JP2007074550A - 撮影条件設定装置及び撮影条件設定方法と当該撮影条件設定装置を備えたカメラ - Google Patents

撮影条件設定装置及び撮影条件設定方法と当該撮影条件設定装置を備えたカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】シーン選択モードを少なくとも備える撮影条件設定装置において、シーン選択モードでの撮影に先立って撮影シーンの選択設定操作を迅速かつ確実におこない得るようにし容易に撮影条件を設定し得るようにした撮影条件設定装置及び撮影条件設定方法と当該撮影条件設定装置を備えたカメラを提供する。
【解決手段】撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択することで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定するシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備える撮影条件設定装置において、撮影対象となるイベントの種類を設定するイベント設定部10dと、イベント設定部によって設定されたイベント情報に応じて撮影シーンを選択させるための撮影シーン選択画面における複数の撮影シーンの表示順序を異ならせて表示させる表示制御部10cとを備えてなる。
【選択図】図2

Description

この発明は、撮影条件設定装置及び撮影条件設定方法と当該撮影条件設定装置を備えたカメラ、詳しくは被写体状況に応じて撮影条件を一括設定する撮影モードを有する撮影条件設定装置及び撮影条件設定方法と当該撮影条件設定装置を備えたカメラに関するものである。
従来より、被写体像を光電変換する撮像素子等を備え、これにより取得された画像信号をデジタルデータとして所定の記録媒体に記録し得るように構成されるデジタルカメラ等(以下、単にカメラ等という)が広く普及している。
このような従来のカメラ等を用いて撮影動作をおこなうことにより、良好で高画質な画像を表わす画像データを取得するためには、撮影対象となる被写体の条件や撮影する周囲の環境条件等に応じて撮影動作に関する各種の設定が適切なものとなるように、予め撮影動作に先立って設定しておく必要がある。
従来のカメラ等においては、さまざまな被写体の状況に対応し得るように、各種の設定項目が設けられている。例えば、シャッター速度値や絞り値,露出補正値,ISO感度(ISO speed)等の露出制御に関する設定項目や、ホワイトバランス(WB)に関する設定項目や、コントラストやシャープネス等の画質調整処理に関する設定項目や、画像サイズやデータ圧縮処理等の画像データ記録処理に関する設定項目等等、各種の設定項目が多数あげられる。
従来のカメラ等を用いて撮影動作をおこなうのに際しては、その使用者は、上述のような各種の設定項目について、その技術的な意味を充分に理解した上で、その場の状況に応じた適切な設定をおこなうことが、高画質の画像を撮影する上で理想的なことである。
しかしながら、撮影者、特に写真撮影に関しての初心者等にとっては、各種の設定項目において使用されるさまざまな専門的または技術的名称等に馴染みのない用語が多くあることから、これら専門的な知識に不慣れな使用者等が、被写体の条件等に応じて各種の設定項目について最適な設定を確実におこなうことは、困難な操作の一つとなっている。
そこで、従来のカメラにおいては、撮影動作時の態様(撮影モードという)の一つとして、撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを表わす項目を選択することで撮影対象の状況に応じて最適となる撮影条件(複数の設定項目についての各種設定値等)を一括して自動的に設定することができるようにしたいわゆるシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備えるものがある。
このシーン選択モードは、撮影条件の全てが自動的に設定されるいわゆる自動(オート)撮影モードと、撮影条件の略全てを撮影者自身が任意に設定し得るようにした手動(マニュアル)撮影モードとの中間的な撮影モードである。
つまり、このシーン選択モードにおいては、各種の撮影環境や被写体状況を考慮したさまざまな撮影シーンを想定し、各撮影シーン毎に最適となる各種設定値等(撮影条件;シーンデータ)を予め用意しておき、使用者は撮影動作に先立って、撮影動作をおこなおうとする被写体状況に応じて、予め用意されている複数の撮影シーンのうちから一つを選択指定すると、これに応じて各種の設定値等がカメラ内部において自動的に設定されるようになっている。
なお、各撮影シーンに対しては、それぞれの撮影環境や被写体状況を容易に表わす名称を附している。例えば、ポートレイト,風景,夜景,夜景&人物,自分撮り,記念撮影,打ち上げ花火,スポーツ,マクロ,ビーチ&スノー,キャンドル,夕陽,ハイキー,ドキュメント等等の如しである。
このようなシーン選択モードを備えたカメラについては、従来より、例えば特開2001−352485号公報や特開2005−130184号公報等によって種々の提案がなされている。
特開2001−352485号公報によって開示されている手段は、シーン選択モードを用いて一連の撮影動作をおこなう際に、被写体状況が変化する複数のイベント(行事)の進行状況を考慮して、事前に各イベントに応じた撮影シーンの順序や時間等をプログラムしておき、このプログラムにしたがって各撮影シーンに応じた各種設定値等が自動的に切り換わるようにするというものである。
また、特開2005−130184号公報によって開示されている手段は、撮影状況(日付情報,時刻情報,地図情報等)や周囲の明るさ情報に基づいて、その条件に適合するような撮影シーンを優先的に表示させ、多数の撮影シーンの中から希望する撮影シーンを簡単に選択できるようにしている。
特開2001−352485号公報 特開2005−130184号公報
このようにシーン選択モードを備えた従来のカメラにおいては、さまざまな撮影状況に応じて常に良好な撮影画像を得るためには、より多くの撮影シーンを用意するのが望ましい。
ところが、予め用意する撮影シーン数を多くすればする程、撮影に先立って所望の撮影シーンを選択する操作に手間と時間がかかってしまうという問題点が生じる。
また、上記特開2001−352485号公報に開示されている手段によれば、撮影動作の一連の流れを考慮して、事前にプログラムを作成しておく必要があることから、その手間が煩雑となってしまうという問題点がある。これと共に、撮影動作の対象となる一連のイベント進行中に例えば何らかのトラブル等が発生することも考えられる。このような場合には、事前に作成したプログラムの一連の流れと、実際のイベントの一連の流れに食い違いが生じてしまうことになり、よってプログラムが全く無意味になってしまうことにもなりかねない。
一方、特開2005−130184号公報によって開示されている手段によれば、その撮影状況に適合した撮影シーンを常に確実に選択し得るとは考えにくい。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択することで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定するシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備える撮影条件設定装置において、シーン選択モードにおいて撮影をおこなうのに先立って、撮影状況に応じた撮影シーンを選択設定する操作を迅速かつ確実におこない得るようにすることで、容易に撮影条件を設定することのできる撮影条件設定装置及び撮影条件設定方法と当該撮影条件設定装置を備えたカメラを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による撮影条件設定装置は、撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択することで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定するシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備える撮影条件設定装置において、撮影対象となるイベントの種類を設定するイベント設定部と、上記イベント設定部によって設定されたイベント情報に応じて撮影シーンを選択させるための撮影シーン選択画面における複数の撮影シーンの表示順序を異ならせて表示させる表示制御部とを備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択することで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定するシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備える撮影条件設定装置において、シーン選択モードにおいて撮影をおこなうのに先立って、撮影状況に応じた撮影シーンを選択設定する操作を迅速かつ確実におこない得るようにすることで、容易に撮影条件を設定することのできる撮影条件設定装置及び撮影条件設定方法と当該撮影条件設定装置を備えたカメラを提供することができる。
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
本発明の一実施形態は、デジタルカメラ(以下、単にカメラという)に具備される撮影条件設定装置と、この撮影条件設定装置によって実行される撮影条件設定方法とを例に挙げて説明するものである。
図1は、本発明の一実施形態の撮影条件設定装置を備えたカメラの外観を背面側から見た斜視図である。図2は、図1のカメラにおいて主に電気的な内部構成の概略を示すブロック構成図である。なお、図2においては、本実施形態の撮影条件設定装置に直接関連する主な構成部材についてのみ図示している。
図3は、図1のカメラにおいて実行し得る動作モードの主要な構成を示す図である。図4は、図1のカメラのROMに予め格納されている撮影シーンの表示順序データを示す図表である。図5は、図1のカメラにおいて予め用意されている複数の撮影シーンのうち代表的な撮影シーンと対応する各種設定値等(撮影条件)を示す図表である。
図6,図7,図8は、図1のカメラにおけるイベント選択メニューの表示画面の例示であって、各所定の操作をおこなった際の表示の変化をそれぞれ示すものである。図9,図10は、図1のカメラにおけるシーン選択メニューの表示画面の例示である。このうち、図9は通常設定時におけるシーン選択メニューの表示例を示している。図10は選択イベントとして「運動会」を選択した場合のシーン選択メニューの表示例を示している。
図11,図12,図13は、図1のカメラの作用を示すフローチャートである。このうち、図11はシーン選択モードにおいて、所望のイベント及び撮影シーンを選択する際の操作によってなされる制御処理の流れを示すフローチャートである。図12は、図11のイベント選択メニュー処理の流れを示すフローチャートである。図13は、図11のシーン選択メニュー処理の流れを示すフローチャートである。
まず、本実施形態の撮影条件設定装置を備えたカメラの概略的な構成を、図1,図2によって、以下に説明する。
本実施形態の撮影条件設定装置を備えたカメラ1は、図1に示すように、カメラ本体の背面側に画像を表示するための表示画面を外部に向けて配設される表示装置17と、カメラ本体の背面に向かって右寄りの領域の所定の部位にそれぞれ配設される各種の操作部材、例えばズームレバー42,上下左右方向指示ボタン43,決定ボタン(OKボタン)44,メニュー表示ボタン45等と、カメラ本体の上面側右寄りの所定の部位に配設され撮影動作を指示する操作部材であるシャッターレリースボタン41等を有して構成されている。
表示装置17は、当該カメラ1が撮影動作モードにあるときには、後述する撮像素子12(図2参照)からの信号を受けて被写体画像を表示することで電子ファインダーとしての役目をするものである。その一方で、同表示装置17は、当該カメラ1が再生動作モードにあるときには、記録媒体(後述の画像保存メモリ18。図2参照)に記録されている撮影取得済みの画像データに基づいて対応する画像や関連情報等や当該カメラ1の各種の設定をおこなう設定画面であるメニュー表示等を表示する画像表示装置としての役目をするものである。当該表示装置17としては、例えば液晶表示装置(LCD)等が適用される。
ズームレバー42は、TボタンとWボタンとの一対の操作部材によって形成される操作部材である。ズームレバー42は、当該カメラ1が撮影動作モードにあるときには、後述する撮影レンズ11(図2参照)の変倍動作をおこなう際に用いられ、Tボタンを操作することによって撮影レンズ11を長焦点(望遠)側に向けて、Wボタンを操作することによって撮影レンズ11を短焦点(広角)側に向けて変倍動作をおこなうことができるようになっている。また、ズームレバー42は、当該カメラ1が再生動作モードにあるときには、表示画面に表示中の再生画像の切り換え操作をおこなう際に用いられる。即ち、ズームレバー42のTボタン及びWボタンの各操作によって、インデックス表示動作時におけるインデックス表示と1コマ再生表示との切り換え操作をおこなったり、1コマ再生動作時における画像の拡大表示と縮小表示の切り換え操作等をおこなうことができるようになっている。
上下左右方向指示ボタン43は、上方向指示ボタンであるUボタン43aと、下方向指示ボタンであるDボタン43bと、左方向指示ボタンであるLボタン43cと、右方向指示ボタンであるRボタン43dとによって構成される。この上下左右方向指示ボタン43は、当該カメラ1が再生動作モードにあるときには、画像の選択をおこなう操作部材としての役目をするものである。また、メニュー表示動作時には、各メニュー項目の選択操作等のために用いられる。
決定ボタン44は、上述の上下左右方向指示ボタン43等の操作部材を操作したことにより選択される項目等を決定する際に操作する操作部材である。
メニュー表示ボタン45は、当該カメラ1における各種の設定をおこなうための設定画面(メインメニュー画面)を呼び出す操作部材である。例えば、当該カメラ1が撮影動作状態にあるときにメニュー表示ボタン45を操作することで撮影動作時に関連する設定項目の一覧を表示するメインメニュー画面が表示されるようになっている。
そして、このメインメニュー画面において、上述の上下左右方向指示ボタン43及び決定ボタン44を用いて所定の操作をおこなうことで、当該メニュー項目のうち後述するイベント選択画面であるイベント選択メニュー画面(図6〜図8参照)等を呼び出すことができるようになっている。なお、この場合における操作作用の詳細は後述する。
次に、カメラ1の主な内部構成は、図2に示すように、制御部であるCPU10と、光学レンズ等からなる撮影レンズ11と、光電変換処理をおこなうCCD等の撮像素子12と、所定の信号処理をおこないデジタル画像信号を出力する撮像部13と、この撮像部13からの出力信号(デジタル画像信号)を受けて一時的に記憶する画像バッファメモリ14と、この画像バッファメモリ14に一時的に記憶されているデジタル画像信号を読み込んで所定の画像信号処理をおこなう画像処理部15と、表示装置の一部を構成し表示画面等を有する表示部17aと、この表示部17aの駆動制御をおこなう表示駆動部16と、所定の記録形式の画像データを保存記憶する記録媒体である画像保存メモリ18と、画像信号の圧縮処理及び伸張処理をおこなう圧縮伸長部19と、閃光発光装置であるフラッシュ部20と、各種のプログラムやデータ等が予め格納されているロム(ROM)21と、上記各種の操作部材に連動する操作部22等によって主に構成されている。
CPU10は、撮像素子12,撮像部13,画像バッファメモリ14,画像処理部15,表示駆動部16,表示部17a,画像保存メモリ18,圧縮伸長部19,フラッシュ部20,ROM21,操作部22等の各構成部材との間において、直接的または間接的に信号線によって電気的に接続されている。
CPU10は、上記各種の操作部材等に連動する操作部22からの指示信号を受けて各種の動作指示信号を発生させて各構成部材の駆動制御をおこなう等、当該カメラ1の動作を全体的に制御する制御部である。
CPU10は、操作部22からの指示信号を受けて各種の設定値等(以下、撮影条件という)の設定制御をおこなう撮影条件設定装置10bと、計時をおこなうタイマー10a等を含んで構成されている。
CPU10の撮影条件設定装置10bは、ROM21に格納されたプログラムをCPU10が実行することにより実現される機能部であって、撮影条件設定動作時においてイベント選択メニューやシーン選択メニュー等の表示制御をおこなう表示制御部10cと、使用者の操作指示によって選択されるイベント項目についての情報を受けて撮影対象となるイベントの種類を設定するイベント設定部10dと、このイベント設定部10dによって設定されたイベント情報に応じてそれぞれ用意される複数の撮影シーンのうちから推奨する撮影シーンを決定する推奨シーン決定部10e等、各機能部を有して構成されている。
表示制御部10cによる表示制御は、例えばイベント設定部10dによって設定されたイベント情報に応じて撮影シーンを選択させるための撮影シーン選択画面(後述するシーン選択メニュー画面。図9,図10参照)における撮影シーンの表示順序を異ならせて表示させる等の表示制御をおこなう。
圧縮伸長部19は、画像処理部15からの出力信号を受けて、これに対して所定の圧縮処理を施して画像保存メモリ18に記録するのに最適な形態の画像データを生成したり、画像保存メモリ18に記録済みの画像データを読み込んで、これに対して伸張処理を施して、当該カメラ1の内部で取り扱い得る画像信号に復元する等の信号処理をおこなう回路部である。
ROM21には、例えば各イベントに対応する撮影シーン表示順序データ(図4参照)や、各種の撮影シーンにそれぞれ対応する各種の撮影条件等に関するデータ(図5参照)や、各撮影シーンを表わす画像データ(記号,数値,言語等を示すアイコンデータ等)及びテキストデータや、各種の制御プログラム等が予め格納されている。このROM21は、EEPROM等の書き換え可能な半導体メモリを用いることによって、必要に応じて任意に所望のデータ等を追加することもできる。
上記操作部22は、例えば上述のシャッターレリースボタン41やズームレバー42や上下左右方向指示ボタン43や決定ボタン44やメニュー表示ボタン45等のほかに、図示は省略しているが、例えば電源オンオフボタンや撮影モード選択切換操作部材や撮影再生動作切換ボタンや閃光モード設定ボタンや画像消去ボタン等等、各種の操作部材に対応するスイッチ等によって構成される。
このうち、例えば撮影モード選択切換操作部材は、後述するように複数用意される撮影モード(図3参照)を選択するために設けられる操作部材である。
表示部17aは、表示駆動部16からの出力を受けて画像を表示したり、当該カメラ1における各種の設定画面(メニュー画面等)等や設定されている撮影条件等に関する条件情報等を表示するものである。
表示駆動部16は、表示部17aを用いて表示するのに最適な形態の再生用の画像データを生成する画像信号処理をおこなったり、CPU20によってROM21から読み出されたデータ等に基づく情報を表示部17aの表示画面上に表示するための表示処理等をおこなう回路部である。
このように構成されるカメラ1において、本実施形態の撮影条件設定装置の作用を、図3〜図10及び図11,図12,図13のフローチャートを用いて、以下に説明する。
まず、当該カメラ1の動作形態(動作モード)の主要となる構成は、図3に示すようになっている。即ち、本カメラ1の動作形態は、主に撮影動作モードと再生動作モードの二つに大別される。このうち、撮影動作モードには、静止画像を撮影する静止画撮影モードと、動画像を撮影する動画撮影モードとがある。
静止画撮影モードにおいては、各種の撮影条件の設定手段の違いによって、複数の撮影モードが用意される。この場合において、例えば予め決められたプログラムラインに対応する撮影条件が測光値等に基づいて設定され、その設定に基づいて露出制御が実行されるプログラム(撮影)モードや、設定可能な撮影条件のうちの多くの設定を使用者が任意に設定し、その設定に基づいて露出値等が決定されるマニュアル(撮影)モードや、想定される各種の撮影シーンに応じて一群の撮影条件を予め用意しておき使用者が所望の撮影シーンを選択操作することで所望の撮影シーンに応じた一群の撮影条件が一括して自動的に設定されるシーン選択モードや、このほかに、図3には図示していないが、使用者により任意に設定され絞り値に応じて露出制御等が実行される絞り優先自動露出制御モードや、同様に図示していないが使用者により任意に設定されるシャッター速度値に応じて露出制御等が実行されるシャッター速度優先自動露出制御モード等がある。
このうち本発明に関わる撮影モードは、シーン選択モードである。
このシーン選択モードは、撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択することで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定する撮影モードの一つとしても備わっているものである。
当該シーン選択モードにおいて用意されている撮影シーンとしては、例えばポートレート,風景,記念撮影,夜景,スポーツ,室内撮影,キャンドル等等である。
ここで、図5に示すように代表的な撮影シーンと各場合の特徴的な撮影条件についての設定例について、以下にいくつか例示する。
例えば撮影シーンとして「ポートレート」を選択したときには、色調整処理を肌色に最適となる処理と共に、絞り値を開放状態とする露出制御がなされるよう撮影条件が設定される。
また、撮影シーンとして「風景」を選択したときには、シャープネスを高めとする画像処理がおこなわれるよう撮影条件が設定される。
撮影シーンとして「記念撮影」を選択したときには、絞り値が大きく(つまり絞り込む方向と)なるように露出制御がなされるよう撮影条件が設定される。
撮影シーンとして「夜景」を選択したときには、ISO感度が高めに設定され、かつノイズリダクション機能をオン設定とする等の撮影条件が設定される。
撮影シーンとして「スポーツ」を選択したときには、シャッター速度値が高く(より高速と)なるように露出制御がなされるよう撮影条件が設定される。
撮影シーンとして「室内撮影」を選択したときには、フラッシュ部20を発光させる駆動制御をおこなうよう撮影条件が設定される。
撮影シーンとして「キャンドル」を選択したときには、フラッシュ部20の発光を禁止(オフ)する制御をおこなうと共に、色温度を高くする設定となるよう撮影条件の設定がおこなわれる。
このようにシーン選択モードにおいては、所望の撮影シーンを選択操作することで、その撮影シーンに応じた各種の設定値(撮影条件)を一括して自動的に設定することができるようになっている。
当該カメラ1を用いてシーン選択モードによる撮影動作をおこなうのに際しては、まず撮影動作に先立って、撮影モード選択切換操作部材(特に図示せず)を操作して、撮影モードの設定をシーン選択モードに切り換える。
すると、表示部17aには、撮影シーン選択画面であるシーン選択メニューの表示画面(図9,図10。以下、シーン選択メニュー画面という)が表示されることになる。このシーン選択メニュー画面において、使用者は、上下左右方向指示ボタン43や決定ボタン44等を用いて、所望の撮影シーンを選択指示する。この選択指示操作によって、所望の被写体状況に最適な撮影条件が一括して自動的に設定されることになる。
使用者は、このような操作手順にて、同カメラ1に多数用意されている撮影シーンの中から所望の撮影に最適となる一つの撮影シーンを選択することになる。
この場合において、選択すべき撮影シーンが多数用意されている場合には、例えば複数の撮影シーンの選択項目を表示部17aの一画面だけでは表示し切れないことも考えられる。このような場合には、所望の撮影シーンを探し出すのに時間や手間がかかってしまうことになる。
そこで、本実施形態の撮影条件設定装置を備えたカメラ1においては、所望の撮影シーンを迅速に探し出し設定できるようにするための工夫として、次に説明するようなメニュー表示の制御がおこなわれる。
即ち、シーン選択メニュー画面において表示される多数の撮影シーン項目の表示順序を、所定の条件毎に異なる順序で表示する表示制御をおこなう。この場合における所定の条件とは、次のようなものである。
まず、各種のイベント、例えば運動会,誕生日,結婚式,海等等、複数のイベントを想定し、これら各種のイベントにおいて選択され得べき撮影シーンを優先的に上位に表示し得るような表示制御がなされる。つまり、設定されたイベント情報に応じて選択可能性の高い順番に撮影シーンを表示することを表示制御がなされる。
そのために、各種のイベント毎に撮影シーン項目の表示順序を設定した情報(データ)を予め用意しておく。つまり、このデータは、各イベントにおいて推奨される撮影シーン(推奨シーンという)の順番で項目表示がなされるように、各イベント毎に優先順位を決めた固有のデータである。このようなデータを例えばROM21に予め格納しておく。
ここで、図4に示すテーブルデータは、例えばROM21に予め記憶されるデータの具体的な例示である。
例えば、イベントとしての「運動会」の場合に選択される撮影シーンとしては、スポーツ,記念撮影,ポートレート,……等の順で優先的に選択されることが想定される。そこで、図4に示す表示順に撮影シーンの項目が表示されるようになっている。
また、例えばイベントとしての「誕生日」の場合に選択される撮影シーンとしては、キャンドル,室内撮影,記念撮影,ポートレート,……等の順で優先的に選択されることが想定される。そこで、図4に示す表示順に撮影シーンの項目が表示されるようになっている。
これにより、シーン選択モードにおいて所望の撮影シーンを選択するのに先立って、所望の撮影に関連するイベントを選択しておけば、シーン選択モードにおいて所望の撮影シーンを選択する際には、所望の撮影シーンが優先的に表示されるようになるので、迅速かつ確実に撮影シーンの選択をおこなうことができるようになる。
なお、このイベントの選択操作(処理)は、イベント情報とそのイベント情報を設定すべき時間情報とをそのイベントの撮影をおこなう前日以前において事前に予約設定することができるようにもなっている。つまり、イベントの種類を特定の日時に設定するような予約を受け付けるようにもなっている。
このような構成により、所望のイベントの当日にあわてることなく迅速かつ確実に、撮影シーンの選択操作をおこなうことができるよう補佐する機能である。
ここで、当該カメラ1において、イベントの選択及びシーン選択モードの撮影シーンの選択操作についての操作手順と、その場合のカメラ1の作用を、図11,図12,図13のフローチャートを用いて説明する
まず、カメラ1の電源オンオフボタン(特に図示せず)のオン操作をおこなって、当該カメラ1を撮影動作モードで起動させる。なお、カメラ1が再生動作モードで動作している場合には、撮影再生動作切換ボタンを操作して、当該カメラ1を撮影動作モードで動作させ得る状態となるように切り換え操作をおこなう。
ここで、図11のステップS1において、CPU10は、イベント選択メニューの表示を呼び出す指示信号が生じているか否かの確認をおこなう。イベント選択メニューの表示を呼び出し指示とは、例えば次のような指示である。
即ち、使用者はイベント選択をおこなう際には、まずメニュー表示ボタン45を操作する。すると、表示部17aには撮影動作時に関連する設定項目の一覧を表示する所定のメインメニュー画面(特に図示せず)が表示される。ここで、使用者は、当該メインメニュー画面において表示される設定項目の中から上下左右方向指示ボタン43を用いてイベント選択項目を選択し、決定ボタン44を用いて決定指示をおこなう。この指示がイベント選択メニュー呼び出し指示である。
上述のように、ステップS1において、CPU10によってイベント選択メニュー呼び出し指示が確認されると、次のステップS2の処理に進む。また、同指示が確認されない場合には、ステップS3の処理に進む。
ステップS2において、CPU10はイベント選択メニュー処理(詳細は後述する。図12参照)を実行する。その後、ステップS3の処理に進む。
次にステップS3において、CPU10はシーン選択メニューの呼び出す指示信号が生じているか否かの確認をおこなう。シーン選択メニューの呼び出し指示とは、例えば次のような指示である。
即ち、使用者は当該カメラ1を用いてシーン選択モードによる撮影をおこなおうとする時、その撮影に先立って所望の被写体状況に応じた撮影シーンを選択することで、撮影条件の設定を一括しておこなうべく、所定の操作をおこなう。
この所定の操作としては、まず当該カメラ1の撮影モード選択切換操作部材(特に図示せず)を操作して、撮影モードの設定をシーン選択モードに切り換える。この切換操作によって生じる指示信号がシーン選択メニューの呼び出し指示となる。
したがって、図11のステップS3において、CPUによってシーン選択メニューの呼び出し指示が確認されると、次のステップS4の処理にすすむ。また、同指示が確認されない場合には、ステップS5の処理に進む。
ステップS4において、CPU10はシーン選択メニュー処理(詳細は後述する。図13参照)を実行する。その後、ステップS5の処理に進む。
ステップS5において、カメラ1は、設定された撮影条件に基づいて撮影動作をおこなうべく、撮影動作モードにおける通常の撮影動作を実行する。その後、一連の処理を終了する(エンド)。
上述のイベント選択メニュー処理(図11のステップS2の処理)は、図12のフローチャートに示すような処理の流れとなっている。
まず、上下左右方向指示ボタン43及び決定ボタン44の操作に基づいて生じるイベント選択メニュー指示信号を受けると、CPU10の撮影条件設定装置10bの表示制御部10cは、図12のステップS11において、表示駆動部16を介して表示部17aを制御して、その表示画面上にイベント選択メニューの表示画面(図6〜図8参照。イベント選択メニュー画面)を表示させる。
次いで、ステップS12において、使用者は、このイベント選択メニュー画面を見ながら、上下左右方向指示ボタン43や決定ボタン44等を用いて、所望のイベント選択操作や、その予約操作をおこなう。
例えば、表示部17aに、図6に示すイベント選択メニュー画面の表示されている状態において、使用者は、上下左右方向指示ボタン43を用いて「イベント名」の項目欄を選択する。このとき、特に図示していないが、表示部17aの画面上では、上下左右方向指示ボタン43の四つのボタン(43a,43b,43c,43d)を操作する毎に、どの項目が選択されているかが視覚によって判別し得る表示、例えば項目欄が着色反転表示されたり、枠が現われるといったような表示変化がなされるように表示制御がなされる。この表示制御は、CPU10の撮影条件設定装置10bの表示制御部10cの作用による。
そして、上述したように「イベント名」の項目欄を選択した状態で、上下左右方向指示ボタン43のDボタン43bを操作すると、図7に示すようにイベント名の一覧表示がいわゆるプルダウンメニュー表示によって現われる。ここで、さらにDボタン43bを操作することで、所望のイベントを選択する。この場合においては、例えばイベント名に下線表示が附されることで選択されているイベント名が判別できるようになっている。この下線表示は、Uボタン43aまたはDボタン43bの操作によって移動するようになっている。
ここで、イベント名の一覧表示中に所望のイベントを選択した状態で、決定ボタン44を操作すると、そのイベント名がイベント選択メニュー画面における「イベント名」の欄に表示切り換えがなされる。例えば、図6の状態では、イベント名「通常」が設定されている状態にある。この状態から、上述の操作を経ることで、イベント名の設定は図7に示すようにイベント名「運動会」に切り換わる。
次に、イベントの予約設定をおこなうには、同様に表示部17aのイベント選択メニュー画面において、上下左右方向指示ボタン43を用いて「日付」の項目欄を選択する。図6,図7に示す状態では、この「日付」の項目欄には何の設定もなされていない状態を示している。
「日付」の項目欄が選択されている状態において、Uボタン43aまたはDボタン43bを操作すると、「日付」の項目欄には、例えば図8に示すように「8月14日」等の日付情報が表示される。この「日付」の項目欄で設定される日付情報は、当該カメラ1の内部時計(特に図示せず)に基づく情報が表示される。したがって、通常の場合、最初に表示される「日付」は、その設定をおこなっている当日の情報となる。そして、例えばUボタン43aまたはDボタン43bの操作によって当日以降の日付を設定することができるようになっている。
このようにして、予約設定を所望する日付情報を「日付」の項目欄に設定した後、この日付に設定すべき「イベント名」の設定をおこなう。ここでおこなう「イベント名」の設定操作は、上述した操作と全く同様である。これにより、図8に示すように、例えば、本日のイベント名の設定を「運動会」とし、これに加えて予約日付を「8月14日」とし、この予約日にはイベント名の設定が「誕生日」とする等の設定がなされる。
こうした一連の操作を終了したら、使用者は、決定ボタン44等を操作することにより、図12のステップS13において、イベント決定の指示信号を発生させる。これを受けてCPU10は、一連の処理を終了し、図11のメインフローチャートに復帰する(リターン)。
上述のシーン選択メニュー処理(図11のステップS4の処理)は、図13のフローチャートに示すような処理の流れとなっている。
上述したように、撮影モード選択切換操作部材(特に図示せず)の切換操作によって生じる指示信号が撮影モードの設定をシーン選択モードに切り換える指示信号である場合には、これを受けて、CPU10の撮影条件設定装置10bの表示制御部10cは、表示駆動部16を介して表示部17aを制御して、その表示画面上にシーン選択メニュー(図9,図10参照)を表示させる。
このとき、CPU10は、まず図13のステップS21において、イベントの選択指示がなされているか否かの確認をおこなう。このイベント選択指示は、上述の図12のイベント選択メニュー処理でおこなわれる選択指示である。ここで、イベント選択指示が無いことが確認された場合には、次のステップS22の処理に進む。
一方、上述のステップS21において、CPU10は、イベント選択指示が有ることを確認すると、ステップS29の処理に進む。このステップS29において、CPU10の撮影条件設定装置10bのイベント設定部10dは、イベント設定を予め選択指示されている指定イベントに設定する処理を実行する。その後、ステップS24の処理に進む。
ステップS22において、CPU10は、イベント予約の設定指示がなされているか否かの確認をおこなう。このイベント予約指示は、上述の図12のイベント選択メニュー処理でおこなわれる設定指示である。ここで、イベント予約指示が無いことが確認された場合には、次のステップS23の処理に進む。
一方、上述のステップS22において、CPU10は、イベント予約指示が有ることを確認すると、ステップS28の処理に進む。このステップS28において、CPU10は、設定されているイベント予約設定は、本日が該当日であるか否かの確認をおこなう。ここで、本日が該当日であることが確認されると、ステップS29の処理に進む。また、本日が該当日ではないことが確認されると、ステップS23の処理に進む。
上述のステップS21またはステップS28の処理からステップS29の処理へ進むと、このステップS29において、CPU10の撮影条件設定装置10bのイベント設定部10dは、イベント設定を予め選択設定されている指定イベントに設定する処理を実行する。その後、ステップS24の処理に進む。
また、上述のステップS22またはステップS28の処理からステップS23に処理へと進むと、このステップS23において、CPU10は、イベント設定を「通常」に設定する処理がなされる。その後、ステップS24の処理に進む。
次いで、ステップS24において、CPU10の撮影条件設定装置10bは、上述のステップ23またはステップS28の各処理にて設定したイベントに対応する撮影シーンの順番データ(図4の撮影シーン表示順序データ)を、ROM21から読み出す処理をおこなう。
続いて、ステップS25において、CPU10の撮影条件設定装置10bの表示制御部10cは、上述のステップS24でROM21から読み出したデータに基づいて、表示駆動部16を介して表示部17aを制御して、その表示画面上にシーン選択メニュー画面(図9,図10参照)を表示させる。
次に、ステップS26において、使用者は、このシーン選択メニュー画面を見ながら、上下左右方向指示ボタン43や決定ボタン44等を用いて、所望の撮影シーンの選択操作をおこなう。
例えば、図9に示す表示例は、設定されているイベントが「通常」の場合のシーン選択メニュー画面の例である(ステップS23の場合)。この場合において、撮影シーンの表示順序は、図4の「通常」の欄に示すデータ(ROM21に格納されているデータである)と等しい順序で表示されている。
一方、図10に示す表示例は、設定されているイベントが「運動家」の場合のシーン選択メニュー画面の例である(例えばステップS29の場合)。この場合において、撮影シーンの表示順序は、図4の「運動会」の欄に示すデータ(ROM21に格納されているデータである)と等しい順序で表示されている。
この状態において、使用者は、上下左右方向指示ボタン43のUボタン43aまたはDボタン43bの操作によって所望の撮影シーンを選択する。図9,図10では、現在選択されている項目に下線表示が附されるようになっている。つまり、図9の例では「風景」が、図10の例では「スポーツ」が、それぞれ選択されている状態にある。このようにして、現在選択さている撮影シーン項目が表示部17aの表示画面を見るだけで容易に判別し得るようになっている。
そして、所望の撮影シーンを選択した状態で、決定ボタン44を操作することで、その撮影シーンが選択され、所定の選択指示信号が発生する。
このようにして、図13のステップS26のシーン選択処理が終了した後、次のステップS27の処理に進む。
ステップS27において、CPU10の撮影条件設定装置10bの推奨シーン決定部10eは、上述のステップS26の処理における決定ボタン44の指示信号を受けて、その時選択されている撮影シーンに基づく撮影条件の設定をおこなう。つまり、選択された撮影シーンによって設定されるべき各種の設定値(撮影条件)の設定処理がなされる。その後、一連の処理を終了して、図11のメインフローチャートに復帰する(リターン)。
以上説明したように上記一実施形態によれば、使用者が任意に設定するイベント情報に応じて、撮影シーンを選択する際のシーン選択画面における撮影シーン項目の表示順序を異ならせて表示させるような表示制御をおこなっているので、シーン選択モードで撮影をおこなうのに際して撮影シーンを設定する際の操作を、迅速かつ確実におこなうことができ、よって、操作性の向上に寄与することができる。
また、先にイベントの設定をおこなっておくことで、撮影シーンの選択操作時において、撮影シーン項目の表示順序をイベントごとに選択可能性の高い順番で表示させるように表示制御をおこなっているので、複数の撮影シーン項目の中から所望の撮影シーン項目を迅速に設定することができる。
さらに、イベント情報とそのイベント情報を設定すべき時間情報とを事前に予約設定し得るようにしているので、予めイベント及び撮影シーンの設定を行なっておくことで、予定されているイベントの当日になって慌てて設定をおこなうようなことがなく、所望の日時に必要となる所望の撮影条件の設定を確実におこなうことができる。
上述の一実施形態においては、イベント選択メニューとシーン選択メニューとを別画面で構成し、それぞれを別個で設定するようにしているが、これに限ることはない。
次に説明する変形例においては、イベント選択とシーン選択とを一つの画面内において表示させ、両イベントの選択設定と同時にシーン選択設定をおこなうことができるようしている。
図14,図15は、上述の一実施形態の変形例を示し、イベント及びシーン選択メニューの表示画面の例示である。
この場合においては、撮影モード選択切換操作部材(特に図示せず)の切換操作によって撮影モードの設定をシーン選択モードに切り換えることにより、イベント及びシーン選択メニュー(図14,図15)の表示画面が表示される。
つまり、シーン選択モードへの切換操作により生じる指示信号を受けると、CPU10の撮影条件設定装置10bの表示制御部10cは、表示駆動部16を介して表示部17aを制御して、その表示画面上にイベント及びシーン選択メニュー(図14,図15参照)を表示させる。
まず、図14に示す表示例は、設定されているイベントが「通常」の場合のイベント/シーン選択メニュー画面の例である。この場合において、撮影シーンの表示順序は、図4の「通常」の欄に示すデータ(ROM21に格納されているデータである)と等しい順序で表示されている。
この状態において、使用者は、上下左右方向指示ボタン43の四つのボタン(43a,43b,43c,43d)を任意に操作することにより、イベント名の設定変更をおこなったり、イベントの予約設定をおこなったり、撮影シーンの選択設定をおこなったりすることができるようになっている。
例えば、図14に示す表示画面において、上下左右方向指示ボタン43を操作することにより、イベント名の項目欄を選択する。ここで、上下左右方向指示ボタン43のDボタン43bを操作すると、図15に示すようにイベント名の一覧表示がいわゆるプルダウンメニュー表示によって現われる。ここで、さらにDボタン43bを操作することで、所望のイベントを選択する。ここで、選択されているイベント名は、例えば下線表示が附されることで判別できる。
そして、所望のイベントを選択した状態で、決定ボタン44を操作すると、そのイベント名がイベント選択メニュー画面における「イベント名」の欄に表示される。
例えば、図14の状態では、イベント名「通常」が設定されている状態にある。この状態から、上述の操作を経ることで、イベント名の設定は図15に示すようにイベント名「運動会」に切り換わる。これと同時に、シーン選択モードの撮影シーンの表示順序は、図14で示す表示順序から選択されたイベントに対応する表示(図15で示す表示順序)に切り換わる。
また、「日付」の項目欄についても、上述の一実施形態における操作手順と同様の操作をおこなうことで、イベントの予約設定をおこなうことができる。
この場合には、まず「日付」項目欄にて所望の日付情報を表示させた後、イベント名の項目欄で所望のイベント設定をおこなうことになる。
一方、上述の一実施形態及びその変形例においては、シーン選択メニュー画面で表示される撮影シーンの表示順序を、設定したイベントに応じて、そのイベント時に推奨される順序で表示するような表示制御をおこなっている。しかし、これに限らず、例えば、図16に示すような変形例も考えられる。
即ち、図16に示すイベント及びシーン選択メニュー画面の表示例では、撮影シーンの順序変更をおこなうことなく、イベントの選択に関らず、その表示順序は同様とし、選択されたイベントに対応させて、そのイベントで推奨される撮影シーンの項目に、例えば「○」(丸印)等による識別マークを附すような表示制御がなされる。
なお、本発明の一実施形態及びその変形例等は、プログラムに従ったCPUの制御処理によって実現されるが、つまりこれは上記プログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、このプログラム自体が本発明を構成する。
そして、これらのプログラムは、ROM21に予め格納しておくものであるが、当該ROM21は、上述の一実施形態及びその変形例におけるEEPROM以外の記録媒体の形式でもよく、また、カメラに着脱自在な記録媒体に格納されていてもよい。
記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスクや磁気テープ媒体等の磁気記録媒体,CD−ROMやDVD等の光学記録媒体,MDやMO等の光磁気記録媒体,ICカード等の半導体メモリー媒体等を適用できる。そして、このプログラムが記憶される記録媒体自体も本発明を構成する。
また、さらに、専用通信ネットワークシステムやインターネット等に接続されたサーバーシステムに設けられるハードディスク媒体やRAM等の半導体メモリー等の格納装置を記録媒体として使用し、通信網を介してプログラムをカメラに提供するようにしてもよい。
あるいは、他のアプリケーションソフトウエア等と協働して、上述の実施形態の機能が実現される場合にも、かかるプログラムが本発明に含まれることは言うまでもない。
また、本実施形態においては、プログラムをCPU上で実行することで、上述の機能を実現するものとしているが、これに限ることはなく、例えばハードウエアによって同様の機能を実現するようにしてもよい。
上記実施形態では、単体としてのカメラに具備される撮影条件設定装置として説明しているが、これに限らず、例えばカメラ機能付きの各種の電子機器(携帯電話等)におけるカメラ部に具備される撮影条件設定装置に適用することもできる。
本発明は、上述の実施形態をそのままに限定されるものではなく、実施段階では、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
本発明の一実施形態の撮影条件設定装置を備えたカメラの外観を背面側から見た斜視図。 図1のカメラにおいて主に電気的な内部構成の概略を示すブロック構成図。 図1のカメラにおいて実行し得る動作モードの主要な構成を示す図。 図1のカメラのROMに予め格納されている撮影シーンの表示順序データを示す図。 図1のカメラにおいて予め用意されている複数の撮影シーンのうち代表的な撮影シーンと対応する各種設定値等(撮影条件)を示す図。 図1のカメラにおけるイベント選択メニューの表示画面の通常設定時の表示例を示す図。 図1のカメラにおけるイベント選択メニューの表示画面のイベント設定時の表示例を示す図。 図1のカメラにおけるイベント選択メニューの表示画面のイベント予約設定時の表示例を示す図。 図1のカメラにおけるシーン選択メニューの表示画面の通常設定時の表示例を示す図。 図1のカメラにおけるシーン選択メニューの表示画面の選択イベントとして「運動会」を選択した場合の表示例を示す図。 図1のカメラにおいてシーン選択モードにて所望のイベント及び撮影シーンを選択する際の操作によってなされる制御処理の流れを示すフローチャート。 図11のイベント選択メニュー処理の流れを示すフローチャート。 図11のシーン選択メニュー処理の流れを示すフローチャート。 本発明の一実施形態の変形例を示し、イベント及びシーン選択メニューの表示画面の通常設定時の表示例を示す図。 図14のイベント及びシーン選択メニューの表示画面においてイベント設定時の表示例を示す図。 本発明の一実施形態の別の変形例を示し、イベント及びシーン選択メニューの表示画面の表示例を示す図。
符号の説明
1……カメラ
10……CPU
10a……タイマー
10b……撮影条件設定装置
10c……表示制御部
10d……イベント設定部
10e……推奨シーン決定部
11……撮影レンズ
12……撮像素子
13……撮像部
14……画像バッファメモリ
15……画像処理部
16……表示駆動部
17……表示装置
17a……表示部
18……画像保存メモリ
19……圧縮伸長部
20……フラッシュ部
21……ROM
22……操作部
41……シャッターレリースボタン
42……ズームレバー
43……上下左右方向指示ボタン
43a……Uボタン
43b……Dボタン
43c……Lボタン
43d……Rボタン
44……決定ボタン
45……メニュー表示ボタン

Claims (10)

  1. 撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択することで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定するシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備える撮影条件設定装置において、
    撮影対象となるイベントの種類を設定するイベント設定部と、
    上記イベント設定部によって設定されたイベント情報に応じて撮影シーンを選択させるための撮影シーン選択画面における複数の撮影シーンの表示順序を異ならせて表示させる表示制御部と、
    を備えてなることを特徴とする撮影条件設定装置。
  2. 前記表示制御部は、設定されたイベント情報に応じて選択可能性の高い順番に撮影シーンの種類を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮影条件設定装置。
  3. 前記イベント設定部は、イベントの種類を特定の日時に設定するような予約を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の撮影条件設定装置。
  4. 撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択させることで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定するシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備える撮影条件設定装置において、
    撮影対象となるイベントの種類を設定するイベント設定部と、
    上記イベント設定部によって設定されたイベント情報に応じて用意される複数の撮影シーンのうち推奨する撮影シーンを決定する推奨シーン決定部と、
    前記推奨シーン決定部によって推奨される複数の撮影シーンに基づいて撮影シーンを選択させるための撮影シーン選択画面を表示させる表示制御部と、
    を備えてなることを特徴とする撮影条件設定装置。
  5. 前記表示制御部は、設定されたイベント情報に応じて推奨された順番に複数の撮影シーンを表示させることを特徴とする請求項4に記載の撮影条件設定装置。
  6. 前記表示制御部は、推奨された複数の撮影シーンを識別可能に表示させる表示制御をおこなうことを特徴とする請求項4に記載の撮影条件設定装置。
  7. 請求項1〜請求項6のうちのいずれか一つに記載の撮影条件設定装置を備えたことを特徴とするカメラ。
  8. 撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択することで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定するシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備える撮影条件設定方法において、
    撮影対象となるイベント情報を設定し、
    設定されるイベントに応じて撮影シーンを選択させるための撮影シーン選択画面における撮影シーンの順番を異ならせて表示させる
    ことを特徴とする撮影条件設定方法。
  9. 撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択することで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定するシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備える撮影条件設定装置の撮影条件設定用プログラムにおいて、
    撮影対象となるイベントの種類を設定するステップと、
    設定されるイベントに応じて撮影シーンを選択させるための撮影シーン選択画面における撮影シーンの順番を異ならせて表示させるステップと、
    を有することを特徴とする撮影条件設定用プログラム。
  10. 撮影対象の具体的な撮影場面に相当する撮影シーンを選択することで撮影対象の状況に応じた撮影条件を一括して自動的に設定するシーン選択モードを撮影モードの一つとして少なくとも備える撮影条件設定装置の撮影条件設定用のプログラムが記録されコンピュータによって読み取り可能に構成される記録媒体において、
    撮影対象となるイベントの種類を設定するステップと、
    設定されるイベントに応じて撮影シーンを選択させるための撮影シーン選択画面における撮影シーンの順番を異ならせて表示させるステップと、
    を有することを特徴とする撮影条件設定用プログラムが記録されている記録媒体。
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