JP2007071488A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】
貯蔵室を照らすランプから発生する熱でランプカバーが変形することを防ぎ、サービス性の向上に寄与する冷蔵庫を提供する。
【解決手段】
冷蔵室2の背面に庫内を照らすランプ14と冷気通路とを備え、ランプ14が樹脂製のランプカバー13で覆われた冷蔵庫において、
ランプカバー13とランプ14との距離を10〜20mmとするとともに、ランプカバー13内の空間16と冷蔵室2とを連通する連通口19、13aをランプ14より上方と下方に備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は庫内を照らすランプを備えた冷蔵庫に関する。
庫内を照らすランプとこれを覆うランプカバーを有する従来例としては、特許文献1に示す例がある。これを図を用いて説明する。図10は従来の冷蔵庫の庫内の構成を示す図である。
冷蔵庫本体51内の冷凍室52の前面開口部は扉54によって閉塞され、扉54が開いたときに庫内を照らすランプ62を備えている。また、冷却器で冷却された冷気は送風機によって冷凍室52内へと送られ、冷凍室52内を所定の温度に冷却する。冷凍室52内には冷気の吹出口61を備えた冷凍室パネル60が配設されており、この冷凍室パネル60内に、冷凍室52内を上方より照明するランプ62が備えられている。ランプ62の収納室63は、冷凍室パネル60に設けられ、ランプカバー64によって覆われている。ランプカバー64は、通常、透明又は半透明で、透光性を有する樹脂部材で作られている。
特開平5-141864号
冷凍室や冷蔵室等の天井面にランプを設けた場合、食品が入っていないときは貯蔵室の全域を照らすことができるが、食品が収納されてしまうと、その食品が障害物となり、貯蔵室の全域を照らすことはできない。したがって、貯蔵室の背面側にランプを有する構成が採用されている。
ところで、ランプは、一般的に10W〜15W程度の明るさを有し、扉が開放されたときに庫内を照らすべく点灯する。扉が開かれた状態においては、冷気循環が中断される場合が多く、扉が長時間開かれたままにしておくと、ランプ収納室内の温度が高くなりランプカバー64等が異常に加熱されてしまうという問題が生ずる。特に、冷蔵庫の据付時等のように、周囲部品が冷却されていないときには、ランプの発熱によって周囲が高い温度になりやすいため、この問題が生じやすい。
また、冷蔵庫据付時のように周囲部品が冷えていない場合は、庫内に食品が収納されていないことから、冷蔵庫の使用者も扉の開放に無頓着となりやすく、扉の開いた状態が長時間継続すると(例えば5分間)、ランプの熱でランプカバーが変形してしまう。
従来の冷蔵庫においては、ランプカバーの変形を防止するために、ランプカバーに熱を逃がすためのスリットを設けたものもあるが、スリットを設けると、そのスリットより入る湿気がランプソケットに侵入し、扉を閉めた状態で結露しやすく、電気的な対策が必要となってしまう。
これは、図10のようにランプ収納室が比較的小さい場合に特に生じやすく、ランプ収納室に入った湿気がすぐにランプソケット等に到達してしまうことにも起因していた。
さらに、ランプカバーは、樹脂製部材によって作られているため、冷蔵庫パネルとの間を係合によって固定されていた。この係合は、樹脂製の爪部と穴部とを利用してなされている場合が多く、爪の弾性変形を利用していた。したがって、この係合を無理に外すと爪部が折れてしまう等の問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、貯蔵室を照らすランプから発生する熱でランプカバーが変形することを防ぎ、サービス性の向上に寄与する冷蔵庫を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、冷蔵室の背面に庫内を照らすランプと冷気通路とを備え、前記ランプが樹脂製のランプカバーで覆われた冷蔵庫において、本発明は、
前記ランプカバーと前記ランプとの距離を10〜20mmとするとともに、前記ランプカバー内の空間と前記冷蔵室とを連通する連通口を前記ランプより上方と下方に備えた。
また、上記の構成を有する冷蔵庫において、前記ランプカバーは前記冷蔵室の背面を構成する冷蔵室パネルに取り付けられ、前記ランプカバーと前記冷蔵室パネルとの間に作られる空間への冷気の入口を、前記ランプカバー着脱時の手掛け部とした。
また、上記の構成を有する冷蔵庫において、前記冷蔵室パネルは前記冷蔵庫の内箱を覆うように取り付けられるとともに、前記冷蔵室パネルの前記ランプよりも下方には前記冷蔵庫の内箱面を露出させる切欠き部を設けた。
また、上記のいずれかの構成を備えた冷蔵庫において、前記冷気通路は前記ランプカバーの両側に上下に延伸して設けられ、前記冷気通路から前記冷蔵室に吹き出される冷気を前記ランプカバーに向かって吹き出させるようにしたこと。
また、上記の構成を備えた構成を備えた冷蔵庫において、前記ランプカバーに設けられる爪部と、前記冷蔵室パネルに設けられる大径部と小径部とからなる係合穴とを備え、前記大径部は前記小径部よりも上方に位置するとともに、前記大径部の幅寸法を前記爪部の幅寸法より大きく設定し、かつ、前記小径部の幅寸法を前記爪部の幅寸法よりも小さく設定し、
前記小径部の弾性変形を利用して前記爪部を引き抜いて前記ランプカバーを取外し可能とした。
本発明によれば、貯蔵室を照らすランプから発生する熱でランプカバーが変形することを防ぎ、サービス性の向上に寄与する冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図9を用いて説明する。
図1は本発明の一例を示す冷蔵庫の正面図である。
冷蔵庫本体1は、上から冷蔵室、冷凍室及び野菜室を備えており、これらの各室は前面開口部をそれぞれ冷蔵室扉5、冷凍室扉6及び野菜室扉7によって閉塞されている。これらの扉のうち、冷凍室扉6及び野菜室扉7は引出式の扉であり、冷蔵室扉5は扉の一側に取り付けられたヒンジ等により回動自在に取り付けられる回転式の扉としている。
図2は本実施例の冷蔵庫の要部を示す縦断面図であり、図3は本実施例の冷蔵庫の要部を示す正面図である。
冷凍室の背部には冷却器室8を備え、この冷却器室8内には冷却器10が配設されている。冷却器10の下方には除霜用ヒータ9が、上方には送風機11がそれぞれ設けられている。冷凍室3と冷却器室8との間は仕切板18によって仕切られる。冷却器10で冷却された冷気は、送風機11によって、冷凍室3だけではなく、冷蔵室2及び野菜室4にも送られ、各室を所定温度に冷却している。
冷蔵室2の背面には、冷蔵室パネル12が取り付けられる。この冷蔵室パネル12は、冷蔵室2の背壁に重ね合わされるように配設され、冷蔵室2背面の両側部に冷気通路を有している。本実施例の冷蔵室パネル12は冷蔵室2の背壁を構成する内箱2a面の上から下まで一杯にわたって覆うように取り付けられる。また、冷蔵室パネル12によって冷蔵室2の背部には冷気通路12aが形成され、この冷気通路12aは冷蔵室2の背面部を上下に延伸している。
冷蔵室パネル12の前面側(冷蔵室2側)で、冷気通路12aを除いた位置にはランプカバー13が取り付けられる。ランプカバー13で覆われた空間16内には庫内ランプ14が取り付けられる。この庫内ランプ14は、10〜15W程度の明るさを持つライトであり、ソケット15に捩じ込み式あるいは差し込み式等によって取り付けられている。そして、冷蔵室扉5が開いたときには、図示しないセンサーによって扉の開状態が検知されて、庫内ランプ14が点灯する。その際、通常の運転時においては、庫内ランプ14が点灯している場合には送風機11の運転は止められるように制御される。
冷蔵室2内には複数段に設けられる棚部材17が取り付けられる。この棚部材17に冷蔵食品が載置される。ランプカバー13は、この棚部材を数段にわたって照射するように上下に延伸しているとともに、半透明又は透明の樹脂製部材が用いられている。ランプカバー13としては、例えば、半透明の乳白色を呈し、透光性を有する部材が用いられる。
また、ランプカバー13は着脱可能に取り付けられており、下端には手掛け用の切欠部13aを有している。したがって、ランプカバー13を取り外す場合には、この手掛け部13aに手を掛け、後述するように庫内パネル12との係合を解除する。
また、手掛け部13aは空間16と連通する開口となっており、この手掛け部13aの開口を介して冷蔵室2内の冷気が自然対流で空間16内に入る。この空間16内に入った冷気はランプカバー13内を上昇し、ランプカバー13の上部に形成される隙間19より吹き出される。すなわち、本実施例の冷蔵庫は、手掛け部13aと隙間19とを備え、庫内ランプ14が取り付けられる空間16と下方及び上方に連通する開口を有する構成としている。
次に図3〜図5を用いて、冷蔵室2内への冷気供給、庫内ランプ14とランプカバー13の関係について説明する。図4は図3のA−A断面図であり、図5は図3のB−B断面図である。
冷蔵室2への冷気供給は、図にも示す如く冷蔵室パネル12と内箱2aとの間に作られた冷気通路12aを通して行われる。この冷気通路12aは、送風機11が送り出す冷気を冷蔵室2に送り込むための冷気ダクトに連結されている。そして、この冷気通路12aに送り込まれた冷気は、吹出口12bより冷蔵室2側に吹き出される。
図からも明らかなように、冷気通路12aは庫内ランプ14が取り付けられる空間16の両側を上下に延伸して設けられており、冷気通路12aと冷蔵室2とを連通する吹出口12bを備えている。吹出口12bはランプカバー13側に開口しており、吹出口12bより吹き出された冷気はランプカバー13に沿って吹き出される。
ランプカバー13に沿って流れた冷気は、図4、図5の矢印で示す如くランプカバー13の中央付近でぶつかり合い、方向を変えて冷蔵室2前方に流れ、冷蔵室2全体を中央より冷却するものである。
次に、ランプカバー13と庫内ランプ14との関係を説明する。本実施例のランプカバー13は、冷気通路12aを除いて冷蔵室2のほぼ全幅にわたって取り付けられ、高さ方向では、冷蔵室2内に複数段設けられた棚部材17の間に庫内ランプ14の光を照射することができる寸法としている。さらには、このランプカバー13は、例えば、表面に横ストライプの模様が設けられ、冷蔵室2の背部を幅広で且つフラット感を与えている。
また、このランプカバー13には、庫内ランプ14周囲の加熱された空気を逃がすためのスリット(従来例で説明したスリット)は設けられていない。
庫内ランプ14は、図に示す如く、ランプカバー13の上方側に位置し、かつ、複数段の棚部材17に光を当てるために上下に延びた空間16を覆うようにランプカバー13が上下に延伸している。一方、ランプカバー13の上端と冷蔵室パネル12(または内箱)との間の隙間19、及び手掛け部13aとなる空気取入口からはともに離れた位置に庫内ランプ14が設けられている。したがって、庫内ランプ14が点灯すると、光は空間16を通してランプカバー13の全面から冷蔵室2内を照明し、複数段ある棚部材17の間を照らすことができる。
ランプカバー13のうち、庫内ランプ14との対向部は冷蔵室2側に膨らんでおり、空間16の奥行寸法は、庫内ランプ14付近で拡大するよう前側に膨出させている。すなわち、ランプカバー13は、縦断面形状は図2に示すように庫内ランプ14の対向部を冷蔵室2側に膨らませ、横断面形状は図4に示すように冷気吹出口12bからの冷気が冷蔵室2側に案内されるように冷蔵室2側に膨らませて、空間16を拡大している。本実施例では、庫内ランプ14とランプカバー13との間の距離を10mm〜20mmになるようにしている。
次に図6及び図7を用いて庫内ランプ14とランプカバー13との間の距離L寸法を変えたときのランプカバー13温度の測定結果について説明する。図6は庫内ランプとランプカバーとの位置関係を示す要部説明図であり、図7はL寸法を変化させたときのランプカバーの温度測定図である。
なお、図7に示す温度測定結果は、冷蔵庫の据付時を考慮し、冷蔵庫が冷えていない状況下で測定したものである。さらに、本測定に使用した冷蔵庫は、420Lクラスの幅65cm×奥行62cm×高さ182cmの冷蔵庫であり、100V15Wの庫内ランプを使用した。
図6に示すL寸法を、図7に示すように5mmから20mmまで変化させたが、L寸法が20mmを超えてしまうと、冷蔵室2内の実収納容積が低下してしまい、室内の有効活用が図れないことから、上限を20mmとした。また、庫内ランプ14の点灯時間は扉の開いた状態の時間の最大と考えられる時間として、5分を設定した。
この条件下で、庫内ランプ14を5分間、点灯し続けると庫内ランプ14の表面温度は200〜300℃となる。L寸法が5mmの時は、ランプカバー13の温度は150℃となり、スチロール樹脂の軟化点温度を通り越してしまうことが判る。したがって、スチロール樹脂は、樹脂製のランプカバー13の材質としてよく用いられるが、L寸法を5mmとすると変形が生じてしまう。
そして、L寸法を10mm〜20mmとすると、スチロール樹脂の軟化点温度以下となることがわかった。したがって、本実施例では、L1寸法を10mm〜20mmの範囲で確保できる膨出部13bをランプカバー13に形成することとした。
以上の結果は、L寸法をただ単に10mm〜20mm確保することにより得られるものでなく、加熱した庫内ランプ14が引き起こす煙突作用により達成されるものである。すなわち、庫内ランプ14の発熱とともに、空間16には煙突作用による自然対流が発生する。この自然対流により流れる空気(冷気)により、庫内ランプ14及びランプカバー13が冷却され、ランプカバー13の温度が維持される。
以下、このランプカバー13の温度が上昇しすぎないための構成について説明する。庫内ランプ14の近くに設けられている隙間19からは、空間16を流れる空気(庫内ランプ14によって少し暖められた冷気)が吹き出されるため、湿気を含む戸外の空気の侵入を防ぐことができる。特に本実施例では、隙間19を庫内ランプ13よりも上方に設けているため、湿気が入り込むことがない。
また、空気(冷気)の通路となる空間16への戸外の空気侵入は、手掛け用の切欠き部13aを通して行われる。したがって、空気中に含まれる湿気は、ランプソケット15部にまで至ることなく、その途中でランプカバー13若しくは冷蔵室パネル12で結露し、庫内ランプ14の位置まで空気が至る前に失われる。
さらに説明するならば、冷蔵庫の通常運転時においては、扉を開くと、庫内ランプ14及びランプカバー14が設置された空間16に侵入する空気(戸外の湿気を持った空気)は、手掛け用の切欠き部13aより入ることになる。この湿気を持った空気は、庫内ランプ14(ソケット含む)に到達せず、それ以前に結露することによっていわば除湿されるということである。
特に、本実施例では、空間16の背面側を形成する冷蔵室パネル12に切欠き部20を有している。また、この切欠き部20は庫内ランプ14よりも下方に位置している。したがって、切欠き部20によって、空間16に内箱2a面が露出した構造となっている。内箱面2aは、冷却器室とも連続していて、冷蔵庫運転時には非常に冷えており、かつ、重量も大きいため熱容量も大きく、庫内ランプ14によって空間16が多少暖められても内箱面2aの温度の上昇は極めて小さく抑えられる。
したがって、よく冷却された切欠窓20(対向部)の内箱等で結露し、庫内ランプ14及びソケット15部は結露しない。
また、冷気通路12aの吹出口12bより吹き出される冷気により扉を開いた際にランプカバー13に露が発生していたとしても、吹出口12bより吹き出される冷気が露を気化するので、いつまでもランプカバー13が露に邪魔され、ランプカバー本来の役目を果さないということはない。
このように、本実施例のランプカバー13は、図2〜図5にも示すように、庫内ランプ14の周縁に当たる対向部が冷蔵室2側に膨出し、庫内ランプ14との距離として10〜20mmを確保している。これは、ランプカバー13が高温となることを抑えるとともに、庫内ランプ14からの光を冷蔵室2の広範囲までに行きわたらせる形状として効果がある。
また、図2に示したように、ランプカバー13を縦断面で見たときには、庫内ランプ14に近づくに従い、L1寸法(図6)が拡大し、横断面で見たときには、庫内ランプ14の周縁が冷蔵室2側に膨らむように太鼓状に形成している。
このことにより、L1寸法が確保されたことによって、庫内ランプ14とランプカバー13との距離の効果もさることながら、空間16が拡大され、空間16内を冷気が流れる場合にその抵抗を減らし、庫内ランプ14が点灯したときの過剰な温度上昇を防止することができる。
また、庫内ランプ14から冷蔵室2への光の分散に関しても、拡大した通路となった空間16を通し、効率よく行うことができる。
次に、図8及び図9を用いて、ランプカバー13の冷蔵室パネル12への取付け構造について説明する。図8は冷蔵室パネル12にランプカバー13を取り付けた状態における係合関係を示す図であり、図9は図8のC−C断面図である。
ランプカバー13は冷蔵室パネル12に係合によって取り付けられる。冷蔵室パネル12側には係止部として穴部が設けられ、ランプカバー13には爪部が設けられる。この穴部に爪部が係合することでランプカバー13が冷蔵室パネル12に取り付けられる構造となっている。
穴部を構成する冷蔵室パネル12側の係合穴12Cは、大径部と小径部とからなっている。また、大径部の幅寸法は小径部の幅寸法よりも大きくなっている。また、ランプカバー13には爪部13Cが設けられ、この爪部13Cの幅寸法は、大径部よりも小さく、かつ小径部よりも大きな寸法に設定されている。また、大径部と小径部はつながって設けられ、本実施例では、大径部の下側に小径部が設けられる。さらに説明するならば、爪部13Cは、ランプカバー13奥側から突出する凸部の先に爪形状部を備えた構造となっており、爪部13Cの幅寸法は、この爪形状部の幅寸法を示している。なお、爪形状部を除く爪部13Cの幅寸法は、小径部よりもさらに小さい寸法に設定してある。
このような構成において、冷蔵室パネル12にランプカバー13を取り付ける場合には、まず、ランプカバー13の爪部13Cを係合穴12Cの大径部内に挿入する。両者の寸法関係は上述のように大径部の方が大きく設定されているために、大きな抵抗を受けることなく挿入が可能である。
大径部に挿入された爪部13Cは、係合穴12C内部に収められる。この状態でランプカバー13を冷蔵室パネル12に対して下側にずらし、爪部13Cが小径部側に移動させられることで取付けが完了する。このとき、小径部の幅寸法は爪部13Cの幅寸法よりも小さいため、両者が係合し、通常の使用態様でランプカバー13が落下することはない。なお、爪部13Cが衝撃等によって大径部に移動しないように、小径部と大径部との間にテーパ形状等のような逆行防止手段を設けてもよい。
一方、冷蔵室パネル12からランプカバー13を取り外す場合には、上記の取り付けの逆の作業を行ってもよいが、逆行防止手段を設けた場合には取外しが困難であるので、図9の破線で示したように、冷蔵室パネル12の弾性を利用して小径部の開口を拡大させて取り外せばよい。
従来のように、単純に押し込み及び引っ張りによって係合及び係合解除を行うと、爪部の損傷や穴開口周縁の変形等が発生する場合があった。引っ張りによる係合解除の場合には、損傷しても目視によって確認が可能である。しかし、押し込みによって係合させて取り付ける場合には、取り付けられた係合穴の内部で部品が脱落してもこれを確認することができないという問題があった。
係合が一部脱落したままで冷蔵庫を使用すると、ガタが生じやすく、圧縮機等の冷凍サイクルの運転時の微小な振動によって騒音となる場合があった。
爪部13Cの先端は、小径部の開口より当然大きいが、この小径部を形成する冷蔵室パネル12が図9に破線で示した如く、自身の持つ弾力性を利用して爪部13Cの移動に伴って変形し、小径部の開口を広げることで、無理抜きが可能な範囲内となる。すなわち、小径部の開口を広げる爪部13Cを備えた構成とした。
このような構成と摺ることで、庫内ランプ14交換時には、サービスマンは少し力を入れて、ランプカバー13を引っ張れば爪部13Cを損傷することなくランプカバー13を取り外すことができる。また、取付けの際にもランプカバー13の爪部13Cを破損させることなく係合させることができ、上記の課題を解決することができる。
以上説明したように、本実施例は、冷蔵室背壁の両側の角部近くに設けた冷気通路を除いて、ほぼ全面に、且つ、棚の複数段に照明するようにしたランプカバーを備え、このランプカバーを半透明でかつ透光性のある樹脂板としている。また、庫内ランプに対向するランプカバー部を、部分的に冷蔵室内側に10〜20mm膨出させ、ランプカバーと冷蔵室パネルとの間に作られる空間の上下に冷気の入口と出口部を設けたものであるから、貯蔵室の幅一杯に、また、複数段にわたって庫内ランプで照らすことができる。また、発熱でランプカバー等を損傷することがなく、庫内ランプ、ランプソケットに結露を生じさせることもなく、電気的な危険をもたらすことがない。
また、ランプカバーと冷蔵室パネルとの間に作られる空間への冷気の入口をランプカバー着脱時の把手部として利用したので、この把手部がランプ発熱時の空気取入口となり空間を流れる冷蔵室冷気はランプの冷却効果を奏するため、ランプカバーの変形等を抑制することができる。
また、冷蔵室パネルに切欠き部を設け、ランプカバーと冷蔵室パネルとの間を流れる冷気を内箱面に沿って流すようにしたものであるから、空間内に入る冷気は熱容量をもつ内箱に直接的に接し、この内箱と熱交換される構成となる。したがって、庫内ランプの冷却に寄与する構造とすることができる。また、空間に侵入した冷気中の湿気は、この露出した内箱と熱交換して、この内箱面に結露するので、庫内ランプあるいはランプソケットにまで至ることはない。
また、冷蔵室背壁の両側角部に設けた冷気通路よりランプカバー面に向かって冷気を吹き出せるようにしたものであるから、ランプカバー表面に結露した霜があったとしてもこの表面を流れる冷気により昇華することができる。
また、ランプカバーの取付けのための爪部は、冷蔵室パネル側に設けた係合穴の大径部を利用して取り付け、一方、取外しのときには弾性変形を利用して拡大された係合穴の小径部より爪部を引き抜くようにしたので、ランプカバーの取付け取外し時に、係合部を損傷してしまうことを防ぐことができる。
本発明の一例を示す冷蔵庫の正面図。 本実施例の冷蔵庫の要部を示す縦断面図。 本実施例の冷蔵庫の要部を示す正面図。 図3のA−A断面図。 図3のB−B断面図。 庫内ランプとランプカバーとの位置関係を示す要部説明図。 図6のL寸法を変化させたときのランプカバーの温度測定図。 冷蔵室パネルにランプカバ−を取り付けた図である。 図8のC−C断面図。 従来の冷蔵庫の庫内の構成を示す図。
符号の説明
1…冷蔵庫本体、2…冷蔵室、2a…内箱、3…冷凍室、4…野菜室、5…冷蔵室扉、6…冷凍室扉、7…野菜室扉、8…冷却器室、9…除霜用ヒータ、10…冷却器、11…送風機、12…冷蔵室パネル、12a…冷気通路、12b…吹出口、13…ランプカバー、13a…手掛け部、13b…膨出部、14…ランプ、15…ソケット、16…空間、17…棚部材、18…仕切板、19…隙間、20…切欠き部。

Claims (5)

  1. 冷蔵室の背面に庫内を照らすランプと冷気通路とを備え、前記ランプが樹脂製のランプカバーで覆われた冷蔵庫において、
    前記ランプカバーと前記ランプとの距離を10〜20mmとするとともに、前記ランプカバー内の空間と前記冷蔵室とを連通する連通口を前記ランプより上方と下方に備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ランプカバーは前記冷蔵室の背面を構成する冷蔵室パネルに取り付けられ、前記ランプカバーと前記冷蔵室パネルとの間に作られる空間への冷気の入口を、前記ランプカバー着脱時の手掛け部とした請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷蔵室パネルは前記冷蔵庫の内箱を覆うように取り付けられるとともに、前記冷蔵室パネルの前記ランプよりも下方には前記冷蔵庫の内箱面を露出させる切欠き部を設けた請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷気通路は前記ランプカバーの両側に上下に延伸して設けられ、前記冷気通路から前記冷蔵室に吹き出される冷気を前記ランプカバーに向かって吹き出させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記ランプカバーに設けられる爪部と、前記冷蔵室パネルに設けられる大径部と小径部とからなる係合穴とを備え、前記大径部は前記小径部よりも上方に位置するとともに、前記大径部の幅寸法を前記爪部の幅寸法より大きく設定し、かつ、前記小径部の幅寸法を前記爪部の幅寸法よりも小さく設定し、
    前記小径部の弾性変形を利用して前記爪部を引き抜いて前記ランプカバーを取外し可能とした請求項4記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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