JP2007079157A - 画像表示装置及び撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1つの画像を表示するための表示面積の大型化及び装置サイズの小型化を両立することのできる画像表示装置及び撮影装置を得る。
【解決手段】 LCD(液晶ディスプレイ)38A及びLCD38Bの各々の表示面が同一の方向を向き、かつ露出される第1状態((C)及び(D)に示される状態)と、LCD38A及びLCD38Bの各々の表示面が平行に重ね合わされる第2状態((A)及び(B)に示される状態)の何れか一方の状態に切り換え可能とし、前記第1状態に切り換えられているときで画像を表示するときには、1つの画像が露出されている表示面(LCD38A及びLCD38Bの各々の表示面)に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置及び撮影装置に係り、特に、複数の表示手段を備えた画像表示装置及び撮影装置に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)エリアセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージ・センサ等の撮像素子の高解像度化に伴い、デジタルカメラ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant,携帯情報端末)等の撮影機能を有する携帯型の情報機器の需要が急増している。そして、この種の情報機器には、撮影された画像やメニュー画面、文字情報等を表示するための液晶ディスプレイ等の表示装置を備えているものが多い。
その一方で、この種の情報機器では多機能化が進んでおり、上記表示装置による表示内容も多岐に亘るため、同時に表示したい情報も以前に比べて多くなってきている。
しかしながら、携帯型の情報機器では、その携帯性を維持するために表示装置による表示面積を大きくするには限界があり、当該表示面積が必ずしも十分とは限らなかった。
この問題を解決するために適用できる従来の技術として、特許文献1には、操作性を損なうことなく情報量の多いデータやメッセージ等を大きな画面のディスプレイに表示することのできる携帯電話機を提供することを目的として、筐体の表面に少なくともディスプレイと複数個の操作ボタンが配置された携帯電話機において、筐体のディスプレイを遮蔽し、或いは露出させる蓋体を筐体に開閉自在に付設し、蓋体の表面及び裏面にそれぞれディスプレイを設けた技術が開示されている。この技術によれば、蓋体を筐体のディスプレイを露出させた状態(以下、「開状態」という。)とした際に、筐体に設けられたディスプレイと、蓋体の裏面に設けられたディスプレイとを同時に参照することが可能となるため、この際の全体としての表示面積を広くすることができる。
特開2003−8714公報
ところで、前述したような撮影機能を有する携帯型の情報機器では、撮影によって得られた画像を搭載されている表示装置によって出来る限り大きく表示したい、という要望が多い。
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術では、蓋体を開状態として撮影画像等の画像を表示する際には、当該画像を筐体に設けられたディスプレイと蓋体の裏面に設けられたディスプレイの何れか一方のみに表示するものとされているため、1つの画像を表示するための表示面積を大きくすることができない、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、1つの画像を表示するための表示面積の大型化及び装置サイズの小型化を両立することのできる画像表示装置及び撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像表示装置は、複数の表示手段と、各々前記複数の表示手段の何れか1つが配設された複数の筐体と、前記複数の表示手段の少なくとも2つの表示面が同一の方向を向き、かつ露出される第1状態と前記複数の表示手段の各々の表示面が平行に重ね合わされる第2状態の何れか一方の状態に切り換える切換手段と、前記切換手段によって前記第1状態に切り換えられているときで画像を表示するとき、1つの画像が露出されている表示面の複数に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御する表示制御手段と、を備えている。
本発明の画像表示装置には、複数の表示手段が各々筐体に配設された状態で設けられており、切換手段により、前記複数の表示手段の少なくとも2つの表示面が同一の方向を向き、かつ露出される第1状態と前記複数の表示手段の各々の表示面が平行に重ね合わされる第2状態の何れか一方の状態に切り換えられる。なお、上記表示手段には、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTディスプレイ等の各種ディスプレイが含まれる。
ここで、本発明では、前記切換手段によって前記第1状態に切り換えられているときで画像を表示するとき、表示制御手段により、1つの画像が露出されている表示面の複数に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御される。
このように、本発明の画像表示装置によれば、複数の表示手段の少なくとも2つの表示面が同一の方向を向き、かつ露出される第1状態と前記複数の表示手段の各々の表示面が平行に重ね合わされる第2状態の何れか一方の状態に切り換え可能とし、前記第1状態に切り換えられているときで画像を表示するときには、1つの画像が露出されている表示面の複数に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御しているので、1つの画像を表示するための表示面積の大型化及び装置サイズの小型化を両立することができる。
なお、本発明は、前記切換手段を、隣接する前記筐体の端部間に介在されたヒンジにより構成するものとしてもよい。
また、本発明は、前記切換手段による切り換え状態に応じて動作モードを切り換える動作切換手段を更に備えてもよい。
また、本発明の前記表示制御手段は、前記切換手段によって前記第2状態に切り換えられているときで、かつ前記複数の表示手段の少なくとも1つの表示面が露出されているとき、露出されている表示面の1つのみにより画像を表示するように制御するものとしてもよい。
更に、本発明の前記表示制御手段は、前記切換手段によって前記第2状態に切り換えられているときで、かつ前記複数の表示手段における少なくとも2つの表示面が互いに反対方向を向くように露出されているとき、当該露出されている表示面により同一の画像を表示するように制御するものとしてもよい。
一方、上記目的を達成するために、本発明の撮影装置は、本発明の画像表示装置と、前記画像表示装置に備えられた複数の表示手段により表示する画像を示す画像データを撮像によって取得する撮像手段と、を備えている。
従って、本発明の撮影装置は、本発明の画像表示装置と同様に作用するので、当該画像表示装置と同様に、1つの画像を表示するための表示面積の大型化及び装置サイズの小型化を両立することができる。なお、上記撮像手段には、CCDエリアセンサ、CMOSイメージ・センサ等の固体撮像素子が含まれる。
本発明によれば、複数の表示手段の少なくとも2つの表示面が同一の方向を向き、かつ露出される第1状態と前記複数の表示手段の各々の表示面が平行に重ね合わされる第2状態の何れか一方の状態に切り換え可能とし、前記第1状態に切り換えられているときで画像を表示するときには、1つの画像が露出されている表示面の複数に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御しているので、1つの画像を表示するための表示面積の大型化及び装置サイズの小型化を両立することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明を、静止画像の撮影を行うデジタル電子スチルカメラ(以下、「デジタルカメラ」という。)に適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
図1(A)及び図1(B)に示すように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、2つの液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38A及び38Bが備えられている。LCD38Aは第1筐体60の表面に配設されており、LCD38Bは第2筐体62の表面に配設されている。なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、LCD38A及びLCD38Bとして、各々の表示面における表示領域のアスペクト比が4:3とされたものを適用している。
ここで、第1筐体60と第2筐体62の端部間にはヒンジ64が介在されており、第1筐体60と第2筐体62は、ヒンジ64の軸心Cを回転中心として、第1筐体60と第2筐体62の裏面同士が対向する状態(図1(A)、図1(B)に示される状態であり、以下では「閉状態」という。)と、第1筐体60と第2筐体62がヒンジ64の軸心Cを中心として平面状に並ぶ状態(図1(C)、図1(D)に示される状態であり、以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、第1筐体60及び第2筐体62が開状態とされている際にLCD38A及びLCD38Bの互いに隣接する端辺が極力近接されるように、LCD38A及びLCD38Bが、各々が配設される筐体のヒンジ64取り付け側端部に接近させた状態で各筐体に配設されている。
一方、デジタルカメラ10の正面には被写体像を結像させるためのレンズ21が設けられており、デジタルカメラ10の上面には撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズスイッチ(所謂シャッター)56Aが設けられている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズスイッチ56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズスイッチ56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、図1(D)に示すように、デジタルカメラ10の第1筐体60の閉状態時に第2筐体62と当接する面(裏面)のヒンジ64の近傍には、閉状態となっているときにオン状態となり、他の状態となっているときにオフ状態となるスイッチ(ここでは、マイクロ・スイッチ)により構成された開閉検知部44が設けられている。
なお、デジタルカメラ10には、撮影を行うモードである撮影モード及び被写体像をLCDに再生表示するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際に操作されるモード切換スイッチ、メニュー画面を表示させるときに押圧操作されるメニュースイッチ、電源スイッチ等の各種スイッチ類や、撮影時に必要に応じて被写体に照射する光を発するストロボ、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ等のデジタルカメラが備えているべき基本的なものが設けられているが、本発明に直接関係するものではないため、ここでの図示及び詳細な説明は省略する。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の要部構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、被写体像やメニュー画面等をLCD38A及びLCD38Bに表示させるための信号を生成してLCD38A及びLCD38Bに供給するLCDインタフェース36と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を一時的に記憶するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路54と、を含んで構成されている。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてフラッシュ・メモリ(Flash Memory)が用いられ、メモリカード52としてスマートメディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース36、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50及び圧縮・伸張処理回路54はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸張処理回路54の作動の制御、LCD38A及びLCD38Bに対するLCDインタフェース36を介した各種情報の表示、メモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46ないし外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。
すなわち、本実施の形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
また、前述の開閉検知部44はCPU40に接続されており、CPU40は、開閉検知部44を構成するスイッチのオン・オフ状態を検知することができる結果、第1筐体60と第2筐体62が閉状態となっているか否かを常時把握することができる。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、部品点数を極力抑えるため、開閉検知部44を単一のスイッチにて構成し、当該スイッチがオン状態となっている場合に閉状態となっているものと判断し、オフ状態となっている場合に開状態となっているものと判断しているが、開状態となったことを検知するスイッチを開閉検知部44として更に設けてCPU40に接続し、CPU40により、当該スイッチのオン・オフ状態も検知することにより、閉状態となっているか否かと開状態となっているか否かを、双方とも高精度に判断することができるようにすることもできる。
更に、前述のレリーズスイッチ56A、電源スイッチ、モード切換スイッチ、メニュースイッチ等の各種スイッチ(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態も常時把握できる。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたR,G,B毎のデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行って8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した8ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD38Aは、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38Aをファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース36を介して順次LCD38Aに出力する。これによってLCD38Aにスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズスイッチ56Aがユーザによって半押し状態とされたタイミングで前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされたタイミングで、その時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路54によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52に電子化ファイル(画像ファイル)として記録する。
ところで、本実施の形態に係るデジタルカメラ10には、第1筐体60と第2筐体62の開閉状態に応じて動作モードを自動的に切り換える動作モード切換機能が搭載されており、当該機能はメニュースイッチを押圧操作することによってLCD38Aに表示されるメニュー画面上で実行を指示することができる。
次に、図3を参照して、動作モード切換機能を実行する際のデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図3は、動作モード切換機能の実行が指示された状態下で開閉検知部44のオン・オフ状態が切り換わった際にデジタルカメラ10のCPU40によって実行される画像表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48の所定領域に予め記憶されている。
まず、ステップ100では、開閉検知部44がオン状態からオフ状態に切り換わったか否かを判定し、肯定判定となった場合は第1筐体60と第2筐体62が開状態に移行したものと見なしてステップ102に移行する。
ステップ102では、動作モードを再生モードに移行させ、次のステップ104にて、LCD38A及びLCD38Bの双方に駆動用の電力を供給するように不図示の電力供給部を制御し、次のステップ106にて、それ以降、再生すべき画像がLCD38A及びLCD38Bの双方の表示面に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように設定し、その後に本画像表示処理プログラムを終了する。なお、本実施の形態に係る画像表示処理プログラムでは、上記ステップ106の処理による設定を、表示画像を拡大して表示するか否かを示すフラグを、拡大して表示することを示す状態に設定することにより行っているが、これに限るものでないことは言うまでもない。
一方、上記ステップ100において否定判定となった場合は、開閉検知部44がオフ状態からオン状態に切り換わって第1筐体60と第2筐体62が閉状態に移行したものと見なしてステップ108に移行し、動作モードを撮影モードに移行させた後、次のステップ110にて、LCDに対する駆動用の電力の供給として、デジタルカメラ10の背面側に位置されるLCD38Aのみに当該電力を供給するように不図示の電力供給部を制御し、次のステップ112にて、それ以降、スルー画像がLCD38Aのみの表示面に拡大することなく表示されるように設定し、その後に本画像表示処理プログラムを終了する。なお、本実施の形態に係る画像表示処理プログラムでは、上記ステップ112の処理による設定を、上記フラグを、拡大せずに表示することを示す状態に設定することにより行っているが、これに限るものでないことは言うまでもない。
なお、CPU40は、LCDによって画像を表示する際には上記フラグを参照し、当該フラグが拡大して表示することを示す状態となっている場合は表示画像がLCD38A及びLCD38Bの双方の表示面に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御し、当該フラグが拡大せずに表示することを示す状態となっている場合には表示画像がLCD38Aのみの表示面に拡大することなく表示されるように制御する。
図4には、以上の画像表示処理プログラムの実行に応じたLCDによる画像の表示状態例が示されている。なお、図4(A)は、上記フラグが拡大せずに表示することを示す状態に設定されている場合の表示状態例を示すものであり、図4(B)は、上記フラグが拡大して表示することを示す状態に設定されている場合の表示状態例を示すものである。
図4(A)に示すように、上記フラグが拡大せずに表示することを示す状態に設定されている場合は撮影モードに自動的に移行されている場合であり、スルー画像がLCD38Aのみによって拡大されることなく表示される。
これに対し、図4(B)に示すように、上記フラグが拡大して表示することを示す状態となっている場合は再生モードに移行されている場合であり、再生画像がLCD38A及びLCD38Bの双方の表示面に跨って表示されるように当該画像が拡大されて表示される。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、複数の表示手段(ここでは、LCD38A及びLCD38B)の少なくとも2つの表示面が同一の方向を向き、かつ露出される第1状態(ここでは、開状態)と前記複数の表示手段の各々の表示面が平行に重ね合わされる第2状態(ここでは、閉状態)の何れか一方の状態に切り換え可能とし、前記第1状態に切り換えられているときで画像を表示するときには、1つの画像が露出されている表示面の複数に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御しているので、1つの画像を表示するための表示面積の大型化及び装置サイズの小型化を両立することができる。
また、本実施の形態では、前記第1状態と前記第2状態の何れか一方の状態に切り換える切換手段を、隣接する筐体(ここでは、第1筐体60と第2筐体62)の端部間に介在されたヒンジ(ここでは、ヒンジ64)により構成しているので、当該手段を簡易に構成することができる。
また、本実施の形態では、前記切換手段による切り換え状態に応じて動作モードを切り換えているので、当該動作モードの切り換えを手動により行う場合に比較して、利便性を向上させることができる。
更に、本実施の形態では、前記切換手段によって前記第2状態に切り換えられているときで、かつ前記複数の表示手段の少なくとも1つの表示面が露出されているとき、露出されている表示面の1つ(ここでは、LCD38Aの表示面)のみにより画像を表示するように制御しているので、複数の表示面により画像を表示する場合に比較して、消費電力を低減することができる。
[第2の実施の形態]
上記第1の実施の形態では、動作モード切換機能による切り換え対象とする動作モードとして、再生モード及び撮影モードを適用した場合について説明したが、本第2の実施の形態では、動作モード切換機能による切り換え対象とする動作モードとして、デジタルカメラ10を通常の姿勢とした状態(レリーズスイッチ56Aが上面に位置される状態)で表示画像の上下方向が実際の上下方向に一致するように表示画像を表示する動作モード(以下、「縦表示モード」という。)と、デジタルカメラ10をレンズ21の光軸方向と直交する方向に90°回転させた状態(レリーズスイッチ56Aが側面に位置される状態)で表示画像の上下方向が実際の上下方向に一致するように表示画像を表示する動作モード(以下、「横表示モード」という。)と、を適用した場合の形態例について説明する。なお、本第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成は、上記第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10(図1、図2参照。)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図5を参照して、動作モード切換機能を実行する際の本第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図5は、動作モード切換機能の実行が指示された状態下で撮影モードに設定されていると共に開閉検知部44のオン・オフ状態が切り換わった際にデジタルカメラ10のCPU40によって実行される画像表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48の所定領域に予め記憶されている。
まず、ステップ200では、開閉検知部44がオン状態からオフ状態に切り換わったか否かを判定し、肯定判定となった場合は第1筐体60と第2筐体62が開状態に移行したものと見なしてステップ202に移行する。
ステップ202では、撮影画像のアスペクト比が3:2となるように設定し、次のステップ204にて、LCD38A及びLCD38Bの双方に駆動用の電力を供給するように不図示の電力供給部を制御し、更に次のステップ206にて、それ以降、表示すべき画像がLCD38A及びLCD38Bの双方の表示面に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように設定し、その後に本画像表示処理プログラムを終了する。なお、本実施の形態に係る画像表示処理プログラムでは、上記ステップ206の処理による設定を、スルー画像を拡大して表示するか否かを示すフラグを、拡大して表示することを示す状態に設定することにより行っているが、これに限るものでないことは言うまでもない。
以上のステップ202〜ステップ206の処理により、縦表示モードが設定されることになる。
一方、上記ステップ200において否定判定となった場合は、開閉検知部44がオフ状態からオン状態に切り換わって第1筐体60と第2筐体62が閉状態に移行したものと見なしてステップ208に移行し、撮影画像のアスペクト比が4:3となるように設定した後、次のステップ210にて、LCDに対する駆動用の電力の供給として、デジタルカメラ10の背面側に位置されるLCD38Aのみに当該電力を供給するように不図示の電力供給部を制御し、次のステップ212にて、それ以降、スルー画像がLCD38Aのみの表示面に拡大することなく表示されるように設定し、その後に本画像表示処理プログラムを終了する。なお、本実施の形態に係る画像表示処理プログラムでは、上記ステップ212の処理による設定を、上記フラグを、拡大せずに表示することを示す状態に設定することにより行っているが、これに限るものでないことは言うまでもない。
以上のステップ208〜ステップ212の処理により、横表示モードが設定されることになる。
なお、CPU40は、LCDによってスルー画像を表示する際には上記フラグを参照し、当該フラグが拡大して表示することを示す状態となっている場合はスルー画像がLCD38A及びLCD38Bの双方の表示面に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御し、当該フラグが拡大せずに表示することを示す状態となっている場合にはスルー画像がLCD38Aのみの表示面に拡大することなく表示されるように制御する。
従って、デジタルカメラ10のユーザは、撮影モードが設定されている状態下で、第1筐体60と第2筐体62を開状態として撮影を行う際には、一例として図6に示すように、デジタルカメラ10を所定方向(ここでは、右方向)に90°回転させた状態で使用する。
これにより、一例として図7に示すように、第1筐体60と第2筐体62が開状態とされた状態で撮影を行う際には、スルー画像がLCD38A及びLCD38Bに跨った状態で拡大されて表示されることになる。なお、第1筐体60と第2筐体62が閉状態とされた状態で撮影を行う際のLCD38Aによって表示されるスルー画像は、一例として図4(A)に示したようなものとなる。
本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
[第3の実施の形態]
上記第1の実施の形態では、第1筐体60と第2筐体62が閉状態に移行した際にLCD38Aのみによってスルー画像を表示する場合の形態例について説明したが、本第3の実施の形態では、閉状態に移行した際にLCD38A及びLCD38Bの双方によって同一のスルー画像を表示する場合の形態例について説明する。なお、本第3の実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成は、上記第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10(図1、図2参照。)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以下、図8を参照して、動作モード切換機能を実行する際の本第3の実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図8は、動作モード切換機能の実行が指示された状態下で開閉検知部44のオン・オフ状態が切り換わった際にデジタルカメラ10のCPU40によって実行される画像表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48の所定領域に予め記憶されている。また、図8の図3と同一の処理を行うステップには図3と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
同図のステップ110’では、LCD38A及びLCD38Bの双方に駆動用の電力を供給するように不図示の電力供給部を制御し、次のステップ112’にて、それ以降、同一のスルー画像がLCD38A及びLCD38Bの双方の表示面に拡大することなく表示されるように設定し、その後に本画像表示処理プログラムを終了する。なお、本実施の形態に係る画像表示処理プログラムでは、上記ステップ112’の処理による設定を、表示画像を拡大して表示するか否かを示すフラグを、拡大せずに表示することを示す状態に設定することにより行っているが、これに限るものでないことは言うまでもない。
なお、CPU40は、LCDによって画像を表示する際には上記フラグを参照し、当該フラグが拡大して表示することを示す状態となっている場合は上記第1の実施の形態と同様に表示画像がLCD38A及びLCD38Bの双方の表示面に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御し、当該フラグが拡大せずに表示することを示す状態となっている場合には同一のスルー画像がLCD38A及びLCD38Bの双方の表示面に拡大することなく表示されるように制御する。
本実施の形態では、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができると共に、前記切換手段によって前記第2状態に切り換えられているときで、かつ前記複数の表示手段における少なくとも2つの表示面(ここでは、LCD38A及びLCD38Bの各々の表示面)が互いに反対方向を向くように露出されているとき、当該露出されている表示面により同一の画像を表示するように制御しているので、撮影者と被撮影者の双方で撮影画像(撮影画角)を確認することができ、利便性を向上させることができる。
なお、上記各実施の形態では、本発明の複数の表示手段として2つのLCD38A及びLCD38Bを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、本発明の複数の表示手段として3つ以上の表示手段を適用する形態とすることもできることは言うまでもない。
図9には、本発明の複数の表示手段として、LCD38A、LCD38B、LCD38Cの3つのLCDを適用した場合のデジタルカメラの構成例が示されている。なお、同図では、レンズ、各種スイッチ類等の図示を省略している。
すなわち、同図に示すように、このデジタルカメラは、3つのLCD38A、LCD38B、及びLCD38Cが備えられている。LCD38Aは第1筐体66Aの表面に配設されており、LCD38Bは第2筐体66Bの表面に配設されており、LCD38Cは第3筐体66Cの表面に配設されている。
ここで、第1筐体66Aと第2筐体66Bの端部間にはヒンジ64Aが介在されており、第1筐体66Aと第2筐体66Bは、ヒンジ64Aの軸心を回転中心として、第1筐体66Aと第2筐体66Bの裏面同士が対向する状態(図示省略。以下では「閉状態」という。)と、第1筐体66Aと第2筐体66Bがヒンジ64Aの軸心を中心として平面状に並ぶ状態(図9に示される状態であり、以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。
同様に、第1筐体66Aと第3筐体66Cの端部間にはヒンジ64Bが介在されており、第1筐体66Aと第3筐体66Cは、ヒンジ64Bの軸心を回転中心として、第1筐体66Aと第3筐体66Cの裏面同士が対向する状態(図示省略。以下では「閉状態」という。)と、第1筐体66Aと第3筐体66Cがヒンジ64Bの軸心を中心として平面状に並ぶ状態(図9に示される状態であり、以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。
なお、この場合、第1筐体66Aと第2筐体66B、及び第1筐体66Aと第3筐体66Cが双方とも開状態となっているときには、必ずしも表示画像をLCD38A〜LCD38Cの全ての表示面に跨らせる必要はなく、LCD38AとLCD38Bの2つの表示面、及びLCD38AとLCD38Cの2つの表示面の少なくとも一方に跨らせるように拡大表示することによって本発明の効果を得ることができる。
一方、図10には、本発明の複数の表示手段として、LCD38A、LCD38B、LCD38C、LCD38Dの4つのLCDを適用した場合のデジタルカメラの構成例が示されている。なお、同図では当該デジタルカメラの上面図が示されている。また、同図でも、レンズ、各種スイッチ類等の図示を省略している。
すなわち、図10(B)に示すように、このデジタルカメラは、4つのLCD38A、LCD38B、LCD38C、及びLCD38Dが備えられている。LCD38Aは第1筐体66Aの表面に配設されており、LCD38Bは第2筐体66Bの表面に配設されており、LCD38Cは第3筐体66Cの表面に配設されており、LCD38Dは第4筐体66Dの表面に配設されている。
ここで、第1筐体66Aと第2筐体66Bの端部間にはヒンジ64Aが介在されており、第1筐体66Aと第2筐体66Bは、ヒンジ64Aの軸心を回転中心として、第1筐体66Aと第2筐体66Bの裏面同士が対向する状態(図10(A)に示される状態であり、以下では「閉状態」という。)と、第1筐体66Aと第2筐体66Bがヒンジ64Aの軸心を中心として平面状に並ぶ状態(図10(B)に示される状態であり、以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。
同様に、第2筐体66Bと第3筐体66Cの端部間にはヒンジ64Bが介在されており、第2筐体66Bと第3筐体66Cは、ヒンジ64Bの軸心を回転中心として、第2筐体66Bと第3筐体66Cの表面同士が対向する状態(図10(A)に示される状態であり、以下では「閉状態」という。)と、第2筐体66Bと第3筐体66Cがヒンジ64Bの軸心を中心として平面状に並ぶ状態(図10(B)に示される状態であり、以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。
更に、第3筐体66Cと第4筐体66Dの端部間にはヒンジ64Cが介在されており、第3筐体66Cと第4筐体66Dは、ヒンジ64Cの軸心を回転中心として、第3筐体66Cと第4筐体66Dの裏面同士が対向する状態(図10(A)に示される状態であり、以下では「閉状態」という。)と、第3筐体66Cと第4筐体66Dがヒンジ64Cの軸心を中心として平面状に並ぶ状態(図10(B)に示される状態であり、以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。
なお、この場合も、全ての筐体が開状態となっているときには、必ずしも表示画像をLCD38A〜LCD38Dの全ての表示面に跨らせる必要はなく、LCD38AとLCD38Bの2つの表示面、LCD38BとLCD38Cの2つの表示面、及びLCD38CとLCD38Dの2つの表示面の少なくとも一組に跨らせるように拡大表示することによって本発明の効果を得ることができる。
また、図11には、本発明の複数の表示手段として、LCD38A〜LCD38Dの4つのLCDを適用した場合のデジタルカメラの他の構成例が示されている。なお、同図でも、レンズ、各種スイッチ類等の図示を省略している。
すなわち、同図に示すように、このデジタルカメラは、4つのLCD38A、LCD38B、LCD38C、及びLCD38Dが備えられている。LCD38Aは第1筐体66Aの表面に配設されており、LCD38Bは第2筐体66Bの表面に配設されており、LCD38Cは第3筐体66Cの表面に配設されており、LCD38Dは第4筐体66Dの表面に配設されている。
ここで、第1筐体66Aと第2筐体66Bの端部間にはヒンジ64Aが介在されており、第1筐体66Aと第2筐体66Bは、ヒンジ64Aの軸心を回転中心として、第1筐体66Aと第2筐体66Bの裏面同士が対向する状態(図示省略。以下では「閉状態」という。)と、第1筐体66Aと第2筐体66Bがヒンジ64Aの軸心を中心として平面状に並ぶ状態(図11に示される状態であり、以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。
同様に、第2筐体66Bと第3筐体66Cの端部間にはヒンジ64Bが介在されており、第2筐体66Bと第3筐体66Cは、ヒンジ64Bの軸心を回転中心として、第2筐体66Bと第3筐体66Cの表面同士が対向する状態(図示省略。以下では「閉状態」という。)と、第2筐体66Bと第3筐体66Cがヒンジ64Bの軸心を中心として平面状に並ぶ状態(図11に示される状態であり、以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。
更に、第3筐体66Cと第4筐体66Dの端部間にはヒンジ64Cが介在されており、第3筐体66Cと第4筐体66Dは、ヒンジ64Cの軸心を回転中心として、第3筐体66Cと第4筐体66Dの裏面同士が対向する状態(図示省略。以下では「閉状態」という。)と、第3筐体66Cと第4筐体66Dがヒンジ64Cの軸心を中心として平面状に並ぶ状態(図11に示される状態であり、以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。
なお、この場合の図10に示したものとの相違点は、全ての筐体が開状態とされている場合において、図10に示したものが、各LCD38A〜LCD38Dが直線状に並ぶものとされているのに対して、図11に示したものが、各LCD38A〜LCD38Dが矩形状に並ぶものとされている点である。
この場合も、全ての筐体が開状態となっているときには、必ずしも表示画像をLCD38A〜LCD38Dの全ての表示面に跨らせる必要はなく、LCD38AとLCD38Bの2つの表示面、LCD38BとLCD38Cの2つの表示面、LCD38CとLCD38Dの2つの表示面、及びLCD38AとLCD38Dの2つの表示面の少なくとも一組に跨らせるように拡大表示することによって本発明の効果を得ることができる。
また、上記各実施の形態では、本発明の第1状態(閉状態)及び第2状態(開状態)を切り換える手段としてヒンジを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、当該手段としてスライド機構を適用する形態とすることもできる。
図12には、ヒンジ及びスライド機構を併用した場合のデジタルカメラの構成例及び第1状態から第2状態への移行時の状態推移例が示されている。
すなわち、同図に示すように、このデジタルカメラは、3つのLCD38A、LCD38B、及びLCD38Cが備えられている。LCD38Aは第1筐体66Aの表面に配設されており、LCD38Bは第2筐体66Bの表面に配設されており、LCD38Cは第3筐体66Cの表面に配設されている。
ここで、第1筐体66Aと第2筐体66Bの端部間にはヒンジ64Aが介在されており、第1筐体66Aと第2筐体66Bは、ヒンジ64Aの軸心を回転中心として、第1筐体66Aと第2筐体66Bの表面同士が対向する状態(以下では「閉状態」という。)と、第1筐体66Aと第2筐体66Bがヒンジ64Aの軸心を中心として略平面状に並ぶ状態(以下では「開状態」という。)との2つの状態の間で回動可能とされている。
一方、第2筐体66Bと第3筐体66Cの間には、第3筐体66Cを第2筐体66Bに対して同図矢印S方向に移動可能とするスライド機構(図示省略。)が介在されており、第2筐体66Bと第3筐体66Cは、第2筐体66Bの裏面と第3筐体66Cの表面が対向する状態(以下では「閉状態」という。)と、第2筐体66Bと第3筐体66Cが略平面状に並ぶ状態(以下では「開状態」という。)との2つの状態の間でスライド移動可能とされている。
なお、この場合も、全ての筐体が開状態となっているときには、必ずしも表示画像をLCD38A〜LCD38Cの全ての表示面に跨らせる必要はなく、LCD38AとLCD38Bの2つの表示面、及びLCD38BとLCD38Cの2つの表示面の少なくとも一方に跨らせるように拡大表示することによって本発明の効果を得ることができる。
その他、上記各実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成(図1,図2参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施の形態では、本発明の表示手段としてLCDを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTディスプレイ等の他のディスプレイを適用する形態とすることもできる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態において説明した各画像表示処理プログラムの処理の流れ(図3、図5、図8参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において示した各種表示画面の表示状態(図4及び図7参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
更に、上記各実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明は、PDA、携帯電話機、パーソナル・コンピュータ等、画像表示部を有する情報機器であれば如何なるものにでも適用できることは言うまでもない。
図13には、本発明を携帯電話機に適用した場合の、当該携帯電話機70の外観図の一例が示されている。
同図に示すように、この携帯電話機70には、把持部72に対して各種スイッチ類が設けられた操作部74が配設される一方、当該把持部72の上面に対して図9に示したデジタルカメラと同様のものが配設されている。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
実施の形態に係るデジタルカメラの外観を示す外観図であり、(A)は閉状態時の背面図であり、(B)は閉状態時の正面図であり、(C)は開状態時の背面図であり、(D)は開状態時の正面図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るデジタルカメラの表示画像の表示状態例を示す概略図である。 第2の実施の形態に係る画像表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る横表示モード設定時におけるデジタルカメラ10の使用状態(姿勢)の一例を示す外観図である。 第2の実施の形態に係るデジタルカメラの横表示モード設定時におけるスルー画像の表示状態例を示す概略図である。 第3の実施の形態に係る画像表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係るデジタルカメラの変形例を示す外観図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの他の変形例を示す外観図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの他の変形例を示す外観図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの他の変形例を示す外観図である。 本発明を携帯電話機に適用した場合の当該携帯電話機の外観例を示す外観図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
24 CCD(撮像手段)
38A,38B,38C,38D LCD(表示手段)
40 CPU(表示制御手段,動作切換手段)
48 メモリ
60 第1筐体(筐体)
62 第2筐体(筐体)
64 ヒンジ(切換手段)
64A ヒンジ(切換手段)
64B ヒンジ(切換手段)
64C ヒンジ(切換手段)
66A 第1筐体(筐体)
66B 第2筐体(筐体)
66C 第3筐体(筐体)
66D 第4筐体(筐体)

Claims (6)

  1. 複数の表示手段と、
    各々前記複数の表示手段の何れか1つが配設された複数の筐体と、
    前記複数の表示手段の少なくとも2つの表示面が同一の方向を向き、かつ露出される第1状態と前記複数の表示手段の各々の表示面が平行に重ね合わされる第2状態の何れか一方の状態に切り換える切換手段と、
    前記切換手段によって前記第1状態に切り換えられているときで画像を表示するとき、1つの画像が露出されている表示面の複数に跨って表示されるように当該画像を拡大して表示するように制御する表示制御手段と、
    を備えた画像表示装置。
  2. 前記切換手段を、隣接する前記筐体の端部間に介在されたヒンジにより構成した
    請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記切換手段による切り換え状態に応じて動作モードを切り換える動作切換手段
    を更に備えた請求項1又は請求項2記載の画像表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記切換手段によって前記第2状態に切り換えられているときで、かつ前記複数の表示手段の少なくとも1つの表示面が露出されているとき、露出されている表示面の1つのみにより画像を表示するように制御する
    請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像表示装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記切換手段によって前記第2状態に切り換えられているときで、かつ前記複数の表示手段における少なくとも2つの表示面が互いに反対方向を向くように露出されているとき、当該露出されている表示面により同一の画像を表示するように制御する
    請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像表示装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の画像表示装置と、
    前記画像表示装置に備えられた複数の表示手段により表示する画像を示す画像データを撮像によって取得する撮像手段と、
    を備えた撮影装置。
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