JP2007090851A - プレス成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プレス成形において、被加工材の板厚や平面度にバラツキがあった場合でも、該被加工材に対し、略均一に転写成形を施すことができるようにする。
【解決手段】 上ダイセット19の下面(底面)における中心部から周縁部寄りの部位にかけては、略直方体形状を呈する弾性体21が取付固定されている。弾性体21は、上側枠体300と下側枠体100との協働による、被加工材35に対する加圧時に、被加工材35が有する傾斜を吸収するためのもので、弾性体21には、例えばウレタンゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、又はフッソゴム等の弾性材から成るものが採用される。弾性体21には、厚みが、例えば板厚30mmで、ショア硬度が90のものが用いられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上側金型と下側金型とが協働して、上側金型と下側金型との間で被加工材の表面に所望のパターンを転写するプレス成形装置に関する。
従来、略矩形の熱可塑性樹脂板状体に対し、転写板を用いて加圧及び転写を行う導光板のプレス成形に関して、成形サイクルの短縮化を可能にすると共に、熱可塑性樹脂板状体への均一な加圧及び転写を比較的簡単な構成によって行うことを目的とした導光板のプレス成形方法、及び装置が提案されている。
上記提案に係る装置では、ベッド側の第一の型、及び上可動盤側の第二の型の双方に、平板状の冷却盤と、冷却盤に設けられる、1成形サイクル中に昇温制御される抵抗加熱板と、抵抗加熱板の表面側に設けられるスタンパ、即ち、転写板と、が夫々備えられる。上記各部に加えて、更に、冷却盤から抵抗加熱板を離隔するための油圧シリンダと、スタンパと抵抗加熱板との間、及び抵抗加熱板と冷却盤との間に夫々に介在し、スタンパと抵抗加熱板との間、及び抵抗加熱板と冷却盤との間を夫々電気的に絶縁するための複数の絶縁体も備えられる。スタンパは、抵抗加熱板によって加熱され、前記熱可塑性樹脂板状体に対し直接加圧することで転写成形を行う(例えば特許文献1参照)。
特開2004‐074769号公報
上記提案に係る導光板のプレス成形方法、及び装置では、上述した複数の絶縁体の少なくとも一つを、弾性体にすることで良好な転写が可能になるとされている。確かに上記提案によれば、被加工材である熱可塑性樹脂板状体が持つ凹凸を吸収することが可能であるかも知れない。しかし、上記複数の絶縁体は、通電する抵抗加熱板とスタンパとの間、及び該抵抗加熱板と冷却盤との間の電気的な絶縁を主な目的としているもので、それ故に、弾性体、即ち、上記絶縁体を挿入する箇所が、上記抵抗加熱板の上下面(即ち、表面側と裏面側)に限定される。
ところで、微細なパターンを有するスタンパを用いて熱可塑性樹脂板状体の表面に該微細なパターンを転写する熱プレス成形においては、転写されるパターンの凹凸の高さは数μmから数10μmである。これに対して、被加工材である熱可塑性樹脂板状体の板厚は±0.1mm程度のバラツキを持っており、更に、スタンパが取付けられる金型の厚みや平面度、及びスタンパ自身の板厚や平面度にも0.01〜0.05mm程度のバラツキがある。
そのため、熱可塑性樹脂板状体の転写成形時に、スタンパと(被加工材である)熱可塑性樹脂板状体との接触面に成形面圧のバラツキが生じて、被加工材(である熱可塑性樹脂板状体の)表面に上記パターンの転写が十分に行われない部分ができるという不具合が生じる。このような事情から、被加工材である熱可塑性樹脂板状体の板厚に傾斜がある場合には、上記提案では、傾斜を吸収するのが難しいと言える。特に、一度に多数個の転写成形を行う所謂多数個取り成形においては、各々の被加工材(熱可塑性樹脂板状体)内での板厚や平面度のバラツキに加えて、各被加工材間での板厚のバラツキが大きいために、被加工材表面に対するスタンパの片当りが生じ、それ故に良好な転写成形が行えないという問題があった。
従って本発明の目的は、プレス成形において、被加工材の板厚や平面度にバラツキがあった場合でも、該被加工材に対し、略均一に転写成形を施すことができるようにすることにある。
また、本発明の別の目的は、複数個の被加工材に対し、同時に転写成形を行うプレス成形において、個々の被加工材内での板厚や平面度のバラツキに加えて、各被加工材間での板厚のバラツキがある場合でも、それらの被加工材に対し、夫々略均一に転写成形を施すことができるようにすることにある。
本発明の第1の観点に従うプレス成形装置は、上側金型と下側金型とが協働して、上側金型と下側金型との間で被加工材の表面に所望のパターンを転写するもので、上記被加工材の表面に面接触が可能な状態で、上記上側金型及び/又は上記下側金型に取付けられる、所望の転写用パターンを持つスタンパと、上記上側金型、及び上記下側金型の少なくとも一方に、上記スタンパの持つ転写用パターンを上記被加工材の表面に加圧転写するに際して、上記被加工材の厚みのバラツキを吸収するための弾性部材と、を備える。
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記スタンパが、上記上側金型及び/又は上記下側金型に取付けられた温度調整機構に面接触され、上記温度調整機構によって所定温度に加熱された状態で、上記所望の転写用パターンが上記被加工材の表面に加圧転写される。
上記とは別の実施形態では、上記スタンパが、ニッケル、又はSUSによって構成されている。
また、上記とは別の実施形態では、上記上側金型が、互いに独立した複数個の駆動軸、及び互いに独立した複数個の駆動機構によって上下方向に移動自在に支持されている。
また、上記とは別の実施形態では、上記上側金型が、上記被加工材への上記スタンパが持つ転写用パターンの加圧転写時に上記各駆動軸に係る荷重が略等しくなるような状態で、上記各駆動機構を通じて下方向への移動が制御される。
また、上記とは別の実施形態では、上記弾性部材が、ショア硬度が略90の材料により構成されている。
また、上記とは別の実施形態では、上記弾性部材が、ウレタンゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、フッソゴムのうちの何れか1つの材料によって構成されている。
また、上記とは別の実施形態では、上記温度調整機構と上記弾性部材との間には、断熱用部材が少なくとも介在している。
また、上記とは別の実施形態では、上記断熱用部材が、エポキシ樹脂にて構成されている。
更に、上記とは別の実施形態では、上記スタンパと上記弾性部材とが、一体的に構成されており、上記スタンパと同一の材料から成る、上記一体的に構成された部材を上記温度調整機構に取付固定するための板状部材に接着されている。
本発明の第2の観点に従うプレス成形装置は、上側金型と下側金型とが協働して、上側金型と下側金型との間で被加工材の表面に所望のパターンを転写するもので、上記被加工材の表面に面接触が可能な状態で、上記上側金型及び/又は上記下側金型に取付けられる、所望の転写用パターンを持つスタンパと、上記上側金型、及び上記下側金型の少なくとも一方に、上記スタンパの持つ転写用パターンを上記被加工材の表面に加圧転写するに際して、上記被加工材の厚みのバラツキを吸収するための弾性部材と、を有する成形ステージを複数個備え、上記各々の成形ステージが、各々が互いに独立した複数個の駆動系によって上下方向に移動自在に支持されている。
本発明の第2の観点に係る好適な実施形態では、上記複数個の駆動系が、夫々上記上型に直結する駆動軸、及びその駆動軸を駆動するための駆動機構を含む。
上記とは別の実施形態では、上記上側金型が、上記各成形ステージにおける上記被加工材への上記スタンパが持つ転写用パターンの加圧転写時に上記各駆動軸に係る荷重が略等しくなるような状態で、上記各駆動機構を通じて下方向への移動が制御される。
本発明の第3の観点に従うプレス成形装置は、上側金型と下側金型とが協働して、上側金型と下側金型との間で被加工材の表面に所望のパターンを転写するもので、上記被加工材の表面に面接触が可能な状態で、上記上側金型及び/又は上記下側金型に取付けられる、所望の転写用パターンを持つスタンパと、上記上側金型、及び上記下側金型の少なくとも一方に、上記スタンパの持つ転写用パターンを上記被加工材の表面に加圧転写するに際して、上記被加工材の厚みのバラツキを吸収するための弾性部材と、を備え、上記弾性部材の上/下面の大きさ、及び形状が、上記被加工材の上/下面の大きさ、及び形状と略同一である。
本発明によれば、プレス成形において、被加工材の板厚や平面度にバラツキがあった場合でも、該被加工材に対し、略均一に転写成形を施すことができるようにすることができる。
また、本発明によれば、複数個の被加工材に対し、同時に転写成形を行うプレス成形において、個々の被加工材内での板厚や平面度のバラツキに加えて、各被加工材間での板厚のバラツキがある場合でも、それらの被加工材に対し、夫々略均一に転写成形を施すことができるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプレス成形装置の全体構成を示す図である。
このプレス成形装置は、例えば被加工材であるアクリル板に、ニッケル等の金属で構成した、微細なパターンを有するスタンパを用いて熱プレス成形を行うことで、液晶ディスプレイのバックライトの導光板や拡散板、レンズ、光ディスク基板のような微細なパターンを表面に有する光学部品、及び高意匠性のパネル等を作成する。熱プレス成形では、アクリル板に、加熱したスタンパを加圧することによって上記パターンがアクリル板に転写成形されることで、上述した導光板等が作成される。
図1に示すプレス成形装置は、例えば地面等に固定される下側枠体100と対向関係にあり、且つ垂直(上/下)方向に移動自在に支持される上側枠体300を駆動するための駆動軸が左右に1個ずつ合計2個(符号37、及び39で示す。)設けられる所謂2軸タイプのものである。下側枠体100、及び上側枠体300は、何れも全体として略直方体形状を呈する。
下側枠体100は、ボルスタ1、下ダイセット3、プレート5、断熱板7、温度調整プレート(以下、「温調プレート」と表記する。)9、スタンパ11、真空チャンバ13、及び真空パッキン15を含む。一方、上述した上側枠体300は、スライド17、上ダイセット19、弾性体21、スペーサ23、断熱板25、温調プレート27、スタンパ29、真空チャンバ31、及び真空パッキン33を含む。プレート5、断熱板7、温調プレート9、スタンパ11、弾性体21、スペーサ23、断熱板25、温調プレート27、及びスタンパ29により、成形ステージを構成する。
下側枠体100において、ボルスタ1は、略直方体形状を呈しており、ベッド(図示しない)の上部に取付固定されている。ボルスタ1の上面における中心部から周縁部寄りの部位にかけては、略直方体形状を呈する下ダイセット3が取付固定されている。下ダイセット3の上面の周縁部には、真空チャンバ13が取付固定されている。真空チャンバ13は、その上方から見た形状がロ字状を呈するように下ダイセット3の上面の周縁部に設けられており、真空チャンバ13の上端部には、垂直方向から加えられる圧力により上下方向に伸縮自在な真空パッキン15が、その上方から見た形状がロ字状を呈するように、設けられている。
また、下ダイセット3の上面における中心部から周縁部寄りの部位にかけては、略直方体形状を呈するプレート5が取付固定されている。そして、プレート5の上面には、略平板形状を呈する矩形状の断熱板7が、断熱板7の上面には、略直方体形状を呈する温調プレート9が、温調プレート9の上面には、略平板形状を呈する矩形状のスタンパ11が、夫々積層状に取付固定されている。
プレート5は、剛性のある材料によって構成されている。断熱板7は、温調プレート9の熱が、プレート5側に伝導するのを遮断するために設けられる。断熱板7には、例えばエポキシ樹脂から構成されるものが用いられる。温調プレート9は、スタンパ11を加熱/冷却するためのもので、温調プレート9の内部には、温調用の流体(即ち、気体又は液体)を流すための温調流体用孔9aが設けられている。
既述のように、スタンパ11には、微細なパターンが形成されており、上側枠体300の下動(下降動作)によって、スタンパ11の上面に載置されている被加工材(即ち、アクリル板)35が上側枠体300のスタンパ29と圧接することにより、その上面側から加圧されることで、上記微細なパターンが被加工材35の底面に転写される。これと同時に、スタンパ29が有する微細なパターンも被加工材35の上面(表面)に転写される。なお、上記各パターンの被加工材35への転写は、後に詳述するように、上側枠体300の下動により、真空パッキン15に上側枠体300の真空パッキン33が圧接した状態で密着し、真空チャンバ13、及び上側枠体300の真空チャンバ31によって画定される空間が密閉空間になり、該密閉空間が真空になった状態で行われる。
被加工材35は、その板厚が不均一である。即ち、被加工材35は、図1に示すように、図1の右端側で板厚が最も厚く、図1の左端側で板厚が最も薄くなっており、図1の右端側から図1の左端側に傾斜している。
上側枠体300において、スライド17は、上述した左右2個の駆動軸37、39を介してスライド17の上方に位置するスライド駆動機構(図示しない)により、垂直(上/下)方向に移動自在に支持される。スライド17は、スライド駆動機構(図示しない)により、垂直方向に移動されるに際して、例えば±10μm程度の精度で平行制御される。なお、スライド駆動機構(図示しない)には、例えば2台の三相プレス駆動用ACサーボモータ(以下、単に「プレス用ACサーボモータ」と表記する)(ここでは、図示を省略。以下同じ)が内蔵されている。なお、各プレス用ACサーボモータの回転軸と、上記各駆動軸37、39とは、例えばボールスクリュー機構(図示しない)等を介して夫々直結された構成となっている。
スライド17の下面(底面)における中心部から周縁部寄りの部位にかけては、略直方体形状を呈する上ダイセット19が取付固定されている。上ダイセット19の下面(底面)の周縁部には、真空チャンバ31が取付固定されている。真空チャンバ31は、その下方から見た形状がロ字状を呈するように上ダイセット19の下面の周縁部に設けられており、真空チャンバ31の下端部には、垂直方向から加えられる圧力により上下方向に伸縮自在な真空パッキン33が、その下方から見た形状がロ字状を呈するように、設けられている。
また、上ダイセット19の下面(底面)における中心部から周縁部寄りの部位にかけては、略直方体形状を呈する弾性体21が取付固定されている。そして、弾性体21の下面には、略平板形状を呈する矩形状のスペーサ23が、スペーサ23の下面には、略平板形状を呈する矩形状の断熱板25が、断熱板25の下面には、略直方体形状を呈する温調プレート27が、温調プレート27の下面には、略平板形状を呈する矩形状のスタンパ29が、夫々積層状に取付固定されている。
弾性体21は、上側枠体300と下側枠体100との協働による、被加工材35に対する加圧時に、被加工材35が有する傾斜を吸収するためのもので、弾性体21には、例えば繰り返し荷重に対して弾性回復が可能なウレタンゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、又はフッソゴム等の弾性材から成るものが採用される。弾性体21には、厚みが、例えば板厚30mmで、ショア硬度が90のものが用いられる。
スペーサ23には、被加工材35への加圧時に、断熱板25、及び温調プレート27が歪まないようにする必要から、剛性のある材料によって構成されたものが用いられる。スペーサ23には、冷却用の流体(即ち、気体又は水(冷却水))を流すための冷却用流体流路23aが設けられている。この冷却用流体流路23aに、冷却水等の冷却用の流体を流すことにより、例えば上側枠体300の下動によって上側枠体300と下側枠体100とで被加工材35を加圧している場合などに、弾性体21が過熱状態になるのを防止する。
断熱板25は、温調プレート27の熱が、スペーサ23側に伝導するのを遮断するために設けられる。断熱板25には、例えばエポキシ樹脂から構成されるものが用いられる。温調プレート27は、スタンパ29を加熱/冷却するためのもので、温調プレート27の内部には、温調用の流体(即ち、気体又は液体)を流すための温調流体用孔27aが設けられている。スタンパ29にもスタンパ11におけると同様に、微細なパターンが形成されており、温調プレート27からの加熱と、上側枠体300の下動(下降動作)によって(下側枠体100の)スタンパ11の上面に載置されている被加工材35がその上面側から加圧される。これにより、上記微細なパターンが被加工材35の上面に転写されると共に、これと同時に、スタンパ11が有する微細なパターンも被加工材35の下面(底面)に転写されることになる。
なお、既に説明したように、上記各パターンの被加工材35への転写は、上側枠体300の下動により、真空パッキン33がと下側枠体100の真空パッキン15に圧接した状態で密着し、真空チャンバ31、及び下側枠体100の真空チャンバ13によって画定される空間が密閉空間になり、該密閉空間が真空になった状態で行われる。
図2は、図1に記載のプレス成形装置によって、被加工材35がスタンパ11、29の有する微細なパターンを転写成形されるに際しての状態を示す図である。
図2に示すように、被加工材35の上面側と下面側とを、夫々加熱されたスタンパ29、11によって加圧転写するには、上述したように、真空パッキン15、33同士の密着によって真空パッキン15、33、及び真空チャンバ13、31により形成される密閉空間を、(真空ポンプ等を用いて)真空状態にしておく必要がある。この密閉空間の形成は、コントロール部(図示しない)から、上記2個のプレス用ACサーボモータ(ここでは、図示省略)に対し、スライド17を下動させる制御信号が出力されることにより、各駆動軸37、39を介してスライド17が下動することで行われる。
そして、上記密閉空間が真空状態になると、上記コントロール部からの、スライド17を下動させる制御信号の更なる出力により、上記2個のプレス用ACサーボモータが駆動して、各駆動軸37、39を介してスライド17が下動し、真空パッキン15、33が圧接した状態で縮むことになる。これと共に、被加工材35に上下方向からスタンパ29、11を介して圧力が加わるが、このとき、被加工材35の(図2の)左方向への傾斜は、該傾斜に応じて弾性体21が縮むことによって吸収されるため、被加工材35(の上/下面)に対して略均一にスタンパ29、11が圧接(接触)することになる。
よって、被加工材35の上/下面に対し、スタンパ29、11が夫々持っている微細なパターンが略均一に加圧、転写される。
ところで、上述した構成のプレス成形装置では、コントロール部(図示しない)が、圧力検出用のセンサ(荷重監視装置)(図示しない)等からの出力信号に基づき、常時被加工材35に加わる圧力をチェックしながら、上記各プレス用ACサーボモータを制御して、予め設定された下死点位置に向かってスライド17を下動させる。そして、上記圧力検出用センサからの出力信号により、予め設定された圧力に達したと判断した時点で、コントロール部は、上記各プレス用ACサーボモータを制御して、スライド17の下動を停止させ、その停止させた位置を下死点と見做す。
このように、荷重監視装置により、被加工材35への加圧力を常時チェックすることが可能であるので、被加工材35への加圧力が設定した圧力に到達したことが検知された時点で、スライド17の下動を停止させる制御が実現できる。しかし、上記加圧力が設定圧力に達したことを検知した時点から、実際にスライド17の下動が停止するまでの間には、タイムラグがある。そのため、スライド17の下動を停止させた位置では、既に設定された圧力値を超える圧力値(荷重)が出ていることになるので、設定値を超えた圧力が被加工材39に加わらないようにするには、スライド17の下動速度を遅くしなければならない。本発明者等が実験を行った結果、スライド17の下動速度をかなり遅く設定しなければならないということが判明しており、よって、スライド17の下動速度を遅くする方法では、作業能率が悪化するという問題がある。
また、被加工材35(であるアクリル板)の板厚は、加熱と冷却が施されるために変化する。即ち、加熱されたスタンパ29、11が被加工材35に押し当てられて被加工材35を加圧している過程において、被加工材35が熱膨張により板厚を増してスライド17を押し上げようとする。これに対して、コントロール部は、スライド17の停止位置を位置決めされた位置に保持しようとして、上記各プレス用サーボモータへ供給する電流値を増加させる制御を行うため、スライド17から被加工材35への加圧力は、設定された圧力値を超えてしまう。次に、スタンパ29、11が夫々持つ微細なパターンの、被加工材35の上/下面への転写が完了した後、該転写を固定化するための冷却過程に移行するが、この冷却の過程において、被加工材35が収縮により板厚が減る。
よって、スライド17の停止位置を位置決めされた位置に保持し続ける制御を行うと、それにより、スライド35からの被加工材35への加圧力が減少することとなる。
このように、被加工材35に対して、スライド17から常時一定の圧力が加えられるようにするためには、一度決定したスライド17の下死点を被加工材35の板厚の変化に追従させる制御動作が必要になるが、スライド17の上/下方向における位置制御の制御動作だけでは、上記追従させる制御動作を実現するのは困難である。
そこで、本発明者等は、図3に示すような構成の制御系を備えるプレス成形装置を提案するに至った。
図3は、本発明の一実施形態に係るプレス成形装置が備える制御系の構成を示すブロック図である。
上記制御系は、NC装置41内に含まれる移動指令部43、指令カウンタ45、比較器47、偏差カウンタ49、加圧力制御部51、及び変位カウンタ53と、電流リミッタ57を内蔵するサーボアンプ55、リニアエンコーダ59、及びプレス用ACサ−ボモータ(図3では、「モータ」と略記する)61と、を備える。
NC装置41において、移動指令部43は、オペレータからの例えばNC装置41の操作部(図示しない)を通じた、スライド17の真空チャンバ31、13の(垂直方向における)閉位置データ、下死点の(垂直方向における)位置データ、及び上死点の(垂直方向における)位置データを入力する。そして、入力した上記各位置データに基づいて、スライド17の真空チャンバ31、13の閉位置への移動指令信号、下死点の位置への移動指令信号、及び上死点の位置への移動指令信号を生成し、それら生成した移動指令信号を、指令カウンタ45へ適宜出力する。
指令カウンタ45は、移動指令部43から出力される上記各々の移動指令信号を入力する。そして、入力した移動指令信号に応じた個数の矩形波パルス信号を生成し、その生成した複数個の矩形波パルス信号をパルス列として、即ち、スライド目標位置データとして比較器47に出力する。例えば、移動指令部43からスライド17を真空チャンバ31、13の閉位置へ移動すべき旨の指令信号が出力された場合には、スライド17の垂直方向における現在位置(例えば、上死点)から真空チャンバ31、13が閉じる位置までのスライド17の移動距離に見合った個数の矩形波パルス信号が指令カウンタ45において生成される。移動指令部43からスライド17を下死点の位置へ移動すべき旨の指令信号が出力された場合や、スライド17を上死点の位置へ移動すべき旨の指令信号が出力された場合も、指令カウンタ45において上記と同様の処理が行われる。
加圧力制御部51は、圧力/モータ電流テーブル63を内蔵する。圧力/モータ電流テーブル63は、スライド17から被加工材35に加えられる複数の圧力値データ(単位t)と、それらの圧力を生じるのに必要な、それらの圧力値データに対応して設定される複数のモータ電流値データ(電源からプレス用ACサーボモータ61へ供給される電流値を示す)(単位A)とを持つ。加圧力制御部51は、例えばNC装置41の操作部(図示しない)を通じてオペレータから加圧力設定値が入力されると、圧力/モータ電流テーブル63を参照し、該加圧力設定値に対応するモータ電流値データを圧力/モータ電流テーブル63から読み出す。そして、該読み出したモータ電流値データを、電源からモータ61へ供給されるモータ電流の上限値データとして、サーボアンプ55に内蔵される電流リミッタ57へ出力する。例えば、NC装置41の操作部(図示しない)を通じてオペレータから40tの加圧力設定値が入力されると、加圧力制御部51は、圧力/モータ電流テーブル63から圧力値データ40(t)に対応するモータ電流値データとして60(A)を読み出し、該60(A)を、モータ電流の上限値データとして電流リミッタ57に出力する。
比較器47は、指令カウンタ45から出力される上述したようなスライド目標位置データと、変位カウンタ53から(複数個の)矩形波パルス信号のパルス列として出力されるスライド現在位置データとを入力し、両者の差分を演算する。そして、その差分を示す矩形波パルス信号のパルス列を、スライド17の位置偏差データとして偏差カウンタ49に出力する。比較器47と共にNC装置41を構成する偏差カウンタ49からサーボアンプ55に出力されるモータ駆動指令信号と、モータ61によって駆動されるスライド17の実際の移動速度との間には、時間的な差(タイムラグ)がある。そこで、スライド17が(垂直方向に)移動しているときには、比較器47において比較され、その結果として比較器47から出力される、指令カウンタ45からのスライド目標位置データと変位カウンタ53からのスライド現在位置データとの間の偏差が、偏差カウンタ49によって常時監視される。
偏差カウンタ49は、スライド17の(垂直方向における)移動を停止したと見做すための位置偏差の上限値データを予め内蔵する。偏差カウンタ49は、比較器47から(矩形波のパルス列として)出力される位置偏差データをカウントして蓄積すると共に、該カウントした位置偏差データに見合った個数の矩形波パルス信号のパルス列を、モータ駆動指令信号として、サーボアンプ55に出力する。偏差カウンタ49は、蓄積している位置偏差データと、予め内蔵している位置偏差の上限値データとを適宜比較し、該比較の結果、位置偏差データが位置偏差の上限値データを超えたときには、モータ駆動指令信号の、サーボアンプ55への出力を停止する。これにより、モータ61の駆動が停止し、スライド17の下動が停止する。
上記スライド17の下動を停止させた時点で、偏差カウンタ49に、スライド17の更なる下動を示す位置偏差データが残存している場合には、スライド17の停止位置(であるスタンパ29と被加工材35との圧接位置)からの、スライド17の更なる下動距離を略0にすべく、偏差カウンタ49は、上記位置偏差データをリセットする。これにより、偏差カウンタ49に残存しているスライド17を下動させるべき旨の偏差データが略0になるので、スライド17を上動させるに際して生じる急加速が抑制でき、該急加速による機械ショックの発生が規制できる。
サーボアンプ55は、電源からサーボアンプ55を通じてモータ61に供給されるモータ61の駆動電流を所定値以下にするための電流リミッタ63が内蔵されている。サーボアンプ55には、例えばACサーボアンプが採用されている。サーボアンプ55は、偏差カウンタ49から出力されるモータ駆動指令信号、及び加圧力制御部51から電流リミッタ57に出力されるモータ駆動電流の上限値データに基づいて、スライド17の(垂直方向への)移動に際して位置偏差が生じないように、モータ61を駆動する。しかし、電源から供給されるモータ駆動電流の値が、電流リミッタ57に設定されている電流リミット値(本実施形態では、60A)を超えようとした場合には、上記モータ駆動電流の値は、上記電流リミット値以下に制限される。
なお、モータ61については、既に説明したが、正/逆回転自在なACサーボモータが採用されている。
本実施形態では、スライド17の(垂直方向の)移動距離を測定するために、リニアエンコーダ59が採用されている。リニアエンコーダ59は、スライド17の予め設定されている単位移動距離当り1個の矩形波パルス信号を生成し、該生成した矩形波パルス信号を、スライド17の(垂直方向における)変位パルスとして、変位カウンタ53に出力する。この変位パルスが、(垂直方向に)移動中のスライド17の現在位置を示している。
変位カウンタ53は、リニアエンコーダ59から(矩形波のパルス列として)出力される変位パルスをカウントして蓄積すると共に、該カウントした変位パルスに見合った個数の矩形波パルス信号のパルス列を、スライド現在位置データとして、比較器47に出力する。
図4は、図3に記載の制御系によるスライド17の(垂直方向における)目標位置の遷移と、スライド17から被加工材35に加えられる圧力の変化とを示す説明図である。
図4(a)において、縦軸はスライド17の(垂直方向における)位置を、横軸は時間を、夫々表す。また、曲線65は、スライド17の(垂直方向における)目標位置の遷移を示す。一方、図4(b)において、縦軸はスライド17から被加工材35への加圧力の大きさを、横軸は時間を、夫々示す。
図4(a)において、スライド17を下動させるためのモータ駆動指令信号がNC装置41よりサーボアンプ55に出力されてから、所定時間経過した後のtで、スライド17は、曲線65で示すように、真空チャンバ31、13が閉じる位置にまで急速に下降動作する。そして、真空チャンバ31、13が閉じる位置にまでスライド17が到達するtで、スライド17の下降動作は一時的に停止し、その後のtで予め設定された下死点の位置に向かって再び急速な下降動作を開始する。
次に、スライド17がこのまま急速な下降動作を継続することにより、スライド17に作用する慣性力によってスライド17が被加工材35に激突して被加工材35等を損傷させる虞のある位置(tで示す)にまで到達すると、上記慣性力を弱めるため、スライド17の下降速度を低下させる制御が行われる。本実施形態では、図3で示した(NC装置41の)加圧力制御部51から、(サーボアンプ55の)電流リミッタ57にモータ電流の上限値データとして60Aが設定されているので、スライド17から被加工材35に加えられる圧力の上限値は40tである。
よって、電源からサーボアンプ55を通じて60Aの電流がモータ駆動電流として供給されている状態で、スライド17に当接した被加工材35がスライド17から40tの圧力が加えられる位置で、スライド17の下降動作は停止することになる。本実施形態では、図4(a)において、一点鎖線67で示した位置が、スライド17が下降動作を停止する位置、即ち、被加工材35がスライド17によって40tの圧力を加えられているスライド17の停止位置である。被加工材35が、スライド17によって40tの圧力を加えられている時間は、図4(a)、及び図4(b)を参照して明らかなように、時間tから時間tまでの間である。
なお、スライド17が下降動作を停止すると、NC装置41は、スライド17が下死点(の位置)に到達したものと見做す。
ここで、リニアエンコーダ59からNC装置41に出力されるスライド17の現在位置データと、スライド目標位置データとの間の偏差(即ち、位置偏差データ)が、その上限値データを超えたと判断された場合には、図3において説明したように、上記偏差を略0にする処理がNC装置41において実行される。
スライド17による被加工材35に対する加圧が終了すると(t)、NC装置41からサーボアンプ55に対するモータ駆動指令信号によってモータ61が、スライド17を下降動作させたときとは逆方向に回転することにより、スライド17は上昇動作を開始し、時間tで上死点(の位置)へ復帰する。
図5は、図3に記載した制御系の制御動作を示すフローチャートである。
図5において、まず、NC装置41から(スライド17の)下限位置(下死点の位置)へスライド17を下降させるべき旨の指令が、サーボアンプ55へ出力される(ステップS71)。次に、偏差カウンタ49において、予め内蔵されている位置偏差の上限値データと、比較器47を通じて与えられる位置偏差データとの比較が行われ、位置偏差データが位置偏差の上限値データを超えたかどうかチェックする(ステップS72)。このチェックの結果、位置偏差データが位置偏差の上限値データを超えていれば(ステップS72でYES)、位置偏差データが位置偏差の上限値データを超えたと始めて判断されたときからの、スライド17による被加工材35への加圧継続時間を計時する(ステップS73)。
次に、スライド17による被加工材35への加圧継続時間が、予め設定された加圧時間に達したかどうかチェックする(ステップS74)。このチェックの結果、加圧継続時間が、予め設定された加圧時間に達したと判断すると(ステップS74でYES)、偏差カウンタ49をクリアすると共に(ステップS75)、NC装置41は、スライド17を上死点(の位置)へ上昇させるべき旨の指令を、サーボアンプ55へ出力する(ステップS76)。
以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、被加工材35、スタンパ11、29や(金型)等の厚みのバラツキを吸収して、スタンパ11、29の転写面と被加工材であるアクリル板35の表面/裏面との接触状態を略均一にすることが可能になる。それにより、接触状態を略均一にするために、必要以上にワーク(35)を加圧したり、ワーク(35)の表面温度を上昇させようとして必要以上にスタンパ(11、29)の加熱温度を上昇させたりしなくて済むので、小さな成形面圧、及び低い加熱温度でのスタンパ11、29が持つ微細なパターンの被加工材35への転写が可能になる。
また、低い加熱温度でのパターンの転写が可能になることによって、スタンパ11、29の加熱時間が短縮され、成形時間が短くなる。また、必要以上に被加工材35を加熱して被加工材35全体を軟化させることがなく、小さな成形面圧での転写成形が可能になるので、転写成形時に被加工材35の側面部における材料の膨らみを小さく抑えることができ、成形品の後加工を短縮、又は省略することが可能になる。
また、小さな成形面圧で転写が可能になるので、プレス成形装置の設備能力を小さくすることが可能になり、低い加熱温度でのパターンの転写が可能になるので、スタンパ11、29を加熱するために必要な熱量を小さくすることができ、ランニングコストの低減を図ることも可能になる。
図6は、本発明の一実施形態の変形例に係るプレス成形装置の全体構成を示す図である。
本変形例では、下側枠体110が、図1で示したプレート5に代えて、肉厚の薄い弾性体81、及び冷却用の流体を流すための冷却用流体流路83aが設けられ、剛性のある材料によって構成されたスペーサ83を有し、スタンパ11と温調プレート9との間に、裏板85、及び弾性体87を介在させた点で、図1で示した下側枠体100と異なる。また、上側枠体310が、温調プレート27とスタンパ29との間に、裏板89、及び弾性体91を介在させた点で、図1で示した上側枠体300と異なる。その他の構成については、図1で示したものと同一であるので、図6において、図1で示した物と同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
下側枠体110において、スペーサ83の冷却用流体流路83aには、常時、冷却用流体として冷却水が流れており、この冷却水によって、弾性体81が過熱状態になるのを防止する断熱板としての機能を果たす。弾性体81は、被加工材36に対するスタンパ29、11が持つ微細パターンの転写成形時に、被加工材36が持つ全体的な平行度のバラツキを吸収するようになっている。一方、弾性体87には、耐熱性、熱伝導性、及び繰返し荷重に対する弾性回復力を有する材料が用いられている。弾性体87は、スタンパ11、及び裏板85と一体化されて、スタンパ11と共に熱プレスのスタンパとして機能する。弾性体87、及びスタンパ11は、被加工材36に対するスタンパ29、11が持つ微細パターンの転写成形時に、スタンパ29、11や、被加工材36が持つ局部的な板厚のバラツキを吸収する。なお、弾性体87には、例えばショア硬度が50〜70のものが用いられる。
上側枠体310において、弾性体21も弾性体81と同様に、被加工材36に対するスタンパ29、11が持つ微細パターンの転写成形時に、被加工材36が持つ全体的な平行度のバラツキを吸収するようになっている。一方、弾性体91も弾性体87と同様に、耐熱性、熱伝導性、及び繰返し荷重に対する弾性回復力を有する材料が用いられている。弾性体91も、スタンパ29、及び裏板89と一体化されて、スタンパ29と共に熱プレスのスタンパとして機能する。弾性体91、及びスタンパ29は、被加工材36に対するスタンパ29、11が持つ微細パターンの転写成形時に、スタンパ29、11や、被加工材36が持つ局部的な板厚のバラツキを吸収する。なお、弾性体91にも、例えばショア硬度が50〜70のものが用いられる。
既述のように、スタンパ11、29には、ニッケルやSUS等の材質から成るものが用いられるが、裏板85、89についても、スタンパ11、29の加熱/冷却時の熱膨張/熱収縮を考慮してスタンパ11、29と同一の材料を選択することが望ましい。また、弾性体87、91については、特に熱伝導性の良い放熱用のシリコーンゴムによって構成されたものを用いるのが望ましい。更に、スタンパ11、29、裏板85、89、弾性体87、91の厚みについては、各々0.2〜0.5mm程度が望ましい。
図7は、図6に記載の下側枠体110のスタンパ11、弾性体87、及び裏板85の取付構造を示す斜視図である。
図7に示すスタンパ11、弾性体87、及び裏板85の積層構造は、例えばスタンパ11と裏板85との間に、特に熱伝導性の良い液相状の接着性のある放熱用のシリコーンゴムを均一な厚みになるよう流し込んで(塗布して)硬化させ、弾性体87を形成することによって実現される。これとは別に、スタンパ11の(裏面となる)一方の面に、シート状の弾性体87を、接着剤や両面テープにより接着してスタンパ11と弾性体87とを一体化してから、裏板85(の上面)に接着することによっても、上記積層構造が実現できる。なお、裏板85は、例えば真空吸着によって、温調プレート9の上面に固定される。真空吸着以外の方法、例えば接着テープ等を用いて裏板85を、温調プレート9の上面に固定することも可能である。
本変形例によれば、スタンパ11と、弾性体87と、裏板85とが一体化されているので、温調プレート9に対するスタンパ11、及び弾性体87の取付け、取外し、及び取付時の位置決めが容易に行える。
図8は、図7に記載の、下側枠体110のスタンパ11、弾性体87、及び裏板85の取付構造の変形例を示す斜視図である。
図8に示す取付構造では、裏板に、符号86で示すような裏板85よりも一回り大きなものが用いられており、裏板86が、ボルトやビス等の締結具88によって温調プレート9に取付固定される点で、図7に示した取付構造と相違する。その他の構成については、図7で示した取付構造と同様であるので、それらの詳細な説明を省略する。なお、図7、及び図8を、図6に記載の上側枠体310のスタンパ29、弾性体91、及び裏板89の取付構造に適用してもよいことは、言うまでもない。
図9は、本発明の他の実施形態に係るプレス成形装置の全体構成を示す図である。
図9で示すプレス成形装置は、1台のプレス成形装置で、一度に複数個の被加工材に対して転写成形を施すことを可能ならしめるものである。即ち、図1で示した下ダイセット3と同様の構成の下ダイセット121の上面に、図1で示したプレート5、断熱板7、温調プレート9、及びスタンパ11と同様の構成のプレート、断熱板、温調プレート、及びスタンパが、夫々複数個(図9では、図示と説明の都合上、2個)設けられる。一方、図1で示した上ダイセット19と同様の構成の上ダイセット123の下面に、図1で示した弾性体21、スペーサ23、断熱板25、温調プレート27、及びスタンパ29と同様の構成の弾性体、スペーサ、断熱板、温調プレート、及びスタンパが、夫々複数個(図9では、図示と説明の都合上、2個)設けられる。
プレート125、断熱板127、温調プレート129、スタンパ131、弾性体133、スペーサ135、断熱板137、温調プレート139、及びスタンパ141により成形ステージAを構成する。同様に、プレート143、断熱板145、温調プレート147、スタンパ149、弾性体151、スペーサ153、断熱板155、温調プレート157、及びスタンパ159により成形ステージBを構成する。
上記以外の各部は、図1で示した各部と同一であるので、図9において、図1で示した物と同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
複数個(図9では、図示と説明の都合上、2個)の被加工材161、163のうち、被加工材161は、成形ステージA側のスタンパ131上に、また、被加工材163は、成形ステージB側のスタンパ149上に、夫々載置され、各々の被加工材161、163は、互いに独立して転写成形が施される。
スライド17は、図9のプレス成形装置に設けられる複数個(図9では、2個)の成形ステージ(A、B)毎に各々の成形ステージに対応して設けられる複数個(図9では、2個)のポイントによって支持されている。スライド17の(垂直方向における)移動は、上記各々のポイントに連繋する互いに独立した複数個(本実施形態では、2個)の駆動系(例えば、既述のACサーボアンプと、プレス用ACサーボモータとを含む)により、実行される。そして、各々の被加工材161、163に対するスタンパ131、141、149、159が持つ微細パターンの転写成形時に、各ポイントに掛かる荷重が略同一になるよう、上記各駆動系がコントロール部により制御され、スライド17の(垂直方向における)移動が実行される。
図10は、図9に記載のプレス成形装置によって、被加工材がスタンパの有する微細なパターンを転写成形されるに際しての状態を示す図である。
図2で説明したように、被加工材161、163の上面側と下面側とを、夫々加熱されたスタンパ131、141、149、159によって個別に加圧転写するには、真空パッキン15、33同士の密着によって真空パッキン15、33、及び真空チャンバ13、31により形成される密閉空間を真空状態にしておく必要がある。
上記密閉空間が真空状態になると、上記各ポイントを通じてスライド17が下動し、真空パッキン15、33が圧接した状態で縮むと共に、被加工材161、163に夫々上下方向からスタンパ131、141、149、159を介して圧力が加わる。このとき、被加工材161の(図10の)右方向への傾斜は、該傾斜に応じて弾性体133が縮むことによって吸収され、一方、被加工材163の(図10の)左方向への傾斜は、該傾斜に応じて弾性体151が縮むことによって吸収される。そのため、被加工材161、163(の上/下面)に対して夫々略均一にスタンパ131、141、149、159が圧接(接触)することになる。
よって、被加工材161、163の上/下面に対し、スタンパ131、141、149、159が夫々持っている微細なパターンが略均一に加圧、転写される。
以上説明したように、本発明の他の実施形態に係るプレス成形装置によれば、図9で示した構成のプレス成形装置において、成形ステージA、Bにより夫々板厚のバラツキの異なる被加工材161、163に転写成形を施す場合や、被加工材161、163間に相対的な板厚の違いがある場合に、各成形ステージA、Bに対応したポイントA、Bに掛かる荷重が、互いに独立した駆動系によって略同一になるように、スライド17の(垂直方向における)移動が制御されるため、スライド17が、相対的な板厚が薄い被加工材161が存在する成形ステージA側に傾斜した状態で加圧が行われる。しかし、被加工材161、163が夫々持つ板厚のバラツキ、及びそれに起因するスライド17の傾斜は、成形ステージA側の弾性体133、成形ステージB側の弾性体151によって吸収され、板厚バラツキの異なる被加工材161、163の転写面に対し、略均一な成形面圧を掛けることができるので、良好な転写成形を行うことが可能になる。
また、必要以上に大きな荷重でワーク(161、163)を加圧したり、ワーク(161、163)の表面温度を上昇させようとして必要以上にスタンパ(131、141、149、159)の加熱温度を上昇させたりしなくても良好な転写が行えるので、少ないエネルギ消費で済み、ランニングコストを低下させることができると共に、金型等の寿命も伸ばすことができる。更に、設備コストを下げることもできる。
図11は、図3に記載の制御系によるスライドの(垂直方向における)目標位置の遷移
と、スライドから被加工材に加えられる圧力の変化の変形例を示す説明図である。
図11に示す例では、図11(b)で示すように、スライド17を介して被加工材35に加えられる圧力が、例えば20t、30t、及び40tの3段階に設定されている。そのため、図11(a)において、符号171を付したスライド17の(垂直方向における)目標位置を示す曲線についても、真空チャンバ31、13が閉じる位置にまでスライド17が到達してから、一旦急勾配になった後、図4で示したものよりも更に勾配が緩やかになるように設定される。つまり、スライド17がこのまま急速な下降動作を継続することにより、スライド17に作用する慣性力によってスライド17が被加工材35に激突して被加工材35等を損傷させる虞のある位置(t´で示す)にまで到達した後は、上記慣性力を弱めるために、スライド17の下降位置が緩やかに移動するようスライド17の下降速度が制御されると共に、被加工材35に加えられる圧力を徐々に増加させている。その他の内容については、図4で説明した内容と同一であるので、それらについての詳細な説明を省略する。
なお、図4で示した場合と同様に、スライド17が下降動作を停止すると、NC装置41は、スライド17が下死点(の位置)に到達したものと見做す。
また、スライド17の現在位置データと、スライド目標位置データ(即ち、設定された下死点の位置)との間の偏差が、その上限値データを超えたと判断された場合には、上記偏差を略0にする処理がNC装置41において実行される。
図12は、図3に記載した制御系の制御動作の変形例を示すフローチャートである。
図12において、ステップS181乃至ステップS183で示す処理動作は、図5のステップS71乃至ステップS73で示した処理動作と同一であるので、それらの詳細な説明を省略する。
ステップS73で、スライド17による被加工材35への加圧継続時間の計時を開始してから、加圧値1(本実施形態では、20t)での加圧時間(本実施形態では、T)がタイムアップしたかどうかチェックする(ステップS184)。このチェックの結果、加圧時間Tがタイムアップしたと判断すると(ステップS184でYES)、スライド17による被加工材35に対する加圧値の設定を、加圧値1から加圧値2に変更する(ステップS185)。次に、加圧値2での加圧時間(本実施形態では、T)がタイムアップしたかどうかチェックする(ステップS186)。
このチェックの結果、加圧時間Tがタイムアップしたと判断すると(ステップS186でYES)、スライド17による被加工材35に対する加圧値の設定を、加圧値2から加圧値3に変更する(ステップS187)。次に、加圧値3での加圧時間(本実施形態では、T)がタイムアップしたかどうかチェックする(ステップS188)。このチェックの結果、加圧時間Tがタイムアップしたと判断すると(ステップS188でYES)、偏差カウンタ49をクリアすると共に(ステップS189)、NC装置41は、スライド17を上死点(の位置)へ上昇させるべき旨の指令を、サーボアンプ55へ出力する(ステップS190)。
なお、加圧時間Tがタイムアップしていないと判断した場合(ステップS184でNO)、加圧時間Tがタイムアップしていないと判断した場合(ステップS186でNO)、及び加圧時間Tがタイムアップしていないと判断した場合(ステップS188でNO)には、何れもステップS181で示した処理動作に移行する。
上述した変形例においても、図3乃至図5で示した本発明の一実施形態におけると略同様の効果を奏し得る。
ところで、一般に、例えば図1で示した被加工材(アクリル板)35や、図6で示した被加工材(アクリル板)36のような平面材料を、例えば図1、図6で示したような平面金型を用いて加圧すると、平面材料の外縁部に成形面圧の局部的な増加が発生する。既に説明したように、微細なパターンを有するスタンパ(11、29)を所定の温度、及び所定の圧力でアクリル板(35、36)のような熱可塑性樹脂板(平面材料)の表面に押付けて、該熱可塑性樹脂板の表面に微細なパターンを転写する熱プレス成形では、該スタンパ(11、29)を、温度調整プレート(9、27)、即ち、温度調整機能を有する平面金型に取付けて該熱可塑性樹脂板にプレスで押付ける。
このとき、熱可塑性樹脂板である平面材料(アクリル板35、36)の外縁部における成形面圧が、該平面材料の内側の部位よりも強いため、該熱可塑性樹脂板の中央の部位では、成形面圧が相対的に不足して、スタンパ(11、29)の有する微細なパターンの、該熱可塑性樹脂板への転写が不完全になるという不具合が生じる虞がある。一方、該熱可塑性樹脂板の外縁部では、成形面圧が強いため、該熱可塑性樹脂板の側面の膨らみが大きくなる。被加工材が、既述のような導光板の場合、成形品の側面は入光面となるため、該側面がフラットな面でなければならないので、熱プレス成形によって被加工材の側面に膨らみが生じると、該側面をフラットに仕上げる後加工が必要となり、それにより製造工程の増加を招来する。
そのうえ、上述した熱可塑性樹脂板の中央の部位における微細なパターンの不完全転写を無くすには、プレスの加圧力を大きくしなければならないから、加圧能力の大きなプレスが必要になる。
そこで、本発明者等は、被加工材の外縁部に発生する局部的な成形面圧の増加を抑制し、且つ、被加工材及び金型の加工精度のバラツキを吸収して被加工材に加えられる面圧の均一化を図るための手段として、スタンパを取付ける金型内に、被加工材の加圧面と略同形状を呈する弾性体を挿入する構成を想到するに至ったものである。該(被加工材の加圧面と略同形状を呈する)弾性体としては、荷重を繰り返し掛けても弾性回復が可能な、例えばウレタンゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、及びフッソゴム等の材料から成るものが採用される。
上記弾性体は、被加工材を加圧する平面金型の直下に配置しても良いし、また、平面金型と弾性体との間に、断熱材やスペーサ等を介在させる構造としても良い。更には、上記弾性体は、上下双方の金型に夫々配置しても良いし、上下一方の金型のみに配置しても差し支えない。
図13は、本発明の更に他の実施形態に係るプレス成形装置の全体構成を示す図である。
図13に示す実施形態に係るプレス成形装置は、図1で示した所謂2軸タイプの駆動軸(37、39)に変えて、所謂1軸タイプの駆動軸211を用いている点、図1で示した厚みのあるプレート5に変えて下冷却プレート213を用いている点において、図1で示した本発明の一実施形態に係るプレス成形装置と異なる。また、上記実施形態に係るプレス成形装置は、図1で示した大きさ及び形状の上面、及び下面を持つ弾性体21に変えて、被加工材215の上/下面と略同一大きさ、同一形状の上面、及び下面を持つ上弾性体217を用いている点においても、図1で示した本発明の一実施形態に係るプレス成形装置と異なる。なお、下冷却プレート213には、冷却用の流体(即ち、気体又は水(冷却水))を流すための冷却用流体流路213aが形成されている。
更に、上記実施形態に係るプレス成形装置は、被加工材215の上/下面と略同一大きさ、同一形状の上面、及び下面を持つ下弾性体219を、下ダイセット3と下冷却プレート213との間に介在させた点においても、図1で示した本発明の一実施形態に係るプレス成形装置と異なる。なお、上記実施形態では、被加工材として、図1で示したような板厚の不均一な被加工材35ではなく、図13で示したような板厚が略均一な被加工材215が用いられる。
上弾性体217、及び下弾性体219の上/下面の(縦横の)寸法は、被加工材215の上/下面の(縦横の)寸法よりも10mm程度大きいのが望ましい。
なお、上記以外の構成において、図1で示した物と同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
上記実施形態によれば、被加工材215の加工時に、被加工材215の外縁部における局部的な成形面圧の増加を防止することができると共に、被加工材や、スタンパや、金型の厚みの寸法のバラツキを吸収して、スタンパの転写面と被加工材の表面の成形面圧を均一にすることが可能になり、小さな加圧力、低い加熱温度でのパターンの転写を行うことができる。
また、低い加熱温度でのパターンの転写が可能になることによって、スタンパの加熱時間が短縮され、成形時間が短縮される。また、必要以上に被加工材を加熱して被加工材全体を軟化させないことに加えて、小さな加圧力での転写成形が可能になるため、転写成形時に被加工材の側面部における材料の膨らみを小さく抑えることが可能になり、成形品の後加工を短縮、又は省略することが可能になる。
更には、小さな加圧力での転写が可能になるため、プレスの設備能力を小さくすることが可能になり、低い加熱温度での加熱になるので、スタンパを加熱するのに必要な熱量が小さくなりランニングコストの低減も可能になる。
上記実施形態では、被加工材として、図13で示したような板厚が略均一な被加工材215を例にとったが、図1で示したような板厚の不均一な被加工材(35)に対しても、上記実施形態の適用が可能であり、板厚が略均一な被加工材215におけると同様の効果を奏し得る。
図14は、図13で示した実施形態の変形例に係るプレス成形装置の全体構成を示す図である。
図14に示す変形例に係るプレス成形装置は、図13で示した下弾性体219に変えて、下冷却プレート213の上/下面と同一大きさ、同一形状の上/下面を持つ剛体のスペーサ221を用いている点において、図13で示した上記実施形態に係るプレス成形装置と異なる。上記以外の構成において、図13で示した物と同一物には、同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
上記変形例においても、図13で示した実施形態におけると同様の効果を奏し得る。 上記実施形態では、被加工材として、図13で示したような板厚が略均一な被加工材215を例にとったが、図1で示したような板厚の不均一な被加工材(35)に対しても、上記実施形態の適用が可能であり、板厚が略均一な被加工材215におけると同様の効果を奏し得る。また、上記変形例でも、被加工材として、図14で示したような板厚が略均一な被加工材215を例にとったが、図1で示したような板厚の不均一な被加工材(35)に対しても、上記変形例の適用が可能であり、板厚が略均一な被加工材215におけると同様の効果を奏し得る。
図15、及び図16は、被加工材である、350mm×280mm×t8mmのアクリルの平板を、図14に記載の構成の金型を用いて600KNで加圧したときの、感圧紙上に生じる加圧面圧の分布を黒色の濃淡で示した図である。図15は、図14で示した上弾性体(ショア硬さ90のウレタンシート)217の寸法が、被加工材であるアクリル板の加圧面よりも大きい450mm×420mm×厚さ25mmの場合の、感圧紙上における加圧面圧の分布を示している。また、図16は、上弾性体(217)の寸法が、被加工材であるアクリル板(217)と同一の350mm×280mm×厚さ25mmの場合の、感圧紙上における加圧面圧の分布を示している。
図15、及び図16に示す加圧面圧の分布を持つ感圧紙は、何れも被加工材であるアクリル板の上に載せて加圧することによって得られたものである。図15、及び図16において、黒色濃度の濃い部位は、強い加圧面圧が掛けられている部位であり、図15と図16とを比較対照すれば、図16の方は、被加工材の上/下面に略均一に加圧面圧が掛けられているのに対し、図15の方は、被加工材の上/下面に掛けられている加圧面圧に、大きなムラがあることが明らかである。
即ち、図15に示すように、被加工材であるアクリル板の上/下面の寸法に対して上弾性体(であるウレタンゴム)(217)の上/下面の寸法の方が大きい場合、アクリル板の外縁部における加圧面圧が局部的に大きくなり、そのため、アクリル板の表面の加圧面圧が不均一になる。一方、図16に示すように、被加工材であるアクリル板の上/下面の寸法と、上/下面の寸法が同一の大きさである上弾性体(であるウレタンゴム)(217)を使用した場合には、アクリル板の表面の加圧面圧の分布は略一様になる。
以上、本発明の好適な実施形態、及びそれらの変形例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態、及びそれらの変形例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
本発明の一実施形態に係るプレス成形装置の全体構成を示す図。 図1に記載したプレス成形装置によって、被加工材がスタンパの有する微細なパターンを転写成形されるに際しての状態を示す図。 本発明の一実施形態に係るプレス成形装置が備える制御系の構成を示すブロック図。 図3に記載した制御系によるスライドの(垂直方向における)目標位置の遷移と、スライドから被加工材に加えられる圧力の変化とを示す説明図。 図3に記載の制御系の制御動作を示すフローチャート。 本発明の一実施形態の変形例に係るプレス成形装置の全体構成を示す図。 図6に記載の下側枠体のスタンパ、弾性体、及び裏板の取付構造を示す斜視図。 図7に記載した、下側枠体のスタンパ、弾性体、及び裏板の取付構造の変形例を示す斜視図。 本発明の他の実施形態に係るプレス成形装置の全体構成を示す図。 図9に記載したプレス成形装置によって、被加工材がスタンパの有する微細なパターンを転写成形されるに際しての状態を示す図。 図3に記載した制御系によるスライドの(垂直方向における)目標位置の遷移と、スライドから被加工材に加えられる圧力の変化の変形例を示す説明図。 図3に記載の制御系の制御動作の変形例を示すフローチャート。 本発明の更に他の実施形態に係るプレス成形装置の全体構成を示す図。 図13で示した実施形態の変形例に係るプレス成形装置の全体構成を示す図。 被加工材であるアクリル板を、図14で示した金型を用いて所定の圧力で加圧したときに、感圧紙上に生じる加圧面圧の分布を示す図。 被加工材であるアクリル板を、図14で示した金型を用いて所定の圧力で加圧したときに、感圧紙上に生じる加圧面圧の分布を示す図。
符号の説明
1 ボルスタ
3 下ダイセット
5 プレート
7、25 断熱板
9、27 温度調整プレート(温調プレート)
11、29 スタンパ
13、31 真空チャンバ
15、33 真空パッキン
17 スライド
19 上ダイセット
21 弾性体
23 スペーサ
35 被加工材(アクリル板)
37、39 駆動軸
41 NC装置
43 移動指令部
45 指令カウンタ
47 比較器
49 偏差カウンタ
51 加圧力制御部
53 変位カウンタ
55 サーボアンプ
57 電流リミッタ
59 リニアエンコーダ
61 プレス用ACモータ(モータ)
63 圧力/モータ電流テーブル
100 下側枠体
300 上側枠体

Claims (14)

  1. 上側金型と下側金型とが協働して、上側金型と下側金型との間で被加工材の表面に所望のパターンを転写するプレス成形装置において、
    前記被加工材の表面に面接触が可能な状態で、前記上側金型及び/又は前記下側金型に取付けられる、所望の転写用パターンを持つスタンパと、
    前記上側金型、及び前記下側金型の少なくとも一方に、前記スタンパの持つ転写用パターンを前記被加工材の表面に加圧転写するに際して、前記被加工材の厚みのバラツキを吸収するための弾性部材と、
    を備えるプレス成形装置。
  2. 請求項1記載のプレス成形装置において、
    前記スタンパが、前記上側金型及び/又は前記下側金型に取付けられた温度調整機構に面接触され、前記温度調整機構によって所定温度に加熱された状態で、前記所望の転写用パターンが前記被加工材の表面に加圧転写されるプレス成形装置。
  3. 請求項1記載のプレス成形装置において、
    前記スタンパが、ニッケル、又はSUSによって構成されているプレス成形装置。
  4. 請求項1記載のプレス成形装置において、
    前記上側金型が、互いに独立した複数個の駆動軸、及び互いに独立した複数個の駆動機構によって上下方向に移動自在に支持されているプレス成形装置。
  5. 請求項4記載のプレス成形装置において、
    前記上側金型が、前記被加工材への前記スタンパが持つ転写用パターンの加圧転写時に前記各駆動軸に係る荷重が略等しくなるような状態で、前記各駆動機構を通じて下方向への移動が制御されるプレス成形装置。
  6. 請求項1記載のプレス成形装置において、
    前記弾性部材が、ショア硬度が略90の材料により構成されているプレス成形装置。
  7. 請求項6記載のプレス成形装置において、
    前記弾性部材が、ウレタンゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム、フッソゴムのうちの何れか1つの材料によって構成されているプレス成形装置。
  8. 請求項2記載のプレス成形装置において、
    前記温度調整機構と前記弾性部材との間には、断熱用部材が少なくとも介在しているプレス成形装置。
  9. 請求項8記載のプレス成形装置において、
    前記断熱用部材が、エポキシ樹脂にて構成されているプレス成形装置。
  10. 請求項1記載のプレス成形装置において、
    前記スタンパと前記弾性部材とが、一体的に構成されており、前記スタンパと同一の材料から成る、前記一体的に構成された部材を前記温度調整機構に取付固定するための板状部材に接着されているプレス成形装置。
  11. 上側金型と下側金型とが協働して、上側金型と下側金型との間で被加工材の表面に所望のパターンを転写するプレス成形装置において、
    前記被加工材の表面に面接触が可能な状態で、前記上側金型及び/又は前記下側金型に取付けられる、所望の転写用パターンを持つスタンパと、
    前記上側金型、及び前記下側金型の少なくとも一方に、前記スタンパの持つ転写用パターンを前記被加工材の表面に加圧転写するに際して、前記被加工材の厚みのバラツキを吸収するための弾性部材と、
    を有する成形ステージを複数個備え、
    前記各々の成形ステージが、
    各々が互いに独立した複数個の駆動系によって上下方向に移動自在に支持されているプレス成形装置。
  12. 請求項11記載のプレス成形装置において、
    前記複数個の駆動系が、夫々前記上型に直結する駆動軸、及び該駆動軸を駆動するための駆動機構を含むプレス成形装置。
  13. 請求項11又は請求項12記載のプレス成形装置において、
    前記上側金型が、前記各成形ステージにおける前記被加工材への前記スタンパが持つ転写用パターンの加圧転写時に前記各駆動軸に係る荷重が略等しくなるような状態で、前記各駆動機構を通じて下方向への移動が制御されるプレス成形装置。
  14. 上側金型と下側金型とが協働して、上側金型と下側金型との間で被加工材の表面に所望のパターンを転写するプレス成形装置において、
    前記被加工材の表面に面接触が可能な状態で、前記上側金型及び/又は前記下側金型に取付けられる、所望の転写用パターンを持つスタンパと、
    前記上側金型、及び前記下側金型の少なくとも一方に、前記スタンパの持つ転写用パターンを前記被加工材の表面に加圧転写するに際して、前記被加工材の厚みのバラツキを吸収するための弾性部材と、
    を備え、
    前記弾性部材の上/下面の大きさ、及び形状が、前記被加工材の上/下面の大きさ、及び形状と略同一であるプレス成形装置。
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