JP2007066655A - X線源 - Google Patents

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Abstract

【課題】 制御回路基板を効率よく冷却することができるX線源を提供する。
【解決手段】 X線源1は、X線管9を収容するX線管収容部11と、X線管9に電圧を供給する高圧供給回路13bが絶縁ブロック13f中にモールドされた構造の高圧電源部13と、を有するX線発生部5と、X線発生部5を制御する制御回路基板19と、それらを収容する筐体3と、を備えている。X線管収容部11とで電源部13を挟む位置には、空気を流動させる通風領域としての基板配置スペースAが形成されている。そして、制御回路基板19は、この基板配置スペースA内に配置されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、X線を発生し外部に照射するX線源に関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載のX線源が知られている。この文献に記載のX線源では、X線管が、電圧を供給する高圧ブロックに埋め込まれるように収容され、この高圧ブロックの外面には、X線源の動作を制御する制御回路基板が取り付けられている(特許文献1のFig.5〜6参照)。
米国特許第4646338号明細書
しかしながら、この種のX線源においては、駆動時にX線管から大量の熱が発生する。このため、X線管の周辺に配置される制御回路基板が熱の影響を受け、制御回路基板上の電子部品の耐久性が劣化するといった問題が発生するおそれがある。そこで、この種のX線源においては、上記のような問題を回避すべく、制御回路基板を効率よく冷却し、熱の影響を軽減することが望まれている。ところが、特許文献1記載の上記X線源にあっては、制御回路基板の効率的な冷却が考慮されているとは言えない。
本発明は、制御回路基板を効率よく冷却することができるX線源を提供することを目的とする。
本発明に係るX線源は、X線管を収容するX線管収容部と、X線管収容部に固定され、X線管に電圧を供給する電圧供給部が絶縁部材中に封入された構造の電源部と、を有するX線発生部と、X線発生部を制御する制御回路基板と、X線発生部及び制御回路基板を収容する筐体と、を備え、X線管収容部とで電源部を挟む位置には、空気が流動する通風領域が形成されており、回路基板は、通風領域内に配置されていることを特徴とする。
このX線源には、空気が流動する通風領域が形成され、この通風領域にはX線発生部を制御する制御回路基板が配置される。そして、この通風領域とX線管を収容するX線管収容部とに挟まれて電源部が存在している。このような位置関係により、制御回路基板は、大量の熱を発生するX線管から離れることになる。更に、制御回路基板とX線管収容部とに挟まれて、電圧供給部を封入した絶縁部材が存在することになる。その結果として、制御回路基板はX線管で発生する熱の影響を極めて受けにくくなる。更に、制御回路基板は、空気が流動する通風領域内に配置されるので、制御回路基板は、熱源となっているX線管収容部から離されることと相俟って、通風領域を流動する空気によって効率よく冷却される。
また、この場合、筐体には、通風領域に空気を流動させるための通風口が設けられていることが好ましい。このような構成により、通風口を介して、通風領域を流動する空気と筐体外部の空気との交換が行われるので、制御回路基板が更に効率よく冷却される。
また、本発明のX線源は、X線発生部と筐体との間に設けられ、通風領域を形成するスペーサを更に備えることが好ましい。このような構成により、制御回路基板が配置される通風領域を、X線発生部と筐体との間に容易に形成することができる。
また、この場合、スペーサは、X線発生部を支持する支持部と、支持部と筐体との間にスペースを形成するスペース形成部とで断面コ字状をなし、制御回路基板は、スペーサの内側で支持部に固定されていることが好ましい。このような構成により、スペーサによって通風領域を確保しつつ、制御回路基板を容易に通風領域内に配置することができる。
また、この場合、支持部とスペース形成部とは、一体に設けられていることが好ましい。このような構成により、X線源の組み立て作業性が良好になり、スペーサの強度が高くなる。
また、通風領域を形成する筐体の壁部には、開閉自在な蓋部が設けられており、制御回路基板上の電子部品は、蓋部に対面して取り付けられていることが好ましい。このような構成を採用すれば、蓋部を開くことによって、筐体外から制御回路基板上の電子部品にアクセスすることができる。このため、X線源の組み立て後においても、X線源の設定に関わる電子部品の操作を容易に行うことができ、その操作によってX線源の特性の調整を容易に行うことができる。
また、通風口は、制御回路基板の延在方向と同一の方向に形成されていることが好ましい。このような構成により、通風口を通過する空気が制御回路基板に沿って円滑に流動するので、制御回路基板を効率よく冷却することができる。
また、X線発生部のX線管収容部は、X線管から発生する熱を放散する冷却フィンを有し、冷却フィンの周囲で空気を流動させるために、筐体の他の通風口は、X線管収容部に対向する位置に設けられると共に、冷却フィンの延在方向と同一の方向に形成されていることが好ましい。
この場合、X線管から発生する熱は、X線管収容部に設けられた冷却フィンから放散される。このとき、X線管収容部に対向する位置の通風口は、冷却フィンの延在方向と同一の方向に形成されているので、この通風口を通過する空気が、冷却フィンに沿って円滑にX線管収容部の周囲を流動することになる。従って、X線管収容部を効率よく冷却することができる。
本発明のX線源によれば、X線管で発生する熱の制御回路基板への影響を軽減することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るX線源の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明に用いる「上」、「下」等の語は、図面に示された状態に基づくものである。
図1及び図2に示すように、X線源1は、電子銃からの電子をターゲットに衝突させ、発生したX線を照射窓を介して外部に照射させるX線管を備えるタイプの装置である。このようなX線源1は、例えば、X線非破壊検査装置におけるX線源として用いられる。このX線源1の筐体3の内部には、発生させたX線を外部に照射するX線発生部5が収容されており、X線発生部5は、熱伝導率の良い金属、例えばアルミニウムからなるスペーサ7を介して筐体3の壁部を構成する底板3a上に固定されている。このX線発生部5は、X線管9が収容されたX線管収容部11と、X線管9に電力を供給する高圧電源部13とを備えている。
図3及び図4に示すように、この高圧電源部13は、高電圧を発生させる高圧トランス13aと、高圧トランス13aで発生した高電圧を増倍させる高圧供給回路(電圧供給部)13bと、高圧トランス13aと高圧供給回路13bとを連結する接続線13cと、高圧供給回路13bとX線管9に電圧を供給するための圧縮バネ11aとを連結する接続線13dとを備えている。そして、高圧供給回路13b及び接続線13c,13dは、電気絶縁性材料であるエポキシ樹脂からなる絶縁部材としての絶縁ブロック13f中にモールドされることによって封入されており、高圧トランス13aは、絶縁ブロック13fの側面に突出している。このような高圧電源部13の構造によって、高電圧が印加される高圧供給回路13b及び接続線13c,13dからの外部への放電が防止されている。
この高圧電源部13の上方に設けられたX線管収容部11は、X線管9と、X線管9の一部を収容する金属筒15とを備えている。このX線管9は、反射型ターゲットタイプのものであり、棒状の陽極9cを絶縁状態に保持して収容するガラス製のバルブ9bと、棒状陽極9cの端部に設けられたターゲット9dを包囲する金属製のヘッド部9aと、ターゲット9dに向けて電子線を出射する電子銃(図示せず)を収める電子銃部9eとを備えている。X線管9のヘッド部9aには、図示しない排気管が設けられており、この排気管を介してバルブ9b、ヘッド部9a及び電子銃部9eの内部が真空引きされた後、排気管を封止することによって、X線管9の内部が真空状態で密封されている。
X線管9を包囲する金属筒15は、絶縁ブロック13fの上面に立設されており、この金属筒15の上端の開口からは、X線管9が挿入されている。そして、X線管9のフランジ9fが金属筒15の上端面にネジ止めされ、X線管9のヘッド部9aが金属筒15の上端から突出した状態で、X線管9が金属筒15に固定される。このとき、X線管9のバルブ9bは金属筒15に包囲された状態となり、このバルブ9bと金属筒15と絶縁ブロック13fの上面との間の空間には、液状の電気絶縁性物質である絶縁オイル17が充填されている。このような絶縁オイル17により、X線管9からの周囲への放電が防止されている。また、X線管9のヘッド部9a先端は、筐体3の上面に設けられた開口部3hから露出している。そのため、X線管9の放熱性は良くなるが、その一方で望まない方向への漏洩X線、特に電子銃部9e側からの漏洩X線が問題となりやすくなる。そこで、本実施形態においては、筐体3の上面から突出した電子銃部9eを覆うようなカバー部材3kが筐体3に設けられている。
このようなX線源1の駆動時においては、X線発生の際に、X線管9から大量の熱が発生する。そこで、金属筒15は、X線管9から発生する熱を効率よく放散させるために、放熱性に優れた金属(例えば、アルミニウム)からなると共に、水平方向(底板3aと平行な方向)に延びる複数の冷却フィン15aが周囲に設けられている。冷却フィン15aは、金属筒15の周面で円周方向に延びる凸条部として設けられている。そして、この金属筒15に対向する筐体3の側壁3bには、後述する通風口3cが形成されている。この通風口3cは冷却フィン15aの延在方向と同じ方向に水平に延在しているので、通風口3cから筐体3の内部に流入した冷却風は、金属筒15に当たり冷却フィン15aに沿って水平に流動する。従って、冷却風が冷却フィン15aの周囲を円滑に流動し、X線管収容部11を効率よく冷却することができる。
このようなX線管収容部11において、X線管9の棒状陽極9cの基端部9gは、バルブ9bの下部から下方に突出しており、この基端部9gには、圧縮バネ11aの一端が結合されている。この圧縮バネ11aの他端は、上記高圧電源部13の接続線13dに結合されており、棒状陽極9cは、この圧縮バネ11a及び接続線13dを介して、高圧供給回路13bからの電圧の供給を受ける。更に、棒状陽極9cの基端部9gと圧縮バネ11aとの接合部は、アルミニウムまたは真鍮等の熱伝導率の良い金属製の高圧キャップ11bによって包囲されている。この高圧キャップ11bによって、基端部9gと圧縮バネ11aとの接合部は金属筒15の内壁から見通せないように遮蔽され、この接合部における金属筒15等への放電が防止されている。なお、絶縁ブロック13fの上面にも、高圧キャップ11bと金属筒15との間において、棒状陽極9cの基端部9gを囲むような環状の壁部13hが立設されている。この壁部13hによっても基端部9gと圧縮バネ11aとの接合部における金属筒15等への放電が防止される。
以上のようなX線発生部5の構成に基づき、X線管9には、接続線13d及び圧縮バネ11aを介して高圧供給回路13bから高電圧が供給される。そして、X線管9の棒状電極9cが高電位となった状態で、電子銃9eからの電子がターゲット9dに衝突すると、ターゲット9dからX線が発生し、このX線がX線管9のヘッド部9aに設けられたX線照射窓9hから上方に照射される。
このような構成のX線発生部5のX線発生の動作を制御するため、X線源1には、制御回路基板19が、筐体3の内部に収容されている。この制御回路基板19上には、各種電子部品19aが搭載されてX線発生部5の動作を制御するための制御回路が構成されており、X線発生部5はこの制御回路からの制御信号に基づいて動作する。また、筐体3の内部には、後述する3つの冷却ファンユニット23a,23b,23cや制御回路基板19への電圧供給等を行う電源回路基板21も配置されている。
図1〜図4に示すように、このようなX線源1においては、金属筒15から放散された熱が筐体3の内部に蓄積してしまわないように、筐体3の内部と外部との間で、空気を冷却風として流動させるように、筐体3の内部を換気する必要がある。そこで、筐体3の側壁には、上下方向での位置が異なるように、3つの冷却ファンユニット23a,23b,23c及び通風口3c、3dが設けられている。これらの冷却ファンユニット23a,23b,23cは、筐体3内から筐体3外に向けて空気を吸い出すタイプのものであるので、X線源1の駆動中は、冷却ファンユニット23a,23b,23cから筐体3の内部の空気が排出され、その代わりに通風口3c,3dから筐体3の内部へ冷却風が流入する。従って、X線管収容部11から放散される熱は、上述したように、筐体3の通風口3cから筐体3の内部に取り込まれた冷却風によって、金属筒15の冷却フィン15aを介して効率よく除去される。
しかしながら、X線管収容部11の熱が効率よく放散されるゆえに、筐体3の内部の温度が上昇し易い傾向にある。特に、筐体3の内部に配置される制御回路基板19が熱の影響を受ける場合には、制御回路基板19上に搭載された電子部品19aの耐久性が熱によって劣化したり、熱の影響で電子部品19aの動作が不安定になったりするおそれがあるので、制御回路基板19を効率よく冷却することが必要である。
そこで、X線源1においては、上述したスペーサ7を採用することで、X線発生部5と筐体3の底板3aとの間に基板配置スペース(通風領域)Aを確保し、この基板配置スペースAに制御回路基板19を配置することにしている。
このスペーサ7は、X線発生部5を載置し支持するための平板状の支持部7aと、支持部7aの両端から底板3aに向かって延びたスペース形成部7bとを有している。そして、支持部7aとスペース形成部7bとは、組み立て作業性やX線発生部5に対する保持強度を高めるために一体に設けられており、スペーサ7は断面コ字状をなしている。X線発生部5は、高圧電源部13の底面を、このスペーサ7の支持部7aの上面7cで保持した状態で固定される。そして、制御回路基板19は、スペーサ7の内側、つまり、底板3a側でスペース形成部7bに挟まれた支持部7aの下面7dに、6つの円筒状スペーサ19bを介し、下面7dとの間に間隙を空けた状態で水平にネジ止めされる。また、この場合、制御回路基板19の電子部品19aの搭載面が下向きになるように固定されて、制御回路基板19上に搭載された電子部品19aは、底板3aに対面することになる。
このような構成により、スペーサ7の内側には、支持部7aとスペース形成部7bと底板3aとで、長手方向の両端に開口を有する直方体形状の基板配置スペースAが形成される。そして、制御回路基板19は、この基板配置スペースA内に位置することになる。更に、この基板配置スペースAの一端の開口に対応する筐体3の位置には、側壁3bに水平方向(底板3aと平行な方向)に延在する2つの通風口3dが存在している。
このような位置関係により、制御回路基板19は、熱源となるX線管収容部11から離れて位置することになる。更に、制御回路基板19とX線管収容部11とに挟まれて、高圧電源部13の絶縁ブロック13fが存在することになる。加えて、熱源となるX線管収容部11を配置した領域と基板配置スペースAとが、スペーサ7によって、冷却ファンユニット近傍まで空間的にほぼ分断されたような状態であるために、X線管収容部11を冷却することにより温度が高くなった空気(冷却風)が、制御回路基板19に影響を及ぼすことが極めて少ない。それらの結果として、制御回路基板19は、X線管9で発生する熱の影響を極めて受けにくくなる。
その上、この制御回路基板19が配置された基板配置スペースAは、両端が開口した細長い形状をなし、開口に対応して通風口3dが位置しているので、この通風口3dを通過して、基板配置スペースAに筐体3外の空気が円滑に流入する。そして、この基板配置スペースAは、通風口3dから流入した空気を冷却風として長手方向に流動させる通風領域として機能する。このとき、通風口3dは、制御回路基板19の延在方向に沿って水平に延在しているので、通風口3dを通過した冷却風は、制御回路基板19に沿って円滑に流動する。
更に、制御回路基板19は、円筒状スペーサ19bを介して支持部7aの下面7dに固定されているので、基板配置スペースAを流動する冷却風が、回路基板19の表裏両面に接触しながら効率よく制御回路基板19の熱を除去する。また、スペーサ7自体が熱伝導率の良い金属で形成されているためにヒートシンクとしても機能する。以上の結果として、X線源1においては、制御回路基板19を効率よく冷却することができる。
なお、電源回路基板21には、ヒートシンク22が取り付けられており、このヒートシンク22が2つの冷却ファン23b,23cの直近に対向するように配置されている、このことで、電源回路基板21は効率よく冷却される。
上記基板配置スペースAを形成する筐体3の底板3aは、ネジ止めされた蓋部3jを備えており、このネジの着脱によって蓋部3jが開閉自在となっている。そして、上述したように、制御回路基板19上に搭載された電子部品19aが、蓋部3jに対面するように取り付けられているので、蓋部3jを開けることで電子部品19aが露出し、電子部品19aにアクセスすることが可能になる。従って、X線源1の組み立て後であっても、例えば、制御回路基板19上の電子部品19aの可変抵抗スイッチを操作して、X線管9から照射されるX線の焦点径を調整するといったことを容易に行うことができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、スペーサ7の支持部7aとスペース形成部7bとは、別体としてもよい。また、冷却ファンユニット23a,23b,23cは、筐体3内から筐体3外に向けて空気を排出するタイプに限られず、筐体3外の空気を筐体3内に取り入れるタイプでもよいし、上記2タイプを適宜組み合わせて採用してもよい。また、通風口3c及び通風口3dも、筐体3内に外部の空気を取り入れる吸気口として機能してもよいし、筐体3内から外部に向けて空気を排出する排気口として機能してもよい。また、この場合、X線管収容部11の周囲の冷却風と、第1制御回路基板19の周囲の冷却風とが別個に生じるように、例えば、X線管収容部11の周囲で空気を流動させるための冷却ファンユニット及びそれに対応する通風口の組と、基板配置スペースAに空気を流動させるための冷却ファンユニット及びそれに対応する通風口の組とを、それぞれ専用に設けて構成するのが好ましい。また、前述の実施形態においては、制御回路基板19を一枚の回路基板で構成したが、複数の回路基板で構成してもよく、制御回路基板19のうち、特に熱の影響を避ける必要がある回路のみを基板配置スペースAに配置することによって、このような回路に対しての冷却効率を高めてもよい。
本発明に係るX線源の実施形態を示す斜視図である。 図1のX線源を示す分解斜視図である。 図1のX線源を示すIII−III断面図である。 図1のX線源を示すIV−IV断面図である。
符号の説明
1…X線源、3…筐体、3a…底板(壁部)、3d…通風口、3c…他の通風口、3j…蓋部、5…X線発生部、7…スペーサ、7a…支持部、7b…スペース形成部、9…X線管、11…X線管収容部、13…高圧電源部、13b…高圧供給回路(電圧供給部)、13f…絶縁ブロック、15a…冷却フィン、19…制御回路基板、19a…電子部品、A…基板配置スペース(通風領域)。

Claims (8)

  1. X線管を収容するX線管収容部と、前記X線管収容部に固定され、前記X線管に電圧を供給する電圧供給部が絶縁部材中に封入された構造の電源部と、を有するX線発生部と、
    前記X線発生部を制御する制御回路基板と、
    前記X線発生部及び前記制御回路基板を収容する筐体と、を備え、
    前記X線管収容部とで前記電源部を挟む位置には、空気が流動する通風領域が形成されており、前記回路基板は、前記通風領域内に配置されていることを特徴とするX線源。
  2. 前記筐体には、前記通風領域に前記空気を流動させるための通風口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のX線源。
  3. 前記X線発生部と前記筐体との間に設けられ、前記通風領域を形成するスペーサを更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のX線源。
  4. 前記スペーサは、前記X線発生部を支持する支持部と、前記支持部と前記筐体との間にスペースを形成するスペース形成部とで断面コ字状をなし、
    前記制御回路基板は、前記スペーサの内側で前記支持部に固定されていることを特徴とする請求項3に記載のX線源。
  5. 前記支持部と前記スペース形成部とは、一体に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のX線源。
  6. 前記通風領域を形成する前記筐体の壁部には、開閉自在な蓋部が設けられており、前記制御回路基板上の電子部品は、前記蓋部に対面して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のX線源。
  7. 前記通風口は、前記制御回路基板の延在方向と同一の方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のX線源。
  8. 前記X線発生部の前記X線管収容部は、前記X線管から発生する熱を放散する冷却フィンを有し、
    前記冷却フィンの周囲で空気を流動させるために、前記筐体の他の通風口は、前記X線管収容部に対向する位置に設けられると共に、前記冷却フィンの延在方向と同一の方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のX線源。
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