JP2007061286A - 根管治療器具 - Google Patents

根管治療器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2007061286A
JP2007061286A JP2005249559A JP2005249559A JP2007061286A JP 2007061286 A JP2007061286 A JP 2007061286A JP 2005249559 A JP2005249559 A JP 2005249559A JP 2005249559 A JP2005249559 A JP 2005249559A JP 2007061286 A JP2007061286 A JP 2007061286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
root canal
shank
chuck
working
canal treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005249559A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Matsutani
貫司 松谷
Norio Kaneko
典夫 金子
Toshiyuki Takase
敏之 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mani Inc
Original Assignee
Mani Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mani Inc filed Critical Mani Inc
Priority to JP2005249559A priority Critical patent/JP2007061286A/ja
Publication of JP2007061286A publication Critical patent/JP2007061286A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

【課題】根管治療器具をチャックに取り付けて根管の治療を行う際に、治療に伴って該根管治療器具にトルクが作用した場合でも緩みや空回転を防止する。
【解決手段】代表的な根管治療器具となるファイルAは、先端4から所定長さの作業部1が形成されると共に該作業部1に胴部3を介して連続してチャックBに保持されるシャンク2が形成され且つ作業部1とシャンク2とが屈折して且つ1本の材によって構成され、シャンク2の断面が実質的に多角形に形成されることでチャックB内での回転を防止し得るように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、歯科治療用の根管治療器具に関し、特に、チャックに把持して根管を治療する際にトルクが作用したとき、作用するトルクに関わらず空回転を防止して安定した操作性能を発揮し得るようにした根管治療器具に関するものである。
歯科治療では、ファイルやリーマを用いて根管を成形するような治療が行われる。ファイルやリーマは、細い直線状の軸棒に治療目的に対応させてねじって成形した切刃を設けた作業部、或いは直線状の軸棒をスパイラル状に切削して成形した作業部が形成され、該作業部に連続して丸棒状のシャンクが形成されており、該シャンクに医師が把持し、或いはハンドピースに把持する柄が一体的に構成されている。
ファイルは作業部を軸心方向に往復移動させて根管の治療を行うものであり、またリーマは作業部を軸心を中心に回転させて根管の治療を行うものである。そして、医師が柄を直接把持して往復移動或いは回転操作することで、或いは柄を把持した振動ハンドピースや回転ハンドピースを医師が操作することで、目的の治療を行うことが可能である。しかし、このような根管治療器具では作業部とシャンクとが直線状に連続して構成されているため、奥歯を治療する際に作業性や操作性を損なう虞がある。
上記問題を解決するために特許文献1に記載された器具が提案されている。この器具は、根管入口を拡大して根管内への挿通を簡単に行うことを目的として開発されたものであり、振動するハンドピースに固定可能なスリーブを構成する基端部と、この基端部に対して角度Xをなす中央部と、根管に挿通可能な寸法を有する先端が基端部の反対側の方向で中央部に対して角度Yをなす先端部とからなり、先端部が略円錐形を有し、且つ根管に挿通可能な寸法の先端を有して構成されている。この器具では、先端と基端部とが屈折して構成されているため、奥歯の根管の入口に先端を挿通する場合でも、作業性や操作性が損なわれることがない。
一方、最近の歯科治療では顕微鏡を用いてより精密な治療を行うことが普及しつつある。この治療を行う際に必要なことは患部の視野を確保することであり、顕微鏡の視野範囲に医師の指や根管治療器具に於ける作業部以外の部位が入ることを避けることが好ましい。このため、顕微鏡を用いた治療を行う際に、視野を広げることが可能な根管治療器具として、該根管治療器具を医師が手操作するハンドルに装着し得るようにしたものが提供されている。
上記根管治療器具は、作業部とシャンクとを所定の角度で屈折させた形状を有しており、シャンクには柄が一体的に構成されることなく、単なる丸棒状に構成されている。またハンドルには、シャンクを把持するチャックが設けられている。チャックとして幾つかの構成があるが、その中で、端部がテーパ状に形成されると共に該テーパは軸方向に沿って形成されたスリットによって複数の片が形成され、このテーパ部にキャップを締結することで、複数の片に中心方向の力を作用させるように構成された所謂コレットチャックが有利である。
特開平8−252268号公報
上記の如く作業部(先端)とシャンク(基端部)とが互いに屈折して構成された根管治療器具では、作業部の軸方向に沿った往復移動によって根管の治療を行うことになる。このとき、作業部が根管壁に押し付けられることから、このときの押付力と作業部とシャンクとの水平距離との積がシャンクに対するトルクとして作用することとなる。この場合、特許文献1に記載された器具では基端部を振動ハンドピースに固定することで取り付けられているため、該器具に上記トルクが作用しても問題となることはない。
しかし、ホルダーに構成されたコレットチャックに取り付けた根管治療器具に上記トルクが作用したとき、シャンクが円形であるためコレットチャックに把持されたまま僅かに空回転してしまうことがある。この場合、医師がハンドルを操作する際の力が円滑に作業部に伝達されず、良好な治療を行うことが困難となるという問題が生じる。このため、頻繁にコレットチャックの増し締めや、取付位置の再調整を行うことが必要になり、作業性や操作性が低下してしまうという問題が生じている。
本発明の目的は、チャックに取り付けて治療を行う際に、治療に伴ってトルクが作用しても緩みや空回転することのない根管治療器具を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る根管治療器具は、先端から所定長さの作業部が形成されると共に該作業部に連続してチャックに保持されるシャンクが形成され且つ前記作業部とシャンクとが屈折して構成された1本の材からなる根管治療器具であって、シャンクの断面が実質的に多角形に形成されることでチャック内での回転を防止し得るように構成されているものである。
上記根管治療器具では、作業部とシャンクとが1本の材を屈折させることによって構成されているので、作業部を根管に挿入して該根管に対する治療を行う際に、シャンクや該シャンクを把持しているチャックを根管の上方から離隔させておくことができる。このため、根管の上方に顕微鏡を配置して精密な治療を行うような場合でも、顕微鏡の視野を確保しておくことが可能となり、円滑な治療を行うことができる。
また、シャンクの断面が実質的に多角形に形成されているので、チャックによってシャンクを把持した状態で根管の治療を行う際に、作業部が根管壁に押し付けられて直線移動することに伴ってシャンクにトルクが作用しても、該シャンクの角部分がチャックを構成する片に係止され、チャック内で空回転することがない。このため、医師の力は作業部を介して患部に確実に作用することとなり、円滑な治療を行うことができる。
以下、本発明の根管治療器具を実施するために最良の形態について説明する。本発明の根管治療器具は、医師が操作するハンドルのチャックに把持されて顕微鏡下で行われる根管治療に用いられたとき、顕微鏡の視野を広く確保することを実現し、且つ治療に伴ってシャンクにトルク(作業部に作用する力によってシャンクがチャックに把持された状態で回転しようとする力)が作用しても、このトルクの如何に関わらずチャック内で空回転することを防止し得るようにしたものである。
本発明の根管治療器具は、作業部とシャンクが1本の材からなり、この材を所定の角度で屈折させて構成されている。本発明の根管治療器具に於ける作業部とシャンクとがなす角度は特に限定するものではなく、医師が患部を顕微鏡で監視しつつ治療を行う際に作業部以外の部位が顕微鏡の視野の外に存在し得るような形状であることが必要である。従って、本発明の根管治療器具は、作業部とシャンクとが、Z字状、クランク状或いはく字状に屈折した形状に構成されることが好ましい。
また本発明の根管治療器具は、作業部を患部に押し付けた状態で該作業部の軸心に沿って往復移動(押し引き動作)させることで、根管を治療するものである。このとき、作業部から根管に伝達される力が反作用的にシャンク部に対するトルクとなって作用する。従って、本発明の根管治療器具では、作業部が切刃を有するか否か、作業部に形成される切刃がねじり成形された切刃か切削加工によってスパイラル状に成形された切刃か、等の作業部の形状は何ら限定するものではなく、根管の治療目的に応じて最も適切な形状を持って構成されていれば良い。
例えば、作業部が切刃を有する根管治療器具としては、リーマやKファイル、RTファイルやHファイル、或いはフレアファイル等があり、これらの根管治療器具は、作業部を根管に挿入して擦りつけ、或いは作業部の軸心に沿って往復移動させて根管壁を切削することで目的の治療を行うことが可能である。また、作業部表面にダイヤモンド等の砥粒を固着したファイル等の根管治療器具は、根管口を漏斗状に拡大したり、歯根の上部形成や拡大を行ったりすることが可能である。作業部が切刃を有することのない根管治療器具としては、クレンザーやブローチ、スプレッダー、プラガー等があり、これらの根管治療器具は、作業部を根管に挿入して往復移動させることで、根管内の残留物を抜き取り、或いは根管内の清掃や消毒、根管充填等を行うことが可能である。
上記の如く、本発明では、根管治療器具の機能を限定するものではなく、作業部が根管に挿入されて該根管を擦るように移動しながら、或いは作業部の軸心に沿って往復移動しながら、該根管に対し目的の治療を行えるものであれば適用することが可能である。しかし、中でも、作業部の軸心に沿って往復移動させて根管壁を切削するファイル類は、根管壁に強い力で押し付けて切削するので、その際のトルクがシャンクに伝達されやすいため、特に有効に適用することが可能である。
本発明に於いて、根管治療器具を構成する材料は特に限定するものではなく、根管を治療するのに適した硬度を発揮することが可能な材料であれば良い。このような材料としては、ピアノ線に代表される鋼線や、マルテンサイト系ステンレス鋼やオーステナイト系ステンレス鋼からなる鋼線、或いは形状記憶合金からなる線を選択して用いることが可能である。しかし、前記各材料は夫々の特徴を有するため、これらの特徴を最も生かすことが可能な加工方法を選択することが好ましい。
特に、医療用の器具としては、使用する以前に錆が発生することは好ましくはない。このため、根管治療器具の材料として錆が発生することのないオーステナイト系ステンレス鋼を採用することが好ましい。しかし、この材料では熱処理による硬化を期待し得ないため、加工硬化による硬度を発揮させることが必要となる。従って、オーステナイト系ステンレス鋼の線材を予め設定された減面率で冷間線引き加工することによってオーステナイト組織をファイバ状に伸長させることで、加工硬化を発揮させると共に高い曲げ強度を発揮させることが可能であり、このように冷間加工された材料を用いることが好ましい。このように加工された材料は組織がファイバ状であるため、特に、折れにくいという特性を有しており、上記のように1本の材を屈折させたものでも破断することがほとんどなく、安全に使用することが可能である。
本発明の根管治療器具はシャンクがハンドルに設けたチャックに把持され、該ハンドルを医師が把持して操作することで根管に対する治療が行われる。本発明に於いて、根管治療器具を把持するチャックの構造を限定するものではなく、医師による簡単な操作で確実に根管治療器具のシャンクを把持することが可能で、且つ根管治療器具を把持した状態で医師の操作に容易になじむような構造であれば良い。
軸状の物体を把持し得るチャックとしては、コレットチャックやドリルチャック、或いはスクロールチャック等がある。これらのチャックは、何れも中心軸に沿って複数の爪が配置されており、これらの爪を中心軸に向けて互いに接近させることで、中心軸に一致させて配置した軸状の物体を把持し得るように構成されている。
根管治療器具は作業部の最も細い部分の太みが0.06mm程度で、且つシャンクの太みが約1.0mm程度である。このため、チャックとしては、前記太みを持ったシャンクを正確に中心軸に一致させて把持し得ること、構造が簡単であること、小型化が容易であること、軽量化が容易であること、等を考慮して構成することが好ましい。このため、根管治療器具を操作するハンドルに設けるチャックは、コレットチャックであることが好ましい。
根管治療器具のシャンクは、チャックの構造の如何に関わらず該チャックに把持された状態で空回転することがないように、断面形状が多角形に形成されている。しかし、多角形の形状を問うものではなく、シャンクの断面形状は三角形や四角形或いは六角形、更に、八角形以上の多角形であって良く、またシャンクに平行な二面を形成した鼓状の断面であっても良い。
次に本発明の根管治療器具の好ましい実施例について図を用いて説明する。図1は本実施例に係る根管治療器具の構成を説明する図である。図2はハンドルの構成を説明する図である。
図1は、代表的な根管治療器具としてのファイルAを示している。このファイルAは根管に挿入されて押し引き操作されることで根管壁の切削を行うものであり、作業部1と、シャンク2と、作業部1とシャンク2との間に形成された胴部3と、を有しており、前記作業部1、シャンク2、胴部3が1本の材によって連続して構成されると共に所定の角度で屈折して構成されている。
作業部1は、先端4から予め設定された長さ範囲にわたってテーパ状に構成されている。この作業部1は、ファイルの種類に応じて断面が長方形,三角形或いは四角形のものが提供され、且つ予め設定されたリードを持ってねじり形成されている。そして、各断面の角部分に切刃5が構成されている。従って、作業部1にはねじり形成されている切刃5からなる部分と、作業部1の断面形状を持ったまま直線状に形成されている部分と、によって構成されており、全体として直線状に形成されている。
胴部3は作業部1に連続してシャンク2との間に構成されており、予めファイルAに設定された屈折角度で形成されており、これにより、作業部1とシャンク2を屈折させるものである。胴部3は、断面形状が作業部1の断面形状の如何に関わらず、シャンク2の断面形状と同じ断面形状を持って構成されている。
本実施例では、胴部3は作業部1との間に約90度の角度を持って屈折し、且つシャンク2との間に約150度の角度を持って屈折して構成されている。従って、シャンク2は作業部1に対し約120度の角度を持って屈折していることになる。しかし、作業部1とシャンク2とのなす角は前記角度に限定するものではなく、作業部1の太み(サイズ)や、根管治療器具としての機能等の条件に応じて適宜設定される。
シャンク2は胴部3と連続して構成されており、断面形状がチャックに把持されて治療を行う際に作用するトルクに関わらず、該チャックで空回転を防止し得るように実質的に多角形に構成されている。本実施例では、シャンク2は断面形状が正方形に構成されている。
尚、シャンク2は全長にわたって断面が多角形に形成されている必要はなく、一部が多角形に、他の部分は前記多角形に内接する円形に形成されていても良い。即ち、シャンク2に於ける胴部3との接続部分が多角形に、或いはシャンク2の自由端側が多角形に形成されていても良い。特に、シャンク2の自由端側が多角形に形成されている場合、胴部3の断面形状は作業部1の断面形状と同じか円形であって良い。
次に、上記の如く構成されたファイルAの加工手順について簡単に説明する。先ず、オーステナイト系ステンレス鋼の線を冷間線引き加工することによって、充分に高い硬度を有し且つファイバ状に伸長させた組織を有する線材を構成し、この線材を所定の長さで切断して素材を構成する。前記素材の一方側を研削加工して作業部1に対応する部分をテーパ状に形成すると共に断面を長方形,三角形或いは四角形に形成し、次に、先端4から所定長さ部分にねじり加工を施す。更に、胴部3とシャンク2の一部に対応する部分をプレス加工して正方形に成形し、作業部1,胴部3,シャンク2を連続して直線状に形成した中間製品を構成する。
上記中間製品に対し、胴部3をプレス加工によって予め設定された形状に屈折させることで、作業部1とシャンク2が屈折して構成され、且つ1本の材からなる根管治療器具としてのファイルAを製造することが可能である。
上記の如く構成されたファイルAを把持するチャックを設けたハンドルの構成について図2により説明する。図に示すハンドル10は、医師が保持して操作する本体11を有しており、該本体11の一方側の端部にチャックBが構成されている。
チャックBは、ファイルAのシャンク2を把持する把持部12と、キャップ13とによって構成されており、キャップ13を把持部12に締め付けることでファイルAを把持し、緩めることでファイルAの把持を解除し得るように構成されている。
把持部12は、軸心12aを含んで直交して形成されたスリット14によって4つの把持片12bが形成されており、各把持片12bの自由端側にテーパ部12cが形成され、該テーパ部12cの本体11側にねじ部12dが形成されている。従って、各把持片12aはスリット14によって夫々片持ち梁として構成されている。
キャップ13の内面には、先端側にシャンク2を挿入する穴13aが形成されると共に、把持部12のテーパ部12c,ねじ部12dに対応して、テーパ部13b,ねじ部13cが構成されている。そして、キャップ13のねじ部13cを把持部12のねじ部12dに螺合させることで、テーパ部13bをテーパ部12cに圧接させることが可能なように構成されている。
従って、キャップ13を把持部12に緩く締結させた状態で、穴13aからファイルAのシャンク2を挿入して把持片12bの間に通しておき、キャップ13のねじ部13cを把持部12のねじ部12dに対して締め付けることで、テーパ部13bをテーパ部12cに圧接させて各把持片12bを軸心12a方向に撓ませることで、シャンク2を把持することが可能である。
特に、ファイルAのシャンク2が断面が正方形に構成されているため、該正方形の各角部分を把持部12のスリット14に対向させてキャップ13を締め付けて、チャックBによってファイルAを把持することで、ファイルAのシャンク2は角部分が把持片12bと係合することとなり、シャンク2にトルクが作用した場合であっても、シャンク2の回転が把持面12bによって阻止され、空回転を防止することが可能となる。
尚、上記チャックBとして把持部12を構成する把持片12bが4本の場合について説明したが、この数に限定するものではなく、3本の把持片、6本の把持片によって把持部を構成することも可能なことは当然である。
次に、ファイルAのシャンク2の断面形状の他の例について図3により説明する。同図(a)は、シャンク2の断面形状が三角形である場合を示すものである。このような三角断面のファイルAは、チャックBが3本或いは6本の把持片12bによって構成されるような場合に用いて有利である。
同図(b)は、シャンク2が多数の角を持った所謂菊型の断面形状に構成されたものである。このような断面形状を持ったファイルAでは、チャックBを構成する把持片12bが如何なる数で構成されていても、何れかの角が把持片12bの角に係合することが可能であり、確実に回転を防止することが可能である。
同図(c)は、シャンク2に平行な二つの平面が形成されており、該平面と円弧との組み合わせにより鼓状の断面形状に構成されたものである。このような断面形状を持ったファイルAでは、平面と円弧との交点に角部が形成され、該角部が何れかの保持片12bに係合して回転を防止することが可能である。
上記の如く、ファイルAのシャンク2の断面形状は必ずしも正多角形である必要はなく、実質的に多角形であれば良い。そして、このように実質的に多角形であることから、何れかの角がスリット14に嵌合して把持片12bに係合することが可能となる。このため、ファイルAによって根管の治療を行う際に、シャンク2にトルクが作用しても、ファイルAの回転を防止して確実な治療を行うことが可能となる。
上記した本発明の根管治療器具では、作業部1とシャンク2とが屈折して構成されているため、目的の根管を顕微鏡で視認しつつ治療を施す場合でも、チャックBが作業部1から離隔した位置にあり、該顕微鏡の視野を確保することが可能となる。また根管の治療に伴ってシャンク2にトルクが作用してもチャックBでの空回転を防止することができる。このため、顕微鏡下での治療や、奥歯の治療に用いて有利である。
第1実施例に係る根管治療器具の構成を説明する図である。 ハンドルの構成を説明する図である。 シャンクの断面形状の例を説明する図である。
符号の説明
A ファイル
B チャック
1 作業部
2 シャンク
3 胴部
4 先端
5 切刃
10 ハンドル
11 本体
12 把持部
12a 軸心
12b 把持片
12c テーパ部
12d ねじ部
13 キャップ
13a 穴
13b ねじ部
13c ねじ部
14 スリット

Claims (1)

  1. 先端から所定長さの作業部が形成されると共に該作業部に連続してチャックに保持されるシャンクが形成され且つ前記作業部とシャンクとが屈折して構成された1本の材からなる根管治療器具であって、シャンクの断面が実質的に多角形に形成されることでチャック内での回転を防止し得るように構成されていることを特徴とする根管治療器具。
JP2005249559A 2005-08-30 2005-08-30 根管治療器具 Pending JP2007061286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249559A JP2007061286A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 根管治療器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249559A JP2007061286A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 根管治療器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007061286A true JP2007061286A (ja) 2007-03-15

Family

ID=37924187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005249559A Pending JP2007061286A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 根管治療器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007061286A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011105542A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 マニー株式会社 歯科用根管治療器具及びその製造方法
KR101097900B1 (ko) 2009-08-14 2011-12-23 (주)디엑스엠 치과용 충전기
WO2012011708A2 (ko) * 2010-07-19 2012-01-26 Jang Sung Wook 파일 교환이 가능한 치과 근관 세척용 초음파 전달 장치
KR20180014608A (ko) * 2016-08-01 2018-02-09 김종곤 근관치료용 팁
WO2019139190A1 (ko) * 2018-01-11 2019-07-18 조용식 근관 충전 장치

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101097900B1 (ko) 2009-08-14 2011-12-23 (주)디엑스엠 치과용 충전기
WO2011105542A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 マニー株式会社 歯科用根管治療器具及びその製造方法
JP2011177213A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Manii Kk 歯科用根管治療器具及びその製造方法
WO2012011708A2 (ko) * 2010-07-19 2012-01-26 Jang Sung Wook 파일 교환이 가능한 치과 근관 세척용 초음파 전달 장치
WO2012011708A3 (ko) * 2010-07-19 2012-05-10 Jang Sung Wook 파일 교환이 가능한 치과 근관 세척용 초음파 전달 장치
KR20180014608A (ko) * 2016-08-01 2018-02-09 김종곤 근관치료용 팁
KR101980339B1 (ko) 2016-08-01 2019-05-20 김종곤 근관치료용 팁
WO2019139190A1 (ko) * 2018-01-11 2019-07-18 조용식 근관 충전 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4850867A (en) Endodontic instrument
EP1257225B1 (en) Dental hand instrument
EP3009099B1 (en) Endodontic file
WO2003086223A1 (en) Ultrasonic microtube dental instruments and methods of using same
US7270541B1 (en) Endodontic files having variable helical angle flutes
JP2007061286A (ja) 根管治療器具
JP4269302B2 (ja) 歯科用リーマ
JP4384605B2 (ja) 歯根摘出装置
US9579166B2 (en) Root canal probe tool and method of removing a broken instrument fragment from a root canal
RU2464951C2 (ru) Вращающийся машинный бор для стоматологии
JP2023060161A (ja) 根管治療用の往復動発生具の振動筒、この振動筒を備えた往復動発生具およびキャップ
JP2019531771A (ja) 芯取り器及びその使用方法
US8568142B2 (en) Rotatable endodontic instruments and methods for their manufacture
US10561475B2 (en) Non-circular endodontic instruments
JP2004337588A (ja) 根管から物体を摘出するための歯科医療器具
KR20180064937A (ko) 초음파 근관 세정용 Ni-Ti 합금 파일
EP0626829A1 (en) Endodontic apparatus for retrofill cavity preparation
JP5859820B2 (ja) 抜歯器具
US20030099917A1 (en) Piezoelectric dental scaler apparatus
JP4740294B2 (ja) カッティングバーセット及び破折片除去方法
JP5622540B2 (ja) 根管治療用振動切削工具及び根管治療用振動切削装置
JP2005152621A (ja) 骨用ねじのためのねじ回し
JP2020108857A (ja) 歯科用根管切削具
JP7496071B2 (ja) 歯科用切削器具
US20110207070A1 (en) Orthodontic System