JP2007091172A - グラスランの組付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】どのようなドアタイプの車両においても、簡単な構成によってグラスランの位置ずれを確実に防止することができるグラスランの組付け構造を提供する。
【解決手段】インナパネル11の取付壁部11aに嵌合穴13を開け、該嵌合穴13に、基部14b、脚部14a、係止爪14c,14d、グラスランの長手方向と直交する係合面14e等を備えた係合部材14を挿入し、グラスラン15の底壁部15a上に前記係合面14eと平行に対向する係合面16eを備えたグラスランストッパー16を設け、係合面14eと16eの係合によりグラスラン15の長手方向の移動を規制する。
【選択図】図1
【解決手段】インナパネル11の取付壁部11aに嵌合穴13を開け、該嵌合穴13に、基部14b、脚部14a、係止爪14c,14d、グラスランの長手方向と直交する係合面14e等を備えた係合部材14を挿入し、グラスラン15の底壁部15a上に前記係合面14eと平行に対向する係合面16eを備えたグラスランストッパー16を設け、係合面14eと16eの係合によりグラスラン15の長手方向の移動を規制する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等の車両用ドアの窓枠部に取り付けられるグラスランの組付け構造に関係する。
一般に自動車等の車両用ドアは、例えば図11に示すように、ドア1のウインドウ開口部2に昇降可能に配設されたドアガラス3と、窓枠部4のドアパネルに装着され、ドアガラス3の周縁部を受けるグラスラン(図示省略)等を備えている。
尚車両用ドアのグラスランの位置ずれを防止した取付構造としては、例えば下記特許文献1に記載のものが提案されている。
特開2002−362160号公報
図11に示すような車両用ドアにおいては、ドアガラス3の昇降を経時的に繰り返すことにより、ドアガラス3の上端周縁部と窓枠部4のグラスランとの摺動抵抗や、ドアガラス3の突き上げによって、グラスランの取り付け位置がずれてしまうという問題があった。
特に窓枠部4の図示X部に示す傾斜部においてドアガラス3がグラスランの底面に突き当てられると、車両斜め後方側へ移動してしまい、ミラーベース部のグラスランがドアパネルから離れ、外観が損なわれてしまう。
このようなグラスランの位置ずれを防止するためには例えば特許文献1に記載のように、ミラーベース部のレインフォースブラケットを変形させて引掛けを作り、グラスラン側にもストッパーを設けて位置ずれを規制する方法がある。
しかしこの方法は、サッシュタイプのようにレインフォースブラケットが設定できないものや、レインフォースブラケットに引掛けを作ることができない車種には適応することができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものでその目的は、どのようなドアタイプの車両においても、簡単な構成によってグラスランの位置ずれを確実に防止することができるグラスランの組付け構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、グラスラン保持用部材を有しない車両用ドアの窓枠部のドア内周側に直接的に取り付けられ、ドアガラスの周縁部を受けるグラスランと、前記グラスランのドア外周側の底壁部と、これに対向する前記窓枠部の取付壁部との間に介装されたグラスランストッパーと、前記車両用ドアの窓枠部の取付壁部に設けた穴に挿入固定され、前記グラスランストッパーと係合する係合部材とを備えたことを特徴としている。
また前記グラスランストッパーは、前記窓枠部の取付壁部側の面が該取付壁部に当接する高さに形成されていることを特徴としている。
また前記グラスランストッパーは、前記グラスラン底壁部の長手方向に略直交する係合面を有し、前記係合部材は、前記グラスランストッパーの係合面と略平行な係合面を有していることを特徴としている。
また前記グラスランストッパーは、前記窓枠部の取付壁部に対向する面に嵌合穴を有し、前記係合部材は、前記嵌合穴に嵌合される係合凸部を有していることを特徴としている。
また前記グラスランストッパーの嵌合穴は、その開口側にガイド部を有していることを特徴としている。
また前記係合部材は、ドアウエザーストリップの前記窓枠部への固定用クリップで構成され、ドアウエザーストリップと一体化されていることを特徴としている。
またグラスラン保持用部材を有する車両用ドアの窓枠部のドア内周側に直接的に取り付けられ、ドアガラスの周縁部を受けるグラスランと、前記窓枠部のコーナー部側であって、前記グラスランのドア外周側の底壁部に設けられた凹部と、前記凹部に設けられたグラスランストッパーと、前記車両用ドアの窓枠部の取付壁部およびグラスラン保持用部材に設けた穴に挿入固定され、前記グラスランストッパーと係合する係合部材とを備えたことを特徴としている。
また前記グラスランストッパーは、前記グラスラン底壁部の長手方向に略直交する係合面を有し、前記係合部材は、前記グラスランストッパーの係合面と略平行な係合面を有していることを特徴としている。
また前記係合部材は、前記グラスラン底壁部の長手方向に略直交する嵌合溝を有し、前記グラスランストッパーは、前記嵌合溝に嵌合される係合凸部を有していることを特徴としている。
また前記係合部材の嵌合溝は、その開口側にガイド部を有していることを特徴としている。
また前記グラスランの底壁部のドア内周側底面部位であって、前記凹部形成部位以外の領域に設けられたクッションリップを備えたことを特徴としている。
また前記係合部材の前記窓枠部の取付壁部側端部は、前記窓枠部へ固定されるウエザーストリップと一体化されていることを特徴としている。
(1)請求項1〜6に記載の発明によれば、グラスラン保持用部材を有しない構造において、ドアガラスの昇降を経時的に繰り返しても、グラスランストッパーと係合部材との係合によって、グラスランが所定の取り付け位置から例えば車両後方側にずれることを確実に防止することができる。
車両用ドアの窓枠部の取付壁部(ドアパネル)側にストッパーを設定することができなくても、前記取付壁部に穴を開けて係合部材を挿入固定するだけで、容易に任意の位置にストッパーを設定することができる。
グラスランストッパーは、グラスラン上下方向の変形を規制するとともに、グラスランの長手方向の位置決めも兼ねるので、コストを低減することができる。
(2)また請求項2に記載の発明によれば、グラスランの上下方向へのずれを確実に防止することができる。
(3)また請求項3に記載の発明によれば、グラスランのずれをより確実に防止できる。
(4)また請求項4に記載の発明によれば、ドアガラス昇降時にグラスランが車両後方向へずれるのを防止するだけでなく、グラスラン組付け時の前後方向の位置決めを行うことができる。
(5)また請求項5に記載の発明によれば、係合部材、グラスランストッパーの設置位置がばらついても、係合部材の係合凸部はカイド部に沿って案内され、グラスランストッパーの嵌合穴に嵌合されるので、組付作業性が良い。
(6)また請求項6に記載の発明によれば、窓枠部への固定用クリップ(汎用のもの)を利用することができ、固定用のクリップを新設する必要がない。また前記固定用クリップは自動挿入が可能であるため、コストアップを避けることができる。
(2)また請求項2に記載の発明によれば、グラスランの上下方向へのずれを確実に防止することができる。
(3)また請求項3に記載の発明によれば、グラスランのずれをより確実に防止できる。
(4)また請求項4に記載の発明によれば、ドアガラス昇降時にグラスランが車両後方向へずれるのを防止するだけでなく、グラスラン組付け時の前後方向の位置決めを行うことができる。
(5)また請求項5に記載の発明によれば、係合部材、グラスランストッパーの設置位置がばらついても、係合部材の係合凸部はカイド部に沿って案内され、グラスランストッパーの嵌合穴に嵌合されるので、組付作業性が良い。
(6)また請求項6に記載の発明によれば、窓枠部への固定用クリップ(汎用のもの)を利用することができ、固定用のクリップを新設する必要がない。また前記固定用クリップは自動挿入が可能であるため、コストアップを避けることができる。
また前記固定用クリップはドアウエザーストリップの固定も兼ねているため、部品点数増加は避けられる。
(7)また請求項7〜11に記載の発明によれば、グラスラン保持用部材を有する構造において、ドアガラスの昇降を経時的に繰り返しても、グラスランストッパーと係合部材との係合によって、グラスランが所定の取り付け位置から例えば車両後方側にずれることを確実に防止することができる。
(7)また請求項7〜11に記載の発明によれば、グラスラン保持用部材を有する構造において、ドアガラスの昇降を経時的に繰り返しても、グラスランストッパーと係合部材との係合によって、グラスランが所定の取り付け位置から例えば車両後方側にずれることを確実に防止することができる。
車両用ドアの窓枠部の取付壁部(ドアパネル)およびグラスラン保持用部材側にストッパーを設定することができなくても、前記取付壁部およびグラスラン保持用部材に穴を開けて係合部材を挿入固定するだけで、容易に任意の位置にストッパーを設定することができる。
(8)また請求項8に記載の発明によれば、係合部材とグラスランストッパーの各係合面間に多少の隙間を設けることができ、製造上のバラツキを多少容認できる。
(9)また請求項9に記載の発明によれば、ドアガラス昇降時にグラスランが車両後方向へずれるのを防止するだけでなく、グラスラン組付け時の前後方向の位置決めを行うことができる。
(10)また請求項10に記載の発明によれば、係合部材、グラスランストッパーの設置位置がばらついても、グラスランストッパーの係合凸部は係合部材のカイド部に沿って案内され、嵌合溝に嵌合されるので、組付作業性が良い。
(11)また請求項11に記載の発明によれば、グラスランの前記凹部形成部位以外の領域(グラスランの成型の押出部)において、ドアガラス閉め切り時の打音を防止することができる。
(12)また請求項12に記載の発明によれば、グラスラン保持用部位が有る場合も無い場合も、本発明の係合部材によってドアウエザーストリップを固定することができ、部品点数増加を避けることができる。
(8)また請求項8に記載の発明によれば、係合部材とグラスランストッパーの各係合面間に多少の隙間を設けることができ、製造上のバラツキを多少容認できる。
(9)また請求項9に記載の発明によれば、ドアガラス昇降時にグラスランが車両後方向へずれるのを防止するだけでなく、グラスラン組付け時の前後方向の位置決めを行うことができる。
(10)また請求項10に記載の発明によれば、係合部材、グラスランストッパーの設置位置がばらついても、グラスランストッパーの係合凸部は係合部材のカイド部に沿って案内され、嵌合溝に嵌合されるので、組付作業性が良い。
(11)また請求項11に記載の発明によれば、グラスランの前記凹部形成部位以外の領域(グラスランの成型の押出部)において、ドアガラス閉め切り時の打音を防止することができる。
(12)また請求項12に記載の発明によれば、グラスラン保持用部位が有る場合も無い場合も、本発明の係合部材によってドアウエザーストリップを固定することができ、部品点数増加を避けることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。図1〜図3は、本発明をリテーナー部材(グラスラン保持用部材)を有しない車両用ドアに適用した第1実施例を示している。
図1、図2は自動車のフロントドアのミラーベース部付近の部分、例えば図13のX部分の構造を分解して示しており、ドアパネルは、水平薄板状の取付壁部11aを有したインナパネル11およびアウタパネル12のドア外周縁部を接合して構成されている。
取付壁部11aには四角形状の嵌合穴13が開けられ、該嵌合穴13には係合部材14の脚部14aが挿入される。係合部材14は、嵌合穴13よりも大きい長手方向寸法に形成された基部14bと、基部14bから下方に嵌合穴13より若干小さい寸法に形成された脚部14aと、脚部14aの幅方向両側面に形成された係止爪14c,14dと、脚部14aの長手方向に略直交して形成された係合面14eと、基部14bから上方に延設された首部14fおよび舟形状の頭部14gとを備えている。
インナパネル11およびアウタパネル12の下側先端部にはグラスラン15が装着されている。このグラスラン15は、底面にドアガラス3の上端面が当接される底壁部15aと、ドアガラス3の両面に当接されるシールリップ15b,15cと保持リップ15d,15eおよび補助リップ15f,15gとを備えている。
グラスラン15の底壁部15a上であって係合部材14の係合面14eと対向する部位には、係合面14eと平行な係合面16eを有したグラスランストッパー16が形成されているグラスランストッパー16の係合面16eと係合部材14の係合面14e間は例えば約3mmのクリアランスを設けている。グラスランストッパー16の高さは、図2(b)では取付壁部11aの高さよりも若干低く設定しているが、例えば図3のように取付壁部11aの高さと同一高さに設定してもよい。尚図3において図2と同一部分は同一符号をもって示している。
インナパネル11の取付壁部11a上にはドアウエザーストリップ17が配設され、該ドアウエザーストリップ17のベース部17aは両面テープ47で固定されているとともに、係合部材14の基部14bと頭部14gの間に挟持され固定されている。
ここで、各構成品の組付け手順を説明すると、前記係合部材14はあらかじめ前記ドアウエザーストリップ17に固定しておき、前記ドアウエザーストリップ17を前記取付壁部11aに組付ける際に同時に該係合部材14を前記嵌合穴13に組付ける。そして、最後にグラスラン15を組付ける。後述の第4実施例も同様な組付け手順である。
尚前記グラスランストッパー16はグラスラン15のコーナー部に型成形で同時に成形しているが、該グラスランストッパー16をグラスラン15の押出部に設ける場合には、型成形で成形する以外に、別成形したものを接着剤等で貼り付けても良い。
また係合部材14の係止爪14c,14dは、嵌合穴13に挿入した後は、係合部材14を取付壁部11aに強固に係止するように構成されている。
また係合部材14の頭部14gは、取付壁部11aに配設されるドアウエザーストリップ17に影響を与えない厚さに設定しておくものである。
図1〜図3のように構成されたグラスランの組付け構造において、ドアガラス3がグラスラン15の底壁部15aに突き当たって大きな力が加えられても、グラスラン15が図2(b)の矢印方向(長手方向)へ動くことは、係合面16eが係合面14eに当接することによって抑制される。
このためドアガラス3の昇降を経時的に繰り返しても、グラスラン15が例えば車両の後方側にずれることは確実に防止される。
また特に、図3のようにグラスランストッパー16の高さを、グラスラン15の底壁部15aおよびインナパネル11の取付壁部11a間の間隔と同一に形成した場合は、グラスラン15の長手方向位置規制のみならず、上下方向への位置規制を行うことができる。
また図2(b)のように係合部材14の係合面14eとグラスランストッパー16の係合面16eの間にクリアランスを設けた場合は、製造上のバラツキを多少容認することができる。
次に本発明をリテーナー部材を有しない車両用ドアに適用した第2の実施例を図4、図5とともに説明する。
図4、図5において図1〜図3と同一部分は同一符号をもって示し、その説明は省略する。この第2実施例では係合部材として、径方向に撓むことができる脚部24a、基部24bを備えたクリップ24を用いている。このためインナパネル11の取付壁部11aに設ける嵌合穴23の大きさ、形状も、脚部24aが挿入できる大きさ、形状に形成されている。
グラスラン15の底壁部15a上に設けるグラスランストッパー26は、嵌合穴23に嵌入されたクリップ24の脚部24aが挿入される嵌合穴26aを有し、上端部が前記取付壁部11aに当接する高さに形成されていると共に、該嵌合穴26aは該脚部24aの径と等しいかあるいは若干大径に形成されている。
そしてクリップ24の脚部24aを、嵌合穴23に挿入した後に、グラスランストッパーの嵌合穴26aに該脚部を挿入してグラスランは組付けられ、これによってグラスラン15の位置ずれが規制される。
図4、図5の第2実施例において、ドアガラス3がグラスラン15の底壁部15aに突き当たって大きな力が加えられても、グラスラン15が図5の矢印方向(長手方向)へ動くことは、クリップ24の脚部24aが嵌合穴26aに嵌入されていることにより抑制される。
このためドアガラス3の昇降を経時的に繰り返しても、グラスラン15が例えば車両の後方側にずれることは確実に防止される。
またグラスランストッパー26の高さを、グラスラン15の底壁部15aおよびインナパネル11の取付壁部11a間の間隔と同一に形成しているので、グラスラン15の長手方向位置規制のみならず、上下方向への位置規制を行うことができる。
またドアガラス3の昇降時にグラスラン15が車両後方向へずれるのを防止するだけでなく、グラスラン15組付け時の前後方向の位置決めを行うことができる。
尚インナパネル11の取付壁部11a上にはドアウエザーストリップ17が配設され、該ドアウエザーストリップ17のベース部17aは両面テープ47で固定されている。
ここで、各構成品の組付け手順を説明すると、最初に前記係合部材としてのクリップ24を嵌合穴23に組付け、次に前記ドアウエザーストリップ17を前記取付壁部11aに組付ける。そして、最後にグラスラン15を組付ける。後述の第3実施例、第5実施例、第6実施例も同様な組付け手順である。
次に本発明をリテーナー部材を有しない車両用ドアに適用した第3実施例を図6、図7とともに説明する。第3実施例の前記第2実施例との異なる点は、グラスランストッパー26の嵌合穴26aの上側外周を傾斜させてガイド部26bを形成した点である。
図6、図7の第3実施例では、嵌合穴26aに連続するようにガイド部26bを設けているので、クリップ24の脚部24aはガイド部26bに沿って案内され、容易に嵌合穴26aに嵌合され、組付け作業性が良い。
次に本発明をリテーナー部材を有しない車両用ドアに適用した第4実施例を図8とともに説明する。第4実施例の前記第3実施例と異なる点は、前記クリップ24の代わりに、汎用のドアウエザーストリップ17の窓枠部への固定用クリップ54を用いた点である。この固定用クリップ54は、クリップ24と同様に脚部54a、基部54bを備えるとともに、該基部54bの上側に首部54f、頭部54gを備えている。そして第1実施例と同様に、該ドアウエザーストリップ17のベース部17aは、両面テープ47で固定されているとともに、固定用クリップ54の基部54bと頭部54gの間に挟持され固定されている。
この固定用クリップ54は、前述したクリップ24の頭部24g、基部24b、脚部24aと同様の作用を奏するので、ドアウエザーストリップ17の固定とグラスラン15の位置規制を同時に行わせることができる。
図8の第4実施例では、窓枠部への固定用クリップ54を利用することができ、固定用のクリップを新設する必要がなく、部品点数増加は避けられる。また前記固定用クリップ54は自動挿入が可能であるため、コストアップを避けることができる。
次に本発明をリテーナー部材を有した車両用ドアに適用した第5実施例を図9、図10とともに説明する。図9、図10において図1〜図8と同一部分は同一符号をもって示し、その部分の説明は省略する。
なお、本実施例と後述の第6実施例において、ドアパネルは、水平薄板状の取付壁部18a、リテーナー部材18dを有したサッシュ18で構成される。
リテーナー部材18dは図10に示すように、取付壁部18aの下面に装着され、グラスラン15を保持するものであるが、本実施例ではグラスラン15とリテーナー部材18dとの間に後述のグラスランストッパー36と係合部材34の脚部34aの生存スペースを確保するために、グラスラン15のコーナー部に凹部15hを設けて、底壁部16aの上面高さを所定高さ低く形成し、該凹部15h以外の領域の底壁部15aの底面にクッションリップ15iを設けて構成した。
リテーナー部材18dは図10に示すように、取付壁部18aの下面に装着され、グラスラン15を保持するものであるが、本実施例ではグラスラン15とリテーナー部材18dとの間に後述のグラスランストッパー36と係合部材34の脚部34aの生存スペースを確保するために、グラスラン15のコーナー部に凹部15hを設けて、底壁部16aの上面高さを所定高さ低く形成し、該凹部15h以外の領域の底壁部15aの底面にクッションリップ15iを設けて構成した。
すなわちグラスラン15の押出部の底面にクッションリップ15iを設け、グラスラン15のコーナー部の少なくとも凹部15h設定部位ではクッションリップ15iを無くし、押出部のクッションリップ15iをコーナー部の底面に連続させている。
そして凹部15hの端部位置に、グラスラン15の長手方向に直交する係合面36eを有し、押出部側の底壁部15aの上面高さと略同一の高さを有したグラスランストッパー36を設けた。
前記取付壁部18aおよびリテーナー部材18dにおける、前記凹部15h内のグラスランストッパー36の係合面36eに対向する部位の直上位置には、四角形状の嵌合穴33が開けられている。
34は前記嵌合穴33に挿入される係合部材であり、嵌合穴33よりも大きい長手方向寸法に形成された基部34bと、基部34bから下方に嵌合穴33より若干小さい寸法に形成された脚部34aと、脚部34aの幅方向両側面に形成された係止爪34c,34dと、脚部34aの長手方向に略直交して形成された係合面34eと、脚部34aと基部34bの境界部に設けられたパッキン34pとを備えている。
また係合部材34は、脚部34aを嵌合穴33に挿入した後は、パッキン34pと係止爪34c,34dとによって、リテーナー部材18dおよび取付壁部18aに強固に係止されるようになっている。
サッシュ18の取付壁部18a上にはドアウエザーストリップ17が配設され、該ドアウエザーストリップ17のベース部17aは、係合部材34の基部34bの上面から、サッシュ18の折曲部18b,18cに装着固定されている。
尚係合部材34の基部34bは、ドアウエザーストリップ17に影響を与えない厚さに設定しておくものである。
図9、図10のように構成された第5実施例において、ドアガラス3がグラスラン15の底壁部15aおよびクッションリップ15iに突き当たって大きな力が加えられても、グラスラン15が図10(b)の矢印方向(長手方向)へ動くことは、係合面34e,36eによって抑制される。
このためドアガラス3の昇降を経時的に繰り返しても、グラスラン15が例えば車両の後方側にずれることは確実に防止される。
また本実施例によれば、クッションリップ15iによって、グラスラン15の押出部のドアガラス3の閉め切り時の打音を防止しながら、コーナー部にグラスランストッパー36を設定することができる。
次に、本発明をリテーナー部材を有した車両用ドアに適用した第6実施例を図11、図12とともに説明する。図11、図12において図1〜図10と同一部分は同一符号をもって示し、その説明は省略する。本実施例におけるグラスラン15のコーナー部には凹部15hを設け、凹部15h以外の領域(押出部)の底壁部15aを図12(b)のような形状とした。
すなわち、幅方向中央部を凹部15hの凹面と同一面となるよう連続させて中央底壁部15aaを形成し、それ以外の幅方向両側部をサイド底壁部15ab,15acとして形成している。
そして凹部15hの端部位置には、グラスラン15の長手方向に直交する方向に係合凸部46aを有したグラスランストッパー46が設けられている。この係合凸部46aはサイド底壁部15ab,15acの高さと略同一に形成されている。
前記取付壁部18aおよびリテーナー部材18dにおける、前記グラスランストッパー46の直上位置には、四角形状の嵌合穴43が開けられている。
44は前記嵌合穴43に挿入される係合部材であり、嵌合穴43よりも大きい長手方向寸法に形成された基部44bと、基部44bから下方に嵌合穴43より若干小さい寸法に形成された脚部44aと、脚部44aのグラスラン長手方向両側面に形成された係止爪44c,44dと、脚部44aの略中央に、グラスラン長手方向と直交する方向に切り欠かれ、前記係合凸部46aが挿入される嵌合溝44iと、嵌合溝44iの開口端に傾斜をもって形成されたガイド部44jと、脚部44aおよび基部44bの境界部に設けられたパッキン44pとを備えている。
また係合部材44は、脚部44aを嵌合穴43に挿入した後は、パッキン44pと係止爪44c,44dとによって、リテーナー部材18dおよび取付壁部18aに強固に係止されるようになっている。
サッシュ18の取付壁部18a上にはドアウエザーストリップ17が配設され、該ドアウエザーストリップ17のベース部17aは、係合部材44の基部44bの上面から、インナパネル18の折曲部18b,18cに装着固定されている。
尚係合部材44の基部44bは、ドアウエザーストリップ17に影響を与えない厚さに設定しておくものである。
図11、図12のように構成されたグラスランの組付け構造において、ドアガラス3がグラスラン15の中央底壁部15aaに突き当たって大きな力が加えられても、グラスラン15が図12(b)の矢印方向(長手方向)へ動くことは、嵌合溝44iおよび係合凸部46aによって抑制される。
このためドアガラス3の昇降を経時的に繰り返しても、グラスラン15が例えば車両の後方側にずれることは確実に防止される。
また本実施例によれば、中央底壁部15aaおよびサイド底壁部15ab,15acによって、グラスラン15の押出部のドアガラス3の閉め切り時の打音を防止しながら、コーナー部にグラスランストッパー46を設定することができる。
なお、第5実施例、第6実施例では、サッシュで構成されたドアパネルに適用した場合のグラスランの組み付け構造を説明したが、第1実施例に示すインナパネル及びアウタパネルの構成に対し、リテーナー部材を追加した構成からなるドアパネルにも適用することができる。
1…ドア、2…ウインドウ開口部、3…ドアガラス、4…窓枠部、11…インナパネル、11a…取付壁部、12…アウタパネル、13、23、33、43…嵌合穴、14、34、44…係合部材、14e、16e、34e、36e…係合面、15…グラスラン、15a…底壁部、15h…凹部、15i…クッションリップ、16、26、36、46…グラスランストッパー、17…ドアウエザーストリップ、18…サッシュ、18a…取付壁部、18d…リテーナー部材、24…クリップ、54…固定用クリップ、46a…係合凸部。
Claims (12)
- グラスラン保持用部材を有しない車両用ドアの窓枠部のドア内周側に直接的に取り付けられ、ドアガラスの周縁部を受けるグラスランと、
前記グラスランのドア外周側の底壁部と、これに対向する前記窓枠部の取付壁部との間に介装されたグラスランストッパーと、
前記車両用ドアの窓枠部の取付壁部に設けた穴に挿入固定され、前記グラスランストッパーと係合する係合部材とを備えたことを特徴とするグラスランの組付け構造。 - 前記グラスランストッパーは、前記窓枠部の取付壁部側の面が該取付壁部に当接する高さに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のグラスランの組付け構造。
- 前記グラスランストッパーは、前記グラスラン底壁部の長手方向に略直交する係合面を有し、
前記係合部材は、前記グラスランストッパーの係合面と略平行な係合面を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のグラスランの組付け構造。 - 前記グラスランストッパーは、前記窓枠部の取付壁部に対向する面に嵌合穴を有し、
前記係合部材は、前記嵌合穴に嵌合される係合凸部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のグラスランの組付け構造。 - 前記グラスランストッパーの嵌合穴は、その開口側にガイド部を有していることを特徴とする請求項4に記載のグラスランの組付け構造。
- 前記係合部材は、ドアウエザーストリップの前記窓枠部への固定用クリップで構成され、ドアウエザーストリップと一体化されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のグラスランの組付け構造。
- グラスラン保持用部材を有する車両用ドアの窓枠部のドア内周側に直接的に取り付けられ、ドアガラスの周縁部を受けるグラスランと、
前記窓枠部のコーナー部側であって、前記グラスランのドア外周側の底壁部に設けられた凹部と、
前記凹部に設けられたグラスランストッパーと、
前記車両用ドアの窓枠部の取付壁部およびグラスラン保持用部材に設けた穴に挿入固定され、前記グラスランストッパーと係合する係合部材とを備えたことを特徴とするグラスランの組付け構造。 - 前記グラスランストッパーは、前記グラスラン底壁部の長手方向に略直交する係合面を有し、
前記係合部材は、前記グラスランストッパーの係合面と略平行な係合面を有していることを特徴とする請求項7に記載のグラスランの組付け構造。 - 前記係合部材は、前記グラスラン底壁部の長手方向に略直交する嵌合溝を有し、
前記グラスランストッパーは、前記嵌合溝に嵌合される係合凸部を有していることを特徴とする請求項7に記載のグラスランの組付け構造。 - 前記係合部材の嵌合溝は、その開口側にガイド部を有していることを特徴とする請求項9に記載のグラスランの組付け構造。
- 前記グラスランの底壁部のドア内周側底面部位であって、前記凹部形成部位以外の領域に設けられたクッションリップを備えたことを特徴とする請求項7〜10のうちいずれか1項に記載のグラスランの組付け構造。
- 前記係合部材の前記窓枠部の取付壁部側端部は、前記窓枠部へ固定されるウエザーストリップと一体化されていることを特徴とする請求項1〜5又は7〜11のうちいずれか1項に記載のグラスランの組付け構造。
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2005
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