜12.0質量%である。
AR19の含有量は、本発明のイネ科植物抽出物中、好ましくは25.0〜40.0質量%、更に好ましくは27.5〜37.5質量%、特に好ましくは30.0〜35.0質量%である。
AR21の含有量は、本発明のイネ科植物抽出物中、好ましくは40.0〜55.0質量%、更に好ましくは42.5〜52.5質量%、特に好ましくは45.0〜50.0質量%である。
AR23の含有量は、本発明のイネ科植物抽出物中、好ましくは1.0〜15.0質量%、更に好ましくは2.5〜12.5質量%、特に好ましくは5.0〜10.0質量%である。
AR25の含有量は、本発明のイネ科植物抽出物中、好ましくは0〜5.0質量%、更に好ましくは0〜2.0質量%、特に好ましくは0〜1.5質量%である。
本発明のイネ科植物抽出物は、AR15、AR17、AR19、AR21、AR23及びAR25以外の他のアルキルレゾルシノールの1種以上を含有していても良い。この他のアルキルレゾルシノールとしては、例えば、前記一般式(I)におけるR1が炭素原子数27の飽和又は不飽和のアルキル基であるアルキルレゾルシノール(以下、AR27ともいう)が挙げられる。AR27として特に好ましいものは、R1が炭素原子数27の飽和アルキル基、R2が水素原子であるものであり、具体的には、1,3−ジヒドロキシ−5−n−ヘプタコシルベンゼン(C27:0)が挙げられる。
本発明のイネ科植物抽出物は、コレステロール排出促進能を有するアルキルレゾルシノールの含有率が高いことが好ましく、斯かる観点から、イネ科植物からアルコールを用いて抽出された抽出物は、分配クロマトグラフィー等によって精製するか、あるいは常法により濃縮・蒸発乾固することが好ましい。イネ科植物のアルコール抽出物の精製に用いる分配クロマトグラフィーとしては、例えば、移動相として非水系溶媒を用いる順相クロマトグラフィー法が挙げられ、オープンカラム法、中圧カラム法、高速液体クロマトグラフィー等の公知の方法を適宜選択することができる。
イネ科植物のアルコール抽出物の分配クロマトグラフィーにおける移動相としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等の1価の低級アルコール(好ましくは炭素原子数1〜4のもの)、及び1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール等の室温(25℃)で液体であるアルコール;ジエチルエーテル、プロピルエーテル等のエーテル;酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル;アセトン、エチルメチルケトン等のケトン;ヘキサン;塩化メチレン;アセトニトリル;並びにクロロホルム等が挙げられ、これら溶媒の1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。複数の溶媒を組み合わせて移動相とする場合、分配クロマトグラフィーの実施中(イネ科植物のアルコール抽出物の精製中)において、複数の溶媒の混合比を一定にするイソクラクティックモードでも良く、あるいは該混合比を変化させるグラジエントモードでも良い。また、分配クロマトグラフィーにおける担体としては、目的とする有効成分を担持−放出できる担体であればいずれも用いることができるが、一般的にはシリカゲル、ポリアクリルアミドゲル、デキストランゲル等を挙げることができる。イネ科植物のアルコール抽出物の分配クロマトグラフィーにおける検出波長は、170〜320nmであれば良く、好ましくは190〜280nmである。
本発明のイネ科植物抽出物は、蛋白質を含んでいないか又は蛋白質を含んでいてもその含有量が比較的少ない、低蛋白なものである。特に、抽出源であるイネ科植物が小麦ふすまである場合、それから抽出されたイネ科植物抽出物は、蛋白質の含有量が非常に少ない低蛋白性である。本発明のイネ科植物抽出物における蛋白質の含有量は、抽出源であるイネ科植物の種類等にもよるが、本発明のイネ科植物抽出物中、好ましくは5質量%以下、更に好ましくは2質量%以下である。本発明のイネ科植物抽出物は低蛋白であるため、蛋白質の摂取量を制限する必要がある腎臓疾患患者等にも好適である。
本発明のイネ科植物抽出物は、そのコレステロール排出促進能を活かし、ヒト又は動物用の医薬品、飲食品、飼料等として、あるいはそれらを製造するために使用することができる。本発明のイネ科植物抽出物の形態は特に制限されず、例えば、イネ科植物のアルコール抽出物(前記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノール)を含む液状物(液体又は半液体)、該液状物中の液媒体(アルコール又は含水アルコール)を蒸発乾固して得られる乾固物又はその粉末、該乾固物又はその粉末をエタノール等のアルコールに溶解してなるアルコール溶液等が挙げられる。本発明はまた、前記本発明のイネ科植物抽出物を含有する医薬品、飲食品及び飼料を提供する。
本発明の医薬品、即ちコレステロール排出促進剤は、前記本発明のイネ科植物抽出物を有効成分として含有する血清コレステロール低下剤又は高コレステロール血症治療薬であり得る。また、本発明の医薬品は、経口及び非経口投与を含む任意の剤型で投与され得る。経口投与のための剤型としては、錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤のような固形製剤、あるいはエリキシロール、シロップ及び懸濁液のような液体製剤が挙げられる。非経口投与のための剤型としては、注射、輸液、経皮、経粘膜、経鼻、経腸、吸入、坐剤、ボーラス等が挙げられる。
本発明の飲食品又は飼料は、前記本発明のイネ科植物抽出物を有効成分として含有し、且つコレステロールの体外排出促進効果(体内吸収抑制効果)を企図して、その旨を表示した機能性飲食品、病者用飲食品、特定保健用飲食品、家畜用飼料、ペットフード等であり得る。本発明の飲食品又は飼料の形態は、特に限定されないが、例えば、飲料の形態としては、茶飲料、コーヒー飲料、乳飲料、果汁飲料、炭酸飲料、アルコール飲料、清涼飲料等が挙げられ、食品又は飼料の形態としては、固形、半固形又は液状であり得、錠剤形態、丸剤形態、カプセル形態、液剤形態、シロップ形態、粉末形態、顆粒形態等が挙げられる。具体的な食品の形態としては、パン類、麺類、ゼリー状食品や各種スナック類、焼き菓子、ケーキ類、チョコレート、ガム、飴、タブレット、カプセル、スープ類、乳製品、冷凍食品、インスタント食品、サプリメント、その他加工食品、調味料及びそれらの材料等が挙げられる。
本発明の医薬品、飲食品又は飼料は、必要に応じて、前記本発明のイネ科植物抽出物(前記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノール)以外の他の成分、例えば、他の有効成分及び/又は通常利用される添加物若しくは担体を含有していても良い。
医薬品の場合、前記他の成分としては、例えば、他の薬効成分、美容成分、栄養成分、ならびに賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、界面活性剤、水溶性高分子、希釈剤、浸透圧調整剤、pH調整剤、乳化剤、防腐剤、緩衝剤、安定化剤、酸化防止剤、増粘剤、紫外線吸収剤、活性増強剤、着色剤、甘味料、矯味剤、矯臭剤、酸味料等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
飲食品又は飼料の場合、前記他の成分としては、例えば、他の飲食品材料、栄養成分、美容成分、他の機能性素材ならびに溶剤、油、軟化剤、乳化剤、防腐剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、保湿剤、増粘剤、光沢剤、甘味料、香料等の添加物等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の医薬品、飲食品又は飼料における前記本発明のイネ科植物抽出物(前記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノール)の摂取量は、それらの剤型や形態により異なるが、医薬品、飲食品及び飼料のいずれの場合も一日あたり0.01g〜10gとなるように摂取することが好ましい。
本発明には、下記<1>ないし<3>の形態が含まれる。
<1>イネ科植物からアルコールを用いて抽出されたイネ科植物抽出物を含み、飲食品又は飼料に添加して使用される、コレステロールの体外排出促進能を有する飲食品又は飼料用添加剤。
<2>イネ科植物からアルコールを用いて抽出されたイネ科植物抽出物を生体(哺乳動物)に投与することによりコレステロールの体外排出を促進する方法。
<3>イネ科植物からアルコールを用いて抽出されたイネ科植物抽出物を食物に配合して生体(哺乳動物)に摂取させることにより、該食物中のコレステロールを糞便と共に体外へ排出することを促進する方法。
以下、実施例及び試験例を挙げて、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例及び試験例により制限されるものではない。
〔実施例〕
下記<抽出精製法>により、前記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノールを含有するイネ科植物抽出物(小麦抽出物)を得た。このイネ科植物抽出物の組成は次の通り。
・1,3−ジヒドロキシ−5−n−ペンタデシルベンゼン(C15:0)1.2質量%。
・1,3−ジヒドロキシ−5−n−ヘプタデシルベンゼン(C17:0)10.9質量%。
・1,3−ジヒドロキシ−5−n−ノナデシルベンゼン(C19:0)33.9質量%。
・1,3−ジヒドロキシ−5−n−ヘンイコシルベンゼン(C21:0)46.4質量%。
・1,3−ジヒドロキシ−5−n−トリコシルベンゼン(C23:0)7.5質量%。
・1,3−ジヒドロキシ−5−n−ペンタコシルベンゼン(C25:0)0.1質量%。
<抽出精製法>
小麦ふすまに質量で5倍量のエタノールを添加して、600rpm、室温の条件で、16時間撹拌抽出した。抽出物を濾過して不要物を除きエタノール抽出液を回収した後、エタノールを留去し、小麦ふすまのエタノール抽出物を得た。次いで、このエタノール抽出物を中圧クロマトグラフィーによって精製した。中圧クロマトグラフィー条件は下記の通りである。溶出開始後31〜36分に出現するピーク成分を回収して、溶媒留去し、前記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノールを含有するイネ科植物抽出物を得た。
(中圧クロマトグラフィーの条件)
・カラム:シリカゲル(インジェクトカラム3L、ハイフラッシュカラム5L、60Å、40μm、山善株式会社製)
・移動相:ヘキサン/酢酸エチル混合溶媒(体積比)=90/10にて9分、80/20にて15分、60/40にて16分
・検出波長:254nm
尚、前記<抽出精製法>における小麦ふすまのエタノール抽出物の精製は、中圧クロマトグラフィーに代えて、HPLCによって行うこともできる。その場合、エタノール抽出物にメタノールを添加して該エタノール抽出物の濃度が200μg/mlのメタノール添加液を調製し、該メタノール添加液を、孔径0.45μmのフィルターを通過させ、その通過分を、HPLCの試料とする。HPLCの条件は下記の通り。
(HPLCの条件)
・カラム:シリカゲル(ODS−80A、5μm、4.6×250mm、ジーエルサイエンス株式会社製)
・ガードカラム:ODS−80A、5μm、4.6×50mm、
・カラム温度:30℃
・移動相:メタノール100%
・検出波長:215nm
〔試験例1〕
実施例のイネ科植物抽出物について、下記試験により、高脂肪高ショ糖食負荷マウスのコレステロールへの影響を調べた。その結果を図1及び図2に示す。図1及び図2中、NDは、普通食を摂餌したマウス群、HFHSDは、高脂肪高ショ糖食を摂餌したマウス群、HFHSDARは、実施例のイネ科植物抽出物が添加された高脂肪高ショ糖食を摂餌したマウス群である。
<コレステロール排出促進作用確認試験>
普通食(ND)として、AIN93M(ミルクカゼイン使用)(オリエンタル酵母工業株式会社製)、高脂肪高ショ糖食(HFHSD)として、F2HFHSD(オリエンタル酵母工業株式会社製)を用意し、また別途、HFHSDに実施例のイネ科植物抽出物を0.5質量%添加したもの(HFHSDAR)を用意した。C57BL/6JJmsSlc系統のマウス(4週齢の雄性、日本エスエルシー株式会社)を明期12時間、暗期12時間の明暗サイクル下(0:00点灯、12:00消灯)で2週間馴化飼育した後、これらのマウスをND摂餌群(全6ゲージで各ゲージ2匹)と、HFHSD摂餌群(全6ゲージで各ゲージ2匹)と、HFHSDAR摂餌群(全6ゲージで各ゲージ2匹)との3群に分け、10週間自由摂食させた。その自由摂食期間後、各ゲージ中の1日分の全糞便を回収し、回収した糞便を乾燥機により40℃で16時間乾燥して乾燥糞便とした。50μmol/LのNaClを0.2ml用意し、これに乾燥糞便0.1gを加えて懸濁させ、その懸濁液に2mlのエタノールを加えて、ホモゲナイザーで乾燥糞便を粉砕した。この乾燥糞便の粉砕は、乾燥糞便を含む懸濁液の液温を80℃に加温しつつこれを激しく振盪させることで行った。乾燥糞便の粉砕後、懸濁液を5800×gで15分間遠心し、その上清を採取し蒸発させて得た残渣に、Triton X-100を20質量%含有するイソプロパノールを0.2ml加えて該残渣の溶解液を得、Kit(和光純薬)を用いて該溶解液中のコレステロール量を測定した。
図1は、コレステロール排出促進作用確認試験における、各マウス群の体重当たりの糞便量(平均値)を示すグラフであり、図1中、ND(普通食摂餌群)は、平均値0.00771、標準誤差0.00037であり、HFHSD(高脂肪高ショ糖食摂餌群)は、平均値0.00848、標準誤差0.00035であり、HFHSDAR(実施例のイネ科植物抽出物が添加された高脂肪高ショ糖食摂餌群)は、平均値0.00848、標準誤差0.00039であった。
図2は、同試験における、各マウス群の糞便中のコレステロール量(平均値)を示すグラフであり、図2中、NDは、平均値12.937、標準誤差0.504であり、HFHSDは、平均値30.520、標準誤差1.181あり、HFHSDARは、平均値42.067、標準誤差2.715であった。
図1から明らかなように、ND摂餌群、HFHSD摂餌群及びHFHSDAR摂餌群の各群間で体重当たりの糞便量に実質的な差は無かった。またHFHSDAR摂餌群において、糞便中の胆汁酸量は増加していなかった。
これを踏まえて図2を見ると、HFHSD摂餌群の糞便中のコレステロール量がND摂餌群のそれに比べて有意に増加していることから、HFHSDの継続的な摂取がコレステロールの体内吸収の原因となり得ることが明らかである。これは、HFHSDとして用いたF2HFHSDに、NDとして用いたAIN93Mには含まれていない牛脂及びラードが含まれていることに起因するものと推察される。
これに対し、図2から明らかなように、HFHSDAR摂餌群の糞便中のコレステロール量はHFHSD摂餌群のそれに比べて有意に増加しており、このことから、HFHSDARに含まれる実施例のイネ科植物抽出物がコレステロール排出促進作用を有することが明らかである。
〔試験例2〕
実施例のイネ科植物抽出物について、下記試験により、胆汁酸吸着能を評価した。その結果を図3に示す。尚、図3において、**(アスタリスクが2つ)は、アスタリスクが付いていないもの(イネ科植物抽出物の添加量0mg、0.1mg、1mg)との間における有意差が有意水準p<0.01で認められたことを示す。
<胆汁酸吸着能確認試験>
PBS(pH7.4)及び胆汁酸(タウロコール酸)と、実施例のイネ科植物抽出物又はホスファチジルコリンとを含有する5種類の混合液を調製した。調製した混合液は、何れもPBSの濃度0.1M及び胆汁酸の濃度2mMで共通するが、イネ科植物抽出物の添加量が異なっており、該添加量は0mg、0.1mg、1mg、10mg、20mgの5種類である。イネ科植物抽出物の添加量が0mgの混合液には、ホスファチジルコリンをその濃度が0.6mMとなるように添加した。
各混合液を超音波処理し、37℃で2時間インキュベーションした後、室温(25℃)にて回転数13500rpmで15分間遠心分離し、その遠心分離後の上清を回収し、シリンジフィルター(0.22μm)で濾過して濾液と残渣とに分け、該濾液中の胆汁酸の濃度(他の成分と結合していないフリーの胆汁酸の濃度)を測定した。各混合液につき4つのサンプルを用意し、各サンプルについて胆汁酸濃度を測定した(n=4)。
図3から明らかなように、実施例のイネ科植物抽出物の添加量が10mg以上の系は、該添加量が1mg以下の系及びホスファチジルコリンが添加された系と比べて、他の成分と結合していないフリーの胆汁酸の濃度が有意に減少した。これは、胆汁酸に対して実施例のイネ科植物抽出物が一定量以上存在すると、両者の結合によるミセルの形成が促進され、そのミセルは前記混合液中で沈殿して前記残渣に含まれ、前記濾液から除かれることを示している。この結果から、実施例のイネ科植物抽出物が胆汁酸と結合する能力(胆汁酸吸着能)を有することが示唆された。実施例のイネ科植物抽出物において、胆汁酸と結合するのはアルキルレゾルシノールであると考えられる。
〔試験例3〕
実施例のイネ科植物抽出物について、下記試験により、胆汁酸−コレステロールミセル形成阻害能を評価した。その結果を図4に示す。尚、図4において、*(アスタリスクが1つ)は、アスタリスクが付いていないもの(イネ科植物抽出物の添加量0mg、0.1mg、1mg)との間における有意差が有意水準p<0.05で認められたことを示し、**(アスタリスクが2つ)は、アスタリスクが付いていないものとの間における有意差が有意水準p<0.01で認められたことを示す。
<胆汁酸−コレステロールミセル形成阻害能確認試験>
PBS(pH7.4)及び胆汁酸(タウリルコール酸)と、実施例のイネ科植物抽出物又はホスファチジルコリンとを含有する6種類の混合液を調製した。調製した混合液は、何れもPBSの濃度15mM及び胆汁酸の濃度6.6mMで共通するが、イネ科植物抽出物の添加量が異なっており、該添加量は0mg、0.1mg、1mg、4mg、8mg、10mgの6種類である。イネ科植物抽出物の添加量が0mgの混合液には、ホスファチジルコリンをその濃度が2.4mMとなるように添加した。
各混合液を超音波処理し、37℃で16時間インキュベーションした後、室温(25℃)にて回転数13500rpmで15分間遠心分離し、その遠心分離後の上清を回収し、シリンジフィルター(0.22μm)で濾過して濾液と残渣とに分け、該濾液中のコレステロールの濃度(他の成分と結合していないフリーのコレステロールの濃度)を測定した。各混合液につき4つのサンプルを用意し、各サンプルについてコレステロール濃度を測定した(n=4)。
図4から明らかなように、実施例のイネ科植物抽出物の添加量が4mg以上の系は、該添加量が1mg以下の系及びホスファチジルコリンが添加された系と比べて、他の成分と結合していないフリーのコレステロールの濃度が有意に増加した。これは、胆汁酸に対して実施例のイネ科植物抽出物が一定量以上存在すると、胆汁酸とコレステロールとの結合によるミセルに取り込まれないコレステロールが増加することを示している(胆汁酸−コレステロールミセルは、前記混合液中で沈殿して前記残渣に含まれ、前記濾液から除かれる)。つまり、胆汁酸に対して実施例のイネ科植物抽出物が一定量以上存在すると、胆汁酸と該イネ科植物抽出物との結合によるミセルの形成が促進される一方で、胆汁酸とコレステロールとの結合によるミセルの形成が阻害されるということであり、その結果として、コレステロールの体外排出が促進されると考えられる。実施例のイネ科植物抽出物において、胆汁酸−コレステロールミセルの形成を阻害しているのはアルキルレゾルシノールであると考えられる。

Claims (4)

  1. 小麦ふすまのアルコール抽出物を有効成分として含有するコレステロール排出促進用医薬組成物又は食品組成物。
  2. アルキルレゾルシノールを含有する請求項1に記載のコレステロール排出促進用医薬組成物又は食品組成物
  3. 下記一般式(I)で表されるアルキルレゾルシノールを含有する請求項1又は2に記載のコレステロール排出促進用医薬組成物又は食品組成物
  4. 前記アルコール抽出物における蛋白質の含有量が5質量%以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のコレステロール排出促進用医薬組成物又は食品組成物
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