JP2007074480A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】例えば固定の送信レート未満の記録レートで光ディスクに記録されたES信号を送信する場合に、可能な限り画質劣化を抑制できるようにする。
【解決手段】 例えば、光ディスクに18MbpsでES信号(18Mbps Video)21が記録されており、かかるES信号21が、固定の送信レートである25Mbpsで送信されるとする。この場合、装置21は、ES信号21に対して、データの不足分だけスタッフィングビット(0bit)22を付加することで、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号31を生成し、そのES信号31に対してTSヘッダ(TS Header)32を付加してTS信号を生成し、そのTS信号を送信する。本発明は、光ディスク再生装置等に適用可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置および方法並びにプログラムに関し、特に、固定の送信レートとは異なる記録レートで記録媒体に記録されていたエンコード済ストリームを送信する場合に、可能な限り画質劣化を抑制できるようになった情報処理装置および方法並びにプログラムに関する。
従来より、所定のコンテンツに対応するベースバンド信号が例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式で圧縮符号化(エンコード)され、その結果得られるエレメンタリーストリーム信号(以下、ES信号と称する)は、光ディスクに記録可能とされている。
また、従来の光ディスク再生装置(例えば特許文献1参照)でも、そのようなES信号が記録されている光ディスクから、そのES信号を再生することができる。そして、従来の光ディスク再生装置でも、再生信号であるES信号を、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394で規定されているトランスポートストリーム信号(以下、TS信号と称する)に変換し、そのTS信号を他の装置に送信できる。
さらに、近年、所定のコンテンツに対応するベースバンド信号として、即ち、光ディスクへの記録対象のベースバンド信号として、高精細度テレビジョン放送(High-Definition Television)の規格に従ったベースバンド信号(以下、HD信号と称する)を採用できるようになっている。
この場合、光ディスクのフォーマットでは、ES信号の記録時のデータレート(以下、記録レートと称する)として、18Mbps,25Mbps,35Mbpsといったように複数のデータレートが許可されている。
特開2004−62950号公報
しかしながら、現状、光ディスクにES信号の形態で記録されたコンテンツを、HDV(High Definition Digital Video)に準拠した他の装置にTS信号の形態で送信したい、という要望が挙げられているが、かかる要望に応えるためには、HDVでは記録レートが25Mbpsに規定されていることを考慮して、そのTS信号の送信時のデータレート(以下、送信レート)を25Mbpsにする必要がある。
従って、光ディスクに記録されているES信号の記録レートが25Mbpsの場合には、従来の光ディスク再生装置をそのまま利用しても、かかる要望に応えることができる。
ところが、光ディスクに記録されているES信号の記録レートが25Mbps以外の場合、即ち、18Mbpsや35Mbpsの場合には、従来の光ディスク再生装置を単に利用しただけでは、かかる要望に応えることは非常に困難である。
そこで、例えば、次のような一連の処理を仮に実行することで、かかる要望に応えること自体は可能になると想定できる。
即ち、光ディスクからES信号を読み出した後、そのES信号に対してデコード処理を施し、その結果得られるHD信号に対して25Mbpsで再エンコード処理を施すといった一連の処理(以下、かかる一連の処理をデコード/再エンコード処理)を実行することで、かかる要望に応えること自体は可能になると想定できる。
しかしながら、この場合、デコード/再エンコード処理に起因する画質劣化を伴う、という問題点が発生してしまう。
かかる問題点は、結局、固定の送信レート(上述した例では25Mbps)とは異なる記録レート(例えば上述した例では18Mbps)で記録媒体に記録されていたエンコード済ストリームを送信する場合に同様に発生することになる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、固定の送信レートとは異なる記録レートで記録媒体に記録されていたエンコード済ストリームを送信する場合、可能な限り画質劣化を抑制するものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、所定の記録レートで所定の記録媒体に記録されていた第1のエンコード済ストリームを、固定の送信レートで送信する情報処理装置であって、前記所定の記録レートを検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合、前記第1のエンコード済ストリームに対してスタッフィングビットを付加することで、前記固定の送信レート相当のデータサイズを有する第2のエンコード済ストリームを生成するビット付加手段と、前ビット付加手段により生成された前記第2のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御する送信制御手段とを備える。
前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合、前記第2のエンコード済ストリームを送信対象として決定し、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レートと一致する場合、前記第1のエンコード済ストリームをそのまま送信対象として決定する送信対象決定手段をさらに備え、前記送信制御手段は、さらに、前記第1のエンコード済ストリームと前記第2のエンコード済ストリームとのうちの、前記送信対象決定手段により送信対象として決定された方を前記固定の送信レートで送信することを制御することができる。
前記第1のエンコード済ストリームに対してデコード処理を施し、その結果得られるストリームを出力するデコード手段と、前記デコード手段から出力された前記ストリームに対して、前記固定の送信レートと同一のデータレートで再エンコード処理を施し、その結果得られる第3のエンコード済ストリームを出力する再エンコード手段とをさらに備え、前記送信対象決定手段は、さらに、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レートを超えていた場合、前記第3のエンコード済ストリームを送信対象として決定し、前記送信制御手段は、前記送信対象決定手段により前記第3のエンコード済ストリームが送信対象として決定された場合、さらに、前記第3のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御することができる。
前記第1のエンコード済ストリームは、所定のベースバンド信号に対してMPEG(Moving Picture Experts Group)方式に従ったエンコード処理が施された結果得られるエレメンタリーストリームであり、前記デコード手段と前記再エンコード手段とのそれぞれは、前記MPEG方式に従った前記デコード処理と前記再エンコード処理とのそれぞれを実行し、前記送信制御手段は、前記第1のエンコード済ストリーム乃至前記第3のエンコード済ストリームうちの前記送信対象決定手段により送信対象として決定されたエレメンタリーストリームを、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394で規定されているトランスポートストリームに変換し、そのトランスポートストリームを送信することを制御することができる。
前記第1のエンコード済ストリームに対応する前記所定のベースバンド信号は、High-Definition Televisionの所定の規格に従ったHD信号であり、前記所定の記録媒体は、前記記録レートとして18Mbps,25Mbps,35Mbpsが許可されているフォーマットに準拠した光ディスクであり、前記情報処理装置の送信相手がHDV(High Definition Digital Video)の規格に準拠した装置であり、前記固定の送信レートが、前記HDVの規格で記録レートとして規定されている25Mbpsであり、前記送信対象決定手段は、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記35Mbpsの場合、前記第3のエンコード済ストリームを送信対象として決定し、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記25Mbpsの場合、前記第1のエンコード済ストリームをそのまま送信対象として決定し、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記18Mbpsの場合、前記第2のエンコード済ストリームを送信対象として決定することができる。
前記第1のエンコード済ストリームは1以上の単位データから構成され、前記ビット付加手段は、前記固定の送信レートと前記所定の記録レートとの差分のデータレートで、前記第1のエンコード済ストリームを構成する1以上の前記単位データのそれぞれに対して前記スタッフィングビットを付加することで、前記第2のエンコード済ストリームを生成することができる。
前記差分のデータレートはN[Mbps]とされ、1秒間あたりに送信される前記単位データの個数がM[個]とされている場合、前記ビット付加手段は、平均N/M[Mbit]の前記スタッフィングビットを、1以上の前記単位データのそれぞれに対して付加することで、前記第2のエンコード済ストリームを生成することができる。
本発明の一側面の情報処理方法/プログラムは、所定の記録レートで所定の記録媒体に記録されていた第1のエンコード済ストリームを、固定の送信レートで送信する情報処理装置の情報処理方法/そのような送信処理を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記所定の記録レートを検出し、前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合、前記第1のエンコード済ストリームに対してスタッフィングビットを付加することで、前記固定の送信レート相当のデータサイズを有する第2のエンコード済ストリームを生成し、生成された前記第2のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御するステップを含む。
本発明の一側面の情報処理装置および方法並びにプログラムにおいては、所定の記録レートで所定の記録媒体に記録されていた第1のエンコード済ストリームが、固定の送信レートで送信される。詳細には、前記所定の記録レートが検出され、前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合、前記第1のエンコード済ストリームに対してスタッフィングビットが付加されて、その結果、前記固定の送信レート相当のデータサイズを有する第2のエンコード済ストリームが生成され、生成された前記第2のエンコード済ストリームが前記固定の送信レートで送信される。
以上のごとく、本発明の一側面によれば、所定の記録媒体に所定の記録レートで記録されたエンコード済ストリームを、固定の送信レートで送信することができる。特に、所定の記録レートが固定の送信レート未満といったように、固定の送信レートと所定の記録レートとが異なる場合であっても、可能な限り画質劣化を抑制してエンコード済ストリームを送信することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の情報処理装置(例えば図6の光ディスク再生装置51)は、
所定の記録レートで所定の記録媒体(例えば図6の光ディスク61)に記録されていた第1のエンコード済ストリームを、固定の送信レート(例えば25Mbps)で送信する情報処理装置であって、
前記所定の記録レートを検出する検出手段(例えば図6の光ディスク再生部72)と、
前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合(例えば図3に示されるように、固定の送信レートである25Mbps未満の18Mbpsである場合)、前記第1のエンコード済ストリーム(例えば図3の「18Mbps Video」と記述されているES信号21)に対してスタッフィングビット(例えば図3の「0」と記述されているスタッフィングビット22)を付加することで、前記固定の送信レート相当のデータサイズを有する第2のエンコード済ストリーム(例えば図3と図5のES信号31。図3の例では25Mbps Video」と記述されている)を生成するビット付加手段(例えば図6のスタッフィングビット付加部79)と、
前ビット付加手段により生成された前記第2のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御する送信制御手段(例えば図6のTS多重化部80とIEEE1394出力部81)と
を備える。
前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合、前記第2のエンコード済ストリームを送信対象として決定し、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レートと一致する場合(例えば図1に示される場合)、前記第1のエンコード済ストリームをそのまま送信対象として決定する送信対象決定手段(例えば図6のシステムコントロール部71)をさらに備え、
前記送信制御手段は、さらに、前記第1のエンコード済ストリームと前記第2のエンコード済ストリームとのうちの、前記送信対象決定手段により送信対象として決定された方を前記固定の送信レートで送信することを制御する。
前記第1のエンコード済ストリーム(例えば図2の例の場合、「35Mbps Video」と記述されているES信号11)に対してデコード処理を施し、その結果得られるストリーム(例えば図2の例の場合、「ベースバンド」と記述されているHD信号12)を出力するデコード手段(例えば、図6のMPEG信号デコード部74)と、
前記デコード手段から出力された前記ストリームに対して、前記固定の送信レートと同一のデータレートで再エンコード処理を施し、その結果得られる第3のエンコード済ストリーム(例えば図2の例の場合、「25Mbps Video」と記述されているES信号13)を出力する再エンコード手段(例えば、図6のMPEG信号エンコード部75)と
をさらに備え、
前記送信対象決定手段は、さらに、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レートを超えていた場合(例えば図2に示される場合)、前記第3のエンコード済ストリームを送信対象として決定し、
前記送信制御手段は、前記送信対象決定手段により前記第3のエンコード済ストリームが送信対象として決定された場合、さらに、前記第3のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御する。
前記第1のエンコード済ストリームは、所定のベースバンド信号に対してMPEG(Moving Picture Experts Group)方式に従ったエンコード処理が施された結果得られるエレメンタリーストリームであり、
前記デコード手段と前記再エンコード手段とのそれぞれは、前記MPEG方式に従った前記デコード処理と前記再エンコード処理とのそれぞれを実行し、
前記送信制御手段は、前記第1のエンコード済ストリーム乃至前記第3のエンコード済ストリームうちの前記送信対象決定手段により送信対象として決定されたエレメンタリーストリームを、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394で規定されているトランスポートストリームに変換し(例えば図6のTS多重化部80の処理)、そのトランスポートストリームを送信することを制御する(例えば図6のIEEE1394出力部81の処理)。
前記第1のエンコード済ストリームは1以上の単位データ(例えば図4や図5中「I(Iピクチャの意)」、「P(Pピクチャの意)」、「B(Bピクチャの意)」と記述されているフレーム)から構成され、
前記ビット付加手段は、前記固定の送信レートと前記所定の記録レートとの差分のデータレートで、前記第1のエンコード済ストリームを構成する1以上の前記単位データのそれぞれに対して前記スタッフィングビットを付加することで(例えば図5参照)、前記第2のエンコード済ストリームを生成する。
前記差分のデータレートはN[Mbps]とされ、1秒間あたりに送信される前記単位データの個数がM[個]とされている場合、前記ビット付加手段は、平均N/M[Mbit]の前記スタッフィングビットを、1以上の前記単位データのそれぞれに対して付加することで、前記第2のエンコード済ストリームを生成する(例えば後述する例では、N=7,M=30とされ、平均230kbitのスタッフィングビットを各フレームの後に付加する)。
本発明の一側面の情報処理方法/プログラムは、
所定の記録レートで所定の記録媒体に記録されていた第1のエンコード済ストリームを、固定の送信レートで送信する情報処理装置の情報処理方法/そのような送信処理を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記所定の記録レートを検出し(例えば図7のステップS2)、
前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合(例えば図7のステップS3の処理でNOであると判定されて、ステップS7の処理でNOであると判定された場合)、前記第1のエンコード済ストリームに対してスタッフィングビットを付加することで、前記固定の送信レート相当のデータサイズを有する第2のエンコード済ストリームを生成し(例えば図7のステップS9)、
生成された前記第2のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御する(例えば図7のステップS6)
ステップを含む。
ここで、図1乃至図5を参照して、本発明の原理、換言すると、本発明の手法について説明する。
なお、本発明では、ストリームの記録レートや送信レートは特に制限(限定)される事項ではない。ただし、図1乃至図5には、理解を容易なものとするために、[背景技術]や[発明が解決しようとしている課題]で挙げた制限と同一な制限が課された例を示している。即ち、HD信号がMPEG方式によりエンコードされた結果得られるES信号が光ディスクに記録されていることを前提として、その前提がある故、ES信号の記録時の記録レートは18Mbps,25Mbps,35Mbpsのうちの何れかとなる、という制限が課されている。また、そのES信号をTS信号の形態で送信する場合、その送信先はHDVに準拠した装置であるとされ、それ故、その送信レートは25Mbpsに固定されている、即ち、固定の送信レートは25Mbpsである、という制限も課されている。
このような制限が課されている場合、例えば、図1に示されるように、記録レートが固定の送信レートと同一の25Mbpsで光ディスクにES信号(25Mbps Video)1が記録され、そのES信号1が送信されるときには、そのままのデータサイズで25Mbpsの送信レートを確保できる。そこで、このようなときには、そのままのES信号1に対してTSヘッダ(TS Header)2が付加されてTS信号が生成され、そのTS信号が送信される。
また、例えば、図2に示されるように、固定の送信レート(25Mbps)を超えた35Mbpsの記録レートで光ディスクにES信号(35Mbps Video)11が記録され、そのES信号11が送信されるとき、送信レートとして25Mbpsを確保するためには、そのままのデータサイズでは大きすぎるので、25Mbps相当のデータサイズまで小さくする必要がある。従って、このようなときには、ES信号11に対して、上述したデコード/再エンコード処理が施された上でTS信号に変換され、そのTS信号が送信される。即ち、ES信号11に対してデコード処理が施され、その結果得られるHD信号(ベースバンド)12に対して25Mbpsでの再エンコード処理が施され、その結果、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号(25Mbps Video)13が得られる。その後、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号13に対してTSヘッダ(TS Header)14が付加されてTS信号が生成され、そのTS信号が送信される。
これらに対して、例えば、図3に示されるように、固定の送信レート(25Mbps)未満の18Mbpsの記録レートで光ディスクにES信号(18Mbps Video)21が記録され、そのES信号21が送信されるとき、送信レートとして25Mbpsを確保するためには、そのままのデータサイズでは小さすぎるので、25Mbps相当のデータサイズまで大きくする必要がある。
このようなとき、従来のように(図2の例のように)、ES信号21に対して、上述したデコード/再エンコード処理を施すことで、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号を生成することも可能である。しかしながら、そのようにして生成されたES信号は、デコード/再エンコード処理に起因する画質劣化を伴う、という問題点、即ち、[発明が解決しようとしている課題]で上述した問題点がそのまま発生してしまう。
そこで、かかる問題点を解決するためには、図3に示される手法に従ってTS信号を生成すればよい。具体的には、ES信号21に対して、データの不足分だけスタッフィングビット(0bit)22を付加することで、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号31を生成し、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号31に対してTSヘッダ(TS Header)32を付加してTS信号を生成し、そのTS信号を送信する、といった手法が図3に示される手法である。
かかる図3に示される手法を適用することで、デコード/再エンコード処理が不要となるため、画質劣化を抑えつつES信号からTS信号に変換することができるという効果、即ち、[発明が解決しようとしている課題]で上述した問題点を解決できるという効果を奏することが可能になる。
なお、スタッフィングビット22の付加手法は、特に限定されない。例えば、ES信号21全体を単位としてその先頭や最後尾に付加したり、GOP(Group of Picture)を単位として各GOPの先頭や最後尾に付加する、といった様々な手法を採用することが可能である。ただし、本実施の形態では、図4と図5に示されるように、フレームを単位とし、各フレームの最後尾にスタッフィングビット22を付加する、という手法が採用されているとする。
即ち、図4は、図3の例の18Mbps相当のデータサイズを有するES信号21を、フレーム単位で示した模式図である。
図4において、矢印は時間軸を表しており、その矢印に沿って各フレームが再生される。各フレームのうちの、Iと記述されたフレームはIピクチャを、Pと記述されたフレームはPピクチャを、Bと記述されたフレームはBピクチャを、それぞれ示している。
Iピクチャとは、イントラ ピクチャのことであり、1枚のフレーム内の情報のみを圧縮符号化した結果得られる画面(画像データ)をいう。Iピクチャは、一般的に1つのGOPに1枚のみ含まれ、そのGOPについての圧縮の基本(エンコード処理やデコード処理の基本)となるフレームである。それ故、Iピクチャは、画面当たりのデータ量は最も大きく、そのことが図4の例では横方向の長さとして示されている。
Pピクチャとは、プレディクティブ ピクチャのことであり、直前のIまたはPピクチャからの動き予測符号化によって得られる画面(画像データ)をいう。図4も含めて本実施の形態では、Pピクチャは、GOPに4枚含まれており、Iピクチャよりもデータ量が小さく、そのことが図4の例では横方向の長さとして示されている。
Bピクチャとは、バイディレクショナル プレディクティブ ピクチャのことであり、直前と直後のIまたはPピクチャからの動き予測符号化によって得られる画面(画像データ)をいう。図4も含めて本実施の形態では、Bピクチャは、GOPに10枚含まれており、画面当たりのデータ量はもっとも小さく、そのことが図4の例では横方向の長さとして示されている。
このような図4のES信号21を構成する各フレームのそれぞれに対して、例えば、図5に示されるようにスタッフィングビット22−1乃至22−9…を付加することで、25Mbps相当のサイズを有するES信号31を生成する、といった手法が本実施の形態では採用されている。具体的には、スタッフィングビット22付加後のES信号31(図5の他図3参照)のデータサイズが25Mbps相当のデータサイズとなるように、スタッフィングビット22付加前後のデータレートの差分(25Mbps-18Mbps=7Mbps)の0bitデータを、各フレームデータのそれぞれの後に、平均230kbitのスタッフィングビット22−1乃至22−9…のそれぞれとして付加する、といった手法が本実施の形態では採用されている。なお、平均230kbitとは、1秒(s)当たりのフレーム枚数が30枚とされるとして、(7Mbit/30フレーム)の演算結果である。
ところで、図1乃至図3で示される手法は、上述したように、記録レートと固定の送信レートとのそれぞれに対して所定の制限が課されている場合の手法である。そこで、かかる制限を取り除いた場合には、即ち、記録レートと固定の送信レートとして任意のデータレートの設定が許可されている場合には、図1乃至図3で示される手法は、次のような手法に拡張できる。即ち、次のような手法こそが、本発明人により発明された手法(以下、本発明の手法と称する)である。
所定の記録媒体に所定の記録レートで記録された第1のエンコード済ストリームが、固定の送信レートで送信される場合、所定の記録レートと固定の送信レートとが一致するときには、その第1のエンコード済みストリームを送信する。また、所定の記録レートが固定の送信レートを超えているときには、その第1のエンコード済みストリームに対してデコード処理を施し、その結果得られるストリームに対して、固定の送信レートと同一のデータレートで再エンコード処理を施し、その結果得られる第2のエンコード済ストリームを送信する。一方、所定の記録レートが固定の送信レート未満のときには、その第1のエンコード済みストリームに対してスタッフィングビットを付加することで、固定の送信レート相当のデータサイズを有する第3のエンコード済ストリームを生成し、その第3のエンコード済ストリームを送信する。以上の一連の処理を実現可能な手法こそが、本発明の手法である。
これにより、固定の送信レート未満の記録レートで記録媒体に記録されているエンコード済ストリームを、その固定の送信レートで送信する場合には、デコード/再エンコード処理が不要となるため、それに起因する画質劣化を抑えて送信できるという効果、即ち、[発明が解決しようとしている課題]で上述した問題点を解決できるという効果を奏することが可能になる。
かかる本発明の手法が適用された情報処理装置としての光ディスク再生装置の構成例が、図6に示されている。
図6の例では、HD信号が例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式で圧縮符号化(エンコード)された結果得られるES信号が、光ディスク61に記録されているとする。従って、上述したように、光ディスク61に記録されているES信号の記録レートは、18Mbps,25Mbps,35Mbpsのうちの何れかのデータレートとなる、という制限が課されている。
また、図6の例では、光ディスク再生装置51は、光ディスク61からES信号を読み出し、そのES信号をTS信号の形態で他装置52に送信する。この場合、図6の例では、他装置52はHDVに準拠した装置であるとする。そのため、図6の例では、光ディスク再生装置51から他装置52への送信レートが25Mbpsに固定される、即ち、固定の送信レートは25Mbpsである、という制限が課されている。
換言すると、図6の例では、光ディスク再生装置51には、本発明の手法の一例として、上述した図1乃至図3に示される手法が適用されている。なお、スタッフィングビット(例えば図2のスタッフィングビット22)の付加手法については、例えばここでは、上述した図4と図5に示される手法が適用されているとする。
このため、図1の例では、光ディスク再生装置51は、システムコントロール部71乃至端子82を含むように構成されている。
システムコントロール部71は、この光ディスク再生装置51の動作全体を制御する。
例えば、システムコントロール部71は、光ディスク61に記録されているES信号の記録レートを光ディスク再生部72から取得し、その記録レートに応じて、切替部73と切替部78の出力の切り替えを制御する。ただし、その制御方法については、後述する切替部73と切替部78との説明の際に併せて説明する。
光ディスク再生部72は、光ディスク61に記録されているES信号を再生し(読み出し)、切替部73に提供する。その際、光ディスク再生部72は、読み出し対象のES信号の記録レートを検出し、その検出結果をシステムコントロール部71に通知する。
切替部73は、システムコントロール部71の制御に従って、その出力を、MPEG信号デコード部74側と切替部78側とのうちのいずれか一方に切り替える。
具体的には、本実施の形態では、後述するHD信号出力部76から端子77を介してHD信号が出力される場合と、他装置52への送信対象のES信号が光ディスク61から読み出されて、そのES信号の記録レートが固定の送信レート(ここでは25Mbps)を超えていた場合(ここでは35Mbpsの場合)とのうちの少なくとも一方の場合、システムコントロール部71の制御により、切替部73の出力がMPEG信号デコード部74側に切り替えられる。この場合、光ディスク再生部72により光ディスク61から読み出されたES信号は、切替部73に入力されてMPEG信号デコード部74に提供される。
一方、他装置52への送信対象のES信号が光ディスク61から読み出されて、そのES信号の記録レートが固定の送信レート(ここでは25Mbps)以下の場合(ここでは25Mbpsまたは18Mbpsの場合)、システムコントロール部71の制御に基づいて、切替部73の出力が切替部78側に切り替えられる。この場合、光ディスク再生部72により光ディスク61から読み出されたES信号は、切替部73に入力されて切替部78に提供される。
MPEG信号デコード部74は、切替部73から提供されてくるES信号を、MPEG方式で伸張復号(デコード)し、その結果得られるHD信号をMPEG信号エンコード部75とHD信号出力部76とのうちの少なくとも一方に提供する。
即ち、後述するHD信号出力部76から端子77を介してHD信号が出力される場合には、HD信号はMPEG信号デコード部74からHD信号出力部76に提供される。一方、他装置52への送信対象のES信号が光ディスク61から読み出されて、そのES信号の記録レートが固定の送信レート(ここでは25Mbps)を超えていた場合(ここでは35Mbpsの場合)には、HD信号はMPEG信号デコード部74からMPEG信号エンコード部75に提供される。
MPEG信号エンコード部75は、MPEG信号デコード部74からのHD信号に対して、固定の送信レートと同一の記録レート(ここでは25Mbps)で、MPEG方式による再圧縮符号化処理(再エンコード処理)を施す。これにより、固定の送信レート(ここでは25Mbps)相当のデータサイズを有するES信号が得られ、MPEG信号エンコード部75からTS多重化部80に提供される。
即ち、MPEG信号エンコード部75に入力されるHD信号とは、固定の送信レート(ここでは25Mbps)を超えた記録レート(ここでは35Mbps)で光ディスク61に記録されていたES信号に対してMPEG信号デコード部74によるデコード処理が施された結果得られるHD信号である。
従って、他装置52への送信対象の第1のES信号が光ディスク61から読み出されて、その第1のES信号の記録レートが固定の送信レート(ここでは25Mbps)を超えていた場合(ここでは35Mbpsの場合)には、第1のES信号に対して、MPEG信号デコード部74とMPPEG信号エンコード部75とによりデコード/再エンコード処理が施され、その結果、固定の送信レート(ここでは25Mbps)相当のデータサイズを有する第2のES信号が得られ、TS多重化部80に提供されることになる。
具体的には例えば図2の例に対応させると、35Mbps相当のデータサイズを有するES信号(35Mbps Video)11は、MPEG信号デコード部74によりHD信号(ベースバンド)12に変換され、さらに、MPPEG信号エンコード部75により、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号(25Mbps Video)13に変換され、このES信号13がTS多重化部80に提供されることになる。
HD信号出力部76は、MPEG信号デコード部74から提供されたHD信号、即ち、光ディスク61にES信号の形態で記録されていたHD信号を、端子77を介して外部(図示せぬ他装置等)に出力する。
切替部78は、システムコントロール部71の制御に従って、その出力を、スタッフィングビット付加部79側とTS多重化部80側とのうちのいずれか一方に切り替える。
具体的には、本実施の形態では、他装置52への送信対象のES信号が光ディスク61から読み出されて、そのES信号の記録レートが固定の送信レート(ここでは25Mbps)と同一の場合、システムコントロール部71の制御により、切替部78の出力がTS多重化部80側に切り替えられる。この場合、光ディスク再生部72により光ディスク61から読み出されたES信号は、切替部73を介して切替部78に入力されてそのままTS多重化部80に提供される。即ち、切替部78の出力がTS多重化部80側に切り替えられる処理とは、上述した図1の手法で実現される処理と等価な処理であるといえる。
一方、他装置52への送信対象のES信号が光ディスク61から読み出されて、そのES信号の記録レートが固定の送信レート(ここでは25Mbps)未満の場合(ここでは18Mbpsの場合)、システムコントロール部71の制御に基づいて、切替部78の出力がスタッフィングビット付加部79側に切り替えられる。この場合、光ディスク再生部72により光ディスク61から読み出されたES信号は、切替部73を介して切替部78に入力されてスタッフィングビット付加部79に提供される。
スタッフィングビット付加部79は、切替部78からのES信号、即ち、固定の送信レート(ここでは25Mbps)未満の記録レート(ここでは18Mbps)で光ディスク61に記録されていたES信号に対して、スタッフィングビットを付加する。これにより、固定の送信レート相当のデータサイズを有するES信号が生成される。固定の送信レート相当のデータサイズを有するES信号は、スタッフィングビット付加部79からTS多重化部80に提供される。
具体的には例えば図3の例に対応させると、スタッフィングビット付加部79は、18Mbps相当のデータサイズを有するES信号(18Mbps Video)21に対して、データの不足分だけスタッフィングビット(0bit)22を付加することで、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号31を生成する。より具体的には例えば本実施の形態では、スタッフィングビット付加部79は、図4と図5に示される手法に従った処理を実行することで、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号31を生成する。そして、スタッフィングビット付加部79は、25Mbps相当のデータサイズを有するES信号31をTS多重化部80に提供する。
TS多重化部80は、切替部78からのES信号(例えば図1のES信号1等)、MPEG信号エンコード部75からのES信号(例えば図2のES信号13等)、または、スタッフィングビット付加部79からのES信号(例えば図3のES信号31等)を、TS信号に変換してIEEE1394出力部81に提供する。
IEEE1394出力部81は、TS多重化部80から提供されたTS信号を、端子82を介して他装置52に固定の送信レート(ここでは25Mbps)で出力(送信)する。
次に、図7のフローチャートを参照して、図6の例の光ディスク再生装置51の処理(動作)のうちの、光ディスク61にES信号の形態で記録されているコンテンツを、TS信号の形態で他装置52に送信するまでの一連の処理(以下、かかる一連の処理を送信処理と称する)の一例について説明する。
ステップS1において、光ディスク再生部72は、光ディスク61中のファイルのうちの、指定されたファイルのES信号を再生する(読み出す)。
ステップ2において、光ディスク再生部72は、ステップS1で再生されたES信号の記録レートを取得(検出)し、システムコントロール部71に通知する。
ステップS3において、システムコントロール部71は、ステップS2の処理で光ディスク再生部72から通知された記録レートは、35Mbpsであるか否かを判定する。
ステップS3において、35Mbpsであると判定された場合、上述したように、切替部73の出力がMPEG信号デコード部74側に切り替えられて、光ディスク61からの再生信号である35MbpsのES信号は、MPEG信号デコード部74に提供される。これにより、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、MPEG信号デコード部74は、光ディスク61からの再生信号である35MbpsのES信号をデコードして、その結果得られるHD信号をMPEG信号エンコード部75に出力する。
ステップS5において、MPEG信号エンコード部75は、HD信号を25Mbpsでエンコードして、その結果得られる25MbpsのES信号をTS多重化部80に出力する。
ステップS6において、TS多重化部80は、25MbpsのES信号をTS信号に変換して、IEEE1394出力部81と端子82とを介して他装置52に送信する。
ステップS10において、光ディスク再生装置51は、その他に指定されたファイルがあるか否かを判定する。
ステップS10において、その他に指定されたファイルがないと判定された場合、この送信処理は終了となる。
これに対して、ステップS10において、その他に指定されたファイルがあると判定された場合、処理はステップS1に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
以上、光ディスク61から再生されたES信号の記録レートが35Mbpsであった場合の一連の処理について説明した。
以下、光ディスク61から再生されたES信号の記録レートが25Mbpsまたは18Mbpsであった場合の一連の処理について説明する。
即ち、この場合、ステップS3の処理でNOであると判定され、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、システムコントロール部71は、ステップS2の処理で光ディスク再生部72から通知された記録レートは、25Mbpsであるか否かを判定する。
ステップS7において、25Mbpsであると判定した場合、システムコントロール部71は、上述したように、切替部73の出力を切替部78側に切り替え、かつ、切替部78の出力をTS多重化部80側に切り替える制御を行うことで、光ディスク61からの再生信号である25MbpsのES信号をそのままTS多重化部80に出力する。その後、上述したステップS6以降の処理が実行される。即ち、かかるES信号がTS信号に変換されて他装置52に送信される。
これに対して、ステップS7において、25Mbpsではないと判定された場合、即ち、18Mbpsであると判定された場合、上述したように、切替部73の出力が切替部78側に切り替えられ、かつ、切替部78の出力がスタッフィングビット付加部79側に切り替えられて、光ディスク61からの再生信号である18MbpsのES信号は、スタッフィングビット付加部79に提供される。これにより、処理はステップS9に進む。
ステップS9において、スタッフィングビット付加部79は、光ディスク61からの再生信号である18MbpsのES信号に対してスタッフィングビットを付加し、その結果得られる25MbpsのES信号をTS多重化部80に出力する。その後、上述したステップS6以降の処理が実行される。即ち、かかるES信号がTS信号に変換されて他装置52に送信される。
以上説明したように、図7の例の送信処理は、記録レートが18Mbps,25Mbps,35Mbpsのうちの何れかであり、固定の送信レートが25Mbpsであるという制限が課されている場合の例を示している。ただし、図7の例の送信処理を次のように変更することで、そのような制限が特に無い場合、即ち、任意の記録レートかつ任意の固定の送信レートを設定可能な場合にも対応可能になる。即ち、ステップS3の処理を「記録レートは、固定の送信レートを超えているか?」という処理に代え、ステップS7の処理を「記録レートは、固定の送信レートと同一であるか?」という処理に代え、幾つかのステップ中の「(固定の送信レートの例としての)25Mbps」を「固定の送信レート」という語句に代え、かつ、幾つかのステップ中の「(記録レートの例としての)18Mbps,25Mbps,35Mbps」を別の記録レートに代えることで、図7の送信処理は、任意の記録レートかつ任意の固定の送信レートにも対応可能な送信処理の一例を示すフローチャートになる。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図8は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。即ち、上述した光ディスク記録再生装置の全体または一部分(例えば上述したシステムコントロール部等)は、図8の構成のパーソナルコンピュータとして構成することもできる。
図8において、CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102、または記憶部108に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)103には、CPU101が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104により相互に接続されている。
CPU101にはまた、バス104を介して入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107が接続されている。CPU101は、入力部106から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU101は、処理の結果を出力部107に出力する。
入出力インタフェース105に接続されている記憶部108は、例えばハードディスクからなり、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部109は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部109を介してプログラムを取得し、記憶部108に記憶してもよい。
入出力インタフェース105に接続されているドライブ110は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部108に送信され、記憶される。
また、ドライブ110は、リムーバブルメディア111が装着されたとき、それらを駆動し、そこにデータなどを記録することもできる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図8に示されるように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア111、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM102や、記憶部108を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースである通信部109を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
また、コンテンツ(ES信号等)の記録先は、上述した例では光ディスク61とされたが、上述した例では特に限定されず、例えばリムーバブルメディア111や、記憶部108を構成するハードディスクなどでも構わない。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明の手法を説明する図である。 本発明の手法を説明する図である。 本発明の手法を説明する図である。 本発明の手法を説明する図である。 本発明の手法を説明する図である。 本発明を適用した光ディスク再生装置の構成例を示すブロック図である。 図6の光ディスク再生装置の送信処理例を説明するフローチャートである。 本発明が適用されるプログラムを実行するパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
21 18Mbps相当のデータサイズのES信号, 22,22−1乃至22−9 スタッフィングビット, 31 25Mbps相当のデータサイズのES信号, 51 光ディスク再生装置, 52 他装置, 61 光ディスク, 71 システムコントロール部, 72 光ディスク再生部, 73 切替部, 74 MPEGデコード部, 75 MPEGエンコード部, 78 切替部, 79 スタッフィングビット付加部, 80 TS多重化部, 81 IEEEE1394出力部

Claims (9)

  1. 所定の記録レートで所定の記録媒体に記録されていた第1のエンコード済ストリームを、固定の送信レートで送信する情報処理装置において、
    前記所定の記録レートを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合、前記第1のエンコード済ストリームに対してスタッフィングビットを付加することで、前記固定の送信レート相当のデータサイズを有する第2のエンコード済ストリームを生成するビット付加手段と、
    前ビット付加手段により生成された前記第2のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御する送信制御手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合、前記第2のエンコード済ストリームを送信対象として決定し、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レートと一致する場合、前記第1のエンコード済ストリームをそのまま送信対象として決定する送信対象決定手段をさらに備え、
    前記送信制御手段は、さらに、前記第1のエンコード済ストリームと前記第2のエンコード済ストリームとのうちの、前記送信対象決定手段により送信対象として決定された方を前記固定の送信レートで送信することを制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1のエンコード済ストリームに対してデコード処理を施し、その結果得られるストリームを出力するデコード手段と、
    前記デコード手段から出力された前記ストリームに対して、前記固定の送信レートと同一のデータレートで再エンコード処理を施し、その結果得られる第3のエンコード済ストリームを出力する再エンコード手段と
    をさらに備え、
    前記送信対象決定手段は、さらに、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記固定の送信レートを超えていた場合、前記第3のエンコード済ストリームを送信対象として決定し、
    前記送信制御手段は、前記送信対象決定手段により前記第3のエンコード済ストリームが送信対象として決定された場合、さらに、前記第3のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1のエンコード済ストリームは、所定のベースバンド信号に対してMPEG(Moving Picture Experts Group)方式に従ったエンコード処理が施された結果得られるエレメンタリーストリームであり、
    前記デコード手段と前記再エンコード手段とのそれぞれは、前記MPEG方式に従った前記デコード処理と前記再エンコード処理とのそれぞれを実行し、
    前記送信制御手段は、前記第1のエンコード済ストリーム乃至前記第3のエンコード済ストリームうちの前記送信対象決定手段により送信対象として決定されたエレメンタリーストリームを、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394で規定されているトランスポートストリームに変換し、そのトランスポートストリームを送信することを制御する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1のエンコード済ストリームに対応する前記所定のベースバンド信号は、High-Definition Televisionの所定の規格に従ったHD信号であり、
    前記所定の記録媒体は、前記記録レートとして18Mbps,25Mbps,35Mbpsが許可されているフォーマットに準拠した光ディスクであり、
    前記情報処理装置の送信相手がHDV(High Definition Digital Video)の規格に準拠した装置であり、前記固定の送信レートが、前記HDVの規格で記録レートとして規定されている25Mbpsであり、
    前記送信対象決定手段は、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記35Mbpsの場合、前記第3のエンコード済ストリームを送信対象として決定し、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記25Mbpsの場合、前記第1のエンコード済ストリームをそのまま送信対象として決定し、前記検出手段により検出された前記所定の記録レートが前記18Mbpsの場合、前記第2のエンコード済ストリームを送信対象として決定する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1のエンコード済ストリームは1以上の単位データから構成され、
    前記ビット付加手段は、前記固定の送信レートと前記所定の記録レートとの差分のデータレートで、前記第1のエンコード済ストリームを構成する1以上の前記単位データのそれぞれに対して前記スタッフィングビットを付加することで、前記第2のエンコード済ストリームを生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記差分のデータレートはN[Mbps]とされ、1秒間あたりに送信される前記単位データの個数がM[個]とされている場合、前記ビット付加手段は、平均N/M[Mbit]の前記スタッフィングビットを、1以上の前記単位データのそれぞれに対して付加することで、前記第2のエンコード済ストリームを生成する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 所定の記録レートで所定の記録媒体に記録されていた第1のエンコード済ストリームを、固定の送信レートで送信する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記所定の記録レートを検出し、
    前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合、前記第1のエンコード済ストリームに対してスタッフィングビットを付加することで、前記固定の送信レート相当のデータサイズを有する第2のエンコード済ストリームを生成し、
    生成された前記第2のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御する
    ステップを含む情報処理方法。
  9. 所定の記録レートで所定の記録媒体に記録されていた第1のエンコード済ストリームを、固定の送信レートで送信することを制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記所定の記録レートを検出し、
    前記所定の記録レートが前記固定の送信レート未満の場合、前記第1のエンコード済ストリームに対してスタッフィングビットを付加することで、前記固定の送信レート相当のデータサイズを有する第2のエンコード済ストリームを生成し、
    生成された前記第2のエンコード済ストリームを前記固定の送信レートで送信することを制御する
    ステップを含むプログラム。
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