JP2007088023A - 実装システム、実装方法、実装プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】製品の品質の低下を防ぐことができる実装システム、実装方法、実装プログラムおよび記憶媒体を提供する。
【解決手段】実装システム1は、生産品種を切り替える際、印刷済みの基板が実装機13,14やリフロー炉15の前で待機することがないよう、印刷機12、実装機13,14およびリフロー炉15の段替え時間および処理時間を加味して、品種を切り替える基板を基板供給機11から印刷機12に搬入する時間を所定時間だけ遅らせる。これにより、印刷機に搬入された基板は、印刷機12からリフロー炉15に到達するまでの間、各工程の前で待機する必要がなく、印刷工程からリフロー工程に至るまでの時間が短くなるので、製品の品質の低下を防ぐことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】実装システム1は、生産品種を切り替える際、印刷済みの基板が実装機13,14やリフロー炉15の前で待機することがないよう、印刷機12、実装機13,14およびリフロー炉15の段替え時間および処理時間を加味して、品種を切り替える基板を基板供給機11から印刷機12に搬入する時間を所定時間だけ遅らせる。これにより、印刷機に搬入された基板は、印刷機12からリフロー炉15に到達するまでの間、各工程の前で待機する必要がなく、印刷工程からリフロー工程に至るまでの時間が短くなるので、製品の品質の低下を防ぐことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、基板に電子部品を実装する実装システムに関し、特に、基板にはんだや接着剤を印刷し、この印刷が行われた基板に電子部品を実装し、この電子部品が実装された基板を焼成することにより、電子部品を搭載したプリント基板を搭載する実装システムに関するものである。
一般に、電子部品を搭載したプリント基板を製造する工程は、基板を搬入する搬入処理を行う工程(以下、「搬入工程」と呼ぶ。)、搬入された基板の配線パターン上にペースト状のはんだを印刷する印刷処理を行う工程(以下、「印刷工程」と呼ぶ。)、印刷されたはんだ上に電子部品を実装する実装処理を行う工程(以下、「実装工程」と呼ぶ。)、電子部品が実装された基板を加熱してはんだを溶かし、はんだ付けするリフロー処理を行う工程(以下、「リフロー工程」と呼ぶ。)、はんだ付けされた基板を格納する格納処理を行う工程(以下、「格納工程」と呼ぶ。)から構成される。それぞれの工程は、基板供給機、印刷機、実装機、リフロー炉、基板格納機で構成され、コンベアなどで連続したラインとして接続されている。このような実装ラインでは、生産効率の向上のため、基板に付与されたIDを読み取ったり、電子データの授受により各装置が自動的に生産品種の判定を行い、自動的に生産品種の切り替えを行う実装システムが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
従来の実装システムの構成を図12に示す。この図12に示す実装システム2は、実装ラインにプリント基板を供給する基板供給機11と、この基板供給機11により搬入された基板上の所定の位置にはんだを印刷する印刷機12と、この印刷機12によりはんだが印刷された基板に電子部品を実装する実装機13,14と、この実装機13,14により電子部品が実装された基板を加熱するリフロー炉15と、このリフロー炉15によりはんだが接合された基板を格納する基板格納機16とから構成されている。
実装システム2において、基板供給機11から供給される基板は、印刷機12,実装機13,14およびリフロー炉15の順番で各処理が施される。各装置は、基板に対する処理が終了次第、この基板を次工程の装置に順次搬出する。リフロー炉15から搬出された基板は、基板格納機16に格納され、製品として出荷される。
このような実装システム2において基板の生産品種を切り替える場合、例えば、コンベアのレール幅の調整、マスクの交換、はんだの交換、リールの交換、炉内温度の変更、プログラムの変更などの段取りを替える調整動作(以下、「段替え」と呼ぶ)は、上流側、すなわち基板供給機11側から順次行われる。例えば、図12に示す実装システム2において、基板Aから基板Bに生産を切り替える場合、基板供給機11では、最後の基板Aをラインに搬入した時刻t1から段替えが行われ、印刷機12では、最後の基板Aの印刷が終了した時刻t2から段替えが行われる。このような段替えの終了後、各装置は、搬送されてきた基板の処理を順次行う。
しかしながら、実装システムの各装置は、生産する基板の種類や装置の特性に応じて段替えに要する時間(以下、「段替え時間」と呼ぶ。)が異なるため、前工程の装置よりも後工程の装置の方が段替え時間が長い場合、前工程の装置で処理が行われた基板は、次工程の装置の前で待機することがある。中でもリフロー炉は、段替えにより炉内温度を下げなければならない場合に段替え時間が大きくなるという特性を有するため、リフロー炉に搬入される基板は、リフロー炉の直前で長時間待機しなければならない場合がある。例えば、図12において、実装機14での基板Bの処理が終了した時刻t4のとき、リフロー炉15ではまだ段替えが終了していないので、基板Bは、リフロー炉15の段替えが終了する時刻t5まで、実装機14中またはリフロー炉15直前のライン上で待機することとなる。印刷工程が終了した基板には、はんだが印刷され、電子部品が実装された状態である。このため、実装機やリフロー炉の前で長時間放置されると、はんだの乾燥、フラックスの気化、埃の付着などが生じ、結果として、製品の品質が低下する恐れがある。したがって、はんだの印刷後は、実装工程およびリフロー工程が速やかに行われることが望ましい。
そこで、本願発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、製品の品質の低下を防ぐことができる実装システム、実装方法、実装プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明にかかる実装システムは、基板に対してはんだを印刷する印刷機と、この印刷機により印刷が行われた基板に対して電子部品を実装する実装機と、この実装機により電子部品が実装された基板を加熱してはんだを溶かすことによりはんだ付けするリフロー炉と、印刷機が印刷を開始する時間を制御する制御装置とを少なくとも備えた実装システムであって、制御装置は、印刷機による印刷処理および実装機による実装処理に要する時間と、印刷機、実装機およびリフロー炉の基板の生産品種の切り替えに伴う段取り替えに要する時間とに基づいて、上記印刷処理の開始時刻を設定することを特徴とする。
上記実装システムにおいて、制御装置は、リフロー炉の段替えが終了した後に基板がリフロー炉に到達するよう上記開始時刻を設定するようにしてもよい。また、上記実装システムにおいて、制御装置は、段替え前最後の基板が、印刷機で印刷処理され、実装機に搬送され、実装機での実装処理がなされ、リフロー炉へ搬出され、リフロー炉での加熱処理が終了後、リフロー炉での段替えを開始するとともに、リフロー炉での段替えが終了する終了予定時刻から所定時間先行する時刻以降のタイミングで、印刷機における段替え後最初の基板を印刷するように、印刷処理の開始時刻を設定するとともに、この印刷処理の開始後所定時間内にリフロー炉に基板が到達するように、実装機での処理の開始時刻を設定するようにしてもよい。
上記実装システムにおいて、制御装置は、印刷機、実装機およびリフロー炉の各装置における各処理または段替えの終了時刻を、各装置における各処理または段替えの開始時刻に、各装置における各処理または段替えに要する時間を加算した時刻とし、各装置における各処理または段替えの開始時刻を、自装置が前回処理した基板の処理または段替えの終了時刻、自装置の前工程の装置が現在処理中の基板の処理または段替えの終了時刻、および、自装置の後工程の装置が前回処理した基板の処理または段替えの開始時刻のうち最も遅い時刻とするようにしてもよい。
上記実装システムにおいて、制御装置は、印刷機、実装機およびリフロー炉の各装置のうちリフロー炉の直ぐ上流側の第1の装置の段替え開始時刻を、リフロー炉での段替えが終了する終了予定時刻から、第1の装置の処理時間および段替え予定時間とを差し引いた時刻、第1の装置における段替え前最後の基板への処理の終了予定時刻、および、それらの時刻の間の時刻のうちの何れかに設定し、第1の装置の直ぐ上流側の第2の装置の段替え開示時刻を、設定された第1の装置の段替え開始時刻に第1の装置の段替え予定時間を加えた第1の装置の段替えが終了する終了予定時刻から第2の装置の処理時間および段替え予定時間とを差し引いた時刻、第2の装置における段替え前最後の基板への処理の終了予定時刻、および、それらの時刻の間の時刻のうちの何れかに設定し、印刷機における段替え開始時刻を、印刷機より直ぐ下流側の装置での段替えが終了する終了予定時刻から、印刷機の処理時間および段替え予定時間とを差し引いた時刻、印刷機における段替え前最後の基板への処理の終了予定時刻、および、それらの時刻の間の時刻のうちの何れかに設定するようにしてもよい。
また、本発明にかかる実装方法は、印刷機により基板に対してはんだを印刷する印刷ステップと、この印刷ステップによって印刷が行われた基板に対して実装機により電子部品を実装する実装ステップと、この実装ステップによって電子部品が実装された基板を加熱してはんだを溶かすことによりはんだ付けするリフローステップと、印刷機が印刷を開始する時間を制御する制御ステップとを有する実装方法であって、制御ステップは、印刷機による印刷処理および実装機による実装処理に要する時間と、印刷機、実装機およびリフロー炉の基板の生産品種の切り替えに伴う段取り替えに要する時間とに基づいて、上記印刷処理の開始時刻を設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる実装プログラムは、コンピュータに、印刷機により基板に対してはんだを印刷する印刷ステップと、この印刷ステップによって印刷が行われた基板に対して実装機により電子部品を実装する実装ステップと、この実装ステップによって電子部品が実装された基板を加熱してはんだを溶かしはんだ付けするリフローステップと、印刷機が印刷を開始する時間を制御する制御ステップとを実行させる実装プログラムであって、制御ステップは、印刷機による印刷処理および実装機による実装処理に要する時間と、印刷機、実装機およびリフロー炉の基板の生産品種の切り替えに伴う段取り替えに要する時間とに基づいて、上記印刷処理の開始時刻を設定することを特徴とする。
また、本発明にかかる記録媒体は、上記実装プログラムを記録したことを特徴とする。本実装システム、実装方法、実装プログラムおよび記憶媒体において、印刷機とはいわゆる印刷機あるいはおよびディスペンサのことであり、基板に対してはんだを印刷するとはいわゆる印刷あるいはおよび塗布することである。
本発明によれば、印刷処理、実装処理およびリフロー処理に要する時間と、印刷機、実装機、リフロー炉の基板の品種の切り替えに伴う調整動作に要する時間とに基づいて、印刷処理の開始時刻を設定することにより、印刷処理からリフロー処理に至るまでの時間が短くすることができる。
また、本発明によれば、リフロー炉の段替えの終了予定時刻から所定時間先行する時刻以降のタイミングで、印刷機における段替え後最初の基板を印刷するように、印刷処理の開始時刻を設定するので、印刷開始からはんだの品質が許容限より悪化しない時間以内にはリフロー炉での段替えを終了させることができ、所定時間内にリフロー炉に基板が到達するように、実装機での処理の開始時刻を設定するので、印刷開始からはんだの品質が許容限より悪化しない時間以内におけるリフロー炉での段替え後の最初の基板の処理を開始可能となる。これにより、製品の品質の低下を防ぐことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかる実装システムを示す構成図である。なお、本実施の形態において、背景技術の欄で説明した従来の実装システムと同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
実装システム1は、ラインにプリント基板を供給する基板供給機11と、この基板供給機11により搬入された基板上の所定の位置にはんだを印刷する印刷機12と、この印刷機12によりはんだが印刷された基板に電子部品を実装する実装機13と、この実装機13により電子部品が実装された基板にさらに電子部品を実装する実装機14と、実装機13,14により電子部品が実装された基板を加熱するリフロー炉15と、このリフロー炉15によりはんだが接合された基板を格納する基板格納機16と、基板供給機11,印刷機12,実装機13,14、リフロー炉15および基板格納機16の動作を制御する制御装置20とから構成される。ここで、基板供給機11、印刷機12、実装機13,14、リフロー炉15、基板格納機16および制御装置20は、公知の通信回線30を介して接続されている。
印刷機12は、図2に示すように、通信部12aと、基板検出部12bと、搬送部12cと、段替え処理部12dと、生産処理部12eとを有する。通信部12aは、通信回線を介して、実装システム1の各構成要素と各種情報の送受信を行う。基板検出部12bは、基板認識カメラやセンサを介して印刷機12に搬送された基板の検出や認識を行う。搬送部12cは、制御装置20の指示に基づいてコンベアの動作を制御することにより、基板の搬入、固定、搬出等を行う。段替え処理部12dは、基板検出部12bによる基板の認識結果や制御装置20の指示に基づいて、段替え処理を行う。生産処理部12eは、基板検出部12b、搬送部12cおよび搬送部12cによる処理結果に基づいて、印刷機12内部の所定の位置に固定された基板への印刷処理を行う。
制御装置20は、通信部21と、生産実績テーブル作成部22と、段替え時間テーブル作成部23と、CT(Cycle Time)テーブル作成部24と、時間遷移表作成部25と、生産指示部26と、記憶部27とから構成される。このような制御装置20は、CPU等の演算装置と、メモリ、HDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置と、キーボード、マウス、ポインティングデバイス、ボタン、タッチパネル等の外部から情報の入力を検出する入力装置と、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の公知の通信回線を介して各種情報の送受信を行うI/F装置と、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)またはFED(Field Emission Display)等の表示装置を備えたコンピュータと、このコンピュータにインストールされたプログラムとから構成される。すなわちハードウェア装置とソフトウェアとが協働することによって、上記のハードウェア資源がプログラムによって制御され、上述した通信部21、生産実績テーブル作成部22、段替え時間テーブル作成部23、CTテーブル作成部24、時間遷移表作成部25、生産指示部26および記憶部27が実現される。なお、上記プログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で提供されるようにしてもよい。
通信部21は、基板供給機11、印刷機12、実装機13,14、リフロー炉15および基板格納機16との間で、例えば、生産の開始時刻および終了時刻、処理時間、処理中の基板の種類、段替え開始時刻および終了時刻、段替えに要した時間、段替えの内容などの各種情報の送受信を行う。
生産実績テーブル作成部22は、基板供給機11、印刷機12、実装機13,14、リフロー炉15および基板格納機16から受信した情報に基づいて、印刷機12、実装機13,14およびリフロー炉15における作業時間、段替え時間などの過去の履歴を記録したテーブルを予め作成し、これを生産実績テーブル27aとして記憶部27に記憶させる。この生産実績テーブル27aは、例えば、図3(a)に示すように、各基板の段替えに要した時間と生産日時とを対応付けて装置毎に記憶したテーブルから構成される。また、図4(a)に示すように、各基板の処理に要した平均時間と生産日時とを対応付けて装置毎に記憶したテーブルから構成される。このような生産実績テーブル27aは、各装置で行われた処理に関する情報を受信するとその内容を更新するようにしてもよい。
段替え時間テーブル作成部23は、生産実績テーブル27aに記憶された段替え時間に対して統計処理を行い、印刷機12、実装機13,14およびリフロー炉15における平均の段替え時間を記録したテーブルを予め作成し、これを段替え時間テーブル27bとして記憶部27bに記憶させる。この段替え時間テーブル27bは、例えば、図3(b)に示すように、装置毎に、1の基板から他の基板へ品種を変更するときの段替え時間と各基板とをマトリクス状に対応付けて装置毎に記録したテーブルから構成される。ここで、図3(b)に示す符号aは、品種Bの基板から品種Aの基板に段替えを行ったときの段替え時間を意味する。このような段替え時間テーブル27bは、生産実績テーブル27aの内容が更新される度に作成するようにしてもよい。また、週や日単位など任意の時間間隔で作成するようにしてもよい。
なお、上記統計処理としては、所定期間のデータに対して単純平均をとるようにしてもよい。また、所定期間のデータに対して、最近のデータを重くとるようにした重み付け平均をとるようにしてもよい。また、最新のデータのみを用いるようにしてもよい。
CTテーブル作成部24は、生産実績テーブル27aに対して統計処理を行い、印刷機12、実装機13,14およびリフロー炉15における処理時間を記録したテーブルを予め作成し、これをCTテーブル27cとして記憶部27aに記憶させる。このCTテーブル27cとは、例えば、図4(b)に示すように、基板の品種と処理時間とを対応付けて装置毎に記録したテーブルから構成される。このようなCTテーブル27cは、生産実績テーブル27aの内容が更新される度に作成するようにしてもよい。また、週や日単位など任意の時間間隔で作成するようにしてもよい。なお、上記統計処理としては、段替え時間テーブル作成部23と同等の統計処理を行う。
生産時間遷移表作成部25は、基板供給機11、印刷機12、実装機13,14、リフロー炉15および基板格納機16の動作状況、段替え時間テーブル27bおよびCTテーブル27cに基づいて、実装システム1の各工程における各基板の処理の流れを記録したテーブルを作成し、これを生産時間遷移表27dとして記憶部27に記憶させる。この生産時間遷移表27dとは、例えば、図10,11に示すように、実装システム1の各装置における各基板の生産開始時間および生産終了時間、並びに、各装置における段替え開始時間および段替え終了時間と各装置とを対応付けてを記録したテーブルから構成される。
生産指示部26は、生産時間遷移表27dに基づいて、基板供給機11に生産動作の指示を出す。なお、生産指示部26は、印刷機12、実装機13,14、リフロー炉15および基板格納機16にも生産動作の指示を出すようにしてもよい。
記憶部27は、上述した生産実績テーブル27a、段替え時間テーブル27b、CTテーブル27cおよび時間遷移表27dを少なくとも記憶する。
次に、本実施の形態にかかる実装システム1の動作の概要について図5を参照して説明する。この図5に示す実装システム1において、基板供給機11から供給される基板は、印刷機12,実装機13,14およびリフロー炉15の順番で各処理が施される。各装置は、基板に対する処理が終了次第、この基板を次工程の装置に順次搬出する。リフロー炉15から搬出された基板は、基板格納機16に格納され、製品として出荷される。
このような実装システム1の段替えは、基板供給機11側から順次行われるが、段替えの終了後、基板供給機11は、品種を切り替える基板を基板供給機11から印刷機12に搬入する時間を、印刷機12の段替えが終了した時刻から印刷機12、実装機13,14およびリフロー炉15の段替え時間および処理時間を加味した生産遅延時間だけ遅らせる。この生産遅延時間の経過後、基板供給機11から供給される基板は、印刷機12、実装機13,14およびリフロー炉15に順次搬入され、それぞれにおいて印刷処理、実装処理およびリフロー処理が行われ、最終的に基板格納機16に格納される。
例えば、図5に示すように、従来では印刷機12の段替えが終了する時刻t3に基板を基板供給機11から印刷機12に搬入していたが、本実施の形態では時刻t3から生産遅延時間だけ遅らせた時刻t4’に基板を搬入する。これにより、時刻t4’に印刷機に搬入された基板は、印刷機12からリフロー炉15に到達するまでの間、各工程の前で待機しなくて済む。上記生産遅延時間は、生産時間遷移表27dに基づいて決定される。
次に、図6を参照して、印刷機12における基板搬入処理について説明する。図6は、印刷機12における基板搬入処理を示すフローチャートである。
まず、実装システム1における印刷機12の基板検出部12bは、前工程である基板供給機11の出口に基板があるか否か確認する(ステップS601)。
基板供給機11の出口に基板がない場合(ステップS601:NO)、印刷機12は、基板の搬入を行わない。基板供給機11の出口に基板がないということは、基板供給機11の基板の在庫切れやプリント基板の製造終了を意味する。したがって、印刷機12は、基板の搬入を行わない。
基板供給機11の出口に基板がある場合(ステップS601:YES)、印刷機12の段替え処理部12dは、基板検出部12bの基板の検出結果や制御装置20の指示に基づいて、段替えが必要であるか否か確認する(ステップS602)。基板検出部12bにより、搬入予定の基板と前回印刷処理を行った基板との種類が異なることが検出されると、段替え処理部12dは、段替えが必要であると判断する。また、制御装置20の指示により、段替えを行う旨の指示を受信すると、段替え処理部12dは、段替えが必要であると判断する。
段替えが不要である場合(ステップS602:NO)、印刷機12の搬送部12cは、基板供給機11の出口にある基板を印刷機12内部に搬入する(ステップS608)。この場合、印刷機12の生産処理部12eは、基板を搬入し印刷機12内部の所定の位置に固定した後、その基板に対して印刷処理を行う。
一方、段替えが必要である場合(ステップS602:YES)、印刷機12の基板検出部12bは、印刷機12内部に基板が存在するか否かを確認する(ステップS603)。印刷機12内部に基板が存在する場合、段替えを行うことができない。このため、基板検出部12bは、印刷機12内部に基板が存在するか否かを確認する。
印刷機12内部に基板が存在する場合(ステップS603:NO)、印刷機12は、その基板が次工程の装置に搬出されるまで待機する。
一方、印刷機12内部に基板が存在しない場合(ステップS603:YES)、印刷機12の段替え処理部12dは、自動段替え処理を行う(ステップS604)。ここで、自動段替え処理とは、例えば、基板の搬送を行うコンベアのレールの幅の調整、印刷機12において行った印刷処理の履歴データ等のバックアップ、次に搬入される基板に対して印刷処理を行うためのプログラムのロード、基板支持ピンの配置の調整など、次に搬入される基板に対して印刷処理を行うために印刷機12自身で行う準備動作を意味する。
また、段替え処理部12dは、手動段替え処理を行う旨の指示をオペレータに出す(ステップS605)。ここで、手動段替え処理とは、例えば、基板に印刷するはんだや接着剤の取り替え、電子部品を供給するリールやトレイの交換や配置換え、マスクの取り替えなど、次に搬入される基板に対して印刷処理を行うためにオペレータが行う準備動作を意味する。なお、手動段替え処理を行う旨の指示は、表示装置に表示したり、警報音を鳴動させたり、シグナルタワーを点灯したりすることにより行われる。
段替えが終了し、次に搬入される基板の製造が可能となると、印刷機12の生産処理部12eは、生産を開始してよいか否かを確認する確認要求を制御装置20に送信する(ステップS606)。生産を開始してよい旨の生産開始許可を制御装置20から受信しない場合(ステップS607:NO)、印刷機12の生産処理部12eは、生産を開始せず生産開始許可を受信するまで待機する。なお、上記生産開始許可の生成動作については後述する。
一方、制御装置20から生産開始許可を受信すると(ステップS607:YES)、印刷機12の搬送部12cは、基板供給機11の出口にある基板を、印刷機12内部に搬入する(ステップS608)。基板を搬入し印刷機12内部の所定の位置に固定した後、印刷機12の生産処理部12eは、その基板に対して印刷処理を行う。この印刷処理が行われた基板は、実装機13、実装機14、リフロー炉15において順次各処理が行われる。
次に、図7を参照して、制御装置20による生産開始許可の作成動作について説明する。まず、制御装置20の生産指示部26は、印刷機12から確認要求を受信すると(ステップS701:YES)、通信部21を介して現在の実装ライン内に存在する基板およびこの基板の種類に関する情報(以下、「基板情報」と呼ぶ。)を取得する(ステップS702)。この基板情報は、通信回線30を介して各装置から取得する。
基板情報を取得すると、生産指示部26は、記憶部27を確認し、生産時間遷移表27dが作成済みであるか否かを確認する(ステップS703)。
生産時間遷移表27dが作成済みでない場合(ステップS703:NO)、生産指示部26は、生産時間遷移表作成部25に生産時間遷移表27dを作成させる(ステップS707)。この生産時間遷移表27dの作成動作については後述する。
生産時間遷移表27dが作成済みの場合(ステップS703:YES)、生産指示部26は、その生産時間遷移表27dに基づいて生産遅延時間T1を算出する。この生産遅延時間T1とは、現時点から基板の品種の変更によるリフロー炉15の段替えが終了するまでの時間と、その変更した基板が印刷機12からリフロー炉15に到達するまでの時間を引いた時間との差を意味する。
生産遅延時間T1が0より大きい場合、すなわち生産遅延時間T1がまだ0にならない場合(ステップS705:NO)、生産指示部26は、生産開始許可フラグを立てない(ステップS708)。
一方、生産遅延時間T1が0より大きくない場合、すなわち生産遅延時間T1が0となった場合(ステップS705:YES)、生産指示部26は、生産開始許可フラグを立てる(ステップS706)。これにより、印刷機12に生産開始許可が送信され、印刷機12内部に基板が搬入される。
一方、生産遅延時間T1が0より大きくない場合、すなわち生産遅延時間T1が0となった場合(ステップS705:YES)、生産指示部26は、生産開始許可フラグを立てる(ステップS706)。これにより、印刷機12に生産開始許可が送信され、印刷機12内部に基板が搬入される。
次に、図8を参照して、生産時間遷移表27dの作成動作について説明する。まず、生産時間遷移表作成部25は、生産指示部26から生産時間遷移表27dの作成を要求する指示を受け取ると(ステップS801:YES)、生産指示部26が既に取得した基板情報に基づいて、実装ライン内に存在する最も処理が行われた最古の基板、すなわちリフロー炉15により処理中または処理待機中の基板POLDを特定する(ステップS802)。
基板POLDを特定すると、生産時間遷移表作成部25は、この基板POLDから実装ラインに新たに搬入する品種の異なる基板PNEWまでの生産時間遷移表27dを作成する(ステップS803)。この基板POLDから基板PNEWまでの生産時間遷移表27dの作成方法について、図9を参照して説明する。
まず、生産時間遷移表作成部25は、各装置における処理時間および段替え時間を各基板の処理順に加算し、図10に示すような第1の生産時間遷移表を作成する(ステップS901)。最初に作成される第1の生産時間遷移表は、各装置における処理時間および段替え時間を単純に加算したものである。なお、図10において、第1号機は印刷機を意味する。また、第5号機はリフロー炉を意味する。第2〜4号機は、実装機などはんだが印刷された基板に対して処理を行う装置を意味する。
例えば、図10において、基板C−1は、印刷機などの第1号機の装置に300秒のときに搬入され、350秒のときに第1号機の処理が終了する。次いで、370秒のときに第2号機に搬入され、430秒のときに第2号機の処理が終了する。次いで、430秒のときに第3号機に搬入され、470秒のときに第3号機の処理が終了する。次いで、480秒のときに第4号機に搬入され、510秒のときに第4号機の処理が終了する。最後に、リフロー炉に相当する第5号機に1280秒のときに搬入され、1300秒のときに第5号機の処理が終了する。ここで、基板C−1は、第4号機の装置の処理が510秒のときに終了するが、リフロー炉である第5号機の段替えが終了するのが1280秒である。したがって、基板C−1は、770秒だけ第5号機の前で待機しなければならない。このような状態を防ぐため、以下に示す演算を行う。
上述したような第1の生産時間遷移表を作成すると、生産時間遷移表作成部25は、その第1の生産時間遷移表に基づいて演算を行う(ステップS902)。この演算は、次の2つのルールにしたがってって行われる。
1つ目のルールは、「終了時刻は、開始時刻とサイクルタイムとの和」というものである。具体的には、基板の場合、生産終了時刻は、生産開始時刻とサイクルタイムとの和で表される。また、各装置における段替え終了時刻は、段替え開始時刻と段替え時間の和で表される。例えば、図11において、基板C−1の第1号機の処理の場合、生産開始時刻が300秒、第1号機による基板Cの処理時間が50秒であるので、生産終了時刻は350秒となる。また、第5号機による基板Bから基板Cへの段替え終了時刻は、段替え開始時刻が480秒、段替え時間が800秒であるので、段替え終了時刻は1280秒となる。
2つ目のルールは、「開始時刻は、(自装置の前回処理した基板の処理終了時刻)、(前工程の装置の現在処理中の基板の処理終了時刻)、(後工程の装置の前回処理した基板の処理開始時刻)を比較して最も大きい値をとる(なお時刻の値は、印刷機などの1号機の生産開始時刻を0とし、それ以降の経過時間を示している)」というものである。例えば、図11において、第3号機の装置の基板C−3は、第3号機の前に処理した基板C−2の処理終了時刻が530秒、前工程の装置である第2号機の現在処理中の基板C−3の処理終了時刻が550秒、後工程の装置である第4号機の前に処理した基板C−2の処理開始時刻が530秒であるので、その処理の開始時刻は、値が最も大きい550秒となる。
なお、リフロー炉の直前の設備(図10では第4号機)だけは、段替え後1枚目の生産開始以外は、(後工程の装置の前に処理した基板の処理開始時刻)を比較しない。このとき、「終了時刻は、開始時刻とサイクルタイムとの和」というルールにしたがって上記演算を行う。
上述した演算を行うことにより、生産時間遷移表作成部25は、図10に示すような第2の生産時間遷移表を作成する(ステップS903)。
第2の生産時間遷移表を作成すると、この第2の生産時間遷移表と第1の生産時間遷移表とを比較し、同一であるか否かを判断する(ステップS904)。
第1の生産時間遷移表と第2の生産時間遷移表とが同一ではない場合(ステップS904:NO)、生産時間遷移表作成部25は、第2の生産時間遷移表を第1の生産時間遷移表に置き換え(ステップS905)、ステップS902の処理に戻り、上記演算を行う。
一方、第1の生産時間遷移表と第2の生産時間遷移表とが同一である場合(ステップS904:YES)、生産時間遷移表作成部25は、その生産時間遷移表を記憶部27に生産時間遷移表27dとして記憶させる。
上述したような演算を行うことにより、図11に示す生産時間遷移表から図10に示す生産時間遷移表が作成される。この図10に示す生産時間遷移表は、予め生産遅延時間が設定されている。例えば、基板C−1で両者を比較すると、図11の場合、生産遅延時間を考慮していないので、第4号機の生産終了時刻が510秒、第5号機の生産開始時刻が1280秒となっており、リフロー炉である第5号機の前で770秒も待機することになる。一方、図10の場合、生産遅延時間を考慮しているので、第4号機の生産終了時刻が1220秒、第5号機の生産開始時刻が1280秒となっており、リフロー炉である第5号機の前で60秒しか待機しない。
このように、本実施の形態によれば、実装ラインの各工程における処理時間と、実装ラインの各装置における段替え時間とに基づいて印刷機に基板を搬入して印刷処理を行う時間を開始する時間を生産遅延時間だけ遅らせることにより、印刷工程からリフロー工程に至るまでの時間が短くすることができる。このため、生産品種を切り替える際、印刷済みの基板が実装機やリフロー炉の前で待機する時間を短くできるので、製品品質の低下を防ぐことができる。
なお、上述した制御装置20の各機能は、印刷機12やリフロー炉15が有するようにしてもよい。また、記憶部27は、通信回線30に直接接続された独立したデータベースとするようにしてもよい。
また、印刷機12としては、マスク等を用いて所定の位置および形状にはんだや接着剤を印刷する印刷機のみならず、ディスペンサーであってもよい。また、マスクを用いる印刷機とディスペンサーの両方を備えるものであってもよい。
また、本実施の形態では、基板供給機11、印刷機12、実装機13,14、リフロー炉15および基板格納機16で実装ラインを構成するようにしたが、実装ラインの構成は上述したものに限定されず、製造する基板の品種等にしたがってって適宜自由に設定することができる。
制御装置20は、段替え前最後の基板が、印刷機12で印刷処理され、実装機13に搬送され、実装機13での実装処理がなされ、実装機14に搬送され、実装機14での実装処理がなされ、さらにリフロー炉15へ搬出され、リフロー炉15での加熱処理が終了後、リフロー炉15での段替えを開始する。さらに制御装置20は、リフロー炉15での予定の段替え時間から段替えが終了する終了予定時刻を求め、この終了予定時刻から所定時間(印刷されたはんだが放置されてると時間の経過とともに品質低下を起こし、品質が許容限界値より低下するとリフロー炉での処理に悪影響するようになる。この品質の許容限界値に至るまでの時間)だけ先行する時刻以降のタイミングで、印刷機12における段替え後最初の基板を印刷するように、印刷処理の開始時刻を設定する。すなわち、印刷開始後はんだの品質が許容限界値まで低下する前にはリフロー炉15での段替えが終了していることとなる。そして、制御装置20は、印刷機12における段替え後最初の基板への印刷処理の開始後、所定時間内にリフロー炉15に基板が到達するように、実装機13、14での処理の開始時刻を設定する。このため、リフロー炉15に基板が到達するタイミングがリフロー炉15での段替え終了時刻より早くなる場合でも遅くなる場合でも、リフロー炉15での処理を開始するタイミングは、印刷機12における段替え後最初の基板への印刷処理の開始後、所定時間内とすることができる。これにより、製品の品質の低下を防ぐことができる。
さらに、制御装置20は、印刷機12、実装機13、14およびリフロー炉15の各装置のうちリフロー炉15の直ぐ上流側の第1の装置となる実装機14の段替え開始時刻を、リフロー炉15での段替えが終了する終了予定時刻から、実装機14の装置の処理時間および段替え予定時間とを差し引いた時刻か、実装機14における段替え前最後の基板への処理の終了予定時刻か、あるいはその間の時刻に設定し、実装機14の直ぐ上流側の第2の装置となる実装機13の段替え開示時刻を、設定された実装機14の段替え開始時刻に実装機14の段替え予定時間を加えた実装機14の段替えが終了する終了予定時刻から実装機13の処理時間および段替え予定時間とを差し引いた時刻か、実装機13における段替え前最後の基板への処理の終了予定時刻か、あるいはその間の時刻に設定する。以下同様に、印刷機12における段替え開始時刻を、印刷機12より直ぐ下流側の装置となる実装機13での段替えが終了する終了予定時刻から、印刷機12の処理時間および段替え予定時間とを差し引いた時刻か、印刷機12における段替え前最後の基板への処理の終了予定時刻か、あるいはその間の時刻に設定するようにしている。これにより、印刷機12での段替え後の最初の基板は、印刷機12で印刷処理され、段替えが終わった実装機13に搬送され、実装機13での実装処理がなされ、段替えが終わった実装機14に搬送され、実装機14での実装処理がなされ、さらに段替えが終わったリフロー炉15への搬出が可能となる。
1,2…実装システム、11…基板供給機、12…印刷機、12a…通信部、12b…基板検出部、12c…搬送部、12d…段替え処理部、12e…生産処理部、13,14…実装機、15…リフロー炉、16…基板格納機、20…制御装置、21…通信部、22…生産実績テーブル作成部、23…段替え時間テーブル作成部、24…CTテーブル作成部、25…生産時間遷移表作成部、26…生産指示部、27…記憶部、27a…生産実績テーブル、27b…段替え時間テーブル、27c…CTテーブル、27d…生産時間遷移表、30…通信回線。
Claims (7)
- 基板に対してはんだを印刷する印刷機と、
この印刷機により印刷が行われた基板に対して電子部品を実装する実装機と、
この実装機により電子部品が実装された基板を加熱して前記はんだを溶かすことによりはんだ付けをするリフロー炉と、
前記印刷機が印刷を開始する時間を制御する制御装置と
を少なくとも備えた実装システムであって、
前記制御装置は、前記印刷機による印刷処理および前記実装機による実装処理に要する時間と、前記印刷機、前記実装機および前記リフロー炉の前記基板の生産品種の切り替えに伴う段替えに要する時間とに基づいて、前記印刷処理の開始時刻を設定する
ことを特徴とする実装システム。 - 前記制御装置は、段替え前最後の基板が、前記印刷機で印刷処理され、前記実装機に搬送され、前記実装機での実装処理がなされ、前記リフロー炉へ搬出され、前記リフロー炉での加熱処理が終了後、リフロー炉での段替えを開始するとともに、リフロー炉での段替えが終了する終了予定時刻から所定時間先行する時刻以降のタイミングで、印刷機における段替え後最初の基板を印刷するように、前記印刷処理の開始時刻を設定するとともに、この印刷処理の開始後前記所定時間内にリフロー炉に基板が到達するように、前記実装機での処理の開始時刻を設定する
ことを特徴とする請求項1記載の実装システム。 - 前記制御装置は、
前記印刷機、前記実装機および前記リフロー炉の各装置における各処理または段替えの終了時刻を、前記各装置における前記各処理または前記段替えの開始時刻に、前記各装置における前記各処理または前記段替えに要する時間を加算した時刻とし、
前記各装置における各処理または段替えの開始時刻を、自装置が前回処理した基板の処理または段替えの終了時刻、自装置の前工程の装置が現在処理中の基板の処理または段替えの終了時刻、および、自装置の後工程の装置が前回処理した基板の処理または段替えの開始時刻のうち最も遅い時刻とする
ことを特徴とする請求項1または2記載の実装システム。 - 前記制御装置は、前記印刷機、前記実装機および前記リフロー炉の各装置の内前記リフロー炉の直ぐ上流側の第1の装置の段替え開始時刻を、前記リフロー炉での段替えが終了する終了予定時刻から、前記第1の装置の処理時間および段替え予定時間とを差し引いた時刻、前記第1の装置における段替え前最後の基板への処理の終了予定時刻、および、それらの時刻の間の時刻のうちの何れかに設定し、
前記第1の装置の直ぐ上流側の第2の装置の段替え開示時刻を、設定された前記第1の装置の段替え開始時刻に前記第1の装置の段替え予定時間を加えた前記第1の装置の段替えが終了する終了予定時刻から前記第2の装置の処理時間及び段替え予定時間とを差し引いた時刻、第2の装置における段替え前最後の基板への処理の終了予定時刻、および、それらの時刻の間の時刻のうちの何れかに設定し、
前記印刷機における段替え開始時刻を、前記印刷機より直ぐ下流側の装置での段替えが終了する終了予定時刻から、前記印刷機の処理時間及び段替え予定時間とを差し引いた時刻、前記印刷機における段替え前最後の基板への処理の終了予定時刻、および、それらの時刻の間の時刻のうちの何れかに設定する
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の実装システム。 - 印刷機により基板に対してはんだを印刷する印刷ステップと、
この印刷ステップによって印刷が行われた基板に対して実装機により電子部品を実装する実装ステップと、
この実装ステップによって電子部品が実装された基板を加熱して前記はんだを溶かすことによりはんだ付けするリフローステップと、
前記印刷機が印刷を開始する時間を制御する制御ステップと
を有する実装方法であって、
前記制御ステップは、前記印刷機による印刷処理および前記実装機による実装処理に要する時間と、前記印刷機、前記実装機および前記リフロー炉の前記基板の生産品種の切り替えに伴う段替えに要する時間とに基づいて、前記印刷処理の開始時刻を設定する
ことを特徴とする実装方法。 - コンピュータに、
印刷機により基板に対してはんだを印刷する印刷ステップと、
この印刷ステップによって印刷が行われた基板に対して実装機により電子部品を実装する実装ステップと、
この実装ステップによって電子部品が実装された基板を加熱して前記はんだを溶かすことによりはんだ付けするリフローステップと、
前記印刷機が印刷を開始する時間を制御する制御ステップと
を実行させる実装プログラムであって、
前記制御ステップは、前記印刷機による印刷処理および前記実装機による実装処理に要する時間と、前記印刷機、前記実装機および前記リフロー炉の前記基板の生産品種の切り替えに伴う段替えに要する時間とに基づいて、前記印刷処理の開始時刻を設定する
ことを特徴とする実装プログラム。 - 請求項6に記載の実装プログラムを記録した記録媒体。
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