JP2007071732A - 光学式絶対値エンコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】受光部が発光素子の照明範囲から外れることが無く、また回路系の複雑化及びメモリ容量の増大を伴うことなく、スケールの長尺化を図ること。
【解決手段】スケール板10に、M系列ユニットを複数ユニット連続配置してなるM系列群トラック11と、一定周期で入射光を反射する明暗格子からなる明暗トラック12と、M系列ユニットM1〜M8に対応したグレーコードとなるように反射領域がパターニングされた複数のグレーコードトラック13〜16とを備える。受光部2には、M系列群トラック11と対向する位置に配置された2つのM系列用受光セルアレイA群311及びB群312と、明暗トラック12と対向する位置に配置された2つの受光セルアレイA’群313及びB’群314と、各グレーコードトラック13〜16と対向する位置に配置された受光セル21〜24とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、直線位置又は回転角度の絶対変位量を計測するための光学式絶対値エンコーダに係るものであり、特にスケール又は回転板からM系列信号を検出することにより電源投入時の原点復帰動作が不要な絶対値位置検出機能を有する光学式絶対値エンコーダに関する。
図16(a)(b)は、従来の絶対値リニアエンコーダの概略構成を示す構成図である。同図に示す絶対値リニアエンコーダは、発光素子1、受光素子301、図示していない電子部品を搭載した回路基板3、スケール板302から構成される。スケール板302は、同図に示す矢印7及び8方向へ移動可能になっている。発光素子1から出射した光は、スケール板302で反射して受光素子301へ入射するように受光素子301とスケール板302とが対向配置されている。
図17は回路基板3側から眺めたスケール板302の全体構成図であり、図18は図17に示すスケール板302のパターン形成面302aの部分拡大図である。回路基板3に対向しているスケール板302のパターン形成面302aに、M系列にしたがって入射光を反射する反射パターンからなるM系列トラック4と、一定周期の明暗格子からなる明暗トラック5とが形成されている。なお、M系列トラック4は、反射領域と非反射領域とが繰り返すパターンを形成している。非反射領域とは反射領域よりも反射率が低いという意味であり、必ずしも光が全く反射しない(反射率0)ということに限定する趣旨ではない。スケール板302上に形成されたM系列トラック4及び明暗トラック5は、ガラス板上にクロム膜を蒸着し、該クロム膜の一部をエッチングによって除去することにより得ることができる。
ここで、M系列とは、1周期あたり2個の1,0の組み合わせで構成され、簡単な規則によって作られる確定的系列であるが、概観上不規則な系列に似ている。このM系列の特定位置から連続するn個の1,0情報(パターン)は、系列内で1つしか存在しないため、2個の重複しない情報を持つことになる。上記M系列トラック4は、このM系列の「1」を反射領域(図18の斜線部4a)、「0」を非反射領域(図18の非斜線部4b)とする2個の反射領域4aを有する反射パターンで構成される。ここでは、n=8で2(=256)個の系列からなるものとして説明する。図17に示すように、明暗トラック5の周期を200μmとすると、M系列トラック4のパターンは256個(0〜255)であるので、パターンを配置することができる領域は51.2mm(0.2mm×256)となる。
図19はスケール板302側から回路基板3上の受光素子301を眺めた場合の受光素子301の受光セルパターンを示す平面図である。図中の斜線で示した領域は光を感じる感帯部を示し、その他の領域は光を検出しない不感帯部を示している。同図において、最下段に配置された8個の受光セルからM系列用の受光セルアレイA群311が構成され、下から2段目に配置された8個の受光セルからM系列用の受光セルアレイB群312が構成される。また、左上に配置された6個の受光セルから内挿倍用の受光セルアレイA’群313が構成され、右上に配置された6個の受光セルから内挿倍用の受光セルアレイB’群314が構成される。
受光セルアレイA群311,B群312の各受光セルは周期的に配置されるものであり、隣接する2つの受光セル間の距離である周期ピッチ321をM系列用周期ピッチ=Pというものとする。受光セルアレイA群311,B群312の位相差322を電気角で180°とするため、位相差322の距離はM系列用周期ピッチPの半分、つまり、P/2とする。
また、受光セルアレイA’群313、受光セルアレイB’群314の周期ピッチ(以下、内挿倍用周期ピッチという。)323、324はM系列検出用周期ピッチ321と同じ値、つまり、内挿倍用周期ピッチはPとなるように設けられている。内挿倍用周期ピッチ323,324(=P)を電気角で360°とした場合に、受光セルアレイA’群313、受光セルアレイB’群314の位相差325を90°もしくは270°の電気角の位相差に設定するためには、位相差325となる距離を、P/4または3P/4とすることにより達成される。
また、M系列用の受光セルアレイB群312と内挿倍検出用の受光セルアレイA’群313とは適当な位相差にて配置されるが、この従来技術では、受光セルアレイB群312と受光セルアレイA’群313とが同位相となるように配置されている。
なお、受光セルアレイA群311,B群312及び受光セルアレイA’群313、B’群314のそれぞれのピッチ321、323、324、受光セルアレイA群311及びB群312との位相差322、受光セルアレイA’群313及びB’群314との位相差325については特開2001-194185号公報に詳述されている。
以上のように構成された光学式リニアエンコーダにおいて、スケール板302と回路基板3とが矢印7又は8方向へ相対移動すると、受光セルアレイA群311及びB群312が対向配置されたM系列トラック4からの照射光を受光して16個の独立した信号からなるM系列検出信号を出力する。同時に、受光セルアレイA’群313及びB’群314が対向配置された明暗トラック5からの照射光を受光して正弦波信号となる内挿倍検出信号を出力する。受光セルアレイA’群313及びB’群314の各受光セルの出力段は、A’群313及びB’群314毎に並列接続されており、A’群313及びB’群314毎に出力された2個の独立した内挿倍検出信号を出力する。
M系列検出信号及び内挿倍検出信号を図示していないCPUに取り込み、M系列検出信号を絶対値位置情報に変換する。更に、M系列検出信号と同期して得られる内挿倍検出信号を電気的に内挿倍することによりM系列検出信号で得られた分解能を超える分解能を実現している。
なお、上記光学式リニアエンコーダはスケール板302からの反射光を受光素子301で検出する方式であるが、発光素子と受光素子とをスケール板を挟んで対向配置し、スケール板にM系列トラック4及び明暗トラック5に相当するスリット列を形成し、スリット列を透過した光を受光素子で検出する方式もある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−194185号公報
上述した従来の光学式絶対値エンコーダにおいてスケールの長尺化を実現する場合、M系列のビット数を増やす、2)M系列パターンの反射領域又はスリット幅及び明暗トラックの明暗周期を長くする、といった方法が採られる。
ところが、上記方式でスケールの長尺化を図った場合、受光素子がスケールの移動方向に長くなり、発光素子(例えばLED)の照明範囲から外れるといった問題が生じる。また、ビット数を増やせば検出信号を処理する回路系が複雑になると共にM系列情報を格納するメモリ容量が大きくなるといった問題がある。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、受光素子が発光素子の照明範囲から外れることが無く、また回路系の複雑化及びメモリ容量の増大を伴うことなく、スケールの長尺化を図ることのできる光学式絶対値エンコーダを提供することを目的とする。
本発明の光学式絶対値エンコーダは、照射光を出射する発光部と、前記発光部から照射光が入射するスケール板と、前記スケール板から前記照射光を受光する受光部と、前記受光部から出力された検出信号を処理して絶対位置情報を得る回路ユニットとを備えた光学式絶対値エンコーダであって、前記スケール板は、M系列の規則に基づいて入射光を反射する反射パターンからなるM系列ユニットを複数ユニット連続配置してなるM系列群トラックと、前記M系列群トラックに併設され一定周期で入射光を反射する明暗格子からなる明暗トラックと、前記M系列群トラックに併設され前記M系列ユニットに対応したグレーコードとなるように反射領域がパターニングされた複数のグレーコードトラックとを備え、前記受光部は、前記M系列群トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つのM系列用受光素子群と、前記明暗トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つの内挿倍用受光素子群と、前記各グレーコードトラックと対向する位置にそれぞれ配置されたグレーコード用受光素子群とを備え、前記回路ユニットは、前記M系列用受光素子群から出力されるM系列検出信号と、前記内挿倍用受光素子群から出力される内挿倍検出信号と、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号とを組み合わせて絶対位置情報を得ることを特徴とする。
このように構成された光学式絶対値エンコーダによれば、グレーコード検出信号に基づいて検出位置が存在するM系列ユニットを特定でき、M系列検出信号及び内挿倍検出信号を用いてM系列ユニット内での位置を高精度に検出できる。したがって、M系列ユニットにおけるM系列のビット数を増大させることなく又M系列ユニットの反射パターン幅や明暗トラックの周期を大きくすること無くスケールの長尺化を実現でき、回路系を複雑化したりメモリ容量を大幅に増大させたりすること無くスケールの長尺化を実現できる。
また本発明の光学式絶対値エンコーダは、照射光を出射する発光部と、前記発光部から照射光が入射するスケール板と、前記スケール板を挟んで前記発光部に対向配置され前記スケール板を透過した照射光を受光する受光部と、前記受光部から出力された検出信号を処理して絶対位置情報を得る回路ユニットとを備えた光学式絶対値エンコーダであって、前記スケール板は、M系列の規則に基づいて入射光を透過及び遮光するスリット列からなるM系列ユニットを複数ユニット連続配置してなるM系列群トラックと、前記M系列群トラックに併設され一定周期で入射光を透過及び遮光する明暗格子からなる明暗トラックと、前記M系列群トラックに併設され前記M系列ユニットに対応したグレーコードとなるように透過及び遮光領域がパターニングされた複数のグレーコードトラックとを備え、前記受光部は、前記M系列群トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つのM系列用受光素子群と、前記明暗トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つの内挿倍用受光素子群と、前記各グレーコードトラックと対向する位置にそれぞれ配置されたグレーコード用受光素子群とを備え、前記回路ユニットは、前記M系列用受光素子群から出力されるM系列検出信号と、前記内挿倍用受光素子群から出力される内挿倍検出信号と、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号とを組み合わせて絶対位置情報を得ることを特徴とする。
このように構成された光学式絶対値エンコーダによれば、発光部と受光部とでスケール板を挟みスケール板を透過した照射光を受光部で検出する透過型のリニアエンコーダにおいて、M系列ユニットにおけるM系列のビット数を増大させることなく又M系列ユニットのスリット幅や明暗トラックの周期を大きくすること無くスケールの長尺化を実現でき、回路系を複雑化したりメモリ容量を大幅に増大させたりすること無くスケールの長尺化を実現できる。
また本発明の光学式絶対値エンコーダは、照射光を出射する発光部と、回転角度の検出対象である回転体の軸を中心として回転する回転板と、前記回転板から前記照射光を受光する受光部と、前記受光部から出力された検出信号を処理して前記回転板の回転方向変位情報を得る回路ユニットとを備えた光学式絶対値エンコーダであって、前記回転板は、M系列の規則に基づいて入射光を反射する反射パターンからなるM系列ユニットを回転中心から所定距離離れた位置に円状に複数ユニット連続配置してなるM系列群トラックと、前記M系列群トラックと同心円状に設けられ一定周期で入射光を反射する明暗格子からなる明暗トラックと、前記M系列群トラックと同心円状に設けられ前記M系列ユニットに対応したグレーコードとなるように反射領域がパターニングされた複数のグレーコードトラックとを備え、前記受光部は、前記M系列群トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つのM系列用受光素子群と、前記明暗トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つの内挿倍用受光素子群と、前記各グレーコードトラックと対向する位置にそれぞれ配置されたグレーコード用受光素子群とを備え、前記回路ユニットは、前記M系列用受光素子群から出力されるM系列検出信号と、前記内挿倍用受光素子群から出力される内挿倍検出信号と、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号とを組み合わせて絶対値回転位置情報を得ることを特徴とする。
このように構成された光学式絶対値エンコーダによれば、回転板で反射した照射光を受光部で検出する反射型のロータリエンコーダにおいて、M系列ユニットにおけるM系列のビット数を増大させることなく又M系列ユニットの反射パターン幅や明暗トラックの周期を大きくすること無くスケールの長尺化を実現でき、回路系を複雑化したりメモリ容量を大幅に増大させたりすること無くスケールの長尺化を実現できる。
また本発明の光学式絶対値エンコーダは、照射光を出射する発光部と、前記発光部から照射光が入射する回転板と、前記回転板を挟んで前記発光部に対向配置され前記回転板を透過した照射光を受光する受光部と、前記受光部から出力された検出信号を処理して前記回転板の回転方向変位情報を得る回路ユニットとを備えた光学式絶対値エンコーダであって、前記回転板は、M系列の規則に基づいて入射光を透過及び遮光するスリット列からなるM系列ユニットを回転中心から所定距離離れた位置に円状に複数ユニット連続配置してなるM系列群トラックと、前記M系列群トラックと同心円状に設けられ一定周期で入射光を透過及び遮光する明暗格子からなる明暗トラックと、前記M系列群トラックと同心円状に設けられ前記M系列ユニットに対応したグレーコードとなるように透過及び遮光領域がパターニングされた複数のグレーコードトラックとを備え、前記受光部は、前記M系列群トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つのM系列用受光素子群と、前記明暗トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つの内挿倍用受光素子群と、前記各グレーコードトラックと対向する位置にそれぞれ配置されたグレーコード用受光素子群とを備え、前記回路ユニットは、前記M系列用受光素子群から出力されるM系列検出信号と、前記内挿倍用受光素子群から出力される内挿倍検出信号と、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号とを組み合わせて絶対値回転位置情報を得ることを特徴とする。
このように構成された光学式絶対値エンコーダによ回転板を配置し、回転板を透過した照射光を受光部で検出する透過型のロータリエンコーダにおいて、M系列ユニットにおけるM系列のビット数を増大させることなく又M系列ユニットのスリット幅や明暗トラックの周期を大きくすること無くスケールの長尺化を実現でき、回路系を複雑化したりメモリ容量を大幅に増大させたりすること無くスケールの長尺化を実現できる。
なお、前記受光部は、前記各グレーコードトラックと対向する位置で、かつ、前記グレーコード用受光素子群から前記スケール板の移動方向又は前記回転板の径方向へ少なくとも前記M系列用受光素子と同一ピッチだけ離れた位置にそれぞれ配置された切替用のグレーコード用受光素子群を備え、前記回路ユニットは、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号が不安定な期間は、位置検出に用いるグレーコード検出信号を前記切替用のグレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号に切替えることが望ましい。これにより、不安定な状態のグレーコード検出信号を用いて位置検出することによる検出誤差を排除することができる。
また、前記回路ユニットは、M系列検出信号及び内挿倍検出信号を用いて該当するM系列ユニット内での位置情報を計算する一方、各M系列ユニットの位置情報と各グレーコードとを対応させたテーブルを参照してグレーコード検出信号に対応した位置情報を取得して最終的な位置情報を算出することが望ましい。
本発明によれば、受光素子が発光素子の照明範囲から外れることが無く、また回路系の複雑化及びメモリ容量の増大を伴うことなく、光学式絶対値エンコーダのスケールの長尺化を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)(b)は第1の実施の形態に係る光学式絶対値リニアエンコーダの概略的な構成図である。同図に示すように、第1の実施の形態に係る光学式絶対値リニアエンコーダの概略的な構成は前述した図16(a)(b)に示すものと同じである。すなわち、発光素子1、受光部2、回路基板3、スケール板10を主な構成要素として構成されている。本実施の形態に係る光学式絶対値リニアエンコーダは、半導体装置、製造装置又は工作機械等において、直線位置又は回転角度の計測が必要な移動装置に組み込んで用いられる。スケール板10又はセンサヘッド(受光部2側)を移動装置における計測対象である移動体と一緒に動くようにしてスケール板10と受光部2とを相対移動させる。
本実施の形態で用いられるスケール板10は、受光部2との対向面に、M系列にしたがって反射領域と非反射領域が繰り返す反射パターンからなるM系列トラックが複数周期に亘り連続するM系列群トラック、M系列群トラックのトラック長に応じた長さの明暗トラック及び複数段のグレーコードトラックが形成されている。受光部2は、M系列用の受光セルアレイ、内挿倍用の受光セルアレイの他に、複数段のグレーコードトラックを独立して検出する複数の受光セルが設けられている。
図2及び図3を参照してスケール板10の構成を詳細に説明する。
図2はスケール板10のトラック形成面の構成を説明するための構成説明図であり、図3は図2に示すM系列ユニットM1に相当する領域を上下方向に切り抜いた図である。図2に示すように、M系列群トラック11は、移動方向となるスケール長手方向に隙間無く直線状に配置された8個のM系列ユニットM1〜M8から構成されている。各M系列ユニットM1〜M8は、図17に示すM系列トラック4と同じM系列パターンを有している。すなわち、M系列群トラック11は、図17に示すM系列トラック4を1ユニットとして8ユニット(8周期)連続して配置した構成となっている。M系列群トラック11のトラック長に相当するスケール長は、図17に示す51.2mmから409.6mmになっており、M系列のビット数を増大させずに、8倍に長尺化されていることになる。
M系列群トラック11と同一長さ(409.6mm)の明暗トラック12がM系列群トラック11に隣接して平行に形成されている。明暗トラック12の幅はM系列群トラック11と同一である。
M系列群トラック11と同一長さ(409.6mm)の4本のグレーコードトラック13〜16がM系列群トラック11に隣接して平行に設けられている。4本のグレーコードトラック13〜16で0,1情報の4ビットコードを生成し、M系列群トラック11の各周期(M1〜M8)に対応して隣接周期で1ビットずつコードが変化するようにパターンが組み合わされている。グレーコードトラック13〜16により生成されるグレーコードの「1」が反射領域(図2の斜線部)に対応し、「0」が非反射領域(図2の非斜線部)に対応している。
図4は受光部2のスケール板10と対向しているパターン形成面の構成図である。なお、受光セルアレイA群311及びB群312、受光セルアレイA’群313及びB’群314の構成は、図19に示すものと同様である。受光セルアレイA群311及びB群312はM系列群トラック11と対向し、受光セルアレイA’群313及びB’群314は明暗パターン12と対向するように配置されている。
受光セルアレイA群311及びB群312の下方には、スケール板10の移動方向と直交する方向に沿って4個の受光セル21〜24が配置されている。これら4個の受光セル21〜24はそれぞれ4本のグレーコードトラック13〜16と対向するように配置されている。
したがって、受光セルアレイA群311及びB群312がM系列群トラック11を検出し、受光セルアレイA’群313及びB’群314が明暗パターン12を検出する一方、受光セル21〜24がグレーコードトラック13〜16をそれぞれ検出するように構成されている。
図5は受光セルアレイA群311及びB群312、受光セルアレイA’群313及びB’群314、グレーコード検出用の受光セル21〜24、並びにその周辺回路の回路構成図である。M系列用の受光セルアレイA群311及びB群312と内挿倍用の受光セルアレイA’群313及びB’群314とでは回路構成が異なっている。
受光セルアレイA群311,B群312,A’群313,B’群314の個々の受光セル(31−1〜31−8、32−1〜32−8、33−1〜33−6、34−1〜34−6)のカソード側に電源(Vcc)が接続されており、逆バイアス接続となっている。
M系列用の受光セルアレイA群311及びB群312の全ての受光セル31−1〜31−8及び32−1〜32−8のアノード側にそれぞれ電流電圧変換用抵抗41−1〜41−8,42−1〜42−8が接続されており、CPU(Central Processing Unit)50がM系列検出信号を電圧信号として取り込めるようになされている。この場合、図5で示すようにコンパレータ45−1〜45−8,46−1〜46−8を介して波形整形してデジタル信号としてCPU50へ入力されるようになされている。
内挿倍用の受光セルアレイA’群313及びB’群314の周辺回路構成は、内挿倍用の受光セルアレイA’群313及びB’群314の各受光セル33−1〜33−6、34−1〜34−6のアノード側を全て結合して電流電圧変換用抵抗43,44に接続され、また、これら電流電圧変換用抵抗43,44の他端はグランド接地されている。これによりI/V変換された内挿倍信号を電圧信号としてCPU50内のA/D変換器(図示せず)を介して取り込む。
これにより、M系列用の受光セルアレイA群311,B群312では個々の受光セル31−1〜31−8及び32−1〜32−8から出力される検出信号がそれぞれCPU50に入力されるのに対し、内挿倍用の受光セルアレイA’群313及びB’群314では、個々の受光セル33−1〜33−6、34−1〜34−6からの出力信号の総和が出力される。
さらに、本実施の形態では、グレーコード用の受光セル21〜24のカソード側に電源(Vcc)が接続されており、逆バイアス接続となっている。また受光セル21〜24のアノード側にそれぞれ電流電圧変換用抵抗45−1〜45−4が接続されており、CPU50がグレーコード検出信号を電圧信号として取り込めるようになされている。
ここで、グレーコードトラック13〜16が各位置で構成するグレーコードと位置検出値(スケール位置)との関係について説明する。上記したように、M系列群トラック11を構成する各M系列ユニットM1〜M8は、それぞれ0mm〜51.2mmまでの測定可能範囲を有し、M系列群トラック11全体では0mm〜409.6mmまでの距離を測定可能である。グレーコードトラック13〜16は、M系列ユニットM1〜M8が切り替わる境目で1ビットだけ変化するようにパターンが配置されている。すなわち、グレーコードトラック13〜16が構成する4ビットのグレーコードがM系列ユニットM1〜M8のいずれかに1対1で対応している。本実施の形態では、図6に示すテーブル構成となるようにグレーコードトラック13〜16がパターニングされている。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作について説明する。
発光素子1から照射光がスケール板10に照射されると共にスケール板10が矢印7又は8方向へ移動する。発光素子1の照射領域に位置しているM系列群トラック11、明暗トラック12及びグレーコードトラック13〜16の特定位置が同時に照明される。M系列群トラック11からの反射光が受光セルアレイA群311,B群312の個々の受光セル31−1〜31−8及び32−1〜32−8に入射し、明暗トラック12からの反射光が受光セルアレイA’群313及びB’群314の受光セル33−1〜33−6、34−1〜34−6へ入射する。さらに、グレーコードトラック13〜16からの反射光がグレーコード用の受光セル21〜24に入射する。
受光部2は、到達した照射光の光量に比例して光電流信号を出力する。M系列群トラック11の反射光を受光して、受光セルアレイA群311,B群312が出力する電流のM系列検出信号は、電流電圧変換用抵抗41−1〜41−8,42−1〜42−8でI/V変換されて電圧のM系列検出信号に変換され、コンパレータ45−1〜45−8,46−1〜46−8を介して波形整形されたのちに、CPU50に取り込まれる。
同様に、内挿倍用の明暗トラック12の反射光を受光して、受光セルアレイA’群313及びB’群314が出力する電流の内挿倍検出信号は、電流電圧変換用抵抗43,44でI/V変換されて電圧の内挿倍検出信号に変換され、CPU50が内蔵する図示しないA/D変換器によりアナログ信号からデジタル信号に変換された上でCPU50に取り込まれる。
さらに、グレーコード用のグレーコードトラック13〜16の反射光を受光して、各受光セル21〜24が出力する電流のグレーコード検出信号は、電流電圧変換用抵抗45−1〜45−4でI/V変換されて電圧のグレーコード検出信号に変換され、CPU50が内蔵する図示しないA/D変換器によりアナログ信号からデジタル信号に変換された上でCPU50に取り込まれる。
図8にCPU50に取り込まれる前のアナログ電圧信号を示す。図8(c)(d)に示すM系列検出信号は、M系列用の受光セルアレイA群311の受光セル31−1および受光セルアレイB群312の受光セル32−1から出力された検出信号である。また、図8(a)(b)に示す内挿倍検出信号は、内挿倍用の受光セルアレイA’群313及びB’群314の各受光セルからの出力を総和して得られる検出信号である。
図8(a)〜(h)の各縦軸は、各受光セルからの電流信号を電圧信号に変換したものを示し、横軸はスケール板10の絶対位置を示す。なお、内挿倍用の受光セルアレイA’群313及びB’群314からの内挿倍検出信号は、オフセット電圧が加算されている。
続いて、取り込んだ検出信号を用いてCPU50が絶対位置を検出する際の絶対位置の検出原理について説明する。例えば、図9で示すM系列用の受光セルアレイB群312のように各受光セル毎の受光・遮光が明瞭な場合は各受光セル毎の検出が明確にできるが、図9で示すM系列用の受光セルアレイA群311の受光セルのように、スケール板10のM系列群トラック11にて受光セルの一部の領域(例えば図9の受光セル31−1,31−2,31−3,31−4,31−6,31−7,31−8)が遮光している場合、受光セルアレイA群311の受光セル31−1〜31−8からの信号は、遮光状態であるか、もしくは、受光状態であるかを判断することが困難な状態であり、正確な位置情報を得ることが困難となる。
そこで、受光セルアレイB群312では完全に受光又は遮光の状態となっている点に着目し、受光セルアレイA群311からの出力信号でなく、受光セルアレイB群312からの出力信号を用いて、正しいM系列信号を得ることとなる。例えば、図9で示す状態におけるM系列検出信号および内挿倍検出信号を、図8の201の位置における出力信号とすると、受光セルアレイA群311の受光セル31−1の検出信号(図8(c))は、M系列信号が立ち上がっている途中であり、High又はLow信号を判断するためには、不安定な状態であることがわかる。しかしながら、受光セルアレイB群312の受光セル32−1の検出信号(図8(d))は、完全にHigh側であるために、M系列トラックを正しく検出できる。
本実施の形態では、位置間隔202に含まれる位置の場合にはCPU50が受光セルアレイA群311のM系列検出信号を選択するようにする。同様に、位置間隔203に含まれる位置の場合にはCPU50が受光セルアレイB群312のM系列検出信号を選択するようにする。
このようにして得られた受光セルアレイA群311,B群312の正しいM系列検出信号を、CPU50で位置情報に変換することによって、M系列検出信号が絶対値位置情報に変換される。ここで、M系列検出信号によって得られた8ビット分の分解能を上位8ビットと呼ぶ。更に、M系列検出信号と同期して得られた内挿倍検出信号を電気的に内挿倍することにより、M系列で得られた8ビットの分解能を超える分解能を実現することが可能となる。ここで、内挿倍によって得られたXビット分の分解能を下位Xビットと呼ぶ。この上位8ビットの分解能と下位Xビットの分解能を組合せた分解能、すなわち(8+X)ビット分の分解能が本光学式絶対値リニアエンコーダの分解能となる。
ところで、以上のようにして得られた絶対値位置情報は、照射光が入射したM系列ユニット内における特定位置の値であり、本実施の形態のスケール板10のように8個のM系列ユニットM1〜M8が存在する場合には照射光が入射したM系列ユニットまで特定する必要がある。
本実施の形態は、グレーコード検出信号を用いることにより照射光が入射したM系列ユニットを特定している。図7に示すスケール板10のT1を検出する場合を例にして説明する。スケール板10上での位置T1は、図8に示す位置204に相当するものとする。図7に示すように、1列目のグレーコードトラック13における位置T1は遮光状態に相当する非反射領域(非斜線部)が位置し、2列目のグレーコードトラック14における位置T1は受光状態に相当する反射領域(斜線部)が位置し、3列目のグレーコードトラック15における位置T1は遮光状態に相当する非反射領域(非斜線部)が位置し、4列目のグレーコードトラック16における位置T1は遮光状態に相当する非反射領域(非斜線部)が位置する。したがって、1列目から4列目のグレーコードトラック13〜16の位置T1からの反射光を検出した受光セル21〜24の出力信号は、図8(e)〜(h)に示すように(0100)のパターンを示す。すなわち、1列目のグレーコードトラック13に対向する受光セル21の出力信号はローレベル(0)、2列目のグレーコードトラック14に対向する受光セル22の出力信号はハイレベル(1)、3列目のグレーコードトラック15に対向する受光セル23の出力信号はローレベル(0)、4列目のグレーコードトラック16に対向する受光セル24の出力信号はローレベル(0)となる。CPU50は、このようなグレーコード検出信号を取り込んでいるので、グレーコード検出信号の0,1のパターンを用いて図6のテーブルを参照し位置T1に対応した位置検出値を取得する。上記したように、図7に示すM系列ユニットの開始位置である位置αから位置T1までの距離ΔαはM系列検出信号及び内挿倍検出信号を用いて計算している。グレーコード検出信号に基づいて取得した位置検出値(153.6mm)と、M系列検出信号及び内挿倍検出信号を用いて取得したΔαとを合計した値が最終的な位置T1の計測値となる。
このように本実施の形態によれば、スケール板10にM系列ユニットを直線状に複数ユニット配置すると共に隣接して同一長の内挿倍用の明暗トラック12を配置してスケールの長尺化を図り、M系列ユニットの境界で1ビット変化するグレーコードを生成するグレーコードトラック13〜16をM系列群トラック11と平行に設けたので、グレーコード検出信号に基づいて検出位置が存在するM系列ユニットを特定でき、M系列検出信号及び内挿倍検出信号を用いてM系列ユニット内での位置を高精度に検出できる。したがって、M系列ユニットにおけるM系列のビット数を増大させることなく又M系列トラックの反射パターン幅や明暗トラックの周期を大きくすること無くスケールの長尺化を実現でき、回路系を複雑化したりメモリ容量を大幅に増大させたりすること無くスケールの長尺化が実現された。
(第2の実施の形態)
図10は本実施の形態にかかる光学式絶対値リニアエンコーダの概略的な構成を示す図である。同図に示すように、発光素子1と受光部2との間に透過型のスケール板30を配置する構成となっている。
スケール板30には、図2に示すM系列群トラック11、明暗トラック12、グレーコードトラック13〜16が、透過部と遮光部とで形成されている。第1の実施の形態におけるトラック11〜16において照射光を強く反射する反射領域に相当する部分にスリットを設けて透過部となし、照射光を反射しない又は反射光量が少ない非反射領域に相当する部分をスリットの無い遮光部となして構成する。受光部2の構成は図4に示すものと同一構成である。受光部2及びその周辺回路の回路構成は図5に示すものと同一構成である。
以上のように構成された光学式絶対値リニアエンコーダによれば、発光素子1から出射された照射光がスケール板30のM系列群トラック11、明暗トラック12、グレーコードトラック13〜16を透過して受光部2に受光される。受光部2から出力されるM系列検出信号、内挿倍検出信号及びグレーコード検出信号がCPU50に取り込まれ、第1の実施の形態と同様に処理されて絶対値位置情報が得られるものとなる。
(第3の実施の形態)
図11は本実施の形態にかかる光学式絶対値ロータリエンコーダの概略的な構成を示す図である。この光学式絶対値ロータリエンコーダは、エンコーダケース51、ベアリング52,53、中空軸54、回転板としてのスリット円板55、発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)56、受光部2、回路ユニットを搭載するプリント基板58を備えている。スリット円板55が取り付けられる中空軸54は回転角度の検出対象である回転体の回転中心となっている。
エンコーダケース51には、ベアリング52,53を介して中空軸54が回動自在となるように取り付けられている。この中空軸54には、スリット円板55が取り付けられている。このスリット円板55には、図12に示すように、複数のトラックで構成された検出用トラック59が設けられている。検出用トラック59は、図2に示すM系列群トラック11、明暗トラック12、グレーコードトラック13〜16が同心円状に形成されたものである。第1の実施の形態におけるトラック11〜16で照射光を強く反射する反射領域に相当する部分にスリットを設けて透過部となし、照射光を反射しない又は反射光量が少ない非反射領域に相当する部分をスリットの無い遮光部となしてスリット円板55を構成する。
なお、スリットは、図11で示すような貫通孔や、また、図示しない透明なスリット円板に明暗格子状に印刷したパターン(明は透明な透過部であり、暗は遮光部である)のうち透過部などを指すものとする。この検出用トラック59のうち一方のスリット列はユニットがM系列の規則に従って配置されたM系列スリット列ユニットが8ユニットで1周した円形トラックであり、他方のスリット列は特定の周期で交互に光を透過・遮光させるスリット列(以下、内挿倍スリット列という。)からなる円形トラックである。さらに、残りの4本のスリット列は、M系列スリット列ユニットの境界で1ビットずつ変化するグレーコードとなるように構成された4つの円形トラックである。すなわち、図2に示す直線的なM系列群トラック11、明暗トラック12、グレーコードトラック13〜16を、スリット円板55に同心円状に配置するように円形にしたものである。
以上のように構成された光学式絶対値ロータリエンコーダによれば、LED56から出射された照射光がスリット円板55のM系列群トラック11、明暗トラック12、グレーコードトラック13〜16を透過して受光部2に受光される。受光部2から出力されるM系列検出信号、内挿倍検出信号及びグレーコード検出信号がCPU50に取り込まれ、第1の実施の形態と同様に処理されて回転方向変位情報が得られるものとなる。
なお、上記第3の実施の形態は、スリット円板を用いた透過型のロータリエンコーダであったが、反射型の光学式絶対値ロータリエンコーダを構成することもできる。図1(a)に示す配置において、スケール板10に代えて回転角度の検出対象である回転体の軸を中心として回転する回転板を設ける。当該回転板には、図2に示すM系列群トラック11、明暗トラック12、グレーコードトラック13〜16と同一機能を奏する円形の検出トラックを同心円状に配置する。回転板に同心円状に配置された各トラックに対して対向するように受光部2の各受光素子群を配置する。これにより、透過型のロータリエンコーダにおいて上述した第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る光学式絶対値リニアエンコーダは、第1の実施の形態に係る光学式絶対値リニアエンコーダと概略的な構成は同じである。すなわち、本実施の形態に係る光学式絶対値リニアエンコーダは、発光素子1、受光部70、回路基板3、スケール板10を主な構成要素として構成され、これらの構成要素が図1(a)に示すように配置されている。
図13は受光部70のスケール板10と対向するパターン形成面の構成図である。同時に示すように、M系列用の受光セルアレイA群311及びB群312、内挿倍用の受光セルアレイA’群313及びB’群314、グレーコード用の受光セル21〜24(以下、受光セルアレイC群20という)が設けられている。本実施の形態では、受光セルアレイC群20からM系列用の受光セルアレイA群311の周期321以上離れた位置に、グレーコード用の受光セル61〜64(以下、受光セルアレイD群60という)が配置されている。受光セルアレイD群60を構成する受光セル61は、C群20の受光セル21と同様に1列目のグレーコードトラック13に対向配置され、受光セル62はC群20の受光セル22と同様に2列目のグレーコードトラック14に対向配置され、受光セル63はC群20の受光セル23と同様に3列目のグレーコードトラック15に対向配置され、受光セル64はC群20の受光セル24と同様に4列目のグレーコードトラック16に対向配置される。このように、受光セルアレイD群60を設けることにより、受光セルアレイC群20から受光セルアレイA群311の周期321以上離れた位置で、同時にグレーコードトラック13〜16を検出可能にしている。
図14は受光セルアレイA群311及びB群312、受光セルアレイA’群313及びB’群314、受光セルアレイC群20及びD群60並びにその周辺回路の回路構成図である。なお、図5に示す回路構成と同じ部分には同一符号を付している。
本実施の形態では、グレーコード用の受光セルアレイ群60の各受光セル61〜64のカソード側に電源(Vcc)が接続されており、逆バイアス接続となっている。また受光セル61〜64のアノード側にそれぞれ電流電圧変換用抵抗65−1〜65−4が接続されており、CPU50がグレーコード検出信号を電圧信号として取り込めるようになされている。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作について説明する。
図15は、スケール板10が矢印8方向へ移動した場合のタイミングT2(図7参照)前後の内挿倍検出信号(図15(a)(b))、M系列検出信号(図15(c)(d))、C群のグレーコード検出信号(図15(e)〜(h))、D群のグレーコード検出信号(図15(i)〜(l))の状態を示す図である。
図15に示すタイミングT4では、グレーコード用受光セルアレイC群20及びD群60のいずれのグレーコード検出信号もハイレベル又はローレベルで安定している。したがって、このような安定状態ではグレーコード用受光セルアレイC群20及びD群60のいずれのグレーコード検出信号を用いてもグレーコードを用いた正確な位置検出が可能である。
ここで、図15に示すタイミングT21からT22の範囲は、1列目のグレーコードトラック13を検出する受光セル61のグレーコード検出信号(図15(e))がローレベルからハイレベルに変化している期間であり、デジタル値として不安定な状態である。このようなグレーコード検出信号の不安定な期間を用いて位置検出すると大きな誤差が発生する可能性が高い。一方、受光セルアレイA群311の周期321以上離れた位置に配置されたD群60の受光セル61のグレーコード検出信号(図15(i))は、C群20の受光セル出力が不安定な状態となるタイミングT21からT22の範囲においてローレベルで安定しており、その他のグレーコード検出信号(図15(j)〜(l))も安定している。そこで、タイミングT21からT22の範囲ではグレーコード検出用の受光セルアレイD群60のグレーコード検出信号(図15(i)〜(l))を用いて位置検出を行う。本実施の形態では、タイミングT21からT22においてM系列検出信号及びグレーコード検出信号を用いて計算される位置情報(以下、M系列検出位置情報という)を、予め検出位置βとしてCPU50に認識させておく。CPU50は、M系列検出位置情報が検出位置βのときは、グレーコード検出信号のいずれか一つの信号が変化するタイミングであると判断し、受光セルアレイD群60のグレーコード検出信号(図15(i)〜(l))を用いて位置検出を行う。これにより、タイミングT21からT22におけるグレーコード検出信号の信号変化に伴う誤差を除去することができる。
なお、グレーコード検出用の受光セルアレイC群20のグレーコード検出信号が変化するタイミングはタイミングT21からT22に限られるものではなく、各変化タイミングにおいて上記同様に受光セルアレイD群60のグレーコード検出信号(図15(i)〜(l))を用いて位置検出を行うように切り替え制御を行う。受光セルアレイD群60の受光セル61〜64は受光セルアレイC群20の受光セル21〜24と位相がずれているので、受光セルアレイC群20のグレーコード検出信号が変化するタイミングでは、受光セルアレイD群60のグレーコード検出信号は安定した状態となる。
また、受光セルアレイD群60のグレーコード検出信号(図15(i)〜(l))を用いて位置検出を行う場合、グレーコード検出信号(図15(i)〜(l))の何れかが変化する検出位置では、受光セルアレイC群20のグレーコード検出信号(図15(e)〜(h))に切り替えて位置検出を実行する。
例えば、図15に示すタイミングT31からタイミングT32の範囲では、1列目のグレーコードトラック13を検出する受光セル61のグレーコード検出信号(図15(i))がローレベルからハイレベルに変化している期間であり、デジタル値として不安定な状態である。このようなグレーコード検出信号の不安定な期間を用いて位置検出すると大きな誤差が発生する可能性が高い。一方、受光セルアレイA群311の受光セル21のグレーコード検出信号(図15(e))は、ハイレベルで安定しており、その他のグレーコード検出信号(図15(f)〜(h))も安定している。上記同様に、タイミングT31からT32において計算されるM系列検出位置情報を、予め検出位置γとしてCPU50に認識させておく。CPU50は、M系列検出位置情報が検出位置γのときは、グレーコード検出信号のいずれか一つの信号が変化するタイミングであると判断し、位置検出に用いるグレーコード検出信号を受光セルアレイC群20のグレーコード検出信号(図15(e)〜(l))に切り替えて位置検出を行う。これにより、タイミングT31からT32におけるグレーコード検出信号の信号変化に伴う誤差を除去することができる。
このように本実施の形態によれば、C群20又はD群60のグレーコード検出信号が信号変化するタイミングでは他方の安定したグレーコード検出信号に切り替えて位置検出を行うので、グレーコード検出信号の読み誤りを防ぐことができ、正確な絶対位置検出が可能になる。
なお、上記第2の実施の形態、第3の実施の形態及びこれらの変形例においても、上記第4の実施の形態と同様にC群20及びD群60といった位相をずらした2系統のグレーコード検出信号を検出する構成とし、一方のグレーコード検出信号の信号変化点では安定している他方のグレーコード検出信号に切り替えて位置検出を行うように構成しても良い。
本発明の光学式絶対値エンコーダは、半導体装置、製造装置、工作機械等において直線位置又は回転角度の絶対変位量を計測するセンサとして適用可能である。
(a)第1の実施の形態に係る光学式絶対値リニアエンコーダの概略構成図、(b)同図(a)に示す回路基板をスケール板側から眺めた平面図 図1に示すスケール板の構成を示す構成説明図 図2に示すスケール板の一部分を拡大した部分拡大図 図1に示す受光素子の平面図 第1の実施の形態の受光素子及びその周辺回路の回路構成図 グレーコードを位置検出値に変換するテーブル構成図 検出タイミングT1でのスケール板の検出位置を示す図 第1の実施の形態における各検出信号の波形を示す動作説明図 第1の実施の形態においてあるタイミングでの受光素子とM系列トラックとの関係を示す図 第2の実施の形態に係る光学式絶対値リニアエンコーダの概略構成図 第3の実施の形態に係る光学式絶対値ロータリエンコーダの概略構成図 第3の実施の形態におけるスリット円板の部分平面図 第4の実施の形態に係る光学式絶対値リニアエンコーダにおける受光素子の平面図 第4の実施の形態における受光素子及びその周辺回路の回路構成図 第4の実施の形態における各検出信号の波形を示す動作説明図 従来の光学式絶対値エンコーダの概略的な構成図 従来の光学式絶対値エンコーダにおけるスケール板の全体構成図 図17に示すスケール板のパターン形成面の部分拡大図 従来の光学式絶対値エンコーダにおける受光セルパターンの平面図
符号の説明
1 発光素子
2、70 受光素子
3 回路基板
4a 反射部
4b 非反射部
10、30 スケール板
11 M系列群トラック
12 明暗トラック
13〜16 グレーコードトラック
20 受光セルアレイC群
21〜24 受光セル(C群)
31−1〜31−8 受光セル(A群)
32−1〜32−8 受光セル(B群)
33−1〜33−6 受光セル(A’群)
34−1〜34−6 受光セル(B’群)
50 CPU
60 受光セルアレイD群
61〜64 受光セル(D群)

Claims (7)

  1. 照射光を出射する発光部と、前記発光部から照射光が入射するスケール板と、前記スケール板から前記照射光を受光する受光部と、前記受光部から出力された検出信号を処理して絶対位置情報を得る回路ユニットとを備えた光学式絶対値エンコーダであって、
    前記スケール板は、
    M系列の規則に基づいて入射光を反射する反射パターンからなるM系列ユニットを複数ユニット連続配置してなるM系列群トラックと、前記M系列群トラックに併設され一定周期で入射光を反射する明暗格子からなる明暗トラックと、前記M系列群トラックに併設され前記M系列ユニットに対応したグレーコードとなるように反射領域がパターニングされた複数のグレーコードトラックとを備え、
    前記受光部は、
    前記M系列群トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つのM系列用受光素子群と、前記明暗トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つの内挿倍用受光素子群と、前記各グレーコードトラックと対向する位置にそれぞれ配置されたグレーコード用受光素子群とを備え、
    前記回路ユニットは、
    前記M系列用受光素子群から出力されるM系列検出信号と、前記内挿倍用受光素子群から出力される内挿倍検出信号と、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号とを組み合わせて絶対位置情報を得ることを特徴とする光学式絶対値エンコーダ。
  2. 照射光を出射する発光部と、前記発光部から照射光が入射するスケール板と、前記スケール板を挟んで前記発光部に対向配置され前記スケール板を透過した照射光を受光する受光部と、前記受光部から出力された検出信号を処理して絶対位置情報を得る回路ユニットとを備えた光学式絶対値エンコーダであって、
    前記スケール板は、
    M系列の規則に基づいて入射光を透過及び遮光するスリット列からなるM系列ユニットを複数ユニット連続配置してなるM系列群トラックと、前記M系列群トラックに併設され一定周期で入射光を透過及び遮光する明暗格子からなる明暗トラックと、前記M系列群トラックに併設され前記M系列ユニットに対応したグレーコードとなるように透過及び遮光領域がパターニングされた複数のグレーコードトラックとを備え、
    前記受光部は、
    前記M系列群トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つのM系列用受光素子群と、前記明暗トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つの内挿倍用受光素子群と、前記各グレーコードトラックと対向する位置にそれぞれ配置されたグレーコード用受光素子群とを備え、
    前記回路ユニットは、
    前記M系列用受光素子群から出力されるM系列検出信号と、前記内挿倍用受光素子群から出力される内挿倍検出信号と、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号とを組み合わせて絶対位置情報を得ることを特徴とする光学式絶対値エンコーダ。
  3. 照射光を出射する発光部と、回転角度の検出対象である回転体の軸を中心として回転する回転板と、前記回転板から前記照射光を受光する受光部と、前記受光部から出力された検出信号を処理して前記回転板の回転方向変位情報を得る回路ユニットとを備えた光学式絶対値エンコーダであって、
    前記回転板は、
    M系列の規則に基づいて入射光を反射する反射パターンからなるM系列ユニットを回転中心から所定距離離れた位置に円状に複数ユニット連続配置してなるM系列群トラックと、前記M系列群トラックと同心円状に設けられ一定周期で入射光を反射する明暗格子からなる明暗トラックと、前記M系列群トラックと同心円状に設けられ前記M系列ユニットに対応したグレーコードとなるように反射領域がパターニングされた複数のグレーコードトラックとを備え、
    前記受光部は、
    前記M系列群トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つのM系列用受光素子群と、前記明暗トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つの内挿倍用受光素子群と、前記各グレーコードトラックと対向する位置にそれぞれ配置されたグレーコード用受光素子群とを備え、
    前記回路ユニットは、
    前記M系列用受光素子群から出力されるM系列検出信号と、前記内挿倍用受光素子群から出力される内挿倍検出信号と、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号とを組み合わせて絶対値回転位置情報を得ることを特徴とする光学式絶対値エンコーダ。
  4. 照射光を出射する発光部と、前記発光部から照射光が入射する回転板と、前記回転板を挟んで前記発光部に対向配置され前記回転板を透過した照射光を受光する受光部と、前記受光部から出力された検出信号を処理して前記回転板の回転方向変位情報を得る回路ユニットとを備えた光学式絶対値エンコーダであって、
    前記回転板は、
    M系列の規則に基づいて入射光を透過及び遮光するスリット列からなるM系列ユニットを回転中心から所定距離離れた位置に円状に複数ユニット連続配置してなるM系列群トラックと、前記M系列群トラックと同心円状に設けられ一定周期で入射光を透過及び遮光する明暗格子からなる明暗トラックと、前記M系列群トラックと同心円状に設けられ前記M系列ユニットに対応したグレーコードとなるように透過及び遮光領域がパターニングされた複数のグレーコードトラックとを備え、
    前記受光部は、
    前記M系列群トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つのM系列用受光素子群と、前記明暗トラックと対向する位置に配置され、かつ、それぞれが複数個の受光素子からなる2つの内挿倍用受光素子群と、前記各グレーコードトラックと対向する位置にそれぞれ配置されたグレーコード用受光素子群とを備え、
    前記回路ユニットは、
    前記M系列用受光素子群から出力されるM系列検出信号と、前記内挿倍用受光素子群から出力される内挿倍検出信号と、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号とを組み合わせて絶対値回転位置情報を得ることを特徴とする光学式絶対値エンコーダ。
  5. 前記受光部は、前記各グレーコードトラックと対向する位置で、かつ、前記グレーコード用受光素子群から前記スケール板の移動方向又は前記回転板の径方向へ少なくとも前記M系列用受光素子と同一ピッチだけ離れた位置にそれぞれ配置された切替用のグレーコード用受光素子群を備え、
    前記回路ユニットは、前記グレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号が不安定な期間は、位置検出に用いるグレーコード検出信号を前記切替用のグレーコード用受光素子群から出力されるグレーコード検出信号に切替えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の光学式絶対値エンコーダ。
  6. 前記回路ユニットは、M系列検出信号及び内挿倍検出信号を用いて該当するM系列ユニット内での位置情報を計算する一方、各M系列ユニットの位置情報と各グレーコードとを対応させたテーブルを参照してグレーコード検出信号に対応した位置情報を取得して最終的な位置情報を算出することを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の光学式絶対値エンコーダ。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載の光学式絶対値エンコーダと、
    前記光学式絶対値エンコーダから出力される絶対位置情報を用いて位置制御される移動体と、を備えた移動装置。
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