JP2007071179A - 二段過給システム - Google Patents

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Hideki Kato
秀輝 加藤
Yukihiro Tsuji
幸浩 辻
Hiroaki Kawahara
宏明 川原
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Abstract

【課題】トルク点近傍・高負荷の運転状況であっても、充分な排気再循環量を確保できる二段過給システムを提供する。
【解決手段】高圧段タービン3及び高圧段コンプレッサ4よりなるターボチャージャ6と、高圧段コンプレッサ4に付帯するアフタクーラ13と、低圧段タービン8及び低圧段コンプレッサ9よりなるターボチャージャ10と、低圧段コンプレッサ9に付帯するインタクーラ12と、排気経路の高圧段タービン3よりも上流側から吸気経路の高圧段コンプレッサ4よりも下流側へ至るEGR配管14とを備え、アフタクーラ13の送出口から高圧段コンプレッサ4の吸入口に至るリサーキュレーション配管17を設け、リサーキュレーション配管17にリサーキュレーションバルブ18を組み込んだ構成を採る。
【選択図】図1

Description

本発明は二段過給システムに関するものである。
近年、エンジン排気経路から分流した排気を水冷式の管形熱交換器であるEGRクーラ(EGR:Exhaust Gas Recirculation)より冷却したうえエンジン吸気経路へ戻し、燃焼温度を下げてNOxの発生を低減させる排気再循環が一般的に行なわれている。
排気容量を変えずにエンジンの出力を高めるためには、1サイクルあたりの燃料噴射量を多くするとともに、ターボチャージャにより過給圧を上げてシリンダへの吸気の送給量を増やす必要がある。
また、吸気の送給量を減らさずに高EGR率を達成するためにも、ターボチャージャを用いて過給圧を上げる必要がある。
そこで、高圧力比が得られる二段過給システムをエンジンに採用することが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
図9は従来の二段過給システムの一例であり、車載のエンジン1の排気マニホールド2から直に送出される排気Gによって高圧段タービン3を作動させ且つ高圧段コンプレッサ4で圧縮した吸気Aをエンジン1の吸気マニホールド5へ送給するターボチャージャ6と、高圧段タービン3から送出される排気G、あるいは当該高圧段タービン3の排気流入口の上流側から排気送出口の下流側へ至るウエストゲート配管7を経た排気Gによって低圧段タービン8を作動させ且つ低圧段コンプレッサ9で圧縮した吸気Aを前記高圧段コンプレッサ4へ送給するターボチャージャ10とを備え、前記ウエストゲート配管7には、高圧段タービン3に対応するウエストゲートバルブ11が組み込んである。
更に、低圧段コンプレッサ9の空気吐出口と高圧段コンプレッサ4の空気吸入口の間には、インタクーラ12が介装してあり、高圧段コンプレッサ4の空気吐出口とエンジン1の吸気マニホールド5の間には、アフタクーラ13が介装してある。
この他に、エンジン排気経路の高圧段タービン3よりも上流側(具体的には排気マニホールド2)からエンジン吸気経路のアフタクーラ13よりも下流側(具体的には吸気マニホールド5)へ至るEGR配管14を設け、当該EGR配管14に、エンジン排気経路から分流した排気Gを冷却するEGRクーラ15と、エンジン吸気経路へ還流すべき排気Gの流量を調整するEGRバルブ16を組み込んでいる。
エンジン1が稼働状態であるとき、排気マニホールド2から送出される排気Gの大部分は高圧段タービン3へ流入して高圧段コンプレッサ4を駆動した後、低圧段タービン8へ流入して低圧段コンプレッサ9を駆動する。
低圧段コンプレッサ9に流入し且つ圧縮された吸気Aは、インタクーラ12を経て高圧段コンプレッサ4に送給され、当該高圧段コンプレッサ4で再び圧縮されたうえ、アフタクーラ13を経て吸気マニホールド5へ送給される。
よって、シリンダへの吸気Aの送給量が増加し、1サイクルあたりの燃料噴射量を多くすれば、エンジン1の出力を高めることができる。
排気Gの一部は、排気マニホールド2からEGR配管14へ流入し、EGRクーラ15で冷却され且つEGRバルブ16で流量調整が行なわれた排気Gが、吸気Aとともに吸気マニホールド5へ送給される。
よって、シリンダ内の燃焼温度の低下が図られ、NOxの発生が低減する。
更に、エンジン1が高回転数域に達した際には、高圧段タービン3の能力を上回るような高エネルギ(大流量で高圧力)の排気Gが当該高圧段タービン3に流れ込むことがないように(タービン内の圧力過上昇抑制と過回転防止のため)ウエストゲートバルブ11を開き、排気Gの一部をウエストゲート配管7から低圧段タービン8に導くようにしている。
エフ・ミロ(F. Millo)、エフ・マラモ(F. Mallamo)、ジー・ジャニオ・メゴ(G. Ganio Mego) ザ・ポテンシャル・オブ・デュアル・ステージ・ターボチャージング・アンド・ミラー・サイクル・フォー・エッチディー・ディーゼル・エンジン(The Potential of Dual Stage Turbocharging and Miller Cycle for HD Diesel Engines) エスエーイー・ペーパー(SAE Paper)2005-01-0221
エンジン1の運転条件がトルク点近傍・高負荷である場合、再循環すべき排気Gとそれに付随した吸気Aが大量にシリンダに送給され、シリンダ内圧Pmaxが高くなる。
更に、高圧段コンプレッサ4の出口圧(過給圧/吸気マニホールド内圧に近似)P2と高圧段タービン3の入口圧(排気マニホールド内圧に近似)P3との差圧が小さくなり、排気Gをシリンダへ送り難くなる。排気再循環量を増大させるのには、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2を下げることなどにより、前記入口圧P3と出口圧P2の差圧を増やす必要がある。
そこで、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2を下げるためにウエストゲートバルブ11を開き、排気マニホールド2から送出される排気Gの一部を高圧段タービン3に通さずにウエストゲート配管7に迂回させ、高圧段コンプレッサ4による吸気マニホールド5への吸気Aの送出量を減らすという手立ても考えられる。
ところが、上述した手立てを採った場合、ウエストゲートバルブ11を開いた分だけ吸気マニホールド5に送給すべき排気Gの再循環量が減り、結果的にEGR率が低くなってしまう。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、高圧段タービン入口圧P3と高圧段コンプレッサ出口圧P2の差圧が低い、トルク点近傍・高負荷の運転状況であっても、充分な排気再循環量を確保できる二段過給システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明は、エンジンから直に送出される排気によって高圧段タービンを作動させ且つ高圧段コンプレッサで圧縮した吸気をエンジンへ送給する第1のターボチャージャと、高圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するアフタクーラと、高圧段タービンから送出される排気によって低圧段タービンを作動させ且つ低圧段コンプレッサで圧縮した吸気を高圧段コンプレッサへ送給する第2のターボチャージャと、低圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するインタクーラと、エンジン排気経路の高圧段タービンよりも上流側からエンジン吸気経路の高圧段コンプレッサよりも下流側へ至るEGR配管と、当該EGR配管に組み込んだEGRクーラ及びEGRバルブと、エンジン吸気経路の所定部位からその上流側へ至るリサーキュレーション配管と、当該リサーキュレーション配管に組み込んだリサーキュレーションバルブとを備える。
リサーキュレーションバルブを開くと、コンプレッサが圧縮した吸気の一部がエンジン吸気経路の上流側の低圧部位へ導かれることになる。
リサーキュレーション配管としては、アフタクーラの送出口から高圧段コンプレッサの吸入口に至るもの、アフタクーラの送出口から低圧段コンプレッサの吸入口に至るもの、インタクーラの送出口から低圧段コンプレッサの吸入口に至るもの、高圧段コンプレッサの吐出口からインタクーラの流入口に至るもの、高圧段コンプレッサの吐出口から高圧段コンプレッサの吸入口に至るもの、及び低圧段コンプレッサの吐出口から低圧段コンプレッサの吸入口に至るものなどから適宜に選択する。
本発明の二段過給システムによれば、下記のような優れた効果を奏し得る。
(1)高圧段コンプレッサや低圧段コンプレッサが圧縮した吸気の一部を、リサーキュレーション配管によってエンジン吸気経路の上流側の低圧部位へ導くことにより吸気量を減じ、エンジンの運転条件がトルク点近傍・高負荷であっても、シリンダ内圧が高くなり過ぎることを回避できる。
(2)また、高圧段コンプレッサの出口圧と高圧段タービンの入口圧との差圧が増し、トルク点近傍・高負荷で運転される機会が多いエンジンでも排気の再循環量を確保して高EGR率を達成することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の二段過給システムの第1の例であり、図中、図9と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
この二段過給システムは、車載のエンジン1の排気マニホールド2から直に送出される排気Gによって高圧段タービン3を作動させ且つ高圧段コンプレッサ4で圧縮した吸気Aをエンジン1の吸気マニホールド5へ送給するターボチャージャ6と、高圧段コンプレッサ4が圧縮した吸気Aを冷却するアフタクーラ13と、高圧段タービン3から送出される排気Gによって低圧段タービン8を作動させ且つ低圧段コンプレッサで圧縮した吸気Aを高圧段コンプレッサ4へ送給するターボチャージャ10と、低圧段コンプレッサ9が圧縮した吸気Aを冷却するインタクーラ12と、エンジン排気経路の高圧段タービン3よりも上流側(具体的には排気マニホールド2)からエンジン吸気経路の高圧段コンプレッサ4よりも下流側(具体的には吸気マニホールド5)へ至るEGR配管14と、当該EGR配管14に組み込んだEGRクーラ15及びEGRバルブ16とを備え、アフタクーラ13の空気送出口から高圧段コンプレッサ4の空気吸入口に至るリサーキュレーション配管17を設け、当該リサーキュレーション配管17にリサーキュレーションバルブ18を組み込んでいる。
エンジン1が稼働状態であるとき、排気マニホールド2から送出される排気Gの大部分は高圧段タービン3へ流入して高圧段コンプレッサ4を駆動した後、低圧段タービン8へ流入して低圧段コンプレッサ9を駆動する。
低圧段コンプレッサ9に流入し且つ圧縮された吸気Aは、インタクーラ12を経て高圧段コンプレッサ4に送給され、当該高圧段コンプレッサ4で再び圧縮されたうえ、アフタクーラ13を経て吸気マニホールド5へ送給される。
排気Gの一部は、排気マニホールド2からEGR配管14へ流入し、EGRクーラ15で冷却され且つEGRバルブ16で流量調整が行なわれた排気Gが、吸気Aとともに吸気マニホールド5へ送給される。
エンジン1の運転条件がトルク点近傍・高負荷である場合、再循環すべき排気Gと吸気Aが大量にシリンダに送給され、シリンダ内圧Pmaxが高くなる。
このとき、リサーキュレーションバルブ18を開くと、アフタクーラ13によって冷却された吸気Aが、リサーキュレーション配管17を経て高圧段コンプレッサ4の空気吸入口へ戻り、シリンダに対する吸気Aの見掛けの送給量が減り、シリンダ内圧Pmaxを低減するとともに、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2を下げることができる。
つまり、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2と高圧段タービン3の入口圧P3との差圧が増大し、排気Gの再循環量を確保して高EGR率を達成することが可能になる。
図2は本発明の二段過給システムの第2の例であり、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
この二段過給システムでは、図1におけるリサーキュレーション配管17の代わりに、アフタクーラ13の空気送出口から低圧段コンプレッサ9の空気吸入口に至るリサーキュレーション配管19を設け、当該リサーキュレーション配管19にリサーキュレーションバルブ18を組み込んでいる。
エンジン1の運転条件がトルク点近傍・高負荷であるときに、リサーキュレーションバルブ18を開くと、アフタクーラ13によって冷却された吸気Aが、リサーキュレーション配管19を経て低圧段コンプレッサ9の空気吸入口へ戻り、シリンダに対する吸気Aの見掛けの送給量が減り、シリンダ内圧Pmaxを低減するとともに、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2を下げることができる。
つまり、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2と高圧段タービン3の入口圧P3との差圧が増大し、排気Gの再循環量を確保して高EGR率を達成することが可能になる。
図3は本発明の二段過給システムの第3の例であり、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
この二段過給システムでは、図1におけるリサーキュレーション配管17の代わりに、インタクーラ12の空気送出口から低圧段コンプレッサ9の空気吸入口に至るリサーキュレーション配管20を設け、当該リサーキュレーション配管20にリサーキュレーションバルブ18を組み込んでいる。
エンジン1の運転条件がトルク点近傍・高負荷であるときに、リサーキュレーションバルブ18を開くと、インタクーラ12によって冷却された吸気Aが、リサーキュレーション配管20を経て低圧段コンプレッサ9の空気吸入口へ戻り、シリンダに対する吸気Aの見掛けの送給量が減り、シリンダ内圧Pmaxを低減するとともに、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2を下げることができる。
つまり、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2と高圧段タービン3の入口圧P3との差圧が増大し、排気Gの再循環量を確保して高EGR率を達成することが可能になる。
図4は本発明の二段過給システムの第4の例であり、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
この二段過給システムでは、図1におけるリサーキュレーション配管17の代わりに、高圧段コンプレッサ4の空気突出口からインタクーラ12の空気流入口に至るリサーキュレーション配管21を設け、当該リサーキュレーション配管21にリサーキュレーションバルブ18を組み込んでいる。
エンジン1の運転条件がトルク点近傍・高負荷であるときに、リサーキュレーションバルブ18を開くと、高圧段コンプレッサ4によって圧縮された吸気Aが、リサーキュレーション配管21を経てインタクーラ12の空気流入口へ戻り、シリンダに対する吸気Aの見掛けの送給量が減り、シリンダ内圧Pmaxを低減するとともに、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2を下げることができる。
つまり、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2と高圧段タービン3の入口圧P3との差圧が増大し、排気Gの再循環量を確保して高EGR率を達成することが可能になる。
図5は本発明の二段過給システムの第5の例であり、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
この二段過給システムでは、図1におけるリサーキュレーション配管17の代わりに、高圧段コンプレッサ4の空気吐出口から高圧段コンプレッサ4の空気吸入口に至るリサーキュレーション配管22を設け、当該リサーキュレーション配管22にリサーキュレーションバルブ18を組み込んでいる。
エンジン1の運転条件がトルク点近傍・高負荷であるときに、リサーキュレーションバルブ18を開くと、高圧段コンプレッサ4によって圧縮された吸気Aが、リサーキュレーション配管22を経て高圧段コンプレッサ4の空気吸入口へ戻り、シリンダに対する吸気Aの見掛けの送給量が減り、シリンダ内圧Pmaxを低減するとともに、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2を下げることができる。
つまり、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2と高圧段タービン3の入口圧P3との差圧が増大し、排気Gの再循環量を確保して高EGR率を達成することが可能になる。
図6は本発明の二段過給システムの第6の例であり、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
この二段過給システムでは、図1におけるリサーキュレーション配管17の代わりに、低圧段コンプレッサ9の空気吐出口から低圧段コンプレッサ9の空気吸入口に至るリサーキュレーション配管23を設け、当該リサーキュレーション配管23にリサーキュレーションバルブ18を組み込んでいる。
エンジン1の運転条件がトルク点近傍・全負荷であるときに、リサーキュレーションバルブ18を開くと、低圧段コンプレッサ9によって圧縮された吸気Aが、リサーキュレーション配管23を経て低圧段コンプレッサ9の空気吸入口へ戻り、シリンダに対する吸気Aの見掛けの送給量が減り、シリンダ内圧Pmaxを低減するとともに、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2を下げることができる。
つまり、高圧段コンプレッサ4の出口圧P2と高圧段タービン3の入口圧P3との差圧が増大し、排気Gの再循環量を確保して高EGR率を達成することが可能になる。
図7はリサーキュレーションバルブ18の操作を実行した場合のEGR率と空気過剰率の関係、並びにウエストゲートバルブ11の操作を実行した場合のEGR率と空気過剰率の関係を対比する線図(エンジン1の運転状態が60%回転時)、図8は図7の条件をエンジン1の運転状態が50%回転時に変えた線図であって、これらは、図4に例示の二段過給システムに対応している。
なお、本発明の二段過給システムは、上述の実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
本発明の二段過給システムは、様々な内燃機関に適用できる。
本発明の二段過給システムの第1の例を示す概念図である。 本発明の二段過給システムの第2の例を示す概念図である。 本発明の二段過給システムの第3の例を示す概念図である。 本発明の二段過給システムの第4の例を示す概念図である。 本発明の二段過給システムの第5の例を示す概念図である。 本発明の二段過給システムの第6の例を示す概念図である。 図4に対応したEGR率と空気過剰率の関係を示す線図(エンジン運転状態60%回転時)である。 図4に対応したEGR率と空気過剰率の関係を示す線図(エンジン運転状態50%回転時)である。 従来の二段過給システムの一例を示す概念図である。
符号の説明
1 エンジン
2 排気マニホールド(排気経路)
3 高圧段タービン
4 高圧段コンプレッサ
5 吸気マニホールド(吸気経路)
6 ターボチャージャ(第1のターボチャージャ)
8 低圧段タービン
9 低圧段コンプレッサ
10 ターボチャージャ(第2のターボチャージャ)
12 インタクーラ
13 アフタクーラ
14 EGR配管
15 EGRクーラ
16 EGRバルブ
17 リサーキュレーション配管
18 リサーキュレーションバルブ
19 リサーキュレーション配管
20 リサーキュレーション配管
21 リサーキュレーション配管
22 リサーキュレーション配管
23 リサーキュレーション配管
A 吸気
G 排気

Claims (6)

  1. エンジンから直に送出される排気によって高圧段タービンを作動させ且つ高圧段コンプレッサで圧縮した吸気をエンジンへ送給する第1のターボチャージャと、高圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するアフタクーラと、高圧段タービンから送出される排気によって低圧段タービンを作動させ且つ低圧段コンプレッサで圧縮した吸気を高圧段コンプレッサへ送給する第2のターボチャージャと、低圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するインタクーラと、エンジン排気経路の高圧段タービンよりも上流側からエンジン吸気経路の高圧段コンプレッサよりも下流側へ至るEGR配管と、当該EGR管路に組み込んだEGRクーラ及びEGRバルブと、アフタクーラの送出口から高圧段コンプレッサの吸入口に至るリサーキュレーション配管と、当該リサーキュレーション配管に組み込んだリサーキュレーションバルブとを備えてなることを特徴とする二段過給システム。
  2. エンジンから直に送出される排気によって高圧段タービンを作動させ且つ高圧段コンプレッサで圧縮した吸気をエンジンへ送給する第1のターボチャージャと、高圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するアフタクーラと、高圧段タービンから送出される排気によって低圧段タービンを作動させ且つ低圧段コンプレッサで圧縮した吸気を高圧段コンプレッサへ送給する第2のターボチャージャと、低圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するインタクーラと、エンジン排気経路の高圧段タービンよりも上流側からエンジン吸気経路の高圧段コンプレッサよりも下流側へ至るEGR配管と、当該EGR配管に組み込んだEGRクーラ及びEGRバルブと、アフタクーラの送出口から低圧段コンプレッサの吸入口に至るリサーキュレーション配管と、当該リサーキュレーション配管に組み込んだリサーキュレーションバルブとを備えてなることを特徴とする二段過給システム。
  3. エンジンから直に送出される排気によって高圧段タービンを作動させ且つ高圧段コンプレッサで圧縮した吸気をエンジンへ送給する第1のターボチャージャと、高圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するアフタクーラと、高圧段タービンから送出される排気によって低圧段タービンを作動させ且つ低圧段コンプレッサで圧縮した吸気を高圧段コンプレッサへ送給する第2のターボチャージャと、低圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するインタクーラと、エンジン排気経路の高圧段タービンよりも上流側からエンジン吸気経路の高圧段コンプレッサよりも下流側へ至るEGR配管と、当該EGR配管に組み込んだEGRクーラ及びEGRバルブと、インタクーラの送出口から低圧段コンプレッサの吸入口に至るリサーキュレーション配管と、当該リサーキュレーション配管に組み込んだリサーキュレーションバルブとを備えてなることを特徴とする二段過給システム。
  4. エンジンから直に送出される排気によって高圧段タービンを作動させ且つ高圧段コンプレッサで圧縮した吸気をエンジンへ送給する第1のターボチャージャと、高圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するアフタクーラと、高圧段タービンから送出される排気によって低圧段タービンを作動させ且つ低圧段コンプレッサで圧縮した吸気を高圧段コンプレッサへ送給する第2のターボチャージャと、低圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するインタクーラと、エンジン排気経路の高圧段タービンよりも上流側からエンジン吸気経路の高圧段コンプレッサよりも下流側へ至るEGR配管と、当該EGR配管に組み込んだEGRクーラ及びEGRバルブと、高圧段コンプレッサの吐出口からインタクーラの流入口に至るリサーキュレーション配管と、当該リサーキュレーション配管に組み込んだリサーキュレーションバルブとを備えてなることを特徴とする二段過給システム。
  5. エンジンから直に送出される排気によって高圧段タービンを作動させ且つ高圧段コンプレッサで圧縮した吸気をエンジンへ送給する第1のターボチャージャと、高圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するアフタクーラと、高圧段タービンから送出される排気によって低圧段タービンを作動させ且つ低圧段コンプレッサで圧縮した吸気を高圧段コンプレッサへ送給する第2のターボチャージャと、低圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するインタクーラと、エンジン排気経路の高圧段タービンよりも上流側からエンジン吸気経路の高圧段コンプレッサよりも下流側へ至るEGR配管と、当該EGR配管に組み込んだEGRクーラ及びEGRバルブと、高圧段コンプレッサの吐出口から高圧段コンプレッサの吸入口に至るリサーキュレーション配管と、当該リサーキュレーション配管に組み込んだリサーキュレーションバルブとを備えてなることを特徴とする二段過給システム。
  6. エンジンから直に送出される排気によって高圧段タービンを作動させ且つ高圧段コンプレッサで圧縮した吸気をエンジンへ送給する第1のターボチャージャと、高圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するアフタクーラと、高圧段タービンから送出される排気によって低圧段タービンを作動させ且つ低圧段コンプレッサで圧縮した吸気を高圧段コンプレッサへ送給する第2のターボチャージャと、低圧段コンプレッサが圧縮した吸気を冷却するインタクーラと、エンジン排気経路の高圧段タービンよりも上流側からエンジン吸気経路の高圧段コンプレッサよりも下流側へ至るEGR配管と、当該EGR配管に組み込んだEGRクーラ及びEGRバルブと、低圧段コンプレッサの吐出口から低圧段コンプレッサの吸入口に至るリサーキュレーション配管と、当該リサーキュレーション配管に組み込んだリサーキュレーションバルブとを備えてなることを特徴とする二段過給システム。
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