JP2007062473A - 操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハンドル本体の車両への組み付け作業性が向上された操舵装置を提供する。
【解決手段】 ボス部23におけるハンドル側歯車26とシャフト側歯車27との間の隙間29内に、弦巻バネ37により先端がハンドル側歯車26の歯部26aと当接する方向に付勢されたレバー部材35を設ける。ハンドル本体が車両側部材である固定筒に組み付けられていない状態では、レバー部材35の先端を、ハンドル側歯車26の歯部26aに当接させて、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との相対回転を規制する。ハンドル本体を固定筒に取り付けた状態では、固定筒側から突設された突起17がレバー部材35に当接することにより、レバー部材35を押し退けるように移動させてレバー部材35の先端とハンドル側歯車26の歯部26aとの当接を解除させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両の操舵装置であって、例えばハンドル本体に取着されたパッドがステアリングホイールの回転に連動することなく静止した状態に保持される、いわゆるパッド不回動ハンドルの操舵装置に関するものである。
近年、車両の操舵装置においては、操作性向上等の観点から、ステアリングホイールの中央に設けられたセンターパッドに、車速等の車両の走行状態を表示する表示装置や、空調装置、オーディオ装置等の操作部を設けることがある(特許文献1,特許文献2参照)。こうした場合、これらの操舵装置においては、センターパッドの表示装置及び各操作部と、車両側の電源装置及び各動作部とをつなぐ多くの配線が必要となる。
そのため、こうした操舵装置では、ステアリングホイールとセンターパッドとが一体回転する構成であると、表示装置の表示面が揺動して視認性が著しく低下したり、配線の処理が煩雑になったりすることがあった。そこで、このような問題を回避するため、従来から、センターパッドをステアリングホイールの回転に連動して回転させることなく静止した状態に保持する機構を採用した、いわゆるパッド不回動ハンドルの操舵装置が提案されている(特許文献3参照)。
このパッド不回動ハンドルの操舵装置は、ハンドル本体における車両側部材への取付部にセンターパッドを位置決め状態に支持固定する一方、ハンドル本体において回動自在に設けられたステアリングホイールのボス部内に、車両側のハンドルシャフトに連結されるシャフト側歯車と、そのシャフト側歯車に対して偏心した状態で咬合するハンドル側歯車とを設けている。そして、この操舵装置では、ステアリングホイールが回転されると、ハンドル側歯車が一体回転され、その回転がシャフト側歯車を介して車両側のハンドルシャフトに伝達されることにより、タイヤの転舵角が決定されるようになっている。
特開2001−106089号公報 実開平3−37077号公報 実開昭63−139077号公報
ところで、前述したパッド不回動ハンドルの操舵装置では、ステアリングホイールのボス部内に設けられたシャフト側歯車とハンドル側歯車とが互いに咬合した状態で相対回転する構成となっている。そのため、ハンドル本体を車両側部材に組み付けるために持ち運んだりした際に、シャフト側歯車とハンドル側歯車との相対的な位置関係が変化してしまうこともあり得た。
したがって、従来は、ハンドル本体を車両側部材に組み付けた場合において、たとえステアリングホイールの態様が見かけ上では車両を直進させる中立状態となるように組み付けられていたとしても、シャフト側歯車と車両側のハンドルシャフトとは必ずしもタイヤの転舵角を中立状態とするように連結されるとは限らなかった。
そこで、現状においては、予めステアリングホイールのボス部内に仮止め具を介在させてシャフト側歯車とハンドル側歯車との相対回転を規制しておき、ハンドル本体を車両側部材に組み付けた後に、その仮止め具を取り外すようにしている。しかしながら、このような仮止め具の取り外し作業は、ハンドル本体を車両側部材に組み付けた状態で行う必要があるため、煩わしい作業となっていた。また、ハンドル本体を車両側部材に組み付けた後において修理などのために取り外した場合には、その取り外したハンドル本体におけるシャフト側歯車とハンドル側歯車との相対回転を規制するべく別体の仮止め具を再び使用しなければならず、その仮止め具のボス部内への介装作業も含めて再組み付け時の作業が煩わしいという問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。その目的は、ハンドル本体の車両への組み付け作業性が向上された操舵装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両側部材に組み付けられるハンドル本体内に、そのハンドル本体を前記車両側部材に組み付けた際に車両側のハンドルシャフトに連結されるシャフト側歯車と、そのシャフト側歯車に対して偏心した状態で咬合するとともにハンドル本体において回動自在に支持されたステアリングホイールと一体回転するように設けられたハンドル側歯車とを有する操舵装置において、前記ハンドル本体内に、前記シャフト側歯車と前記ハンドル側歯車とを任意の咬合状態で仮固定可能な仮固定手段をハンドル本体から離脱不能に設け、前記仮固定手段を、前記ハンドル本体が前記車両から分離された状態では前記仮固定手段の動作態様が前記両歯車を仮固定状態とする動作態様に保持される一方、前記ハンドル本体が前記車両側部材に組み付けられた状態では前記仮固定手段の動作態様が前記車両側部材に設けられた解除手段のハンドル本体内への進入に伴い前記両歯車の仮固定状態を解除する動作態様となるように構成したことを要旨とするものである。
この構成によれば、ハンドル本体が車両から分離された状態では、仮固定手段がシャフト側歯車とハンドル側歯車とを所定の相対的位置関係となるように仮固定しており、そのように両歯車が仮固定された状態で、ハンドル本体は車両側部材に組み付けられる。そして、ハンドル本体が車両側部材に組み付けられると、車両側の解除手段により仮固定手段による両歯車の仮固定状態が自動的に解除される。しかも、仮固定手段は、ハンドル本体が車両に組み付けられた状態で、ハンドル本体内に留置される。このため、ハンドル本体の組み付け作業時において、別体の仮止め具を使用する必要がなく、また、組み付け後においてその仮止め具を取り外すといった煩わしい作業を行う必要もない。従って、ハンドル本体の車両に対する組み付け作業性を大きく向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ハンドル本体内に、前記仮固定手段を該仮固定手段の動作態様が前記両歯車を仮固定状態とする動作態様となるように付勢する付勢手段を備えたことを要旨とするものである。
この構成によれば、組み付け前のハンドル本体単独の状態では、シャフト側歯車とハンドル側歯車とが、より確実に仮固定された状態に保たれる。一方、修理の必要が生じたときなどに、ハンドル本体を車両側部材から取り外すと、解除手段が仮固定手段による仮固定状態を解除しなくなるため、シャフト側歯車とハンドル側歯車とが、付勢手段によって付勢された仮固定手段により自動的に仮固定される。このため、車両にハンドル本体を取り外して修理を行う必要が生じた場合において、シャフト側歯車とハンドル側歯車とがハンドル本体の取り外し時の相対的位置関係に保持される。従って、ハンドル本体を、再度車両側部材に組み付ける際に、再度両歯車の位置調整を行う必要がなく、ハンドル本体の再組み付け性を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記仮固定手段が、前記両歯車を仮固定状態とする動作態様では前記両歯車の少なくとも一方に当接して両歯車の相対回転を規制する回転規制手段であることを要旨とするものである。
この構成によれば、仮固定状態において、回転規制手段が両歯車の少なくとも一方に当接することにより、両歯車が不用意に相対回転することが規制され、より確実に両歯車を所定の咬合状態に保持することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記回転規制手段が、前記シャフト側歯車と前記ハンドル側歯車との少なくとも一方の歯部の一部に係止するレバー部材であることを要旨とするものである。
この構成によれば、簡単な構成でスペース的制約がある場合にも容易に両歯車を仮固定状態にすることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記解除手段が、前記車両側部材から突設され、前記ハンドル本体が前記車両側部材に組み付けられた場合に、前記ハンドル本体内に進入して前記仮固定手段に当接することにより、その仮固定手段による前記両歯車の仮固定状態を解除する突起であることを要旨とするものである。
この構成によれば、ハンドル本体を車両側部材に組み付ける一連の動作に伴い、簡単な構成で両歯車の仮固定状態を容易に解除することができる。
以上詳述したように、本発明によれば、ハンドル本体の車両への組み付け作業性が向上された操舵装置を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を車両の操舵装置に具体化した第1実施形態について図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の操舵装置11は、例えば車両のインスルメントパネル(図示略)等に固定された車両側部材としての固定筒12に組み付けられるハンドル本体13を有している。固定筒12の先端には、図2に示すように、円形プレート14が固定筒12の先端開口を塞ぐように接合固定され、この円形プレート14には固定筒12の軸心(円形プレート14の中心)から偏心した位置に挿通孔15が貫通形成されている。
また、固定筒12の内部には、車両のタイヤ(図示略)と動力伝達可能に連結されたハンドルシャフト16が固定筒12の軸方向に沿って延びるように設けられており、そのハンドルシャフト16の先端が円形プレート14の挿通孔15を介して固定筒12の外部へ突出している。また、円形プレート14の表面上において、円形プレート14の中央から見た場合に挿通孔15とは反対側となる位置には、解除手段としての突起17が固定筒12の軸方向に沿って延びるように突設されている。この突起17は、その先端に斜状部17aを有するように先細り形状をなしている。
一方、ハンドル本体13は、図2に示すように、固定筒12の先端にねじ18により固定されるステアリングコラム19と、このステアリングコラム19に対して回動自在に支持されるステアリングホイール20と、このステアリングホイール20の中央に配置されるパッド部材21とを備えている。なお、ステアリングホイール20は、円環状のリム部22と、ステアリングコラム19とパッド部材21との間に配置されるボス部23(図2参照)と、このボス部23とリム部22との間をつなぐスポーク部24とを有している。
図2及び図3に示すように、ステアリングコラム19の上部にはステアリングホイール20におけるボス部23の下端部を嵌合可能とする円形状の凹部19aが形成されている。そして、この凹部19a内にボス部23の下端部がベアリング25を介在させた状態で嵌合することにより、ステアリングホイール20は、車両側の固定筒12に固定されたステアリングコラム19に対して回動自在に支持されている。
図2及び図3に示すように、ステアリングホイール20のボス部23は、内周に歯部26aを有する大径のハンドル側歯車26として構成され、ハンドル側歯車26(ボス部23)内に突出されたハンドルシャフト16の先端には、外周に歯部27aを有する小径のシャフト側歯車27がロックナット28により固定されている。そして、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とは、一方に隙間29が形成されるように偏心して両歯車27,26の歯部27a,26a同士が咬合されている。なお、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とは、それぞれベアリング25を介してステアリングコラム19に回転自由に支承されている。
パッド部材21は、ボス部23(ハンドル側歯車26)を上方から覆うように配置され、ステアリングコラム19の凹部19a内に立設されたシャフト30に対してロックナット31により固定されている。すなわち、ハンドル本体13において、パッド部材21は、ステアリングコラム19に対して、ステアリングホイール20の回転に連動することなく静止した状態に保持されるように位置決め固定されている。
パッド部材21の表面には、車速等の走行状態を表示する表示装置32と空調装置やオーディオ装置の操作ボタン33が配置されている。そして、これらの表示装置32及び操作ボタン33は、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との間の隙間29に挿通された図示しない配線を介して、車両側の電源装置、各空調装置及び音響装置の動作部に接続されている。また、ステアリングコラム19には、ハンドル本体13を固定筒12に組み付ける際に、固定筒12の先端の円形プレート14から突出する突起17の挿通を許容する挿通孔34がステアリングコラム19の下端面と凹部19aの内底面とを貫通するように形成されている。
図2及び図3に示すように、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との間の隙間29内には、仮固定手段及び回転規制手段としてのレバー部材35が設けられている。このレバー部材35は、その基端部がステアリングコラム19の凹部19a内に突設された支軸36に対して回転可能に支持されている。また、支軸36には付勢手段としての弦巻バネ37が巻回されており、この弦巻バネ37の付勢力により、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられていない状態では、図3において実線で示すように、レバー部材35は、その先端がハンドル側歯車26の歯部26aに当接するように付勢されている。そして、このレバー部材35の先端がハンドル側歯車26の歯部26aに当接して係止することにより、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との相対回転が規制されるようになっている。
一方、図2に示すように、また図3に二点鎖線で示すように、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられた状態においては、固定筒12側の円形プレート14から突設された突起17がステアリングコラム19の挿通孔34を通ってボス部23におけるシャフト側歯車27とハンドル側歯車26との間の隙間29内に進入し、レバー部材35に当接するようになっている。すなわち、突起17の先端に形成された斜状部17aがレバー部材35に当接し、レバー部材35を弦巻バネ37の付勢力に抗して押し退けるようになっている。このため、レバー部材35の先端とハンドル側歯車26の歯部26aとの係止状態が解除され、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との相対回転が可能な状態となる。
また、組み付けられていたハンドル本体13を、修理等のため、固定筒12から取り外す場合には、突起17がボス部23内から抜去される。したがって、レバー部材35は、その先端が弦巻バネ37の付勢力によって再びハンドル側歯車26の歯部26aに当接して係止するようになり、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との相対回転が規制された仮固定状態となる。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)この操舵装置11では、ハンドル本体13内に、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とを任意の咬合状態で仮固定するレバー部材35が設けられている。また、ハンドル本体13内に、ハンドル本体13が車両側の固定筒12に組み付けられることなく単独で存在するときには、レバー部材35によるシャフト側歯車27とハンドル側歯車26との仮固定状態を保持するとともに、ハンドル本体13が車両側の固定筒12に組み付けられたときには、固定筒12側の円形プレート14上に設けられた突起17によりレバー部材35による仮固定状態を解除する弦巻バネ37が設けられている。
このため、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とがレバー部材35により所定の相対的位置関係を保持するように仮固定された状態で、ハンドル本体13を車両側の固定筒12に組み付けることができる。そして、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられると、突起17の斜状部17aが弦巻バネ37の付勢力に抗してレバー部材35を押し退けることによりシャフト側歯車27とハンドル側歯車26との仮固定状態が自動的に解除される。しかも、レバー部材35は、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられた状態でも、ハンドル本体13内に留置される。このため、ハンドル本体13の組み付け作業時において、別体の仮止め具を使用する必要がなく、また、組み付け後においてその仮止め具を取り外すといった煩わしい作業を行う必要もない。従って、ハンドル本体13の車両に対する組み付け作業性を大きく向上させることができる。
(2)この操舵装置11では、ハンドル本体13が車両から分離された状態において、弦巻バネ37がレバー部材35をその先端とハンドル側歯車26の歯部26aとが当接して係止するように付勢している。このため、ハンドル本体13が、車両側の固定筒12に組み付けられることなく単独の状態では、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とを、より確実に両歯車27,26の相対的位置関係を保持した仮固定状態にすることができる。
一方、修理の必要が生じたときなどに、ハンドル本体13を車両から取り外すと、突起17が当接しなくなるため、弦巻バネ37の付勢力によって、自動的にレバー部材35の先端がハンドル側歯車26の歯部26aに当接される。これにより、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とが仮固定状態とされ、両歯車27,26がハンドル本体13の取り外し時の相対的位置関係に保持される。従って、ハンドル本体13を、再度車両に組み付ける際に、再度シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との相対的位置関係の調整を行う必要がなく、ハンドル本体13の再組み付け性を向上させることができる。
(3)この操舵装置11では、レバー部材35が、仮固定状態ではハンドル側歯車26に当接して、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との相対回転を規制している。このため、仮固定状態において、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とが不用意に相対回転することが規制され、より確実にシャフト側歯車27とハンドル側歯車26とを所定の咬合状態に保持することができる。しかも、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との相対回転を規制するのは、簡単な構成のレバー部材35であり、操舵装置11の構成の複雑化を回避することができる。
(4)この操舵装置11では、車両側の固定筒12に突設された突起17が、ハンドル本体13を固定筒12に組み付けた場合にハンドル本体13のボス部23内に進入し、レバー部材35に当接してシャフト側歯車27とハンドル側歯車26との仮固定状態を解除するようになっている。このため、簡単な構成で、スペース的制約がある場合にも、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26との仮固定状態を解除することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明にかかる操舵装置11の第2実施形態について、主として第1実施形態とは異なる部分に着目しつつ、図4に基づいて説明する。
図4に示すように、この第2実施形態の操舵装置11におけるステアリングホイール20のボス部23には、ハンドル側歯車26の歯部26aに当接するレバー部材35のみならず、シャフト側歯車27の歯部27aに当接するレバー部材41が設けられている。また、これらのレバー部材35,41は、双方ともに、ステアリングコラム19の凹部19a内に立設された支軸36に対して基端部が回転不能に固定された板バネとなっている。
このレバー部材35,41では、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられると、ボス部23内に進入してきた突起17が当接することにより各レバー部材35,41が弾性変形され、各レバー部材35,41の先端と、ハンドル側歯車26の歯部26aまたはシャフト側歯車27の歯部27aとの当接が解除される。一方、ハンドル本体13が固定筒12から取り外されると、各レバー部材35,41は、突起17のボス部23内からの退出に伴い自身の付勢力により、各先端が再びハンドル側歯車26の歯部26aまたはシャフト側歯車27の歯部27aに当接して係止した状態に復帰するようになっている。
(5)この第2実施形態の操舵装置11では、ハンドル本体13が車両側の固定筒12に組み付けられていない状態において、ハンドル側歯車26がレバー部材35により、シャフト側歯車27がレバー部材41により、それぞれ仮固定されている。このため、ハンドル側歯車26とシャフト側歯車27とを、一層確実に所定の相対的位置関係に仮固定して保持することができる。
(6) この第2実施形態の操舵装置11では、レバー部材35,41が単なる板バネとなっている。このため、操舵装置11において、ハンドル側歯車26とシャフト側歯車27とを仮固定状態とする機構を、さらに簡素なものとすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明にかかる操舵装置11の第3実施形態について、主として前記各実施形態とは異なる部分に着目しつつ、図5に基づいて説明する。
図5に示すように、この第3実施形態の操舵装置11におけるステアリングホイール20のシャフト側歯車27の上面には、その歯車より小径の段部46が形成されており、段部46には楔状の切り欠き部47が形成されている。ステアリングコラム19には、弦巻バネ37によりシャフト側歯車27側に付勢された仮固定手段及び回転規制手段としてのフック部材48が支軸36に対して回転可能に取着されている。
そして、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられていない状態では、フック部材48の先端が切り欠き部47に係合してシャフト側歯車27の回転が規制され、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とが仮固定されている。一方、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられた状態では、固定筒12側の突起17により、フック部材48の腕部49が弦巻バネ37の付勢力に抗して押し退けられ、フック部材48の先端と切り欠き部47との係合が解除される。これにより、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とが相対回転可能な状態とされる。
(7)この第3実施形態の操舵装置11では、楔状の切り欠き部47とフック部材48の先端との係合によって、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられていない状態において、より確実にシャフト側歯車27とハンドル側歯車26とを、所定の相対的位置関係に仮固定して保持することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明にかかる操舵装置11の第4実施形態について、主として前記各実施形態とは異なる部分に着目しつつ、図6(a)及び(b)に基づいて説明する。
図6(a)に示すように、この第4実施形態の操舵装置11におけるステアリングホイール20のシャフト側歯車27の上面には、その歯車より小径の段部46が形成されており、段部46に平面状の切り欠き面を有する切り欠き部51が形成されている。ステアリングコラム19には、一端に付勢手段としてのコイル部52を有し、他端に切り欠き部51の切り欠き面に係合する直線部53を有する仮固定手段及び回転規制手段としてのワイヤ部材54が取着されている。そして、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられていない状態では、ワイヤ部材54の直線部53が切り欠き部51に係合してシャフト側歯車27の回転が規制され、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とが仮固定されている。
一方、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられた状態では、固定筒12側の突起55により、ワイヤ部材54の先端がコイル部52の付勢力に抗して押し退けられ、ワイヤ部材54の直線部と切り欠き部51との係合が解除される。この際、図6(b)に示すよう、ワイヤ部材54の先端は、突起55の斜面(斜状部)56を滑り降り、そして突起55の軸部57に形成された溝58に落とし込まれることによって保持される。これにより、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とが相対回転可能な状態とされる。
(8)この第4実施形態の操舵装置11では、平面状の切り欠き部51の切り欠き面とワイヤ部材54の直線部53とを係合させることによって、シャフト側歯車27とワイヤ部材54との係合面積を大きくすることができる。このため、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられていない状態において、より一層確実にシャフト側歯車27とハンドル側歯車26とを、所定の相対的位置関係に仮固定して保持することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明にかかる操舵装置11の第5実施形態について、主として前記各実施形態とは異なる部分に着目しつつ、図7に基づいて説明する。
図7に示すように、この第5実施形態の操舵装置11におけるステアリングホイール20では、ハンドル側歯車26の外面に一対の凹部61が形成されている。ステアリングコラム19の上端面には、中央に付勢手段としてのコイル部62を有し、両端の近傍にハンドル側歯車26の外周面上の凹部61に係合する屈曲部63を有する仮固定手段及び回転規制手段としてのクリップ部材64が支軸65を介して取着されている。このクリップ部材64では、コイル部62の存在により、両端にハンドル側歯車26を挟み込む方向の付勢力が発生している。
そして、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられていない状態では、クリップ部材64の屈曲部63が凹部61に係合してハンドル側歯車26の回転が規制され、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とが仮固定されている。
一方、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられた状態では、第4実施形態と同様構成の固定筒12側の突起55がステアリングコラム19に貫通形成された挿通孔66から上方へ突出することにより、クリップ部材64の先端がコイル部62の付勢力に抗して押し広げられ、クリップ部材64の屈曲部63とハンドル側歯車26の凹部61との係合が解除される。これにより、シャフト側歯車27とハンドル側歯車26とが相対回転可能な状態とされる。
このように構成しても、ハンドル本体13が固定筒12に組み付けられていない状態において、より確実にシャフト側歯車27とハンドル側歯車26とを、所定の相対的位置関係に仮固定して保持することができる。
(変更例)
なお、本発明の各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・ 前記各実施形態では、リム部22が円環状のステアリングホイール20を有する操舵装置11に具体化したが、リム部22が円環状とは異なる、例えば非円環状のステアリングホイールを有する操舵装置に具体化してもよい。
・ 前記第2実施形態では、それぞれ別体のレバー部材35,41によりシャフト側歯車27及びハンドル側歯車26を仮固定する構成としたが、例えば一体、つまり一つのレバー部材によってその両端をシャフト側歯車27の歯部27a及びハンドル側歯車26の歯部26aに同時に係合させて、仮固定する構成としてもよい。
・ 前記各実施形態では、解除手段となる突起17,55をピン状のもので構成したが、例えば先端に斜状部を有する平板状のもので突起を構成してもよい。
・ 前記各実施形態において、レバー部材35,41(フック部材48、ワイヤ部54、クリップ部材64)における先端側部位が突起17,55と当接した場合に、折れ曲がる又は折れることで両歯車26,27の仮固定状態を解除する動作態様となるように構成してもよい。
・ 前記各実施形態において、弦巻バネ37やコイル部52,62の付勢力によってレバー部材35,41(フック部材48、ワイヤ部54、クリップ部材64)が両歯車26,27を仮固定状態としない動作態様に付勢される構成であってもよい。この場合は、レバー部材35,41等を弦巻バネ37等の付勢力に抗して両歯車26,27を仮固定状態とする動作態様に保持させる保持部材(ピン等)をハンドル本体13内に着脱自在に設ける必要がある。そして、ハンドル本体13内に進入する突起17,55が、ピン等の保持部材を押し退ける又は突き飛ばすことにより、レバー部材35,41等が両歯車26,27の仮固定状態を解除する動作態様となるように構成してもよい。
・ 本発明は、ステアリングホイール20とタイヤとがハンドルシャフト16を介して機械的に連結されたコラム・シャフト方式の操舵装置と、ステアリングホイール20の回転操作が電気信号に変換されてタイヤの転舵角制御装置に伝達されるステア・バイ・ワイヤ方式の操舵装置とを問わず具体化することができる。
第1実施形態の操舵装置を示す斜視図。 図1の2−2線断面図。 図2の3−3線断面図。 第2実施形態のボス部の断面図。 第3実施形態のボス部の断面図。 (a)は第4実施形態のボス部の断面図、(b)はワイヤ部材と突起の係合関係を示す説明図。 第5実施形態のボス部の断面図。
符号の説明
11…操舵装置、12…車両側部材としての固定筒、13…ハンドル本体、16…ハンドルシャフト、17,55…解除手段としての突起、20…ステアリングホイール、26…ハンドル側歯車、26a…歯部、27…シャフト側歯車、27a…歯部、35,41…仮固定手段及び回転規制手段としてのレバー部材、37…付勢手段としての弦巻バネ、48…仮固定手段及び回転規制手段としてのフック部材、52,62…付勢手段としてのコイル部、54…仮固定手段及び回転規制手段としてのワイヤ部材、64…仮固定手段及び回転規制手段としてのクリップ部材。

Claims (5)

  1. 車両側部材に組み付けられるハンドル本体内に、そのハンドル本体を前記車両側部材に組み付けた際に車両側のハンドルシャフトに連結されるシャフト側歯車と、そのシャフト側歯車に対して偏心した状態で咬合するとともにハンドル本体において回動自在に支持されたステアリングホイールと一体回転するように設けられたハンドル側歯車とを有する操舵装置において、
    前記ハンドル本体内に、前記シャフト側歯車と前記ハンドル側歯車とを任意の咬合状態で仮固定可能な仮固定手段をハンドル本体から離脱不能に設け、前記仮固定手段を、前記ハンドル本体が前記車両から分離された状態では前記仮固定手段の動作態様が前記両歯車を仮固定状態とする動作態様に保持される一方、前記ハンドル本体が前記車両側部材に組み付けられた状態では前記仮固定手段の動作態様が前記車両側部材に設けられた解除手段のハンドル本体内への進入に伴い前記両歯車の仮固定状態を解除する動作態様となるように構成したことを特徴とする操舵装置。
  2. 前記ハンドル本体内に、前記仮固定手段を該仮固定手段の動作態様が前記両歯車を仮固定状態とする動作態様となるように付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の操舵装置。
  3. 前記仮固定手段が、前記両歯車を仮固定状態とする動作態様では前記両歯車の少なくとも一方に当接して両歯車の相対回転を規制する回転規制手段であることを特徴とする請求項2に記載の操舵装置。
  4. 前記回転規制手段が、前記シャフト側歯車と前記ハンドル側歯車との少なくとも一方の歯部の一部に係止するレバー部材であることを特徴とする請求項3に記載の操舵装置。
  5. 前記解除手段が、前記車両側部材から突設され、前記ハンドル本体が前記車両側部材に組み付けられた場合に、前記ハンドル本体内に進入して前記仮固定手段に当接することにより、その仮固定手段による前記両歯車の仮固定状態を解除する突起であることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の操舵装置。
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